JP4936255B2 - ピストン装置 - Google Patents

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本発明は、ピストンヘッドとピストンロッドをピストンピンによって結合した構造を有し、潤滑油を使用しない無給油式圧縮機等に使用されるピストン装置に関する。
無給油式圧縮機においては従来、図4に示す構造のピストン装置が用いられている。このピストン装置は、有底円筒状のピストンヘッド1と、このピストンヘッド1の側部円筒部内の直径方向に形成されたピストンピン取付部1aに取り付けられた丸棒状のピストンピン2と、このピストンピン2にニードルベアリング3を介して回動可能に取り付けられたピストンロッド4とを主要な構成要素としている。運転中におけるピストンピン2の周方向への回転と、ピストンピン2の挿入方向またはその逆方向への抜け出しを防止するため、ピストンピン取付部1aにはピストンピン固定用ネジ穴1bが間隔Xを有して2ヶ所設けられ、ピストンピン2には円錐形のトガリ穴5が同じく間隔Xを有して2ヶ所設けられている。円錐形のトガリ先を有するピストンピン固定用ネジ6をピストンピン固定用ネジ穴1bから挿入し、ピストンピン2のトガリ穴5に突き当たるようにねじ込み固定してある(特許文献1)。
実開昭57−117455号公報
上記従来のピストン装置においては、ピストンピン固定用ネジ穴1b,1b間の間隔とピストンピン2のトガリ穴5,5間の間隔が同一でなければ、ピストンピン固定用ネジ6を締め込んでも芯ずれが発生し十分な固定ができない。また、ピストンピン取付部1aおよびピストンピン2のネジ間の間隔を同じにすることは、それぞれを別々に作製することと高い加工精度が必要となり容易なことではない。さらにピストンピン固定用ネジ6を締め込む際、ピストンピン2のトガリ穴5の位置が目視できず手探りにより締め込みを行うため組立作業性が悪く、場合によっては固定用ネジ6がピストンピン2のトガリ穴5へ突き当たらずに組み付けられてしまうこともありうる。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、高い加工精度を必要とせず、組立作業性が良く、ピストンヘッドにピストンピンを確実に固定することのできるピストン装置を提供することにある。
上記課題を達成するために請求項1の発明は、有底円筒状のピストンヘッドと、このピストンヘッドの円筒部内の直径方向に形成されたピストンピン取付部に固定されたピストンピンと、このピストンピンに回動可能に取り付けられたピストンロッドとを備え、前記ピストンピンは中空丸棒からなって側部に穿設された貫通穴を有し、前記ピストンピン取付部に設けられたピストンピン固定用ネジ穴と前記貫通穴を通して挿入され前記貫通穴の反対側のピストンピン内壁に当接するピストンピン固定用ネジによって前記ピストンピン取付部に固定されている構成とする。
請求項2の発明は、前記ピストンピン内壁の前記ピストンピン固定用ネジが当接する部分にザグリ穴が形成され、前記ピストンピン固定用ネジの先端面は平らである構成とする。
請求項3の発明は、前記ピストンピン固定用ネジの先端部はピン形状であり、根元部はネジ形状である構成とする。
本発明によれば、高い加工精度を必要とせず、組立作業性が良く、ピストンヘッドにピストンピンを確実に固定することのできるピストン装置を提供することができる。
以下に本発明の3つの実施の形態を図1,2,3を参照して説明する。図4を用いて説明した従来のピストン装置と同じ部分には同じ符号を付して説明を省略する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態のピストン装置は、図1に示すように、ピストンピン2は中空の丸棒とし、従来トガリ穴5であった部位に貫通穴7を設けて、ピストンピン内径上部に平底のザグリ穴8を形成し、ピストンピン取付部1aのピストンピン固定用ネジ穴1bからピストンピン固定用ネジ6aを貫通させ、ザグリ穴8をピストンピン固定用ネジ6aが押し付ける形で固定した構成である。貫通穴7はネジ加工のない単純な穴である。
貫通穴7とザグリ穴8の中心は同心上にあり、径の大きさはピストンピン固定用ネジ6aがスムーズに挿入でき、ピストンピン取付部1aのピストンピン固定用ネジ穴1b,1bの加工公差を許容できる大きさとする。ピストンピン固定用ネジ6aは、先端面が平らなものとしピストンピン2のザグリ穴8に対し均一に面当りするものとする。
組立方法は、先ずピストンピン取付部1aにピストンピン2を挿入するが、その際ピストンピン2の貫通穴7がピストンピン取付部1aのピストンピン固定用ネジ穴1bにほぼ重なるように挿入する。ピストンピン2が中空であるため、貫通穴7の位置を目視確認しながら行う。
次に先平のピストンピン固定用ネジ6aをピストンピン固定用ネジ穴1bからねじ込み、ピストンピン2の貫通穴7を通らせる。この時点でもう一方のピストンピン固定用ネジ穴1bと貫通穴7は位置決めができているため容易にねじ込むことができる。その後、両方のピストンピン固定用ネジ6aを規定のトルクで締め込み、組立完了となる。
本実施の形態のピストン装置は、ピストンピン2が中空となっているため、端部よりピストンピン固定用ネジ6aが目視確認でき、作業性がよく組み付け不良を防止できる。また中空とした分、ピストンピン装置の軽量化につながる。先端が平らなピストンピン固定用ネジ6aがピストンピン2の2ヶ所のザグリ穴8を面押しすることにより、従来と同様にピストンヘッド1にピストンピン2が固定され、且つピストンピン2の片側の側壁に固定用ネジ6aが貫通していることにより、運転中におけるピストンピン周方向への回転と、ピストンピン挿入方向、またはその逆方向への抜け出しを防止することができる。
またピストンピン固定用ネジ6aに緩みが生じるようなことがあっても、ピストンピン固定用ネジ6aがピストンピン2の貫通穴7から抜けきらない限り、ピストンピン2のピストンピン周方向への回転と、ピストンピン挿入方向、またはその逆方向への抜け出しを防止できるので、問題が生じるまでの時間が延長し安全性が向上する。
さらに、2ヶ所のピストンピン固定用ネジ穴1bの加工は左右同形状であるため工作性がよく、間隔Xの加工精度の裕度が増すことから生産性が向上する。
(第2の実施の形態)
本実施の形態のピストン装置は、図2に示すように、部位により形状が異なり、組み付け時にピストンピン取付部1aのピストンピン固定用ネジ穴1bに位置するところ(根元部)はネジ形状とし、ピストンピン2に位置する部位(先端部)は根元部より小径のストレートなピン形状としたピストンピン固定用ネジ6bを用いた構成である。その他の構成は第1の実施の形態と同じである。
このピストン装置の組立方法は、部位により形状が異なるピストンピン固定用ネジ6bをピストンピン取付部1aのピストンピン固定用ネジ穴1bから差し込み、貫通穴7をピストンピン固定用ネジ6bのピン形状の先端部が入りきるとネジ形状の根元部によりピストンピン固定用ネジ穴1bにねじ込む。
本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果が得られるほか、ピストンピン固定用ネジ6bの先端部は根元部よりも小径であるため、ピストンピン固定用ネジ部1bおよびピストンピン2の貫通穴7を通し易く、先端部は差し込むだけでよいため、ねじ込む時間が短縮され組立性が向上する。
(第3の実施の形態)
本実施の形態のピストン装置は、図3に示すように、2本使用するピストンピン固定用ネジのうち、1本は全長にわたってネジを形成した固定用ネジ6aとし、他の1本は、第2の実施の形態で用いた先端部がピン形状、根元部がネジ形状の固定用ネジ6bとした構成である。
本実施形態によっても、ピストンピン固定用ネジをねじ込む時間が短縮され組立性が向上する効果が得られる。
本発明の第1の実施の形態のピストン装置を示し、(a)はピストンピン、(b)は組立途中、(c)は組立完了時の構成を示す断面図。 本発明の第2の実施の形態のピストン装置を示し、(a)はピストンピン、(b)は組立途中、(c)は組立完了時の構成を示す断面図。 本発明の第3の実施の形態のピストン装置を示し、(a)はピストンピン、(b)は組立途中、(c)は組立完了時の構成を示す断面図。 従来のピストン装置を示し、(a)はピストンピン、(b)は組立途中、(c)は組立完了時の構成を示す断面図。
符号の説明
1…ピストンヘッド、1a…ピストンピン取付部、1b…ピストンピン固定用ネジ穴、2…ピストンピン、3…ニードルベアリング、4…ピストンロッド、5…トガリ穴、6,6a,6b…ピストンピン固定用ネジ、7…貫通穴、8…ザグリ穴。

Claims (3)

  1. 有底円筒状のピストンヘッドと、このピストンヘッドの円筒部内の直径方向に形成されたピストンピン取付部に固定されたピストンピンと、このピストンピンに回動可能に取り付けられたピストンロッドとを備え、前記ピストンピンは中空丸棒からなって側部に穿設された貫通穴を有し、前記ピストンピン取付部に設けられたピストンピン固定用ネジ穴と前記貫通穴を通して挿入され前記貫通穴の反対側のピストンピン内壁に当接するピストンピン固定用ネジによって前記ピストンピン取付部に固定されていることを特徴とするピストン装置。
  2. 前記ピストンピン内壁の前記ピストンピン固定用ネジが当接する部分にザグリ穴が形成され、前記ピストンピン固定用ネジの先端面は平らであることを特徴とする請求項1に記載のピストン装置。
  3. 前記ピストンピン固定用ネジの先端部はピン形状であり、根元部はネジ形状であることを特徴とする請求項1または2に記載のピストン装置。
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