JP2010248970A - ピストン装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ピストンピン取付部に開ける固定ネジ穴の間隔と、ピストンピンに加工する固定ネジ先端部の突当る穴または窪みの間隔を高い精度で加工しなくても組み立て作業性が良いピストン装置を得ること。
【解決手段】ピストンヘッド1にピストンピン2を介してピストンロッド4を回動可能に取り付けたピストン装置10において、ピストンピン2は、中空丸棒状に構成されるとともに、外周部の2箇所に固定ネジ先端部が突き当たる突当り部51、5Xを設け、この2箇所の突当り部のうち、少なくとも1箇所5Xを小径貫通孔を有するトガリ穴もしくはザグリ穴とし、ピストンピン取付部1a1、1a2に設けられたピストンピン固定ネジ穴1b1、1b2にネジ込まれたピストンピン固定ネジ61、6Xによって前記ピストンピン取付部に固定されるとともに、組立時に前記ピストンピン固定ネジの先端部の一部が前記トガリ穴もしくはザグリ穴の小径貫通孔hから内周面に露出するようにしたことを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】ピストンヘッド1にピストンピン2を介してピストンロッド4を回動可能に取り付けたピストン装置10において、ピストンピン2は、中空丸棒状に構成されるとともに、外周部の2箇所に固定ネジ先端部が突き当たる突当り部51、5Xを設け、この2箇所の突当り部のうち、少なくとも1箇所5Xを小径貫通孔を有するトガリ穴もしくはザグリ穴とし、ピストンピン取付部1a1、1a2に設けられたピストンピン固定ネジ穴1b1、1b2にネジ込まれたピストンピン固定ネジ61、6Xによって前記ピストンピン取付部に固定されるとともに、組立時に前記ピストンピン固定ネジの先端部の一部が前記トガリ穴もしくはザグリ穴の小径貫通孔hから内周面に露出するようにしたことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、ピストンヘッドとピストンロッドをピストンピンによって結合した構造を有し、特に潤滑油を使用しない無給油式圧縮機等に使用されるピストン装置に関する。
無給油式圧縮機においては従来、図5に示す構造のピストン装置10が用いられている。このピストン装置10は、特許文献1に記載されているものとほぼ同じ内容であり、有底円筒状のピストンヘッド1と、このピストンヘッド1の内部に直径方向に形成された一対の筒状のピストンピン取付部1a1および1a2に嵌合された丸棒状のピストンピン2と、このピストンピン2にニードルベアリング3を介して回動可能に取り付けられたピストンロッド4とを主要な構成要素としている。
そして、ピストン装置10が図示しないシリンダ内を上下動中、ピストンピン2が周方向に回転すること、およびピストンピン2が挿脱方向ヘの抜け出すことを防止するために、ピストンピン取付部1a1および1a2に間隔Lを隔ててそれぞれピストンピン固定ネジ穴1b1および1b2をそれぞれ設け、一方、ピストンピン2の外周面には同じ間隔Lで円錐形に窪んだトガリ穴51および52を設け、さらに、ピストンピン固定ネジ61および62の先端部に設けてある円錐形の卜ガリ先tをピストンピン固定ネジ穴1b1および1b2から挿入し、卜ガリ先tがピストンピン2のトガリ穴51および52に突き当たるようにネジ込み固定している。
上記のように構成された従来のピストン装置においては、ピストンピン固定ネジ穴1b1、1b2の間隔Lと、ピストンピン2の外周面に設けたトガリ穴51および52の間隔Lが同一でなければ、ピストンピン固定ネジ61および62を締め込んだとしても芯ずれが発生し、十分に固定することができない。
また、ピストンピン固定ネジ穴1b1、1b2およびピストンピン2のトガリ穴51、52の間隔を同じにすることは、それぞれを別々に製作することと高い加工精度が必要となり容易なことではない。
さらに、ピストンピン固定ネジ61、62を締め込む際、ピストンピン2のトガリ穴51、52の位置が目視できず手探りにより締め込みを行うため組み立て作業性が悪く、場合によっては固定ネジ61、62のトガリ先tがピストンピン2のトガリ穴51、52へ突き当たらずに組み付けられてしまうこともあり得る。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、ピストンピン取付部に加工する固定ネジをネジ込む穴の間隔と、ピストンピンに設けた固定ネジ先端部の突き当たる穴の間隔とを高い精度で加工する必要がなく、かつ、組み立て作業性が良く、ピストンヘッドにピストンピンを確実に固定することのできるピストン装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に係る発明は、有底円筒状のピストンヘッドと、このピストンヘッドの円筒部内の直径方向に形成されたピストンピン取付部に固定されたピストンピンと、このピストンピンに回動可能に取り付けられたピストンロッドとを備えたピストン装置において、前記ピストンピンは、中空丸棒状に構成されるとともに、外周部の2箇所に固定ネジ先端部が突き当たる突当り部を設け、この2箇所の突当り部のうち、少なくとも1箇所を小径貫通孔を有するトガリ穴もしくはザグリ穴とし、前記ピストンピン取付部に設けられたピストンピン固定ネジ穴にネジ込まれたピストンピン固定ネジによって前記ピストンピン取付部に固定されるとともに、組立時に前記ピストンピン固定ネジの先端部の一部が前記トガリ穴もしくはザグリ穴の小径貫通孔から内周面に露出するようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、高い加工精度を必要とせずに組み立て作業性が良く、かつ、ピストンヘッドにピストンピンを確実に固定することのできるピストン装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、図5で説明した従来のピストン装置と同じ部分には同じ符号を付して説明を適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明に係る第1の実施形態のピストン装置を示す図である。
本発明に係る第1の実施形態のピストン装置10は、図1に示すように、ピストンピン2を従来の中実の丸棒に替えて中空丸棒状とし、また、従来ピストンピン2の外周面に2個設けていたトガリ穴51および52のうちの一方(図1の場合は右側)のトガリ穴52を、円錐形に窪んだ、すなわち貫通孔を持たないトガリ穴に替えて中心部に小径貫通孔hを有する座繰り(ザグリ)穴5X(以下、貫通ピン孔付ザグリ穴5Xと称する)とした点が従来技術と異なっている。
なお、トガリ穴、ザグリ穴等は、固定ネジの先端部が突き当たる部位であることから、本発明では、突当り部と称する場合がある。
図1は、本発明に係る第1の実施形態のピストン装置を示す図である。
本発明に係る第1の実施形態のピストン装置10は、図1に示すように、ピストンピン2を従来の中実の丸棒に替えて中空丸棒状とし、また、従来ピストンピン2の外周面に2個設けていたトガリ穴51および52のうちの一方(図1の場合は右側)のトガリ穴52を、円錐形に窪んだ、すなわち貫通孔を持たないトガリ穴に替えて中心部に小径貫通孔hを有する座繰り(ザグリ)穴5X(以下、貫通ピン孔付ザグリ穴5Xと称する)とした点が従来技術と異なっている。
なお、トガリ穴、ザグリ穴等は、固定ネジの先端部が突き当たる部位であることから、本発明では、突当り部と称する場合がある。
本実施形態では、ピストンピン固定ネジのうち図示左側のトガリ穴51に対応するものは、従来装置と同じ円錐形のトガリ先tを有するピストンピン固定ネジ61を用意する。一方、貫通ピン孔付ザグリ穴5Xに対応するものは、先端中心部にストレートなピン先pを有し、ピン先pの根元は平らな形状のピストンピン固定ネジ6Xを用意する。なお、このピストンピン固定ネジ6Xのピン先pがピン貫通孔hに挿入されたとき、ピン先p根元の平らな面がザグリ穴に対し均一に面当たりするようになっている。
そして、ピストンピン取付部1a1、1a2に設けたピストンピン固定ネジ穴1b1および1b2からそれぞれピストンピン固定ネジ61および6Xをネジ込み、トガリ穴51にピストンピン固定ネジ61のトガリ先tを押し付けるようにして固定し、貫通ピン孔付ザグリ穴5Xにピストンピン固定ネジ6Xを押し付けるようにして固定する。
この場合、貫通ピン孔付ザグリ穴5Xのザグリ穴径およびピン孔径の大きさは、ピストンピン固定ネジ6Xがスムーズに挿入でき、ピストンピン取付部1a1、1a2のピストンピン固定ネジ穴1b1、1b2の、加工公差を許容できる大きさとする。
以下、本実施形態のピストン装置10の組み立て方法について説明する。
先ず、ピストンヘッド1内部に形成されている一対の筒状のピストンピン取付部1a1、1a2に対してピストンピン2を挿入するに際し、ピストンピン2の貫通ピン孔付ザグリ穴5Xと、ピストンピン取付部1a2のピストンピン固定ネジ穴1b2とがほぼ重なる(一致する)ように挿入する。
この場合、ピストンピン2は中空に形成されているため、貫通ピン孔付ザグリ穴5Xの位置を目視により確認しながら行うことができる。
先ず、ピストンヘッド1内部に形成されている一対の筒状のピストンピン取付部1a1、1a2に対してピストンピン2を挿入するに際し、ピストンピン2の貫通ピン孔付ザグリ穴5Xと、ピストンピン取付部1a2のピストンピン固定ネジ穴1b2とがほぼ重なる(一致する)ように挿入する。
この場合、ピストンピン2は中空に形成されているため、貫通ピン孔付ザグリ穴5Xの位置を目視により確認しながら行うことができる。
次に、ピストンピン固定ネジ6Xをピストンピン固定ネジ穴1b2からネジ込み、ピストンピン2の貫通ピン孔付ザグリ穴5Xにピストンピン固定ネジ6Xのピン先pがピストンピン2の内周面に若干露出したことを目視によって確認したうえで仮締めを行う。
この時点でピストンピン固定ネジ穴1b1とトガリ穴51は既に位置決めされているため、ピストンピン固定ネジ61を容易にネジ込むことができる。その後、ピストンピン固定ネジ61を規定のトルクで締め込み、次に最初にネジ込んだピストンピン固定ネジ6Xを規定のトルクで締め込み、組み立て完了となる。
以上述べたように、本実施形態のピストン装置10によれば、ピストンピン2が中空となっているため、ピストンピン固定ネジ6Xのピン先pがピストンピン2の内周面に若干露出したことを目視によって確認することができ、作業性がよく、組み付け不良を防止できる。
また、ピストンピン2を中空とした分ピストン装置10の軽量化につながる。さらに、ピン先pの根元が平らなピストンピン固定ネジ6Xと、トガリ先tを有するピストンピン固定ネジ61とがピストンピンの外周面側から2ヶ所の穴51、5Xを押し付けるので、従来と同様にピストンヘッド1にピストンピン2が固定され、且つピストンピン2をピストンピン固定ネジ6Xのピン先pが貫通していることにより、運転中におけるピストン周方向ヘの回転と、ピストンピン挿入方向、またはその逆方向ヘの抜け出しを防止することができる。
また、ピストンピン固定ネジ61および6Xに緩みが生じるようなことがあっても、ピストンピン固定ネジ6Xがピストンピン2の貫通ピン孔付ザグリ穴5Xから抜けきらない限り、ピストンピン2のピストン周方向の回転と、ピストンピン挿脱方向ヘの抜け出しを防止できるので問題が生じるまでの時間が延長し安全性が向上する。
(第2の実施形態)
図2は、本発明に係る第2の実施形態のピストン装置を示す図である。
本実施形態のピストン装置が第1の実施形態と相違する点は、ピストンピン2とピストンピン取付部1a1、1a2との固定方法にあり、それ以外は同じである。
図2は、本発明に係る第2の実施形態のピストン装置を示す図である。
本実施形態のピストン装置が第1の実施形態と相違する点は、ピストンピン2とピストンピン取付部1a1、1a2との固定方法にあり、それ以外は同じである。
すなわち、本実施形態のピストン装置10は、図2に示すように、図1ではトガリ穴51であった部位を貫通ピン孔のない平らな窪み状のザグリ穴5Yに置き換えるとともに、図1の円錐形の卜ガリ先tを有するピストンピン固定ネジ61を、先端が平らなピストンピン固定ネジ6Yに置き換えたものである。
本実施形態の組立方法および効果は第1の実施形態と同じなので説明を省略する。
本実施形態の組立方法および効果は第1の実施形態と同じなので説明を省略する。
(第3の実施形態)
図3は、本発明に係る第3の実施形態のピストン装置を示す図である。
本発明に係る第3の実施形態のピストン装置10が第1の実施形態と異なる点は、ピストンピン2とピストンピン取付部1a1、1a2との固定方法にあり、それ以外は同じである。
図3は、本発明に係る第3の実施形態のピストン装置を示す図である。
本発明に係る第3の実施形態のピストン装置10が第1の実施形態と異なる点は、ピストンピン2とピストンピン取付部1a1、1a2との固定方法にあり、それ以外は同じである。
すなわち、本実施形態のピストン装置10は図3において、第1の実施形態(図1)ではピストンピン2の図示左側に設けられていた窪み状のトガリ穴51を、穴中心部に小径の貫通孔を有する貫通トガリ穴5Zに置き換え、また、図示右側に設けられていた貫通ピン孔付ザグリ穴5Xを、貫通ピン孔のない平らな窪み状のザグリ穴5Yに置き換え、さらに、先端中心部にピン先pを有するピストンピン固定ネジ6Xを、先端部がピストンピン2のザグリ穴5Yに対して均一に面あたりするように平らに加工されたピストンピン固定ネジ6Yに置き換えたものである。
なお、ピストンピン固定ネジ穴1b1にネジ込むピストンピン固定ネジ6Zは前述の固定ネジ61と比べ先端部の形状に変化は無いが、トガリ先tがピストン装置10の組み立ての際に目視できるように貫通トガリ穴5Zからピストンピンの内周面に若干露出する程度にネジ長を長くしてある。
この場合、貫通トガリ穴5Zと平らな窪み状のザグリ穴5Yの穴径の大きさは、ピストンピン固定ネジ6Zおよび6Yがスムーズに挿入でき、ピストンピン取付部1a1、1a2のピストンピン固定ネジ穴1b1、1b2の加工公差を許容できる大きさとする。
以下、本実施形態におけるピストン装置10の組み立て方法について説明する。
先ず、ピストンヘッド1内部に形成されている一対の筒状のピストンピン取付部1a1、1a2に対してピストンピン2を挿入するに際し、ピストンピン2の貫通トガリ穴5Zと、ピストンピン取付部1a1のピストンピン固定ネジ穴1b1とがほぼ重なる(一致する)ように挿入する。
この場合もピストンピン2は中空に形成されているため、貫通トガリ穴5Zの位置を目視確認しながら行うことができる。
先ず、ピストンヘッド1内部に形成されている一対の筒状のピストンピン取付部1a1、1a2に対してピストンピン2を挿入するに際し、ピストンピン2の貫通トガリ穴5Zと、ピストンピン取付部1a1のピストンピン固定ネジ穴1b1とがほぼ重なる(一致する)ように挿入する。
この場合もピストンピン2は中空に形成されているため、貫通トガリ穴5Zの位置を目視確認しながら行うことができる。
次に、ピストンピン固定ネジ6Zをピストンピン固定ネジ穴1b1からネジ込み、ピストンピン2の貫通トガリ穴5Zにピストンピン固定ネジ6Zのトガリ先tがピストンピンの内周面に若干露出したことを目視で確認した上で規定のトルクで締め込む。この時点ではもう一方のピストンピン固定ネジ穴1b2とザグリ穴5Yは既に位置決めされているためピストンピン固定ネジ6Yを規定のトルクで締め込み、組み立て完了となる。
以上述べたように、本実施形態のピストン装置10によれば、ピストンピン2が中空となっているため、ピストンピン固定ネジ6Zのトガリ先tがピストンピンの内周面に若干露出したことを目視で確認することができ、仮締め作業を必要としないために作業性がよく、組み付け不良を防止できる。
また、ピストンピン2を中空とした分ピストン装置10の軽量化につながる。トガリ先tのピストンピン固定ネジ6Zと先端が平らなピストンピン固定ネジ6Yがピストンピン2の2ケ所の穴5Z、5Yを押し付けることにより、従来と同様にピストンヘッド1にピストンピン2が固定され、且つピストンピン2にピストンピン固定ネジ6Zのトガリ先tの先端が貫通していることにより、運転中におけるピストン周方向ヘの回転と、ピストンピン挿入方向、またはその逆方向ヘの抜け出しを防止することができる。
また、ピストンピン固定ネジ6Zおよび6Yに緩みが生じるようなことがあっても、ピストンピン固定ネジ6Zがピストンピン2の貫通トガリ穴5Zから抜けきらない限り、ピストンピン2のピストン周方向の回転と、ピストンピン挿脱方向ヘの抜け出しを防止できるので問題が生じるまでの時間が延長し安全性が向上する。
(第4の実施形態)
図4は、本発明に係る第4の実施形態のピストン装置を示す図である。
本実施形態のピストン装置が第3の実施形態と相違する点は、ピストンピン2とピストンピン取付部1a1、1a2との固定方法にあり、それ以外は同じである。
図4は、本発明に係る第4の実施形態のピストン装置を示す図である。
本実施形態のピストン装置が第3の実施形態と相違する点は、ピストンピン2とピストンピン取付部1a1、1a2との固定方法にあり、それ以外は同じである。
すなわち、本実施形態のピストン装置10は、図4に示すように、図示右側に設けた穴をザグリ穴5Yに替えて、図1で説明した貫通ピン孔付ザグリ穴5Xを採用した構成したものであり、その他の構成は図3で示した第3の実施形態と同じである。
本実施形態によれば、第3の実施形態と同様の効果が得られるほか、ピストンピン固定ネジ6Zのトガリ先tと、ピストンピン固定ネジ6Xのピン先pの両方がピストンピン2の内周面から若干露出したことを目視によって確認することができ、より確実に組み付け不良を防止できる。
またピストンピン固定ネジ6Zおよび6Xに緩みが生じるようなことがあっても、ピストンピン固定ネジ6Zおよび6Xの両方がピストンピン2の貫通トガリ穴5Zおよび貫通ピン孔付ザグリ穴5Xから抜けきらない限り、ピストンピン2のピストン周方向の回転と、ピストンピン挿入方向、またはその逆方向ヘの抜け出しを防止できるので問題が生じるまでの時間がより延長でき安全性が向上する。
1…ピストンヘッド、1a1、1a2…ピストンピン取付部、1b1、1b2…ピストンピン固定ネジ穴、2…ピストンピン、3…ニードルベアリング、4…ピストンロッド、51…トガリ穴、5X…貫通ピン孔付ザグリ穴、5Y…ザグリ穴、5Z…貫通トガリ穴、61、6X、6Y、6Z…ピストンピン固定ネジ、10…ピストン装置。
Claims (5)
- 有底円筒状のピストンヘッドと、このピストンヘッドの円筒部内の直径方向に形成されたピストンピン取付部に固定されたピストンピンと、このピストンピンに回動可能に取り付けられたピストンロッドとを備えたピストン装置において、
前記ピストンピンは、中空丸棒状に構成されるとともに、外周部の2箇所に固定ネジ先端部が突き当たる突当り部を設け、この2箇所の突当り部のうち、少なくとも1箇所を小径貫通孔を有するトガリ穴もしくはザグリ穴とし、前記ピストンピン取付部に設けられたピストンピン固定ネジ穴にネジ込まれたピストンピン固定ネジによって前記ピストンピン取付部に固定されるとともに、組立時に前記ピストンピン固定ネジの先端部の一部が前記トガリ穴もしくはザグリ穴の小径貫通孔から内周面に露出するようにしたことを特徴とするピストン装置。 - 前記ピストンピンは、2箇所のネジ先端部が突き当たる突当り部として、小径貫通孔を持たないトガリ穴と、小径貫通孔を有するザグリ穴とを設けたことを特徴とする請求項1に記載のピストン装置。
- 前記ピストンピンは、2箇所のネジ先端部が突き当たる突当り部として、小径貫通孔を持たないザグリ穴と、小径貫通孔を有するザグリ穴とを設けたことを特徴とする請求項1に記載のピストン装置。
- 前記ピストンピンは、2箇所のネジ先端部が突き当たる突当り部として、小径貫通孔を有するトガリ穴と、小径貫通孔を持たないザグリ穴とを設けたことを特徴とする請求項1に記載のピストン装置。
- 前記ピストンピンは、2箇所のネジ先端部が突き当たる突当り部として、小径貫通孔を有するトガリ穴と、小径貫通孔を有するザグリ穴とを設けたことを特徴とする請求項1に記載のピストン装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009098104A JP2010248970A (ja) | 2009-04-14 | 2009-04-14 | ピストン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009098104A JP2010248970A (ja) | 2009-04-14 | 2009-04-14 | ピストン装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010248970A true JP2010248970A (ja) | 2010-11-04 |
Family
ID=43311575
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009098104A Pending JP2010248970A (ja) | 2009-04-14 | 2009-04-14 | ピストン装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2010248970A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017022716A1 (ja) * | 2015-08-04 | 2017-02-09 | サンデン・エンバイロメントプロダクツ株式会社 | ピストンアセンブリ及びこれを備えた往復動圧縮機 |
-
2009
- 2009-04-14 JP JP2009098104A patent/JP2010248970A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2017022716A1 (ja) * | 2015-08-04 | 2017-02-09 | サンデン・エンバイロメントプロダクツ株式会社 | ピストンアセンブリ及びこれを備えた往復動圧縮機 |
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