JP2008298267A - ステアリング用ジョイントのシャフトクランプ - Google Patents

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健太 山崎
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実 石島
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【課題】ステアリング用ジョイントのシャフトクランプのボルトに曲げ応力が加わらないようにする。
【解決手段】ステアリング用ジョイントのシャフトクランプ10は、ステアリング用ジョイントに一体的に作りつけたスリット付きソケット12と、ソケット12から半径方向に張り出しスリット18を介して向かい合った一対のアーム16a,16bとからなり、ソケット12内にシャフト30を挿入して一対のアーム16a,16bをボルト28で締め付けることによりステアリング用ジョイントとシャフト30を締結するようにしたもので、一対のアーム16a,16bのうちの一方(16a)に、通し孔24aに垂直な平面に対して所定の角度αだけ傾斜した座面26が設けてある。
【選択図】図1

Description

この発明は自動車のステアリング用ジョイントに関し、より詳しくは、そのシャフトとの締結部すなわちシャフトクランプの構造に関する。
特許文献1に記載されたものを例にとって従来のステアリング用ジョイントを説明すると、図6(A)に示すように、ステアリング用ジョイントは、内側継手部材40と、外側継手部材42と、トルク伝達要素としてのボール44と、ボール保持器46と、防塵ブーツ48とを主要な構成要素としている。そして、内側継手部材40と外側継手部材42は、それぞれ、シャフト(入力軸または出力軸)の端部を受け入れて結合するためのシャフトクランプ50を備えている。
各シャフトクランプ50は、図6(B)に示すように、シャフト(図示せず)のセレーション(またはスプライン。以下、同じ。)軸を受け入れるセレーション孔をもったソケット60と、ソケット60から半径方向に張り出した一対のアーム54とを含んでいる。一対のアーム54はスリット52を挟んで対向しており、このスリット52はセレーション孔にまで達している。したがって、ソケット60は弾性変形が可能であり、スリット52を狭める方向に一対のアーム54をボルト(図示せず)で締結することにより、ステアリング用ジョイントとシャフトとが結合される。一対のアーム54の一方にはめねじ孔56が、他方には通し孔58が、同軸で形成してある。ボルトを通し孔58側から挿入し、ねじ孔56にねじ込んで締め付けることにより、スリット52の間隔が狭まり、ステアリング用ジョイントとシャフトとが結合される。
特開2000−257645号公報
従来のステアリング用ジョイントのシャフトクランプは、一対のアームをボルトで締結することによりソケットを弾性変形させてシャフトとの嵌合部のすきまをなくし、がたのない嵌合を得るようにしている。しかしながら、締め付け時の変形により、ボルトの座面と接触するアームの受け面とボルトの軸線が垂直でなくなり、その結果、ボルトに曲げ応力が働くことになる。ボルトを締めすぎた場合、ボルトには締め付けによる引張応力に加え、大きな曲げ応力が加わることになり、ボルトが曲げ方向に塑性変形したり、遅れ破壊の原因となることがある。
この発明の目的は、ステアリング用ジョイントのシャフトクランプを改良してボルトに曲げ応力が加わらないようにすることにある。
この発明は、ステアリング用ジョイントに一体的に作りつけたスリット付きソケットと、前記ソケットから半径方向に張り出し前記スリットを介して向かい合った一対のアームとからなり、前記ソケット内にシャフトを挿入して前記一対のアームをボルトで締結することによりステアリング用ジョイントとシャフトを結合するようにしたステアリング用ジョイントのシャフトクランプであって、前記一対のアームのうちの一方に、通し孔の軸線に垂直な平面に対して所定の角度傾斜した座面が設けてあることを特徴とするものである。
請求項2の発明は、請求項1のステアリング用ジョイントのシャフトクランプにおいて、前記一対のアームのうち一方のアームにボルト通し孔を形成し、他方のアームにめねじ孔を形成したことを特徴とするものである。この場合、ボルトを通し孔から挿入してめねじ孔にねじ込んで締め付ける。
請求項3の発明は、請求項1のステアリング用ジョイントのシャフトクランプにおいて、前記一対のアームのうち一方のアームにボルト通し孔を形成し、他方のアームに通し孔を形成したことを特徴とするものである。この場合、一方のアームの通し孔から挿入して他方のアームの通し孔から突出したボルトの先端に別体のナットを締め付ける。
請求項4の発明は、請求項3のステアリング用ジョイントのシャフトクランプにおいて、前記他方のアームの通し孔の外側端部にめねじ部材を圧入したことを特徴とするものである。この場合、あらかじめめねじ部材を圧入して固着してあるため、一方のアームの通し孔からボルトを挿入すると先端がめねじ部材のめねじに進入する。
請求項5の発明は、請求項1から4のいずれか1項のステアリング用ジョイントのシャフトクランプにおいて、前記一方のアームの外側面が通し孔の軸線に垂直な平面に対して所定の角度傾斜していることを特徴とするものである。
請求項6の発明は、請求項5のステアリング用ジョイントのシャフトクランプにおいて、前記座面が、前記一方のアームの外側面に切削加工により形成してあることを特徴とするものである。
請求項7の発明は、請求項5のステアリング用ジョイントのシャフトクランプにおいて、前記一方のアームの外側面がそのまま前記座面となることを特徴とするものである。
請求項8の発明は、請求項1から7のいずれか1項のステアリング用ジョイントのシャフトクランプにおいて、ボルトの締め付け前後を通じて、前記ボルト通し孔とボルトとの間に所定のすきまが存在することを特徴とするものである。
この発明によれば、ボルト座面を、ボルト通し孔の軸線に垂直な平面に対して所定角度傾斜させておくことにより、所定の締め付け力でボルトを締め付けてシャフトクランプのアームが変形したときに、ボルトの軸線とボルト座面とが垂直となり、ボルト締め付け後のボルトは曲がりや遅れ破壊を伴うような大きな曲げ応力を受けることがなくなる。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
なお、この発明はステアリング用ジョイントのシャフトクランプを対象とするもので、ジョイント自体のタイプは問わない。図6を参照して既に述べたように、ステアリング用ジョイントに一体的に作りつけたスリット付きソケットと、そのソケットから半径方向に張り出しスリットを介して向かい合った一対のアームとからなり、ソケット内にシャフトを挿入して一対のアームをボルトで締結することによりステアリング用ジョイントとシャフトを結合するようにしたシャフトクランプを有するステアリング用ジョイントであれば、ジョイント自体のタイプを問わず適用することができる。ステアリング用ジョイントとしては、図6に示したタイプのほか、図7(A)に示すようなカルダンジョイントを利用したものや、図7(B)に示すようなボールタイプの等速自在継手を利用したものもある。
図1(A)(B)に示すように、ステアリング用ジョイントのシャフトクランプ10は、ステアリング用ジョイントに一体的に作りつけた、シャフト(図示せず)のセレーション軸を受け入れるセレーション孔14をもったソケット部分12と、ソケット部分12から半径方向に張り出した一対のアーム部分16a,16bとからなる。一対のアーム部分16a,16bはスリット18を介して向き合っており、各アーム部分16a,16bの内側の面20a,20bと外側の面22a,22bは互いにほぼ平行である。一方のアーム部分16aには通し孔24aが、もう一方のアーム部分16bにはめねじ孔24bが形成してあり、通し孔24aとめねじ孔24bは同軸状に延びている。通し孔24aとめねじ孔24bの軸線を図1(B)に符合Xで示してある。
図1(C)(D)に示すように、セレーション孔14にシャフト30のセレーション軸を挿入し、通し孔24aからボルト28を挿入してそのねじ部をめねじ孔24bにねじ込み、ボルト28を締め付けることにより、ステアリング用ジョイントとシャフト30を所望の締め付け力で結合することができる。
通し孔24aの外側端部には切削加工により座面26が形成してあり、座面26が存在する結果、座面26の部分ではアーム16aが先端にゆくほど厚くなっている。図1(B)に示すように、座面26は軸線Xに垂直な平面に対して角度αをなしている。図1(D)に示すようにボルト28を締め付けた状態で座面26と軸線Xがなす角度をβとすると、座面26と軸線Xとがなす角度はα+βで表される。角度αは、ボルト締め付けトルクが上限のときのアーム16a,16bの変形量に相当する角度に設定することにより、ボルト28に加わる張力が大きい締め付けトルク領域でのボルト30の曲がりや遅れ破壊を伴うような曲げ応力を受けることがなくなる。この場合、締め付けによりアーム16aが変形しても、通し孔24aとボルト28との間にすきま(図1(D)参照)が確保できるように、通し孔24aの内径寸法を設定する。
図1(B)に示す自然状態すなわちボルト28を締め付ける前の状態で、軸線Xに対して座面26がなす角度はα+βで表すことができる。ボルト28を締め付けると図1(D)に示すようにスリット18の間隔が縮小する。具体例を挙げるならば、ボルト28を締め付けたとき、締め付けトルク最大で、βが約90度になることが望ましい。その理由は、ボルト28を締め付けた状態における、通し穴24a中心軸と、座面26が垂直になることにより、ボルト28側座面28aと、座面26が全周面で接触できことから、ボルト座面付け根28bにかかる過大な曲げ応力を防止できるためである。
図2に示すように、通し孔24aを設けたアーム16aのスリット18側の面20aと座面26側の面22aとのなす角度を狙いの角度αに形成し、座面26側の面22aに平行に切削加工にて座面26を形成してもよい。この場合、座面26と面22aが平行になる。
図2に関連して述べたようにアーム16aの面22aを所定の角度に設定した場合、図3に示すように、面22aをそのままボルトの座面として利用し、面22aの切削加工を省略してもよい。
一方のアーム16aの通し孔24aから挿入したボルト28のおねじを受け入れるため、他方のアーム16bにめねじ孔24b(図1、図2、図3)を形成することに代えて、図4に示すように、他方のアーム16bに通し孔32を設け、その外側端部にめねじ部材34を圧入その他の適当な固定手段により恒久的に取り付けてもよい。あるいは、図5に示すように、他方のアーム16bの通し孔32から突出したボルト28のおねじに別体のナット36を締め付けるようにしてもよい。図5は、アーム16bの外側の面22bに座面38を形成し、座金を介してナット36を締め付けるようにした例である。
第一の実施例を示し、(A)はボルトを取り除いた状態の正面図、(B)は図1(A)のB−B矢視図、(C)はボルトを締め付けた状態の正面図、(D)は図1(C)のD−D矢視図である。 第二の実施例を示し、(A)はボルトを取り除いた状態を示し、(B)はボルトを締め付けた状態を示す。 第三の実施例を示す断面図であって(A)はボルトを取り除いた状態を示し、(B)はボルトを締め付けた状態を示す。 第四の実施例を示す断面図であって(A)はボルトを取り除いた状態を示し、(B)はボルトを締め付けた状態を示す。 第五の実施例を示す断面図であって(A)はボルトを取り除いた状態を示し、(B)はボルトを締め付けた状態を示す。 従来の技術を示し、(A)はステアリング用ジョイントの縦断面図、(B)は図6(A)のB−B矢視図である。 (A)はカルダンジョイントを利用したステアリング用ジョイントの縦断面図、(B)はボールタイプの等速自在継手を利用したステアリング用ジョイントの縦断面図である。
符号の説明
10 シャフトクランプ
12 ソケット部
14 セレーション孔
16a,16b アーム
18 スリット
20a,20b 内側面
22a,22b 外側面
24a 通し孔
24b めねじ孔
26 座面
28 めねじ部材
30 シャフト
32 通し孔
34 ナット(圧入)
36 ナット(別体)
38 座面

Claims (8)

  1. ステアリング用ジョイントに一体的に作りつけたスリット付きソケットと、前記ソケットから半径方向に張り出し前記スリットを介して向かい合った一対のアームとからなり、前記ソケット内にシャフトを挿入して前記一対のアームをボルトで締め付けることによりステアリング用ジョイントとシャフトを締結するようにしたステアリング用ジョイントのシャフトクランプであって、前記一対のアームのうちの一方に、通し孔の軸線に垂直な平面に対して所定の角度傾斜した座面が設けてある、ステアリング用ジョイントのシャフトクランプ。
  2. 前記一対のアームのうち一方のアームにボルト通し孔を形成し、他方のアームにめねじ孔を形成した請求項1のステアリング用ジョイントのシャフトクランプ。
  3. 前記一対のアームのうち一方のアームにボルト通し孔を形成し、他方のアームに通し孔を形成した請求項1のステアリング用ジョイントのシャフトクランプ。
  4. 前記他方のアームの通し孔の外側端部にめねじ部材を圧入した請求項3のステアリング用ジョイントのシャフトクランプ。
  5. 前記一方のアームの外側面が通し孔の軸線に垂直な平面に対して所定の角度傾斜している請求項1から4のいずれか1項のステアリング用ジョイントのシャフトクランプ。
  6. 前記座面が、前記一方のアームの外側面に切削加工により形成してある請求項5のステアリング用ジョイントのシャフトクランプ。
  7. 前記一方のアームの外側面がそのまま前記座面となる請求項5のステアリング用ジョイントのシャフトクランプ。
  8. ボルトの締め付け前後を通じて、前記ボルト通し孔とボルトとの間に所定のすきまが存在する請求項1から7のいずれか1項のステアリング用ジョイントのシャフトクランプ。
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