JP3613638B2 - 箱形ブロック及び擁壁構造 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は箱形ブロック及び該箱形ブロックを積み上げて構成する擁壁構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
急な斜面の土砂崩れを防止する為の擁壁として、従来は断面台形のコンクリート壁が用いられて来ている。しかし、このコンクリート壁は型枠を構成してコンクリートを流し込むことにより造成しなければならず、その結果、作業工数が大きくなる。そして、該擁壁は斜面を削り取って造成する為に、削り取られた余分な土が発生する為に、該土の処分をしなくてはならず、これが又余分な仕事となり施工費を増大させる結果となっている。
【0003】
そこで、近年では上記コンクリート擁壁に代わって多用されているものにL型擁壁がある。該L型擁壁は垂直版と底版から成るL型をしたブロックであって、宅地の周囲や道路両側に設置されることが多く、このL型擁壁は垂直版にて土の崩れを防止し、底版に作用する土圧にてブロックの転倒を阻止している。該L型擁壁のサイズは色々あって、斜面の高さに応じた擁壁が使用されることになるが、垂直版の高さが5m〜6mにもなると設置作業が容易でなく、しかも設置場所が狭い場合には作業性が非常に悪くなる。
【0004】
一方、L型擁壁の高さにも限度があって、余りにも大きなサイズを製作することは技術的に不可能となる。そこで、比較的小さな箱形ブロックを積み上げて構築する擁壁が用いられる場合がある。図6は従来の箱形ブロックの具体例であり、図7(a)、(b)は上記箱形ブロックを積み上げて構成した擁壁を示している。同図から明らかなように、最下端の箱形ブロック(イ) は最も大きく、上方に位置する箱形ブロック(ロ) 、(ハ) …は順次小さくなっている。
【0005】
図7(a)はこれらの箱形ブロック(イ) 、(ロ) …を垂直に積み上げた擁壁であり、(b)は箱形ブロック(イ) 、(ロ) …を階段状に積み上げた場合を示している。該箱形ブロック(イ) 、(ロ) …は大きな内部空洞を有していて、削り取られた斜面の土は空洞(ヘ) に入れることが出来る為に該土の処分に困ることはないが、各箱形ブロック(イ) 、(ロ) …の大きさが異なり、その分、製作工数がかかるとともに施工においても面倒となる。
【0006】
一方、該箱形ブロックに入れられる土は上記空洞(ヘ) 内に単にあけられるだけではなく、入れられた土は押圧されて固めなくてはならず、すなわちランマーと称する機械でもって転圧する必要がある。しかし、図6から明らかなように、箱形ブロックの側壁上面(ト) は正面及び背面の上面と同じ高さの同一面となっている為に、ランマーを隣合う箱形ブロックへ連続移動させて転圧する作業が出来ない。すなわち、側壁上面(ト) が転圧と同時にランマーによって破壊されてしまう。
【0007】
【本発明が解決しようとする課題】
このように、従来の箱形ブロックには上記のごとき問題がある。本発明が解決しようとする課題はこれら問題点であって、ほぼ同じ大きさの箱形ブロックにて構成される擁壁を提供するとともに、連続して転圧作業を行うことが出来る箱形ブロックを提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の箱形ブロックの基本的な形状は図6に示している箱形ブロックと同じであるが、箱形ブロックの種類は前面ブロックと中間ブロック、それに上端ブロックの三種類を有し、これら各ブロックを構築することで擁壁を構成している。前面ブロックは前面壁と両側面壁、それに背面壁からなる箱形ボックスであり、上記背面壁の上面は両サイドを残して削除され、凹部を形成している。又前面壁は両側面壁から外方向へリブを突出している。
【0009】
中間ブロックは前面壁と背面壁の両サイドを残して削除された凹部を形成している。又上端ブロックは前面ブロックと同じく両サイドにリブを有すとともに、該背面壁は傾斜している。ところで、これら各箱形ブロックを配列・積み上げして擁壁を構成するには最下段には前側と後ろ側に上記前面ブロックを配置し、両ブロックの中間には中間ブロックが配置され、各ブロックはボルトにて連結している。上方に積み上げられるブロックの個数は順次少なくなり、上記中間ブロックはその個数を増減することによって擁壁の高さを調整する。
【0010】
上端ブロックは最上端の前面ブロック上に配置される。このように配置された左右の箱形ブロック間には空間が形成されることになるが、該空間には鉄筋が設けられてコンクリートが流し込まれる。そして、前後の箱形ブロック間の前面壁と背面壁が当接しているが、共に中央部には凹部が形成されていて空洞に入れた土はランマーを使用して連続転圧可能となっている。以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0011】
【実施例】
図1は本発明の箱形ブロックの内、擁壁を構成する際に前側又は後ろ側に配置される前面ブロックAである。該前面ブロックAは概略長方形の枠体であって、前面壁1と両側面壁2、2それに背面壁3から成り、これら各壁によって空洞4が形成されている。上記前面壁1は側面壁2よりも外方向へ突出したリブ5、5が形成されており、又、背面壁3の上面はその両サイドを除いた中央部には凹部6を有している。
【0012】
図2は中間ブロックBを表した具体例である。この中間ブロックBも概略長方形の枠体であり、前面壁7、側面壁8、8及び背面壁9からなる枠体であって、大きな空洞10を有している。そして、前面壁7及び背面壁9は両サイド並びに側面壁8、8の上面より低くなっていて、凹部11、11を形成している。更に図3は上端ブロックCを表している。該上端ブロックCは前記図1や図2に示した前面ブロックA及び中間ブロックBとは異なり、背面壁14は傾斜している。又、前面壁12は両側面壁13、13よりも外方向へ突出してリブ15、15を有している。
【0013】
図4は上記箱形ブロックを配列した場合であり、最下端の箱形ブロックを表している。同図のAは前面ブロック、Bは中間ブロックであり、前面ブロックA、Aは前側と後ろ側に配置され、中間ブロックB、Bは上記前面ブロックA、A間に配置される。ここで、中間ブロックB、B…の個数は擁壁の高さに応じて定められ、二段目には前面ブロックAと中間ブロックB、Bが配置され、更に三段目には前面ブロックAと1個の中間ブロックB、後ろ側には前面ブロックAがそれぞれ配置されて擁壁が構築される。
【0014】
又、前面ブロックAの前面壁1にはリブ5、5があって、左右の前面ブロックA、Aのリブ5、5が当接するならば側面壁2、2間には空間が残される。この空間には鉄筋17が設けられてコンクリートが流し込まれる。従って、所定の位置に配置された各箱形ブロックは互いに位置ズレすることなく定位置に固定され、あたかも一体化した大きなブロック体としての擁壁となる。そして前後左右の各箱形ブロック間はボルト18、18…にて連結されている。
【0015】
図5はこれら箱形ブロックを配列・積み上げて構築した擁壁を表している。同図から明らかなように、最下段から順次配列個数を少なくして積み上げられ、最上段には上端ブロックCが配置される。ところで、各箱形ブロックの空洞には土が入れられることになって、該土はランマーによって転圧されるが、該転圧作業に際して前面壁や背面壁の上面が障害とならないように、これら上面には凹部が形成されている。
【0016】
ところで、このように構築した擁壁の所々には水抜きパイプ16、16…が設置されることが必要であり、該水抜きパイプ16、16…は左右の箱形ブロック間の空間に設置される。この場合には前面壁1のリブ5、5を削除して上記水抜きパイプ16を配置する。以上述べたように、本発明の箱形ブロックは前面ブロックと中間ブロック、並びに上端ブロックからなり、これら各箱形ブロックを配列・積み上げして擁壁を構築したものであり、次のような効果を得ることが出来る。
【0017】
【発明の効果】
本発明の箱形ブロックは前面ブロック、中間ブロック並びに上端ブロックからなり、擁壁はこれら各箱形ブロックを配列・積み上げして構築することが出来る。従って、該擁壁の高さや強度等を上記箱形ブロックの配列・積み上げ形態によって調整することが可能となる。又、本発明の箱形ブロックである前面ブロック、中間ブロック、並びに上端ブロックの大きさは比較的小さくて、構築作業が容易であり、狭い場所であっても何ら支障を来さない。
【0018】
それに、該前面ブロックの背面壁上面、並びに中間ブロックの前面壁及び背面壁上面は、その両サイドを除いて凹部となっている為に、配列した各箱形ブロックの空洞に入れた土を連続転圧するに際してランマーを使用しても上記壁版上面を破損することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の箱形ブロックである前面ブロックの具体例。
【図2】本発明の箱形ブロックである中間ブロックの具体例。
【図3】本発明の箱形ブロックである上端ブロックの具体例。
【図4】箱形ブロックを配列した擁壁の最下段。
【図5】本発明の擁壁の構築状態を表す。
【図6】従来の箱形ブロック。
【図7】従来の箱形ブロックを用いた擁壁。
【符号の説明】
1 前面壁
2 側面壁
3 背面壁
4 空洞
5 リブ
6 凹部
7 前面壁
8 側面壁
9 背面壁
10 空洞
11 凹部
12 前面壁
13 側面壁
14 背面壁
15 リブ
16 水抜きパイプ
17 鉄筋
18 ボルト
【産業上の利用分野】
本発明は箱形ブロック及び該箱形ブロックを積み上げて構成する擁壁構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
急な斜面の土砂崩れを防止する為の擁壁として、従来は断面台形のコンクリート壁が用いられて来ている。しかし、このコンクリート壁は型枠を構成してコンクリートを流し込むことにより造成しなければならず、その結果、作業工数が大きくなる。そして、該擁壁は斜面を削り取って造成する為に、削り取られた余分な土が発生する為に、該土の処分をしなくてはならず、これが又余分な仕事となり施工費を増大させる結果となっている。
【0003】
そこで、近年では上記コンクリート擁壁に代わって多用されているものにL型擁壁がある。該L型擁壁は垂直版と底版から成るL型をしたブロックであって、宅地の周囲や道路両側に設置されることが多く、このL型擁壁は垂直版にて土の崩れを防止し、底版に作用する土圧にてブロックの転倒を阻止している。該L型擁壁のサイズは色々あって、斜面の高さに応じた擁壁が使用されることになるが、垂直版の高さが5m〜6mにもなると設置作業が容易でなく、しかも設置場所が狭い場合には作業性が非常に悪くなる。
【0004】
一方、L型擁壁の高さにも限度があって、余りにも大きなサイズを製作することは技術的に不可能となる。そこで、比較的小さな箱形ブロックを積み上げて構築する擁壁が用いられる場合がある。図6は従来の箱形ブロックの具体例であり、図7(a)、(b)は上記箱形ブロックを積み上げて構成した擁壁を示している。同図から明らかなように、最下端の箱形ブロック(イ) は最も大きく、上方に位置する箱形ブロック(ロ) 、(ハ) …は順次小さくなっている。
【0005】
図7(a)はこれらの箱形ブロック(イ) 、(ロ) …を垂直に積み上げた擁壁であり、(b)は箱形ブロック(イ) 、(ロ) …を階段状に積み上げた場合を示している。該箱形ブロック(イ) 、(ロ) …は大きな内部空洞を有していて、削り取られた斜面の土は空洞(ヘ) に入れることが出来る為に該土の処分に困ることはないが、各箱形ブロック(イ) 、(ロ) …の大きさが異なり、その分、製作工数がかかるとともに施工においても面倒となる。
【0006】
一方、該箱形ブロックに入れられる土は上記空洞(ヘ) 内に単にあけられるだけではなく、入れられた土は押圧されて固めなくてはならず、すなわちランマーと称する機械でもって転圧する必要がある。しかし、図6から明らかなように、箱形ブロックの側壁上面(ト) は正面及び背面の上面と同じ高さの同一面となっている為に、ランマーを隣合う箱形ブロックへ連続移動させて転圧する作業が出来ない。すなわち、側壁上面(ト) が転圧と同時にランマーによって破壊されてしまう。
【0007】
【本発明が解決しようとする課題】
このように、従来の箱形ブロックには上記のごとき問題がある。本発明が解決しようとする課題はこれら問題点であって、ほぼ同じ大きさの箱形ブロックにて構成される擁壁を提供するとともに、連続して転圧作業を行うことが出来る箱形ブロックを提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の箱形ブロックの基本的な形状は図6に示している箱形ブロックと同じであるが、箱形ブロックの種類は前面ブロックと中間ブロック、それに上端ブロックの三種類を有し、これら各ブロックを構築することで擁壁を構成している。前面ブロックは前面壁と両側面壁、それに背面壁からなる箱形ボックスであり、上記背面壁の上面は両サイドを残して削除され、凹部を形成している。又前面壁は両側面壁から外方向へリブを突出している。
【0009】
中間ブロックは前面壁と背面壁の両サイドを残して削除された凹部を形成している。又上端ブロックは前面ブロックと同じく両サイドにリブを有すとともに、該背面壁は傾斜している。ところで、これら各箱形ブロックを配列・積み上げして擁壁を構成するには最下段には前側と後ろ側に上記前面ブロックを配置し、両ブロックの中間には中間ブロックが配置され、各ブロックはボルトにて連結している。上方に積み上げられるブロックの個数は順次少なくなり、上記中間ブロックはその個数を増減することによって擁壁の高さを調整する。
【0010】
上端ブロックは最上端の前面ブロック上に配置される。このように配置された左右の箱形ブロック間には空間が形成されることになるが、該空間には鉄筋が設けられてコンクリートが流し込まれる。そして、前後の箱形ブロック間の前面壁と背面壁が当接しているが、共に中央部には凹部が形成されていて空洞に入れた土はランマーを使用して連続転圧可能となっている。以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0011】
【実施例】
図1は本発明の箱形ブロックの内、擁壁を構成する際に前側又は後ろ側に配置される前面ブロックAである。該前面ブロックAは概略長方形の枠体であって、前面壁1と両側面壁2、2それに背面壁3から成り、これら各壁によって空洞4が形成されている。上記前面壁1は側面壁2よりも外方向へ突出したリブ5、5が形成されており、又、背面壁3の上面はその両サイドを除いた中央部には凹部6を有している。
【0012】
図2は中間ブロックBを表した具体例である。この中間ブロックBも概略長方形の枠体であり、前面壁7、側面壁8、8及び背面壁9からなる枠体であって、大きな空洞10を有している。そして、前面壁7及び背面壁9は両サイド並びに側面壁8、8の上面より低くなっていて、凹部11、11を形成している。更に図3は上端ブロックCを表している。該上端ブロックCは前記図1や図2に示した前面ブロックA及び中間ブロックBとは異なり、背面壁14は傾斜している。又、前面壁12は両側面壁13、13よりも外方向へ突出してリブ15、15を有している。
【0013】
図4は上記箱形ブロックを配列した場合であり、最下端の箱形ブロックを表している。同図のAは前面ブロック、Bは中間ブロックであり、前面ブロックA、Aは前側と後ろ側に配置され、中間ブロックB、Bは上記前面ブロックA、A間に配置される。ここで、中間ブロックB、B…の個数は擁壁の高さに応じて定められ、二段目には前面ブロックAと中間ブロックB、Bが配置され、更に三段目には前面ブロックAと1個の中間ブロックB、後ろ側には前面ブロックAがそれぞれ配置されて擁壁が構築される。
【0014】
又、前面ブロックAの前面壁1にはリブ5、5があって、左右の前面ブロックA、Aのリブ5、5が当接するならば側面壁2、2間には空間が残される。この空間には鉄筋17が設けられてコンクリートが流し込まれる。従って、所定の位置に配置された各箱形ブロックは互いに位置ズレすることなく定位置に固定され、あたかも一体化した大きなブロック体としての擁壁となる。そして前後左右の各箱形ブロック間はボルト18、18…にて連結されている。
【0015】
図5はこれら箱形ブロックを配列・積み上げて構築した擁壁を表している。同図から明らかなように、最下段から順次配列個数を少なくして積み上げられ、最上段には上端ブロックCが配置される。ところで、各箱形ブロックの空洞には土が入れられることになって、該土はランマーによって転圧されるが、該転圧作業に際して前面壁や背面壁の上面が障害とならないように、これら上面には凹部が形成されている。
【0016】
ところで、このように構築した擁壁の所々には水抜きパイプ16、16…が設置されることが必要であり、該水抜きパイプ16、16…は左右の箱形ブロック間の空間に設置される。この場合には前面壁1のリブ5、5を削除して上記水抜きパイプ16を配置する。以上述べたように、本発明の箱形ブロックは前面ブロックと中間ブロック、並びに上端ブロックからなり、これら各箱形ブロックを配列・積み上げして擁壁を構築したものであり、次のような効果を得ることが出来る。
【0017】
【発明の効果】
本発明の箱形ブロックは前面ブロック、中間ブロック並びに上端ブロックからなり、擁壁はこれら各箱形ブロックを配列・積み上げして構築することが出来る。従って、該擁壁の高さや強度等を上記箱形ブロックの配列・積み上げ形態によって調整することが可能となる。又、本発明の箱形ブロックである前面ブロック、中間ブロック、並びに上端ブロックの大きさは比較的小さくて、構築作業が容易であり、狭い場所であっても何ら支障を来さない。
【0018】
それに、該前面ブロックの背面壁上面、並びに中間ブロックの前面壁及び背面壁上面は、その両サイドを除いて凹部となっている為に、配列した各箱形ブロックの空洞に入れた土を連続転圧するに際してランマーを使用しても上記壁版上面を破損することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の箱形ブロックである前面ブロックの具体例。
【図2】本発明の箱形ブロックである中間ブロックの具体例。
【図3】本発明の箱形ブロックである上端ブロックの具体例。
【図4】箱形ブロックを配列した擁壁の最下段。
【図5】本発明の擁壁の構築状態を表す。
【図6】従来の箱形ブロック。
【図7】従来の箱形ブロックを用いた擁壁。
【符号の説明】
1 前面壁
2 側面壁
3 背面壁
4 空洞
5 リブ
6 凹部
7 前面壁
8 側面壁
9 背面壁
10 空洞
11 凹部
12 前面壁
13 側面壁
14 背面壁
15 リブ
16 水抜きパイプ
17 鉄筋
18 ボルト
Claims (2)
- 複数のブロックを配列・積み上げして擁壁を構築する箱形ブロックの上端ブロックにおいて、該ブロックは前面壁と両側面壁及び背面壁にて形成する枠体を成し、上記前面壁は両側面壁から外方向へ突出したリブを有し、又上記背面壁は斜めに傾斜して形成し、更に側面壁にはボルト孔を貫通したことを特徴とする箱形ブロック。
- 複数の箱形ブロックを配列・積み上げして構築される擁壁において、該箱形ブロックは前面ブロックと中間ブロック、それに上端ブロックから成り、前面ブロックは前面壁と両側面壁及び背面壁にて形成する枠体を成し、上記前面壁は両側面壁から外方向へ突出したリブを有し、又上記背面壁は両サイドを除いてその上面に凹部を形成し、中間ブロックは前面壁と両側面壁及び背面壁にて形成する枠体を成し、上記前面壁及び背面壁は両サイドを除いてその上面に凹部を形成し、更に上端ブロックは前面壁と両側面壁及び背面壁にて形成する枠体を成し、上記前面壁は両側面壁から外方向へ突出したリブを有し、又上記背面壁は斜めに傾斜して形成し、前面側には上記前面ブロックを配置し、後方には上記中間ブロック及び該前面ブロックを必要に応じて配置し、上段のブロック配列個数を順次少なくして積み上げ、各ブロック間はボルトを介して互いに連結され、左右のブロック間に形成される空間には鉄筋を設けてコンクリートを流し込み、更に該空間には水抜きパイプを配置したことを特徴とする擁壁構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26826394A JP3613638B2 (ja) | 1994-10-06 | 1994-10-06 | 箱形ブロック及び擁壁構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26826394A JP3613638B2 (ja) | 1994-10-06 | 1994-10-06 | 箱形ブロック及び擁壁構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08105069A JPH08105069A (ja) | 1996-04-23 |
JP3613638B2 true JP3613638B2 (ja) | 2005-01-26 |
Family
ID=17456149
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26826394A Expired - Fee Related JP3613638B2 (ja) | 1994-10-06 | 1994-10-06 | 箱形ブロック及び擁壁構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3613638B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4562745B2 (ja) * | 2007-03-13 | 2010-10-13 | 株式会社箱型擁壁研究所 | 擁壁及びその構築方法 |
KR101633853B1 (ko) * | 2014-07-09 | 2016-06-27 | 안승주 | 토압 저항력과 구조 일체화가 개선된 옹벽 시공용 친환경 개비블럭 |
CN107476333A (zh) * | 2017-10-16 | 2017-12-15 | 湖南诚友绿色建材科技有限公司 | 外阶梯型柱板式生态挡土墙 |
JP6908932B2 (ja) * | 2018-10-09 | 2021-07-28 | 南和産業株式会社 | 小口止めブロックユニット及び小口止め壁構造 |
-
1994
- 1994-10-06 JP JP26826394A patent/JP3613638B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08105069A (ja) | 1996-04-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A521 | Written amendment |
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TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
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