JP6678487B2 - 地下構造躯体構築方法 - Google Patents

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Description

本発明は、地下構造躯体構築方法に関する。
従来、このような分野の技術として、例えば下記特許文献1に記載の地下構造躯体構築方法が知られている。この地下構造躯体構築方法では、土留め壁の内方を掘削する際、掘削に伴って切梁による仮設の土留め支保工を設置し、当該土留め支保工によって土留め壁に作用する土圧、地下水圧等の側方荷重を支持し、地下空間に躯体を構築している。
特許第4429983号公報
この種の地下構造躯体構築方法では、切梁、腹起し等による仮設の土留め支保工を設置する工程と、土留め支保工を避けつつ開削空間に躯体を構築する工程と、躯体の構築に対応して土留め支保工を撤去する工程と、を繰り返し行っている。そのため、作業の煩雑さから施工効率を低下させる要因となっていた。特許文献1では、躯体の一部である上床版を構築する前に切梁をすべて撤去し、プレキャスト部材によって上床版を構築することにより、上床版の構築作業を簡素化して施工効率の向上を図っている。しかしながら、躯体のうち上床版以外の部分の施工の煩雑さは解消していないことに併せて、上床版をそのままプレキャスト部材とすると大掛かりとなってしまう。従って、更なる効率化が望まれている。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、地下区画に躯体を構築する際の施工効率を向上させることができる地下構造躯体構築方法を提供することを目的とする。
本発明に係る地下構造躯体構築方法は、互いに対向する一対の土留壁間を掘削して形成される地下区画に躯体を構築する地下構造躯体構築方法であって、地下区画に、それぞれの土留壁に沿って上下方向に直交する横方向に延在し、互いに対向する一対の腹起しを設置する腹起し設置工程と、腹起し同士を連結する切梁を設置する切梁設置工程と、を備え、腹起しは、プレキャストブロックによって形成される第1のプレキャスト部を有し、第1のプレキャスト部は、躯体の少なくとも一部を構成する。
本発明に係る地下構造躯体構築方法によれば、腹起しは、プレキャストブロックによって形成される第1のプレキャスト部を有している。また、第1のプレキャスト部は、躯体の少なくとも一部を構成する。このため、第1のプレキャスト部を、躯体及び腹起しとして機能させることができる。従って、腹起しを設置することによって、躯体の構築、及び腹起しの撤去をそれぞれ少なくとも一部省略することができ、施工効率を向上させることができる。
本発明に係る地下構造躯体構築方法において、躯体は、地下区画の底面の上方を横方向に延在するスラブ部を有し、第1のプレキャスト部の高さ位置は、躯体を構築するときにスラブ部を形成する高さ位置を含んでいてもよい。本発明に係る地下構造躯体構築方法は、スラブ部を有する躯体を構築する際に、特に好適である。
本発明に係る地下構造躯体構築方法において、切梁は、プレキャストブロックによって形成される第2のプレキャスト部を有し、第2のプレキャスト部は、スラブ部の少なくとも一部を構成していてもよい。このような構成により、第2のプレキャスト部を、躯体及び切梁として機能させることができる。従って、切梁を設置することによって、躯体のうちのスラブ部の構築、及び切梁の撤去をそれぞれ少なくとも一部省略することができ、施工効率を更に向上させることができる。
本発明に係る地下構造躯体構築方法において、第2のプレキャスト部を有する切梁は、腹起しの延在方向に間隔をおいて複数設置され、場所打ちコンクリートによって第2のプレキャスト部同士を連結する切梁連結工程を更に含んでいてもよい。このような構成により、プレキャストブロックと場所打ちコンクリートとによって横方向に延在するスラブ部を効率的に形成することができる。
本発明に係る地下構造躯体構築方法は、第1のプレキャスト部と土留壁とを一体化する一体化工程を更に含んでいてもよい。このような構成により、土留壁も躯体の一部を構成する。このため、施工効率をより一層向上させることができる。
本発明に係る地下構造躯体構築方法において、躯体は、ボックスカルバートであってもよい。本発明に係る地下構造躯体構築方法は、ボックスカルバートを構築する際に、特に好適である。
本発明によれば、地下区画に躯体を構築する際の施工効率を向上させることができる。
図1は、本発明の実施形態に係る地下構造躯体構築方法によって構築された躯体の一例を示す側面図である。 図2は、本発明の実施形態に係る地下構造躯体構築方法に適用される掘削中の地下区画を示す側面図である。 図3は、図2に示すIII−III線に沿った断面図である。 図4(a),(b)は、本実施形態に係る地下構造躯体構築方法の主要な工程を示す側面図である。 図5(a),(b)は、本実施形態に係る地下構造躯体構築方法の主要な工程を示す側面図である。 図6は、(a),(b)は、本実施形態に係る地下構造躯体構築方法の主要な工程を示す側面図である。 図7は、(a),(b)は、本実施形態に係る地下構造躯体構築方法の主要な工程を示す側面図である。 図8は、本実施形態に係る地下構造躯体構築方法の主要な工程を示す側面図である。 図9は、図8に示すIX−IX線に沿った断面図である。 図10は、変形例を示す側面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、図面において、同一又は同等の要素には同じ符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る地下構造躯体構築方法によって構築された躯体の一例を示す側面図である。以下、図示されるように上下方向を「D1」、躯体の幅方向を「D2」、上下方向D1及び幅方向D2に直交すると共に躯体が延びる横方向を「D3」と設定し、位置関係等の説明に上下方向D1、幅方向D2、及び横方向D3を用いる場合がある。躯体は、例えば、ボックスカルバートである。図1に示すように、ボックスカルバート1は、地盤2に囲まれた地下区画3に構築されている。ボックスカルバート1は、箱型のコンクリート構造物であり、例えば、トンネルとして使用される。なお、ボックスカルバート1の用途はトンネル等に限定されず、例えば、倉庫、蓄熱槽、貯水槽等であってもよい。
ボックスカルバート1は、横方向D3に延びる断面視略矩形状の四辺に、一対の側壁11,12と、頂版(スラブ部)13と、底版14と、を備えている。また、ボックスカルバート1は、横方向D3に延びる断面視略矩形状の四隅に、各辺同士を接続する隅角接合部15,16,17,18を備えている。ボックスカルバート1の幅方向D2における長さは、例えば15〜30mである。ボックスカルバート1の横方向D3における長さは、例えば5〜20m程度である。ボックスカルバート1は、横方向D3において端面同士が対向する他のボックスカルバート1に連結されることにより延長される。
側壁11及び側壁12は、それぞれ上下方向D1に延在すると共に、互いに幅方向D2に対向している。頂版13及び底版14は、それぞれ横方向D3に延在すると共に、側壁11及び側壁12によって形成される空間SPを覆うように互いに上下方向D1に対向している。頂版13は、側壁11及び側壁12よりも上側に位置し、底版14は、側壁11及び側壁12よりも下側に位置している。
隅角接合部15は、側壁11上に設置され側壁11と頂版13とを連結する。隅角接合部16は、側壁12上に設置され側壁12と頂版13とを連結する。隅角接合部17は、側壁11の下端位置に設置され側壁11と底版14とを連結する。隅角接合部18は、側壁12の下端位置に設置され側壁12と底版14とを連結する。
隅角接合部15の横方向D3に延びる断面は、L字状に形成されている。隅角接合部15は、当該L字状の内角部分にハンチ部を有している。また、隅角接合部15は、当該L字状の端部において側壁11及び頂版13にそれぞれ接続されている。隅角接合部16,17,18の形状は、隅角接合部15と同様である。隅角接合部16は、当該L字状の端部において側壁12及び頂版13にそれぞれ接続されている。隅角接合部17は、当該L字状の端部において側壁11及び底版14にそれぞれ接続されている。隅角接合部17は、当該L字状の端部において側壁12及び底版14にそれぞれ接続されている。
図1に示すように、ボックスカルバート1は、幅方向D2において一対の土留壁4,5を介して地盤2に囲まれている。一対の土留壁4,5は、それぞれ地盤2中に設置され、互いに幅方向D2に対向している。一対の土留壁4,5は、互いに対向した状態で、横方向D3に延在している。ボックスカルバート1は、一対の土留壁4,5間に形成された地下区画3に構築されている。地下区画3は、地盤2中に設置された一対の土留壁4,5間を掘削して形成されている。また、地下区画3の底面3sには、均しコンクリート6が打設されている。地下区画3は、土留壁4、土留壁5、及び均しコンクリート6によって地盤2と仕切られている。
ボックスカルバート1は、地下区画3における均しコンクリート6上に構築されている。すなわち、ボックスカルバート1は、地下区画3の底面3sの上方を横方向D3に延在する頂版13を有している。また、地下区画3において、ボックスカルバート1よりも上方であって、地表面2sよりも下方に位置する領域は、地盤材料7が充填されることにより埋め戻しされている。地盤材料7の上面7sは、地表面2sに対して略面一となるように形成されている。
次に、掘削中の地下区画3について説明する。図2は、本発明の実施形態に係る地下構造躯体構築方法に適用される掘削中の地下区画を示す側面図である。図3は、図2に示すIII−III線に沿った断面図である。
図2に示すように、掘削中の地下区画3には土留支保工10が設置されている。土留支保工10は、地盤2の掘削に伴って土留壁4,5に作用する土圧、地下水圧等の側方荷重に対し、土留壁4,5を支持するための部材である。土留支保工10は、地盤2の掘削に伴って上下方向D1に間隔をおいて複数(例えば、4段)設置されている。なお、土留支保工10を設置する間隔及び数量は、作用する側方荷重によって定められる。土留支保工10は、腹起し20と、切梁30と、間詰材40と、を備えている。
腹起し20は、図2に示すように、上下方向D1の所定位置において、土留壁4,5のそれぞれに沿って互いに幅方向D2に対向して一対設置されている。一対の腹起し20は、切梁30を介して互いに対向している。図3に示すように、一対の腹起し20は、土留壁4,5に沿ってそれぞれ横方向D3に延在している。また、図2に示すように、一対の腹起し20は、掘削中の地下区画3の上下方向D1に間隔をおいて複数(ここでは、4段)設置されている。図2に示す4段の腹起し20のうち、上下方向D1における上から数えて2段目までの腹起し20は、例えば、H型鋼等の仮設部材によって形成されている。また、図2に示す4段の腹起し20のうち、上下方向D1における上から数えて3段目以下の腹起し20は、鉄筋が埋設されたプレキャストブロックによって形成されるプレキャスト部(第1のプレキャスト部)21を有している。
図2に示す4段の腹起し20のうち、3段目の腹起し20の高さ位置は、図1に示すボックスカルバート1を構築するときに頂版13を形成する高さ位置と同一である。従って、4段の腹起し20のうち、ボックスカルバート1を構築するときに頂版13を構築する高さ位置よりも上方の地下区画3に設置されている腹起し20が、H型鋼等の仮設部材によって形成されている。また、複数の腹起し20のうち、ボックスカルバート1を構築するときに頂版13を形成する高さ位置、及びそれよりも下方の地下区画3に設置されている腹起し20が、プレキャスト部21を有している。すなわち、プレキャスト部21の高さ位置は、ボックスカルバート1を構築するときに頂版13を形成する高さ位置を含んでいる。
ただし、ボックスカルバート1を構築するときに頂版13を形成する高さ位置、及びそれよりも下方には、プレキャスト部21を有していない腹起し20が設置されていてもよい。ボックスカルバート1を構築するときに頂版13を形成する高さ位置、及びそれよりも下方に設置されている腹起し20のうち、すべての腹起し20がプレキャスト部21を有していてもよく、一部の腹起し20がプレキャスト部21を有していてもよい。あるいは、ボックスカルバート1を構築するときに頂版13を形成する高さ位置、及びそれよりも下方に設置されている腹起し20のうち、すべての腹起し20が、それぞれ一部にプレキャスト部21を有していてもよい。
プレキャスト部21のうち、図2に示す3段目の腹起し20のプレキャスト部21は、ボックスカルバート1の隅角接合部15,16によって形成されている。また、プレキャスト部21のうち、図2に示す4段目の腹起し20のプレキャスト部21は、ボックスカルバート1の側壁11,12のそれぞれ一部によって形成されている。すなわち、プレキャスト部21は、構築されるボックスカルバート1の一部を構成している。
図2に示す3段目の腹起し20のプレキャスト部21は、ボックスカルバート1の隅角接合部15,16と同一の形状を呈している。すなわち、プレキャスト部21は、横方向D3に延びる断面視L字状に形成されている。また、プレキャスト部21は、当該L字状の内角部分にハンチ部を有している。プレキャスト部21は、L字状の端部の2つの面が、上下方向D1における下側、及び切梁30を介して幅方向D2に対向するプレキャスト部21側に向くように、土留壁4,5に沿って設置されている。プレキャスト部21における土留壁4,5に対向する第1対向面21a、及び切梁30を介して対向する他方のプレキャスト部21に対向する第2対向面21bは、平坦に形成されている。また、第1対向面21a及び第2対向面21bの高さ位置は、上下方向D1の所定位置において互いに同一となる高さ位置を含んでいる。従って、プレキャスト部21は、土留壁4,5から受ける側方荷重を切梁30に伝達することができるため、腹起し20として機能できる。
図2に示す4段目の腹起し20のプレキャスト部21は、横方向D3に延びる断面視略矩形状に形成されている。プレキャスト部21の幅はボックスカルバート1の側壁11,12の幅と同一である。プレキャスト部21は、当該矩形状の1つの面が、幅方向D2において対向するプレキャスト部21側に向くように、土留壁4,5に沿って設置されている。プレキャスト部21における土留壁4,5に対向する第1対向面21a、及び切梁30を介して対向する他方のプレキャスト部21に対向する第2対向面21bは、平坦に形成されている。また、第1対向面21a及び第2対向面21bの高さ位置は、上下方向D1の所定位置において互いに同一となる高さ位置を含んでいる。従って、プレキャスト部21は、土留壁4,5から受ける側方荷重を切梁30に伝達することができるため、腹起し20として機能できる。
ただし、プレキャスト部21の形状は、上述したものに限定されない。プレキャスト部21は、土留壁4,5に沿って横方向D3に延在し、土留壁4,5に対向する第1対向面21a、及び切梁30を介して対向する他方のプレキャスト部21に対向する第2対向面21bを有するものであれば採用することができる。なお、第1対向面21a及び第2対向面21bの高さ位置は、上下方向D1の所定位置において互いに同一となる高さ位置を含んでいる必要がある。
切梁30は、図2に示すように、上下方向D1の所定位置において、幅方向D2に対向する一対の腹起し20同士を連結している。切梁30は、幅方向D2に延在している。また、切梁30は、掘削中の地下区画3の上下方向D1に間隔をおいて複数(ここでは、4段)設置されている。図2に示す4段の切梁30のうち、上下方向D1における上から数えて1,2,4段目の切梁30は、例えば、H型鋼等の仮設部材によって形成されている。また、図2に示す4段の腹起し20のうち、上下方向D1における上から数えて3段目の切梁30は、鉄筋が埋設されたプレキャストブロックによって形成されるプレキャスト部(第2のプレキャスト部)31を有している。なお、切梁30を設置する間隔及び数量は、作用する側方荷重によって定められる。
図2に示す4段の切梁30のうち、3段目の切梁30の高さ位置は、図1に示すボックスカルバート1を構築するときに頂版13を形成する高さ位置と同一である。従って、4段の切梁30のうち、ボックスカルバート1を構築するときに頂版13を形成する高さ位置と異なる高さ位置に設置されている切梁30が、H型鋼等の仮設部材によって形成されている。また、4段の切梁30のうち、ボックスカルバート1を構築するときに頂版13を形成する高さ位置に設置されている切梁30が、プレキャスト部31を有している。すなわち、プレキャスト部31の高さ位置は、ボックスカルバート1を構築するときに頂版13を形成する高さ位置を含んでいる。
切梁30は、図3に示すように、腹起し20の延在方向に間隔をおいて複数(例えば、5列)設置されている。なお、本実施形態では、腹起し20の延在方向と横方向D3とは同一方向である。ボックスカルバート1を構築するときに頂版13を形成する高さ位置に設置される5列の切梁30のうち、プレキャスト部31を有する切梁30は、複数(ここでは、3列)設置されている。プレキャスト部31を有する切梁30は、1列おきに設置されている。
ただし、プレキャスト部31を有する切梁30は、1列おきに設置されている場合に限定されない。例えば、H型鋼等によって形成される切梁30が2列以上設置されるごとに、プレキャスト部31を有する切梁30が1列設置されていてもよい。ボックスカルバート1を構築するときに頂版13を形成する高さ位置に設置される5列の切梁30のうち、すべての切梁30がプレキャスト部31を有していてもよく、一部の切梁30がプレキャスト部31を有していてもよい。あるいは、ボックスカルバート1を構築するときに頂版13を形成する高さ位置に設置される5列の切梁30のうち、すべての切梁30が、それぞれ一部にプレキャスト部31を有していてもよい。
プレキャスト部31は、ボックスカルバート1の頂版13の一部によって形成されている。すなわち、プレキャスト部31は、構築されるボックスカルバート1の頂版13の一部を構成している。
プレキャスト部31は、幅方向D2に延びる角柱形状を呈している。プレキャスト部31の幅は、幅方向D2に対向する一対のプレキャスト部21間の間隔と一致している。また、プレキャスト部31は、延在方向(ここでは、幅方向D2)のそれぞれの端部において、プレキャスト部21の第2対向面21bに対向する第3対向面31aを有している。第3対向面31aの高さ位置は、プレキャスト部21の第1対向面21a及び第2対向面21bの高さ位置と、上下方向D1の所定位置において互いに同一となる高さ位置を含んでいる。従って、プレキャスト部31は、土留壁4,5から受ける側方荷重を腹起し20として機能するプレキャスト部21から受けることができるため、切梁30として機能できる。
ただし、プレキャスト部31の形状は、上述したものに限定されない。プレキャスト部21は、一対のプレキャスト部21間において幅方向D2に延在し、延在方向のそれぞれの端部において、プレキャスト部21の第2対向面21bに対向する第3対向面31aを有しているものであれば採用することができる。なお、第3対向面31aの高さ位置は、プレキャスト部21の第1対向面21a及び第2対向面21bの高さ位置と、上下方向D1の所定位置において互いに同一となる高さ位置を含んでいる必要がある。
間詰材40は、図2に示すように、土留壁4,5と腹起し20との間の隙間に設けられている。4段目の腹起し20と土留壁4,5との間の隙間は、間詰材40が設けられる前の状態である。間詰材40として、例えば、コンクリート、木材等を採用することができる。腹起し20、切梁30、及び間詰材40によって、上下方向D1の所定位置において、側方荷重が作用する方向に対向する方向(ここでは、幅方向D2)に、土留壁4及び土留壁5を連続させることができる。従って、土留支保工10によって、土留壁4,5に作用する土圧、地下水圧等の側方荷重に対し、土留壁4,5を支持することができる。ただし、間詰材40は、土留壁4,5と腹起し20との間に隙間がない場合には設けられなくてもよい。間詰材40は、土留壁4と土留壁5とを幅方向D2に連続させるために、腹起し20及び切梁30の設置後に隙間を調整する目的で用いられる。
腹起し20は、土留壁4,5に設けられたブラケット50上に設置されている。ブラケット50は、腹起し20を下から支持している。ブラケット50は、腹起し20の延在方向に間隔をおいて複数設置されている。なお、本実施形態では、腹起し20の延在方向と横方向D3とは同一方向である。ブラケット50の間隔及び数量は、支持する腹起し20に応じて定められる。
地下区画3は、路面覆工60によって覆われている。路面覆工60は、仮設の路面を形成する。路面覆工60として、例えば、鋼板、プレキャストブロック等を採用することができる。路面覆工60の上面60sは、地表面2sに対して略面一となるように設置されている。
次に、上述の地下区画3にボックスカルバート1を構築する地下構造躯体構築方法について説明する。図4〜図8は、本実施形態に係る地下構造躯体構築方法の主要な工程を示す側面図である。図9は、図8に示すIX−IX線に沿った断面図である。
本実施形態に係る地下構造躯体構築方法は、土留壁設置工程と、第1の土留支保工設置工程と、第2の土留支保工設置工程と、床付工程と、躯体構築工程と、土留支保工撤去工程と、地盤埋戻工程と、を備えている。
(土留壁設置工程)
図4(a)に示すように、地盤2中に土留壁4,5を設置する。土留壁4,5の地盤2中の到達深さは、構築されるボックスカルバート1のサイズ、地下水レベル等に応じて設定され、例えば10m程度〜40m以上に設定される。本実施形態においては、土留壁4,5の到達深さは、例えば30mである。土留壁4と土留壁5との離間距離は、構築されるボックスカルバート1のサイズに応じて設定され、例えば20m〜40m以上に設定される。本実施形態においては、土留壁4と土留壁5との離間距離は、例えば32mである。土留壁4,5として、例えば鋼矢板、地中連続壁等を採用することができる。
(第1の土留支保工設置工程)
図4(b)に示すように、掘削に伴って露出した土留壁4,5間に土留支保工10を設置する。具体的には、まず、土留壁4,5のそれぞれに沿って一対の腹起し20を設置する(第1の腹起し設置工程)。次に、腹起し20同士を連結する切梁30を設置する(第2の切梁設置工程)。切梁30は、腹起し20の延在方向(例えば、横方向D3)に間隔をおいて複数設置される。腹起し20及び切梁30として、例えばH型鋼等の仮設部材を採用することができる。その後、土留壁4,5と腹起し20との間の隙間に間詰材40を設ける(間詰材設置工程)。間詰材40として、例えばコンクリート材料等を場所打ちして設けてもよく、丸太等の木材を挿入して設けてもよい。当該工程は、ボックスカルバート1を構築するときに頂版13を構築する高さ位置よりも上方の地下区画3の掘削に伴って繰り返し行われる。
また、掘削によって、作業領域を確保できる程度の大きさの地下区画3が形成されたら、地下区画3を覆う路面覆工60を形成する。路面覆工60として、例えば、鋼板、プレキャストブロック等を採用することができる。路面覆工60の上面60sは、地表面2sに対して略面一となるように形成される。
(第2の土留支保工設置工程)
図5(a)に示すように、腹起し20として、プレキャストブロックによって形成されるプレキャスト部21を設置する(第2の腹起し設置工程)。プレキャスト部21は、構築されるボックスカルバート1の隅角接合部15を形成する。具体的には、ボックスカルバート1を構築するときに頂版13を形成する高さ位置よりも、例えば40cm〜50cm程度下方まで掘削し、まず、土留壁4,5のそれぞれに一対のブラケット50を設置する。次に、各ブラケット50上にそれぞれプレキャスト部21を設置する。プレキャスト部21を設置する高さ位置は、ボックスカルバート1を構築するときに頂版13を形成する高さ位置と同一である。
次に、図5(b)に示すように、切梁30として、プレキャストブロックによって形成されるプレキャスト部31を設置する(第2の切梁設置工程)。プレキャスト部31は、構築されるボックスカルバート1の頂版13の一部を形成する。プレキャスト部31を設置する高さ位置は、ボックスカルバート1を構築するときに頂版13を形成する高さ位置と同一である。なお、腹起し20の延在方向(ここでは、横方向D3)に設置される複数の切梁30のうち、プレキャスト部31は、一列おきに設置される。それ以外の切梁30として、例えばH型鋼等が設置される。
次に、図6(a)に示すように、土留壁4,5とプレキャスト部21との間の隙間に間詰材40を設ける(間詰材設置工程)。間詰材40は、第1の土留支保工設置工程と同様である。
図6(b)に示すように、第2の土留支保工設置工程は、ボックスカルバート1を構築するときに頂版13を構築する高さ位置と同一、及びそれよりも下方の地下区画3の掘削に伴って繰り返し行われる。ただし、第2の切梁設置工程は、ボックスカルバート1を構築するときに頂版13を形成する高さ位置においてのみ行われる。すなわち、ボックスカルバート1を構築するときに頂版13を形成する高さ位置よりも下方においては、切梁30として、例えばH型鋼等の仮設部材を用いる。なお、ボックスカルバート1を構築するときに頂版13を形成する高さ位置よりも下方において、プレキャスト部21は、構築されるボックスカルバート1の側壁11,12の一部を形成する。
(床付工程)
図6(b)に示すように、掘削が終了した地下区画3の底面3sを平らに仕上げて床付する。そして、平らに仕上げた底面3sに均しコンクリート6を打設する。
(躯体構築工程)
図7(a)に示すように、まず、均しコンクリート6上にボックスカルバート1の底版14及び隅角接合部17,18を形成する(底版形成工程)。底版14及び隅角接合部17,18の形成は、場所打ちコンクリートを打設して一体成型によって行われる。なお、底版14及び隅角接合部17,18の形成は、一体成型に限定されず、例えば、プレキャストブロックを設置して隅角接合部17,18を形成した後に、隅角接合部17,18間に場所打ちコンクリートを打設して底版14を形成することによって行われてもよい。あるいは、底版14及び隅角接合部17,18の形成は、プレキャストブロックを設置して隅角接合部17,18及び底版14の一部を形成した後に、残りの部分に場所打ちコンクリートを打設して形成することによって行われてもよい。
次に、図7(b)に示すように、側壁11の一部を構成しているプレキャスト部21同士の隙間に、場所打ちコンクリートを打設して側壁11を形成する(側壁形成工程)。また、側壁12の一部を構成しているプレキャスト部21同士の隙間に、場所打ちコンクリートを打設して側壁12を形成する。ここで、側壁11,12の形成のために、場所打ちコンクリートを打設する前に、対応する位置に設置されている土留支保工10のうち、H型鋼等の仮設部材を撤去する(土留支保工撤去工程)。本実施形態においては、切梁30を撤去する。
なお、ブラケット50を撤去する場合は、場所打ちコンクリートを打設する前に行ってよい。この場合、まず、ブラケット50に支持されていたプレキャスト部21とその下方に位置するプレキャスト部21との間に仮支保部材を挿入する。ブラケット50に支持されていたプレキャスト部21を仮支保部材によって支持した状態で、ブラケット50の撤去を行う。そして、仮支保部材以外のスペースに場所打ちコンクリートを打設し、場所打ちコンクリートの強度発現後、仮支保部材を撤去する。その後、仮支保部材を撤去した箇所にも同様に場所打ちコンクリートを打設して側壁11,12を構築する。
また、ブラケット50を撤去せずに場所打ちコンクリートを打設して、ブラケット50を埋め殺してもよい。この場合、ブラケット50が側壁11,12の外側に突出するため、側壁11,12からブラケット50が突出する境界部には止水テープを巻く等の防水処理を施す。これにより、ブラケット50が露出することによってブラケット50を通じて水が浸入することを抑制することができる。
次に、図8及び図9に示すように、隅角接合部15,16を構成しているプレキャスト部21間に場所打ちコンクリートを打設して頂版13を形成する(頂版形成工程)。ここで、図9に示すように、頂版13を形成する位置において、切梁30のプレキャスト部31が間隔をおいて設置されているため、プレキャスト部31同士の間に場所打ちコンクリートを打設する。すなわち、場所打ちコンクリートによってプレキャスト部31同士を連結することによって、頂版13を形成する(切梁連結工程)。プレキャスト部31同士の間に設置されているH型鋼等の切梁30は、場所打ちコンクリートを打設する前に撤去されてよい。この場合、H型鋼等の切梁30の両側まで場所打ちコンクリートを打設し、場所打ちコンクリートの強度発現後、H型鋼等の切梁30を撤去することができる。あるいは、当該H型鋼等の切梁30は、撤去せずに場所打ちコンクリートを打設して埋め殺されてもよい。H型鋼等の切梁30が頂版13の外側に突出する場合には、前述したブラケット50の場合と同様の防水処理を施す。
なお、躯体構築工程において、場所打ちコンクリートを打設して形成される側壁11,12、頂版13、及び底版14には、すべて鉄筋が配置されているが、鉄筋については図示を省略する。躯体構築工程において配筋される鉄筋と、プレキャスト部21及びプレキャスト部31内の鉄筋とは、機械継手(不図示)等によって接続される。
(地盤埋戻工程)
以上によって、ボックスカルバート1の構築が完了する。そして、ボックスカルバート1よりも上方の地下区画3に設置された土留支保工10、及び路面覆工60を撤去して、ボックスカルバート1よりも上方であって地表面2sよりも下方に位置する領域に地盤材料7を充填する。なお、土留壁4,5は残置されてもよいし、土留支保工10の撤去と共に撤去されてもよい。最後に、地表面2sに対して略面一となるように、地盤材料7の上面7sを平らに仕上げて、図1の状態となる。
本実施形態に係る地下構造躯体構築方法の作用・効果について説明する。
本実施形態に係る地下構造躯体構築方法によれば、腹起し20は、プレキャストブロックによって形成されるプレキャスト部(第1のプレキャスト部)21を有している。また、プレキャスト部21は、ボックスカルバート1の少なくとも一部を構成する。このため、プレキャスト部21を、ボックスカルバート1及び腹起し20として機能させることができる。従って、腹起し20を設置することによって、ボックスカルバート1の構築、及び腹起し20の撤去をそれぞれ少なくとも一部省略することができ、施工効率を向上させることができる。
また、躯体構築工程において、プレキャスト部21をガイド部材として、側壁11,12を容易に施工することができる。特に、このようなボックスカルバート1を構築する場合、プレキャストブロックのみでは精度の調整が難しく、プレキャストブロックと場所打ちコンクリートとを併用することにより精度の良い施工を容易に実現することができる。
また、躯体構築工程において、仮設部材の土留支保工10を撤去すると、土留壁4,5に作用する側方荷重を支持できなくなるような場合に、仮設部材を残置したまま場所打ちコンクリートを打設して、側壁11,12の形成後に、本来撤去すべき仮設部材の土留支保工10の一部を切断することによって対処することが行われていた。このような場合、側壁11,12から仮設部材の切断面が露出してしまい、側壁の止水機能、仕上がり面の美観等に影響を与えていた。本実施形態によれば、側壁11,12の一部を構成するプレキャスト部21によって土留支保工10の腹起し20を設置しているため、側壁の止水機能、及び仕上がり面の美観を向上させることができる。
本実施形態に係る地下構造躯体構築方法において、ボックスカルバート1は、地下区画3の底面3sの上方を横方向D3に延在する頂版(スラブ部)13を有し、プレキャスト部21の高さ位置は、ボックスカルバート1を構築するときに頂版13を形成する高さ位置を含んでいる。本実施形態に係る地下構造躯体構築方法は、プレキャストブロックを採用することが好ましいという観点から、頂版13のようなスラブ部を有する躯体を構築する際に、特に好適である。
本実施形態に係る地下構造躯体構築方法において、切梁30は、プレキャストブロックによって形成されるプレキャスト部(第2のプレキャスト部)31を有し、プレキャスト部31は、頂版13の一部を構成している。このような構成により、プレキャスト部31を、ボックスカルバート1及び切梁30として機能させることができる。従って、切梁30を設置することによって、ボックスカルバート1のうちの頂版13の構築、及び切梁30の撤去をそれぞれ少なくとも一部省略することができ、施工効率を更に向上させることができる。
また、躯体構築工程において仮設部材の土留支保工10を撤去すると、土留壁4,5に作用する側方荷重を支持できなくなるような場合に、土留壁4,5に作用する側方荷重を支持する別の切梁30として、いわゆる盛替梁を設置することが行われていた。盛替梁を設置する作業は、手間がかかり、施工効率を低下させる要因となる。プレキャスト部31によって、この作業を省略することができる。
本実施形態に係る地下構造躯体構築方法において、切梁30は、腹起し20の延在方向(横方向D3)に間隔をおいて複数設置され、複数の切梁30は、複数のプレキャスト部31を有し、場所打ちコンクリートによってプレキャスト部31同士を連結する切梁連結工程を更に含んでいる。このような構成により、プレキャストブロックと場所打ちコンクリートとによって横方向D3に延在する頂版13を効率的に形成することができる。
本実施形態に係る地下構造躯体構築方法において、躯体は、ボックスカルバート1である。本実施形態に係る地下構造躯体構築方法は、ボックスカルバートを構築する際に、特に好適である。
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。
図10は、変形例を示す側面図である。図10に示すように、土留壁4,5と腹起し20のプレキャスト部21とを一体化してもよい。すなわち、第2の腹起し設置工程において、土留壁4,5と腹起し20のプレキャスト部21とを一体化する(一体化工程)。そして、躯体構築工程において、土留壁4,5を巻き込んで場所打ちコンクリートを打設して側壁11,12を形成する。これにより、例えば、土留壁4,5を撤去する場合、土留壁4,5の一部を撤去する手間を省略することができる。
変形例に係る地下構造躯体構築方法は、プレキャスト部21と土留壁4,5とを一体化する一体化工程を更に含んでいる。このような構成により、土留壁4,5もボックスカルバート1の一部を構成する。このため、施工効率をより一層向上させることができる。
また、切梁30として、プレキャスト部31を設置可能な位置には、H型鋼等の仮設部材を採用することもできる。また、プレキャスト部31を設置可能な位置には、場所打ちコンクリートによって形成された切梁30を採用することもできる。
また、頂版形成工程において、場所打ちコンクリートによってプレキャスト部31同士を連結することによって頂版13を形成したが(切梁連結工程)、プレキャストブロックを設置することによって頂版13を形成することもできる。
また、上述の実施形態において、躯体としてボックスカルバート1を例示して説明したが、躯体はボックスカルバートに限定されない。本発明の地下構造躯体構築方法は、例えばビルの構築等にも適用することができる。ビルの構築に適用させる場合、例えば、ビルのフロアごとにプレキャスト部31を設置することができる。
1…ボックスカルバート(躯体)、3…地下区画、3s…底面、4,5…土留壁、13…頂版(スラブ部)、20…腹起し、21…プレキャスト部(第1のプレキャスト部)、30…切梁、31…プレキャスト部(第2のプレキャスト部)。

Claims (8)

  1. 互いに対向する一対の土留壁間を掘削して形成される地下区画に躯体を構築する地下構造躯体構築方法であって、
    地盤の掘削に伴って前記土留壁に作用する側方荷重に対し、前記土留壁を支持するための土留支保工を設置する土留支保工設置工程を備え、
    前記土留支保工は、切梁と、前記土留壁から受ける側方荷重を前記切梁に伝達する腹起しと、を含み、
    前記土留支保工設置工程は、
    前記地下区画に、それぞれの前記土留壁に沿って上下方向に直交する横方向に延在し、互いに対向する一対の前記腹起しを設置する腹起し設置工程と、
    前記腹起し同士を直接連結する前記切梁を設置する切梁設置工程と、を含み
    前記腹起しは、プレキャストブロックによって形成される第1のプレキャスト部を有し、
    前記第1のプレキャスト部は、前記躯体の少なくとも一部を構成する、地下構造躯体構築方法。
  2. 前記土留支保工設置工程では、前記腹起しとして前記第1のプレキャスト部と仮設部材とを併用する、請求項1に記載の地下構造躯体構築方法。
  3. 前記躯体は、前記上下方向に延在する側壁を有し、
    前記第1のプレキャスト部は、前記側壁の少なくとも一部を構成する、請求項1又は2に記載の地下構造躯体構築方法。
  4. 前記躯体は、前記地下区画の底面の上方を前記横方向に延在するスラブ部を有し、
    前記第1のプレキャスト部の高さ位置は、前記躯体を構築するときに前記スラブ部を形成する高さ位置を含む、請求項1又は2に記載の地下構造躯体構築方法。
  5. 前記切梁は、プレキャストブロックによって形成される第2のプレキャスト部を有し、
    前記第2のプレキャスト部は、前記スラブ部の少なくとも一部を構成する、請求項に記載の地下構造躯体構築方法。
  6. 前記第2のプレキャスト部を有する前記切梁は、前記腹起しの延在方向に間隔をおいて複数設置され、
    場所打ちコンクリートによって前記第2のプレキャスト部同士を連結する切梁連結工程を更に含む、請求項に記載の地下構造躯体構築方法。
  7. 前記第1のプレキャスト部と前記土留壁とを一体化する一体化工程を更に含む、請求項1〜のいずれか一項に記載の地下構造躯体構築方法。
  8. 前記躯体は、ボックスカルバートである、請求項1〜のいずれか一項に記載の地下構造躯体構築方法。
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