JP6678487B2 - 地下構造躯体構築方法 - Google Patents
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Description
図4(a)に示すように、地盤2中に土留壁4,5を設置する。土留壁4,5の地盤2中の到達深さは、構築されるボックスカルバート1のサイズ、地下水レベル等に応じて設定され、例えば10m程度〜40m以上に設定される。本実施形態においては、土留壁4,5の到達深さは、例えば30mである。土留壁4と土留壁5との離間距離は、構築されるボックスカルバート1のサイズに応じて設定され、例えば20m〜40m以上に設定される。本実施形態においては、土留壁4と土留壁5との離間距離は、例えば32mである。土留壁4,5として、例えば鋼矢板、地中連続壁等を採用することができる。
図4(b)に示すように、掘削に伴って露出した土留壁4,5間に土留支保工10を設置する。具体的には、まず、土留壁4,5のそれぞれに沿って一対の腹起し20を設置する(第1の腹起し設置工程)。次に、腹起し20同士を連結する切梁30を設置する(第2の切梁設置工程)。切梁30は、腹起し20の延在方向(例えば、横方向D3)に間隔をおいて複数設置される。腹起し20及び切梁30として、例えばH型鋼等の仮設部材を採用することができる。その後、土留壁4,5と腹起し20との間の隙間に間詰材40を設ける(間詰材設置工程)。間詰材40として、例えばコンクリート材料等を場所打ちして設けてもよく、丸太等の木材を挿入して設けてもよい。当該工程は、ボックスカルバート1を構築するときに頂版13を構築する高さ位置よりも上方の地下区画3の掘削に伴って繰り返し行われる。
図5(a)に示すように、腹起し20として、プレキャストブロックによって形成されるプレキャスト部21を設置する(第2の腹起し設置工程)。プレキャスト部21は、構築されるボックスカルバート1の隅角接合部15を形成する。具体的には、ボックスカルバート1を構築するときに頂版13を形成する高さ位置よりも、例えば40cm〜50cm程度下方まで掘削し、まず、土留壁4,5のそれぞれに一対のブラケット50を設置する。次に、各ブラケット50上にそれぞれプレキャスト部21を設置する。プレキャスト部21を設置する高さ位置は、ボックスカルバート1を構築するときに頂版13を形成する高さ位置と同一である。
図6(b)に示すように、掘削が終了した地下区画3の底面3sを平らに仕上げて床付する。そして、平らに仕上げた底面3sに均しコンクリート6を打設する。
図7(a)に示すように、まず、均しコンクリート6上にボックスカルバート1の底版14及び隅角接合部17,18を形成する(底版形成工程)。底版14及び隅角接合部17,18の形成は、場所打ちコンクリートを打設して一体成型によって行われる。なお、底版14及び隅角接合部17,18の形成は、一体成型に限定されず、例えば、プレキャストブロックを設置して隅角接合部17,18を形成した後に、隅角接合部17,18間に場所打ちコンクリートを打設して底版14を形成することによって行われてもよい。あるいは、底版14及び隅角接合部17,18の形成は、プレキャストブロックを設置して隅角接合部17,18及び底版14の一部を形成した後に、残りの部分に場所打ちコンクリートを打設して形成することによって行われてもよい。
以上によって、ボックスカルバート1の構築が完了する。そして、ボックスカルバート1よりも上方の地下区画3に設置された土留支保工10、及び路面覆工60を撤去して、ボックスカルバート1よりも上方であって地表面2sよりも下方に位置する領域に地盤材料7を充填する。なお、土留壁4,5は残置されてもよいし、土留支保工10の撤去と共に撤去されてもよい。最後に、地表面2sに対して略面一となるように、地盤材料7の上面7sを平らに仕上げて、図1の状態となる。
Claims (8)
- 互いに対向する一対の土留壁間を掘削して形成される地下区画に躯体を構築する地下構造躯体構築方法であって、
地盤の掘削に伴って前記土留壁に作用する側方荷重に対し、前記土留壁を支持するための土留支保工を設置する土留支保工設置工程を備え、
前記土留支保工は、切梁と、前記土留壁から受ける側方荷重を前記切梁に伝達する腹起しと、を含み、
前記土留支保工設置工程は、
前記地下区画に、それぞれの前記土留壁に沿って上下方向に直交する横方向に延在し、互いに対向する一対の前記腹起しを設置する腹起し設置工程と、
前記腹起し同士を直接連結する前記切梁を設置する切梁設置工程と、を含み、
前記腹起しは、プレキャストブロックによって形成される第1のプレキャスト部を有し、
前記第1のプレキャスト部は、前記躯体の少なくとも一部を構成する、地下構造躯体構築方法。 - 前記土留支保工設置工程では、前記腹起しとして前記第1のプレキャスト部と仮設部材とを併用する、請求項1に記載の地下構造躯体構築方法。
- 前記躯体は、前記上下方向に延在する側壁を有し、
前記第1のプレキャスト部は、前記側壁の少なくとも一部を構成する、請求項1又は2に記載の地下構造躯体構築方法。 - 前記躯体は、前記地下区画の底面の上方を前記横方向に延在するスラブ部を有し、
前記第1のプレキャスト部の高さ位置は、前記躯体を構築するときに前記スラブ部を形成する高さ位置を含む、請求項1又は2に記載の地下構造躯体構築方法。 - 前記切梁は、プレキャストブロックによって形成される第2のプレキャスト部を有し、
前記第2のプレキャスト部は、前記スラブ部の少なくとも一部を構成する、請求項4に記載の地下構造躯体構築方法。 - 前記第2のプレキャスト部を有する前記切梁は、前記腹起しの延在方向に間隔をおいて複数設置され、
場所打ちコンクリートによって前記第2のプレキャスト部同士を連結する切梁連結工程を更に含む、請求項5に記載の地下構造躯体構築方法。 - 前記第1のプレキャスト部と前記土留壁とを一体化する一体化工程を更に含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の地下構造躯体構築方法。
- 前記躯体は、ボックスカルバートである、請求項1〜7のいずれか一項に記載の地下構造躯体構築方法。
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