JP2004027609A - 地中構造物の施工方法および地中構造物 - Google Patents

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Abstract

【課題】鉄筋量を減らし、仮設材を本設に有効利用して撤去などの施工ステップを省略することにより、工期短縮およびコストダウンを可能とする地中構造物の施工方法および地中構造物を提供すること。
【解決手段】層方向鉄骨構造10の切梁9と腹起こし5、層方向鉄骨構造10aの切梁9aと腹起こし5aを山留め壁3の支保工として地盤1を掘削し、水平部材8を本設用部材の一部として下床版コンクリート23を形成する。さらに、鉛直部材21にリブ29を有する型枠鉄板25を溶接してコンクリートを打設し、鉛直部材21を本設用部材の一部として下層22の側壁37を形成する。同様に、切梁9a、9を本設用部材として中床版コンクリート35、上床版コンクリート41をそれぞれ形成しする。また、上層20の鉛直部材21にも型枠鉄板25を溶接して側壁40を形成する。
【選択図】図12

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地中構造物の施工方法および地中構造物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、開削トンネルを構築する場合には、山留めと支保工を設置して地盤を掘削し、躯体を構築した後、地盤を埋め戻して切梁、腹起こし等の支保工を撤去している。躯体は、トンネル計画位置に鉄筋と型枠を配置した後、コンクリートを打設し、必要に応じて防水処理を行って構築する。型枠は、型枠支保工を用いて固定されることが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の方法では、支保工と躯体の鉛直方向のクリアランスによっては、継手構造などに影響を与える。また、躯体の鉄筋が過密であるため、配筋の作業性が悪い。さらに、躯体構築時に、地盤掘削時に設置した山留めの支保工を撤去する必要がある上、躯体構築完了後にも、躯体構築時に使用した型枠・型枠支保工を場外へ搬出する必要がある。このため、施工ステップが多く、工程、コスト的に無駄がある。また、支保工の撤去作業は危険作業となる可能性がある。
【0004】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、鉄筋量を減らし、仮設材を本設に有効利用して撤去などの施工ステップを省略することにより、工期短縮およびコストダウンを可能とする地中構造物の施工方法および地中構造物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するための第1の発明は、鉛直部材の一部および腹起こしの一部を設けた複数の切梁を所定の間隔で掘削された地盤中に設置する工程(a)と、隣接する前記腹起こしの一部を一体化して第1の層方向鉄骨構造を構築する工程(b)と、前記第1の層方向鉄骨構造の下方に、鉛直部材の一部および腹起こしの一部を設けた複数の切梁を所定の間隔で設置する工程(c)と、工程(c)の前記腹起こしの一部を一体化して第2の層方向鉄骨構造を構築する工程(d)と、前記第1の層方向鉄骨構造の鉛直部材と前記第2の層方向鉄骨構造の鉛直部材とを一体化する工程(e)と、一体化された前記鉛直部材に板状部材を固定する工程(f)と、前記板状部材と前記鉛直部材とを含む平面に壁面を形成する工程(g)とを具備することを特徴とする地中構造物の施工方法である。
【0006】
第1および第2の層方向鉄骨構造は、鉛直部材の一部および腹起こしの一部が設けられた複数の切梁を水平方向に所定の間隔で配置し、隣接する腹起こしを一体化した構造である。鉛直部材、腹起こしおよび切梁は、例えばH鋼等の鉄骨である。鉛直部材、腹起こしは、切梁の端部等に固定される。
【0007】
工程(b)では、例えば、隣合う切梁に固定された腹起こしの一部を接合することにより、または、隣合う切梁に固定された腹起こしの一部の間に他の腹起こしを配置して接合することにより、腹起こしが一体化され、第1の層方向鉄骨構造が構築される。接合には、ジョイントを用いるのが好ましいが、溶接等の方法を用いてもよい。他の腹起こしは、例えば、切梁に固定された腹起こしの一部と同様の断面を有する鉄骨部材である。
【0008】
工程(c)では、工程(b)で構築した第1の層方向鉄骨構造を支保工として掘削された地盤中に、第2の層方向鉄骨構造が設置される。第1の層方向鉄骨構造の切梁と、第2の層方向鉄骨構造の切梁とは、水平方向に同じ間隔で配置される。工程(d)では、隣り合う切梁に固定された腹起こしの一部が工程(b)と同様にして一体化され、第2の層方向鉄骨構造が構築される。
【0009】
工程(e)では、第1の層方向鉄骨構造の切梁に固定された鉛直部材の一部と第2の層方向鉄骨構造の切梁に固定された鉛直部材の一部とを接合することにより、または、第1の層方向鉄骨構造の切梁に固定された鉛直部材の一部と第2の層方向鉄骨構造の切梁に固定された鉛直部材の一部との間に他の鉛直部材を配置して接合することにより、第1および第2の層方向鉄骨構造の鉛直部材が軸方向に一体化される。接合には、ジョイントを用いるのが好ましいが、溶接等の方法を用いてもよい。他の鉛直部材は、例えば、切梁に固定された鉛直部材の一部と同様の断面を有する鉄骨部材である。
【0010】
工程(f)で設置される板状部材は、例えば、鉄板である。鉄板の表面には、例えば、水平方向に複数のリブが配置される。リブは板状部材と同様の材質で、溶接等で板状部材に固定される。板状部材として、リブを固定した鉄板のかわりに、例えば、断面形状がコの字型の複数の軽量形鋼を並べたものを用いてもよい。リブや、軽量形鋼の水平部材に、複数の穴を設ける場合もある。
【0011】
工程(f)では、工程(e)で一体化された鉛直部材に、板状部材の鉛直方向の2辺が溶接される。工程(g)では、工程(e)で一体化された鉛直部材と工程(f)で設置された板状部材とを含む平面に、壁面が形成される。壁面は、例えば、鉄骨コンクリート構造である。
【0012】
第1の層方向鉄骨構造、第2の層方向鉄骨構造では、切梁を含む平面に床版が構築される。床版は、例えば、鉄筋コンクリート構造である。地盤の掘削時には仮設材として用いられた切梁、鉛直部材と、場合によっては腹起こしが、掘削後は本設材として使用される。
【0013】
第1の発明では、まず、鉛直部材の一部および腹起こしの一部を設けた複数の切梁を所定の間隔で掘削された地盤中に設置し、隣接する腹起こしの一部を一体化して第1の層方向鉄骨構造を構築する。そして、第1の層方向鉄骨構造の下方に、鉛直部材の一部および腹起こしの一部を設けた複数の切梁を所定の間隔で設置し、隣接する腹起こしの一部を一体化して第2の層方向鉄骨構造を構築する。
【0014】
次に、第1の層方向鉄骨構造の鉛直部材と第2の層方向鉄骨構造の鉛直部材とを一体化する。これと前後して、第2の層方向鉄骨構造の切梁を含む平面に床版を構築する。さらに、一体化された鉛直部材に板状部材を固定し、板状部材と鉛直部材とを含む平面に壁面を形成した後、第1の層方向鉄骨構造の切梁を含む平面に床版を構築する。
【0015】
第2の発明は、鉛直部材の一部および腹起こしの一部が設けられた複数の切梁が一体化された第1の層方向鉄骨構造と、鉛直部材の一部および腹起こしの一部が設けられた複数の切梁が一体化された第2の層方向鉄骨構造と、鉛直方向に一体化された前記第1の層方向鉄骨構造と前記第2の層方向鉄骨構造の側方に設けられた板状部材と、前記板状部材を含む平面に構築された壁面とを具備することを特徴とする地中構造物である。
【0016】
鉛直部材、腹起こしおよび切梁は、例えばH鋼等の鉄骨である。第1および第2の層方向鉄骨構造は、水平方向に隣接する切梁に設けられた腹起こしの一部を接合して、または、水平方向に隣接する切梁に設けられた腹起こしの一部の間に他の腹起こしを補って接合して、構築される。他の腹起こしは、例えば、腹起こしの一部と同様の断面を有する鉄骨部材である。また、第1および第2の層方向鉄骨構造の鉛直部材の一部は、上下に配置した切梁に設けられた鉛直部材の一部を接合して、または、他の鉛直部材を補って接合して、軸方向に一体化される。他の鉛直部材は、例えば、鉛直部材の一部と同様の断面を有する鉄骨部材である。
【0017】
板状部材は、鉛直部材が一体化された第1の層方向鉄骨構造と第2の層方向鉄骨構造の側方設けられる。すなわち、一体化された鉛直部材に固定される。板状部材は、鉄板等である。板状部材の表面には、板状部材と同様の材質の水平方向のリブが、溶接等で固定される。板状部材として、鉄板にリブを取り付けた部材のかわりに、例えば、断面形状がコの字型の複数の軽量形鋼を並べたものを用いてもよい。リブや、軽量形鋼の水平部材には、複数の穴を設けてもよい。
【0018】
板状部材と鉛直部材とを含む平面に形成される壁面は、例えば、鉄骨コンクリート構造である。さらに、第1および第2の層方向鉄骨構造の切梁を含む平面には、それぞれ床版が構築される。床版は、例えば、鉄筋コンクリート構造である。
【0019】
第2の発明では、第1の発明の地中構造物の施工方法を用いて地中構造物を構築する。第2の発明では、地盤掘削時に仮設材として使用した層方向鉄骨構造の鉛直部材、切梁と、場合によっては腹起こしが、本設材に転用される。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて、本発明の実施例を詳細に説明する。図1は、地盤1に鉄骨かまち梁7を設置した状態を示す図である。図1に示すように、まず、連続地中壁等の山留め壁3を地盤1に構築した後、地盤1を掘削して覆工桁2を設置する。さらに地盤1aまで掘削し、地盤1aの上方に鉄骨かまち梁7を設置する。
【0021】
図2は、地盤中に設置された複数の鉄骨かまち梁7の斜視図である。鉄骨かまち梁7は、地盤1aの上方に、水平方向に所定の間隔(例えば2.5m程度)をおいて配置される。複数の鉄骨かまち梁7は、最上段に配置される層方向鉄骨構造10の構成部材の一部である。
【0022】
図3は鉄骨かまち梁7aの一部を示す図である。鉄骨かまち梁7aは、中段に設置される層方向鉄骨構造10a(図6、図7)を構成する部材の一部である。図2、図3に示すように、鉄骨かまち梁7、7aは、それぞれ、水平部材である切梁9、9aの端部に、腹起こしの端部11、11aと、鉛直部材の端部13、13aとが固定されたものである。切梁9、9a、腹起こしの端部11、11a、鉛直部材の端部13、13aは、例えば、H鋼等の鉄骨部材である。
【0023】
腹起こしの端部11、11aは、切梁9、9aと同じ水平面内に、切梁9、9aとできる限り垂直に設けられる。また、鉛直部材の端部13、13aは、切梁9、9aと垂直に設けられる。但し、鉄骨かまち梁7では、図2に示すように、鉛直部材の端部13と切梁9の上端面が同じレベルとなるように、鉛直部材の端部13と切梁9とがT字型に固定される。一方、鉄骨かまち梁7aでは、鉛直部材の端部13aが切梁9aの上下に設けられ、鉛直部材の端部13と切梁9とが十字型に固定される。
【0024】
図4は、層方向鉄骨構造10の斜視図である。図4に示すように、水平方向に隣り合う切梁9に固定された腹起こしの端部11の間に、腹起こしの中央部15を配置する。そして、腹起こしの端部11と腹起こしの中央部15とを接合して腹起こし5を形成し、層方向鉄骨構造10を完成する。腹起こし5は山留め壁3に沿って配置される。層方向鉄骨構造10は、腹起こし5、切梁9、鉛直部材の端部13等で構成される。
【0025】
腹起こしの中央部15は、腹起こしの端部11と同様の断面を有する鉄骨である。腹起こしの端部11と腹起こしの中央部15とは、例えば、ジョイントや溶接を用いて接合されるが、品質を一定にするために、ジョイントを用いるのが好ましい。
【0026】
図5は、地盤1に鉄骨かまち梁7aを設置した状態を示す図である。図4に示すように腹起こし5を形成した後、切梁9と腹起こし5を支保工として、地盤1a(図1)を地盤1b(図5)まで掘削する。そして、図5に示すように、層方向鉄骨構造10の下方に鉄骨かまち梁7aを設置する。
【0027】
図6は、層方向鉄骨構造10の下方に鉄骨かまち梁7aを設置した状態を示す斜視図である。複数の鉄骨かまち梁7aは、中段に配置される層方向鉄骨構造10aの構成部材の一部である。複数の鉄骨かまち梁7aの水平方向の配置間隔は、最上段の層方向鉄骨構造10の鉄骨かまち梁7と同じ間隔である。
【0028】
図7は、層方向鉄骨構造10、層方向鉄骨構造10aの斜視図である。図7に示すように、水平方向に隣り合う切梁9aに固定された腹起こしの端部11aの間に、腹起こしの中央部15aを配置する。そして、腹起こしの端部11aと腹起こしの中央部15aとを接合し、腹起こし5aを形成して層方向鉄骨構造10aを完成する。腹起こし5aは、山留め壁3に沿って配置される。層方向鉄骨構造10は、腹起こし5、切梁9、鉛直部材の端部13等で構成される。
【0029】
腹起こしの中央部15aは、腹起こしの端部11aと同様の断面を有する鉄骨である。腹起こしの端部11aと腹起こしの中央部15aとの接合には、層方向鉄骨構造10と同様にジョイント等を用いる。
【0030】
図8は、地盤1に鉄骨かまち梁7bを設置した状態を示す図である。図7に示すように腹起こし5aを形成した後、層方向鉄骨構造10の切梁9と腹起こし5、および、層方向鉄骨構造10aの切梁9aと腹起こし5aとを支保工として、地盤1b(図5)を地盤1c(図8)まで掘削する。そして、図8に示すように、層方向鉄骨構造10aの下方に鉄骨かまち梁7bを設置する。
【0031】
図9は、層方向鉄骨構造10aの下方に複数の鉄骨かまち梁7bを設置した状態を示す斜視図である。層方向鉄骨構造10bは、最下段に配置される層方向鉄骨構造であり、複数の鉄骨かまち梁7bで構成される。図9に示すように、複数の鉄骨かまち梁7bの水平方向の配置間隔は、最上段の層方向鉄骨構造10の鉄骨かまち梁7、中段の層方向鉄骨構造10aの鉄骨かまち梁7aと同じである。
【0032】
図9に示すように、鉄骨かまち梁7bは、水平部材8の端部に、鉛直部材の端部13bが垂直に設けられたものである。鉛直部材の端部13bと水平部材8とは、下端面が同じレベルとなるように、L字型に固定される。水平部材8、鉛直部材の端部13bは、例えば、H鋼等の鉄骨部材である。最下段の層方向鉄骨構造10bを設置した後、必要に応じて、間詰めコンクリート16を設置する。
【0033】
図10は、下層22にスラブ筋17と鉛直部材の中央部19とを設置した状態を示す斜視図である。上層20は、層方向鉄骨構造10と層方向鉄骨構造10aとで構成される層、下層22は、層方向鉄骨構造10aと層方向鉄骨構造10bとで構成される層である。
【0034】
図10に示すように、層方向鉄骨構造10aの切梁9aに固定された鉛直部材の端部13aと、層方向鉄骨構造10bの水平部材8に固定された鉛直部材の端部13bとの間に、鉛直部材の中央部19を配置する。そして、鉛直部材の端部13a、13bと鉛直部材の中央部19とを接合し、下層22の鉛直部材21を形成する。また、鉛直部材21の一体化と前後して、層方向鉄骨構造10bの水平部材8を含む平面内に、スラブ筋17を配置する。
【0035】
鉛直部材の中央部19は、鉛直部材の端部13a、13bと同様の断面を有する鉄骨である。鉛直部材の端部13a、13bと鉛直部材の中央部19との接合には、腹起こし5、5aの接合と同様にジョイント等を用いる。
【0036】
図11は、下層22に下床版コンクリート23を設置した状態を示す斜視図である。スラブ筋17の配筋後、コンクリートを打設してRC造の下床版コンクリート21を形成する。
【0037】
図12は、下層22に型枠鉄板25を設置した状態を示す斜視図、図13は、鉛直部材21に設置された型枠鉄板25周辺の斜視図である。型枠鉄板25はプレキャスト部材であり、図13に示すように、長方形の板状部材である鉄板27と、鉄板27に固定された複数のリブ29とで構成される。リブ29は、例えば、鉄板27と同じ材質の細長い板状の水平部材であり、鉄板27の表面に垂直に溶接される。
【0038】
下層22の鉛直部材21を形成した後、隣り合う鉛直部材21の間に型枠鉄板25を固定する。さらに、必要に応じて、型枠鉄板25と平行に堰板31を設置する。堰板31は、鉛直部材21の、山留め壁3に近い方のフランジ32に固定される。型枠鉄板25は、リブ29を有する面が堰板31と対面するように、山留め壁3から遠い方のフランジ30に固定される。型枠鉄板25と鉛直部材21との間からの漏水を防ぐため、鉄板27はフランジ30に溶接34によって固定される。
【0039】
図14は、堰板31と鉛直部材の中央部19aと中床版コンクリート35とを設置した状態を示す斜視図、図15は、側壁37の外側の埋め戻し39を行った状態を示す図である。図14に示すように、鉛直部材21の間に型枠鉄板25と堰板31とを設置した後、型枠鉄板25と堰板31との間の空間33(図13)にコンクリートを打設し、鉄骨コンクリート構造の側壁37を形成する。なお、堰板31を省略して、型枠鉄板25と山留め壁3との間にコンクリートを打設する場合もある。
【0040】
型枠鉄板25のリブ29(図12、図13)は、側壁37のコンクリートと鉄板27とを一体化するための部材である。型枠鉄板25は、側壁37の形成時には型枠として、側壁37の形成後は応力材として使用される。なお、リブ29に穴(図示せず)を設け、コンクリートとの付着を増すようにしてもよい。また、鉄板27とリブ29を用いた型枠鉄板25のかわりに、軽量形鋼を用いて他の型枠鉄板を用いてもよい。例えば、断面がほぼコの字型の複数の軽量形鋼を並べて配置することで、型枠鉄板25に近い形状の型枠鉄板を形成することができる。
【0041】
次に、下床版コンクリート23の形成時と同様に、層方向鉄骨構造10aの切梁9aを含む平面内にスラブ筋(図示せず)を配筋し、コンクリートを打設して、鉄筋コンクリート構造の中床版コンクリート35を形成する。そして、図15に示すように、側壁37と山留め壁3との間の埋戻し39を行う。
【0042】
さらに、図14に示すように、層方向鉄骨構造10の切梁9に固定された鉛直部材の端部13と、層方向鉄骨構造10aの切梁9aに固定された鉛直部材の端部13aとの間に、鉛直部材の中央部19aを配置する。そして、鉛直部材の端部13、13aと鉛直部材の中央部19aとを接合し、上層20の鉛直部材21を形成する。
【0043】
鉛直部材の中央部19aは、鉛直部材の端部13、13aと同様の断面を有する鉄骨である。鉛直部材の端部13、13aと鉛直部材の中央部19aとの接合には、下層22の鉛直部材21の接合と同様にジョイント等を用いる。
【0044】
図16は、上層20に型枠鉄板25を設置した状態を示す斜視図、図17は、堰板31と側壁40と上床版コンクリート41とを設置した状態を示す斜視図である。図16に示すように、型枠鉄板25を隣り合う鉛直部材21の間に固定する。さらに、図17に示すように、型枠鉄板25と平行に堰板31を設置する。
【0045】
型枠鉄板25、堰板31の設置方法は、下層22に側壁37を形成したときと同様である。図13に示すように、堰板31は、鉛直部材21の、山留め壁3に近い方のフランジ32に固定され、型枠鉄板25は、リブ29を有する面が堰板31と対面するように、山留め壁3から遠い方のフランジ30に固定される。型枠鉄板25と鉛直部材21との間からの漏水を防ぐため、鉄板27はフランジ30に溶接34によって固定される。リブ29に穴(図示せず)を設け、コンクリートとの付着を増すようにしてもよい。
【0046】
図17に示すように、上層22の鉛直部材21の間に型枠鉄板25と堰板31とを設置する。そして、型枠鉄板25と堰板31との間の空間にコンクリートを打設し、SC造の側壁40を形成する。
【0047】
次に、下床版コンクリート23、中床版コンクリート35の形成時と同様に、層方向鉄骨構造10の切梁9を含む平面内にスラブ筋(図示せず)を配筋する。そして、コンクリートを打設し、RC造の上床版コンクリート41を形成する。
【0048】
図18は、側壁40の外側の埋め戻し43を行った状態を示す図である。側壁40と上床版コンクリート41とを形成して地中構造物47の躯体を完成させた後、上層20の側壁40と山留め壁3との間の埋戻し43を行う。さらに、上床版コンクリート41の上方の埋戻し45を行う。地中構造物47は、例えば、立体交差のアンダーパスやトンネル等に使用される。
【0049】
このように、本実施の形態では、地盤1中に、鉄骨の切梁9、9aの端部に腹起こしの端部11、11aと鉛直部材の端部13、13aとが固定された鉄骨かまち梁7、7aを設置し、腹起こしの一部11、11aの間に腹起こしの中央部15、15aをそれぞれ補って、腹起こし5、5aを形成して、層方向鉄骨構造10、10aを構築する。層方向鉄骨構造10、10aの切梁9、9aと腹起こし5、5aは、地盤掘削時の山留め壁3の支保工と地中構造物47の本設用部材を兼用する部材として使用される。鉄骨かまち梁7、7a、7bに、腹起こしの中央部15、15aや、鉛直部材の中央部19、19aを加えて一体化することで、安定した鉄骨骨組みを組立てることができる。
【0050】
鉄骨かまち梁7、7a、7bの切梁9、9a、9bを上床版コンクリート41、中床版コンクリート35、下床版コンクリート23用の本設材に使用することで、主筋やスターラップなどの鉄筋コンクリート部分の配筋を少なくすることができ、作業性が向上する。また、鉛直部材21と型枠鉄板25を本設材に使用してSC造の側壁37、側壁40を形成することによっても、鉄筋量を減らすことができる。鉄骨かまち梁7、7a、7bの設置間隔は、スターラップなどがなるべく少なくなるように設定する。
【0051】
また、層方向鉄骨構造10、10aを、山留め壁3の支保工と地中構造物47の本設用部材とに兼用することにより、本設用部材を有効利用することができ、従来のように多くの切梁を撤去する必要がなくなると同時に、鉛直部材21、型枠鉄板25を側壁37、側壁40の一部として使用するので、従来のように、型枠や型枠支保工を撤去する必要がない。仮設部材の撤去が不要となることで、作業の安全性が向上する。
【0052】
さらに、型枠鉄板25を鉛直部材21に固定することで型枠支保工が不要となる。中床版コンクリート35や上床版コンクリート41の形成時には、型枠(図示せず)が足場替わりとなり、足場工を省略できる。そのため、広い作業空間を確保でき、作業性が上がる。型枠鉄板25等の型枠は、コンクリート打設圧や群集荷重等の施工時荷重に耐えうる構造とする。型枠鉄板25は鉛直部材21に溶接34で接合されるので、防水工の必要箇所が減少する。
【0053】
本実施の形態は、立体交差のアンダーパスや開削トンネル等のボックスカルバート系の地中構造物のように、曲げが生じ、鉄筋を過密、複雑に配筋する必要のある構造物を構築する代替方法としてメリットが大きい。従来の方法に比べ、作業性の上がるステップや省略可能なステップが複数箇所あるため、工期を短縮できる。
【0054】
なお、本実施の形態では、本設用部材と兼用される層方向鉄骨構造10、10aで山留め壁3を支持して地盤1を掘削したが、支保工として、本設用部材と兼用しない切梁を設置してもよい。この場合、本設用部材と兼用しない切梁は途中で撤去される。山留め壁3と平行に、中間杭を設置してもよい。
【0055】
また、切梁9、9a、9bと鉛直部材21だけでなく、場合によっては、腹起こし5、5aも本設用部材の一部として使用できる。さらに、中段の層方向鉄骨構造10aの配置段数は1段に限らず、省略したり、複数段としてもよい。下床版コンクリート23と中床版コンクリート35との間、中床版コンクリート35と上床版コンクリート41との間に柱等を設置する場合もある。
【0056】
層方向鉄骨構造10、10aでは、腹起こしの端部11、11aの間に腹起こしの中央部15、15aを補って腹起こし5、5aを形成したが、腹起こしを一体化する際には、隣接する切梁に設けられた腹起こしの端部を、部材を補わずに接合してもよい。同様に、鉛直部材を一体化する際にも、上下の切梁に設けられた鉛直部材の端部を、部材を補わずに接合してもよい。
【0057】
さらに、前述したように、型枠鉄板25の構造は図13に示すものに限らない。図19は、他の構造の型枠鉄板49の例を示す図である。型枠鉄板49は、断面形状がコの字型の複数の軽量形鋼51を並べて一体化した板状部材であり、軽量形鋼51の水平部材53は、図13に示す型枠鉄板25のリブ29に相当する部材である。水平部材53には、コンクリートとの付着を増すために、複数の穴55を設けてもよい。
【0058】
型枠鉄板は、側壁37や側壁40の形成時に型枠として、形成後に応力材として使用できる材質、構造であればよい。型枠鉄板は、鉛直部材21との間から漏水しないように固定される。また、堰板31は省略可能である。堰板31を設置しない場合、型枠鉄板と山留め壁3との間にコンクリートを打設する。
【0059】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、鉄筋量を減らし、仮設材を本設に有効利用して撤去などの施工ステップを省略することにより、工期短縮およびコストダウンを可能とする地中構造物の施工方法および地中構造物を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】地盤1に鉄骨かまち梁7を設置した状態を示す図
【図2】地盤中に設置された複数の鉄骨かまち梁7の斜視図
【図3】鉄骨かまち梁7aの一部を示す図
【図4】層方向鉄骨構造10の斜視図
【図5】地盤1に鉄骨かまち梁7aを設置した状態を示す図
【図6】層方向鉄骨構造10の下方に鉄骨かまち梁7aを設置した状態を示す斜視図
【図7】層方向鉄骨構造10、層方向鉄骨構造10aの斜視図
【図8】地盤1に鉄骨かまち梁7bを設置した状態を示す図
【図9】層方向鉄骨構造10aの下方に複数の鉄骨かまち梁7bを設置した状態を示す斜視図
【図10】下層22にスラブ筋17と鉛直部材の中央部19とを設置した状態を示す斜視図
【図11】下層22に下床版コンクリート21を設置した状態を示す斜視図
【図12】下層22に型枠鉄板25を設置した状態を示す斜視図
【図13】鉛直部材21に設置された型枠鉄板25周辺の斜視図
【図14】堰板31と鉛直部材の中央部19aと中床版コンクリート35とを設置した状態を示す斜視図
【図15】側壁37の外側の埋め戻し39を行った状態を示す図
【図16】上層20に型枠鉄板25を設置した状態を示す斜視図
【図17】堰板31と側壁40と上床版コンクリート41とを設置した状態を示す斜視図
【図18】側壁40の外側の埋め戻し43を行った状態を示す図
【図19】他の構造の型枠鉄板49の例を示す図
【符号の説明】
1、1a、1b………地盤
5、5a………腹起こし
7、7a、7b………鉄骨かまち梁
9、9a………切梁
10、10a、10b………層方向鉄骨構造
11、11a………腹起こしの端部
13、13a、13b………鉛直部材の端部
15、15a………腹起こしの中央部
17………スラブ筋
19、19a………鉛直部材の中央部
21………鉛直部材
23………下床版コンクリート
25、49………型枠鉄板
29………リブ
35………中床版コンクリート
37、40………側壁
41………上床版コンクリート

Claims (14)

  1. 鉛直部材の一部および腹起こしの一部を設けた複数の切梁を所定の間隔で掘削された地盤中に設置する工程(a)と、
    隣接する前記腹起こしの一部を一体化して第1の層方向鉄骨構造を構築する工程(b)と、
    前記第1の層方向鉄骨構造の下方に、鉛直部材の一部および腹起こしの一部を設けた複数の切梁を所定の間隔で設置する工程(c)と、
    工程(c)の前記腹起こしの一部を一体化して第2の層方向鉄骨構造を構築する工程(d)と、
    前記第1の層方向鉄骨構造の鉛直部材と前記第2の層方向鉄骨構造の鉛直部材とを一体化する工程(e)と、
    一体化された前記鉛直部材に板状部材を固定する工程(f)と、
    前記板状部材と前記鉛直部材とを含む平面に壁面を形成する工程(g)と、
    を具備することを特徴とする地中構造物の施工方法。
  2. 前記第2の層方向鉄骨構造の切梁を含む平面に床版を構築する工程(h)をさらに具備することを特徴とする請求項1記載の地中構造物の施工方法。
  3. 前記第1の層方向鉄骨構造の切梁を含む平面に床版を構築する工程(i)をさらに具備することを特徴とする請求項1記載の地中構造物の施工方法。
  4. 前記工程(b)または前記工程(d)で、隣接する腹起こしの一部の間に他の腹起こしを設置して一体化することを特徴とする請求項1記載の地中構造物の施工方法。
  5. 前記鉛直部材、前記腹起こしおよび前記切梁は、鉄骨であることを特徴とする請求項1記載の地中構造物の施工方法。
  6. 前記板状部材は、前記地盤と対面する面にリブを有することを特徴とする請求項1記載の地中構造物の施工方法。
  7. 前記壁面は鉄骨コンクリート構造であることを特徴とする請求項1記載の地中構造物の施工方法。
  8. 鉛直部材の一部および腹起こしの一部が設けられた複数の切梁が一体化された第1の層方向鉄骨構造と、
    鉛直部材の一部および腹起こしの一部が設けられた複数の切梁が一体化された第2の層方向鉄骨構造と、
    鉛直方向に一体化された前記第1の層方向鉄骨構造と前記第2の層方向鉄骨構造の側方に設けられた板状部材と、
    前記板状部材を含む平面に構築された壁面と、
    を具備することを特徴とする地中構造物。
  9. 前記第1の層方向鉄骨構造の切梁を含む平面に構築された床版をさらに具備することを特徴とする請求項8記載の地中構造物。
  10. 前記第2の層方向鉄骨構造の切梁を含む平面に構築された床版をさらに具備することを特徴とする請求項8記載の地中構造物。
  11. 前記第1の層方向鉄骨構造または前記第2の層方向鉄骨構造で、隣接する腹起こしの一部の間に他の腹起こしを設置して一体化することを特徴とする請求項8記載の地中構造物。
  12. 前記鉛直部材、前記腹起こしおよび前記切梁は、鉄骨であることを特徴とする請求項8記載の地中構造物。
  13. 前記板状部材は、前記地盤と対面する面にリブを有することを特徴とする請求項8記載の地中構造物。
  14. 前記壁面は鉄骨コンクリート構造であることを特徴とする請求項8記載の地中構造物。
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