JP3611632B2 - 画像消去装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は可逆性感熱記録媒体状に形成される画像を消去する画像消去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の画像消去装置として特開平5−301417号公報に開示されるものがあり、これを図8に示す。この図8は従来の画像消去装置の一部を破断した概略斜視図である。
【0003】
同図において従来の画像消去装置は、積層された可逆性感熱記録媒体100が載置される給紙スタッカ201と、この給紙スタッカ201の下方側に配設され図示を省略する駆動電源により回転駆動され、前記給紙スタッカ201に載置された可逆性感熱記録媒体100を一枚づつ分離して給送する給紙ローラ202と、この給紙ローラ202の給送後段側に配設され、内部にハロゲンランプ203を収納した円筒形のアルミ材等で形成される金属ローラ204と、この金属ローラ204に対向して押圧状態で配設され、前記可逆性感熱記録媒体100を金属ローラ204側へ押圧する押圧ローラ205とを備える構成である。
【0004】
前記可逆性感熱記録媒体100は、例えば特開昭55−154198号公報に記載されるものがある。この可逆性感熱記録媒体100は、所定の温度で加熱した場合には画像を形成することができ、この形成された画像を他の所定温度で加熱することにより書込まれた画像を消去することができるため、記録媒体の繰り返し使用が可能となる。
【0005】
次に、前記構成に基づく従来の画像消去装置の動作について説明する。まず、前提として金属ローラ204は可逆性感熱記録媒体100上に形成される画像を消去し得る設定温度(例えば、100℃)に加熱しておく。画像が形成されている可逆性感熱記録媒体100を給紙スタッカ201に積層載置し、給紙ローラ202を駆動させることより一枚づつ分離して金属ローラ204及び押圧ローラ205側に給送する。
【0006】
この給送された可逆性感熱記録媒体100は回転駆動される金属ローラ204とこの金属ローラ204に従動して回転する押圧ローラ205との間に通過する。この通過の際に押圧ローラ205により金属ローラ204側へ押圧された可逆性感熱記録媒体100上の画像が金属ローラ204の熱により消去されることとなる。従って、金属ローラ204の回転に伴って、これに順次接触する可逆性感熱記録媒体100の全面に形成された画像が消去される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の画像消去装置は以上のように構成されていたことから、可逆性感熱記録媒体100を給送するための給紙ローラ202と消去動作を行なう金属ローラ204及び押圧ローラ205とが各駆動要素となり、この金属ローラ204自体を可逆性感熱記録媒体100に形成される画像が消去され得る温度、例えば100℃まで加熱しなければならず、消去動作の体勢を迅速且つ容易に整えることができないという課題を有していた。即ち、熱源であるハロゲンランプ203から中間の空気へ、さらにこの空気から金属ローラ204へと熱伝導し、この熱伝導を受けた金属ローラ204に可逆性感熱記録媒体100を密着させて消去動作を行うことから、中間における複数の媒体による熱損失が生じることとなる。
【0008】
また、従来の画像消去装置は金属ローラ204及び押圧ローラ205により挾持接触する部分の接触線上でのみ可逆性感熱記録媒体100の画像を消去することから、消去速度が遅いという課題を有していた。
本発明は前記課題を解消するためになされたもので、消去速度が速く、装置構成が簡略・小型化した画像消去装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る画像消去装置は、任意の領域を選択的に加熱することにより画像が形成される可逆性感熱記録媒体を移送する移送手段と、前記移送手段により移送される可逆性感熱記録媒体に吹き付ける温風を供給する温風供給部とを備えるものであり、移送手段は温風供給部から供給される温風の風力に駆動する風車を備え、当該風車の回転力により可逆性感熱記録媒体を移送する駆動力とするものである。
【0012】
た、本発明の請求項2に係る画像消去装置は必要に応じて、移送手段を一方がメッシュ状のローラで形成される複数のローラを組合わせてなり、当該メッシュ状のローラの内側から前記温風供給部からの温風を可逆性感熱記録媒体に吹き付けるものである。
【0013】
【作用】
本発明においては、加熱書込みにより画像が形成された可逆性感熱記録媒体を移送手段で移送し、この移送される可逆性感熱記録媒体に対して温風供給部からの温風を吹き付けるようにしたので、温風供給部で生成された温風で熱損失を生じることなく直接に可逆性感熱記録媒体に対して消去作用を行なうことができることとなり、簡略且つ小型な装置構成で消去速度を高速化できる。
【0015】
特に、本発明の請求項1においては、消去用の温風で駆動する風車を備えて、この風車の回転力により移送手段を駆動させるようにしているので、装置構成を簡略化して、可逆性感熱媒体全体をより均一に消去できる。
【0016】
また、本発明の請求項2においては、移送手段を複数のローラで形成し、この複数のローラ間に可逆性感熱記録媒体を挾持して移送するようにしているので、可逆性感熱記録媒体の移送が確実且つ円滑にできることとなり、画像の消去を確実にできる。
特に、本発明においては、相対向する二つの内の一方をメッシュ状のローラで形成し、このメッシュ状のローラの内側から可逆性感熱記録媒体に対して温風供給部からの温風を吹き付けるようにしているので、装置自体を小型化できると共に、消去動作を高速化できる。
【0017】
【実施例】
(本発明の第1の実施例)
以下、本発明の第1の実施例を図1及び図2に基づいて説明する。この図1は本実施例に係る画像消去装置の概略構成縦断面図、図2は図1に記載する画像消去装置の動作フローチャートを示す。
【0018】
前記各図において本実施例に係る画像消去装置は、消去後の可逆性感熱記録媒体100を収納する収納スタッカ11及び各種機構を収納する機構収納部12から形成されるケーシング本体1と、このケーシング本体1における収納スタッカ11の上部にヒンジ21を介して開閉自在に取付けられるケーシング蓋体2と、前記機構収納部21内に収納され、駆動ローラ31及び従動ローラ32を対向して配設すると共に、この駆動ローラ31及び従動ローラ32の前段側に給紙ローラ33を配設して形成される移送手段3と、この駆動ローラ31及び従動ローラ32と給紙ローラ33との間における下方に通気性を有するメッシュ体41を配設すると共に、このメッシュ体41から所定の間隙を隔てて案内板42が対向配設されて形成されるシート案内部4と、このシート案内部4のメッシュ体41の下方に配設される温風ヒータ5と、この温風ヒータ5の下方に配設される送風ファン6とを備える構成である。また、前記給紙ローラ33の前段側方にヒンジ201bを介して、機構収納部21の端部に角度を調整自在に支持される給紙スタッカ201が配設される。
【0019】
前記移送手段3は、図示を省略するモータにより駆動ローラ31を回動させ、この駆動ローラ31に押圧状態で対向配設される従動ローラ32との間で可逆性感熱記録媒体100を挾持して移送する構成である。
前記ケーシング本体1における機構収納部12の上面には装置自体を起動させる起動スイッチ7が配設され、前記機構収納部12の内側部におけるメッシュ体41の下側に温風の温度を検出する温風センサ51が配設される構成である。
【0020】
次に、前記構成に基づく本実施例装置に動作について説明する。
まず、前提条件として供給スタッカ201に可逆性感熱記録媒体100を装填し、起動スイッチ7を押圧することにより電源部(図示を省略)から各部への電力供給が可能となる(ステップ1)。この起動スイッチ7の押圧により温風供給部を構成する温風ヒータ5及び送風ファン6に電力が供給され、温風ヒータ5が加熱を開始すると共に、送風ファン6が送風を開始する(ステップ2)。
【0021】
この温風ヒータ5及び送風ファン6の起動により温風の温度が上昇していき、この温風温度が可逆性感熱記録媒体100に形成された画像を消去し得る所定の消去温度(例えば、100℃)以上か否かを温風センサ51からの検知温度に基づいて制御部(図示を省略)が判断する(ステップ3)。この制御部において検知温度が消去温度以下と判断された場合には、温風ヒータ5及び送風ファン6が駆動を継続してさらに温風温度を上昇させる。
【0022】
前記ステップ3において検知温度が消去温度以上と判断された場合には、移送手段3の給紙ローラ33を起動させて供給スタッカ201に装填された可逆性感熱記録媒体100を1枚づつ後段側のシート案内部4を介して移送手段3へ給紙し、この移送手段3における駆動ローラ31及び従動ローラ32の間で給紙された可逆性感熱記録媒体100を挾持状態で移送する。この移送される可逆性感熱記録媒体100は、シート案内部4のメッシュ体41を介して温風ヒータ5及び送風ファン6から供給される消去温度に達した温風が吹き付けられ、この温風により画像が消去される(ステップ5)。
【0023】
さらに、図示を省略する給紙検知センサにより可逆性感熱記録媒体100が供給されているか否かを検知し、この供給が検知されている場合には消去動作を継続し、また給紙が検出されていないと判断された場合には消去動作を終了する(ステップ6)。
【0024】
(本発明の第2の実施例)
図3は本発明の第2の実施例に係る画像消去装置の要部詳細構成図を示す。
同図において本実施例に係る画像消去装置は、前記図1に記載の実施例装置と同様にケーシング本体1、ケーシング蓋体2、移送手段3、シート案内部4、温風ヒータ5及び送風ファン6を共通して備え、前記移送手段3における駆動ローラ31の駆動構成を異にする。
【0025】
前記駆動ローラ31は、支持されれ中心軸に固着される主歯車31aと、この主歯車31aより歯数が少なく歯数比(Gear Ratio)を大きく形成される駆動歯車31cと、この駆動間車31cの中心軸に固着され、前記温風ヒータ5及び送風ファン6から吹き出される温風の風圧により回動する風車31dと、前記主歯車31a及び駆動歯車31cの間に介装されて各々に歯合する伝達歯車31bとを備える構成である。
【0026】
次に、前記構成に基づく本実施例の動作について説明する。
まず、温風ヒータ5及び送風ファン6を起動させると温風がシート案内部4のメッシュ体41に吹き付けられる際に、このメッシュ体42の前側に配設される風車31dが前記温風の風圧により図示矢印A方向に回動する。この風車31dの回動に伴って同軸に軸支される駆動歯車31cを同じ方向の矢印A方向に回動させ、この駆動歯車31cに歯合する伝達歯車31dを介して主歯車31aを図示矢印B方向(矢印Aと同じ)方向へ回動させる。
【0027】
この主歯車31aが矢印B方向に回動することから、駆動ローラ31も回動することとなる。この駆動ローラ31の回動に伴って従動ローラ32も接触状態で回動し、給紙ローラ33からシート案内部4を介して供給される可逆性感熱記録媒体100を駆動ローラ31及び従動ローラ32の間に挾持して移送する。この移送の途中においてシート案内部4のメッシュ体41から吹き付けられる温風により可逆性感熱記録媒体100に形成された画像を消去することができる。
【0028】
(本発明の第3の実施例)
図4は本発明の第3の実施例に係る画像消去装置の要部外観斜視図、図5は図4に記載の画像消去装置のA−A線断面図である。
図1に記載の実施例装置と同様にケーシング本体1、ケーシング蓋体2、移送手段3、シート案内部4、温風ヒータ5及び送風ファン6を共通して備え、この移送手段3における駆動ローラ31aの構成と温風ヒータ5及び送風ファン配設位置とを異にすると共に、温風ヒータ5及び送風ファンからの温風を送給する送風部50を追加して構成される。
【0029】
前記移送手段3の駆動ローラ310は、円周側面を通気性を有するメッシュ状の筒体で形成され、この筒体の一側面を閉塞する側板310aの中心にモータ30の駆動軸を固着すると共に、前記筒体の他側を開放状態とする構成である。この駆動ローラ310の筒体には、前記各実施例と同様に従動ローラ32が所定の押圧力により密着して係合する構成である。
【0030】
前記温風ヒータ5及び送風ファン6は、前記駆動ローラ310における筒体の開放状態の他側近傍に配設され、生成した温風を送風部50を介して供給する構成である。この送風部50は、前記温風ヒータ5の後段側(温風排出側)に一端が接続され、他端を駆動ローラ310における筒体の開口部近傍まで延出する送風ダクト52と、この送風ダクト52の他端に接続され、前記駆動ローラ310の筒体内に挿通状態で配設され、この筒体内面の長手方向全長に亘って開放状態の開口部を有する吹き出しダクト53とを備える構成である。
【0031】
次に、前記構成に基づく本実施例の動作について説明する。
まず、前記各実施例にと同様に供給スタッカ201に装填された可逆性感熱記録媒体100が給紙ローラ33によりシート案内部4を介して供給される。この供給されたか可逆性感熱記録媒体100はメッシュ状の筒体で形成される駆動ローラ310と従動ローラ32との間に挾持されて後段側へ移送されるが、この移送の際に駆動ローラ310のメッシュ状筒体を介して円周面から温風が吹き付けられる。この駆動ローラ310の内側面からの温風の吹き付けにより可逆性感熱記録媒体100に対する消去動作を行なうこととなる。
【0032】
(本発明の第4の実施例)
図6は本発明の第4の実施例に係る画像消去装置の要部外観斜視図及びこのA−A線断面図である。
同図において本実施例に係る画像消去装置は、前記図4に記載の実施例装置と同様に駆動ローラ310を通気性を有するメッシュ状の筒体で形成すると共に、この駆動ローラ310の筒体内側から送風部50を介して温風を可逆性感熱記録媒体100に吹き付けて消去動作を行なうことが共通し、前記駆動ローラ310及び送風ファン6の駆動構成を異にする。
【0033】
前記駆動ローラ310は、円筒側端の全外周にローラ側歯車310bが形成され、前記送風ファン6を駆動するモータ30の駆動軸30aに軸支される駆動歯車30bを介して前記歯車310b及び伝達歯車30cの歯数により多く形成されて歯数比を大きく設定されることにより、送風ファン6の高速回転に対して駆動ローラ310を遅い速度で回転させることができる。
【0034】
特に、単一の前記モータ30で送風ファン6及び駆動ローラ310の双方を各々異なる最適な速度で回動させることができ、装置の簡略化及びコンパクト化が可能となる。
なお、前記ローラ側歯車310b、駆動歯車30b及び伝達歯車30cは、図7に示すように遊星歯車装置(Planetary Gear)として構成することができる。同図においてローラ側歯車310bは、駆動ローラ310の端部内側全面に亘って内歯車として形成され、太陽歯車として作用する駆動歯車30bに遊星歯車として作用する伝達歯車30cを介して歯合する構成である。
【0035】
前記ローラ側歯車301bの歯数に対して駆動歯車30b及び伝達歯車30cの歯数を少なくして歯数比を大きく構成することによりモータ3の高速回転に対して遅い速度で駆動ローラ310を回転させることができる。この高速回転するモータ3の駆動軸には前記図6に示す実施例と同様に送風ファン6を接続して駆動することもできる。
【0036】
(本発明のその他の実施例)
前記各実施例に係る画像消去装置においては、移送手段3の前段側において送風ファン6及び温風ヒータ5からの温風を可逆性感熱記録媒体100に吹き付けて消去動作を行なう構成としたが、移送手段3の後段側(可逆性感熱記録媒体100が排出される後段側)で可逆性感熱記録媒体100に対して温風を吹き付ける構成とすることもできる。この場合には、起動スイッチ7の押圧起動により移送手段3、送風ファン6及び温風ヒータ5を同時に起動させることができる。
【0037】
即ち、給紙スタッカ7に装填された可逆性感熱記録媒体100が給紙ローラ33により1枚づつ取り出されてシート案内部4を通過し、さらに駆動ローラ31及び従動ローラ32に挾持されて後段側に排出するまでには所定時間(例えば、数十秒間)を要することから、この所定時間内に温風ヒータ5及び送風ファン6が消去温度まで温風を上昇させることができる。このように移送手段3の後段側で消去動作を行なう場合には、消去動作の制御を簡略化できる。
【0038】
また、前記図1及び図2に記載の実施例にいおては、起動スイッチ7の投入後に温風ヒータ5及び送風ファン6のみを起動させ、移送手段3を所定時間遅延させて起動させる構成としたが、前記温風ヒータ5及び送風ファン6と同時に移送手段3を起動させ、この移送手段3の移送速度、例えば駆動ローラ31及び給紙ローラ33の回転速度を当初の所定時間を遅く、その後は速くなるように二段階若しくは漸次変化させる構成とすることもできる。
【0039】
さらに、前記図4ないし図7に記載の各実施例においては、駆動ローラ310を通気性を有するメッシュ状の筒体で構成したが、通気性を有するパンチングメタル、連通型多孔管質体等で構成することもできる。
【0040】
【発明の効果】
以上のように本発明の請求項1においては、加熱書込みにより画像が形成された可逆性感熱記録媒体を移送手段で移送し、この移送される可逆性感熱記録媒体に対して温風供給部からの温風を吹き付けるようにしたので、温風供給部で生成された温風で熱損失を生じることなく直接に可逆性感熱記録媒体に対して消去作用を行なうことができることとなり、簡略且つ小型な装置構成で消去速度を高速化できるという効果を奏する。
特に、本発明においては、消去用の温風で駆動する風車を備えて、この風車の回転力により移送手段を駆動させるようにしているので、装置構成を簡略化して、可逆性感熱媒体全体をより均一に消去できるという効果を有する。
また、本発明においては、移送手段を複数のローラで形成し、この複数のローラ間に可逆性感熱記録媒体を挾持して移送するようにしているので、可逆性感熱記録媒体の移送が確実且つ円滑にできることとなり、画像の消去を確実にできるという効果を有する。
特に、本発明の請求項2においては、相対向する二つの内の一方をメッシュ状のローラで形成し、このメッシュ状のローラの内側から可逆性感熱記録媒体に対して温風供給部からの温風を吹き付けるようにしているので、装置自体を小型化できると共に、消去動作を高速化できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る画像消去装置の概概略断面構成図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る画像消去装置の図1におけるフローチャートである。
【図3】本発明の第2の実施例に係る画像形成装置の要部詳細図である。
【図4】本発明の第3実施例に係る画像形成装置の要部外観斜視図である。
【図5】本発明の第3実施例に係る画像消去装置のA−A線断面構成図である。
【図6】本発明の他の実施例に係る画像消去装置の要部外観斜視図である。
【図7】本発明の他の実施例に係る画像消去装置ひおける要部の一部外観斜視図である。
【図8】従来の画像消去装置の一部を破断した概略斜視図である。
【符号の説明】
1 ケーシング本体
2 温風供給部
3 移送手段
4 シート案内部
5 温風ヒータ
6 送風ファン
7 起動スイッチ
11 収納スタッカ
21、201b ヒンジ
30、62 モータ
31 駆動ローラ
32 従動ローラ
33 給紙ローラ
41 メッツシュ体
42 シート案内板
50 送風部
51 温風センサ
52 送風ダクト
53 吹き出しダクト
61 ファン
100 可逆性感熱記録媒体
201 供給スタッカ
202 給紙ローラ
203 ハロゲンランプ
204 金属ローラ
205 押圧ローラ

Claims (2)

  1. 任意の領域を選択的に加熱することにより画像が形成される可逆性感熱記録媒体を移送する移送手段と、
    前記移送手段により移送される可逆性感熱記録媒体に吹き付ける温風を供給する温風供給部を備える画像消去装置において、前記移送手段は温風供給部から供給される温風の風力で駆動する風車を備え、当該風車の回転力により可逆性感熱記録媒体を移送する駆動力とすることを特徴とする画像消去装置。
  2. 任意の領域を選択的に加熱することにより画像が形成される可逆性感熱記録媒体を移送する移送手段と、前記移送手段により移送される可逆性感熱記録媒体に吹き付ける温風を供給する温風供給部を備える画像消去装置において、前記移送手段を一方がメッシュ状のローラで形成される複数のローラを組合わせてなり、当該メッシュ状のローラの内側から前記温風供給部からの温風を可逆性感熱記録媒体に吹き付けることを特徴とする画像消去装置。
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