JPH08183190A - 画像消去装置 - Google Patents

画像消去装置

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JPH08183190A
JPH08183190A JP6339677A JP33967794A JPH08183190A JP H08183190 A JPH08183190 A JP H08183190A JP 6339677 A JP6339677 A JP 6339677A JP 33967794 A JP33967794 A JP 33967794A JP H08183190 A JPH08183190 A JP H08183190A
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JP
Japan
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warm air
image erasing
housing
erasing device
image
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Pending
Application number
JP6339677A
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English (en)
Inventor
Kenji Endo
謙治 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Maxell Holdings Ltd
Original Assignee
Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Hitachi Maxell Ltd
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Publication date
Application filed by Kyushu Hitachi Maxell Ltd, Hitachi Maxell Ltd filed Critical Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Priority to JP6339677A priority Critical patent/JPH08183190A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は可逆性感熱記録媒体状に形成される画
像を消去する画像消去装置に関し、消去速度が速く、装
置構成が簡略・小型化した画像消去装置を提供すること
を目的とする。 【構成】加熱書込みにより画像が形成された可逆性感熱
記録媒体100を収納筐体11内に収納し、この収納筐
体11に温風供給部2から温風を供給するようにしたの
で、可逆性感熱媒体100の全面に対して消去作用を行
なうことができることとなり、簡略且つ小型な装置構成
で消去速度を高速化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は可逆性感熱記録媒体状に
形成される画像を消去する画像消去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像消去装置として特開
平5−301417号公報に開示されるものがあり、こ
れを図7に示す。この図7は従来の画像消去装置の一部
を破断した概略斜視図である。
【0003】同図において従来の画像消去装置は、積層
された可逆性感熱記録媒体100が載置される給紙スタ
ッカ201と、この給紙スタッカ201の下方側に配設
され図示を省略する駆動電源により回転駆動され、前記
給紙スタッカ201に載置された可逆性感熱記録媒体1
00を一枚づつ分離して給送する給紙ローラ202と、
この給紙ローラ202の給送後段側に配設され、内部に
ハロゲンランプ203を収納した円筒形のアルミ材等で
形成される金属ローラ204と、この金属ローラ204
に対向して押圧状態で配設され、前記可逆性感熱記録媒
体100を金属ローラ204側へ押圧する押圧ローラ2
05とを備える構成である。
【0004】前記可逆性感熱記録媒体100は、例えば
特開昭55−154198号公報に記載されるものがあ
る。この可逆性感熱記録媒体100は、所定の温度で加
熱した場合には画像を形成することができ、この形成さ
れた画像を他の所定温度で加熱することにより書込まれ
た画像を消去することができるため、記録媒体の繰り返
し使用が可能となる。
【0005】次に、前記構成に基づく従来の画像消去装
置の動作について説明する。まず、前提として金属ロー
ラ204は可逆性感熱記録媒体100上に形成される画
像を消去し得る設定温度(例えば、100℃)に加熱し
ておく。画像が形成されている可逆性感熱記録媒体10
0を給紙スタッカ201に積層載置し、給紙ローラ20
2を駆動させることより一枚づつ分離して金属ローラ2
04及び押圧ローラ205側に給送する。
【0006】この給送された可逆性感熱記録媒体100
は回転駆動される金属ローラ204とこの金属ローラ2
04に従動して回転する押圧ローラ205との間に通過
する。この通過の際に押圧ローラ205により金属ロー
ラ204側へ押圧された可逆性感熱記録媒体100上の
画像が金属ローラ204の熱により消去されることとな
る。従って、金属ローラ204の回転に伴って、これに
順次接触する可逆性感熱記録媒体100の全面に形成さ
れた画像が消去される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の画像消去装置は
以上のように構成されていたことから、可逆性感熱記録
媒体100を給送するための給紙ローラ202と消去動
作を行なう金属ローラ204及び押圧ローラ205との
各駆動要素が必要となり、また、各駆動要素を回転駆動
させるための駆動源が必要となり、装置構成が複雑化且
つ大型化するという課題を有していた。
【0008】また、従来の画像消去装置は金属ローラ2
04及び押圧ローラ205により挾持接触する部分のみ
が可逆性感熱記録媒体100の画像を消去できることか
ら、1枚づつの消去動作しかできないこととなり、消去
速度が遅いという課題を有していた。本発明は前記課題
を解消するためになされたもので、消去速度が速く、装
置構成が簡略・小型化した画像消去装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像消去装
置は、任意の領域を選択的に加熱することにより画像が
形成される可逆性感熱記録媒体を収納する収納筐体と、
前記収納筐体に温風を供給する温風供給部とを備えるも
のである。また、本発明に係る画像消去装置は必要に応
じて、収納筐体に収納された可逆性感熱記録媒体の両側
面に各々温風供給部からの温風を供給するものである。
【0010】また、本発明に係る画像消去装置は必要に
応じて、収納筐体に収納された可逆性感熱記録媒体の端
部から温風供給部が温風を供給するものである。また、
本発明に係る画像消去装置は必要に応じて、収納筐体の
少なくとも内壁を断熱性材料で形成されるものである。
【0011】また、本発明に係る画像消去装置は必要に
応じて、収納筐体の側面に透明媒質で形成される窓部を
備えるものである。また、本発明に係る画像消去装置は
必要に応じて、収納筐体の内側壁に収納される可逆性感
熱記録媒体を側方から各々支持する複数の支持突片を備
えるものである。
【0012】また、本発明に係る画像消去装置は必要に
応じて、収納筐体内の温風供給方向に対して上手側に形
成され、収納筐体内に収納される複数の可逆性感熱記録
媒体の各々端部を所定間隔に隔持するスペーサ片を備え
るものである。また、本発明に係る画像消去装置は必要
に応じて、温風供給部が目標温度に到達したと検出され
る以前の収納筐体に対して供給される温風の熱量を目標
温度の到達したと検出された後に供給される前記熱量よ
りも小さい値として供給制御するものである。
【0013】また、本発明に係る画像消去装置は必要に
応じて、温風供給部が収納筐体側へ所定の熱量を供給し
た後に冷風又は送風の供給により収納筐体内を冷却する
ものである。また、本発明に係る画像消去装置は必要に
応じて、収納筐体を縦型に配設し、この収納筐体の下方
から前記温風供給部からの温風を上方に向かって供給す
るものである。
【0014】
【作用】本発明においては、加熱書込みにより画像が形
成された可逆性感熱記録媒体を収納筐体内に収納し、こ
の収納筐体に温風供給部から温風を供給するようにした
ので、可逆性感熱媒体の全面に対して消去作用を行なう
ことができることとなり、簡略且つ小型な装置構成で消
去速度を高速化できる。
【0015】また、本発明においては、加熱書込みによ
り画像が形成された可逆性感熱媒体の両側面から温風供
給部が温風を供給するようにしているので、可逆性感熱
媒体の消去温度より高速且つ均一に移行できることとな
り、消去速度をより高速化できる。特に、複数枚の積層
状態にある可逆性感熱媒体に対して同時に消去動作を行
なう場合に、より均一且つ高速な消去ができる。
【0016】また、本発明においては、可逆性感熱媒体
の端部から温風供給部が温風を供給するようにしたの
で、積層された複数の可逆性感熱媒体の各々に対してよ
り均一且つ高速な消去が可能となる。また、本発明にお
いては、収納筐体の内壁を断熱材料で形成しているの
で、収納筐体内に収納される可逆性感熱媒体のいずれの
部分に対しても温度降下を極力抑制された温風が供給さ
れることとなり、可逆性感熱媒体全体をより均一に消去
できる。
【0017】また、本発明においては、収納筐体の側面
に透明媒質で形成される窓部を備えるようにしてので、
収納筐体に収納された可逆性感熱媒体に形成された画像
の消去状態を窓部から確認できることとなり、画像の消
去を確実にできる。また、本発明においては、収納筐体
の内側壁に複数突出する支持突片で収納される可逆性感
熱媒体を側方から各々支持するようにしたので、可逆性
感熱媒体の画像形成面が収納筐体の内側壁に直接密接す
ることを防止して温風の流通を促進することとなり、高
速且つ均一な消去が可能となる。
【0018】また、本発明においては、収納筐体内の温
風供給方向に対して上手側にスペーサ片を形成し、この
スペーサ片で複数の可逆性感熱媒体の各端部を所定間隔
に隔持するようにしたので、複数の可逆性感熱媒体の各
々の面に均一に温風を供給できることとなり、複数の可
逆性感熱媒体に対して同時に画像の消去を行なうことが
できる。
【0019】また、本発明においては、目標温度の到達
する前に収納筐体に対して供給される温風の熱量を目標
温度に到達した後に供給される熱量よりも少なくする供
給制御により、可逆性感熱媒体の全領域に対して均一な
温風供給ができることとなり、可逆性感熱媒体の部分的
な高温による歪みを防止することができる。
【0020】さらに、本発明においては、温風供給部が
収納筐体へ画像の消去に必要な熱量の温風を供給した後
に冷風又は常温風を所定時間供給するようにしたので、
消去後の可逆性感熱媒体を取出すに際して火傷等の危険
を防止できる。
【0021】
【実施例】
(本発明の実施例)以下、本発明の実施例を図1ないし
図4に基づいて説明する。この図1は本実施例に係る画
像消去装置の概略構成縦断面図、図2は図1におけるA
−A線における横端面図、図3は本実施例装置の動作説
明斜視図、図4は本実施例装置の動作特性図である。
【0022】前記各図において本実施例に係る画像消去
装置は、シート状の可逆性感熱媒体100を収納する収
納筐体1と、この収納筐体1内に温風を供給する温風供
給部2とを備える構成である。この収納筐体1は、方形
状の片面が開放した中空箱体で形成され、側端面に排出
口11aが形成される筐体本体11と、この筐体本体1
1に蝶番13で回動自在に支持される方形状の片面が開
放した中空箱体で形成され、前記温風供給部2に連通す
る吸入口12b及び前記中空箱体の側端面に形成される
排出口12aを有する蓋体12とを備える構成である。
【0023】この筐体本体11及び蓋体12の各内側壁
には、断面略三角形状の支持片16a・16b・16
c、17a・17b・17cを複数突出させて形成され
る。この各支持片16a・16b・16c、17a・1
7b・17cは前記筐体本体11内に蓋体12が完全に
係合した状態において、相互に位置ずれの状態となるよ
うに配設される構成である。このように相互に位置ずれ
で配設することにより、各支持片16a・16b・16
c、17a・17b・17cの先端が接触する可逆性感
熱記録媒体100の接触部分における温度低下を極力抑
制できることとなる。また、前記筐体本体11の外側下
面には複数の支持台部11cが配設され、本装置が配設
される場所に対して接触する部分を少なくしてより温度
放熱による影響を防止している。
【0024】前記筐体本体11及び蓋体12は、それぞ
れの各中空箱体内の内側壁全面に断熱性シート14、1
5が貼着される構成である。この断熱性シート14、1
5により収納筐体内に供給される温風の温度降下を極力
抑制して可逆性感熱媒体100のいずれの部分に対して
も最適な温風が供給できる。また、前記蓋体12の内側
面における温風供給方向の最下流側には、湾曲して突出
する整流フィン18を配設する構成である。この整流フ
ィン18は、収納筐体1内を流通する温風を攪拌して温
度分布を均一なものとし、可逆性感熱媒体100に対し
て平均化された温度で消去を行なうことができる。この
整流にフィン18の作用により、より温度降下のない温
風を可逆性感熱媒体100の表面に吹き当てることがで
きることとなる。また、前記筐体本体11の内側には、
複数のスペーサ片19a、19bが突設され、この複数
のスペーサ片19a、19bが複数の可逆性感熱記録媒
体100の側端部相互間に間隙を形成している。さら
に、前記蓋体12には側面における温風供給方向のやや
下流側に透明媒質で形成される窓部4及び把手部5が各
々配設される構成である。このように温風供給方向のや
や上流側に窓部4を形成することにより、この窓部4に
より熱放出の影響を極力抑制できると共に、消去状態の
確認をより正確に行なうことができる。
【0025】前記温風供給部2は、吸入口21a及び排
出口21bが形成される中空箱体からなるケーシング2
1と、このケーシング21内の吸入口21a側に収納さ
れる送風ファン22と、この送風ファン22からの空気
が加熱するヒータ23と、前記ケーシング21の排出口
21bに接続され、ヒータ23からの温風を収納筐体1
側に給送する温風ダクト24とを備える構成である。こ
のケーシング21内には、ヒータ23からの温風の温度
を検出する供給側温度センサ31が配設される。また、
前記筐体本体11内における排出口11aの近傍に排出
される温度を検出する排出側温度センサ32が配設され
る構成である。
【0026】次に、前記構成に基づく本実施例の動作に
ついて説明する。まず、収納筐体1の蓋体12を図示矢
印P方向(図3を参照)に蝶番13を中心として回動さ
せて開放状態とし、加熱書込みにより画像が形成された
複数の可逆性感熱記録媒体100を開放状態の筐体本体
11に図示矢印G方向へ挿入収納する。この複数の可逆
性感熱記録媒体100は、各々先端部分が複数のスペー
サ片19a、19bにより間隙をおいて載置されると共
に、下側から支持片16a、16b、16cで支持す
る。再度、蓋体12を図示矢印R方向に回動させて閉塞
状態とし、上方から支持片17a、17b、17cが可
逆性感熱記録媒体100を支持する。この蓋体12の閉
塞と同時にヒータ23及び送風ファン22が図示を省略
する配線を介して電力が供給され、ヒータ23が発熱す
ると共に送風ファン22が回転を開始する。
【0027】前記ヒータ23の発熱と同時にケーシング
21の回転とにより、温風ダクト24を介して収納筐体
1内に温風が供給される。この温風は複数のスペーサ片
19a、19bにより端部に間隙をあけられて載置され
た複数の可逆性感熱記録媒体100の間に供給されると
共に、上下の各支持片16a・16b・16c、17a
・17b・17cにより形成された上下のスペースに供
給される。このように上下の各支持片により支持された
可逆性感熱記録媒体100は、温風供給方向の上手側で
より多くのポイントにより支持され、下流側で支持され
ていないことから、この下流側に位置する端部が揺動し
て温風の流れを乱すことにより、温風の温度分布をより
均一化して画像の消去作用を向上させている。
【0028】この温風により可逆性感熱記録媒体100
に対して与えられる熱量はヒータ23の後段に配設され
る供給側温度センサ31と排出口11aの前段に配設さ
れる排出側温度センサ32とで各々検出される結果に基
づいて制御演算部(図示を省略)が前記ヒータ23及び
送風ファン22を駆動制御する。この制御演算部は図4
の動作特性となるように制御し、起動から時間T1後の
時刻t1までは熱量の供給量を抑制して供給し、時刻t1
からt2までの時間T2を熱量の供給量を全開で供給する
ように前記送風ファン22及びヒータ23を抑制する。
このように起動の当初(時間T1)のみを熱量供給が抑
制された状態で制御されることにより、供給側温度セン
サ31の温度検出特性の追従を適正に行なわせることに
より、より正確な温度検出を行なわせるためである。こ
の時間T1により供給される熱量は、可逆性感熱記録媒
体100に形成された画像を消去するのに必要な温度1
00℃に迅速に安定化されるために供給される。この安
定化の状態は図4に示すように本実施例のように当初の
熱量の供給をより抑制して制御する(図中に実線で示
す)ことにより時間T21で温度100℃に安定化される
ことができる。これに対して図中に一点鎖線で示すよう
に当初より熱量の供給量を全開で供給制御した場合には
温度100℃を大きくオーバーシュートして安定化まで
に時間T22(T22>T21)を要し、実際に供給側温度セ
ンサ31が検出した時点には温度130℃に達すること
がある。このために収納された可逆性感熱記録媒体10
0に端部(温風供給の上手側に位置する端部)に前記温
度130℃のような過剰な加熱により歪みが生じる。こ
のような不都合を本実施例の制御により回避することが
できる。
【0029】前記時間T2により供給される全熱量は、
安定状態にある温度100℃で実際に可逆性感熱記録媒
体100に形成された画像を消去するために用いられる
こととなり、供給側温度センサ31の検出結果により制
御演算部が演算することができる。
【0030】この供給される全熱量のうち収納筐体1に
収納される可逆性感熱記録媒体100に吸収された熱量
は、排出側温度センサ32の検出結果に基づいて制御演
算部が演算することができる。即ち、この制御演算部が
前記可逆性感熱記録媒体100に吸収された熱量が予め
設定された設定値に達したか否かにより前記時間T2が
特定することができる。
【0031】さらに、前記時刻t1からt2までの時間T
2までの温風が供給されて可逆性感熱記録媒体100に
対する消去動作が終了すると、制御演算部はヒータ23
の加熱動作を停止させて送風ファン22のみの駆動を時
刻t2からt3までの時間T3だけ実行制御する。この送
風ファン22のみの駆動制御により加熱状態にある収納
筐体1内を冷却させて使用者の火傷等を未然に防止して
いる。この冷却動作が終了すると制御演算部は収納筐体
1の蓋体12を自動的に開放して動作の完了を使用者に
報知する。
【0032】(本発明の他の実施例)前記実施例におい
ては収納筐体1の蓋体12が閉塞状態となると自動的に
起動する構成としたが、起動用のスイッチを設け、この
スイッチによりヒータ23及び送風ファン22を起動さ
せることができる。このスイッチの取付位置は、例えば
図1中に示すように温風供給部2のケーシング21にお
ける上面に配設することもできる。
【0033】また、前記実施例においては温風供給部2
から収納筐体1への温風の供給を収納筐体1の側端部か
ら供給する構成としたが、収納筐体1の上面又は下面若
しくは両面の側方から供給する構成とすることもでき
る。また、前記スペーサ片19a、19bを収納筐体1
の内側壁に配設する構成としたがこれを省略する構成と
することもできる。
【0034】また、前記実施例においては制御演算部が
消去動作後に冷却動作を行なうように構成したが、この
冷却動作を省略することもできる。また、前記実施例に
おいては冷却動作後に収納筐体1の蓋体12を開放させ
て動作終了を報知するように構成したが、消去動作の実
行中、終了、冷却動作の実行中、終了等を示す報知ラン
プ等を備え、この確報知ランプの点灯により操作者に報
知する構成とすることもできる。さらに、図5及び図6
に示すように縦型の構成とすることもできる。この図5
は他の実施例に係る画像消去装置の概略断面構成図、図
6は図5に記載する画像消去装置の外観斜視図を示す。
【0035】前記各図において他の実施例に係る画像消
去装置は、側方に設けられた蓋体7を所定角度開放させ
て可逆性感熱記録媒体100を収納し、上方から送風フ
ァン22が空気を吸引し、この空気をヒータ23により
加熱された温風が温風ダクト24を介して前記収納され
た可逆性感熱記録媒体100の下側から上方へ供給する
構成である。このように収納筐体1の最下方から上方に
向かって温風が供給されることから、収納筐体1内の温
度分布をより均一的な状態で消去動作が可能となる。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明においては、加熱書
込みにより画像が形成された可逆性感熱記録媒体を収納
筐体内に収納し、この収納筐体に温風供給部から温風を
供給するようにしたので、可逆性感熱媒体の全面に対し
て消去作用を行なうことができることとなり、簡略且つ
小型な装置構成で消去速度を高速化できるという効果を
奏する。また、本発明においては、加熱書込みにより画
像が形成された可逆性感熱媒体の両側面から温風供給部
が温風を供給するようにしているので、可逆性感熱媒体
の消去温度より高速且つ均一に移行できることとなり、
消去速度をより高速化できる。特に、複数枚の積層状態
にある可逆性感熱媒体に対して同時に消去動作を行なう
場合に、より均一且つ高速な消去ができるという効果を
有する。また、本発明においては、可逆性感熱媒体の端
部から温風供給部が温風を供給するようにしたので、積
層された複数の可逆性感熱媒体の各々に対してより均一
且つ高速な消去が可能となるという効果を有する。ま
た、本発明においては、収納筐体の内壁を断熱材料で形
成しているので、収納筐体内に収納される可逆性感熱媒
体のいずれの部分に対しても温度降下を極力抑制された
温風が供給されることとなり、可逆性感熱媒体全体をよ
り均一に消去できるという効果を有する。また、本発明
においては、収納筐体の側面に透明媒質で形成される窓
部を備えるようにしてので、収納筐体に収納された可逆
性感熱媒体に形成された画像の消去状態を窓部から確認
できることとなり、画像の消去を確実にできるという効
果を有する。また、本発明においては、収納筐体の内側
壁に複数突出する支持突片で収納される可逆性感熱媒体
を側方から各々支持するようにしたので、可逆性感熱媒
体の画像形成面が収納筐体の内側壁に直接密接すること
を防止して温風の流通を促進することとなり、高速且つ
均一な消去が可能となるという効果を有する。また、本
発明においては、収納筐体内の温風供給方向に対して上
手側にスペーサ片を形成し、このスペーサ片で複数の可
逆性感熱媒体の各端部を所定間隔に隔持するようにした
ので、複数の可逆性感熱媒体の各々の面に均一に温風を
供給できることとなり、複数の可逆性感熱媒体に対して
同時に画像の消去を行なうことができるという効果を有
する。また、本発明においては、目標温度の到達する前
に収納筐体に対して供給される温風の熱量を目標温度に
到達した後に供給される熱量よりも少なくする供給制御
により、可逆性感熱媒体の全領域に対して均一な温風供
給ができることとなり、可逆性感熱媒体の部分的な高温
による歪みを防止することができるという効果を有す
る。さらに、本発明においては、温風供給部が収納筐体
へ画像の消去に必要な熱量の温風を供給した後に冷風又
は常温風を所定時間供給するようにしたので、消去後の
可逆性感熱媒体を取出すに際して火傷等の危険を防止で
きるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る画像消去装置の概略構
成縦断面図である。
【図2】本発明の一実施例に係る画像消去装置の図1に
おけるA−A線の横端面図である。
【図3】本発明の一実施例に係る画像形成装置の動作説
明斜視図である。
【図4】本発明の一実施例に係る画像形成装置の動作特
性図である。
【図5】本発明の他の実施例に係る画像消去装置の概略
断面構成図である。
【図6】本発明の他の実施例に係る画像消去装置の外観
斜視図である。
【図7】従来の画像消去装置の一部を破断した外観斜視
図である。
【符号の説明】
1 収納筐体 2 温風供給部 11 筐体本体 11a、12a 排気口 12 蓋体 12b 吸入口 13 蝶番 14、15 断熱性シート 16a・16b・16c、17a・17b・17c 支
持片 18 整流フィン 19a、19b スペーサ片 21 ケーシング 22 送風ファン 23 ヒータ 24 送風ダクト 31 供給側温度センサ 32 排出側温度センサ 100 可逆性感熱記録媒体 201 供給スタッカ 202 給紙ローラ 203 ハロゲンランプ 204 金属ローラ 205 押圧ローラ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意の領域を選択的に加熱することによ
    り画像が形成される可逆性感熱記録媒体を収納する収納
    筐体と、 前記収納筐体に温風を供給する温風供給部とを備えるこ
    とを特徴とする画像消去装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の画像消去装置にお
    いて、 前記収納筐体に収納された可逆性感熱記録媒体の両側面
    に各々温風供給部からの温風を供給することを特徴とす
    る画像消去装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1又は2に記載の画像消去装
    置において、 前記収納筐体に収納された可逆性感熱記録媒体の端部か
    ら温風供給部が温風を供給することを特徴とする画像消
    去装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項1ないし3のいずれかに記載
    の画像消去装置において、 前記収納筐体の少なくとも内壁を断熱性材料で形成され
    ることを特徴とする画像消去装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項1ないし4のいずれかに記載
    の画像消去装置において、 前記収納筐体の側面に透明媒質で形成される窓部を備え
    ることを特徴とする画像消去装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項1ないし5のいずれかに記載
    の画像消去装置において、 前記収納筐体の内側壁に収納される可逆性感熱記録媒体
    を側方から各々支持する複数の支持突片を備えることを
    特徴とする画像消去装置。
  7. 【請求項7】 前記請求項1ないし6いずれかに記載の
    画像消去装置において、 前記収納筐体内の温風供給方向に対して上手側に形成さ
    れ、収納筐体内に収納される複数の可逆性感熱記録媒体
    の各々端部を所定間隔に隔持するスペーサ片を備えるこ
    とを特徴とする画像消去装置。
  8. 【請求項8】 前記請求項1ないし7のいずれかに記載
    の画像消去装置において、 前記温風供給部は目標温度に到達したと検出される以前
    の収納筐体に対して供給される温風の熱量を目標温度の
    到達したと検出された後に供給される前記熱量よりも小
    さい値として供給制御することを特徴とする画像消去装
    置。
  9. 【請求項9】 前記請求項1ないし8のいずれかに記載
    の画像消去装置において、 前記温風供給部は収納筐体側へ所定の熱量を供給した後
    に冷風又は送風の供給により収納筐体内を冷却すること
    を特徴とする画像消去装置。
  10. 【請求項10】 前記請求項1ないし9のいずれかに記
    載の画像消去装置において、 前記収納筐体を縦型に配設し、この収納筐体の下方から
    前記温風供給部からの温風を上方に向かって供給するこ
    とを特徴とする画像消去装置。
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