JP2867755B2 - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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JP2867755B2
JP2867755B2 JP3216434A JP21643491A JP2867755B2 JP 2867755 B2 JP2867755 B2 JP 2867755B2 JP 3216434 A JP3216434 A JP 3216434A JP 21643491 A JP21643491 A JP 21643491A JP 2867755 B2 JP2867755 B2 JP 2867755B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印字媒体である用紙を
加熱する装置を備えた印字装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、熱転写方式やホットメルト型のイ
ンクジェット方式の印字装置では、印字品質を良好にす
るために、印字媒体を加熱する装置を備えたものが知ら
れている。また、水性インクを使用したインクジェット
方式の印字装置では、インク乾燥のために、同様の装置
を備えたものがある。これら加熱装置を備えた印字装置
の中には、印字媒体を加熱媒体(以下、加熱プラテンと
いう)に吸着させるための負圧発生装置を備えたものが
あり、これにより印字媒体と加熱プラテンとを密着さ
せ、熱を加熱媒体に確実に伝達し、印字品質の向上を図
るようにしたものがある。
【0003】この様な印字装置においては、特殊な条
件、例えば湿度が高く、印字媒体が通常よりも多くの水
分を含んでいるような場合においては、印字媒体を加熱
することで皺が発生し、その結果、加熱プラテン表面と
の間に隙間が生じて、加熱プラテンからの熱の伝達が悪
くなるために極度に、印字品質が悪くなる。また、印字
媒体の種類や厚みによっては、それぞれ最適な加熱温度
が存在するため、加熱プラテンの温度を予め設定してあ
る所定値に設定したままでは、良好な印字品質が得られ
ないことがある。従って、より高い印字品質を得ようと
すると、環境条件と印字媒体の種類に応じて、最適温度
とすべく加熱プラテンの温度を変化させる必要があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、印字装
置における加熱プラテンの温度を変化させる場合、加熱
プラテン自体の熱時定数が大きいために、単に加熱装置
への電力供給を制御するだけでは、短時間で加熱プラテ
ンを目的の温度にすることはできなかった。本発明は、
上述した問題点を解決するためになされたものであり、
短時間に加熱プラテンの温度を所定の温度にまで変化さ
せることが可能で、常に良好な印字品質が得られる印字
装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、印字媒体を加熱することによって印字を行
う印字装置において、図1に示すように、印字媒体51
を加熱媒体52(加熱プラテン)を介して加熱する加熱
装置53と、前記加熱媒体52の温度を検出する温度検
出手段54と、前記印字媒体51を前記加熱媒体52に
吸着させる負圧発生装置55と、前記温度検出手段54
により検出された値に基いて前記加熱媒体52が所定温
度になるように前記加熱装置53と前記負圧発生装置5
5の動作を制御する制御装置56とを備えたものであ
る。
【0006】
【作用】上記構成によれば、加熱プラテンの温度を変化
させる場合、制御装置56により加熱装置53への電力
供給を制御すると同時に負圧発生装置55の動作も制御
する。例えば、温度を下げる場合には、加熱装置53へ
の電力供給を止めると同時に負圧発生装置55を動作さ
せることで、加熱プラテンの熱を印字装置の外部に逃
す。逆に、温度を上げる場合には、負圧発生装置55
を、加熱プラテンの熱が逃げないよう動作させずに、加
熱装置53に電力供給する。この様にして、短時間に加
熱プラテンの温度を目的の温度に変化させることを可能
にしている。
【0007】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。本実施例はインクジェットプリンタ
に本発明を適用したものであり、図2はその印字機構及
び吸引機構の部分切欠斜視図、図3は断面図である。印
字ヘッド1を備えたキャリジ2は、ガイド軸3に沿って
図示しないモータの駆動力によりベルトを介して移動可
能になっている。この印字ヘッド1の前方には、フレー
ム4に支持され、かつ熱伝導性の良好なアルミニウムか
ら形成された平板状の加熱プラテン9(加熱媒体)が設
けられている。この加熱プラテン9の下方及び上方に
は、フレーム4に回転可能に支持された上紙送りローラ
5及び下紙送りローラ6と、上押圧ローラ7及び下押圧
ローラ8が設けられており、この上紙送りローラ5及び
下紙送りローラ6が図示しない歯車機構を介して紙送り
モータにより回転駆動されて印字用紙P(印字媒体)を
供給、排出する。
【0008】また、加熱プラテン9の非印字面には、ヒ
ータ10(加熱装置)が張り付けられており、加熱プラ
テン9を介して印字用紙Pを加熱する。さらに加熱プラ
テン9上には、熱伝導性のよいエポキシ系の接着剤によ
り接着されたサーミスタからなる温度センサ11(温度
検出手段)が設けられており、加熱プラテン9の温度を
電気信号に変換して出力する。加熱プラテン9に対して
印字ヘッド1と反対側には、吸着孔12に連通し気密性
に優れた合成樹脂などからなる吸引チャンバー13が設
けられており、この吸引チャンバー13の後端部には吸
引ファン14(負圧発生装置)が取り付けられている。
従って、吸引ファン14が回転することにより吸引チャ
ンバー13内の空気を吸引するので、加熱プラテン9に
給紙された各種の印字用紙Pは複数の吸着孔12を介し
て加熱プラテン9に吸着される。
【0009】次に、図4を用いて、温度センサ11から
の電気信号に基づいて、ヒータ10及び吸引ファン14
を制御する信号処理回路20を説明する。信号処理回路
20は、CPU21、ROM22、RAM23、入力イ
ンターフェース24及び出力インターフェース25を含
む電子制御装置26を中心に構成されている。また、信
号処理回路20の入力側回路には、温度センサ11から
の電気信号をコンピュータの処理可能なディジタル信号
に変換するA/D変換器27と、トリマ28からのアナ
ログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換器29
が設けられている。トリマ28は、手動により加熱プラ
テン9の目標温度を調節するものであり、抵抗値の調整
により該抵抗値に対応するアナログ信号が出力される。
また、出力側回路には、ヒータ10用のタイマ回路30
及び及びヒータ10を駆動するヒータ駆動回路31が設
けられ、更に吸引ファン14及び吸引ファン14を駆動
する吸引ファン駆動回路32が設けられている。ヒータ
駆動回路31は、タイマ回路30からのデューティ信号
によりヒータ10の動作をオン、オフするスイッチ素子
で、トランジスタ又はソリッドステートリレーから構成
されたものである。
【0010】次に、図5のフローチャートを用いて電子
制御装置26により実行されるヒータ制御について説明
する。本制御は、ROM22内に格納された制御プログ
ラムに従ってCPU21の命令及び内蔵タイマ等の指令
に基づいて所定時間毎に繰り返して実行される。なお、
以下の説明においてステップはSと略記する。まず、S
1にてA/D変換器27にてディジタル信号に変換され
た加熱プラテン9の検出温度T、およびA/D変換器2
9にて同様にトリマ28によって設定された目標温度T
s が読み込まれる。次のS2にて検出温度Tと目標温度
Ts とを比較演算し、その結果、検出温度Tが目標温度
Ts よりも低いと判断された場合にはS7に進み、吸引
ファン14をオフにする。そして、続くS8にて、S2
の演算結果に基づいてデューティ比を求め、この信号を
タイマ回路30に転送する。タイマ回路30は、設定さ
れたデューティ信号をヒータ駆動回路31に送り、S9
にてヒータ駆動回路31は、そのデューティ信号に従っ
てヒータ10を通電制御する。
【0011】一方、S2にて検出温度Tが目標温度Ts
以上と判断された場合はS3に進み、予めROM22に
記憶された基準温度差データとして基準温度差Td が読
み込まれる。続くS4にて、その基準温度差Td と、S
2にて比較演算された結果、求められた検出温度Tと目
標温度Ts との差とを比較し、その差が基準温度差Td
よりも小さいと判断された場合は、前述のS3に戻る。
一方、S4にて検出温度Tと目標温度Ts との差が、基
準温度差Td 以上と判断された場合には、S5に進み吸
引ファン14をオンにする。そして、続くS6にてタイ
マ回路30にデューティ比として0%を表わすデータを
転送することでヒータ10をオフにする。
【0012】上述した本実施例によれば、加熱プラテン
9の温度が目標温度よりも高く、かつ、その温度差が、
予め設定しておいた温度差以上である場合には、ヒータ
10への電力供給を断ち、かつ、吸引ファン14を動作
させることで、加熱プラテン9の熱を外部に逃がすこと
ができ、また、加熱プラテン9の温度が目標温度よりも
低い場合には、吸引ファン14を動作させずにヒータ1
0へ電力供給することで、加熱された加熱プラテン9の
熱を逃がさないようにできるため、単にヒータ10への
電力供給を制御した場合に比べ、短時間に目標の温度に
することが可能になる。
【0013】本発明は以上詳述した実施例に限定される
ものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々
の変更を加えることができる。例えば、本実施例におい
ては加熱プラテン9の目標温度Ts を設定する際、手動
でトリマ28の抵抗値を変化させ、そのアナログ信号を
A/D変換器29にてディジタル信号に変換している
が、これは直接ホストのコンピュータより目標温度Ts
のデータを送ることも可能であり、また、適当なセンサ
により予め用紙の種類等を検出し、用意しておいたテー
ブルからその用紙に最も適した目標温度Ts を設定して
もよい。また、本発明は、プリンタのカバー等が開けら
れた時に、加熱プラテン9の温度を短時間に目的の温度
にまで下げる場合においても適用できる。
【0014】
【発明の効果】以上の説明から明かなように本発明によ
れば、印字媒体を加熱する方式の印字装置において、加
熱媒体、例えば加熱プラテンの温度制御のために、その
ヒータを制御すると共に、印字媒体を加熱プラテンに吸
着させる負圧発生装置、例えば吸引ファンの、オン、オ
フも制御するようにしているので、短時間に加熱プラテ
ンを目的とする所定の温度にまで変化させることが可能
となる。従って、常に良好な印字品質を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の印字装置のブロック構成図である。
【図2】本考案の一実施例による印字機構及び吸引機構
の部分切欠斜視図である。
【図3】本考案の一実施例による印字機構及び吸引機構
の断面図である。
【図4】本考案の一実施例に係る制御装置のブロック図
である。
【図5】本考案の一実施例による温度制御処理を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
P 印字用紙(印字媒体) 9 加熱プラテン(加熱媒体) 10 ヒータ(加熱装置) 11 温度センサ(温度検出手段) 14 吸引ファン(負圧発生装置) 26 電子制御装置 51 印字媒体 52 加熱媒体 53 加熱装置 54 温度検出手段 55 負圧発生装置 56 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/01 B41J 11/02 B41J 29/00 B41J 29/13

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字媒体を加熱することによって印字を
    行う印字装置において、印字媒体を加熱媒体を介して加
    熱する加熱装置と、前記加熱媒体の温度を検出する温度
    検出手段と、前記印字媒体を前記加熱媒体に吸着させる
    負圧発生装置と、前記温度検出手段により検出された値
    に基いて前記加熱媒体が所定温度になるように前記加熱
    装置と前記負圧発生装置の動作を制御する制御装置とを
    具備したことを特微とする印字装置。
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