JPS6398474A - プリンタ−用紙予備加熱装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野］ この発明は、例えばサーマルプリンタや７アクシミリな
どに使用する用紙を予備加熱するプリンター用紙予備加
熱装置に関するものである。

〔従来の技術〕

第３図は、例えば画像電子学会誌第１２巻第４号（１９
８３）第２８５頁〜第２９１頁に記載されている従来の
カラー・サーマルプリンタ装置を示す断面的構成図であ
る。図において、（１）は給紙カセット（２）から用紙
（３）を取り出す給紙ローラ、（４）は給紙時の用紙搬
送経路を決定する第１用紙ガイド、　（５）は第１ピン
チローラ（６）、第２ピンチローラ（力と接触し、イン
クシート（８）及び用紙（３〕を搬送するプラテンロー
ラ、（９）は図の矢印の方向に回転する際には、バネ（
ｌＯ）に対抗してプラテンローラ（５）インクシー）　
（８）、用＃、（３）とサーマルヘッドの支持部（１１
）、サーマルヘッド（１２）の間を分離し、矢印と反対
方向に回転する際には、これらを圧接させるカム、 （１３）はサーマルヘッド（１２）の底面中央付近に設
置されたサーマルヘッド温度センサー、　（１４）ｌｄ
サ−マルヘッド温度センサー（１３）からの出力値う及
び画像情報を入力し、サーマルヘッド（１２）を駆動す
るのに必要な信号を出力する制御回路、（１５）は制御
回路（１４）からの信すに従って、サーマルヘッド（１
２）に一定電圧をパルス幅の時間印加するサーマルヘッ
ド駆動回路、 （１６）、（１７）は用紙搬送中の搬送経路を決定する
第２、第３用紙ガイドである。

次に動作について説明する。

給紙カセット（２）から給紙ローラ（１）により用紙（
３）が収り出され、第１ピンチローラ（６）、及びプラ
テンローラ（５）に噛に込み、インタシート（８〕及び
用紙（３）が画面の先頭位置に米た際に、カム（９）が
矢印と反対方向に回転する。カム（９）が回転するとバ
ネ（１０）の抑圧により、プラテンローラ（５）、サー
マルヘッド（１２）、及び用紙（３）、インクシート（
８）が圧接される。プリント時には、制御回路（１４）
からの駆動信号により、プラテンローラ（５〕が回転し
、用紙（３）、インクシート（８）が搬送される。

その際に制御回路（１４）は、画面情報及びサーマルヘ
ッド温度センサー（１３）からの出力信号を入力として
、１ラインに入力されるデータの周期及び印字率の平均
値により、必要なパルス幅を決定する。

決定されたパルス幅に従って、サーマルヘッド駆動回ｉ
　（１５）により、サーマルヘッド（１２）にパルス幅
の時間だけ電圧が印加され、発生した熱によりインクシ
ート（８）のインクが溶け、用紙（３）に転写される。

１画面について１色の搬送が終ｒすると、同じ画面の他
の色を転写するため、カム（９）が矢印方向に回転し、
プラテンローラ（５）とサーマルヘッド（１２）の間が
分離される。この状態でインクシート（８）は次の色の
先頭位置まで早送りされ、用Ｘ（３）＃−１１［１ピン
チローラ（６）第２ピンチローラ（７）によす、用紙（
３）の画面先頭位置まで第２用紙ガイド（１６）、第３
用紙ガイド（１７）に沿って逆方向に搬送され、インク
シート（８）及び用紙（３）が画面の先頭位置まで来た
際に、カム（９）が矢印と逆方向に回転し、プラテンロ
ーラ（５）とサーマルヘッド（１２）が再び圧接され、
次の色についてのプリントを開始する。

〔発明が解決しようとする問題点Ｊ 従来のプリンタ装置は以上のように構成されていたので
、蓄熱によりサーマルヘッド（１２）の表面が過加熱状
態になっても、サーマルヘッド温度センサー（１３）の
温度は上昇しないため、制御が有効に働らかず連続して
プリントした場合、画質が劣化する。また、ｌラインク
ます複数ドツトのデータ制御は、複数ドツトの情報の平
均で制御を行っているため、データのパターンによって
は画質の劣化が激しい。更に、環境温度・湿度の影響を
受けやすく、特に環境混炭が高い場合、転写時に用紙の
湿度が変化し、用紙の収縮に起因する色ずれが発生する
などの問題があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、環境温度・湿度の影響を受けに＜＜、湿度に
起因する色ずれが少なく、連続してプリントした場合に
も、蓄熱が少ないため高品位の画質を維持でき、サーマ
ルヘッドの寿命を長くテキルフリンタ装置を得るための
プリンター用紙予備加熱装置を得ることを目的とする。

〔問題点を解決するための手段］ この発明に係るプリンター用紙予備加熱装置は、用紙の
温度を検出する用紙温度センサー、転写前の用紙を加熱
する用紙加熱装置、及び用紙温度センサーの出力値に応
じて用紙加熱装置に加える電力を制御する用紙加熱制御
装置を備えたものである。

［作用〕 この発明におけるプリンター用紙予備加熱装置は、用紙
温度センサーによって用紙の温度を検知し、用紙温度を
所定の値に保つように構成している。従ってサーマルヘ
ッドを高温にしなくても用紙の温度でインクを溶かすこ
とができ、サーマルが ヘッド−過加熱状態になるのを防ぐ。また、環境温度・
湿度によって用紙の温度を変化させることができ、色ず
れを防止できる。

〔実施例Ｊ 以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
図はとの一実施例を示す断面的構成図であり、図におり
て、（１）は給紙カセット（２）から用紙（３）を取り
出す給紙ローラ、（５）は第１ピンチローラ（６）、第
２ピンチ四−ラ（７）と接触し、インクシート（８）及
び用紙（３）を搬送するプラテンローラ、（９）は図の
矢印の方向に回転する際は、バネ（ｌＯ）に対抗してプ
ラテンローラ（５）、インクシート（８）　、用紙（３
）トＦ−マルヘッドの支持部（１１）　、サーマルヘッ
ド（１２）の間を分離し、矢印と反対方向に回転する際
には、これらを圧接させるカム、 （１３）はサーマルヘッド（１２）の底面中央付近に設
置サレタサーマルヘッド温度センサー、　（１４）はサ
ーマルヘッド温度センサー（１３）からの出力信号及び
画像情報を入力し、サーマルヘッド（１２）を駆動する
のに必要な信号を出力する制御回路、（１５）は制御回
路（１４）からの信号に従って、サーマルヘッド（１２
）に一定電圧を、パルス幅の時間印加するサーマルヘッ
ド駆動回路、（１６）、（１７）は用紙搬送中の搬送経
路を決定する第２、第３用紙ガイド、（１９）は給紙時
の用紙搬送経路を決定すると共に、転写前の用紙を加熱
する用紙加熱装置、（２０）は用紙加熱制御装置で、例
えばプラテンローラ（５）の近くの用紙搬送経路上に収
り付けられた用紙湿度センサー　（２１）の温７変の出
力値、及びサーマルヘッド温度センサー（１３）の温度
の出力値を検知し、サーマルヘッド温度センサー（１３
）の温度に応じて用紙（３）の温度を所定の温度に呆つ
ように、第１用紙加熱装置（１９）及び第２用紙加熱装
置（２２）に加える電力を制（ホ）する。

プリンター用紙予備加熱装置は、用紙温度センサー　（
２１）、第１用紙加熱装置（１９）、第２用紙加熱装置
（２２）、用紙加熱制御装置（２０）、より構成される
。

また、第２図はこの一実施例によるプリンター用紙予備
加熱装置を示すブロック図である。

次に前作について説明する。

給紙力ｔント（２）から、給紙ローラ（１）により用紙
（３）が収り出され、第１用紙加熱装置（１９）によシ
、用紙が所定の温度に加熱された状態で第１ピンチ０−
５　（６）に噛み込み、インクシート（８）及びＦｉｌ
（３）が画面の先頭位置に来た際にカム（９）が矢印と
反対方向に回転し、バネ（ｌＯ）の抑圧によりプラテン
ローラ（５）、サーマルヘッド（１２）、用紙（３）、
インクシート（８）が圧接される。

プリント時には、制御回路（１４）からの駆動信号によ
り、プラテンローラ（５）が回転し、用紙（３）、イン
クシート（８）が搬送される。

その際に制御回Ｍ　（１４）は従来と同様に、画像情報
、及びサーマルヘッド温度センサー（１３）からの出力
値を入力として、ｌライン又は、複数ドツトに入力され
るデータの周期及び印字率の平均値より、必要なパルス
幅を決定する。

決定されたパルス幅に従って、サーマルヘッド駆動回路
（１５）により、サーマルヘッド（１２）　Ｋパルス幅
の時間だけ電圧が印加される。

一方、用紙加熱制御装置（２０）は、第２凶に示すよう
に、サーマルヘッド温度センサー（１３）　、用紙温度
センサー（２１）の温度を検知し、所定の用紙温度を床
つように制御する。

例えば、サーマルヘッド温度センサー（１３）の出力信
号であるサーマルヘッド（１２）の温度はほぼ環境温度
とみなされ、動作開始時に、サーマルヘッド（１２）の
温度が５℃とすると、用紙の温度はインクが溶ける温度
より若干低い温度、例え［６０’Ｃでインクが溶ける場
合には、用紙温度を５５℃程度にする。動作時間が経過
するにつれて、サーマルヘッド（１２）の温度が上がっ
てくると、用紙温度の設定値を下げるように制御装置（
２０）によって制御する。この用紙温度の制御目標値は
、サーマルヘッド温度センサー（１３）の温度と用紙の
温度によってインクシート（８）のインクが溶け、どの
くらいの転写濃度になるかという間係からあらかじめ決
定することができる。従ってサーマルヘッド（１２）に
発生した熱、及び第１用紙加熱装［（１９）により加熱
された用紙による熱によってインクシート（句のインク
が溶け、用紙（３）に転写される。

１画面について１色の搬送が終了すると、同じ画面の他
の色を転写するため、カム（９）が矢印方向に回転し、
プラテンローラ（５）とサーマルヘンＦ　（１２）の間
が分離され、インクシート（８〕は次の色の先頭位置ま
で早送りされ、用紙（３）は第１ピンチローラ（６）、
第２ピンチローラ（７）により第２用紙ガイド（１６）
、第３用紙ガイド（１７）に沿って逆搬送される。

（ｌＯ） インクシート（８）及び用紙（３）が画面先頭位置まで
来た際にカム（９）が矢印と逆方向に回転し、プラテン
ローラ（５）とサーマルヘッド（１２）が適切な圧力で
圧接され、次の色についてプリントを開始する。第２色
以後のプリントの際には、第２用紙加熱装置（２２）が
用いられ第１色と同様の熱制御が行なわれる。

なお、上記実施例では、用紙加熱制御装置（２０）はサ
ーマルヘッド（１３）の温度に応じて用紙（３）の温度
をあらかじめ設定しておき、用紙（３）がこの設定値に
なるように用紙加熱装置（１９）、（２２）に加える電
力を制御するように構成しているが、これに限るもので
はなく、用紙（３）の温度をあらかじめ動作時間によっ
て設定しておいたりしてもよい０また、用紙温度検出セ
ンサー（２１）の取り付は位置は転写箇所近傍であれば
よい。

また、上記実施例では、カット紙を用紙として用いた場
合を示したが、ロール紙又は穴付連続用紙を用いたプリ
ンタの場合、でも同等の効果を奏する。

また、上記実施例では、ラインプリンタの場合を示した
がシリアルプリンタでも同等の効果を奏する。

更に、上記実施例は、カラー・プリンタの場合であるが
、モノクロプリンタの場合であれば、第１用紙加熱装置
（１９）、第２用紙加熱装置（２２）のうち、片方のみ
でもよい。

〔発明の効果〕

以上のようにこの発明によれば、用紙の温度を検出する
用紙温度センサー、転写前の用紙を加熱する用紙加熱装
置、及び上記用紙温度センサーの出力値に応じて上記用
紙加熱装置に加える電力を制御する用紙加熱制御装置を
備えることにより、環境温度・湿度の影響を叉けに＜＜
、湿度に起因する色ずれが少なく、蓄熱による画質劣化
が微少であり、サーマルヘッドの寿命を長くできるプリ
ンター用紙予備加熱装置が得られる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例によるプリンター用紙予備
加熱装置を収り付けたカラー・サーマルプリンタ装置を
示す断面的構成図、第２図はこの発明の一実施例による
プリンター用紙予備加熱装置を示すブロック図、＄３図
は従来のカラー・サーマルプリンタ装置を示す断面的ａ
成因である。 （３）・・・用紙、（１９）、（２２）・・・用紙加熱
装置、（２０）・・・用紙加熱制御装置、（２１）・・
・用紙温度センサー。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）用紙の温度を検出する用紙温度センサー、転写前
   の用紙を加熱する用紙加熱装置、及び上記用紙温度セン
   サーの出力値に応じて上記用紙加熱装置に加える電力を
   制御する用紙加熱制御装置を備えたプリンター用紙予備
   加熱装置。
2. （２）用紙温度センサーは、転写前の用紙の温度を検出
   するようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第１項
   記載のプリンター用紙予備加熱装置。
3. （３）用紙加熱制御装置は、用紙温度センサーの出力値
   がサーマルヘッドの温度に基づいて設定された用紙温度
   設定値になるように、用紙加熱装置に加える電力を制御
   することを特徴とする特許請求の範囲第１項又は第２項
   記載のプリンター用紙予備加熱装置。