JPH0292550A - 感熱記録式印字装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明はファクシミリ装置等にて使用される感熱記録方
式の印字装置に関する。

（従来の技術） 従来、ファクシミリ装置に使用される印字装置は例えば
第６図に示す如く構成される。即ち、別途入力されるデ
ータに対応して感熱ヘッド１を電源部２から供給される
＋２４Ｖの電源により発熱させて、この感熱ヘッド１に
プラテンロー５５によって密着されている感熱記録紙上
に前記データを記録する。この際、電源オンオフ制御部
３は電源部２のスイッチ回路を制御して受信時等の記録
時に＋２ＡＶをこの感熱ヘッド１に印加し、その仙の場
合は感熱ヘッド１に対する前記＋２４Ｖの印加を停止す
る制御を行う。又、プラテンローラ制御部４は感熱記録
紙がセットされると前記感熱記録紙を感熱ヘッド１（押
しつけて、印字動作に合せて前記感熱記録紙を送る制御
を行う。しかし、上記のような記録毎に感熱ヘッドに供
給する＋２４Ｖ電源をオンオフする構成では、このオン
オフ制御にコストがかかるという欠点があった。

そこで、第７図に示した従来例では、電源オンオフ制御
部を省略して、感熱ヘッド１に電源部２から＋２４Ｖ電
源を常時印加したままにする構成ｈ（採用されている。

ところで、第８図に示す如く、感熱記録紙６が感熱ヘッ
ド１にプラテンローラ５によって密着されていると、感
熱記録紙６に含まれている成分が空気中の水分によって
溶は出し、Ｎａ＋やＣ１−イオンが感熱ヘッド１の周囲
に存在することになる。このような状態で、電源部２か
らの＋２４Ｖ電源が前記感熱ヘッド１に印加されたまま
であると、この感熱ヘッド１のリードや発熱抵抗部分が
電極となって前記イオンを介して電気分解が進行し、こ
れによって、前記リードや発熱抵抗部分が腐蝕されると
いう不都合があった。

（発明が解決しようとする課題） 上記の如く、感熱記録式印字装置のコストを低減するた
め、常時、感熱ヘッドに電源を供給したままにすると、
プラテンローラによって前記感熱ヘッドに密着している
感熱記録紙の成分が空気中の水分によって溶は出し、こ
れが前記電源によって電気分解を起こすため、感熱ヘッ
ドのリードや発熱抵抗部分を腐蝕するという欠点がめっ
た。

そこで本発明は上記の欠点を除去するもので、印字用感
熱ヘッドに発熱用の電源を印加したままにしておいても
前記感熱ヘッド及びその周辺部分の腐蝕を阻止して正規
の耐久性を維持することができる感熱記録式印字装置を
提供することを目的としている。

「発明の構成〕 （課題を解決するための手段） 本発明は、感熱ヘッドに常時発熱用の電源を印加し、プ
ラテンローラによって感熱記録紙を前記感熱ヘッドに密
着させて印字を行う感熱記録式印字装置において、装置
が印字モードか待機モードかを判定する判定手段と、感
熱記録紙を感熱ヘッド方向またはその逆方向に搬送する
搬送手段と、感熱ヘッド上に感熱記録紙が有るか無いか
を検出する検出手段と、前記判定手段によって待機モー
ドと判定されると前記搬送手段を駆動して感熱記録紙を
感熱ヘッドとは逆方向に移動させて所定位置まで戻し、
又、前記判定手段によって印字モードと判定されると前
記搬送手段を駆動して感熱記録紙を感熱ヘッド上に送る
制御を行う紙送り制御手段と、前記判定手段によって待
機モードと判定されると前記感熱ヘッドと前記プラテン
ローラを離す制御を行い、又、前記検出手段によって感
熱ヘッド上に感熱記録紙が有ると判定されると前記感熱
ヘッドと前記プラテンローラを密着させる制御を行う位
置制御手段とを具備した構成を有している。

（作用） 本発明の感熱記録式印字装置において、判定手段は装置
が印字モードか待機モードかを判定してその結果を紙送
り制御手段と位置制御手段とに知らせる。検出手段は感
熱ヘッド上に感熱記録紙が有るか無いかを検出してその
結果を位置制御手段に知らせる。紙送り制御手段は前記
判定手段によって待機モードと判定されると、搬送手段
を駆動して感熱記録紙を感熱ヘッドとは逆方向に移動さ
せて所定位置まで戻し、又、前記判定手段によって印字
モードと判定されると前記搬送手段を駆動して感熱記録
紙を感熱ヘッド上に送る制御を行う。位置制御手段は前
記判定手段によって待機モードと判定されると前記感熱
ヘッドと前記プラテンローラを１１ｔｖ制御を行い、又
、前記検出手段によって感熱ヘッド上に感熱記録紙が有
ると判定されると前記感熱ヘッドと前記プラテンローラ
を密着させる制御を行う。これにより、待機モード時に
は前記感熱ヘッド上に感熱記録紙が密着されていない状
態となる。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を従来例と同一部には同一符号
を付して図面を参照して説明する。第１図は本発明の感
熱記録式印字装置の一実施例を示したブロック図である
ａｌは感熱記録紙にデータを印字する感熱ヘッド、２は
感熱ヘッド１に発熱用の電源±２４Ｖを供給する電源部
、４はプラテンローラ５を駆動制御するプラテンローラ
制御部、５は感熱記録紙を感熱ヘッド１側に密着させる
プラテンローラ、７は感熱記録紙の送り又は戻しを行う
紙送りローラ、８は紙送りローラ７の駆動を制御する紙
送りローラ制御部、９は感熱ヘッド１の位置を制御する
ヘッド移動制御部である。

次に本実施例の動作について説明する。上記感熱記録式
印字装置を搭載したファクシミリ装置が電源オンすると
、電源部２から＋２４Ｖの電源が感熱ヘッド１に常時印
加される。まず待機状態では、感熱ヘッド１とプラテン
ローラ５及び感熱記録紙６との位置関係は第２図に示す
如くなっている。

即ち、感熱記録紙６は感熱ヘッド１の部分にかかつては
おらず紙送りロー５７側に戻されてあり、しかも、感熱
ヘッド１はヘッド移動制御部９によってプラテンローラ
５から離れている。このような状態で記録モードになる
と、紙送りローラ制御８６８が紙送りロー５７を駆動し
て感熱記録紙６を感熱ヘッド１側に送る。感熱ヘッド１
上に感熱記録紙６が来ると、ヘッド移動制御部９はこれ
を検出して感熱ヘッド１をプラテンローラ５側に移動さ
せて、感熱記録紙６をプラテンローラ５にて感熱ヘッド
１上に密着させる。以降、感熱ヘッド１による印字動作
に合わせて紙送りローラ制御部８及びプラテンローラ制
御部４は紙送りローラ７及びプラテンローラ５を駆動し
て感熱記録紙６を順次感熱ヘッド１側に送って、印字を
進めて行く。

１頁の印字が終了すると、前記感熱記録紙６をオートカ
ットし、次頁がある場合は感熱ヘッド１の印字動作に合
せて再び紙送りローラ７及びプラテンローラ５によって
感熱記録紙６を感熱ヘッド１側に送って次頁の印字動作
を行う。こうして、最終頁の感熱記録紙６のオートカッ
トをした後、ヘッド移動制御部９は感熱ヘッド１をプラ
テンローラ５側から離す。又、紙送りローラ制御部８は
紙送りローラ７を駆動して感熱記録紙６を紙送りローラ
７側に戻して、第２図に示した待機状態とする。こうし
て、再び記録モードとなると上記した動作を行う。

第４図は上記ヘッド移動制御部８の動作フローチャート
である。まず、ステップ４０１にて感熱ヘッド１上に感
熱記録紙６が有るか無いかを判定し、無い場合はステッ
プ４０５へ進み、ある場合はステップ４０２へ進／υで
感熱ヘッド１をプラテンローラ５側に移動させる。次に
ステップ４０３にて感熱記録紙６かオートカットされた
か否かを判定し、オートカットされない場合はステップ
４０２へ戻る。

オートカットされた場合はステップ４０４にてデータの
印字が終了したか否かを判定し、終了しない場合にはス
テップ４０２へ戻り、印字が終了した場合はステップ４
０５へ進む。ステップ４０５ではプラテンローラ５を感
熱ヘッド１から離した（変、ステップ４０１へ戻る。

第５図は上記紙送りローラ制御部８の動作フローチャー
トである。まず、ステップ５０１にて印字開始待ちを行
ない、印字が開始されればステップ５０２へ進んで紙送
りローラ７を駆動して感熱記録紙６を感熱ヘッド１上に
送る。ステップ５０３では感熱ヘッド１の印字動作に合
せて紙送りローラ７の駆動を制御し、ステップ５０４に
てプラテンローラ５が感熱ヘッド１から離れたか否かを
判定し、離れない場合はステップ５０３へ戻り、離れた
場合はステップ５０５へ進む。ステップ５０５では感熱
記録紙６が感熱ヘッド１上から離れるように、紙送りロ
ーラ６を駆動して、前記感熱記録紙６を所定の位置まで
戻した後、ステップ５０１へ戻る。

本実施例によれば、待機状態では、感熱ヘッド１をプラ
テンローラ５から離し、且つ、感熱記録紙６を紙送りロ
ーラ７にて感熱ヘッド１側から戻しておくため、感熱記
録紙６が感熱ヘッド１に常時触れることがなくなり、感
熱ヘッド１に＋２４Ｖを常時印加しておいても、感熱記
録紙６の成分によって感熱ヘッド］及びその周辺部分を
電極とした電気分解の生起を防止することができる。こ
れによって、感熱ヘッド１及びその周辺部分の腐蝕を防
止し、これら部品の耐久性を維持しつつ、電源オン、オ
フ制御を省略して装置のコストを低減させることができ
る。

［発明の効果］ 以上記述した如く本発明の記録式印字装置によれば、印
字用感熱ヘッドに発熱用の電源を印加したままにしてお
いても前記感熱ヘッド及びその周辺部分の腐蝕を阻止し
て正規の耐久性を維持し得る効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の感熱記録式印字装置の一実施例を示し
たブロック図、第２図及び第３図は第１図に示した装置
のプラテンローラ、感熱ヘッド及び感熱記録紙の動作位
置関係例を示した図、第４図は第１図に示したヘッド移
動制御部の動作フローチャート、第５図は第１図に示し
た紙送りローラ制御部の動作フローチャート、第６図は
従来の感熱記録式印字装置の一例を示したブロック図、
第７図は従来の感熱記録式印字装置の他の例を示したブ
ロック図、第８図は第７図に示した装置のプラテンロー
ラ、感熱ヘッド及び感熱記録紙の位置関係例を示したブ
ロック図である。 １・・・感熱ヘッド ２・・・電源部 ４・・・プラテンローラ制御部 ５・・・プラテンローラ ６・・・感熱記録紙 ７・・・紙送りローラ ８・・・紙送りローラ制御部 ９・・・ヘッド移動制御部 代理人　弁理士　則　近　憲　佑 同　　山王 第１図 第２ 図 第３ 図 第８図 第４図 第５図 第６図 第７図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 感熱ヘッドに常時発熱用の電源を印加し、プラテンロー
   ラによって感熱記録紙を前記感熱ヘッドに密着させて印
   字を行う感熱記録式印字装置において、装置が印字モー
   ドか待機モードかを判定する判定手段と、感熱記録紙を
   感熱ヘッド方向またはその逆方向に搬送する搬送手段と
   、感熱ヘッド上に感熱記録紙が有るか無いかを検出する
   検出手段と、前記判定手段によって待機モードと判定さ
   れると前記搬送手段を駆動して感熱記録紙を感熱ヘッド
   とは逆方向に移動させて所定位置まで戻し、又、前記判
   定手段によって印字モードと判定されると前記搬送手段
   を駆動して感熱記録紙を感熱ヘッド上に送る制御を行う
   紙送り制御手段と、前記判定手段によって待機モードと
   判定されると前記感熱ヘッドと前記プラテンローラを離
   す制御を行い、又、前記検出手段によって感熱ヘッド上
   に感熱記録紙が有ると判定されると前記感熱ヘッドと前
   記プラテンローラを密着させる制御を行う位置制御手段
   とを具備したことを特徴とする感熱記録式印字装置。