JPH071781A - プリンタ - Google Patents
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- JPH071781A JPH071781A JP14598693A JP14598693A JPH071781A JP H071781 A JPH071781 A JP H071781A JP 14598693 A JP14598693 A JP 14598693A JP 14598693 A JP14598693 A JP 14598693A JP H071781 A JPH071781 A JP H071781A
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- JP
- Japan
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- paper
- platen
- sheet
- printing
- Prior art date
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- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 用紙の破れや、印字へッドの損傷を防止し、
各色の印字可能範囲の下限と用紙終端との間にできる余
白寸法が、色により変ってしまうのを防止するプリンタ
を提供することを目的としている。 【構成】 用紙の終端をセンサーにより検知し、用紙の
搬送方向に移動可能な用紙オサエ部材を、最終行を印字
する前までに移動させ、用紙終端が、用紙オサエ部材よ
り外れないようにする。
各色の印字可能範囲の下限と用紙終端との間にできる余
白寸法が、色により変ってしまうのを防止するプリンタ
を提供することを目的としている。 【構成】 用紙の終端をセンサーにより検知し、用紙の
搬送方向に移動可能な用紙オサエ部材を、最終行を印字
する前までに移動させ、用紙終端が、用紙オサエ部材よ
り外れないようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印字用紙の後端を押え
るプリンタの用紙オサエに関するものである。
るプリンタの用紙オサエに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、キャリッジ走査型のプリンタは、
印字ヘッドを搭載したキャリッジが移動して1印字区画
を印字した後、印字用紙をキャリッジの進行方向と直角
にステップ送りして、次の印字区画で停止させた後、印
字を行なうように構成されていた。このような従来のプ
リンタの中で、例えば、カラー印刷が可能でヘッドノズ
ルが一列に並んだ印字ヘッドを搭載したホットメルト式
インクジェットプリンタでは、印字用紙の終端が用紙オ
サエより外れてしまうと、印字ヘッドと用紙が接触して
用紙が破れたり印字へッドが損傷したりする恐れがある
ため、用紙に印字できる印字可能範囲の下限を、用紙終
端が用紙オサエより外れない範囲にしていた。
印字ヘッドを搭載したキャリッジが移動して1印字区画
を印字した後、印字用紙をキャリッジの進行方向と直角
にステップ送りして、次の印字区画で停止させた後、印
字を行なうように構成されていた。このような従来のプ
リンタの中で、例えば、カラー印刷が可能でヘッドノズ
ルが一列に並んだ印字ヘッドを搭載したホットメルト式
インクジェットプリンタでは、印字用紙の終端が用紙オ
サエより外れてしまうと、印字ヘッドと用紙が接触して
用紙が破れたり印字へッドが損傷したりする恐れがある
ため、用紙に印字できる印字可能範囲の下限を、用紙終
端が用紙オサエより外れない範囲にしていた。
【0003】上記した従来のインクジェットプリンタを
図8、9にて説明すると、図9に示すように、印字へッ
ド110は、用紙搬送の上流側(図中下側)からYEL
LOW、MAGENTA、CYAN、BLACKの順に
各色の印字ノズルが配置されている。各印字ノズルは、
300分の1インチピッチで1列に並んでいる。YEL
LOW、MAGENTA、CYANの各色の印字ノズル
の数は、16ドットであり、BLACKの印字ノズルの
数は、48ドットで構成されている。
図8、9にて説明すると、図9に示すように、印字へッ
ド110は、用紙搬送の上流側(図中下側)からYEL
LOW、MAGENTA、CYAN、BLACKの順に
各色の印字ノズルが配置されている。各印字ノズルは、
300分の1インチピッチで1列に並んでいる。YEL
LOW、MAGENTA、CYANの各色の印字ノズル
の数は、16ドットであり、BLACKの印字ノズルの
数は、48ドットで構成されている。
【0004】次に、図8を参照し、印字へッド110を
搭載したキャリッジ112と対向する位置に配置されて
いるプラテン116には、ヒータ118が取り付けてあ
り、プラテン116に搬送されてきた印字用紙114と
接触加熱し、ホットメルトインクを用紙114上に加熱
溶融定着させる。
搭載したキャリッジ112と対向する位置に配置されて
いるプラテン116には、ヒータ118が取り付けてあ
り、プラテン116に搬送されてきた印字用紙114と
接触加熱し、ホットメルトインクを用紙114上に加熱
溶融定着させる。
【0005】さらに、プラテン116に搬送されてきた
用紙114が確実に、プラテン116に接触するよう
に、プラテン116に隣接した用紙搬送経路上には、複
数個の吸着孔120が設けられている。また、プラテン
116の下流側には、用紙114上に印字されたホット
メルトインクを素早く固化させるために、複数個の吸着
孔122が開けられている冷却用シュート124が設け
られている。吸着孔122の目的は、搬送されてきた印
字済みの用紙114を確実に、冷却用シュート124に
接触させることである。
用紙114が確実に、プラテン116に接触するよう
に、プラテン116に隣接した用紙搬送経路上には、複
数個の吸着孔120が設けられている。また、プラテン
116の下流側には、用紙114上に印字されたホット
メルトインクを素早く固化させるために、複数個の吸着
孔122が開けられている冷却用シュート124が設け
られている。吸着孔122の目的は、搬送されてきた印
字済みの用紙114を確実に、冷却用シュート124に
接触させることである。
【0006】前記吸着孔120、122の内部の構造
は、吸着孔120、122に連通し、気密性に優れた合
成樹脂などからなるファンホルダ126がプラテン11
6、及び、冷却用シュート124の背面に設けられ、こ
のファンホルダ126の後端部には、ファンモータ12
8により駆動されるファン130が取り付けられてい
る。ファンモータ128の駆動により、ファン130が
回転してファンホルダ126内の空気を機外へ排気する
ことにより、ファンホルダ126内に負圧を発生させる
ので、プラテン116上に搬送された用紙114は吸着
孔120、122を介してプラテン116、及び、冷却
用シュート124へ密着される。
は、吸着孔120、122に連通し、気密性に優れた合
成樹脂などからなるファンホルダ126がプラテン11
6、及び、冷却用シュート124の背面に設けられ、こ
のファンホルダ126の後端部には、ファンモータ12
8により駆動されるファン130が取り付けられてい
る。ファンモータ128の駆動により、ファン130が
回転してファンホルダ126内の空気を機外へ排気する
ことにより、ファンホルダ126内に負圧を発生させる
ので、プラテン116上に搬送された用紙114は吸着
孔120、122を介してプラテン116、及び、冷却
用シュート124へ密着される。
【0007】プラテン116の上流側には、印字へッド
110を搭載したキャリッジ112とプラテン116と
の間に、用紙114の後端の浮きを押さえるために、用
紙オサエ132が設けられている。用紙オサエ132
は、バネ性のある薄いステンレス製の鉄板であり、鉄板
製の用紙オサエ固定板134にスポット溶接で固定され
ている。用紙オサエ固定板134は、用紙搬送経路外で
ネジ136(図示しない)により、ファンホルダ126
に固定されている。
110を搭載したキャリッジ112とプラテン116と
の間に、用紙114の後端の浮きを押さえるために、用
紙オサエ132が設けられている。用紙オサエ132
は、バネ性のある薄いステンレス製の鉄板であり、鉄板
製の用紙オサエ固定板134にスポット溶接で固定され
ている。用紙オサエ固定板134は、用紙搬送経路外で
ネジ136(図示しない)により、ファンホルダ126
に固定されている。
【0008】用紙搬送方向での印字へッド110に対す
る用紙オサエ132先端の位置は、用紙114に印字さ
れたYELLOWの印字の下端とスキマが1mm開くよ
うに配置されている(図9参照)。
る用紙オサエ132先端の位置は、用紙114に印字さ
れたYELLOWの印字の下端とスキマが1mm開くよ
うに配置されている(図9参照)。
【0009】プラテン116の上流側には、給紙カセッ
ト140が配設され、給紙カセット140から図示しな
い駆動手段で回動する給紙ローラ142により搬送され
た用紙114は、図示しない駆動手段で回動する駆動ロ
ーラ144とニップローラ146に挟持され、プラテン
116へ搬送される。用紙送りの制御は、CPU、RO
M、及び、RAMなどを備えたコントロールユニット1
47により行なわれる。
ト140が配設され、給紙カセット140から図示しな
い駆動手段で回動する給紙ローラ142により搬送され
た用紙114は、図示しない駆動手段で回動する駆動ロ
ーラ144とニップローラ146に挟持され、プラテン
116へ搬送される。用紙送りの制御は、CPU、RO
M、及び、RAMなどを備えたコントロールユニット1
47により行なわれる。
【0010】用紙搬送経路上のプラテン116と駆動ロ
ーラ144との間には、用紙114の先端、及び、終端
を検知するために、マイクロスイッチ148が設けられ
ている。マイクロスイッチ148がプラテン116へ搬
送される途中の用紙114の先端を検知した場合、マイ
クロスイッチ148で検知された用紙114の先端とプ
ラテン116上の印字位置までの距離をコントロールユ
ニット147が計算し、駆動ローラ144とニップロー
ラ146によって搬送された用紙114をプラテン11
6上の印字位置に停止させ、用紙114に印字を開始さ
せる制御をコントロールユニット147が行なう。
ーラ144との間には、用紙114の先端、及び、終端
を検知するために、マイクロスイッチ148が設けられ
ている。マイクロスイッチ148がプラテン116へ搬
送される途中の用紙114の先端を検知した場合、マイ
クロスイッチ148で検知された用紙114の先端とプ
ラテン116上の印字位置までの距離をコントロールユ
ニット147が計算し、駆動ローラ144とニップロー
ラ146によって搬送された用紙114をプラテン11
6上の印字位置に停止させ、用紙114に印字を開始さ
せる制御をコントロールユニット147が行なう。
【0011】また、用紙114に印字が行なわれ、マイ
クロスイッチ148が用紙114の終端を検知した場
合、マイクロスイッチ148で検知された用紙114の
終端と用紙オサエ132の先端との距離をコントロール
ユニット147が計算し、図9のように、用紙114の
終端と用紙オサエ132の先端とのカカリ量が1.5m
mになるように印字可能範囲をコントロールユニット1
47が制御している。また、用紙114に印字できる最
終行の印字の色が、YELLOWの場合は、用紙114
に印字された最終行の印字の下端と、用紙オサエ132
の先端とのスキマが1mm開くように、コントロールユ
ニット147が印字可能範囲を制御している。すなわ
ち、用紙114に印字できる最終行の印字の色がYEL
LOWの場合は、用紙114の終端の印字可能範囲は、
用紙114の終端より2.5mmの余白が開く位置まで
印字できる。そして、用紙114に印字できる最終行の
印字の色がBLACKの場合は、印字へッド110の印
字ノズルの並びから、さらに、4.06mmプラスさ
れ、6.56mmの余白が開く位置まで印字できた。
クロスイッチ148が用紙114の終端を検知した場
合、マイクロスイッチ148で検知された用紙114の
終端と用紙オサエ132の先端との距離をコントロール
ユニット147が計算し、図9のように、用紙114の
終端と用紙オサエ132の先端とのカカリ量が1.5m
mになるように印字可能範囲をコントロールユニット1
47が制御している。また、用紙114に印字できる最
終行の印字の色が、YELLOWの場合は、用紙114
に印字された最終行の印字の下端と、用紙オサエ132
の先端とのスキマが1mm開くように、コントロールユ
ニット147が印字可能範囲を制御している。すなわ
ち、用紙114に印字できる最終行の印字の色がYEL
LOWの場合は、用紙114の終端の印字可能範囲は、
用紙114の終端より2.5mmの余白が開く位置まで
印字できる。そして、用紙114に印字できる最終行の
印字の色がBLACKの場合は、印字へッド110の印
字ノズルの並びから、さらに、4.06mmプラスさ
れ、6.56mmの余白が開く位置まで印字できた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のインクジェットプリンタでは、用紙114の終
端が用紙オサエ132より外れてしまうと、印字ヘッド
110と用紙114が接触して用紙114が破れたり印
字へッド110が損傷したりする恐れがあるため、用紙
114に印字できる印字可能範囲の下限を、用紙114
の終端が、用紙オサエ132より外れない範囲にしてい
る。また、用紙オサエ132も固定されていて、移動で
きないため、各色の印字可能範囲の下限と用紙終端との
間にできる余白寸法が、色により変ってしまう。
た従来のインクジェットプリンタでは、用紙114の終
端が用紙オサエ132より外れてしまうと、印字ヘッド
110と用紙114が接触して用紙114が破れたり印
字へッド110が損傷したりする恐れがあるため、用紙
114に印字できる印字可能範囲の下限を、用紙114
の終端が、用紙オサエ132より外れない範囲にしてい
る。また、用紙オサエ132も固定されていて、移動で
きないため、各色の印字可能範囲の下限と用紙終端との
間にできる余白寸法が、色により変ってしまう。
【0013】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、印字用紙の終端をセンサーによ
り検知し、用紙の搬送方向に移動可能な用紙オサエ部材
を、最終行を印字する前までに移動させ、用紙終端が、
用紙オサエ部材より外れないようにし、用紙の破れや、
印字へッドの損傷を防止する。また、各色の印字可能範
囲の下限と用紙終端との間にできる余白寸法が、色によ
り変ってしまうのを防止するプリンタを提供することを
目的としている。
になされたものであり、印字用紙の終端をセンサーによ
り検知し、用紙の搬送方向に移動可能な用紙オサエ部材
を、最終行を印字する前までに移動させ、用紙終端が、
用紙オサエ部材より外れないようにし、用紙の破れや、
印字へッドの損傷を防止する。また、各色の印字可能範
囲の下限と用紙終端との間にできる余白寸法が、色によ
り変ってしまうのを防止するプリンタを提供することを
目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のプリンタは、印字用紙の終端を検知するセン
サーと、印字用紙の後端をプラテンに圧接させる用紙オ
サエ部材と、前記用紙オサエ部材を印字用紙の搬送方向
に移動させる移動手段とを備えている。
に本発明のプリンタは、印字用紙の終端を検知するセン
サーと、印字用紙の後端をプラテンに圧接させる用紙オ
サエ部材と、前記用紙オサエ部材を印字用紙の搬送方向
に移動させる移動手段とを備えている。
【0015】
【作用】上記の構成を有する本発明のプリンタは、セン
サーにより印字用紙の終端が検知され、移動手段によ
り、用紙の後端をプラテンに圧接させる用紙オサエ部材
が用紙の搬送方向に移動させ、用紙の終端までプラテン
に圧接させる。
サーにより印字用紙の終端が検知され、移動手段によ
り、用紙の後端をプラテンに圧接させる用紙オサエ部材
が用紙の搬送方向に移動させ、用紙の終端までプラテン
に圧接させる。
【0016】
【実施例】以下、本発明のプリンタの一実施例であるイ
ンクジェットプリンタについて図1〜図7を参照して説
明する。
ンクジェットプリンタについて図1〜図7を参照して説
明する。
【0017】図4、5に示すように、インクジェットヘ
ッド(印字ヘッド)10は内部に溶融した複数の主要色
インク11をもち、必要な色のインク11をプラテン1
2上の印字用紙13に噴射することにより用紙13に記
録を行なうものである。まず、図4に示すように、イン
クジェットへッド10は、用紙搬送の上流側から、YE
LLOW、MAGENTA、CYAN、BLACKの順
に各色の印字ノズル14が配置されている。各印字ノズ
ル14は、300分の1インチピッチで1列に並んでい
る。YELLOW、MAGENTA、CYANの各色の
印字ノズル14の数は、16ドットであり、BLACK
の印字ノズル14の数は、48ドットで構成されてい
る。
ッド(印字ヘッド)10は内部に溶融した複数の主要色
インク11をもち、必要な色のインク11をプラテン1
2上の印字用紙13に噴射することにより用紙13に記
録を行なうものである。まず、図4に示すように、イン
クジェットへッド10は、用紙搬送の上流側から、YE
LLOW、MAGENTA、CYAN、BLACKの順
に各色の印字ノズル14が配置されている。各印字ノズ
ル14は、300分の1インチピッチで1列に並んでい
る。YELLOW、MAGENTA、CYANの各色の
印字ノズル14の数は、16ドットであり、BLACK
の印字ノズル14の数は、48ドットで構成されてい
る。
【0018】次に、図5(a)に示すように、インクジ
ェットヘッド10は、インク11の充満した印字ノズル
14と、インク11を加熱するヘッドヒータ15と、印
字ノズル14の壁面に配置された圧電素子16からな
る。また、インクジェットヘッド10の表面においてイ
ンク11は、表面張力によってインクジェットヘッド1
0の外部に出ることはない。
ェットヘッド10は、インク11の充満した印字ノズル
14と、インク11を加熱するヘッドヒータ15と、印
字ノズル14の壁面に配置された圧電素子16からな
る。また、インクジェットヘッド10の表面においてイ
ンク11は、表面張力によってインクジェットヘッド1
0の外部に出ることはない。
【0019】インクジェットプリンタの制御を行うため
に、CPU、ROM、及び、RAMなどを備えたコント
ロールユニット17があり、コントロールユニット17
からの印字命令により、ヘッド制御回路18が圧電素子
16に電圧をかけたとき、圧電素子16は変形し印字ノ
ズル14内のインク11を圧迫する。図5(b)に示す
ように、圧迫されたインク11はインクジェットヘッド
10の外部へ飛出し用紙13に付着し、用紙13上にド
ットを形成する。また圧電素子16は、かける電圧量に
より変形量が変化する。この為、電圧量を低くすれば圧
電素子16の変形量は少なく、インクジェットヘッド1
0の外部へ飛出すインク量は少なくなる。また、電圧量
を高くすれば、インク量を増やすことができる。
に、CPU、ROM、及び、RAMなどを備えたコント
ロールユニット17があり、コントロールユニット17
からの印字命令により、ヘッド制御回路18が圧電素子
16に電圧をかけたとき、圧電素子16は変形し印字ノ
ズル14内のインク11を圧迫する。図5(b)に示す
ように、圧迫されたインク11はインクジェットヘッド
10の外部へ飛出し用紙13に付着し、用紙13上にド
ットを形成する。また圧電素子16は、かける電圧量に
より変形量が変化する。この為、電圧量を低くすれば圧
電素子16の変形量は少なく、インクジェットヘッド1
0の外部へ飛出すインク量は少なくなる。また、電圧量
を高くすれば、インク量を増やすことができる。
【0020】また、打出されるドットが主要色であるか
混合色であるかの判断手段として、コントロールユニッ
ト17内には、印字イメージのデータを持ち、印字時に
各ドットに必要な主要色のインクを選び、インクジェッ
トヘッド10へ印字命令をおくる。
混合色であるかの判断手段として、コントロールユニッ
ト17内には、印字イメージのデータを持ち、印字時に
各ドットに必要な主要色のインクを選び、インクジェッ
トヘッド10へ印字命令をおくる。
【0021】図1、2に示すように、このインクジェッ
トヘッド10を搭載したキャリッジ20は、2本のガイ
ド軸22に支持され、キャリッジモータ24の駆動によ
ってタイミングベルト26を介して、搬送される用紙1
3の搬送方向と垂直方向へ往復移動できるように配設さ
れている。
トヘッド10を搭載したキャリッジ20は、2本のガイ
ド軸22に支持され、キャリッジモータ24の駆動によ
ってタイミングベルト26を介して、搬送される用紙1
3の搬送方向と垂直方向へ往復移動できるように配設さ
れている。
【0022】インクジェットへッド10と対向する位置
にプラテン12が配置されている。プラテン12には、
ヒータ36が取り付けられており、ヒータ36による加
熱温度を検知するために、サーミスタ38が取り付けら
れている。プラテン12は、プラテン12に搬送されて
きた用紙13と接触加熱し、インク11を用紙13上に
加熱溶融定着させる。
にプラテン12が配置されている。プラテン12には、
ヒータ36が取り付けられており、ヒータ36による加
熱温度を検知するために、サーミスタ38が取り付けら
れている。プラテン12は、プラテン12に搬送されて
きた用紙13と接触加熱し、インク11を用紙13上に
加熱溶融定着させる。
【0023】さらに、プラテン12に搬送されてきた用
紙13が確実に、プラテン12に接触するように、プラ
テン12に隣接した用紙搬送経路上には、複数個の吸着
孔40が設けられている。また、プラテン12の下流側
には、用紙13上に印字されたインク11を素早く固化
させるために、複数個の吸着孔42が開けられている冷
却用シュート44が設けられている。吸着孔42の目的
は、搬送されてきた印字済みの用紙13を確実に、冷却
用シュート44に接触させることである。
紙13が確実に、プラテン12に接触するように、プラ
テン12に隣接した用紙搬送経路上には、複数個の吸着
孔40が設けられている。また、プラテン12の下流側
には、用紙13上に印字されたインク11を素早く固化
させるために、複数個の吸着孔42が開けられている冷
却用シュート44が設けられている。吸着孔42の目的
は、搬送されてきた印字済みの用紙13を確実に、冷却
用シュート44に接触させることである。
【0024】前記吸着孔40、42の内部の構造は、吸
着孔40、42に連通し、気密性に優れた合成樹脂など
からなるファンホルダ46がプラテン12、及び、冷却
用シュート44の背面に設けられ、このファンホルダ4
6の後端部には、ファンモータ48により駆動されるフ
ァン50が取り付けられている。ファンモータ48の駆
動により、ファン50が回転して、ファンホルダ46内
の空気を機外へ排気することにより、ファンホルダ46
内に負圧を発生させるので、プラテン12上に搬送され
た用紙13は吸着孔40、42を介してプラテン12、
及び、冷却用シュート44へ密着される。
着孔40、42に連通し、気密性に優れた合成樹脂など
からなるファンホルダ46がプラテン12、及び、冷却
用シュート44の背面に設けられ、このファンホルダ4
6の後端部には、ファンモータ48により駆動されるフ
ァン50が取り付けられている。ファンモータ48の駆
動により、ファン50が回転して、ファンホルダ46内
の空気を機外へ排気することにより、ファンホルダ46
内に負圧を発生させるので、プラテン12上に搬送され
た用紙13は吸着孔40、42を介してプラテン12、
及び、冷却用シュート44へ密着される。
【0025】プラテン12の上流側には、図1、2、3
に示すように、インクジェットへッド10を搭載したキ
ャリッジ20とプラテン12との間に用紙13の後端の
浮きを押さえるために、用紙オサエ54が設けられてい
る。用紙オサエ54は、バネ性のある薄いステンレス製
の鉄板であり、プラテン12と接触する端面は、U字形
に折り曲げられている。用紙オサエ54は、鉄板製の用
紙オサエ可動板56にスポット溶接で固定されている。
用紙オサエ可動板56は、用紙搬送経路外で段ネジ58
(4ヵ所)により、ファンホルダ46に固定されてい
る。用紙オサエ可動板56には、段ネジ58と填り合う
ように、角穴56a、56bが開けられており、段ネジ
58を移動する場合のガイドにして、後述の移動手段に
より移動する。さらに、用紙オサエ可動板56には、用
紙オサエ可動板56を移動させるために、ラックの代わ
りをする角穴56cが設けられている。用紙オサエ可動
板56の角穴56cに噛み合うように、ギャ列60が設
けられており、用紙オサエ駆動モータ62により、用紙
オサエ可動板56を用紙の搬送方向へ移動させる。用紙
オサエ駆動モータ62の制御は、コントロールユニット
17により行なわれる。
に示すように、インクジェットへッド10を搭載したキ
ャリッジ20とプラテン12との間に用紙13の後端の
浮きを押さえるために、用紙オサエ54が設けられてい
る。用紙オサエ54は、バネ性のある薄いステンレス製
の鉄板であり、プラテン12と接触する端面は、U字形
に折り曲げられている。用紙オサエ54は、鉄板製の用
紙オサエ可動板56にスポット溶接で固定されている。
用紙オサエ可動板56は、用紙搬送経路外で段ネジ58
(4ヵ所)により、ファンホルダ46に固定されてい
る。用紙オサエ可動板56には、段ネジ58と填り合う
ように、角穴56a、56bが開けられており、段ネジ
58を移動する場合のガイドにして、後述の移動手段に
より移動する。さらに、用紙オサエ可動板56には、用
紙オサエ可動板56を移動させるために、ラックの代わ
りをする角穴56cが設けられている。用紙オサエ可動
板56の角穴56cに噛み合うように、ギャ列60が設
けられており、用紙オサエ駆動モータ62により、用紙
オサエ可動板56を用紙の搬送方向へ移動させる。用紙
オサエ駆動モータ62の制御は、コントロールユニット
17により行なわれる。
【0026】図3、4に示すように、用紙の搬送方向で
のインクジェットへッド10に対する用紙オサエ54の
先端の位置は、用紙に印字されたYELLOWの印字の
下端とスキマが1mm開くように、用紙オサエ可動板5
6の角穴56aが配置されている。
のインクジェットへッド10に対する用紙オサエ54の
先端の位置は、用紙に印字されたYELLOWの印字の
下端とスキマが1mm開くように、用紙オサエ可動板5
6の角穴56aが配置されている。
【0027】再び、図1、2に示すように、プラテン1
2の上流側には、給紙カセット80が配設され、給紙カ
セット80から図示しない駆動手段で回動する給紙ロー
ラ82により搬送された用紙13は、図示しない駆動手
段で回動する駆動ローラ84とニップローラ86に挟持
され、プラテン12へ搬送される。用紙送りの制御は、
コントロールユニット17により行なわれる。
2の上流側には、給紙カセット80が配設され、給紙カ
セット80から図示しない駆動手段で回動する給紙ロー
ラ82により搬送された用紙13は、図示しない駆動手
段で回動する駆動ローラ84とニップローラ86に挟持
され、プラテン12へ搬送される。用紙送りの制御は、
コントロールユニット17により行なわれる。
【0028】用紙搬送経路上のプラテン12と駆動ロー
ラ84との間には、用紙13の先端、及び、終端を検知
するために、マイクロスイッチ64が設けられている。
マイクロスイッチ64がプラテン12へ搬送される途中
の用紙13の先端を検知した場合、マイクロスイッチ6
4で検知された用紙13の先端とプラテン12上の印字
位置までの距離をコントロールユニット17が計算し、
駆動ローラ84とニップローラ86によって搬送された
用紙13をプラテン12上の印字位置に停止させ、用紙
13に印字を開始させる制御をコントロールユニット1
7が行なう。また、用紙13に印字が行なわれ、マイク
ロスイッチ64が用紙13の終端を検知した場合、マイ
クロスイッチ64で検知された用紙13の終端と用紙オ
サエ54の先端との距離をコントロールユニット17が
計算し、図4のように、用紙13の終端と用紙オサエ5
4の先端とのカカリ量が1.5mmになるように印字可
能範囲をコントロールユニット17が制御している。
ラ84との間には、用紙13の先端、及び、終端を検知
するために、マイクロスイッチ64が設けられている。
マイクロスイッチ64がプラテン12へ搬送される途中
の用紙13の先端を検知した場合、マイクロスイッチ6
4で検知された用紙13の先端とプラテン12上の印字
位置までの距離をコントロールユニット17が計算し、
駆動ローラ84とニップローラ86によって搬送された
用紙13をプラテン12上の印字位置に停止させ、用紙
13に印字を開始させる制御をコントロールユニット1
7が行なう。また、用紙13に印字が行なわれ、マイク
ロスイッチ64が用紙13の終端を検知した場合、マイ
クロスイッチ64で検知された用紙13の終端と用紙オ
サエ54の先端との距離をコントロールユニット17が
計算し、図4のように、用紙13の終端と用紙オサエ5
4の先端とのカカリ量が1.5mmになるように印字可
能範囲をコントロールユニット17が制御している。
【0029】また、用紙13に印字できる最終行の印字
の色が、YELLOWの場合は、用紙13に印字された
最終行の印字の下端と、用紙オサエ54の先端とのスキ
マが1mm開くように、コントロールユニット17が印
字可能範囲を制御している。すなわち、用紙13の終端
の印字可能範囲は、用紙13の終端より2.5mmの余
白が開く位置まで印字できる。最終行の印字の色が、Y
ELLOW以外の場合は、本発明の用紙オサエ54を最
終行を印字する前までに稼働させ、最終行を印字する。
その結果、YELLOWと同じ印字可能範囲が確保でき
る。
の色が、YELLOWの場合は、用紙13に印字された
最終行の印字の下端と、用紙オサエ54の先端とのスキ
マが1mm開くように、コントロールユニット17が印
字可能範囲を制御している。すなわち、用紙13の終端
の印字可能範囲は、用紙13の終端より2.5mmの余
白が開く位置まで印字できる。最終行の印字の色が、Y
ELLOW以外の場合は、本発明の用紙オサエ54を最
終行を印字する前までに稼働させ、最終行を印字する。
その結果、YELLOWと同じ印字可能範囲が確保でき
る。
【0030】さらに、プラテン12の上流側には、印字
用紙の検出手段としてメディアセンサ98が設けられて
おり、そのメディアセンサ98は、発光ダイオード98
aとホトトランジスタ98bが対向して配設された光学
センサで、駆動ローラ84の上流、かつ、用紙13が前
記発光ダイオード98aとホトトランジスタ98bの間
を通るように配設され、印字される用紙13が普通紙で
あるかOHP用紙であるかを判断する。
用紙の検出手段としてメディアセンサ98が設けられて
おり、そのメディアセンサ98は、発光ダイオード98
aとホトトランジスタ98bが対向して配設された光学
センサで、駆動ローラ84の上流、かつ、用紙13が前
記発光ダイオード98aとホトトランジスタ98bの間
を通るように配設され、印字される用紙13が普通紙で
あるかOHP用紙であるかを判断する。
【0031】プラテン12の下流側には、駆動ローラ8
4と連動して動く(駆動手段は図示しない)駆動ローラ
88とニップローラ90が設けられている。
4と連動して動く(駆動手段は図示しない)駆動ローラ
88とニップローラ90が設けられている。
【0032】さらに、プラテン12の下流側には、搬送
経路の分岐を行なうデバータ92が配設され、通常は印
字済用紙13を排紙トレイ94へ送出し、ソレノイド9
6の作動によって搬送経路Bに印字済用紙13を送出す
る。
経路の分岐を行なうデバータ92が配設され、通常は印
字済用紙13を排紙トレイ94へ送出し、ソレノイド9
6の作動によって搬送経路Bに印字済用紙13を送出す
る。
【0033】搬送経路Bには、再加熱処理を行なうため
のリメルトプラテン100が設けられている。リメルト
プラテン100には、リメルトプラテンヒータ102が
取り付けられており、加熱温度を一定に保持する制御に
用いられるサーミスタ104が取り付けられている。
のリメルトプラテン100が設けられている。リメルト
プラテン100には、リメルトプラテンヒータ102が
取り付けられており、加熱温度を一定に保持する制御に
用いられるサーミスタ104が取り付けられている。
【0034】次に、本実施例の制御部のブロック構成を
図6を参照して説明する。
図6を参照して説明する。
【0035】本実施例のインクジェットプリンタの制御
は、CPUやROMやRAMなどを備えたコントロール
ユニット17により行われる。コントロールユニット1
7には、サーミスタ38、104、マイクロスイッチ6
4、メディアセンサ98が接続されており、さらに、ヘ
ッド制御回路18を介して、ヘッドヒータ15、圧電素
子16が接続され、ヒータ制御回路35を介して、ヒー
タ36、リメルトプラテンヒータ102が接続され、駆
動回路21を介して、キャリッジモータ24、ファンモ
ータ48、用紙オサエ駆動モータ62、用紙搬送モータ
83、ソレノイド96が接続されている。
は、CPUやROMやRAMなどを備えたコントロール
ユニット17により行われる。コントロールユニット1
7には、サーミスタ38、104、マイクロスイッチ6
4、メディアセンサ98が接続されており、さらに、ヘ
ッド制御回路18を介して、ヘッドヒータ15、圧電素
子16が接続され、ヒータ制御回路35を介して、ヒー
タ36、リメルトプラテンヒータ102が接続され、駆
動回路21を介して、キャリッジモータ24、ファンモ
ータ48、用紙オサエ駆動モータ62、用紙搬送モータ
83、ソレノイド96が接続されている。
【0036】以下、図7のフローチャート図ないし図
1、2、4を参照しつつ、本実施例のインクジェットプ
リンタの動作を、最終行の印字の色がBLACKの場合
について説明する。
1、2、4を参照しつつ、本実施例のインクジェットプ
リンタの動作を、最終行の印字の色がBLACKの場合
について説明する。
【0037】プリント命令によりステップS1(以下、
単にS1と略す。他のステップについても同じ)で、給
紙カセット80内の用紙13は、駆動手段(図示せず)
により回動する給紙ローラ82によって搬送され、駆動
ローラ84まで搬送される。この間に、S2において、
印字用紙検出手段としてのメディアセンサ98が、搬送
された用紙13の透過光量に基づいて普通紙であるかO
HP用紙であるかを判別する。メディアセンサ98で検
出した用紙の種類によりコントロールユニット17が、
後述の搬送経路切替えの制御を行う。
単にS1と略す。他のステップについても同じ)で、給
紙カセット80内の用紙13は、駆動手段(図示せず)
により回動する給紙ローラ82によって搬送され、駆動
ローラ84まで搬送される。この間に、S2において、
印字用紙検出手段としてのメディアセンサ98が、搬送
された用紙13の透過光量に基づいて普通紙であるかO
HP用紙であるかを判別する。メディアセンサ98で検
出した用紙の種類によりコントロールユニット17が、
後述の搬送経路切替えの制御を行う。
【0038】S2を通過した用紙13は、駆動ローラ8
4とニップローラ86により、用紙13の先端、及び、
終端を検知するためのセンサーであるマイクロスイッチ
64の検出位置まで搬送され、用紙13の先端が検知さ
れる(S3)。
4とニップローラ86により、用紙13の先端、及び、
終端を検知するためのセンサーであるマイクロスイッチ
64の検出位置まで搬送され、用紙13の先端が検知さ
れる(S3)。
【0039】さらに、S3を通過した用紙13は、マイ
クロスイッチ64で検知された用紙13の先端とプラテ
ン12上の印字位置までの距離がコントロールユニット
17により計算され、駆動ローラ84とニップローラ8
6により、プラテン12と、プラテン12と対向するイ
ンクジェットヘッド10間にあるプラテン12上の印字
位置に搬送される(S4)。
クロスイッチ64で検知された用紙13の先端とプラテ
ン12上の印字位置までの距離がコントロールユニット
17により計算され、駆動ローラ84とニップローラ8
6により、プラテン12と、プラテン12と対向するイ
ンクジェットヘッド10間にあるプラテン12上の印字
位置に搬送される(S4)。
【0040】S4で、プラテン12上の印字位置に搬送
された用紙13は、ファン50により吸着孔40を介し
てプラテン12へ密着される。この時、プラテン12
は、プラテン12に取り付けられたヒータ36により、
キャリッジ20上のインクジェットヘッド10より用紙
13に噴射されたインク11を溶融する設定温度(60
゜C以上)に加熱されている。プラテン12へ密着した
用紙13は、加熱されたプラテン12により、キャリッ
ジ20上のインクジェットヘッド10より噴射されたイ
ンク11を溶融する温度に加熱される(S5)。
された用紙13は、ファン50により吸着孔40を介し
てプラテン12へ密着される。この時、プラテン12
は、プラテン12に取り付けられたヒータ36により、
キャリッジ20上のインクジェットヘッド10より用紙
13に噴射されたインク11を溶融する設定温度(60
゜C以上)に加熱されている。プラテン12へ密着した
用紙13は、加熱されたプラテン12により、キャリッ
ジ20上のインクジェットヘッド10より噴射されたイ
ンク11を溶融する温度に加熱される(S5)。
【0041】搬送された用紙13は、キャリッジ20上
のインクジェットヘッド10が、キャリッジモータ24
により用紙搬送方向と垂直な方向へ移動しながら、イン
クジェットヘッド10からインク11を噴射することに
より、1ライン分のドットイメージを形成する(S
6)。
のインクジェットヘッド10が、キャリッジモータ24
により用紙搬送方向と垂直な方向へ移動しながら、イン
クジェットヘッド10からインク11を噴射することに
より、1ライン分のドットイメージを形成する(S
6)。
【0042】S6で印字された用紙13は、冷却用シュ
ート44上に搬送され、ファン50により吸着孔42を
介して冷却用シュート44へ密着し、用紙13上の溶融
したインク11は、冷却用シュート44により、冷却さ
れ固化する(S7)。
ート44上に搬送され、ファン50により吸着孔42を
介して冷却用シュート44へ密着し、用紙13上の溶融
したインク11は、冷却用シュート44により、冷却さ
れ固化する(S7)。
【0043】S6、S7の動作が繰返され、用紙13上
に画像を形成していく間に、用紙13の終端がマイクロ
スイッチ64により検知される(S8)。
に画像を形成していく間に、用紙13の終端がマイクロ
スイッチ64により検知される(S8)。
【0044】用紙13に印字できる最終行の印字の色
が、YELLOWの場合、用紙13の終端の印字可能範
囲は、用紙13の終端より2.5mmの余白が開く位置
まで印字できる。しかし、用紙13に印字できる最終行
の印字の色がBLACKの場合は、インクジェットへッ
ド10の印字ノズル14の並びから、YELLOWの場
合に比べて、4.06mm余分に、用紙13の終端の印
字可能範囲が狭められる。すなわち、用紙13の終端よ
り6.56mmの余白ができる。この問題点を解決する
ために、用紙オサエ54を稼動させる。
が、YELLOWの場合、用紙13の終端の印字可能範
囲は、用紙13の終端より2.5mmの余白が開く位置
まで印字できる。しかし、用紙13に印字できる最終行
の印字の色がBLACKの場合は、インクジェットへッ
ド10の印字ノズル14の並びから、YELLOWの場
合に比べて、4.06mm余分に、用紙13の終端の印
字可能範囲が狭められる。すなわち、用紙13の終端よ
り6.56mmの余白ができる。この問題点を解決する
ために、用紙オサエ54を稼動させる。
【0045】最終行の印字の色がBLACKの場合、S
9において、コントロールユニット17よりの印字命令
に、用紙13の終端より6.56mm以上の余白がある
場合は、印字が終了次第、次のステップ(S12)へ送
られる。また、コントロールユニット17よりの印字命
令に、用紙13の終端より6.56mm未満の余白があ
る場合は、用紙13に印字できる最終行の印字前まで
に、用紙オサエ可動板56を移動させ、用紙オサエ54
で用紙13を押さえる。その結果、YELLOWの場合
と同様に、用紙13の終端の印字可能範囲は、用紙13
の終端より2.5mmの余白が開く位置まで印字できる
(S10)。
9において、コントロールユニット17よりの印字命令
に、用紙13の終端より6.56mm以上の余白がある
場合は、印字が終了次第、次のステップ(S12)へ送
られる。また、コントロールユニット17よりの印字命
令に、用紙13の終端より6.56mm未満の余白があ
る場合は、用紙13に印字できる最終行の印字前まで
に、用紙オサエ可動板56を移動させ、用紙オサエ54
で用紙13を押さえる。その結果、YELLOWの場合
と同様に、用紙13の終端の印字可能範囲は、用紙13
の終端より2.5mmの余白が開く位置まで印字できる
(S10)。
【0046】S10で用紙オサエ54が稼動した後、用
紙13に最終行の印字が行なわれる(S11)。
紙13に最終行の印字が行なわれる(S11)。
【0047】1ページ分の印字が終了(S12)し、S
13において、印字済用紙13が普通紙の場合は、プラ
テン12の下流側に設けられたデバータ92によって搬
送経路Aに搬送され、排紙トレイ94へ送出される(S
15)。また、用紙13がメディアセンサ98によりO
HP用紙と判断された時は、インクジェットヘッド10
によって印字された後に、プラテン12の下流側に設け
られたデバータ92が、ソレノイド96の作動によって
搬送経路Bを選択し、印字済用紙13を送出する。搬送
経路Bにおいて印字済用紙13は再加熱処理(OHP処
理 S14)をされた後、排紙トレイ94へ送出される
(S15)。
13において、印字済用紙13が普通紙の場合は、プラ
テン12の下流側に設けられたデバータ92によって搬
送経路Aに搬送され、排紙トレイ94へ送出される(S
15)。また、用紙13がメディアセンサ98によりO
HP用紙と判断された時は、インクジェットヘッド10
によって印字された後に、プラテン12の下流側に設け
られたデバータ92が、ソレノイド96の作動によって
搬送経路Bを選択し、印字済用紙13を送出する。搬送
経路Bにおいて印字済用紙13は再加熱処理(OHP処
理 S14)をされた後、排紙トレイ94へ送出される
(S15)。
【0048】最終行の印字の色がBLACKの場合の動
作について説明したが、MAGENTA、CYANの場
合は、S9の動作の判断数値が違うのみである。その値
は、コントロールユニット17よりの印字命令に、用紙
13の終端より、それぞれ3.86mm(MAGENTA)、
5.21mm(CYAN)以上の余白がある場合は、印字が終
了次第、次のステップ(S12)へ送られる。また、コ
ントロールユニット17よりの印字命令に、用紙13の
終端より、それぞれ、3.86mm(MAGENTA)、5.2
1mm(CYAN)未満の余白がある場合は、用紙13に印字
できる最終行の印字前に、用紙オサエ可動板56を移動
させ、用紙オサエ54で用紙13を押さえる。その結
果、YELLOWの場合と同様に、用紙13の終端の印
字可能範囲は、用紙13の終端より2.5mmの余白が
開く位置まで印字できる(S10)。
作について説明したが、MAGENTA、CYANの場
合は、S9の動作の判断数値が違うのみである。その値
は、コントロールユニット17よりの印字命令に、用紙
13の終端より、それぞれ3.86mm(MAGENTA)、
5.21mm(CYAN)以上の余白がある場合は、印字が終
了次第、次のステップ(S12)へ送られる。また、コ
ントロールユニット17よりの印字命令に、用紙13の
終端より、それぞれ、3.86mm(MAGENTA)、5.2
1mm(CYAN)未満の余白がある場合は、用紙13に印字
できる最終行の印字前に、用紙オサエ可動板56を移動
させ、用紙オサエ54で用紙13を押さえる。その結
果、YELLOWの場合と同様に、用紙13の終端の印
字可能範囲は、用紙13の終端より2.5mmの余白が
開く位置まで印字できる(S10)。
【0049】以上詳述したことから明らかなように、用
紙の終端をセンサーにより検知し、用紙の搬送方向に移
動可能な用紙オサエ部材を、最終行を印字する前までに
移動させ、用紙終端が、用紙オサエ部材より外れないよ
うにし、用紙の破れや、印字へッドの損傷を防止する。
また、各色の印字可能範囲の下限と用紙終端との間にで
きる余白寸法が、色により変ってしまうのを防止でき
る。
紙の終端をセンサーにより検知し、用紙の搬送方向に移
動可能な用紙オサエ部材を、最終行を印字する前までに
移動させ、用紙終端が、用紙オサエ部材より外れないよ
うにし、用紙の破れや、印字へッドの損傷を防止する。
また、各色の印字可能範囲の下限と用紙終端との間にで
きる余白寸法が、色により変ってしまうのを防止でき
る。
【0050】尚、用紙オサエ54の先端に、細いワイヤ
等のロ−ラを取付けてもよい。
等のロ−ラを取付けてもよい。
【0051】以下、いちいち例示することはしないが、
当業者の知識に基づいて種々の変形、改良をほどこした
態様で本発明を実施することができる。
当業者の知識に基づいて種々の変形、改良をほどこした
態様で本発明を実施することができる。
【0052】
【発明の効果】以上詳述したことから明らかなように、
本発明のプリンタによれば、用紙の終端をセンサーによ
り検知し、用紙の搬送方向に移動可能な用紙オサエ部材
を、最終行を印字する前までに移動させ、用紙終端が、
用紙オサエ部材より外れないようにし、用紙の破れや、
印字へッドの損傷を防止する。また、各色の印字可能範
囲の下限と用紙終端との間にできる余白寸法が、色によ
り変ってしまうのを防止できる。
本発明のプリンタによれば、用紙の終端をセンサーによ
り検知し、用紙の搬送方向に移動可能な用紙オサエ部材
を、最終行を印字する前までに移動させ、用紙終端が、
用紙オサエ部材より外れないようにし、用紙の破れや、
印字へッドの損傷を防止する。また、各色の印字可能範
囲の下限と用紙終端との間にできる余白寸法が、色によ
り変ってしまうのを防止できる。
【図1】本発明の一実施例であるインクジェットプリン
タの基本断面図である。
タの基本断面図である。
【図2】上記インクジェットプリンタの記録機構及び吸
引機構を示す一部を切り欠いた斜視図である。
引機構を示す一部を切り欠いた斜視図である。
【図3】上記インクジェットプリンタの用紙オサエに関
する部分を示す斜視図である。
する部分を示す斜視図である。
【図4】上記インクジェットプリンタの印字部の概要を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図5】上記インクジェットプリンタのインクジェット
ヘッドの概念図である。
ヘッドの概念図である。
【図6】上記インクジェットプリンタの制御部の構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図7】上記インクジェットプリンタの動作を説明する
フローチャート図である。
フローチャート図である。
【図8】従来のインクジェットプリンタの概要を示す断
面図である。
面図である。
【図9】従来のインクジェットプリンタの印字部の概要
を示す断面図である。
を示す断面図である。
54 用紙オサエ 56 用紙オサエ可動板 58 段ネジ 60 ギャ列 62 用紙オサエ駆動モータ 64 マイクロスイッチ
Claims (1)
- 【請求項1】 プラテンと対向して移動可能なキャリッ
ジに搭載された印字ヘッドを有するプリンタにおいて、 印字用紙の終端を検知するセンサーと、 印字用紙の後端をプラテンに圧接させる用紙オサエ部材
と、 前記用紙オサエ部材を印字用紙の搬送方向に移動させる
移動手段とを備えたことを特徴とするプリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14598693A JPH071781A (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | プリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14598693A JPH071781A (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | プリンタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH071781A true JPH071781A (ja) | 1995-01-06 |
Family
ID=15397548
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14598693A Pending JPH071781A (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | プリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH071781A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0862314A2 (en) * | 1997-02-28 | 1998-09-02 | Canon Kabushiki Kaisha | Recording apparatus and method for controlling such recording apparatus |
JP2006150960A (ja) * | 2004-11-25 | 2006-06-15 | Oce Technol Bv | 印刷面及び送り板を有するシート処理装置 |
-
1993
- 1993-06-17 JP JP14598693A patent/JPH071781A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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