JP2017222096A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成動作停止時に、加熱部材に接触している記録媒体が加熱、変形することを安価な構成によって防ぐ。
【解決手段】インクジェットプリンタ100において、記録媒体の非印字面下に接触し加熱する、多数の空気穴10aを有するヒータ板10などの加熱部材と、空気通過部を介して空気を吸引することで加熱部材上に記録媒体を吸着する吸引ファン15などの吸着手段と、空気通過部を介して空気を吹き出す吹き出しファン14などの吹き出し手段と、を備え、印刷動作停止時などの画像形成動作停止時に、記録ヘッドを加熱部材上から退避させると共に、加熱部材による加熱を停止し、且つ吸着手段による吸着を解除し、尚且つ吹き出し手段によって空気通過部を介して空気を吹き出すことにより加熱部材から記録媒体を離間させる。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来の画像形成装置としてのインクジェットプリンタは、特にパーソナルユース向けの印刷速度が比較的低速のプリンタでは、インク及び記録媒体の改良により乾燥時間が短縮されたこともあり、乾燥手段を設けず自然乾燥によるものが主体であった。また、カット紙が主体のため、インクの乾燥に関わる特別な制御は設けていなかった。記録媒体に印刷されたインクを乾燥させる手段としては種々の方式が提案されている。最も一般的な方法は、インクの乾燥を促進させるために、記録ヘッドに対向して設けられた加熱部材としてのヒータ板を加熱し記録媒体上に印刷されたインクを乾燥させる方式である。これらの方式においても、記録媒体の熱障害に対して制御面での考慮はされていなかった。
しかしながら、今までの技術では、印刷停止時にヒータ板を加熱するヒータをオフしても、ヒータ板上に静止した記録媒体はヒータ板の温度が自然冷却されるまでの間、加熱され続けるために変形してしまうという問題があった。そして、記録媒体が変形したまま印刷開始すると記録ヘッドと変形した記録媒体とが接触するため、記録媒体の変形部分を記録ヘッド下から移動させる必要が生じ、この部分の記録媒体が無駄(損紙)になってしまう。
このような問題を解決する技術として、例えば特許文献1を挙げることができる。この技術では、保護手段と呼ばれる複雑な機構が必要となるため、安価な構成で変形を防ぐという問題は解消できていない。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、画像形成動作停止時に、加熱部材に接触している記録媒体が加熱、変形することを安価な構成によって防ぐことを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、記録媒体の搬送を繰り返しながら、記録ヘッドから液体を吐出して記録媒体上に画像を形成する画像形成装置において、記録媒体の非印字面下に接触し加熱する、複数の空気通過部を有する加熱部材と、前記空気通過部を介して空気を吸引することで前記加熱部材上に記録媒体を吸着する吸着手段と、前記空気通過部を介して空気を吹き出す吹き出し手段と、を備え、画像形成動作停止時に、前記記録ヘッドを前記加熱部材上から退避させると共に、前記加熱部材による加熱を停止し、且つ前記吸着手段による吸着を解除し、尚且つ前記吹き出し手段によって前記空気通過部を介して空気を吹き出すことにより前記加熱部材から記録媒体を離間させる画像形成装置である。
本発明によれば、画像形成動作停止時に、加熱部材に接触している記録媒体が加熱、変形することを安価な構成によって防ぐことができる。
本発明の一実施形態に係るインクジェットプリンタの模式的な断面構成図である。 図1のインクジェットプリンタの主な制御構成を示す制御ブロック図である。 一実施形態に係る印刷時のプリント部の動作を説明する模式的な斜視図である。 一実施形態に係る印刷時のプリント部の動作順序を説明するフローチャートである。 一実施形態に係る印刷停止時のプリント部の動作を説明する模式的な斜視図である。 一実施形態に係る印刷停止時のプリント部の動作順序を説明するフローチャートである。
以下、図を参照して実施例を含む本発明の実施の形態を詳細に説明する。各実施形態等に亘り、同一の機能及び形状等を有する構成要素(部材や構成部品)等については、混同の虞がない限り一度説明した後では同一符号を付すことによりその説明を省略する。図及び説明の簡明化を図るため、図に表されるべき構成要素であっても、その図において特別に説明する必要がない構成要素は適宜断わりなく省略することがある。公開特許公報等の構成要素を引用して説明する場合は、その符号に括弧を付して示し、各実施形態等のそれと区別するものとする。
以下、本願発明において、液体吐出ヘッドを用いた液体吐出記録方式の「画像形成装置」は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液滴を着弾させて画像形成を行う装置を意味する。また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(単に液滴を媒体に着弾させること)をも意味する。
「液滴」とは、インクと称されるものに限らず、記録液、定着処理液、樹脂、液体などと称されるものを含み、画像形成を行うことが可能に微細粒状化して液滴にできる全ての液体、すなわち機能性溶液(以下、「機能性インク」と言い替える)としての液滴の総称として用いる。また、「記録媒体」とは、材質を紙に限定するものではなく、OHPシート、布なども含み、液滴が付着されるものの意味であり、被記録媒体、記録紙、記録用紙、コート紙等の特殊紙、使用可能な薄紙から厚紙、はがき、封筒あるいは単に用紙などと称されるものを含むものの総称として用いる。また、画像とは2次元画像に限らず、3次元画像も含まれる。
本発明は、液体吐出ヘッド及びそれを使用した画像形成装置を対象としている。前記画像形成装置は、一般的にはインクジェット記録装置やインクジェットプリンタと呼ばれているもので、以下、画像形成装置はインクジェットプリンタで代表して説明する。インクジェット記録装置には、騒音が極めて小さく、かつ、高速印字が可能であり、更にはインクの自由度があり安価な記録媒体である普通紙を使用できるなど多くの利点がある。そのため、プリンタ、ファクシミリ、複写装置、上述したように複数の画像形成機能を備えた複合機等の画像形成装置として広く展開されている。
図1〜図6を参照して、本発明の一実施形態を説明する。
まず、図1を参照して、一実施形態に係る画像形成装置の一例としてのインクジェットプリンタ100の全体構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るインクジェットプリンタの模式的な断面構成図である。
インクジェットプリンタ100は、シリアル方式のインクジェットプリンタであり、給紙部4、プリント部9、巻き取り部16及びこれらの各部装置を制御する制御部20を備えている。
給紙部4には、連続するシート状の記録媒体6がロール軸5に巻かれた未使用のロールがセットされる。給紙部4から供給された記録媒体6は、駆動力(後述する図2に示すレジストモータ26参照)が与えられたレジストローラ7と、記録媒体6に従動して動く加圧コロ8とによって挟持・ニップされる。記録媒体6は、レジストローラ7の回転によって搬送され、記録媒体6の搬送方向である副走査方向Xに沿って移動する。移動する記録媒体6は、プリント部9を通過する。
プリント部9は、液体吐出ヘッドである複数の記録ヘッド1と、これらの記録ヘッド1を保持して、ガイド3に従い主走査方向Y(搬送方向Xに直交する方向)に往復移動するキャリッジ2と、記録媒体6を吸着、加熱するか加熱部材としてのヒータ板10とを有する。
キャリッジ2は、ガイド3と協働して主走査方向Yに往復移動させる駆動手段としての主走査モータ25(後述する図2参照)によって駆動される。ガイド3と協働する機構としては、直線往復運動機構が用いられ、例えばラック&ピニオンを用いたものや、タイミングベルト及びタイミングベルト用いたものが使用される。
このキャリッジ2には、本発明に係る液体吐出ヘッドである複数の記録ヘッド1の他に、ヘッドタンクを一体にした液体吐出ユニットを搭載してもよい。記録ヘッド1は、例えば、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色の液体を吐出する。また、記録ヘッド1は、複数のノズルからなる4列のノズル列を主走査方向Yと直交する副走査方向Xに配置し、吐出方向を下方に向けて装着している。
また、液体吐出ヘッドは、使用する圧力発生手段が限定されるものではない。例えば、圧電アクチュエータ(積層型圧電素子を使用するものでもよい。)以外にも、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いるサーマルアクチュエータ、振動板と対向電極からなる静電アクチュエータなどを使用するものでもよい。
尚、本願の用語における、画像形成、記録、印字、印写、印刷、造形等はいずれも同義語とする。
キャリッジ2の主走査方向Yの往復移動と、記録媒体6の副走査方向Xの搬送とを交互に繰り返すことによって、複数の記録ヘッド1により記録媒体6上にインク画像を形成していくよう構成されている。
ヒータ板10には、記録媒体6の非印字面下に接触し加熱する、複数(本実施形態では多数)の空気通過部としての空気穴10aが形成されている。
ヒータ板10には、このヒータ板10を加熱するための熱源としてのヒータ11と、ヒータ板10の温度を測定する温度測定手段としての温度センサ12が設置されている。後述するように、温度センサ12からの信号に基づいて、制御部20によってヒータ11のオン/オフがコントロールされることで、ヒータ板10に接触している記録媒体6の温度を調整することが可能となっている。
尚、加熱部材は、ヒータ板10に限らず、多数の空気通過部が形成されていて、記録媒体6の非印字面下に接触し加熱する機能を備えているものであればよく、例えば実質的に熱源と一体となったものでもよい。本発明における加熱部材としては、このような構成を含むものである。
ヒータ板10の下には、板金等で作られたチャンバ13が設置されている。チャンバ13に隣接して、吹き出しファン14と、吸引ファン15とが設置されている。吹き出しファン14は、ヒータ板10の多数の空気穴10aを介して空気を吸引することでヒータ板10上に記録媒体6を吸着する吸着手段として機能する。吸引ファン15は、ヒータ板10の多数の空気穴10aを介して空気を吹き出す吹き出し手段として機能する。
吹き出しファン14、吸引ファン15により、チャンバ13内の圧力をコントロールしている。ヒータ板10の多数の空気穴10aを介して、チャンバ13内の圧力をコントロールすることで、記録媒体6をヒータ板10に接触ないし離間させるようにコントロールすることが可能である。
記録媒体6上に形成されたインク画像は、吸引ファン15の駆動によりチャンバ13内を負圧にし、ヒータ板10に吸着されることで、記録媒体6を介して加熱乾燥される。乾燥された記録媒体6は、駆動力を付与された巻取り部16でロール状に巻き取られる。
図2を用いて、インクジェットプリンタ100の主な制御構成について説明する。図2は図1のインクジェットプリンタの主な制御構成を示す制御ブロック図である。
図2において、制御部20は、インクジェットプリンタ100の要部(給紙部4、プリント部9、巻取り部16)の制御を司る制御手段として機能する。制御部20は、演算手段及び制御手段の機能を有するCPU21と、記憶手段としてのROM22及びRAM23と、計時手段としてのタイマ24等から構成されるマイクロコンピュータを具備している。
RAM23は、CPU21の演算結果や種々のデータを一時的に記憶する。ROM22は、必要な制御プログラム等(後述する図5、図6参照)、及び固定データ等を予め記憶している。
制御部20のCPU21には、入力ポート等を介して、温度センサ12、操作表示部30の操作部分がそれぞれ電気的に接続されている。また、CPU21には、出力ポート等を介して、ヘッド駆動回路を介して記録ヘッド1、主走査モータ25、レジストモータ26、操作表示部30の表示部分がそれぞれ電気的に接続されている。
操作表示部30は、インクジェットプリンタ100の上記各部・装置に動作指示を与えるタッチパネルや各種スイッチ、各種キーと、上記動作内容を視認する液晶表示装置からなる液晶表示部と、音発生装置等とで構成されている。上記各部・装置に動作指示を与えるタッチパネル式の各種キーには、記録媒体の種類や、記録媒体の厚さ等を入力指示するものも含まれる。
CPU21は、次の第1〜第5の制御手段としての機能を有する。即ち、CPU21は、温度センサ12からの信号に基づいて、ヒータ11のオン/オフを制御することで、ヒータ板10に接触している記録媒体6の温度を調整する第1の制御手段として機能する。
CPU21は、印刷動作(以下、単に印刷ともいう)停止時に、キャリッジ2の主走査モータ25を介して記録ヘッド1をヒータ板10上から退避させると共に、ヒータ11を介してヒータ板10による加熱を停止し、且つ吸引ファン15による吸着を解除し、尚且つ吹き出しファン14によってヒータ板10の多数の空気穴10aを介して空気を吹き出すことによりヒータ板10から記録媒体6を離間させる第2の制御手段として機能する。
CPU21は、第2の制御手段として機能するときに、温度センサ12により測定された温度が規定値以下になったとき、吹き出しファン14による空気吹き出しを停止させる第3の制御手段として機能する。
CPU21は、第2の制御手段として機能するときに、タイマ24により計時された規定時間経過後に、吹き出しファン14による空気吹き出しを停止させる第4の制御手段として機能する。
CPU21は、印刷停止時に、キャリッジ2の主走査モータ25を介して記録ヘッド1をヒータ板10上から退避させると共に、タイマ24により計時された規定時間経過後に、ヒータ11を介してヒータ板10による加熱を停止し、且つ吸引ファン15による吸着を解除し、尚且つ吹き出しファン14によってヒータ板10の多数の空気穴10aを介して空気を吹き出すことによりヒータ板10から記録媒体6を離間させる第4の制御手段として機能する。
図3、図4を用いて、印刷動作(以下、単に印刷ともいう)時のプリント部の動作について説明する。図3は一実施形態に係る印刷時のプリント部の動作を説明する模式的な斜視図、図4は一実施形態に係る印刷時のプリント部の動作順序を説明するフローチャートである。これらの動作の制御は、上記した制御部20のCPU21の指令の下に実行される(後述する図5、図6でも同じ)。尚、図3に示す例では、吹き出しファン14及び吸引ファン15は、主走査方向Yに沿って共に3箇配置されている。
図3、図4に示すように、印刷時には、記録媒体6上でキャリッジ2を介して記録ヘッド1を主走査方向Yに往復運動しながら記録媒体6上にインク画像を形成する。この際、吸引ファン15を稼働(以下、オンともいう)させることにより、図3において下向きの気流である吸引エア18が生じることでチャンバ13内を負圧にし、記録媒体6をヒータ板10に吸着する(ステップS1)。
次いで、ヒータ11をオンし(ステップS2)、温度センサ12によりヒータ板10の温度を監視しながら、ヒータ11をオン/オフして、ヒータ板10の温度を一定にコントロールする。
即ち、図4のステップS3において、温度センサ12によって測定されたヒータ板10の温度が所定温度TX℃の範囲内であるか否かが判断・チェックされる。ヒータ板10の温度が所定温度TX℃に達していないときには、ステップS2に戻り、ヒータ11を再びオンする。ヒータ板10の温度が所定温度TX℃に達しているときには、印刷動作の開始が可能となる。即ち、ヒータ板10に記録媒体6が接触し、加熱されることで、記録媒体6を介して、インク画像が乾燥されることとなる。
次に、図5、図6を用いて、印刷停止時のプリント部の動作について説明する。図5は一実施形態に係る印刷停止時のプリント部の動作を説明する模式的な斜視図、図6は一実施形態に係る印刷停止時のプリント部の動作順序を説明するフローチャートである。
印刷停止時には、先ず、キャリッジ2を介して記録ヘッド1を記録媒体6上から退避させる(ステップS10)。印刷停止後、規定時間、ヒータ11と吸引ファン15は、オンとしたままとし、記録媒体6上のインク画像を乾燥させる。印刷停止後において規定時間が経過したか否かがタイマ24によって計時され、CPU21によって比較・判断される(ステップS11)。
ここで、ステップS11における印刷停止後の規定時間は、記録媒体の種類、その厚さにより異なる。即ち、記録媒体の種類として、例えば壁紙の様に表面に凹凸があって伝熱し難い用紙や比熱が高い合成紙の様な用紙を使用している場合には、上記規定時間を長くする。記録媒体の厚さとして、例えば、厚みのある用紙の場合には、上記規定時間を長くする。
印刷停止後の規定時間経過後、ヒータ11をオフしてヒータ板10の加熱を停止すると共に、吸引ファン15をオフして記録媒体6の吸着を解除し、且つ吹き出しファン14をオンする(ステップS12〜ステップS14参照)。吹き出しファン14のオンにより、図5に示すように、チャンバ13を正圧にして、ヒータ板10に開けた多数の穴10aから上向きの気流である吹き出しエア19を噴出させ、この風圧によって、ヒータ板10から記録媒体6を離間させ、記録媒体6に対するヒータ板10からの更なる加熱を防止する。
そして、ステップS15において、温度センサ12によって測定されたヒータ板10の温度が所定温度TY℃であるか否かがチェックされる。即ち、ヒータ板10が規定の温度である所定温度TY℃まで低下しているか否かがチェックされる。このチェックに代えて、吹き出しファン14のオンによる吹き出しエア19の吹き出し後、一定時間経過したことをタイマ24によって計時してもよい。
ここで、吹き出しファン14の吹き出し時間は、(吹き出しファン14のオンまでの時間でなく、温度が下がる時間を待つ、即ち、吹き出しファン14のオンに時間を変えることである)記録媒体の種類、その厚さにより変えてもよい。
即ち、記録媒体の種類として、例えば塩ビのように熱によって伸び易い用紙を使用している場合には、上記時間を長くする。記録媒体の厚さとして、例えば厚みが薄い用紙(薄いほうが変形し易い)である場合には、上記時間を長くする。
以上説明したとおり、本実施形態によれば、印刷動作(画像形成動作)停止時に、加熱部材に接触している記録媒体が加熱、変形することを安価な構成によって防ぐことができる。また、余分な電力消費も防ぐことができる。
本発明は、上記一実施形態に限らず、次の態様であってもよい。
第1の態様は、記録媒体6などの記録媒体の搬送を繰り返しながら、記録ヘッドから液体を吐出して記録媒体上に画像を形成するインクジェットプリンタ100などの画像形成装置において、記録媒体の非印字面下に接触し加熱する、多数の空気穴10aなどの複数の空気通過部を有するヒータ板10などの加熱部材と、空気通過部を介して空気を吸引することで加熱部材上に記録媒体を吸着する吸引ファン15などの吸着手段と、空気通過部を介して空気を吹き出す吹き出しファン14などの吹き出し手段と、を備え、印刷動作停止時などの画像形成動作停止時に、記録ヘッドを加熱部材上から退避させると共に、加熱部材による加熱を停止し、且つ吸着手段による吸着を解除し、尚且つ吹き出し手段によって空気通過部を介して空気を吹き出すことにより加熱部材から記録媒体を離間させるものであってもよい。
第1の態様によれば、上記構成により、画像形成動作停止時に、加熱部材に接触している記録媒体が加熱、変形することを安価な構成によって防ぐことができる。
第2の態様は、第1の態様において、加熱部材の温度を測定する温度センサ12などの温度測定手段を備え、温度測定手段により測定された温度が規定値以下になったとき、吹き出し手段による空気吹き出しを停止させるものであってもよい。
第2の態様によれば、第1の態様による効果に加え、余分な電力消費を防ぐことができる。
第3の態様は、第1の態様において、吹き出し手段による空気吹き出し時間を計時するタイマ24などの計時手段を備え、計時手段により計時された規定時間経過後に、吹き出し手段よる空気吹き出しを停止させるものであってもよい。
第3の態様によれば、第1の態様による効果に加え、余分な電力消費を防ぐことができる。
第4の態様は、記録媒体の搬送を繰り返しながら、記録ヘッドから液体を吐出して記録媒体上に画像を形成する画像形成装置において、記録媒体の非印字面下に接触し加熱する、複数の空気通過部を有する加熱部材と、空気通過部を介して空気を吸引することで加熱部材上に記録媒体を吸着する吸着手段と、空気通過部を介して空気を吹き出す吹き出し手段と、時間を計時する計時手段と、を備え、画像形成動作停止後、前記記録ヘッドを前記加熱部材上から退避させると共に、前記計時手段により計時された規定時間経過後に、前記加熱部材による加熱を停止し、且つ前記吸着手段による吸着を解除し、前記吹き出し手段から空気を吹き出すことにより前記加熱部材から記録媒体を離間させるものであってもよい。
第4の態様によれば、上記構成により、画像形成動作停止時に、加熱部材に接触している記録媒体が加熱、変形することを安価な構成によって防ぐことができる。また、インクの生乾きを防止できる。
第5の態様は、第4の態様において、画像形成動作停止後、加熱部材による加熱停止及び吸着手段による吸着解除から吹き出し手段から空気を吹き出させるまでの時間を、記録媒体の種類、厚さにより変えるものであってもよい。
第5の態様によれば、上記構成により、記録媒体の種類、その厚さに応じて、インクの生乾きを防止できる。
ここで、背景技術で説明した特許文献1以外の、一見すると本発明に類似する従来技術について補説する。特開2012−045849号公報には、プリント開始時の部分的なシートの温度低下による画像品位の劣化を抑制し、またプリント終了時の部分的なシート温度上昇によるシートの変形を抑制する目的で、次の構成が開示されている。即ち、シートが移動を停止している停止状態では所定位置においてシートに対して加熱部による加熱と冷却部による冷却を同時に行うように制御し、前記停止状態の後にインクジェットヘッドでインクを付与するためにシートが移動を開始したら、前記所定位置においてシートに対して前記加熱部による加熱は継続し且つ前記冷却部による冷却を前記停止状態のときよりも弱める。
しかしながら、上記技術では、印刷停止時に冷却は行うが、加熱も同時に行われるため、加熱による記録媒体の変形を防ぐ機能として不十分であるという問題は解消できていない。
特開昭60−034887号公報には、非印刷時にはサクションシャッタを用紙幅外に退避させ、空気のリークによりサクションの吸引機能を弱めてプレヒータから用紙への熱の伝達を阻止することによって、非印刷時にプレヒータ上に放置された用紙が黄変することを回避する構成が開示されている。
しかしながら、上記技術では、用紙との密着性が下がるが記録媒体はヒータと接触したままのため、変形を防ぐ機能として不十分であるという問題は解消できていない。
特開平10−123864号公報には、複数台の片面印刷型の電子写真装置を使用して両面印刷の電子写真印刷システムを構成する場合において、前段の電子写真装置の定着装置に対する後段の電子写真装置の定着装置の性能ばらつきが極めて小さい印刷システムを実現できる様にする目的で、次の構成が開示されている。即ち、トナー像を保持した長尺の連続状記録材の裏面を吸引する吸引装置と、該吸引装置の吸引力により記録材を密着させながら該記録材を予備加熱するプレヒータと、互いに圧接した加熱ロールと加圧ロールからなる一対の定着ロールとを有し、加熱ロールと加圧ロールの圧接部にて記録材に加熱加圧作用を付与しながら挟持搬送し、記録材表面にトナー像を定着させる電子写真装置の定着装置において、プレヒータ表面に対し相対的に変位可能な突出部材を有する記録材持ち上げ装置を設け、印刷停止時に記録材持ち上げ装置により、プレヒータから記録材を離間するものである。
しかしながら、上記技術では、記録材持ち上げ装置が必要になり、安価な構成で変形を防ぐという問題は解消できていない。
以上本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。例えば、上記実施形態や実施例等に記載した技術事項を適宜組み合わせたものであってもよい。
本発明は、上記したシリアル方式の画像形成装置(インクジェット記録装置)に限らず、例えば、ライン型ヘッドで退避可能な構成を備えているライン方式の画像形成装置(インクジェット記録装置)にも準用可能である。即ち、本願発明の吹き出し手段によって空気通過部を介して空気を吹き出すことにより加熱部材から記録媒体を離間させる際の記録媒体に接触しないように、ライン型ヘッドが適宜の部位へ移動ないしは変位可能に構成されていればよい。
本発明の実施の形態に適宜記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
1 記録ヘッド
2 キャリッジ
3 ガイド
4 給紙部
5 ロール軸
6 記録媒体
7 レジストローラ
8 加圧コロ
9 プリント部
10 空気穴(空気通過部の一例)
11 ヒータ(熱源の一例)
12 温度センサ(温度測定手段の一例)
13 チャンバ
14 吹き出しファン(吹き出し手段の一例)
15 吸引ファン(吸引手段の一例)
16 巻取り部
17 巻取り部
18 吸引エア
19 吹き出しエア
20 制御部(制御手段の一例)
21 CPU(制御手段の一例)
22 ROM
23 RAM
24 タイマ(計時手段の一例)
100 インクジェットプリンタ(画像形成装置の一例)
X 副走査方向(記録媒体の搬送方向の一例)
Y 主走査方向
特許第4380232号公報

Claims (5)

  1. 記録媒体の搬送を繰り返しながら、記録ヘッドから液体を吐出して記録媒体上に画像を形成する画像形成装置において、
    記録媒体の非印字面下に接触し加熱する、複数の空気通過部を有する加熱部材と、
    前記空気通過部を介して空気を吸引することで前記加熱部材上に記録媒体を吸着する吸着手段と、
    前記空気通過部を介して空気を吹き出す吹き出し手段と、を備え、
    画像形成動作停止時に、前記記録ヘッドを前記加熱部材上から退避させると共に、前記加熱部材による加熱を停止し、且つ前記吸着手段による吸着を解除し、尚且つ前記吹き出し手段によって前記空気通過部を介して空気を吹き出すことにより前記加熱部材から記録媒体を離間させる画像形成装置。
  2. 前記加熱部材の温度を測定する温度測定手段を備え、
    前記温度測定手段により測定された温度が規定値以下になったとき、前記吹き出し手段による空気吹き出しを停止させることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記吹き出し手段による空気吹き出し時間を計時する計時手段を備え、
    前記計時手段により計時された規定時間経過後に、前記吹き出し手段よる空気吹き出しを停止させることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 記録媒体の搬送を繰り返しながら、記録ヘッドから液体を吐出して記録媒体上に画像を形成する画像形成装置において、
    記録媒体の非印字面下に接触し加熱する、複数の空気通過部を有する加熱部材と、
    前記空気通過部を介して空気を吸引することで前記加熱部材上に記録媒体を吸着する吸着手段と、
    前記空気通過部を介して空気を吹き出す吹き出し手段と、
    時間を計時する計時手段と、を備え、
    画像形成動作停止後、前記記録ヘッドを前記加熱部材上から退避させると共に、前記計時手段により計時された規定時間経過後に、前記加熱部材による加熱を停止し、且つ前記吸着手段による吸着を解除し、前記吹き出し手段から空気を吹き出すことにより前記加熱部材から記録媒体を離間させることを特徴とする画像形成装置。
  5. 画像形成動作停止後、前記加熱部材による加熱停止及び前記吸着手段による吸着解除から前記吹き出し手段から空気を吹き出させるまでの時間を、記録媒体の種類、その厚さにより変えることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
JP2016119316A 2016-06-15 2016-06-15 画像形成装置 Pending JP2017222096A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019155893A (ja) * 2018-03-17 2019-09-19 株式会社リコー 加熱装置、液体を吐出する装置
JP2019171639A (ja) * 2018-03-28 2019-10-10 株式会社リコー 乾燥装置及び乾燥方法、並びに画像形成方法及び画像形成装置

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