JP4385887B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、シート状の記録媒体に第一の画像形成処理を施す第一処理部と、処理された記録媒体に第二の画像形成処理を施す第二処理部と、前記第一処理部と前記第二処理部の間に設けられ、前記記録媒体をループ状に蓄積することによって前記第一処理部と前記第二処理部における前記記録媒体の処理速度差を吸収しながら搬送するループ形成ユニットを備えて構成してある画像形成装置に関し、例えば、シート状の記録媒体に画像を形成する印字部を有する印字処理部と、印字処理された記録媒体を定着処理する定着処理部と、前記印字処理部と前記定着処理部の間に設けられ、前記記録媒体をループ状に蓄積することによって前記印字処理部と前記定着処理部における前記記録媒体の処理速度差を吸収しながら搬送するループ形成ユニットを備えて構成してある画像形成装置に関する。
上述の画像形成装置としては、例えば第一処理部としての印字処理部において昇華性インク滴により画像が形成された記録媒体に対して第二処理部としての定着処理部で加熱して昇華定着するものがあり、印字処理部と加熱処理部で処理プロセスの違いにより記録媒体Mの搬送速度が異なるために両処理部での搬送速度の整合をとり連続処理するためにループ形成ユニットが備えられている。
前記ループ形成ユニットは、印字処理部から排出される記録媒体を第一搬送ローラと第二搬送ローラとの間でループ状に蓄積する第一搬送部と、前記記録媒体の始端を前記第一搬送ローラ対から第二搬送ローラ対に案内する案内姿勢と、前記記録媒体を第一搬送ローラ対と第二搬送ローラ対との間でループ状に蓄積させる引退姿勢との間で姿勢切替可能な第一ループガイド部を設けて構成され、案内姿勢にある第一ループガイド部により記録媒体Mの始端が第一搬送ローラ対から第二搬送ローラ対に案内され、始端が第二搬送ローラ対に到達した後に第一ループガイド部が引退姿勢に切替えられることにより、第一及び第二搬送ローラ対の下部空間に記録媒体がループ状に蓄積されるように構成されていた。
特開2003−326789号公報
上述の画像形成装置で使用される記録媒体としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の合成樹脂材料でなる所定の剛性を備えたシート状の基材と、その上面に一体的に設けられたフッ素樹脂等耐候性の高い材料でなる保護層と、前記保護層の上面に剥離可能に接着剤を介して密着貼付されたインク受容層等を備えた多層構造のものがあり、特に幅広且つ長尺である場合には重量物となる記録媒体を確実に搬送するため、ループ形成ユニットに設けられる搬送ローラ対で搬送される記録媒体を所定の圧接力で挟持する必要があった。
特に、印字処理部に供給される記録媒体は予めロール状に巻回された長尺物であり、所定サイズで切断されループ形成ユニットに搬送されたものであっても巻回方向にカールしているために、第一搬送ローラ対及び第二搬送ローラ対という前後一対の搬送ローラ対の間で挟持してループ状に蓄積するときに形成されるループ方向とカール方向が逆方向になる場合には、搬送ローラ対に大きな負荷が掛かるためにその圧接力を十分大きな値に設定する必要があった。
しかし、搬送ローラ対の圧接力を大きくすると挟持部で挟持されている記録媒体に作用する大きな圧接力により局部的に記録媒体が損傷したり、画像が乱れたりすることにより商品価値が喪失する虞がある。例えば、基材の裏面にガラスビーズ層と金属蒸着層でなる反射層等をさらに備えた記録媒体では、ローラによる圧接力によっては挟持部で反射層が部分的に変形して画像が乱れる場合もあった。
本発明は、上述の従来欠点に鑑み、印字処理部と加熱処理部で異なる搬送速度を整合するループ形成ユニットにおいて記録媒体に損傷や画像乱れが生じること無く安定的に蓄積、搬送可能な画像形成装置を提供する点にある。
上述の目的を達成するため、本発明による画像形成装置の第一の特徴構成は、特許請求の範囲の書類の請求項1に記載した通り、シート状の記録媒体に第一の画像形成処理を施す第一処理部と、処理された記録媒体に第二の画像形成処理を施す第二処理部と、前記第一処理部と前記第二処理部の間に設けられ、前記記録媒体をループ状に蓄積することによって前記第一処理部と前記第二処理部における前記記録媒体の処理速度差を吸収しながら搬送するループ形成ユニットを備えて構成してある画像形成装置であって、前記ループ形成ユニットに、前記第一処理部から排出される前記記録媒体を、搬送方向に沿って配置された上流側の搬送ローラ対から下流側の搬送ローラ対に向けて下方に傾斜したガイド板に沿って搬送し、前記記録媒体が下流側の搬送ローラ対で挟持された状態で下流側の搬送ローラ対を停止するとともにガイド板を開放し、上流側の搬送ローラ対を駆動することにより下流側の搬送ローラ対と上流側の搬送ローラ対の間で前記記録媒体を挟持してループ状に蓄積する搬送部を備え、下流側の搬送ローラ対の上流側に、前記記録媒体をその挟持部に向けて略水平な接線方向に支持するガイド部材を設けた第一蓄積部を備えてある点にある。
上述の構成によれば、第一処理部から排出される重量のある記録媒体であっても、第一蓄積部に設けられたガイド部材によりローラ対による挟持部に向けて接線方向に記録媒体が支持されるので、上流側の搬送ローラ対から搬送される記録媒体がガイド部材を介して緩やかなカーブを描いて蓄積されるようになり、ループ状に蓄積される記録媒体の重量がローラ対の挟持部に集中的に掛かることが防止されるので、ローラ対の圧接力をそれ程大きく設定しなくとも安定的に記録媒体を支持、搬送できるようになるのである。
同第二の特徴構成は、同請求項2に記載した通り前記ループ形成ユニットに、前記第一蓄積部から排出される前記記録媒体を、搬送方向に沿って配置された上流側の搬送ローラ対から下流側の搬送ローラ対に向けて上方に傾斜したガイド板に沿って搬送し、前記記録媒体が下流側の搬送ローラ対で挟持された状態で下流側の搬送ローラ対を停止するとともにガイド板を開放し、上流側の搬送ローラ対を駆動することにより下流側の搬送ローラ対と上流側の搬送ローラ対の間で前記記録媒体を挟持してループ状に蓄積する搬送部を備え、上流側の搬送ローラ対の下流側に、前記記録媒体をその挟持部に向けて略水平な接線方向に支持するガイド部材を設けた第二蓄積部を備えてある点にある。
上述の構成によれば、第一蓄積部から排出される重量のある記録媒体であっても、第二蓄積部に設けられたガイド部材によりローラ対による挟持部に向けて接線方向に記録媒体が支持されるので、上流側の搬送ローラ対から搬送される記録媒体がガイド部材を介して緩やかなカーブを描いて蓄積されるようになり、ループ状に蓄積される記録媒体の重量がローラ対の挟持部に集中的に掛かることが防止されるので、ローラ対の圧接力をそれ程大きく設定しなくとも安定的に記録媒体を支持、搬送できるようになるのである。
同第三の特徴構成は、同請求項3に記載した通り、上述の第一または第二特徴構成に加えて、前記ガイド部材が、前記記録媒体を前記挟持部に向けて接線方向に支持する作用姿勢と、前記記録媒体から離間する非作用姿勢との間で切替可能に構成されている点にある。
記録媒体の種類や蓄積されるループ量によっては、前記ガイド部材が不要な場合がある。例えば軽量のメディアであって蓄積量がそれ程大きくない場合にガイド部材を設けると、ループ形成初期にガイド部材によって支持されている部位が撓んでうまくループが形成されず、逆に記録媒体を損傷する等の不都合が発生する虞もある。そこで、ガイド部材を前記記録媒体を前記挟持部に向けて接線方向に支持する作用姿勢と、前記記録媒体から離間する非作用姿勢との間で切替可能に構成することにより、記録媒体の種類や蓄積されるループ量に応じてフレキシブルに対応できるようになるのである。
同第四の特徴構成は、同請求項4に記載した通り、上述の第三特徴構成に加えて、前記ガイド部材が、前記記録媒体の種類に応じて前記作用姿勢と非作用姿勢との間で自動切替可能に構成されている点にある。
上述の構成によれば、使用される記録媒体の種類に応じてガイド部材を作用姿勢と非作用姿勢との間で自動切替されるので、使用する記録媒体の種類に応じてオペレータがガイド部材を作用姿勢と非作用姿勢との間で切替操作する煩雑な作業が不要となり、利便性が向上するのであり、如何なる記録媒体であっても損傷し、或いは画像乱れが生じること無く安定的に蓄積、搬送することができるようになるのである。
同第五の特徴構成は、同請求項5に記載した通り、上述の第一から第四の何れかの特徴構成に加えて、前記第一処理部がシート状の記録媒体に画像を形成する印字部を有する印字処理部であり、前記第二処理部が印字処理された記録媒体を定着処理する定着処理部である点にある。
上述の構成によれば、重量のある記録媒体であっても、ガイド部材によりローラ対による挟持部に向けて接線方向に記録媒体が支持されるので、挟持部から緩やかなカーブを描いて蓄積されるようになり、ループ状に蓄積される記録媒体の重量がローラ対の挟持部に集中的に掛かることが防止されるので、ローラ対の圧接力をそれ程大きく設定しなくとも安定的に記録媒体を支持、搬送できるようになり、これによって記録媒体が損傷したり、画像が乱れたりする不都合を解消することができるようになるのである。
以上説明した通り、本発明によれば、第一処理部と第二処理部で異なる搬送速度を整合するループ形成ユニットにおいて記録媒体に損傷や画像乱れが生じること無く安定的に蓄積、搬送可能な画像形成装置を提供することができるようになった。
以下に本発明による画像形成装置の実施の形態を説明する。図1及び図3に示すように、画像形成装置1は、シート状の記録媒体Mにインク滴を吐出して画像を形成する第一処理部としての印字処理部1Aと、前記印字処理部1Aから排出された前記記録媒体Mを受入れて乾燥させる乾燥処理部1Bと、前記乾燥処理部1Bで乾燥処理された前記記録媒体Mをループ状に蓄積するループ形成ユニット1Cと、前記ループ形成ユニット1Cで蓄積された前記記録媒体Mを加熱定着する第二処理部としての定着処理部1Dを備えて構成されている。
当該画像形成装置で使用される前記記録媒体Mは、図2(a)に示すように、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の合成樹脂材料でなる所定の剛性を備えたシート状の基材M1と、その上面に一体的に設けられたフッ素樹脂等耐候性の高い材料でなる保護層M2と、前記保護層M2の上面に剥離可能に接着剤を介して密着貼付されたインク受容層M3とで構成される。
前記印字処理部1Aで昇華性染料を含む水性インクにより前記インク受容層M3の表面に写真画像、イラスト、文字等の画像を印字し、前記乾燥処理部1Bで乾燥した後に前記定着処理部1Dで加熱処理することにより、昇華性染料が昇華して前記保護層M2に浸透することにより定着される。その後前記インク受容層M3を剥離することにより、非常に光沢感のある鮮やかな画像が記録されたシートが得られるもので、当該記録媒体Mは、野外に設置される看板や、電車、バス等の車体に貼付される広告用の画像記録媒体等に好適に使用されるものである。
また、前記記録媒体Mは、図2(b)に示すような、前記基材M1の下にさらにガラスビーズが充填されたガラスビーズ層M4と、さらにその下に金属を蒸着した金属蒸着層M5と、粘着層M6と、粘着層M6を覆う剥離層M7からなるものが用いられる場合がある。当該記録媒体Mはガラスビーズ層M4による光の反射により特有の視覚効果が得られるもので、前記剥離層M7を剥離して電車、バス等の車体や野外の掲示板等に直接貼付することができる。以下の説明では、主に当該記録媒体Mが使用される場合について説明する。
図3に示すように、前記印字処理部1Aは、シート状の前記記録媒体Mを搬送する印字搬送部10と、前記印字搬送部10により搬送される前記記録媒体Mにインク滴を吐出して画像を形成する印字部20を備えて構成され、画像処理システム100と接続された通信制御ラインLを介して入力されたプリントデータに基づいて記録媒体Mに印字出力される。
前記印字搬送部10は、ロール状に巻回された長尺状の前記記録媒体Mが一対のコロ11により回転自在に支持された記録媒体収容部10aから記録媒体Mを引き出して、副走査方向に搬送するステッピングモータで駆動される駆動ローラ12と押さえコロ13でなる給送部と、前記給送部により搬送される前記記録媒体Mのプラテン14上での浮き上がりを防止する吸引部15とから構成される。つまり前記記録媒体Mは、前記駆動ローラ12と前記押さえコロ13で挟持搬送されるのである。
前記印字部20は、“黒”、“シアン”、“マゼンタ”、“イエロー”、“ライトシアン”、“ライトマゼンタ”の6色の昇華性インクを吐出してカラー画像を形成するインクジェット式のプリントヘッド21と、前記プリントヘッド21を記録媒体Mの幅方向に往復移動可能に支持するガイドロッド22,22と、前記プリントヘッド21を前記ガイドロッド22に沿って往復駆動するステッピングモータ及びタイミングベルトを備えた駆動機構(図示せず)等を備えて構成され、前記印字搬送部10によって副走査方向に搬送される前記記録媒体Mに対して、副走査方向と直行する主走査方向に往復移動しながら画像を形成する。
前記プリントヘッド21には、ピエゾ素子等からなる吐出機構(図示せず)にインクを供給するインクカートリッジが取付けられるとともに、必要に応じて下降して前記記録媒体Mを主走査方向に沿って切断するカッター24が設けられている。
前記乾燥処理部1Bは、前記印字処理部1Aから排出された前記記録媒体Mを受入れて乾燥させる乾燥部30と、前記乾燥部30で乾燥される前記記録媒体Mを搬送する受入れ搬送部40を備えて構成されている。
図3及び図4に示すように、前記乾燥部30は、装置背面下部に配置されたヒータ31と、前記ヒータ31による熱気を案内通路32を介して吸引し前記記録媒体Mのインク塗布面に向けて吐出す送風ファン33とで構成され、前記受入れ搬送部40は、前記印字処理部1Aの前記駆動ローラ12で送り出される前記記録媒体Mを乾燥部30の下流側で受け入れて搬送する第一搬送ローラ対41で構成されている。
前記ループ形成ユニット1Cは、前記乾燥処理部1Bからの前記記録媒体Mに対して無用のテンションを掛けることなくループ状に収容する第一蓄積部50と、前記第一蓄積部50に蓄積された前記記録媒体Mを受け入れて後段の前記定着処理部1Dに無用のテンションを掛けることなく供給するべく、同じくループ状に蓄積する前記第二蓄積部70を備え、前記印字処理部1A及び前記乾燥処理部1Bと、前記定着処理部1D間で夫々の処理速度つまり前記記録媒体Mの搬送速度の差を吸収するように構成されている。
前記第一蓄積部50は、前記印字処理部1Aから排出される前記記録媒体Mを搬送方向に沿って配置された前後一対の搬送ローラ対、つまり、第一搬送ローラ対41と第二搬送ローラ対51の間で挟持してループ状に蓄積する第一搬送部と、前記搬送ローラ対41,51の間で前記記録媒体Mを案内する第一ガイド板53と、前記搬送ローラ対41,51の間で前記記録媒体Mをループ状に蓄積制御する第一ループ制御部と、前記搬送ローラ対51の上流側でループ状に蓄積された前記記録媒体Mをその挟持部に向けて接線方向に支持する第一ガイド部材54を備えて構成されている。尚、前記第一搬送ローラ対41は受入れ搬送部40と兼用されている。
前記第一ガイド板53は、前記記録媒体Mの始端を前記第一搬送ローラ対41から前記第二搬送ローラ対51に案内する案内姿勢(図4中、一点鎖線で示す)と、前記記録媒体Mを前記第一搬送ローラ対41と前記第二搬送ローラ対51との間でループ状に蓄積させる引退姿勢(図4中、実線で示す)との間で姿勢切替可能に構成されている。
前記第一ループ制御部は、前記第一搬送ローラ対41により搬送され、前記第一ガイド板53で案内された前記記録媒体Mの先端部がセンサS2により検知された後の所定時間後に前記第二搬送ローラ対51に挟持されたと判断されると、前記第二搬送ローラ対51を停止させるとともに前記第一ガイド板53を右方に揺動開放させることにより、その下部空間に搬入される前記記録媒体Mが前記第一搬送ローラ対41と前記第二搬送ローラ対51との間でループ状に蓄積されるように制御する。
前記第一ガイド部材54は、前記第二搬送ローラ対51による挟持部から接線L1方向に前記記録媒体Mを支持するとともに、その上流側で所定の曲率で下方垂れ下がった前記記録媒体Mを前記第二搬送ローラ対51に案内する弧状の案内部が形成されている。
前記第二蓄積部70は、前記第一蓄積部50からの前記記録媒体Mを受入れ、前記定着処理部1Dに搬送する前後一対の搬送ローラ対、つまり、第三搬送ローラ対52と第四搬送ローラ対71の間で挟持してループ状に蓄積する第二搬送部と、前記搬送ローラ対52,71の間で前記記録媒体Mを案内する第二ガイド板73と、前記搬送ローラ対52,71の間で前記記録媒体Mをループ状に蓄積制御する第二ループ制御部と、前記搬送ローラ対52の下流側でループ状に蓄積された前記記録媒体Mをその挟持部に向けて接線方向に支持する第二ガイド部材74を備えて構成されている。
前記第二ガイド板73は、前記記録媒体Mの始端を前記第三搬送ローラ対52から前記第四搬送ローラ対71に案内する案内姿勢(図4中、一点鎖線で示す)と、前記記録媒体Mを前記第三搬送ローラ対52と前記第四搬送ローラ対71との間でループ状に蓄積させる引退姿勢(図4中、実線で示す)との間で姿勢切替可能に構成されている。
前記第二ループ制御部は、前記第三搬送ローラ対52により搬送され、前記第二ガイド板73で案内された前記記録媒体Mの先端部がセンサS3により検知された後の所定時間後に前記第四搬送ローラ対71に挟持されたと判断されると、前記第四搬送ローラ対71を停止させるとともに前記第二ガイド板73を左方に揺動開放させることにより、その下部空間に搬入される前記記録媒体Mが前記第三搬送ローラ対52と前記第四搬送ローラ対71との間でループ状に蓄積されるように制御する。
前記第二ガイド部材74は、前記第三搬送ローラ対52による挟持部から接線L2方向に前記記録媒体Mを支持するとともに、前記第三搬送ローラ対52からその下流側に所定の曲率で前記記録媒体Mが垂れ下がるように案内する弧状の案内部が形成されている。
上述の説明において詳述していないが、前記第一ガイド板53及び前記第二ガイド板73は、揺動軸に連結されたセクタギヤ機構を夫々ステッピングモータにより正逆回転駆動することにより、前記記録媒体Mに対するガイド板として作用する案内姿勢と、ループ形成のために揺動開放する引退姿勢とに姿勢切替可能に構成されている。
前記第一蓄積部50で記録媒体が所定量蓄積されると、前記第二搬送ローラ対51が駆動されて前記第二蓄積部70に移送され、前記第二蓄積部70に蓄積された前記記録媒体Mは、その後所定のタイミングで駆動される前記第四搬送ローラ対71により前記定着処理部1Dに搬送される。このように、前記印字処理部1Aから排出される長尺の記録媒体Mは、前記第一蓄積部50及び前記第二蓄積部70の双方で蓄積収容され、前記印字処理部1Aで印字処理が終了して後端が切断された後に前記定着処理部1Dに搬送される。そして前記第一蓄積部50から前記第二蓄積部70に前記記録媒体Mの後端が搬送された後に前記印字処理部1Aからの新たな前記記録媒体Mが前記第一蓄積部50に搬送されることにより、前記記録媒体Mの印字、乾燥、定着の各処理が連続してなされるように構成されている。尚、長尺の記録媒体であっても、その長さが比較的短い場合には、前記第一蓄積部50及び第二蓄積部70で個別に記録媒体Mが蓄積されるように制御することも可能に構成されている。
前記定着処理部1Dは、図3に示すように、金属製の外部筐体80と、前記外部筐体80内に配置された加熱筐体81とを備え、前記加熱筐体81は、断熱材(図示せず)によって上下左右前後の全面から実質的に閉鎖され、この前記加熱筐体81の内部が水平方向に搬送される前記記録媒体Mの加熱領域82として構成されている。
前記加熱領域82には、前記ループ形成ユニット1Cから供給される前記記録媒体Mを搬送する加熱搬送機構83が設けられ、前記加熱搬送機構83は、記録媒体Mの搬送方向上流側から順に受入れ搬送ローラ84、第一ローラ群85、前記定着処理部1Dの中心付近に配置された第二ローラ群86、最も下流側に配置された第三ローラ群87とからなり、図示しないステッピングモータと伝動機構によって何れのローラも互いに同期した周速度で回転駆動される。また、各ローラの周面は摩擦係数が高く且つ耐熱性の高いシリコンゴム等の材料で構成されている。
前記加熱領域82には、前記記録媒体Mの搬送面の上方で前記加熱領域82の中央よりも上流寄りに配置された複数の棒状の発熱体88と、前記記録媒体Mの搬送面の上方で前記加熱領域82の中央よりも下流寄りに配置された攪拌用ファン89とからなり、内部の空気を所定の温度(例えば180度前後)に加熱する第一加熱機構91と、前記第一ローラ群85と前記第二ローラ群86の間に配置された第一加熱パネル92と、前記第二ローラ群86と前記第三ローラ群87の間に配置された第二加熱パネル93とからなり、前記記録媒体Mの裏面から接触加熱する第二加熱機構94を備えてあり、これにより加熱された前記記録媒体Mは、定着処理が完結されて機外に設けられたポリエチレン製の膜で形成されたスロープ状の排出シュート95上に排出される。
上述の画像処理システム100は、図1に示すように、汎用のコンピュータ101と、モニタ装置102と、キーボード103及びマウス104と、現像済みの写真フィルムFの画像情報を光電変換するフィルムスキャナ105等を備えて構成され、前記コンピュータ101にはCD−R、MO、コンパクトフラッシュカード(コンパクトフラッシュは登録商標)、フロッピーディスク(フロッピーは登録商標)等の種々の電子データ記録メディアに記録された画像データ等を読み出すメディアドライブユニット101aが内蔵されている。
前記フィルムスキャナ105により読み取られた写真画像データや電子データ記録メディアから読み出された画像データ等が当該画像処理システム100で編集処理され、通信制御ラインLを介してプリントデータとして上述の画像形成装置に入力されることにより所定の画像形成動作が起動される。
上述の画像形成装置の制御ブロック構成は、図6に示すように、上述の 前記印字処理部1Aによる印字処理を制御する印字処理制御部200と、上述の前記乾燥処理部1Bによる前記記録媒体Mの乾燥処理を行なう乾燥処理制御部300と、上述の前記ループ形成ユニット1Cによる前記記録媒体Mの搬送蓄積制御を行なうループ制御部400と、上述の前記定着処理部1Dによる定着処理を制御する定着処理制御部500とで構成されている。
前記印字処理制御部200は、マイクロコンピュータ201と、ROM202、RAM203の各メモリと、前記画像処理システム100の前記コンピュータ101との通信インターフェース回路204と、前記記録媒体Mを副走査方向に搬送する前記駆動ローラ12、前記吸引部15に設けられた吸引ファン、前記プリントヘッド21を主走査方向に往復駆動する駆動機構、インク滴を吐出させる前記プリントヘッド21等に対するドライバ回路205と、前記記録媒体Mの残量、搬送位置、前記インクカートリッジの残量等の信号入力バッファ回路206等を備えて構成され、前記ROM202に格納された所定のシーケンスプログラム及び入力信号に基づいて各負荷を駆動制御する。
前記ループ制御部400は、マイクロコンピュータ401と、ROM402、RAM403の各メモリと、前記画像処理システム100の前記コンピュータ101との通信インターフェース回路404と、前記第一搬送ローラ対41、前記第二搬送ローラ対51、前記第三搬送ローラ対52、前記第四搬送ローラ対71、前記第一ガイド板53、前記第二ガイド板72,73等に対するドライバ回路405と、記録媒体Mの搬送位置を検出する複数の信号入力バッファ回路406を備えて構成され、前記ROM402に格納された所定のシーケンスプログラム及び入力信号に基づいて各負荷を駆動制御することにより、上述した前記記録媒体Mを第一蓄積部50で蓄積制御する前記第一ループ制御部と、前記記録媒体Mを第二蓄積部70で蓄積制御する前記第二ループ制御部として機能する。
前記乾燥処理制御部300及び定着処理制御部500は、ヒータやファンまたは搬送ローラ等に対するドライバ回路301,501と、温度センサ等の信号入力バッファ回路302,502を備えて構成され、前記ループ制御部400に備えた前記マイクロコンピュータ401により駆動制御される。
以下に前記第一ガイド部材54について詳述するが、前記第二ガイド部材74も同様に構成されるものである。図6(a)に示すように、前記第二搬送ローラ対51は、一対の回転軸51aの夫々に幅60mmの複数のゴムローラ51bが貫通配置され、上下に配置された複数のゴムローラ対により前記記録媒体Mが挟持搬送されるように構成されている。ゴムローラの材質はニトリルゴム、シリコンゴム、熱可塑性ポリエステルエラストマー(例えば、ハイトレル(登録商標))等のソフトローラが使用され、ローラ対による圧着力が約1600gf程度に設定されている。
前記第一ガイド部材54は、前記第二搬送ローラ対51の下方であって、前記第二搬送ローラ対51の軸心に沿って取り付けられた支持板56に、側面視弧状の複数のガイド体55が所定の間隔で取り付けられて構成されている。
各ガイド体55は、板状体の両側端部を一方向に折り曲げ形成され、当該折り曲げ形成部のエッジ55aで前記第二搬送ローラ対51による挟持部から接線L1方向に前記記録媒体Mを支持するとともに、その上流側で所定の曲率で下方に垂れ下がった前記記録媒体Mを前記第二搬送ローラ対51に案内するように構成されている。つまり、当該エッジが上述した弧状の案内部となり、前記記録媒体Mを前記第二搬送ローラ対51による挟持部から接線L1方向に支持する直線部から前記記録媒体Mが下方に垂れ下がるターン部の曲率半径Rが略20mmまたはそれよりも大に設定されている。
上述の構成によれば、重量のある記録媒体Mであっても、ガイド部材54によりローラ対51による挟持部に向けて接線L1方向に前記記録媒体Mが支持されるので、挟持部から緩やかなカーブを描いて蓄積されるようになり、ループ状に蓄積される前記記録媒体Mの重量がローラ対51の挟持部に集中的に掛かることが防止されるので、ローラ対51の圧接力をそれ程大きく設定しなくとも安定的に前記記録媒体Mを支持、搬送できるようになり、これによって前記記録媒体Mが損傷したり、画像が乱れたりする不都合を解消することができるようになる。
例えば、図2(b)に示すような、前記基材M1の下にさらにガラスビーズが充填されたガラスビーズ層M4と、さらにその下に金属を蒸着した金属蒸着層M5と、粘着層M6と、粘着層M6を覆う剥離層M7からなる記録媒体Mを使用する場合には、ガイド部材が無ければ搬送ローラ対で挟持される部位が当該記録媒体Mの重量も加わり、過剰な圧力によってガラスビーズ層M4が押し潰されて画像に濃淡ムラがでる等の不都合が生じるところ、ガイド部材によって支持するように構成することにより、そのような不都合が解消されるのである。
以下に別実施形態を説明する。上述した実施形態では、第二搬送ローラ対51の上流側及び第三搬送ローラ52の下流側にガイド部材を設けて前記記録媒体を支持するものを説明したが、搬送ローラ対の何れかにその上流側又は下流側でループ状に蓄積された前記記録媒体Mをその挟持部に向けて接線方向に支持するガイド部材を設けるものであればその配置の組合せは特に制限されるものではなく、第一搬送ローラ対41の下流側や、第四搬送ローラ対71の上流側に設けることも可能である。
上述した実施形態では、図6(a)に示すように、前記ガイド部材54として、板状体の両側端部を一方向に折り曲げ形成され、当該折り曲げ形成部のエッジ55aで前記記録媒体Mを支持するものを説明したが、図6(b)に示すように、対向するエッジ55a間に屈曲形成された平板55bが設けられ、前記記録媒体Mを平板55bの面で支持するように構成することも可能であり、その具体的構造は適宜設定されるものである。
さらに、前記ガイド部材54,74は、図7に示すように、前記記録媒体Mをその挟持部に向けて接線方向に支持する複数の遊転ローラ(コロ)54a,74aで構成するものであってもよく、この場合には前記記録媒体Mを支持する遊転ローラ54a,74aが搬送ローラ対51,52で搬送される前記記録媒体Mの裏面と接触しながら自由回転するので、上述のエッジ55aや平板55bの面に摺動する場合に比べて摺動抵抗が低減されて円滑に搬送することができる。
前記遊転ローラ54a,74aが支持部54b,74bによって回転可能に支持されるとともに、前記支持部54b,74bが揺動アーム54c,74cによって揺動可能に支持され、前記記録媒体Mを前記挟持部に向けて接線方向に支持する作用姿勢と、前記記録媒体Mから離間する非作用姿勢との間で切替可能に構成されている。
記録媒体Mの種類や蓄積されるループ量によっては、前記ガイド部材54,74が不要な場合がある。例えば軽量のメディアであって蓄積量がそれ程大きくない場合にガイド部材54,74を設けると、ループ形成初期にガイド部材54,74によって支持されている部位が撓んでうまくループが形成されず、逆に記録媒体Mに皺が発生する等の不都合が生じる虞もある。そこで、ガイド部材54,74を、前記記録媒体Mを前記挟持部に向けて接線方向に支持する作用姿勢と、前記記録媒体Mから離間する非作用姿勢との間で切替可能に構成することにより、記録媒体Mの種類や蓄積されるループ量に応じてフレキシブルに対応できるように構成してある。
さらに、上述のループ制御部400により、ガイド部材が前記記録媒体Mの種類に応じて前記作用姿勢と前記非作用姿勢との間で自動切替されるように構成するものであってもよい。例えば、図7に示すように、前記遊転ローラ54a,74aが前記記録媒体Mの種類に応じて前記作用姿勢(図中、実線で示す)と前記非作用姿勢(図中、一点鎖線で示す)との間で自動切替されるのである。例えば、揺動アーム54c,74cの揺動軸端部にギヤを取り付け、当該ギヤをステッピングモータで正逆回転駆動することにより、前記作用姿勢と前記非作用姿勢との間で姿勢切替制御することができる。
そして、前記ループ制御部400は、画像処理システム100から出力されるプリントコマンドまたはプリントデータに基づいて前記記録媒体Mの長さ及び種類が決定されるので、その長さ及び種類、または、その長さまたは種類から前記遊転ローラ54a、74aを作用姿勢、非作用姿勢のどちらに位置させて搬送を行うかを決定することができる。
即ち、前記ループ制御部400は、通信制御ラインLを介して直接的に記録媒体Mの長さ及び種類を受信するか、印字処理制御部200を介してローカルの通信ラインで記録媒体Mの長さ及び種類を受信し、その結果に基づいて前記ガイド部材を前記作用姿勢と前記非作用姿勢との何れかに自動制御するのである。
このように、使用される前記記録媒体Mの種類に応じて前記ガイド部材を作用姿勢と非作用姿勢との間で自動切替することで、使用する前記記録媒体Mの種類に応じてオペレータが前記ガイド部材を作用姿勢と非作用姿勢との間で切替操作する煩雑な手作業が不要となり、利便性が向上するのであり、如何なる前記記録媒体Mであっても損傷し、或いは画像乱れが生じること無く安定的に蓄積、搬送することができるようになるのである。
上述した実施形態において搬送ローラ対として使用されるゴムローラの材質はニトリルゴム、シリコンゴム、熱可塑性ポリエステルエラストマー(例えば、ハイトレル(登録商標))等のソフトローラが好適である旨を説明したが、使用される材質はこれらに限定されるものではなく、また、ローラ対による圧着力や上述の弧状の案内部における前記ターン部の曲率半径Rも上述の値に限定されるものではなく、システムにより適宜設定されるものである。
また、さらに、前記ループ制御部400により、前記搬送ローラ対で挟持搬送される前記記録媒体Mに圧着力による異常な力が作用しないように、前後一対の搬送ローラ対の間で蓄積される前記記録媒体Mのループ量を制限するように制御するものであってもよい。例えば、前記第一搬送ローラ対41と前記第二搬送ローラ対51の間で形成されるループ量を、前記第二搬送ローラ対51の上流側でループ状に蓄積される前記記録媒体Mがその挟持部に向けて略接線方向に沿う姿勢で維持されるループ量に維持するように両搬送ローラ対41,51を駆動制御すれば、上述のガイド部材54を設けなくとも前記記録媒体Mが損傷等することを回避することができるようになる。同様に、前記第三搬送ローラ対52の下流側でループ状に蓄積される前記記録媒体Mがその挟持部に向けて略接線方向に沿う姿勢で維持されるループ量に維持するように第三搬送ローラ対52及び第四搬送ローラ対71を駆動制御すれば、上述のガイド部材74を設けなくとも前記記録媒体Mが損傷等することを回避することができるようになる。
上述の実施形態では、シート状の記録媒体Mにインク滴を吐出して画像を形成する印字処理部1Aと、前記印字処理された記録媒体Mを加熱定着する定着処理部1Dを備えた画像処理装置について説明したが、印字処理部はインク滴を吐出して画像を形成するものに限るものではなく、他のプロセスにより画像を形成するものであってもよいし、定着処理部は加熱定着されるものに限るものではなく、他のプロセス、例えば化学反応プロセスや加圧プロセスなど他のプロセスで定着処理するものであってもよい。
さらに、印字処理部及び定着処理部に限るものではなく、シート状の記録媒体に第一の画像形成処理を施す第一処理部と、処理された記録媒体に第二の画像形成処理を施す第二処理部と、前記第一処理部と前記第二処理部の間に設けられ、前記記録媒体をループ状に蓄積することによって前記第一処理部と前記第二処理部における前記記録媒体の処理速度差を吸収しながら搬送するループ形成ユニットを備えて構成してある画像形成装置に広く適用できることはいうまでもない。
本発明による画像形成装置の概略の構成を示す外観斜視図 記録媒体の説明図 画像形成装置の概略の構成を示す側断面図 ループ形成ユニットの概略の構成を示す側断面図 画像形成装置の制御ブロック構成図 ガイド部材の斜視図 別実施形態を示すループ形成ユニットの概略の構成を示す側断面図
1:画像形成装置
1A:印字処理部
1C:ループ形成ユニット
1D:定着処理部
20:印字部
41:第一搬送ローラ対(搬送ローラ対)
51:第二搬送ローラ対(搬送ローラ対)
52:第三搬送ローラ対(搬送ローラ対)
71:第四搬送ローラ対(搬送ローラ対)
54:第一ガイド部材(ガイド部材)
74:第二ガイド部材(ガイド部材)
54a:第一遊転ローラ(遊転ローラ)
74a:第二遊転ローラ(遊転ローラ)
M:記録媒体

Claims (5)

  1. シート状の記録媒体に第一の画像形成処理を施す第一処理部と、処理された記録媒体に第二の画像形成処理を施す第二処理部と、前記第一処理部と前記第二処理部の間に設けられ、前記記録媒体をループ状に蓄積することによって前記第一処理部と前記第二処理部における前記記録媒体の処理速度差を吸収しながら搬送するループ形成ユニットを備えて構成してある画像形成装置であって、
    前記ループ形成ユニットに、前記第一処理部から排出される前記記録媒体を、搬送方向に沿って配置された上流側の搬送ローラ対から下流側の搬送ローラ対に向けて下方に傾斜したガイド板に沿って搬送し、前記記録媒体が下流側の搬送ローラ対で挟持された状態で下流側の搬送ローラ対を停止するとともにガイド板を開放し、上流側の搬送ローラ対を駆動することにより下流側の搬送ローラ対と上流側の搬送ローラ対の間で前記記録媒体を挟持してループ状に蓄積する搬送部を備え、下流側の搬送ローラ対の上流側に、前記記録媒体をその挟持部に向けて略水平な接線方向に支持するガイド部材を設けた第一蓄積部を備えてある画像形成装置。
  2. 前記ループ形成ユニットに、前記第一蓄積部から排出される前記記録媒体を、搬送方向に沿って配置された上流側の搬送ローラ対から下流側の搬送ローラ対に向けて上方に傾斜したガイド板に沿って搬送し、前記記録媒体が下流側の搬送ローラ対で挟持された状態で下流側の搬送ローラ対を停止するとともにガイド板を開放し、上流側の搬送ローラ対を駆動することにより下流側の搬送ローラ対と上流側の搬送ローラ対の間で前記記録媒体を挟持してループ状に蓄積する搬送部を備え、上流側の搬送ローラ対の下流側に、前記記録媒体をその挟持部に向けて略水平な接線方向に支持するガイド部材を設けた第二蓄積部を備えてある請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記ガイド部材が、前記記録媒体を前記挟持部に向けて接線方向に支持する作用姿勢と、前記記録媒体から離間する非作用姿勢との間で切替可能に構成されている請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 前記ガイド部材が、前記記録媒体の種類に応じて前記作用姿勢と非作用姿勢との間で自動切替可能に構成されている請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記第一処理部がシート状の記録媒体に画像を形成する印字部を有する印字処理部であり、前記第二処理部が印字処理された記録媒体を定着処理する定着処理部である請求項1から4の何れかに記載の画像形成装置。
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