JP3767744B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート状の基材と前記基材の面に貼付されたインク受容層とを有する記録媒体に昇華性染料を含むインクによって印字可能なプリント部と、前記インク受容層に担持された昇華性染料を昇華定着するために記録媒体を加熱処理する加熱部とを備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
このような画像形成に関する技術の例として、金属装飾体の製造方法に関する特開平10−297197号が知られている。ここに記された方法では、平板状の金属基材と透明樹脂層とインクジェット受理層からなる記録媒体のインクジェット受理層上に、昇華形着色材からなる着色模様をインクジェットプリンタによって噴射形成し、次に、加熱炉やホットプレスで加熱することによって、この昇華形着色材の少なくとも一部を透明樹脂層の内部に入り込ませる。さらに、インクジェット受理層を温水で軟化させた後で、布等で拭き取って除去すると、着色模様が形成された金属装飾体が完成する。
【0003】
しかし、この公知の画像形成技術では、着色模様を形成された記録媒体を加熱炉やホットプレスでバッチ処理的に加熱処理し、さらに、加熱によって昇華段階を終えた記録媒体のインクジェット受理層をやはりバッチ処理的に布等で拭き取って除去すると言う一連の煩雑な処理操作が必要であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上に例示した従来技術による記録媒体処理方法の持つ前述した欠点に鑑み、プリント部にて印字された記録媒体を連続的に定着処理でき、同時に、プリント部にて印字された記録媒体を必要に応じて加熱定着処理せずに排出することも可能な画像形成装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る画像形成装置は、特許請求の範囲の欄の請求項1から8のいずれかに記された特徴構成を備えている。
すなわち、本発明の請求項1による画像形成装置は、
前記プリント部にて印字済みの前記記録媒体を前記加熱部に供給する供給機構を備え、
前記プリント部にて印字済みの記録媒体を前記加熱部にて加熱定着する加熱定着モードと、前記プリント部にて印字済みの記録媒体を、前記加熱部による加熱処理を施すことなく排出する非加熱モードとの間で切り換える切換機構が設けられていることを特徴構成としている。
【0006】
このような特徴構成を備えているために、本発明の特許請求の範囲の請求項1による画像形成装置では、プリント部にて印字された記録媒体は、供給機構によって加熱部に供給され、加熱部にて連続的に定着処理されるので、上記の従来技術による画像形成方法に比して、人手を要さない効率的な画像形成が実現される。しかも、通常の紙製の記録媒体など全く加熱定着する必要のない記録媒体、或いは、最終的には加熱定着すべき記録媒体であるが印字の直後には加熱定着しない場合には、非加熱モードに切り換えることで、加熱定着処理されずに排出されるので、通常の紙製の記録媒体が熱の影響で品質低下せず、或いは、無駄な熱エネルギーが費やされることがなく有利である。
【0007】
前記非加熱モードでは、前記プリント部にて印字済みの記録媒体が、前記加熱部に供給されることなく、前記プリント部と前記加熱部の間に設けられた排出機構によって排出されるように構成することができる。
このように構成すれば、通常の紙製の記録媒体など全く加熱定着する必要のない記録媒体、或いは、最終的には加熱定着すべき記録媒体であるが印字の直後には加熱定着しない場合に、プリント部にて印字済みの記録媒体を迅速に装置外に排出することができ、高能率の画像形成装置が得られる。
【0008】
前記加熱部には、前記プリント部からの記録媒体の排出速度と異なる搬送速度で記録媒体を搬送可能な搬送機構が設けられており、前記プリント部と前記加熱部との間に、記録媒体を弛んだループ状に蓄積可能なループ形成部が設けられており、前記排出機構は前記プリント部と前記ループ形成部の間に配置されている構成とすることができる。
このように構成すれば、プリント部での記録媒体の処理速度と加熱部での記録媒体の処理速度の差をループ形成部によって吸収することによって、プリント部での処理と加熱部での処理とを夫々中断させることなく実施でき、また、排出機構がプリント部とループ形成部の間に配置されているので、少なくとも印字の直後には加熱定着しない記録媒体を印字後、ループ形成部を介さずに迅速に装置外に排出することができる。
【0009】
前記排出機構は排出した記録媒体をロール状に巻き取る巻き取り機構を有する構成とすることができる。
このように構成すれば、例えば高層階から吊るす垂れ幕として用いる記録媒体などの長尺の画像でも、プリント部で印字後に排出機構から排出し、巻き取り機構によって一旦ロール状に巻き取ることで、排出された印字済みの記録媒体に物理的な損傷を与えてしまう懸念などの少ない状態でその後のハンドリングを行うことができる。
【0010】
前記ループ形成部と前記加熱部の間に、外部から記録媒体を前記加熱部に供給するための割込み供給部が設けられている構成とすることができる。
このように構成すれば、記録媒体がループ形成部に収納し切れない長尺の記録媒体で、しかも、加熱定着の必要な昇華型記録媒体の場合に、プリント部で印字後に一旦排出機構から排出し、あらためてプリント部での印字を行っていない時期などに割込み供給部から加熱部に供給して定着処理を施すことができる。或いは、加熱部にて一旦加熱定着したが加熱条件が不足したために画像濃度が十分でない記録媒体を再度加熱定着できる。さらには、別のプリンタで印字された記録媒体を加熱部で加熱定着することにも使用できる。
【0011】
前記非加熱モードでは、前記加熱部に設けられた搬送機構が前記プリント部にて印字済みの記録媒体を高速で通過させるように構成とすることができる。
このように構成すれば、プリント部にて印字された記録媒体を加熱処理することなく排出する構成を、必ずしも排出機構を設けることなく、簡単な構成で実現できる。
【0012】
前記非加熱モードでは、前記加熱部に設けられた搬送機構が前記加熱部による加熱を停止した状態で前記プリント部にて印字済みの記録媒体を通過させるように構成することができる。
このように構成すれば、プリント部にて印字された記録媒体を加熱処理することなく排出する構成を、必ずしも排出機構を設けることなく、簡単な構成で実現できる。加熱部による加熱を停止した状態を具体的に実現するためには、加熱部の熱源を発熱停止する、或いは、記録媒体を熱源から熱的に遮蔽する部材を必要時に挿入するなどの方法をとれば良い。
【0013】
前記プリント部にて印字される記録媒体の種類に応じて前記加熱定着モードと前記非加熱モードとの間で切り換える記録媒体判定手段が設けられている構成とすることができる。
このように構成すれば、プリント部にセットされた記録媒体の種類に応じて記録媒体判定手段が自動的に加熱定着モードと非加熱モードとの間で切り換えるので、画像形成装置による記録媒体の処理能率がさらに向上する。
【0014】
本発明によるその他の特徴および利点は、以下図面を用いた実施形態の説明により明らかになるであろう。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明による画像形成装置の実施形態について、図面を参照しながら解説する。
(画像形成装置の全体構成)
図1に示す画像形成装置1は、シート状の記録媒体Mに昇華性の染料を含むインクで画像形成するプリント部30と、プリント部30から排出される記録媒体Mを加熱することによって染料を定着する加熱部60と、プリント部30及び加熱部60等の動作を制御するための制御部Cとを備えている。
そして、プリント部30と加熱部60の間には、プリント部30からの記録媒体Mの排出速度と加熱部60における加熱定着の処理速度とのギャップを、自重で垂れ下がる任意の長さの記録媒体Mのループの形成によって吸収するためのループ形成部40が設けられている。
【0016】
(インクの構成)
ここで主に用いられるインクは、例えば、“黒”、“シアン”、“マゼンタ”、“イエロー”、“ライトシアン”、“ライトマゼンタ”の6色の各インクからなり、いずれも、昇華性の染料を含む基本的に水性のインクである。
但し、昇華性の染料を含まない通常のインクで印字することも可能である。
【0017】
(記録媒体の構成)
また、図2に示すように、ここで主に用いられる記録媒体Mは、所定の剛性を備えたシート状の基材Bと、基材Bの上面に接着剤層(不図示)等を介して密着貼付されたインク受容層Rとからなる。基材Bは、PET(ポリエチレンテレフタレート)等の合成樹脂材料などで形成されたベースシートSと、ベースシートSの上面に一体的に設けられた耐候性の高い5〜10μm程度の保護層Pとからなる。保護層Pは例えばフッ素樹脂などで形成されている。また、インク受容層Rの厚さは数十μm程度である。尚、保護層Pはプリント部30での画像形成で使用する水性のインクとの親和性が低いが、インク受容層Rは、この水性のインクとの親和性が十分に高い。
この記録媒体Mは、後述するように、インク受容層Rに昇華性の染料を含む水性のインクで印字し、印字後に加熱処理することで昇華性の染料を記録媒体Mの内部に昇華させて定着することを前提に設計されており、ここでは、昇華型メディアと呼ぶことにする。
但し、一般的な紙製の非昇華型メディアとしての記録媒体Mxに昇華性の染料を含まない通常のインクで印字することも可能である。
【0018】
(昇華性の染料の定着について)
プリント部30では、主に、昇華性の染料を含む水性のインクが、記録媒体Mのインク受容層Rの表面付近に常温で載置される。プリント部30から排出された記録媒体Mを加熱部60で適切な加熱条件で加熱すると、受容層Rの表面付近に位置するインクから昇華性の染料が昇華(気化)して、受容層Rの内部に移動し、さらに、保護層Pを通過し、ベースシートSと保護層Pの界面、乃至は、ベースシートSの表面近くの内部(例えば図2に×で記された箇所)まで到達して、ここに定着される。尚、このように定着過程が完了すると、定着完了後の任意の時点で、基材Bからインク受容層Rをシート状のまま容易に引き剥がすことができる。インク受容層Rを引き剥がした状態では、記録媒体Mの基材B内に定着された染料は、表面からは耐候性の保護層Pによって、裏面からはベースシートSによって保護され、同時に、少なくとも基材Bの上面側からは透明性の高い保護層Pを介して良く透視できる形になる。
【0019】
(プリント部の構成)
図1に示すように、プリント部30は、ロール状の連続した記録媒体Mを回転自在に支持可能な貯留部2と、この貯留部2から記録媒体Mを引き出して副走査方向に搬送する搬送機構3(供給機構の一例)と、搬送機構3によって副走査方向に搬送される記録媒体Mに対して、前記副走査方向と直行する主走査方向に往復移動しながらインクで画像を形成するインクジェット式のプリントヘッド4とを有する。貯留部2は、ロール状の記録媒体Mを、その筒状の芯を介して回転自在に支持する支持ロッド2aを有する。
プリントヘッド4は、記録媒体Mの幅方向に直線状に延びたガイドロッド5,5によって往復移動可能に支持されており、ステッピングモータ型の走査モータ(不図示)によって、タイミングベルトや螺軸等の作動系(不図示)を介してガイドロッド5に沿って往復駆動される。プリントヘッド4には、ピエゾ素子等からなる吐出機構(不図示)が設けられており、同時に、昇華性の染料を含むインクのインクカートリッジ(不図示)が取付けられている。尚、プリントヘッド4には、必要に応じて制御部Cから出される信号に基づいて下降して記録媒体Mを切断するカッターN1が設けられている。
また、プリント部30には、貯留部2にセットされた記録媒体が加熱定着を必要とする非昇華型メディアMか、それとも、加熱定着を必要としない非昇華型メディアMxであるかを、例えば記録媒体Mに添付されたバーコードなどを介して検出する検出機構D1(記録媒体判定手段の一例)が設けられている。
【0020】
搬送機構3は、貯留部2から記録媒体Mを引き出す引き出しローラ対3aと、画像形成された記録媒体Mをプリント部30から排出する排出ローラ対3bと、これらのローラ対3a,3bをタイミングベルト等を介して駆動するステッピングモータE1とを備えている。また、搬送機構3は、記録媒体Mの搬送方向を案内し、且つ、特にプリントヘッド4の駆動位置にて記録媒体Mを裏面側から支持し位置決めするガイド部材(不図示)を備えている。搬送機構3及び後述するループ形成部40は、印字済みの記録媒体Mを加熱部60に供給する供給機構の一例である。
【0021】
(ループ形成部の構成)
ループ形成部40(供給機構の一例)は、記録媒体Mの搬送方向に沿って互いに隣接配置された、第1ループ形成部40Aと第2ループ形成部40Bとからなる。
図3に示すように、第1ループ形成部40Aには、上流側の搬送ローラ対7a,7aと、下流側の搬送ローラ対8a,8aとが間にループ形成空間V1を空けた状態で配置され、さらに、上流側の搬送ローラ対7a,7aを駆動操作するためのステッピングモータE2と、下流側の搬送ローラ対8a,8aを駆動操作するためのステッピングモータE3とが設けられている。
【0022】
また、第1ループ形成部40Aにはガイド板9aと補助ローラ10a,10aとが設けられている。ガイド板9aは、モータE6によって、上流側の搬送ローラ対7a,7aから下流側に送られる記録媒体Mを下流側の搬送ローラ対8a,8aまで案内する水平位置(図3に一点鎖線で示す)と、上流側の搬送ローラ対7a,7aから送られた記録媒体Mが下方に垂れ下ることを許す垂直位置(図3に実線で示す)との間で切り換え可能に設けられている。補助ローラ10a,10aは、コイルばね等の付勢手段11a,11aによって常に下方に付勢されており、ガイド板9aが水平位置の時に、記録媒体Mをガイド板9aの上面に形成された凹面状の案内面に軽く押付けることで、記録媒体Mを確実に下流側の搬送ローラ対8a,8aまで案内する。そして、ガイド板9が垂直位置に切り換えられる時には、記録媒体Mは付勢手段11a,11aによって下方に降ろされることで、記録媒体Mに上向きのループではなく確実に下向きのループを形成させる。ループ形成空間V1には、形成されたループの長さが所定量を超えたことを検出する光センサ対S1が配置されている。
【0023】
第2ループ形成部40Bにも、上流側の搬送ローラ対7b,7bと、下流側の搬送ローラ対8b,8bとが間にループ形成空間V2を空けた状態で配置され、さらに、上流側の搬送ローラ対7b,7bを駆動操作するためのステッピングモータE4と、下流側の搬送ローラ対8b,8bを駆動操作するためのステッピングモータE5とが設けられている。また、第1ループ形成部40Aの各々と同様の構成のガイド板9b、補助ローラ10b,10b、付勢手段11b,11b、ガイド板9bの位置を水平位置と垂直位置の間で切り換えるためのモータE7、及び、形成されたループの長さが所定量を超えたことを検出する光センサ対S2が設けられている。
【0024】
また、昇華型メディアMに関して言えば、例えば、A4サイズの記録媒体Mの略全体の領域(四辺の僅かな余白のみを除く)を写真画像が占める画像を標準画像とすれば、この標準的な画像の場合でも、プリント部30での印字(画像形成)速度に比較すると、加熱部60における加熱定着の処理速度は低い。他方、通常の行間を含むテキスト文書が全体を占める画像の場合には、プリント部30での印字速度と加熱部60における加熱定着の処理速度との差は一般にさらに大きくなる。従って、少なくともこれらの事例では、原則的に、プリント部30からの記録媒体Mの排出速度と加熱部60における加熱定着の処理速度とのギャップを、ループ形成部40で吸収する必要がある。
【0025】
(加熱部の構成)
図1に示すように、加熱部60の内部は、断熱層(不図示)を含む隔壁60Eによって上下左右前後の全面から実質的に閉鎖されており、ここでは、記録媒体Mは水平方向に搬送される。記録媒体Mのための通路としてループ形成部40と加熱部60の間に設けられたスリット状の開口部(図1の紙面と垂直な方向に延びている)には、加熱部60内の加熱空気が抜け出るのを規制するため、シリコンゴム等の耐熱性の可撓性の素材からなる一対のリップ状閉鎖部材13が設けられている。ループ形成部40から送られる記録媒体Mは、これらのリップ状閉鎖部材13を押し分けて加熱部60内に進入する。
【0026】
加熱部60には、記録媒体Mを水平に搬送するための多数の搬送ローラ対61(供給機構の一例)が配置されている。搬送ローラ対61が搬送する記録媒体Mによって形成される搬送面の上側の内面は、隔壁62によって搬送方向に沿って4つの小室63a,63b,63c,63dに分割されている。各小室63には、ニクロム線式などのヒータ14が記録媒体Mの搬送方向に沿って配置されている。ヒータ14は、プリント部30で画像形成された記録媒体Mを、主に高温空気との接触によって加熱し、インクに含まれる昇華性染料を定着する機能を有する。また、各小室63には、記録媒体Mをヒータ14から生じる輻射熱から保護するための断熱板15と、各小室63内の空気を混合することによって可及的に均一な温度分布を形成するためのファン16とが配置されている。ヒータ14は、記録媒体Mをインク受容層Rの側から加熱することになり、記録媒体Mは熱源としてのヒータ14に対して機械的に非接触な状態で加熱される。
他方、搬送ローラ対61が搬送する記録媒体Mによって形成される搬送面の下側の内面には、4つの放射温度計18がやはり記録媒体Mの搬送方向に沿って並べられている。個々の放射温度計18は、加熱部60内の記録媒体Mに対して垂直に向けられているので、記録媒体Mの基材Bのうちの、第1の小室63aに進入した直後の部位に始まり、第4の小室63dから加熱部60外に排出される直前の部位に到るまで、搬送方向に略等間隔で並ぶ複数箇所の表面温度を測定することができる。また、加熱部60の下流側には、必要に応じて記録媒体Mを画像どうしの境界などで切断可能なカッターN2が配置されている。
【0027】
(排出機構の構成)
プリント部30とループ形成部40の間には、プリント部30で印字された記録媒体を、ループ形成部40及び加熱部60に送ることなく排出することのできる排出機構70が設けられている。排出機構70は、検出機構D1の判定結果、或いは、プリント部30で印字され画像の長さを予め判定するコンピュータ36の判定結果に基づいて、印字済みの記録媒体Mを加熱部にて加熱定着する加熱定着モードと、印字済みの記録媒体を加熱部による加熱処理を施すことなく排出する非加熱モードとの間で切り換える切換機構を構成する。
図1と図3に示すように、排出機構70は、上向きのスロープ面を備えた揺動ガイド部材71、揺動ガイド部材71のスロープ面を挟むように配置された排出ローラ対72、揺動ガイド部材71のスロープ面の下流側に配置されたトレー73等を有する。揺動ガイド部材71は、排出ローラ対72の軸芯付近に配置された軸芯周りで揺動自在に支持されており、その上流側の鋭角な先端が、プリント部30からループ形成部40に向かう記録媒体の搬送面よりも上方に待避した非作用姿勢と、前記先端が記録媒体の搬送面より下方に割込んだ排出姿勢との間で切り換え可能に設けられている。トレー73は、排出ローラ対72によって排出されたシート状の記録媒体を複数蓄積可能である。
【0028】
また、排出機構70には、ループ形成部40のスペース内に収納しきれない長さの記録媒体を、ロール状に巻き取り可能な巻き取り機構75が設けられている。
従って、非昇華型メディアMx、昇華性の染料を含まない通常のインクで印字された任意の記録媒体等の加熱定着を要さない記録媒体の他、昇華型メディアMであるが、ループ形成部40のスペースの容量を超過する長さの記録媒体M(画像自身が副走査方向に長いため途中で切断できないもの等を指す)もまた、排出機構70から排出される。
【0029】
(割込み供給部の構成)
ループ形成部40と加熱部60の間には、任意の記録媒体をループ形成部40を介さずに加熱部60に供給可能な割込み供給部80が設けられている。
割込み供給部80は、シート状の記録媒体を複数蓄積可能なトレー81と、トレー81上の記録媒体を一枚ずつ加熱部60に送り出し可能な供給ローラ対82を備える。
また、割込み供給部80には、ロール状の記録媒体を保持可能なロール保持部83が備わっている。排出機構70の巻き取り機構75によって形成されたロールをこのロール保持部83にセットすれば、ループ形成部40のスペースの容量を超過する長さの昇華型メディアを巻き戻しながら加熱部60に連続的に送り出して、加熱定着させることができる。
【0030】
(画像処理システムの構成)
図1に示すように、画像形成装置1は、汎用のコンピュータ36、モニター37、キーボード38、マウス39、並びに、現像済みの写真フィルムPfの画像情報を光電変換するフィルムスキャナー40等を備えた画像処理システム90と連結されている。コンピュータ36には、CD、MO、コンパクトフラッシュカード、フロッピーディスクなど、種々の電子データ記録メディアから画像データなどを取り出すメディアドライブ(不図示)が付設されている。したがって、電子データ記録メディア内に格納された画像データを、この画像処理システム90で処理し、画像形成装置1の制御部Cに転送すれば、この転送された画像データに基づく画像を記録媒体Mに形成することができる。
【0031】
(画像形成装置の制御部の構成)
画像形成装置1の制御部Cはマイクロプロセッサ(不図示)を内蔵しており、コンピュータ36から転送される画像データを入力するデータ入力系を形成し、且つ、加熱部60の各放射温度計18からのフィードバック信号を受ける信号入力系を形成している。さらに、制御部Cは、プリント部30の搬送機構3、プリントヘッド4の吐出機構ならびに走査モータ、ループ形成部40の各ローラ対を駆動操作するステッピングモータE2,E3,E4,E5,E6,E7、加熱定着用の各ヒータ14、及び、カッターN2の操作用モータ(不図示)等に対して制御信号を出力する信号系を備えている。
【0032】
(画像形成装置の動作)
〈通常長さの昇華型記録媒体の処理〉
プリント部30の貯留部2にセットされているのが昇華型メディアMであることが検出機構D1によって検出され、また、プリント部30でプリントされる画像が、縦送りされるA4サイズの記録媒体Mに印字された標準的な写真画像である場合、制御部Cは「加熱定着モード」にセットされる。すなわち、具体的には、プリント部30での印字が開始されると同時に、ヒータ14による加熱部60の予熱が開始される。また、排出機構70の揺動ガイド部材71は非作用姿勢に保持される。
そして、図4に示すように、プリント部30から1枚目の記録媒体M1(ここでは、2枚目の記録媒体M2も例外ではない)の先端が排出され始める時、第1ループ形成部40Aのガイド板9aと第2ループ形成部40Bのガイド板9bはいずれも水平位置に保持されている。そして、第1ループ形成部40Aの上流側の搬送ローラ対7a,7aと下流側の搬送ローラ対8a,8aは同時に回転駆動されて記録媒体Mを下流側に搬送し、第2ループ形成部40Bの搬送ローラ対7b,7bと下流側の搬送ローラ対8b,8bもまた同時に回転駆動されて1枚目と2枚目の記録媒体M1,M2を加熱部60に向けて搬送する。
【0033】
尚、搬送ローラ対7a,7a等による搬送の途中、プリントヘッド4が画像の後端を印字する際に、1枚目の記録媒体M1は、プリントヘッド4のカッターN1によってA4縦送りサイズになるように切断されても良い。切断された1枚目の記録媒体M1は、その先端がリップ状の案内部材13に差し掛かるまで、高速で搬送され、その後は、記録媒体M1に例えば「180℃×2min」という適正な加熱履歴を加えるために必要な搬送速度で加熱部60内に送り込まれる。この適正な加熱履歴は、使用される記録媒体Mの種類とインクの種類に応じて制御部Cが判定し、実行する。
【0034】
このような1枚目と2枚目の記録媒体M1,M2の処理の仕方は、ここでは、第1ループ形成部40Aと第2ループ形成部40Bを合わせた長さが縦送りされるA4サイズの記録媒体Mの長さを上回っているから可能である。しかし、第1ループ形成部40Aと第2ループ形成部40Bを合わせた長さが非常に小さい場合に同様の処理を行えば、1枚目の記録媒体M1の後端が未だプリントヘッド4によって印字中の時に、1枚目の記録媒体M1の先端が既に加熱部60に進入し、加熱部60での加熱が過剰になる。したがって、このように処理対象の記録媒体Mに対してループ形成部40が非常に短い場合にな場合には、1枚目の記録媒体M1でも、プリント部30と加熱部60との間の処理速度の差を吸収するために、少なくとも第2ループ形成部40Bでループを形成させる必要が生じる。
【0035】
図1から理解されるように、1枚目の記録媒体M1の先端が未だ加熱部60に到達する以前には、各放射温度計18は、対向する断熱板15の表面温度を検出しており、制御部Cは、この断熱板15の表面温度の検出結果が180℃となるように、各ヒータ14の発熱量を制御し、図4に示すように、加熱部60内に1枚目の記録媒体M1が送られてからは、順次、記録媒体Mの裏面側(ベースシートSの表面)の表面温度の検出結果が180℃となるように、各ヒータ14の発熱量を制御し、同時に、記録媒体Mが加熱部60を抜け出る迄に「180℃×2min」の加熱履歴を受けるように、加熱部60内での記録媒体Mの搬送速度を制御する(具体的には、第2ループ形成部40Bの下流側の搬送ローラ対8b,8bと加熱部60の多数の搬送ローラ対61の駆動操作を制御することになる)。
【0036】
1枚目の記録媒体M1がプリントヘッド4のカッターN1によってA4縦送りサイズで切断されてから一定時間が経過すると、2枚目の記録媒体M2の印字が開始される。そして、既に記したように、この2枚目の記録媒体M2の先端がプリント部30から排出され始める時、第1ループ形成部40Aのガイド板9aと第2ループ形成部40Bのガイド板9bはいずれも水平位置に保持されており、第1ループ形成部40Aの上流側の搬送ローラ対7a,7aと下流側の搬送ローラ対8a,8aは同時に回転駆動されて2枚目の記録媒体M2を下流側に搬送し、第2ループ形成部40Bの上流側の搬送ローラ対7b,7bと下流側の搬送ローラ対8b,8bもまた同時に回転駆動され、搬送ローラ対7a,7a等による搬送の途中、プリントヘッド4が画像の後端を印字する際に、2枚目の記録媒体M2は、プリントヘッド4のカッターN1によってA4縦送りサイズになるように切断される。
【0037】
そして、第2ループ形成部40Bの下流側の搬送ローラ対8b,8bが2枚目の記録媒体M2の先端を挟持した瞬間に、下流側の搬送ローラ対8b,8bは停止され、上流側の搬送ローラ対7b,7bのみが高速で駆動されることで、図5の白い矢印が示すように、第2ループ形成部40Bに2枚目の記録媒体M2のループが形成され始める。次に、図6に示すように、上流側の搬送ローラ対7b,7bが2枚目の記録媒体M2の後端の直前を挟持した瞬間に上流側の搬送ローラ対7b,7bも一旦停止される。
引き続き、図7に示すように、1枚目の記録媒体M1の先端が加熱部60から送り出され始めると、上流側の搬送ローラ対7b,7bは停止されたまま、下流側の搬送ローラ対8b,8bのみが、加熱部60の搬送ローラ対61と同じ搬送速度で駆動されることで、2枚目の記録媒体M2の先端は、1枚目の記録媒体M1の後端を追う形で、加熱部60内に進入開始する。図8に示すように、2枚目の記録媒体M2のループが第2ループ形成部40Bに無くなると、上流側の搬送ローラ対7b,7bも駆動されて、2枚目の記録媒体M2の後端を解放する。
【0038】
次に、図5と図6に戻ると、2枚目の記録媒体M2がプリントヘッド4のカッターN1によってA4縦送りサイズで切断されてから一定時間が経過し、2枚目の記録媒体M2が第1ループ形成部40Aを抜け出ると、3枚目の記録媒体M3の印字が開始される。そして、図6に示すように、この3枚目の記録媒体M3の先端がプリント部30から排出され始める時、第1ループ形成部40Aのガイド板9aは水平位置に保持されており、第1ループ形成部40Aの上流側の搬送ローラ対7a,7aと下流側の搬送ローラ対8a,8aは回転駆動されて3枚目の記録媒体M3を下流側に搬送し、搬送ローラ対7a,7a等による搬送の途中、プリントヘッド4が画像の後端を印字する際に、3枚目の記録媒体M3は、プリントヘッド4のカッターN1によってA4縦送りサイズになるように切断される。
【0039】
そして、図7に示すように、第1ループ形成部40Aの下流側の搬送ローラ対8a,8aが3枚目の記録媒体M3の先端を挟持した瞬間に、下流側の搬送ローラ対8a,8aは停止され、上流側の搬送ローラ対7a,7aのみがプリント部30からの排出速度と同じ速度で駆動されることで、第1ループ形成部40Aに3枚目の記録媒体M3のループが形成され始める。尚、この時、2枚目の記録媒体M2の先端は加熱部60内に進入してその加熱定着が開始されている。
【0040】
次に、図8に示す段階では、2枚目の記録媒体M2の加熱定着が進行してその後端が第2ループ形成部40Bから抜け出ようとしており、ガイド板9bは既に水平位置に切り換えられている。他方、第1ループ形成部40Aでは、上流側の搬送ローラ対7a,7aが3枚目の記録媒体M3の後端の直前を挟持した瞬間に上流側の搬送ローラ対7a,7aも一旦停止される。
【0041】
図9に示すように、2枚目の記録媒体M2の加熱定着が更に進行し、その後端が第2ループ形成部40Bから抜け出ると、第1ループ形成部40Aの上流側の搬送ローラ対7a,7aを停止させたまま、下流側の搬送ローラ対8a,8aが駆動されることで、3枚目の記録媒体M3の先端が第2ループ形成部40Bに移動し、第1ループ形成部40Aの3枚目の記録媒体M3のループが小さくなる。以下、同様に、3枚目の記録媒体M3が第1ループ形成部40Aから抜け出ると4枚目の記録媒体M4の印字および排出が開始される、という具合の定常ルーチンで順次、後続の記録媒体Mが処理される。
【0042】
〈長尺の昇華型記録媒体の処理〉
他方、プリント部30の貯留部2にセットされているのが昇華型メディアMであると検出機構D1によって検出された場合(制御部Cは「加熱定着モード」にセットされる)でも、プリント部30でプリントされた記録媒体Mが、ループ形成部40の収容能力を超過する程に長い場合、図10(イ)に示すように、排出機構70の揺動ガイド部材71が排出姿勢に切り換えられ、プリント部30から排出される記録媒体は、揺動ガイド部材71を介して装置の外に排出され、巻き取り機構75によってロール状に巻き取られる。
このロール状の記録媒体を、図10(ロ)に示すように、割込み供給部80のロール保持部83にセットすれば、この長尺の昇華型メディアは、供給ローラ対82によって巻き戻されながら加熱部60に連続的に送り出され、長尺のまま加熱定着される。
【0043】
〈非昇華型記録媒体の処理〉
また、プリント部30の貯留部2にセットされているのが非昇華型メディアMxであると検出機構D1によって検出された場合、制御部Cは「非加熱モード」にセットされる。この場合、図11に示すように、プリント部30から排出される記録媒体Mxは、排出機構70によって外部に排出される。この場合、記録媒体Mxの処理時間の長さに応じて、加熱部60が停止される、乃至は、予熱状態に切り換えられる。
【0044】
〔別実施形態〕
<1>上記の実施形態に示された割込み供給部80には、ロール状の記録媒体を保持可能なロール保持部83が備わっているが、ロール保持部83は省略することができる。ロール保持部83が省略された割込み供給部80であっても、加熱部60にて一旦加熱定着したが加熱条件が不足したために画像濃度が十分でない比較的短くトレー81によって供給可能なシート状の記録媒体Mを再度加熱定着することができる。或いは、プリント部30とは別のプリンタで印字されたシート状の記録媒体Mを割込み供給部80から加熱部60に供給して加熱定着することにも使用できる。
【0045】
<2>「非加熱モード」では、プリント部30から排出される記録媒体を、熱源としてのヒータ14を加熱停止した状態の加熱部60を通して排出することも可能である。この場合、ループ形成部40は用いることなく、すなわち、ガイド板9a,9bは水平位置に保持させた状態で素通りさせれば良い。
【0046】
<3>或いは、「非加熱モード」では、プリント部30から排出される記録媒体を、熱源としてのヒータ14をONの状態のまま、記録媒体が熱の影響を受けないように加熱部60を高速で通過させて排出することも可能である。この場合も、勿論、ループ形成部40は用いることなく、すなわち、ガイド板9a,9bは水平位置に保持させた状態で素通りさせれば良い。
【0047】
<4>或いは、「非加熱モード」における「加熱部による加熱を停止した状態で記録媒体を通過させる」方法として、加熱部60を通過中の記録媒体を、熱源からの輻射熱から保護する遮蔽部材を必要な時に挿入する構成を採っても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像形成装置の構成を示す概略図
【図2】昇華型の記録媒体を構成する層を示す概略図
【図3】図1の画像形成装置のループ形成部を示す概略図
【図4】図1の画像形成装置による画像形成処理の一工程を示す略図
【図5】図1の画像形成装置による画像形成処理の一工程を示す略図
【図6】図1の画像形成装置による画像形成処理の一工程を示す略図
【図7】図1の画像形成装置による画像形成処理の一工程を示す略図
【図8】図1の画像形成装置による画像形成処理の一工程を示す略図
【図9】図1の画像形成装置による画像形成処理の一工程を示す略図
【図10】図1の画像形成装置による画像形成処理の一工程を示す略図
【図11】図1の画像形成装置による画像形成処理の一工程を示す略図
【符号の説明】
M 記録媒体(昇華型メディア)
B 基材
S ベースシート(基材)
P 保護層(基材)
R インク受容層
Mx 記録媒体(非昇華型メディア)
D1 検出機構(記録媒体判定手段、切換機構)
30 プリント部
40 ループ形成部
60 加熱部
70 排出機構(切換機構)
75 巻き取り機構
80 割込み供給部

Claims (8)

  1. シート状の基材と前記基材の面に貼付されたインク受容層とを有する記録媒体に昇華性染料を含むインクによって印字可能なプリント部と、前記インク受容層に担持された昇華性染料を昇華定着するために前記記録媒体を加熱処理する加熱部とを備えた画像形成装置であって、
    前記プリント部にて印字済みの前記記録媒体を前記加熱部に供給する供給機構を備え、
    前記プリント部にて印字済みの記録媒体を前記加熱部にて加熱定着する加熱定着モードと、前記プリント部にて印字済みの記録媒体を、前記加熱部による加熱処理を施すことなく排出する非加熱モードとの間で切り換える切換機構が設けられている画像形成装置。
  2. 前記非加熱モードでは、前記プリント部にて印字済みの記録媒体が、前記加熱部に供給されることなく、前記プリント部と前記加熱部の間に設けられた排出機構によって排出されるように構成されている請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記加熱部には、前記プリント部からの記録媒体の排出速度と異なる搬送速度で記録媒体を搬送可能な搬送機構が設けられており、前記プリント部と前記加熱部との間に、前記記録媒体を弛んだループ状に蓄積可能なループ形成部が設けられており、前記排出機構は前記プリント部と前記ループ形成部の間に配置されている請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記排出機構は排出した記録媒体をロール状に巻き取る巻き取り機構を有する請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記ループ形成部と前記加熱部の間に、外部から記録媒体を前記加熱部に供給するための割込み供給部が設けられている請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記非加熱モードでは、前記加熱部に設けられた搬送機構が前記プリント部にて印字済みの記録媒体を高速で通過させるように構成されている請求項1記載の画像形成装置。
  7. 前記非加熱モードでは、前記加熱部に設けられた搬送機構が前記加熱部による加熱を停止した状態で前記プリント部にて印字済みの記録媒体を通過させるように構成されている請求項1記載の画像形成装置。
  8. 前記プリント部にて印字される記録媒体の種類に応じて前記加熱定着モードと前記非加熱モードとの間で切り換える記録媒体判定手段が設けられている請求項1から7のいずれか一項記載の画像形成装置。
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