JP2003267595A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003267595A JP2002074210A JP2002074210A JP2003267595A JP 2003267595 A JP2003267595 A JP 2003267595A JP 2002074210 A JP2002074210 A JP 2002074210A JP 2002074210 A JP2002074210 A JP 2002074210A JP 2003267595 A JP2003267595 A JP 2003267595A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基材と基材の面に貼付されたインク受容層と
を有する記録媒体に昇華性染料を含むインクによって印
字可能なプリント部と、インク受容層に担持された昇華
性染料を定着するために記録媒体を加熱する加熱部とを
備えた画像形成装置において、印字された記録媒体を連
続的に定着処理でき、同時に、印字された記録媒体を必
要に応じて加熱定着処理せずに排出することも可能にす
る。 【解決手段】 印字済みの記録媒体を加熱部60に供給
する供給機構3,40,61を備え、印字済みの記録媒
体Mを加熱部60にて加熱定着する加熱定着モードと、
印字済みの記録媒体Mを、加熱部60による加熱処理を
施すことなく排出する非加熱モードとの間で切り換える
切換機構D1,70を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート状の基材と
前記基材の面に貼付されたインク受容層とを有する記録
媒体に昇華性染料を含むインクによって印字可能なプリ
ント部と、前記インク受容層に担持された昇華性染料を
昇華定着するために記録媒体を加熱処理する加熱部とを
備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このような画像形成に関する技術の例と
して、金属装飾体の製造方法に関する特開平10−29
7197号が知られている。ここに記された方法では、
平板状の金属基材と透明樹脂層とインクジェット受理層
からなる記録媒体のインクジェット受理層上に、昇華形
着色材からなる着色模様をインクジェットプリンタによ
って噴射形成し、次に、加熱炉やホットプレスで加熱す
ることによって、この昇華形着色材の少なくとも一部を
透明樹脂層の内部に入り込ませる。さらに、インクジェ
ット受理層を温水で軟化させた後で、布等で拭き取って
除去すると、着色模様が形成された金属装飾体が完成す
る。
【0003】しかし、この公知の画像形成技術では、着
色模様を形成された記録媒体を加熱炉やホットプレスで
バッチ処理的に加熱処理し、さらに、加熱によって昇華
段階を終えた記録媒体のインクジェット受理層をやはり
バッチ処理的に布等で拭き取って除去すると言う一連の
煩雑な処理操作が必要であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上に
例示した従来技術による記録媒体処理方法の持つ前述し
た欠点に鑑み、プリント部にて印字された記録媒体を連
続的に定着処理でき、同時に、プリント部にて印字され
た記録媒体を必要に応じて加熱定着処理せずに排出する
ことも可能な画像形成装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る画像形成装置は、特許請求の範囲の欄
の請求項1から8のいずれかに記された特徴構成を備え
ている。すなわち、本発明の請求項1による画像形成装
置は、前記プリント部にて印字済みの前記記録媒体を前
記加熱部に供給する供給機構を備え、前記プリント部に
て印字済みの記録媒体を前記加熱部にて加熱定着する加
熱定着モードと、前記プリント部にて印字済みの記録媒
体を、前記加熱部による加熱処理を施すことなく排出す
る非加熱モードとの間で切り換える切換機構が設けられ
ていることを特徴構成としている。
【0006】このような特徴構成を備えているために、
本発明の特許請求の範囲の請求項1による画像形成装置
では、プリント部にて印字された記録媒体は、供給機構
によって加熱部に供給され、加熱部にて連続的に定着処
理されるので、上記の従来技術による画像形成方法に比
して、人手を要さない効率的な画像形成が実現される。
しかも、通常の紙製の記録媒体など全く加熱定着する必
要のない記録媒体、或いは、最終的には加熱定着すべき
記録媒体であるが印字の直後には加熱定着しない場合に
は、非加熱モードに切り換えることで、加熱定着処理さ
れずに排出されるので、通常の紙製の記録媒体が熱の影
響で品質低下せず、或いは、無駄な熱エネルギーが費や
されることがなく有利である。
【0007】前記非加熱モードでは、前記プリント部に
て印字済みの記録媒体が、前記加熱部に供給されること
なく、前記プリント部と前記加熱部の間に設けられた排
出機構によって排出されるように構成することができ
る。このように構成すれば、通常の紙製の記録媒体など
全く加熱定着する必要のない記録媒体、或いは、最終的
には加熱定着すべき記録媒体であるが印字の直後には加
熱定着しない場合に、プリント部にて印字済みの記録媒
体を迅速に装置外に排出することができ、高能率の画像
形成装置が得られる。
【0008】前記加熱部には、前記プリント部からの記
録媒体の排出速度と異なる搬送速度で記録媒体を搬送可
能な搬送機構が設けられており、前記プリント部と前記
加熱部との間に、記録媒体を弛んだループ状に蓄積可能
なループ形成部が設けられており、前記排出機構は前記
プリント部と前記ループ形成部の間に配置されている構
成とすることができる。このように構成すれば、プリン
ト部での記録媒体の処理速度と加熱部での記録媒体の処
理速度の差をループ形成部によって吸収することによっ
て、プリント部での処理と加熱部での処理とを夫々中断
させることなく実施でき、また、排出機構がプリント部
とループ形成部の間に配置されているので、少なくとも
印字の直後には加熱定着しない記録媒体を印字後、ルー
プ形成部を介さずに迅速に装置外に排出することができ
る。
【0009】前記排出機構は排出した記録媒体をロール
状に巻き取る巻き取り機構を有する構成とすることがで
きる。このように構成すれば、例えば高層階から吊るす
垂れ幕として用いる記録媒体などの長尺の画像でも、プ
リント部で印字後に排出機構から排出し、巻き取り機構
によって一旦ロール状に巻き取ることで、排出された印
字済みの記録媒体に物理的な損傷を与えてしまう懸念な
どの少ない状態でその後のハンドリングを行うことがで
きる。
【0010】前記ループ形成部と前記加熱部の間に、外
部から記録媒体を前記加熱部に供給するための割込み供
給部が設けられている構成とすることができる。このよ
うに構成すれば、記録媒体がループ形成部に収納し切れ
ない長尺の記録媒体で、しかも、加熱定着の必要な昇華
型記録媒体の場合に、プリント部で印字後に一旦排出機
構から排出し、あらためてプリント部での印字を行って
いない時期などに割込み供給部から加熱部に供給して定
着処理を施すことができる。或いは、加熱部にて一旦加
熱定着したが加熱条件が不足したために画像濃度が十分
でない記録媒体を再度加熱定着できる。さらには、別の
プリンタで印字された記録媒体を加熱部で加熱定着する
ことにも使用できる。
【0011】前記非加熱モードでは、前記加熱部に設け
られた搬送機構が前記プリント部にて印字済みの記録媒
体を高速で通過させるように構成とすることができる。
このように構成すれば、プリント部にて印字された記録
媒体を加熱処理することなく排出する構成を、必ずしも
排出機構を設けることなく、簡単な構成で実現できる。
【0012】前記非加熱モードでは、前記加熱部に設け
られた搬送機構が前記加熱部による加熱を停止した状態
で前記プリント部にて印字済みの記録媒体を通過させる
ように構成することができる。このように構成すれば、
プリント部にて印字された記録媒体を加熱処理すること
なく排出する構成を、必ずしも排出機構を設けることな
く、簡単な構成で実現できる。加熱部による加熱を停止
した状態を具体的に実現するためには、加熱部の熱源を
発熱停止する、或いは、記録媒体を熱源から熱的に遮蔽
する部材を必要時に挿入するなどの方法をとれば良い。
【0013】前記プリント部にて印字される記録媒体の
種類に応じて前記加熱定着モードと前記非加熱モードと
の間で切り換える記録媒体判定手段が設けられている構
成とすることができる。このように構成すれば、プリン
ト部にセットされた記録媒体の種類に応じて記録媒体判
定手段が自動的に加熱定着モードと非加熱モードとの間
で切り換えるので、画像形成装置による記録媒体の処理
能率がさらに向上する。
【0014】本発明によるその他の特徴および利点は、
以下図面を用いた実施形態の説明により明らかになるで
あろう。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明による画像形成装置の実施
形態について、図面を参照しながら解説する。 (画像形成装置の全体構成)図1に示す画像形成装置1
は、シート状の記録媒体Mに昇華性の染料を含むインク
で画像形成するプリント部30と、プリント部30から
排出される記録媒体Mを加熱することによって染料を定
着する加熱部60と、プリント部30及び加熱部60等
の動作を制御するための制御部Cとを備えている。そし
て、プリント部30と加熱部60の間には、プリント部
30からの記録媒体Mの排出速度と加熱部60における
加熱定着の処理速度とのギャップを、自重で垂れ下がる
任意の長さの記録媒体Mのループの形成によって吸収す
るためのループ形成部40が設けられている。
【0016】(インクの構成)ここで主に用いられるイ
ンクは、例えば、“黒”、“シアン”、“マゼンタ”、
“イエロー”、“ライトシアン”、“ライトマゼンタ”
の6色の各インクからなり、いずれも、昇華性の染料を
含む基本的に水性のインクである。但し、昇華性の染料
を含まない通常のインクで印字することも可能である。
【0017】(記録媒体の構成)また、図2に示すよう
に、ここで主に用いられる記録媒体Mは、所定の剛性を
備えたシート状の基材Bと、基材Bの上面に接着剤層
(不図示)等を介して密着貼付されたインク受容層Rと
からなる。基材Bは、PET(ポリエチレンテレフタレ
ート)等の合成樹脂材料などで形成されたベースシート
Sと、ベースシートSの上面に一体的に設けられた耐候
性の高い5〜10μm程度の保護層Pとからなる。保護
層Pは例えばフッ素樹脂などで形成されている。また、
インク受容層Rの厚さは数十μm程度である。尚、保護
層Pはプリント部30での画像形成で使用する水性のイ
ンクとの親和性が低いが、インク受容層Rは、この水性
のインクとの親和性が十分に高い。この記録媒体Mは、
後述するように、インク受容層Rに昇華性の染料を含む
水性のインクで印字し、印字後に加熱処理することで昇
華性の染料を記録媒体Mの内部に昇華させて定着するこ
とを前提に設計されており、ここでは、昇華型メディア
と呼ぶことにする。但し、一般的な紙製の非昇華型メデ
ィアとしての記録媒体Mxに昇華性の染料を含まない通
常のインクで印字することも可能である。
【0018】(昇華性の染料の定着について)プリント
部30では、主に、昇華性の染料を含む水性のインク
が、記録媒体Mのインク受容層Rの表面付近に常温で載
置される。プリント部30から排出された記録媒体Mを
加熱部60で適切な加熱条件で加熱すると、受容層Rの
表面付近に位置するインクから昇華性の染料が昇華(気
化)して、受容層Rの内部に移動し、さらに、保護層P
を通過し、ベースシートSと保護層Pの界面、乃至は、
ベースシートSの表面近くの内部(例えば図2に×で記
された箇所)まで到達して、ここに定着される。尚、こ
のように定着過程が完了すると、定着完了後の任意の時
点で、基材Bからインク受容層Rをシート状のまま容易
に引き剥がすことができる。インク受容層Rを引き剥が
した状態では、記録媒体Mの基材B内に定着された染料
は、表面からは耐候性の保護層Pによって、裏面からは
ベースシートSによって保護され、同時に、少なくとも
基材Bの上面側からは透明性の高い保護層Pを介して良
く透視できる形になる。
【0019】(プリント部の構成)図1に示すように、
プリント部30は、ロール状の連続した記録媒体Mを回
転自在に支持可能な貯留部2と、この貯留部2から記録
媒体Mを引き出して副走査方向に搬送する搬送機構3
(供給機構の一例)と、搬送機構3によって副走査方向
に搬送される記録媒体Mに対して、前記副走査方向と直
行する主走査方向に往復移動しながらインクで画像を形
成するインクジェット式のプリントヘッド4とを有す
る。貯留部2は、ロール状の記録媒体Mを、その筒状の
芯を介して回転自在に支持する支持ロッド2aを有す
る。プリントヘッド4は、記録媒体Mの幅方向に直線状
に延びたガイドロッド5,5によって往復移動可能に支
持されており、ステッピングモータ型の走査モータ(不
図示)によって、タイミングベルトや螺軸等の作動系
(不図示)を介してガイドロッド5に沿って往復駆動さ
れる。プリントヘッド4には、ピエゾ素子等からなる吐
出機構(不図示)が設けられており、同時に、昇華性の
染料を含むインクのインクカートリッジ(不図示)が取
付けられている。尚、プリントヘッド4には、必要に応
じて制御部Cから出される信号に基づいて下降して記録
媒体Mを切断するカッターN1が設けられている。ま
た、プリント部30には、貯留部2にセットされた記録
媒体が加熱定着を必要とする非昇華型メディアMか、そ
れとも、加熱定着を必要としない非昇華型メディアMx
であるかを、例えば記録媒体Mに添付されたバーコード
などを介して検出する検出機構D1(記録媒体判定手段
の一例)が設けられている。
【0020】搬送機構3は、貯留部2から記録媒体Mを
引き出す引き出しローラ対3aと、画像形成された記録
媒体Mをプリント部30から排出する排出ローラ対3b
と、これらのローラ対3a,3bをタイミングベルト等
を介して駆動するステッピングモータE1とを備えてい
る。また、搬送機構3は、記録媒体Mの搬送方向を案内
し、且つ、特にプリントヘッド4の駆動位置にて記録媒
体Mを裏面側から支持し位置決めするガイド部材(不図
示)を備えている。搬送機構3及び後述するループ形成
部40は、印字済みの記録媒体Mを加熱部60に供給す
る供給機構の一例である。
【0021】(ループ形成部の構成)ループ形成部40
(供給機構の一例)は、記録媒体Mの搬送方向に沿って
互いに隣接配置された、第1ループ形成部40Aと第2
ループ形成部40Bとからなる。図3に示すように、第
1ループ形成部40Aには、上流側の搬送ローラ対7
a,7aと、下流側の搬送ローラ対8a,8aとが間に
ループ形成空間V1を空けた状態で配置され、さらに、
上流側の搬送ローラ対7a,7aを駆動操作するための
ステッピングモータE2と、下流側の搬送ローラ対8
a,8aを駆動操作するためのステッピングモータE3
とが設けられている。
【0022】また、第1ループ形成部40Aにはガイド
板9aと補助ローラ10a,10aとが設けられてい
る。ガイド板9aは、モータE6によって、上流側の搬
送ローラ対7a,7aから下流側に送られる記録媒体M
を下流側の搬送ローラ対8a,8aまで案内する水平位
置(図3に一点鎖線で示す)と、上流側の搬送ローラ対
7a,7aから送られた記録媒体Mが下方に垂れ下るこ
とを許す垂直位置(図3に実線で示す)との間で切り換
え可能に設けられている。補助ローラ10a,10a
は、コイルばね等の付勢手段11a,11aによって常
に下方に付勢されており、ガイド板9aが水平位置の時
に、記録媒体Mをガイド板9aの上面に形成された凹面
状の案内面に軽く押付けることで、記録媒体Mを確実に
下流側の搬送ローラ対8a,8aまで案内する。そし
て、ガイド板9が垂直位置に切り換えられる時には、記
録媒体Mは付勢手段11a,11aによって下方に降ろ
されることで、記録媒体Mに上向きのループではなく確
実に下向きのループを形成させる。ループ形成空間V1
には、形成されたループの長さが所定量を超えたことを
検出する光センサ対S1が配置されている。
【0023】第2ループ形成部40Bにも、上流側の搬
送ローラ対7b,7bと、下流側の搬送ローラ対8b,
8bとが間にループ形成空間V2を空けた状態で配置さ
れ、さらに、上流側の搬送ローラ対7b,7bを駆動操
作するためのステッピングモータE4と、下流側の搬送
ローラ対8b,8bを駆動操作するためのステッピング
モータE5とが設けられている。また、第1ループ形成
部40Aの各々と同様の構成のガイド板9b、補助ロー
ラ10b,10b、付勢手段11b,11b、ガイド板
9bの位置を水平位置と垂直位置の間で切り換えるため
のモータE7、及び、形成されたループの長さが所定量
を超えたことを検出する光センサ対S2が設けられてい
る。
【0024】また、昇華型メディアMに関して言えば、
例えば、A4サイズの記録媒体Mの略全体の領域(四辺
の僅かな余白のみを除く)を写真画像が占める画像を標
準画像とすれば、この標準的な画像の場合でも、プリン
ト部30での印字(画像形成)速度に比較すると、加熱
部60における加熱定着の処理速度は低い。他方、通常
の行間を含むテキスト文書が全体を占める画像の場合に
は、プリント部30での印字速度と加熱部60における
加熱定着の処理速度との差は一般にさらに大きくなる。
従って、少なくともこれらの事例では、原則的に、プリ
ント部30からの記録媒体Mの排出速度と加熱部60に
おける加熱定着の処理速度とのギャップを、ループ形成
部40で吸収する必要がある。
【0025】(加熱部の構成)図1に示すように、加熱
部60の内部は、断熱層(不図示)を含む隔壁60Eに
よって上下左右前後の全面から実質的に閉鎖されてお
り、ここでは、記録媒体Mは水平方向に搬送される。記
録媒体Mのための通路としてループ形成部40と加熱部
60の間に設けられたスリット状の開口部(図1の紙面
と垂直な方向に延びている)には、加熱部60内の加熱
空気が抜け出るのを規制するため、シリコンゴム等の耐
熱性の可撓性の素材からなる一対のリップ状閉鎖部材1
3が設けられている。ループ形成部40から送られる記
録媒体Mは、これらのリップ状閉鎖部材13を押し分け
て加熱部60内に進入する。
【0026】加熱部60には、記録媒体Mを水平に搬送
するための多数の搬送ローラ対61(供給機構の一例)
が配置されている。搬送ローラ対61が搬送する記録媒
体Mによって形成される搬送面の上側の内面は、隔壁6
2によって搬送方向に沿って4つの小室63a,63
b,63c,63dに分割されている。各小室63に
は、ニクロム線式などのヒータ14が記録媒体Mの搬送
方向に沿って配置されている。ヒータ14は、プリント
部30で画像形成された記録媒体Mを、主に高温空気と
の接触によって加熱し、インクに含まれる昇華性染料を
定着する機能を有する。また、各小室63には、記録媒
体Mをヒータ14から生じる輻射熱から保護するための
断熱板15と、各小室63内の空気を混合することによ
って可及的に均一な温度分布を形成するためのファン1
6とが配置されている。ヒータ14は、記録媒体Mをイ
ンク受容層Rの側から加熱することになり、記録媒体M
は熱源としてのヒータ14に対して機械的に非接触な状
態で加熱される。他方、搬送ローラ対61が搬送する記
録媒体Mによって形成される搬送面の下側の内面には、
4つの放射温度計18がやはり記録媒体Mの搬送方向に
沿って並べられている。個々の放射温度計18は、加熱
部60内の記録媒体Mに対して垂直に向けられているの
で、記録媒体Mの基材Bのうちの、第1の小室63aに
進入した直後の部位に始まり、第4の小室63dから加
熱部60外に排出される直前の部位に到るまで、搬送方
向に略等間隔で並ぶ複数箇所の表面温度を測定すること
ができる。また、加熱部60の下流側には、必要に応じ
て記録媒体Mを画像どうしの境界などで切断可能なカッ
ターN2が配置されている。
【0027】(排出機構の構成)プリント部30とルー
プ形成部40の間には、プリント部30で印字された記
録媒体を、ループ形成部40及び加熱部60に送ること
なく排出することのできる排出機構70が設けられてい
る。排出機構70は、検出機構D1の判定結果、或い
は、プリント部30で印字され画像の長さを予め判定す
るコンピュータ36の判定結果に基づいて、印字済みの
記録媒体Mを加熱部にて加熱定着する加熱定着モード
と、印字済みの記録媒体を加熱部による加熱処理を施す
ことなく排出する非加熱モードとの間で切り換える切換
機構を構成する。図1と図3に示すように、排出機構7
0は、上向きのスロープ面を備えた揺動ガイド部材7
1、揺動ガイド部材71のスロープ面を挟むように配置
された排出ローラ対72、揺動ガイド部材71のスロー
プ面の下流側に配置されたトレー73等を有する。揺動
ガイド部材71は、排出ローラ対72の軸芯付近に配置
された軸芯周りで揺動自在に支持されており、その上流
側の鋭角な先端が、プリント部30からループ形成部4
0に向かう記録媒体の搬送面よりも上方に待避した非作
用姿勢と、前記先端が記録媒体の搬送面より下方に割込
んだ排出姿勢との間で切り換え可能に設けられている。
トレー73は、排出ローラ対72によって排出されたシ
ート状の記録媒体を複数蓄積可能である。
【0028】また、排出機構70には、ループ形成部4
0のスペース内に収納しきれない長さの記録媒体を、ロ
ール状に巻き取り可能な巻き取り機構75が設けられて
いる。従って、非昇華型メディアMx、昇華性の染料を
含まない通常のインクで印字された任意の記録媒体等の
加熱定着を要さない記録媒体の他、昇華型メディアMで
あるが、ループ形成部40のスペースの容量を超過する
長さの記録媒体M(画像自身が副走査方向に長いため途
中で切断できないもの等を指す)もまた、排出機構70
から排出される。
【0029】(割込み供給部の構成)ループ形成部40
と加熱部60の間には、任意の記録媒体をループ形成部
40を介さずに加熱部60に供給可能な割込み供給部8
0が設けられている。割込み供給部80は、シート状の
記録媒体を複数蓄積可能なトレー81と、トレー81上
の記録媒体を一枚ずつ加熱部60に送り出し可能な供給
ローラ対82を備える。また、割込み供給部80には、
ロール状の記録媒体を保持可能なロール保持部83が備
わっている。排出機構70の巻き取り機構75によって
形成されたロールをこのロール保持部83にセットすれ
ば、ループ形成部40のスペースの容量を超過する長さ
の昇華型メディアを巻き戻しながら加熱部60に連続的
に送り出して、加熱定着させることができる。
【0030】(画像処理システムの構成)図1に示すよ
うに、画像形成装置1は、汎用のコンピュータ36、モ
ニター37、キーボード38、マウス39、並びに、現
像済みの写真フィルムPfの画像情報を光電変換するフ
ィルムスキャナー40等を備えた画像処理システム90
と連結されている。コンピュータ36には、CD、M
O、コンパクトフラッシュ(登録商標)カード、フロッ
ピー(登録商標)ディスクなど、種々の電子データ記録
メディアから画像データなどを取り出すメディアドライ
ブ(不図示)が付設されている。したがって、電子デー
タ記録メディア内に格納された画像データを、この画像
処理システム90で処理し、画像形成装置1の制御部C
に転送すれば、この転送された画像データに基づく画像
を記録媒体Mに形成することができる。
【0031】(画像形成装置の制御部の構成)画像形成
装置1の制御部Cはマイクロプロセッサ(不図示)を内
蔵しており、コンピュータ36から転送される画像デー
タを入力するデータ入力系を形成し、且つ、加熱部60
の各放射温度計18からのフィードバック信号を受ける
信号入力系を形成している。さらに、制御部Cは、プリ
ント部30の搬送機構3、プリントヘッド4の吐出機構
ならびに走査モータ、ループ形成部40の各ローラ対を
駆動操作するステッピングモータE2,E3,E4,E
5,E6,E7、加熱定着用の各ヒータ14、及び、カ
ッターN2の操作用モータ(不図示)等に対して制御信
号を出力する信号系を備えている。
【0032】(画像形成装置の動作) 〈通常長さの昇華型記録媒体の処理〉プリント部30の
貯留部2にセットされているのが昇華型メディアMであ
ることが検出機構D1によって検出され、また、プリン
ト部30でプリントされる画像が、縦送りされるA4サ
イズの記録媒体Mに印字された標準的な写真画像である
場合、制御部Cは「加熱定着モード」にセットされる。
すなわち、具体的には、プリント部30での印字が開始
されると同時に、ヒータ14による加熱部60の予熱が
開始される。また、排出機構70の揺動ガイド部材71
は非作用姿勢に保持される。そして、図4に示すよう
に、プリント部30から1枚目の記録媒体M1(ここで
は、2枚目の記録媒体M2も例外ではない)の先端が排
出され始める時、第1ループ形成部40Aのガイド板9
aと第2ループ形成部40Bのガイド板9bはいずれも
水平位置に保持されている。そして、第1ループ形成部
40Aの上流側の搬送ローラ対7a,7aと下流側の搬
送ローラ対8a,8aは同時に回転駆動されて記録媒体
Mを下流側に搬送し、第2ループ形成部40Bの搬送ロ
ーラ対7b,7bと下流側の搬送ローラ対8b,8bも
また同時に回転駆動されて1枚目と2枚目の記録媒体M
1,M2を加熱部60に向けて搬送する。
【0033】尚、搬送ローラ対7a,7a等による搬送
の途中、プリントヘッド4が画像の後端を印字する際
に、1枚目の記録媒体M1は、プリントヘッド4のカッ
ターN1によってA4縦送りサイズになるように切断さ
れても良い。切断された1枚目の記録媒体M1は、その
先端がリップ状の案内部材13に差し掛かるまで、高速
で搬送され、その後は、記録媒体M1に例えば「180
℃×2min」という適正な加熱履歴を加えるために必
要な搬送速度で加熱部60内に送り込まれる。この適正
な加熱履歴は、使用される記録媒体Mの種類とインクの
種類に応じて制御部Cが判定し、実行する。
【0034】このような1枚目と2枚目の記録媒体M
1,M2の処理の仕方は、ここでは、第1ループ形成部
40Aと第2ループ形成部40Bを合わせた長さが縦送
りされるA4サイズの記録媒体Mの長さを上回っている
から可能である。しかし、第1ループ形成部40Aと第
2ループ形成部40Bを合わせた長さが非常に小さい場
合に同様の処理を行えば、1枚目の記録媒体M1の後端
が未だプリントヘッド4によって印字中の時に、1枚目
の記録媒体M1の先端が既に加熱部60に進入し、加熱
部60での加熱が過剰になる。したがって、このように
処理対象の記録媒体Mに対してループ形成部40が非常
に短い場合にな場合には、1枚目の記録媒体M1でも、
プリント部30と加熱部60との間の処理速度の差を吸
収するために、少なくとも第2ループ形成部40Bでル
ープを形成させる必要が生じる。
【0035】図1から理解されるように、1枚目の記録
媒体M1の先端が未だ加熱部60に到達する以前には、
各放射温度計18は、対向する断熱板15の表面温度を
検出しており、制御部Cは、この断熱板15の表面温度
の検出結果が180℃となるように、各ヒータ14の発
熱量を制御し、図4に示すように、加熱部60内に1枚
目の記録媒体M1が送られてからは、順次、記録媒体M
の裏面側(ベースシートSの表面)の表面温度の検出結
果が180℃となるように、各ヒータ14の発熱量を制
御し、同時に、記録媒体Mが加熱部60を抜け出る迄に
「180℃×2min」の加熱履歴を受けるように、加
熱部60内での記録媒体Mの搬送速度を制御する(具体
的には、第2ループ形成部40Bの下流側の搬送ローラ
対8b,8bと加熱部60の多数の搬送ローラ対61の
駆動操作を制御することになる)。
【0036】1枚目の記録媒体M1がプリントヘッド4
のカッターN1によってA4縦送りサイズで切断されて
から一定時間が経過すると、2枚目の記録媒体M2の印
字が開始される。そして、既に記したように、この2枚
目の記録媒体M2の先端がプリント部30から排出され
始める時、第1ループ形成部40Aのガイド板9aと第
2ループ形成部40Bのガイド板9bはいずれも水平位
置に保持されており、第1ループ形成部40Aの上流側
の搬送ローラ対7a,7aと下流側の搬送ローラ対8
a,8aは同時に回転駆動されて2枚目の記録媒体M2
を下流側に搬送し、第2ループ形成部40Bの上流側の
搬送ローラ対7b,7bと下流側の搬送ローラ対8b,
8bもまた同時に回転駆動され、搬送ローラ対7a,7
a等による搬送の途中、プリントヘッド4が画像の後端
を印字する際に、2枚目の記録媒体M2は、プリントヘ
ッド4のカッターN1によってA4縦送りサイズになる
ように切断される。
【0037】そして、第2ループ形成部40Bの下流側
の搬送ローラ対8b,8bが2枚目の記録媒体M2の先
端を挟持した瞬間に、下流側の搬送ローラ対8b,8b
は停止され、上流側の搬送ローラ対7b,7bのみが高
速で駆動されることで、図5の白い矢印が示すように、
第2ループ形成部40Bに2枚目の記録媒体M2のルー
プが形成され始める。次に、図6に示すように、上流側
の搬送ローラ対7b,7bが2枚目の記録媒体M2の後
端の直前を挟持した瞬間に上流側の搬送ローラ対7b,
7bも一旦停止される。引き続き、図7に示すように、
1枚目の記録媒体M1の先端が加熱部60から送り出さ
れ始めると、上流側の搬送ローラ対7b,7bは停止さ
れたまま、下流側の搬送ローラ対8b,8bのみが、加
熱部60の搬送ローラ対61と同じ搬送速度で駆動され
ることで、2枚目の記録媒体M2の先端は、1枚目の記
録媒体M1の後端を追う形で、加熱部60内に進入開始
する。図8に示すように、2枚目の記録媒体M2のルー
プが第2ループ形成部40Bに無くなると、上流側の搬
送ローラ対7b,7bも駆動されて、2枚目の記録媒体
M2の後端を解放する。
【0038】次に、図5と図6に戻ると、2枚目の記録
媒体M2がプリントヘッド4のカッターN1によってA
4縦送りサイズで切断されてから一定時間が経過し、2
枚目の記録媒体M2が第1ループ形成部40Aを抜け出
ると、3枚目の記録媒体M3の印字が開始される。そし
て、図6に示すように、この3枚目の記録媒体M3の先
端がプリント部30から排出され始める時、第1ループ
形成部40Aのガイド板9aは水平位置に保持されてお
り、第1ループ形成部40Aの上流側の搬送ローラ対7
a,7aと下流側の搬送ローラ対8a,8aは回転駆動
されて3枚目の記録媒体M3を下流側に搬送し、搬送ロ
ーラ対7a,7a等による搬送の途中、プリントヘッド
4が画像の後端を印字する際に、3枚目の記録媒体M3
は、プリントヘッド4のカッターN1によってA4縦送
りサイズになるように切断される。
【0039】そして、図7に示すように、第1ループ形
成部40Aの下流側の搬送ローラ対8a,8aが3枚目
の記録媒体M3の先端を挟持した瞬間に、下流側の搬送
ローラ対8a,8aは停止され、上流側の搬送ローラ対
7a,7aのみがプリント部30からの排出速度と同じ
速度で駆動されることで、第1ループ形成部40Aに3
枚目の記録媒体M3のループが形成され始める。尚、こ
の時、2枚目の記録媒体M2の先端は加熱部60内に進
入してその加熱定着が開始されている。
【0040】次に、図8に示す段階では、2枚目の記録
媒体M2の加熱定着が進行してその後端が第2ループ形
成部40Bから抜け出ようとしており、ガイド板9bは
既に水平位置に切り換えられている。他方、第1ループ
形成部40Aでは、上流側の搬送ローラ対7a,7aが
3枚目の記録媒体M3の後端の直前を挟持した瞬間に上
流側の搬送ローラ対7a,7aも一旦停止される。
【0041】図9に示すように、2枚目の記録媒体M2
の加熱定着が更に進行し、その後端が第2ループ形成部
40Bから抜け出ると、第1ループ形成部40Aの上流
側の搬送ローラ対7a,7aを停止させたまま、下流側
の搬送ローラ対8a,8aが駆動されることで、3枚目
の記録媒体M3の先端が第2ループ形成部40Bに移動
し、第1ループ形成部40Aの3枚目の記録媒体M3の
ループが小さくなる。以下、同様に、3枚目の記録媒体
M3が第1ループ形成部40Aから抜け出ると4枚目の
記録媒体M4の印字および排出が開始される、という具
合の定常ルーチンで順次、後続の記録媒体Mが処理され
る。
【0042】〈長尺の昇華型記録媒体の処理〉他方、プ
リント部30の貯留部2にセットされているのが昇華型
メディアMであると検出機構D1によって検出された場
合(制御部Cは「加熱定着モード」にセットされる)で
も、プリント部30でプリントされた記録媒体Mが、ル
ープ形成部40の収容能力を超過する程に長い場合、図
10(イ)に示すように、排出機構70の揺動ガイド部
材71が排出姿勢に切り換えられ、プリント部30から
排出される記録媒体は、揺動ガイド部材71を介して装
置の外に排出され、巻き取り機構75によってロール状
に巻き取られる。このロール状の記録媒体を、図10
(ロ)に示すように、割込み供給部80のロール保持部
83にセットすれば、この長尺の昇華型メディアは、供
給ローラ対82によって巻き戻されながら加熱部60に
連続的に送り出され、長尺のまま加熱定着される。
【0043】〈非昇華型記録媒体の処理〉また、プリン
ト部30の貯留部2にセットされているのが非昇華型メ
ディアMxであると検出機構D1によって検出された場
合、制御部Cは「非加熱モード」にセットされる。この
場合、図11に示すように、プリント部30から排出さ
れる記録媒体Mxは、排出機構70によって外部に排出
される。この場合、記録媒体Mxの処理時間の長さに応
じて、加熱部60が停止される、乃至は、予熱状態に切
り換えられる。
【0044】〔別実施形態〕 <1>上記の実施形態に示された割込み供給部80に
は、ロール状の記録媒体を保持可能なロール保持部83
が備わっているが、ロール保持部83は省略することが
できる。ロール保持部83が省略された割込み供給部8
0であっても、加熱部60にて一旦加熱定着したが加熱
条件が不足したために画像濃度が十分でない比較的短く
トレー81によって供給可能なシート状の記録媒体Mを
再度加熱定着することができる。或いは、プリント部3
0とは別のプリンタで印字されたシート状の記録媒体M
を割込み供給部80から加熱部60に供給して加熱定着
することにも使用できる。
【0045】<2>「非加熱モード」では、プリント部
30から排出される記録媒体を、熱源としてのヒータ1
4を加熱停止した状態の加熱部60を通して排出するこ
とも可能である。この場合、ループ形成部40は用いる
ことなく、すなわち、ガイド板9a,9bは水平位置に
保持させた状態で素通りさせれば良い。
【0046】<3>或いは、「非加熱モード」では、プ
リント部30から排出される記録媒体を、熱源としての
ヒータ14をONの状態のまま、記録媒体が熱の影響を
受けないように加熱部60を高速で通過させて排出する
ことも可能である。この場合も、勿論、ループ形成部4
0は用いることなく、すなわち、ガイド板9a,9bは
水平位置に保持させた状態で素通りさせれば良い。
【0047】<4>或いは、「非加熱モード」における
「加熱部による加熱を停止した状態で記録媒体を通過さ
せる」方法として、加熱部60を通過中の記録媒体を、
熱源からの輻射熱から保護する遮蔽部材を必要な時に挿
入する構成を採っても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像形成装置の構成を示す概略図
【図2】昇華型の記録媒体を構成する層を示す概略図
【図3】図1の画像形成装置のループ形成部を示す概略
【図4】図1の画像形成装置による画像形成処理の一工
程を示す略図
【図5】図1の画像形成装置による画像形成処理の一工
程を示す略図
【図6】図1の画像形成装置による画像形成処理の一工
程を示す略図
【図7】図1の画像形成装置による画像形成処理の一工
程を示す略図
【図8】図1の画像形成装置による画像形成処理の一工
程を示す略図
【図9】図1の画像形成装置による画像形成処理の一工
程を示す略図
【図10】図1の画像形成装置による画像形成処理の一
工程を示す略図
【図11】図1の画像形成装置による画像形成処理の一
工程を示す略図
【符号の説明】
M 記録媒体(昇華型メディア) B 基材 S ベースシート(基材) P 保護層(基材) R インク受容層 Mx 記録媒体(非昇華型メディア) D1 検出機構(記録媒体判定手段、切換機構) 30 プリント部 40 ループ形成部 60 加熱部 70 排出機構(切換機構) 75 巻き取り機構 80 割込み供給部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 正純 和歌山県和歌山市梅原579番地の1 ノー リツ鋼機株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA25 EB13 EB14 EB30 EB45 EC12 FD03 HA29 HA46 3F052 AA01 AB05 BA02 CA01 DA01 3F053 EA05 EC02 ED17 LA07 LB03 3F055 AA03 BA25 CA11 DA01 FA05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状の基材と前記基材の面に貼付さ
    れたインク受容層とを有する記録媒体に昇華性染料を含
    むインクによって印字可能なプリント部と、前記インク
    受容層に担持された昇華性染料を昇華定着するために前
    記記録媒体を加熱処理する加熱部とを備えた画像形成装
    置であって、 前記プリント部にて印字済みの前記記録媒体を前記加熱
    部に供給する供給機構を備え、 前記プリント部にて印字済みの記録媒体を前記加熱部に
    て加熱定着する加熱定着モードと、前記プリント部にて
    印字済みの記録媒体を、前記加熱部による加熱処理を施
    すことなく排出する非加熱モードとの間で切り換える切
    換機構が設けられている画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記非加熱モードでは、前記プリント部
    にて印字済みの記録媒体が、前記加熱部に供給されるこ
    となく、前記プリント部と前記加熱部の間に設けられた
    排出機構によって排出されるように構成されている請求
    項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記加熱部には、前記プリント部からの
    記録媒体の排出速度と異なる搬送速度で記録媒体を搬送
    可能な搬送機構が設けられており、前記プリント部と前
    記加熱部との間に、前記記録媒体を弛んだループ状に蓄
    積可能なループ形成部が設けられており、前記排出機構
    は前記プリント部と前記ループ形成部の間に配置されて
    いる請求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記排出機構は排出した記録媒体をロー
    ル状に巻き取る巻き取り機構を有する請求項3記載の画
    像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記ループ形成部と前記加熱部の間に、
    外部から記録媒体を前記加熱部に供給するための割込み
    供給部が設けられている請求項4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記非加熱モードでは、前記加熱部に設
    けられた搬送機構が前記プリント部にて印字済みの記録
    媒体を高速で通過させるように構成されている請求項1
    記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記非加熱モードでは、前記加熱部に設
    けられた搬送機構が前記加熱部による加熱を停止した状
    態で前記プリント部にて印字済みの記録媒体を通過させ
    るように構成されている請求項1記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記プリント部にて印字される記録媒体
    の種類に応じて前記加熱定着モードと前記非加熱モード
    との間で切り換える記録媒体判定手段が設けられている
    請求項1から7のいずれか一項記載の画像形成装置。
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