JP2006044008A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 印字処理部と定着処理部で異なる搬送速度を整合するループ形成ユニットにおいて画像乱れが生じることのない画像形成装置を提供する。
【解決手段】 印字処理部から排出される記録媒体Mを受入れ搬送する第一搬送ローラ41及び第二搬送ローラ51でなる第一搬送部50と、前記第一搬送部50により搬送された記録媒体Mを定着処理部に搬送する第二搬送ローラ52と第三搬送ローラ71でなる第二搬送部70と、前記第一及び第二搬送ローラ間及び前記第二及び第三搬送ローラ間で前記記録媒体をループ状に蓄積するように第一搬送部と第二搬送部を制御するループ制御部を設けてループ形成ユニットを構成し、ループ制御部は、一枚の記録媒体Mを前記第一搬送部50及び前記第二70に一枚の記録媒体を略等量に分割してループ状に蓄積する。
【選択図】 図3
【解決手段】 印字処理部から排出される記録媒体Mを受入れ搬送する第一搬送ローラ41及び第二搬送ローラ51でなる第一搬送部50と、前記第一搬送部50により搬送された記録媒体Mを定着処理部に搬送する第二搬送ローラ52と第三搬送ローラ71でなる第二搬送部70と、前記第一及び第二搬送ローラ間及び前記第二及び第三搬送ローラ間で前記記録媒体をループ状に蓄積するように第一搬送部と第二搬送部を制御するループ制御部を設けてループ形成ユニットを構成し、ループ制御部は、一枚の記録媒体Mを前記第一搬送部50及び前記第二70に一枚の記録媒体を略等量に分割してループ状に蓄積する。
【選択図】 図3
Description
本発明は、シート状の記録媒体にインク滴を吐出して画像を形成する印字部を有する印字処理部と、印字処理された記録媒体を加熱して定着処理する定着処理部と、前記印字処理部と前記定着処理部の間に設けられ、前記記録媒体をループ状に蓄積することによって前記印字処理部と前記定着処理部における前記記録媒体の処理速度差を吸収しながら搬送するループ形成ユニットを備えて構成してある画像形成装置に関する。
上述の画像形成装置は、印字処理部において昇華性インク滴により画像が形成された記録媒体に対して定着処理部で加熱して昇華定着するもので、印字処理部と定着処理部で処理プロセスの違いにより記録媒体の搬送速度が異なるために両処理部での搬送速度の整合をとり連続処理するためにループ形成ユニットを備えるものである。
そして、ループ形成ユニットは、図11に示すように、印字処理部から排出される記録媒体Mを受入れ搬送する第一搬送ローラ41及び第二搬送ローラ51でなる第一搬送部と、前記第一搬送部により搬送された記録媒体Mを定着処理部に搬送する第二搬送ローラ52と第三搬送ローラ71でなる第二搬送部を備えて構成され、印字処理部から排出される記録媒体Mを内部でループ状に蓄積しながら後段の定着処理部に向けて搬送処理するもので、印字処理と加熱処理を連続で処理できるように第一、第二の二箇所の蓄積部50a,70aを設け、第一蓄積部50aに収容された記録媒体Mを第二蓄積部70aに移送した後に第一蓄積部50aに次の記録媒体Mを収容できるように構成されている。
特開2003−326789号公報
しかし、図11に示すように、上述したループ形成ユニットに蓄積された記録媒体Mのループ量が大きくなると印字面が互いに接触して擦れ合い、その重量で対向面にインクが転写されて画像が乱れる虞があるという問題があった。特に数メートルに及ぶ長尺の前記記録媒体Mを蓄積する場合には、蓄積された前記記録媒体Mの自重により下敷きになっている部位と上側に重なっている部位との印字面同士が強く擦れ合ってインクが転写されるという現象が顕著になり、商品価値が無くなるという問題があった。
さらに、ループ形成後に下流側に搬送される前記記録媒体Mの先端側に後端が貼り付いて載りかかり、印字面同士が強く擦れあってインクが転写されるという現象も現われていた。上述した何れの現象も前記記録媒体Mに形成された画像のインク量が多い場合に大きな影響が現れるものであった。
本発明は、上述の従来欠点に鑑み、印字処理部と定着処理部で異なる搬送速度を整合するためのループ形成ユニットにおいて画像乱れが生じることのない画像形成装置を提供する点にある。
上述の目的を達成するため、本発明による画像形成装置の第一の特徴構成は、特許請求の範囲の書類の請求項1に記載した通り、シート状の記録媒体にインク滴を吐出して画像を形成する印字部を有する印字処理部と、印字処理された記録媒体を加熱して定着処理する定着処理部と、前記印字処理部と前記定着処理部の間に設けられ、前記記録媒体をループ状に蓄積することによって前記印字処理部と前記定着処理部における前記記録媒体の処理速度差を吸収しながら搬送するループ形成ユニットを備えて構成してある画像形成装置であって、前記印字処理部から排出される前記記録媒体を受入れ搬送する第一搬送ローラ及び第二搬送ローラでなる第一搬送部と、前記第一搬送部により搬送された前記記録媒体を前記定着処理部に搬送する前記第二搬送ローラと第三搬送ローラでなる第二搬送部と、前記第一及び第二搬送ローラ間及び前記第二及び第三搬送ローラ間で前記記録媒体をループ状に蓄積するように前記第一搬送部と前記第二搬送部を制御するループ制御部を設けて前記ループ形成ユニットを構成し、前記ループ制御部は、一枚の記録媒体を前記第一搬送部及び前記第二搬送部に略等量に分割してループ状に蓄積するように制御する点にある。
上述の構成によれば、長尺の記録媒体であっても、ループ制御部により第一搬送部及び前記第二搬送部に略等量に分割して蓄積することにより、自重による接触圧が低減され、記録媒体の印字面が互いに接触する場合であっても、転写による画像の乱れが発生することが無くなるのである。
同第二の特徴構成は、同請求項2に記載した通り、上述の第一特徴構成に加えて、前記ループ制御部は、前記記録媒体の長さに基づいて、一枚の記録媒体を前記第一搬送部及び前記第二搬送部に略等量に分割してループ状に蓄積するように制御するか、前記第一搬送部及び前記第二搬送部に個別にループ状に蓄積するように制御するかを切替える点にある。
長尺の記録媒体の場合には、一枚の記録媒体を第一搬送部及び第二搬送部に略等量に分割してループ状に蓄積することで、蓄積された記録媒体の自重による接触面同士の転写という不都合を効果的に解消し、短尺の記録媒体の場合には、第一搬送部及び第二搬送部に個別にループ状に蓄積することで、印字から定着の一連の画像形成処理を効率的に実行することができるようになるのである。
同第三の特徴構成は、同請求項3に記載した通り、上述の第一または第二特徴構成に加えて、前記ループ制御部は、前記印字処理部から排出される前記記録媒体の平均搬送速度よりも低い第一搬送速度で前記第二搬送ローラを連続駆動することにより、一枚の記録媒体を前記第一搬送部及び前記第二搬送部に同時にループ状に蓄積するように制御する点にある。
一枚の記録媒体を第一搬送部及び第二搬送部により略等量に分割してループ状に蓄積する際に、ほぼ同時にループ状に蓄積することが要求される。第一搬送部で蓄積した後にその半分を第二搬送部で蓄積するように制御すると、第一搬送部で蓄積された後に第二搬送部に搬送される際に上述した転写の問題が発生するからである。そのため、第一搬送部である程度蓄積された後に第二搬送部で蓄積するような制御を繰り返すと第二搬送ローラを間歇的に駆動制御せざるを得ない。しかし、その場合には第二搬送ローラが停止したときにローラの圧接力が記録媒体上の印字画像に影響を与え、その部位が他の部位に比較して濃度が薄くなるという問題が生じる。従って、第二搬送ローラは可能な限り連続的に駆動することが望まれる。そこで、印字処理部から排出される記録媒体の平均搬送速度よりも低い第一搬送速度で第二搬送ローラを連続駆動することにより、印字品質に悪影響を及ぼすこと無く、一枚の記録媒体を前記第一搬送部及び前記第二搬送部に同時にループ状に蓄積することが可能となるのである。
同第四の特徴構成は、同請求項4に記載した通り、上述の第一から第三の何れかの特徴構成に加えて、前記ループ制御部は、前記第三搬送ローラを駆動して前記第二搬送部で蓄積された前記記録媒体の先端を前記定着処理部に搬送すると同時に、前記第二搬送ローラを逆転駆動して所定長さだけ前記第一搬送部に向けて逆搬送する点にある。
第三搬送ローラを駆動して第二搬送部で蓄積された記録媒体の先端を定着処理部に搬送する際に、第二搬送ローラが停止されている場合には上述の濃度ムラの問題が生じ、正転駆動されている場合には、第三搬送ローラにより下流側に搬送される記録媒体の印字面と第二搬送ローラにより下流側に搬送される記録媒体の互いの印字面が互いに逆方向に移動しながら接触することになり、印字面同士の擦れ合いによるインクの転写という不都合が生じる虞がある。そこで、第三搬送ローラを駆動して第二搬送部で蓄積された記録媒体の先端を定着処理部に搬送すると同時に、第二搬送ローラを逆転駆動して所定長さだけ第一搬送部に向けて逆搬送することにより、接触している印字面を同方向に搬送してインクの転写を回避すると同時に、接触面を互いに引き離すことができるので、インクの転写を回避し、且つ、濃度ムラの発生を回避することができるようになるのである。
同第五の特徴構成は、同請求項5に記載した通り、上述の第四特徴構成に加えて、前記ループ制御部は、前記記録媒体の後端が前記第一搬送ローラを通過する前の所定のタイミングで前記逆転駆動する点にある。
記録媒体の後端が第一搬送ローラを通過すると、自重で落下する部位の印字面が第二搬送ローラの近傍の印字面に貼り付き、或いは、印字面同士の接触部位が互いに逆方向に移動しながら接触することになり、上述と同様、印字面同士の擦れ合いによるインクの転写という不都合が生じる虞がある。そこで、このときに第二搬送ローラを逆転駆動すると、互いの接触部位が同方向に移動することになり、インクの転写の虞を解消することができ、さらには、第二搬送ローラにより逆方向に搬送される記録媒体の部位が当該記録媒体の後端側が離間する方向に作用して、印字面の貼り付きを解消することができるようになるのである。
同第六の特徴構成は、同請求項6に記載した通り、上述の第四特徴構成に加えて、前記ループ制御部は、前記記録媒体の後端を前記第一搬送ローラで保持するとともに、前記逆搬送時に前記第一搬送ローラを駆動する点にある。
この場合、第一搬送ローラで保持される記録媒体は画像が形成されることの少ない後端であるため、上述した濃度ムラの問題が発生する可能性は極めて低く、また、正確なタイミングで第五特徴構成と同様の作用効果を奏することができるのである。
同第七の特徴構成は、同請求項7に記載した通り、上述の第四から第六特徴構成の何れかに加えて、前記ループ制御部は、前記逆転駆動の後に前記第二搬送ローラを前記第一搬送速度よりも速い第二搬送速度で正転駆動する点にある。
上述の構成により、次の記録媒体に対する印字動作の開始を速めて効率的な画像形成処理が可能になる。ここに、第二搬送速度は少なくとも第三搬送ローラによる記録媒体の搬送速度と同等が好ましい。
以上説明した通り、本発明によれば、印字処理部と定着処理部で異なる搬送速度を整合するループ形成ユニットにおいて画像乱れが生じることのない画像形成装置を提供することができるようになった。
以下に本発明による画像形成装置の実施の形態を説明する。図1に示すように、画像形成装置1は、シート状の記録媒体Mにインク滴を吐出して画像を形成する印字処理部1Aと、前記印字処理部1Aから排出された前記記録媒体Mを受入れて乾燥させる乾燥処理部1Bと、前記乾燥処理部1Bで乾燥処理された前記記録媒体Mをループ状に蓄積するループ形成ユニット1Cと、前記ループ形成ユニット1Cで蓄積された前記記録媒体Mを加熱定着する定着処理部1Dを備えて構成されている。
当該画像形成装置で使用される前記記録媒体Mは、図2に示すように、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の合成樹脂材料でなる所定の剛性を備えたシート状の基材M1と、その上面に一体的に設けられたフッ素樹脂等耐候性の高い材料でなる保護層M2と、前記保護層M2の上面に剥離可能に接着剤を介して密着貼付されたインク受容層M3とで構成される。
前記印字処理部1Aで昇華性染料を含む水性インクにより前記インク受容層M3の表面に写真画像、イラスト、文字等の画像を印字し、前記乾燥処理部1Bで乾燥した後に前記定着処理部1Dで加熱処理することにより、昇華性染料が昇華して前記保護層M2に浸透することにより定着される。その後前記インク受容層M3を剥離することにより、非常に光沢感のある鮮やかな画像が記録されたシートが得られるもので、当該記録媒体Mは、野外に設置される看板や、電車、バス等の車体に貼付される広告用の画像記録媒体等に好適に使用されるものである。
図1及び図3に示すように、前記印字処理部1Aは、シート状の前記記録媒体Mを搬送する印字搬送部10と、前記印字搬送部10により搬送される前記記録媒体Mにインク滴を吐出して画像を形成する印字部20を備えて構成され、画像処理システム100と接続された通信制御ラインL1を介して入力されたプリントデータに基づいて前記記録媒体Mに印字出力される。
前記印字搬送部10は、ロール状に巻回された長尺状の前記記録媒体Mが一対のコロ11により回転自在に支持された記録媒体収容部10aから前記記録媒体Mを引き出して、副走査方向に搬送するステッピングモータで駆動される駆動ローラ12と押さえコロ13でなる給送部と、前記給送部により搬送される前記記録媒体Mのプラテン14上での浮き上がりを防止する吸引部15とから構成される。つまり前記記録媒体Mは、前記駆動ローラ12と前記押さえコロ13で挟持搬送されるのである。
前記印字部20は、“黒”、“シアン”、“マゼンタ”、“イエロー”、“ライトシアン”、“ライトマゼンタ”の6色の昇華性インクを吐出してカラー画像を形成するインクジェット式のプリントヘッド21と、前記プリントヘッド21を記録媒体Mの幅方向に往復移動可能に支持するガイドロッド22,22と、前記プリントヘッド21を前記ガイドロッド22に沿って往復駆動するステッピングモータ及びタイミングベルトを備えた駆動機構(図示せず)等を備えて構成され、前記印字搬送部10によって副走査方向に搬送される前記記録媒体Mに対して、副走査方向と直行する主走査方向に往復移動しながら画像を形成する。
前記プリントヘッド21には、ピエゾ素子等からなる吐出機構(図示せず)にインクを供給するインクカートリッジが取付けられるとともに、必要に応じて下降して前記記録媒体Mを主走査方向に沿って切断するカッター24が設けられている。
前記乾燥処理部1Bは、前記印字処理部1Aから排出された前記記録媒体Mを受入れて乾燥させる乾燥部30と、前記乾燥部30で乾燥される前記記録媒体Mを搬送する受入れ搬送部40を備えて構成されている。
図3及び図4に示すように、前記乾燥部30は、装置背面下部に配置されたヒータ31と、前記ヒータ31による熱気を案内通路32を介して吸引し前記記録媒体Mのインク塗布面に向けて吐出す送風ファン33とで構成され、前記受入れ搬送部40は、前記印字処理部1Aの前記駆動ローラ12で送り出される前記記録媒体Mを前記乾燥部30の下流側で受け入れて搬送する前記第一搬送ローラ41で構成されている。
前記ループ形成ユニット1Cは、前記乾燥処理部1Bからの前記記録媒体Mを受入れ搬送する第一搬送部50と、前記第一搬送部50により搬送された前記記録媒体Mを前記定着処理部1Dに搬送する第二搬送部70と、前記記録媒体Mをループ状に蓄積するように前記第一搬送部50と前記第二搬送部70を制御するループ制御部を備えて構成される。
前記第一搬送部50は、前記印字処理部1Aから排出される前記記録媒体Mを受け入れ搬送する第一搬送ローラ41と、前記第一搬送ローラ41により搬送された前記記録媒体Mを下流側に搬送する第二搬送ローラ51と、前記第一搬送ローラ41と前記第二搬送ローラ51の間で前記記録媒体Mをループ状に収容する第一蓄積部50aと、前記第一搬送ローラ41と前記第二搬送ローラ51の間に配置された受入れガイド板53を備えて構成される。従って、前記第一搬送ローラ41は受入れ搬送部40と兼用されている。
前記第二搬送部70は、前記第二搬送ローラ52と、前記記録媒体Mを前記定着処理部1Dに搬送する第三搬送ローラ71と、前記第二搬送ローラ52と前記第三搬送ローラ71の間で前記記録媒体Mをループ状に収容する第二蓄積部70aと、前記第二搬送ローラ群51,52と前記第三搬送ローラ71との間に配置された排出ガイド板73を備えて構成される。
上述したように、本実施形態では前記第二搬送ローラが前記記録媒体の搬送方向に沿って前後に配置された一対の搬送ローラ51,52で構成されるものであるが、第二搬送ローラとしては単一の搬送ローラで構成されるものであってもよい。
前記ループ制御部は、前記第一搬送ローラ41により前記記録媒体Mが搬送され、前記受入れガイド板53で案内された前記記録媒体Mの先端部がセンサS2により検知され、その所定時間後に前記第一搬送ローラ51に挟持されると、前記第搬送ローラ51を停止させるとともに前記受入れガイド板53の下端を右方に揺動開放させることにより、その下部空間に搬入される前記記録媒体Mが前記第一蓄積部50aでループ状に蓄積されるように制御する第一ループ制御部と、前記第二搬送ローラ52により搬送され、前記排出ガイド板72,73で案内された前記記録媒体Mの先端がセンサS3により検知された後の所定時間後に前記第三搬送ローラ71に挟持されると、前記第三搬送ローラ71を停止させるとともに前記排出ガイド板72,73のうち下方のガイド板73の下端を左方に揺動開放させることにより、前記第二搬送ローラ52により搬送される前記記録媒体Mが前記第二蓄積部70aでループ状に蓄積されるように制御する第二ループ制御部で構成される。前記第二蓄積部70aに蓄積された前記記録媒体Mは、その後所定のタイミングで駆動される前記第三搬送ローラ71により前記定着処理部1Dに搬送される。
前記受入れガイド板53及び前記排出ガイド板73は、詳述しないが、揺動軸に連結されたセクタギヤ機構を夫々ステッピングモータにより正逆回転駆動することにより、記録媒体Mに対するガイド板として作用する初期位置と、ループ形成のために揺動開放する開放位置とに位置切替可能に構成されている。
前記定着処理部1Dは、図3に示すように、金属製の外部筐体80と、前記外部筐体80内に配置された加熱筐体81とを備え、前記加熱筐体81は、断熱材(図示せず)によって上下左右前後の全面から実質的に閉鎖され、この前記加熱筐体81の内部が水平方向に搬送される前記記録媒体Mの加熱領域82として構成されている。
前記加熱領域82には、前記ループ形成ユニット1Cから供給される前記記録媒体Mを搬送する加熱搬送機構83が設けられ、前記加熱搬送機構83は、前記記録媒体Mの搬送方向上流側から順に受入れ搬送ローラ84、第四搬送ローラ群85、前記定着処理部1Dの中心付近に配置された第五搬送ローラ群86、最も下流側に配置された第六搬送ローラ群87とからなり、図示しないステッピングモータと伝動機構によって何れのローラも互いに同期した周速度で回転駆動される。また、各ローラの周面は摩擦係数が高く且つ耐熱性の高いシリコンゴム等の材料で構成されている。
前記加熱領域82には、前記記録媒体Mの搬送面の上方で前記加熱領域82の中央よりも上流寄りに配置された複数の棒状の発熱体88と、前記記録媒体Mの搬送面の上方で前記加熱領域82の中央よりも下流寄りに配置された攪拌用ファン89とからなり、内部の空気を所定の温度(例えば180度前後)に加熱する第一加熱機構91と、前記第四搬送ローラ群85と前記第五搬送ローラ群86の間に配置された第一加熱パネル92と、前記第五搬送ローラ群86と前記第六搬送ローラ群87の間に配置された第二加熱パネル93とからなり、前記記録媒体Mの裏面から接触加熱する第二加熱機構94を備えてあり、これにより加熱された前記記録媒体Mは、定着処理が完結されて機外に設けられたポリエチレン製の膜で形成されたスロープ状の排出シュート95上に排出される。
上述の画像処理システム100は、図1に示すように、汎用のコンピュータ101と、モニタ装置102と、キーボード103及びマウス104と、現像済みの写真フィルムFの画像情報を光電変換するフィルムスキャナ105等を備えて構成され、前記コンピュータ101にはCD−R、MO、コンパクトフラッシュカード、フロッピーディスク等の種々の電子データ記録メディアに記録された画像データ等を読み出すメディアドライブユニット101aが内蔵されている。
前記フィルムスキャナ105により読み取られた写真画像データや電子データ記録メディアから読み出された画像データ等が当該画像処理システム100で編集処理され、通信制御ラインL1を介してプリントデータとして上述の画像形成装置に入力されることにより所定の画像形成動作が起動される。
上述の画像形成装置の制御ブロック構成は、図7に示すように、上述の 前記印字処理部1Aによる印字処理を制御する印字処理制御部200と、上述の前記乾燥処理部1Bによる前記記録媒体Mの乾燥処理を行なう乾燥処理制御部300と、上述の前記ループ形成ユニット1Cによる前記記録媒体Mの搬送蓄積制御を行なうループ制御部400と、上述の前記定着処理部1Dによる定着処理を制御する定着処理制御部500とで構成されている。
前記印字処理制御部200は、マイクロコンピュータ201と、ROM202、RAM203の各メモリと、前記画像処理システム100の前記コンピュータ101との通信インターフェース回路204と、記録媒体Mを副走査方向に搬送する前記駆動ローラ12、前記吸引部15に設けられた吸引ファン、前記プリントヘッド21を主走査方向に往復駆動する駆動機構、インク滴を吐出させる前記プリントヘッド21等に対するドライバ回路205と、前記記録媒体Mの残量、搬送位置、インクカートリッジの残量等の信号入力バッファ回路206等を備えて構成され、前記ROM202に格納された所定のシーケンスプログラム及び入力信号に基づいて各負荷を駆動制御する。
前記ループ制御部400は、マイクロコンピュータ401と、ROM402、RAM403の各メモリと、前記画像処理システム100の前記コンピュータ101との通信インターフェース回路404と、前記第一搬送ローラ41、前記第二搬送ローラ群51,52、前記第三搬送ローラ71、前記受入れガイド板53、前記排出ガイド板73等に対するドライバ回路405と、前記記録媒体Mの搬送位置を検出する複数の信号入力バッファ回路406を備えて構成され、前記ROM402に格納された所定のシーケンスプログラム及び入力信号に基づいて各負荷を駆動制御することにより、上述した前記記録媒体Mを前記第一蓄積部50aでループ状に蓄積制御する第一ループ制御部と、前記記録媒体Mを前記第二蓄積部70aでループ状に蓄積制御する第二ループ制御部として機能する。
前記乾燥処理制御部300及び定着処理制御部500は、ヒータやファンまたは搬送ローラ等に対するドライバ回路301,501と、温度センサ等の信号入力バッファ回路302,502を備えて構成され、前記ループ制御部400に備えたマイクロコンピュータ401により駆動制御される。
コンピュータ101から信号ケーブルL1を介して前記印字処理制御部200にプリントデータが入力されると、前記印字処理制御部200は、前記吸引部15を作動させるとともに前記駆動ローラ12を駆動して前記記録媒体Mを搬送し、前記記録媒体Mの先端が所定位置に到達すると、前記プリントヘッド21を主走査方向に、つまり前記ガイドロッド22に沿って往動させながらプリントデータに基づいて各色のインク滴を吐出し制御して前記記録媒体Mに1ライン分の画像を形成する。その後、前記プリントヘッド21を前記ガイドロッド22の基端側に設定されたホーム位置まで復動させるとともに、前記記録媒体Mを副走査方向に1ライン分搬送する。このような動作を繰り返すことにより前記記録媒体M上にインク滴によるカラー画像が形成される。
上述した印字制御時の前記印字搬送部10による前記記録媒体Mの搬送パターンは、プリントデータに含まれる印字制御データ、つまり、前記記録媒体Mの長さ、前記プリントヘッド21の走査距離を規定する印字幅サイズ、副走査方向の1ラインの搬送量を規定する解像度、1ラインを印字するためにヘッドが往復する回数を規定するパス数(本印字処理部では8パスまたは16パスの何れかに設定される)、同一ラインを重ね塗りする回数を規定する塗り数(本印字処理部では一回または二回の何れかに設定される)の何れかまたはそれらの組合せに基づいて決定される所定インタバルの間歇駆動パターンとして表される。
前記印字処理部1Aの前記駆動ローラ12による搬送力で間歇搬送されながら排出される前記記録媒体Mは、下流側の前記乾燥処理部1Bにおいて表面から温風が吹きつけられてインクの乾燥処理が施された後に前記ループ形成ユニット1Cに導かれる。
前記印字処理制御部200と前記ループ制御部400との間にはローカル通信ラインL2が接続され、前記印字処理制御部200から前記ループ制御部400に、印字制御データ(記録媒体の長さ、印字幅サイズ、解像度、パス数、塗り数)、印字開始信号、及び印字終了後の記録媒体Mの後端切断タイミング信号等が送信され、前記ループ制御部400から前記印字処理制御部200には、記録媒体Mの受入許容信号(レディー/ビジー信号)等が送信される。
従って、前記印字処理制御部200は、前記ループ制御部400からの受入許容信号の受信を条件として、所定のタイミングで新たな記録媒体Mへの印字処理を開始するように構成され、前記ループ制御部400は、前記印字処理制御部200からの印字制御データ(記録媒体の長さ、印字幅サイズ、解像度、パス数、塗り数)、印字開始信号、及び後端切断タイミング信号に基づいて以下に詳述するループ制御を行なうように構成されている。
図8から図10に示すように、前記ループ制御部400は、前記印字処理制御部200から受信した印字制御データに基づいて(S10)、一枚の記録媒体Mを前記第一搬送部50及び前記第二搬送部70に略等量に分割してループ状に蓄積するように制御する第一蓄積モードか、前記第一搬送部50及び前記第二搬送部70に個別にループ状に蓄積するように制御する第二蓄積モードかを決定し(S11)、記録媒体Mを受入可能な状態であれば(S12)、前記印字処理制御部200に受入許容信号(レディー信号)を送信して(S13)、前記印字処理制御部200からの印字開始信号の受信を待ち(S15)、記録媒体Mを受入可能な状態で無ければ(S12)、前記印字処理制御部200に受入禁止信号(ビジー信号)を送信して受入可能な状態を待つ(S14)。
ここに、本実施形態では、記録媒体Mの長さが2.5m以上の場合に第一蓄積モードに、2.5m未満の場合に第二蓄積モードに決定されるものとして説明するが、何れのモードに決定されるかの閾値は2.5mに限定されるものではなく、現実の装置の大きさ等の仕様に基づいて決定されるものである。
前記印字処理制御部200から印字開始信号が送信されると(S15)、アクノリッジとして受入禁止信号(ビジー信号)を出力して(S16)、ループ制御を開始する。ステップS11で第一蓄積モードに決定されているときには(S17)、第一搬送ローラ41を前記印字処理部1Aによる記録媒体Mの平均送り速度よりも僅かに低い速度で駆動し、前記第二搬送ローラ51,52を前記平均送り速度よりも十分に低い第一搬送速度で駆動するとともに、前記第三搬送ローラ71を前記定着処理部1Dの処理速度とほぼ等しい速度で駆動する(S18,S19,S20)。
ここで、第一搬送速度は、前記第二搬送ローラ51,52を連続駆動して、一枚の記録媒体Mを前記第一搬送部50及び前記第二搬送部70に略等量に分割してループ状に蓄積するために必要な搬送速度で、前記印字処理部1Aによる記録媒体Mの平均送り速度と記録媒体Mの長さに基づいて演算導出され、或いは記録媒体Mの平均送り速度と記録媒体Mの長さに基づいて予め設定されたテーブルデータに基づいて決定されることが可能な値で、前記第一搬送ローラ41による搬送速度の略1/2の搬送速度である。
前記印字処理部1Aから記録媒体Mの先端が送り出され、その先端が前記第二搬送ローラ51に到達したことがセンサS2による記録媒体Mの検出からの経過時間に基づいて判断されると(S21)、図5(a),(b)に示すように、前記受入ガイド板53を揺動開放して第一蓄積部50aに記録媒体Mの蓄積を許容し(S22)、さらにその先端が前記第三搬送ローラ71に到達したことがセンサS3による記録媒体Mの検出からの経過時間に基づいて判断されると(S23)、図5(c)に示すように、前記第三搬送ローラ71を停止させるとともに前記排出ガイド板73を揺動開放して第二蓄積部70aに記録媒体Mの蓄積を許容する(S24,S25)。
このようにして記録媒体Mの先端が前記第三搬送ローラ71に挟持された後に、前記第一搬送ローラ41及び第二搬送ローラ51,52により搬送されることにより、図5(d)に示すように、前記第一蓄積部50a及び第二蓄積部70aで略等しいループ量となるように蓄積される。これにより、長尺の記録媒体Mであっても、ループ制御部400により第一搬送部50及び前記第二搬送部70に略等量に分割して蓄積することにより、自重による接触圧が低減され、記録媒体Mの印字面が互いに接触する場合であっても、転写による画像の乱れが発生することが無くなる。
前記印字処理部1Aで記録媒体Mの後端が切断されて、後端切断タイミング信号を受信した後に、図6(a)に示すように、前記第一搬送ローラ41の上流側に配置されたセンサS1で後端が検出されると(S26)、前記第三搬送ローラ71を駆動して記録媒体Mを前記定着処理部1Dに供給開始すると同時に前記第二搬送ローラ51,52を逆転駆動して所定時間だけ上流側に移送する(S27,S28)。
このときの第二搬送ローラ51,52の搬送速度は、前記第三搬送ローラ71の搬送速度または前記第一搬送ローラ41の搬送速度のいずれか、またはその中間の値に設定され、駆動時間は記録媒体Mが数十cm程度逆送される時間である。具体的には記録媒体Mの長さに基づいて設定されるものである。図6(b)に示すように、これにより、第三搬送ローラ71を駆動して第二搬送部70で蓄積された記録媒体Mの先端を定着処理部1Dに搬送すると同時に、第二搬送ローラ51,52を逆転駆動して所定長さだけ第一搬送部50に向けて逆搬送することにより、接触している印字面を同方向に搬送してインクの転写を回避すると同時に、接触面を互いに引き離すことができるので、インクの転写を回避し、且つ、濃度ムラの発生を回避することができるようになるのである。
さらに、記録媒体Mの後端が第一搬送ローラ41を通過すると、自重で落下する部位の印字面が第二搬送ローラ51の近傍の印字面に貼り付き、或いは、印字面同士が接触するが、図6(c)に示すように、このときに第二搬送ローラ51,52を逆転駆動すると、互いの接触部位が同方向に移動することになり、インクの転写の虞を解消することができ、さらには、第二搬送ローラ51,52により逆方向に搬送される記録媒体Mの部位が当該記録媒体Mの後端側が離間する方向に作用して、印字面の貼り付きを解消することができるようになるのである。
所定量の逆搬送が終了すると(S29)、前記第二搬送ローラ51,52を第二搬送速度で正転駆動して下流側に搬送する(S30)。ここに、第二搬送速度は前記第一搬送速度よりも高速に設定され、少なくとも前記第三搬送ローラ71の搬送速度と同程度の搬送速度に設定される。
記録媒体Mの後端が第三搬送ローラ71を通過すると(S31)、前記第一搬送ローラ41、第二搬送ローラ51,52、第三搬送ローラ71を停止するとともに(S32)、前記受入ガイド板53と排出ガイド板73を初期位置に復帰させて(S33)、二枚目の記録媒体Mに対する受入可能状態に移行する(S34)。尚、前記ループ制御部400は、センサS1により記録媒体Mの後端が検出された後の所定時間後に前記第一搬送ローラ41を停止させて後端を保持するとともに、前記第二搬送ローラ51,52による逆搬送時に前記第一搬送ローラ41を駆動するように構成してもよい。
上述したように、記録媒体Mを挟持した状態では第二搬送ローラ51,52は常に駆動され、停止することが無いように制御されている。これは、ローラが停止したときにローラの圧接力が記録媒体M上の印字画像に影響を与え、その部位が他の部位に比較して濃度が薄くなるという問題を回避するための制御である。
記録媒体Mの長さが2.5mよりも短く、上述のステップS11で第二蓄積モードに決定されているときには(S17)、前記第一搬送ローラ41及び第二搬送ローラ51,52を駆動して(S35)、記録媒体Mの先端が前記第二搬送ローラ51に到達したことがセンサS2による記録媒体Mの検出からの経過時間に基づいて判断されると(S36)、前記受入ガイド板53を揺動開放するとともに前記第二搬送ローラ51,52を停止させて(S37,S38)、前記第一蓄積部50aに記録媒体Mをループ状に蓄積する。
記録媒体Mの後端が前記第一搬送ローラ41を通過したことが、センサS1による後端検出からの経過時間により判断されると(S39)、前記第二搬送ローラ51,52を駆動するとともに前記第三搬送ローラ71を駆動して(S40)、第一蓄積部50aに蓄積された記録媒体Mを第二蓄積部70aに移送する。
記録媒体Mの先端が前記第三搬送ローラ71に到達したことがセンサS3による先端検出からの経過時間により判断されると(S41)、前記排出ガイド板73を揺動開放するとともに、前記第三搬送ローラ71を停止させて(S42,S43)、第二蓄積部70aに蓄積する。記録媒体Mの後端が前記第二搬送ローラ51,52を通過して完全に第二蓄積部70aに移送されると(S44)、二枚目の記録媒体Mの受入可能状態に移行し(S45)、前記第三搬送ローラ71を駆動して前記第二蓄積部70aに蓄積された記録媒体Mを前記定着処理部1Dに向けて搬送する(S46)。
つまり、長尺の記録媒体Mに対しては、第一及び第二蓄積部50a,70aを用いて一枚の記録媒体Mを蓄積することで、インクの転写ノイズの発生等の不都合を回避し、転写ノイズの発生の虞の無い短尺の記録媒体Mに対しては、第一及び第二蓄積部50a,70aの双方に各別に記録媒体Mを蓄積することで、処理効率を上げることができるようになるものであるが、記録媒体Mを前記第一搬送部50及び前記第二搬送部70に略等量に分割してループ状に蓄積する第一蓄積モードで制御されるものであれば、第二蓄積モードを備えていないものであってもよいことはいうまでも無い。
1:画像形成装置
1A:印字処理部
1C:ループ形成ユニット
1D:定着処理部
10:印字搬送部
20:印字部
41:第一搬送ローラ
50:第一搬送部
50a:第一蓄積部
51,52:第二搬送ローラ
70:第二搬送部
70a:第二蓄積部
71:第三搬送ローラ
400:ループ制御部
M:記録媒体
1A:印字処理部
1C:ループ形成ユニット
1D:定着処理部
10:印字搬送部
20:印字部
41:第一搬送ローラ
50:第一搬送部
50a:第一蓄積部
51,52:第二搬送ローラ
70:第二搬送部
70a:第二蓄積部
71:第三搬送ローラ
400:ループ制御部
M:記録媒体
Claims (7)
- シート状の記録媒体にインク滴を吐出して画像を形成する印字部を有する印字処理部と、印字処理された記録媒体を加熱して定着処理する定着処理部と、前記印字処理部と前記定着処理部の間に設けられ、前記記録媒体をループ状に蓄積することによって前記印字処理部と前記定着処理部における前記記録媒体の処理速度差を吸収しながら搬送するループ形成ユニットを備えて構成してある画像形成装置であって、
前記印字処理部から排出される前記記録媒体を受入れ搬送する第一搬送ローラ及び第二搬送ローラでなる第一搬送部と、前記第一搬送部により搬送された前記記録媒体を前記定着処理部に搬送する前記第二搬送ローラと第三搬送ローラでなる第二搬送部と、前記第一及び第二搬送ローラ間及び前記第二及び第三搬送ローラ間で前記記録媒体をループ状に蓄積するように前記第一搬送部と前記第二搬送部を制御するループ制御部を設けて前記ループ形成ユニットを構成し、
前記ループ制御部は、一枚の記録媒体を前記第一搬送部及び前記第二搬送部に略等量に分割してループ状に蓄積するように制御する画像形成装置。 - 前記ループ制御部は、前記記録媒体の長さに基づいて、一枚の記録媒体を前記第一搬送部及び前記第二搬送部に略等量に分割してループ状に蓄積するように制御するか、前記第一搬送部及び前記第二搬送部に個別にループ状に蓄積するように制御するかを切替える請求項1記載の画像形成装置。
- 前記ループ制御部は、前記印字処理部から排出される前記記録媒体の平均搬送速度よりも低い第一搬送速度で前記第二搬送ローラを連続駆動することにより、一枚の記録媒体を前記第一搬送部及び前記第二搬送部に同時にループ状に蓄積するように制御する請求項1または2記載の画像形成装置。
- 前記ループ制御部は、前記第三搬送ローラを駆動して前記第二搬送部で蓄積された前記記録媒体の先端を前記定着処理部に搬送すると同時に、前記第二搬送ローラを逆転駆動して所定長さだけ前記第一搬送部に向けて逆搬送する請求項1から3の何れかに記載の画像形成装置。
- 前記ループ制御部は、前記記録媒体の後端が前記第一搬送ローラを通過する前の所定のタイミングで前記逆転駆動する請求項4記載の画像形成装置。
- 前記ループ制御部は、前記記録媒体の後端を前記第一搬送ローラで保持するとともに、前記逆搬送時に前記第一搬送ローラを駆動する請求項4記載の画像形成装置。
- 前記ループ制御部は、前記逆転駆動の後に前記第二搬送ローラを前記第一搬送速度よりも速い第二搬送速度で正転駆動する請求項4から6の何れかに記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
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JP2004227080A JP2006044008A (ja) | 2004-08-03 | 2004-08-03 | 画像形成装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2015198994A1 (ja) * | 2014-06-24 | 2015-12-30 | 富士通コンポーネント株式会社 | プリンタ装置 |
JP2018010319A (ja) * | 2017-10-05 | 2018-01-18 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置および画像形成システム |
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2004
- 2004-08-03 JP JP2004227080A patent/JP2006044008A/ja active Pending
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US9902176B2 (en) | 2014-06-24 | 2018-02-27 | Fujitsu Component Limited | Printer |
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