JP2003191452A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP2003191452A
JP2003191452A JP2001397510A JP2001397510A JP2003191452A JP 2003191452 A JP2003191452 A JP 2003191452A JP 2001397510 A JP2001397510 A JP 2001397510A JP 2001397510 A JP2001397510 A JP 2001397510A JP 2003191452 A JP2003191452 A JP 2003191452A
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JP2001397510A
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Takashi Muramatsu
隆 村松
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドット径を安定させて高画質な印字品質で印
字を行いながら加熱による定着を行い、かつ印字時間へ
の影響や無駄な消費エネルギーを抑えたインクジェット
記録装置を提供することにある。 【解決手段】 定着手段による定着中に、次ページの印
字を行っている時には、該次ページの印字モードに基づ
いて、前記定着手段により印加する熱を制御する制御手
段を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方式は、記録ヘッド
から微小なインク液滴を射出し、紙などの記録媒体に付
着させることによりドットを形成し、画像・文字等の記
録を行うものである。騒音が少なく、現像や定着等のプ
ロセスを必要とせず、且つ容易にフルカラー記録が行え
ることから、各種プリンター、ファクシミリ、コンピュ
ータ端末等さまざまな分野に急速に普及している。
【0003】特に、近年においては、大判印刷対応のプ
リンターでは、高画質フルカラー化のために、前記イン
クジェット記録方式を採ったインクジェット記録装置の
採用に拍車がかかってきた。また、これら大判の印刷物
は、屋外で使用されるポスターに用いられる。従って、
これらの印字物は、耐光性があり、褪色しにくいことが
要求されるようになった。
【0004】そこで、非吸収性記録媒体に水性インクを
記録する場合に、加熱手段を用いて記録媒体に付着した
インクの乾燥と乾燥に伴う記録媒体への定着を促進する
ことが有効である。
【0005】また、インクに熱可塑性樹脂の粒子を含有
する場合には加熱による定着がさらに有効である。特に
熱可塑性樹脂のTg(ガラス転移点温度)以上に加熱し
た場合には、さらに優れた定着性が得られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに加熱して定着する場合に、ドット径等が変化して画
質を損ねる場合、また、印字時間が長くなってしまうこ
とや消費するエネルギーが大きくなってしまう場合があ
る。
【0007】また、熱による定着を行った場合の安全性
を考慮する必要がある。
【0008】そこで本発明の目的は、ドット径を安定さ
せて高画質な印字品質で印字を行いながら加熱による定
着を行い、かつ印字時間への影響や無駄な消費エネルギ
ーを抑えたインクジェット記録装置を提供することにあ
る。
【0009】また、加熱による定着を安全に行うことに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、記録媒体と、該記録媒体
を搬送する搬送手段と、印字を行う以前に前記記録媒体
を所定の温度に保つ予熱手段と、前記記録媒体の搬送方
向に交差する方向に往復移動してインクを吐出して印字
を行う記録ヘッドと、前記印字された記録媒体に対して
熱を印加して前記記録媒体に前記インクを定着する定着
手段と、を有するインクジェット記録装置であって、前
記予熱手段の温度を検知する予熱温度検知手段と、前記
予熱温度検知手段が、前記予熱手段の温度が前記所定の
温度より低いと検知したときは、前記予熱手段の温度を
所定の温度まで上昇させ、さらに、所定の温度に達して
から所定の時間が経過するまでは、印字を行わないよう
に制御する制御手段と、を有することを特徴としてい
る。
【0011】また、請求項2記載の発明は、記録媒体
と、該記録媒体を搬送する搬送手段と、印字を行う以前
に前記記録媒体を所定の温度に保つ予熱手段と、前記記
録媒体の搬送方向に交差する方向に往復移動してインク
を吐出して印字を行う記録ヘッドと、前記印字された記
録媒体に対して熱を印加して前記記録媒体に前記インク
を定着する定着手段と、を有するインクジェット記録装
置であって、前記記録媒体の設置状態の変化を検知する
設置状態検知手段と、前記設置状態検知手段が、前記記
録媒体の設置状態変化を検知したときは、所定の時間を
経過するまでは、印字を行わないように制御する制御手
段と、を有することを特徴としている。
【0012】また、請求項3記載の発明は、記録媒体
と、該記録媒体を搬送する搬送手段と、印字を行う以前
に前記記録媒体を所定の温度に保つ予熱手段と、前記記
録媒体の搬送方向に交差する方向に往復移動してインク
を吐出して印字を行う記録ヘッドと、前記印字された記
録媒体に対して熱を印加して前記記録媒体に前記インク
を定着する定着手段と、を有するインクジェット記録装
置であって、前記記録媒体の設置状態の変化を検知する
設置状態検知手段と、前記予熱手段の温度を検知する予
熱温度検知手段と、前記設置状態検知手段が、前記記録
媒体の設置状態変化を検知したときに、前記予熱温度検
知手段が、前記予熱手段の温度が前記所定の温度と検知
したときは、所定の時間を経過するまでは、印字を行わ
ないように制御し、前記記録媒体の設置状態変化を検知
したときに、前記予熱温度検知手段が、前記予熱手段の
温度が前記所定の温度より低いと検知したときは、前記
予熱手段の温度を所定の温度まで上昇させ、さらに、所
定の温度に達してから所定の時間が経過するまでは、印
字を行わないように制御する制御手段と、を有すること
を特徴としている。
【0013】また、請求項4記載の発明は、前記設置状
態の変化は、少なくとも前記記録媒体の交換、前記記録
媒体の再設置、または、前記搬送手段による高速での搬
送のいずれかであることを特徴としている。
【0014】また、請求項5記載の発明は、記録媒体
と、該記録媒体を搬送する搬送手段と、印字を行う以前
に前記記録媒体を所定の温度に保つ予熱手段と、前記記
録媒体の搬送方向に交差する方向に往復移動してインク
を吐出して印字を行う記録ヘッドと、前記印字された記
録媒体に対して熱を印加して前記記録媒体に前記インク
を定着する定着手段と、を有するインクジェット記録装
置であって、前記記録ヘッドが移動を開始して、印字お
よび印字以外の移動を終了し、再度ヘッドが移動を開始
するまでの時間と、前記記録ヘッドが移動を開始して、
印字および印字以外の移動を終了し、再度ヘッドが移動
を開始するまでの間に搬送される前記記録媒体の搬送量
とに基づいて、前記定着手段により印加する単位時間当
たりの熱量を制御する制御手段を有することを特徴とし
ている。
【0015】また、請求項6記載の発明は、記録媒体
と、該記録媒体を搬送する搬送手段と、印字を行う以前
に前記記録媒体を所定の温度に保つ予熱手段と、前記記
録媒体の搬送方向に交差する方向に往復移動してインク
を吐出して印字を行う記録ヘッドと、前記印字された記
録媒体に対して熱を印加して前記記録媒体に前記インク
を定着する定着手段と、を有するインクジェット記録装
置であって、前記記録ヘッドの移動速度と、前記記録媒
体の搬送量の少なくともいずれか1つを変更して行う複
数の印字モードを有し、次ページの印字を行っている時
の前記定着手段による定着を、前記次ページの前記印字
モードに基づいて、前記定着手段により印加する単位時
間当たりの熱量を制御する制御手段を有することを特徴
としている。
【0016】また、請求項7記載の発明は、記録媒体
と、該記録媒体を搬送する搬送手段と、印字を行う以前
に前記記録媒体を所定の温度に保つ予熱手段と、前記記
録媒体の搬送方向に交差する方向に往復移動してインク
を吐出して印字を行う記録ヘッドと、前記印字された記
録媒体に対して熱を印加して前記記録媒体に前記インク
を定着する定着手段と、を有するインクジェット記録装
置であって、1ページの印字が終了したら、前記定着手
段の印加する単位時間当たりの熱量を大きくし、前記搬
送手段による前記記録媒体の搬送速度を単位時間当たり
の熱量に応じて速くして定着を行うように制御する制御
手段を有することを特徴としている。
【0017】また、請求項8記載の発明は、記録媒体
と、該記録媒体を搬送する搬送手段と、印字を行う以前
に前記記録媒体を所定の温度に保つ予熱手段と、前記記
録媒体の搬送方向に交差する方向に往復移動してインク
を吐出して印字を行う記録ヘッドと、前記印字された記
録媒体に対して熱を印加して前記記録媒体に前記インク
を定着する定着手段と、を有するインクジェット記録装
置であって、印字エラーを検知する印字エラー検知手段
と、印字中に、前記印字エラー検知手段が、印字エラー
を検知した時は、印字を中止し、前記定着手段の印加す
る単位時間当たりの熱量を大きくし、前記単位時間当た
りの熱量に応じて前記搬送手段による前記記録媒体の搬
送速度を速くして定着を行うように制御する制御手段を
有することを特徴としている。
【0018】また、請求項9記載の発明は、記録媒体
と、該記録媒体を搬送する搬送手段と、印字を行う以前
に前記記録媒体を所定の温度に保つ予熱手段と、前記記
録媒体の搬送方向に交差する方向に往復移動してインク
を吐出して印字を行う記録ヘッドと、前記印字された記
録媒体に対して熱を印加して前記記録媒体に前記インク
を定着する定着手段と、を有するインクジェット記録装
置であって、印字エラーを検知する印字エラー検知手段
と、印字中に、前記印字エラー検知手段が、印字エラー
を検知した時は、印字を中止し、前記定着手段による熱
印加を中止し、前記搬送手段による前記記録媒体の搬送
速度を速くして搬送するように制御する制御手段を有す
ることを特徴としている。
【0019】また、請求項10記載の発明は、記録媒体
と、該記録媒体を搬送する搬送手段と、印字を行う以前
に前記記録媒体を所定の温度に保つ予熱手段と、前記記
録媒体の搬送方向に交差する方向に往復移動してインク
を吐出して印字を行う記録ヘッドと、前記印字された記
録媒体に対して熱を印加して前記記録媒体に前記インク
を定着する定着手段と、を有するインクジェット記録装
置であって、印字エラーを検知する印字エラー検知手段
と、印字中に、前ページの定着を行っている時に、前記
印字エラー検知手段が、印字エラーを検知した場合は、
印字を中止し、前記定着手段の印加する単位時間当たり
の熱量を大きくし、前記単位時間当たりの熱量に応じて
前記搬送手段による前記記録媒体の搬送速度を速くして
定着を行い、前ページの定着が終了したら前記定着手段
による熱印加を中止して搬送を続けるように制御する制
御手段を有することを特徴としている。
【0020】また、請求項11記載の発明は、前記印字
エラーは、少なくとも記録媒体無し、インク無し、また
は、データ転送エラーのいずれかであることを特徴とし
ている。
【0021】また、請求項12記載の発明は、記録媒体
と、該記録媒体を搬送する搬送手段と、印字を行う以前
に前記記録媒体を所定の温度に保つ予熱手段と、前記記
録媒体の搬送方向に交差する方向に往復移動してインク
を吐出して印字を行う記録ヘッドと、前記印字された記
録媒体に対して熱を印加して前記記録媒体に前記インク
を定着する定着手段と、を有するインクジェット記録装
置であって、前記搬送手段は、前記予熱手段の上流に位
置する搬送ローラを含み、前記搬送ローラのさらに上流
に、記録媒体の後端を検知する記録媒体後端検知手段
と、印字中に、前記記録媒体後端検知手段が、前記記録
媒体後端を検知した時は、印字を中止し、前記記録媒体
後端が前記搬送ローラに達するまで定着を行いつつ前記
記録媒体を搬送し、さらに、前記定着手段による熱印加
を中止した後、前記搬送手段により前記記録媒体を所定
時間保持するように制御する制御手段を有することを特
徴としている。
【0022】また、請求項13記載の発明は、記録媒体
と、該記録媒体を搬送する搬送手段と、印字を行う以前
に前記記録媒体を所定の温度に保つ予熱手段と、前記記
録媒体の搬送方向に交差する方向に往復移動してインク
を吐出して印字を行う記録ヘッドと、前記印字された記
録媒体に対して熱を印加して前記記録媒体に前記インク
を定着する定着手段と、を有するインクジェット記録装
置であって、前記搬送手段は、前記予熱手段の上流に位
置する搬送ローラを含み、前記搬送ローラのさらに上流
に、記録媒体の後端を検知する記録媒体後端検知手段
と、定着中に、前記記録媒体後端検知手段が、前記記録
媒体後端を検知した時は、前記記録媒体後端が前記搬送
ローラに達するまで定着を行いつつ前記記録媒体を搬送
し、さらに、前記定着手段による熱印加を中止した後、
前記搬送手段により前記記録媒体を所定時間保持するよ
うに制御する制御手段を有することを特徴としている。
【0023】また、請求項14記載の発明は、前記記録
媒体後端が前記搬送ローラに達するまで定着は、前記定
着手段の印加する単位時間当たりの熱量を大きくして、
前記単位時間当たりの熱量に応じた前記搬送手段による
前記記録媒体の搬送速度で行うことを特徴としている。
【0024】また、請求項15記載の発明は、記録媒体
と、該記録媒体を搬送する搬送手段と、印字を行う以前
に前記記録媒体を所定の温度に保つ予熱手段と、前記記
録媒体の搬送方向に交差する方向に往復移動してインク
を吐出して印字を行う記録ヘッドと、前記印字された記
録媒体に対して熱を印加して前記記録媒体に前記インク
を定着する定着手段と、を有するインクジェット記録装
置であって、前記搬送手段は、前記予熱手段の上流に位
置する搬送ローラを含み、前記搬送ローラのさらに上流
に、記録媒体の後端を検知する記録媒体後端検知手段
と、印字中に、前記記録媒体後端検知手段が、前記記録
媒体後端を検知した時は、印字と、前記定着手段による
熱印加とを中止した後、前記搬送手段により前記記録媒
体を所定時間保持するように制御する制御手段を有する
ことを特徴としている。
【0025】また、請求項16記載の発明は、記録媒体
と、該記録媒体を搬送する搬送手段と、印字を行う以前
に前記記録媒体を所定の温度に保つ予熱手段と、前記記
録媒体の搬送方向に交差する方向に往復移動してインク
を吐出して印字を行う記録ヘッドと、前記印字された記
録媒体に対して熱を印加して前記記録媒体に前記インク
を定着する定着手段と、を有するインクジェット記録装
置であって、前記搬送手段は、前記予熱手段の上流に位
置する搬送ローラを含み、前記搬送ローラのさらに上流
に、記録媒体の後端を検知する記録媒体後端検知手段
と、定着中に、前記記録媒体後端検知手段が、前記記録
媒体後端を検知した時は、前記定着手段による熱印加と
を中止した後、前記搬送手段により前記記録媒体を所定
時間保持するように制御する制御手段を有することを特
徴としている。
【0026】また、請求項17記載の発明は、装置内の
温度を検知する装置内温度検知手段を有し、前記所定の
時間は、前記装置内温度検知手段に基づいて決められる
ことを特徴としている。
【0027】
【発明の実施の形態】(概略説明)先ず、本発明のイン
クジェット記録装置の全体の概略構成について、図1を
参照して説明する。図1は、本例のインクジェット記録
装置の本体の概略機械構成を示す断面図である。
【0028】本例のインクジェット記録装置は、図1に
示すように、記録媒体1と、記録媒体1のエンドを検知
するエンド検知センサ2(記録媒体後端検知手段)と、
記録媒体1の先端を検知するペーパセンサ16と、記録
媒体1を挟持し副走査方向Yに搬送またはYとは逆方向
に戻す搬送ローラ3と、記録媒体1の予熱を行うプレヒ
ータ4(予熱手段)と、キャリッジ5と、このキャリッ
ジ5を主走査方向X(図1の手前から奥、または奥から
手前)に沿って移動案内するキャリッジレール6と、記
録媒体1を幅方向に切断するためのカッタ7と、インク
の定着を行う定着ヒータ8(定着手段)と、記録媒体を
冷却する冷却ファン9と、排紙ガイド10と、巻き取り
部11と、巻き取り部11を使用しない場合に排紙され
た記録媒体1収納する記録媒体受け12と、機内温度セ
ンサ13(装置内温度検知手段)とを含んで構成され
る。また、これらの巻き取り部11と記録媒体受け12
を除く構成部材は、図示しない外装カバー14によって
囲われ、使用者が容易に触ることができないようになっ
ている。また、外装カバー14は、ヒンジ等で本体に連
結し、ラッチ等で保持され開閉可能に構成され、図示し
ない外装カバー14はカバーセンサ141で開閉を検知
されている。
【0029】記録媒体1は、インク吸着層が露出した面
にしてロール状に巻かれ、図示しない保持手段により保
持され、搬送ローラ3により、引き出されつつ搬送され
る。
【0030】エンド検知センサ2は、反射形センサ等で
構成され、記録媒体1の後端が、通過したときに検知を
行うようになっている。
【0031】ペーパセンサ16は、反射形センサ等で構
成され、記録媒体1の先端が、通過したときに検知を行
うようになっている。
【0032】搬送ローラ3は、駆動ローラと従動ローラ
のローラ対で構成され、記録媒体1を挟持し、駆動ロー
ラは動力伝達手段と駆動モータ等で構成される図示しな
い搬送ローラ駆動手段1005によって回動し、記録媒
体1を副走査方向(Y方向)の前後に搬送する。また、
従動ローラは、図示しない付勢手段により、駆動ローラ
に加圧され、図示しない解除機構により、加圧を解除
し、記録媒体1を解放することが可能である。このよう
に記録媒体1を解放して、記録媒体1の交換やセット、
または、記録媒体1のジャム解除を容易に行えるように
なっている。また、付勢されているか否か検知する、す
なわち記録媒体1の交換やセット、または、記録媒体1
のジャム解除等を検知する図示しないローラ解除センサ
31を備えている。搬送手段は、搬送ローラ3と搬送ロ
ーラ駆動手段1005によって構成される。
【0033】プレヒータ4は、図2に示すように、ヒー
トシンク41と、ヒータ等を用いた予熱ヒータ42およ
びヒートシンク41の温度を検知するためのサーミスタ
等の温度センサからなる予熱センサ43(予熱温度検知
手段)で構成され、ヒートシンク41は、予熱センサ4
3の検知に基づいて制御される予熱ヒータ42の作用に
より所定の温度に保たれ、また、ヒートシンク41の記
録媒体1側は、記録媒体1のガイド面を有し、ガイド面
は記録媒体1と密着するようになっているので、所定の
時間以上記録媒体1を密着させることにより、記録媒体
1を所定の温度に保つことができる。また、所定の時間
とは、記録媒体1がヒートシンク41に密着しながら最
も速い印字搬送速度で搬送され、キャリッジ5の手前に
達するまでの時間であり、この間に所定の温度に達する
ようになっている。当然の如く、遅い印字搬送速度の記
録媒体1の搬送時には、記録媒体1は、さらに手前で所
定の温度に達し、所定の温度に保たれたままキャリッジ
5の手前に達する。また、予熱ヒータ42は、赤外線を
照射するものなど適宜の形態のものを用いることができ
る。
【0034】キャリッジ5には、例えば4色の各色のイ
ンクが各々貯留されるインクタンク52(図示せず)、
及び各インクタンク52のインクを記録紙1に吐出し印
字を行う記録ヘッド51(図示せず)が搭載されいる。
各記録ヘッド51にはインクが吐出する複数のノズル5
11が設けられている。また、各色ごとにインクタンク
と記録ヘッドが一体となったカートリッジ形式でキャリ
ッジ5に搭載されていて、インクタンク52中のインク
の有無はインクセンサ55(図示せず)で検知されてい
る。
【0035】また、キャリッジ5は、記録ヘッド51が
記録媒体1と対向するようにキャリッジレール6と移動
可能に係合し、さらに図示しないキャリッジ移動手段5
3(例えばワイヤとプーリで構成される移動手段)と連
結され、さらにキャリッジ移動手段53は、動力伝達手
段と駆動モータ等で構成される図示しないキャリッジ駆
動手段1004で駆動される。このような構成の作用に
より、キャリッジ5はキャリッジレール6に沿って、主
走査方向Xに移動する。また、キャリッジ5の位置は、
図示しないセンサまたはリニアエンコーダ等のキャリッ
ジ位置検知手段54で検知され、その検知に基づき移動
しつつ、記録媒体1上に記録ヘッド51からインクを噴
射し、印字を行う。
【0036】また、キャリッジ5には、カッタ7が付設
され、カッタ7は図示しない揺動手段71で、記録媒体
1を切断可能な位置まで移動し、キャリッジ5を主走査
方向Xに移動させることにより、記録媒体1を切断す
る。
【0037】定着ヒータ8は、記録媒体1が定着範囲を
通過する間に加熱して所定の熱量を印加する定着熱源8
1とリフレクターを兼ねた定着カバー82と定着熱源8
1付近の温度を検知して定着熱源81の出力状態を判断
するためのサーミスタ等の温度センサからなる定着セン
サ83からなる。また、印字モード等によって記録媒体
1の印字搬送速度が異なるので、印字搬送速度により記
録媒体1の定着範囲を通過する時間が変化するため、記
録媒体1が定着範囲を通過したときに、常に所定の熱量
が印加されるように印字搬送速度に対応して、定着熱源
81の出力する単位時間当たりの熱量を変更して熱の印
加を行う。定着熱源81の出力する単位時間当たりの熱
量は、少なくとも記録媒体1が最も速い印字搬送速度で
搬送される場合にも所定の熱量を印加できる単位時間当
たりの熱量であり、定着熱源81の出力が、最も速い印
字搬送速度で搬送される場合にも所定の熱量を印加でき
る単位時間当たりの熱量より大きい単位時間当たりの熱
量であれば、記録媒体1の搬送速度を最も速い印字搬送
速度より速くして定着できる。定着熱源81は、赤外線
を照射するや熱を放射するものなど適宜の形態のものを
用いることができる。
【0038】冷却ファン9は、定着ヒータ8によって加
熱された記録媒体1を冷却するためのものである。上記
のように記録媒体1を最も速い印字搬送速度より搬送速
度にして定着を行う場合には、記録媒体1がその搬送速
度で搬送され排紙口に達する前に十分冷却されるように
冷却する。従って、記録媒体1が、その搬送速度より遅
い印字搬送速度で搬送される場合には、冷却ファン9を
使用せず、自然冷却できる場合もある。また、定着終了
から排紙口までの搬送路が十分長く、自然冷却で十分冷
却される場合には、言うまでもなく、この冷却ファン9
は、無くても良い。
【0039】排紙ガイド10は、排紙口を形成し、未冷
却の記録媒体1に容易に触れないようになっている。
【0040】巻き取り部11は、記録媒体1を巻き取る
ボビン111と、ボビンを回転させる図示しない動力伝
達手段と駆動モータ等で構成されるボビン駆動手段10
06と、記録媒体の1弛み量を検知する弛みセンサ11
2とを含んで構成される。弛みセンサ112は、記録媒
体1の弛み量を検知するためのもので、反射形センサ等
で構成され、所定の弛み量を超えた場合に検知できるよ
うになっている。
【0041】記録媒体1がY方向に搬送されるときに
は、ボビン駆動手段1006は、記録媒体1の弛み量が
所定の弛み量を超えたことを弛みセンサ112が検知し
た場合に動作し、記録媒体1を巻き取る方向にボビン1
11を回転させ、所定の弛み量となったら動作を止める
ように制御される。記録媒体1がYとは逆方向に搬送さ
れるときには、ボビン駆動手段1006は、記録媒体1
の弛み量が所定の弛み量以下になったことを弛みセンサ
112が検知した場合に動作し、記録媒体1が弛む方向
にボビン111を回転させ、所定の弛み量となったら動
作を止めるように制御される。
【0042】記録媒体受け12は、使用者が巻き取り部
11を使用しない場合に排紙されてくる記録媒体1を受
けるためのもので、十分な容量がある。または、1ペー
ジ毎に記録媒体1をカットしながら、印字を行う場合
に、記録媒体1を受けるためのもので、カットされた記
録媒体1は自重で落下し、記録媒体受け12に収まる。
【0043】機内温度センサ13は、装置内部の雰囲気
温度を検知するセンサでサーミスタ等の温度センサから
なる。
【0044】ここで、印字搬送速度について説明する。
本実施の形態において、印字は、キャリッジ5が移動を
開始し、待機位置から印字位置間の移動とインクを吐出
しつつ印字を行い、一方向の印字が終了すると、キャリ
ッジ5が停止し、記録媒体1が搬送され、再び、キャリ
ッジが移動を開始するという、繰り返しで行われる。本
実施例でいう印字搬送速度とは、キャリッジ5が停止後
の単に記録媒体1が搬送される搬送速度ではなく、キャ
リッジ5が移動を開始し、印字等を行い、再びキャリッ
ジ5が移動を開始するまでの時間で、この間に記録媒体
1が搬送された量を除算したものをいう。
【0045】この印字搬送速度は、主に、記録媒体1の
搬送時間と、キャリッジ5の移動時間とによって決ま
る。記録媒体1の搬送時間は、高精細、標準などの印字
モードによって決まる記録媒体1の搬送量と、画像品質
等を鑑みつつ高速な一定速度に設定される記録媒体1の
搬送速度によって決まり、キャリッジ5の移動時間は、
印字モードによって決まるキャリッジ5の移動速度によ
って決まる。つまり、印字モードによって定まるキャリ
ッジ5の移動速度、記録媒体1の搬送量をパラメータと
することになる。
【0046】さらに、ホストコンピュータ15(後述)
との画像データの転送速度が遅い場合または画像データ
が大きい場合に、記録媒体1が搬送されてもなお画像デ
ータの転送が終了せず、再びキャリッジ5が移動するま
で時間を要する場合には、この時間も含まれることにな
る。
【0047】(制御系について)次に、本実施の形態に
係るインクジェット記録装置の制御構成を図3に示す。
本発明に係るインクジェット記録装置は、図3に示すよ
うに、ホストコンピュータ15から画像データを受信す
る画像データ入力部1001と、記録ヘッド51の動作
を行う記録ヘッドドライバ1002と、各種パラメータ
や情報を一時的に保持するRAM1003と、キャリッ
ジ位置検知手段54の検出位置に基づき、キャリッジ5
を主走査方向Xの所定位置に停止動作制御すべく駆動さ
れるキャリッジ駆動手段1004と、搬送ローラー3を
駆動するための搬送ローラー駆動手段1005と、イン
クの有無を検知するインクセンサ55と、弛みセンサ1
12の検知に基づき、ボビン111を駆動するボビン駆
動手段1006と、冷却ファン9と、予熱ヒータ42
と、予熱センサ43と、定着熱源81と、定着センサ8
3と、記録媒体1の後端を検知するエンド検知センサ2
と、装置内の雰囲気温度を検知する機内温度センサ13
と、記録媒体1の先端を検知するペーパセンサ16と、
搬送ローラ3の解除を検知するローラ解除センサ31
と、カバーセンサ141と、記録媒体1を印字搬送速度
より高速で強制搬送するフィードキー(図示せず)とカ
ッタ7を動作し記録媒体1を切断するカットキー(図示
せず)とを含む各種設定値を設定を行うための操作部1
007と、各種表示を行う表示部1008と、及び、こ
れらの各部の制御を司る制御手段としての制御部100
0と、を含んで構成される。
【0048】制御部1000は、上記各部の制御を行う
ために具体的には、CPU1000aと、各種の制御プ
ログラム、および、制御プログラムを実行するときに必
要な各種データを記憶すると共に、制御プログラムを実
行するときのワークエリアを構成するシステムメモリ1
000bと、を含んで構成される。
【0049】また、制御部1000は、ローラ解除セン
サ31の変化と、フィードキー押下に基づき、記録媒体
1の設置状態が変化したと検知する設置状態検知手段と
しての機能と、画像データ入力部1001、エンド検知
センサ2及びインクセンサ55に基づき印字エラーの発
生を検知する印字エラー検知手段としての機能とを有し
ている。
【0050】(動作について)上記説明によれば、予
熱、印字、定着、冷却を行うインクジェット記録装置を
構成できる。以下に、本実施の形態に係るインクジェッ
ト記録装置の予熱、印字、定着、冷却、及び、エラー処
理について図1及び図3を参照しつつ説明する。
【0051】まず、予熱について説明する。高画質な印
字品質を得るためには、ドット径を安定させる必要があ
り、そのためには記録媒体1の温度でドット径が変化し
ないように、記録媒体1の温度を所定の温度で一定に保
つように必要がある。従って、プレヒータ4は、予熱セ
ンサ43の検知に基づいて予熱ヒータ42のON−OF
Fを繰り返してヒートシンク41を所定の温度に保ち、
記録媒体1がヒートシンク41に密着しながら最も速い
印字搬送速度で搬送され、キャリッジ5の手前に達する
までに、所定の温度に達するようになっている。
【0052】しかしながら、電源投入直後や、外装カバ
ー14の開閉でヒートシンク41の温度が所定の温度に
なっていない場合や、フィードキーにより記録媒体1が
高速で強制的に搬送されたとき、または、記録媒体1の
ジャム解除等がなされたときには、記録媒体1が十分に
予熱されず、所定の温度にない可能性がある。
【0053】まず、ヒートシンク41の温度が所定の温
度になっていない場合について図4を用いて説明する。
まず、予熱センサ43が、ヒートシンク41の温度が所
定の温度より低いことが検知したら(S101)、装置
を印字を開始しない設定する(S102)。次に、ヒー
トシンク41の温度が所定の温度に達したか否か予熱セ
ンサ43で検知し、所定の温度に達したら次のステップ
に遷移するが、所定の温度に達していないときには、所
定の温度に達するまで待つ(S103)。所定の温度に
達したと予熱センサ43が検知してから所定の時間が経
過したら(S104)、装置を印字が可能に設定する
(S105)。ここで言う所定の時間とは、少なくとも
ヒートシンク41の予熱開始点から、キャリッジ5の手
前までの間を、記録媒体1が最も速い印字搬送速度で搬
送された時に要する時間である。
【0054】次に、フィードキーにより記録媒体1が強
制的に搬送された、または、記録媒体1のジャム解除等
がなされたことにより、記録媒体1の設置状態が変化し
た場合について図5を用いて説明する。まず、制御手段
1000が、記録媒体1の設置状態が変化したと検知し
たら(S201)、装置を印字を開始しない設定する
(S202)。次に所定の時間が経過したら(S20
3)、装置を印字が可能に設定する(S204)。ここ
で言う所定の時間とは、少なくともヒートシンク41の
予熱開始点から、キャリッジ5の手前までの間を、記録
媒体1が最も速い印字搬送速度で搬送された時に要する
時間である。
【0055】さらに次に、フィードキーにより記録媒体
1が強制的に搬送された、または、記録媒体1のジャム
解除等がなされたことにより、記録媒体1の設置状態が
変化し、かつ、ヒートシンク41の温度が所定の温度に
なっていない場合について図6を用いて説明する。ま
ず、制御手段1000が、記録媒体1の設置状態が変化
したと検知したら(S301)、装置を印字を開始しな
い設定する(S302)。次に、ヒートシンク41の温
度が所定の温度に達したか否か予熱センサ43で検知
し、所定の温度に達したら次のステップに遷移するが、
所定の温度に達していないときには、所定の温度に達す
るまで待つ(S303)。所定の温度に達したと予熱セ
ンサ43が検知してから所定の時間が経過したら(S3
04)、装置を印字が可能に設定する(S305)。こ
こで言う所定の時間とは、少なくともヒートシンク41
の予熱開始点から、キャリッジ5の手前までの間を、記
録媒体1が最も速い印字搬送速度で搬送された時に要す
る時間である。
【0056】このようにして、電源投入直後や、外装カ
バー14の開閉でヒートシンク41の温度が所定の温度
になっていない場合や、フィードキーにより記録媒体1
が強制的に搬送されたとき、または、記録媒体1のジャ
ム解除等がなされたときにも、記録媒体1確実に予熱さ
れ、所定の温度になる。したがって、記録媒体1にイン
クを吐出したときにドット径が一定に保たれ、印字品質
が安定する。
【0057】次に、印字について説明する。まず、ホス
トコンピュータ15からの印字要求や、操作部1007
からの印字要求が発生すると、印字を開始する。キャリ
ッジ駆動手段1004を駆動し、キャリッジ移動手段5
3により、キャリッジ5を主走査方向Xへ移動させなが
ら、記録ヘッド51が画像データに応じてインクを吐出
することにより、記録媒体1に画像の一部を印字する。
さらに、記録媒体1を印字モードに応じて所定量搬送し
て、続く画像の一部の印字を開始する。これらの動作を
繰り返し行い、記録媒体1の画像印字領域全域の画像を
印字する。
【0058】一方、上記印字中に、既に画像の一部が記
録された記録媒体1が、図1に示す定着領域に達する。
この時、定着熱源81は、記録媒体1の印字搬送速度に
応じた単位時間当たりの熱量を印加する。しかし、ホス
トコンピュータ15からの画像データ転送速度が遅く、
画像データ量によって、記録媒体1の所定量の搬送後も
画像データの転送に時間を要するか否かという状況が発
生する場合には、記録媒体1の印字搬送速度が変化する
ので、記録媒体1の印字搬送速度の変化に応じて定着熱
源81の単位時間当たりの熱量変更させながら印加す
る。
【0059】このように記録媒体1の印字搬送速度の変
化に応じた単位時間当たりの熱量で定着することによ
り、いかなる印字搬送速度でも所定の熱量が印加される
のでドット径が安定し、画像の品質が維持された、耐光
性のある印字物を得ることができる。また、無駄な熱量
を印加しないので消費エネルギーを抑えることができ
る。
【0060】さらに一方、上記定着中に既に定着記録媒
体1が、図1に示す定着領域から出て、冷却ファン9に
より冷却される。冷却ファン9は、前述の如く記録媒体
1が最も速い印字速度で搬送された場合にも排紙口に達
する前に十分冷却されるようになっているので、前述の
走査間搬送速度に関係なく、冷却ファン9は一定の動作
をすればよい。
【0061】さらに次に、1ページの画像印字領域全域
の画像を印字を終了後の動作について説明する。
【0062】次ページが無く、カット動作を行わない場
合は、1ページの画像印字領域全域の画像の印字終了
後、定着熱源81の出力する単位時間当たりの熱量を最
大にして、記録媒体1を最大出力に応じた搬送速度で搬
送しながら、定着、冷却を行い、冷却後、記録媒体1を
次の印字開始位置まで巻き戻して終了する。
【0063】次ページが無く、カット動作を行う場合
は、1ページの画像印字領域全域の画像の印字終了後、
定着熱源81の出力する単位時間当たりの熱量を最大に
して、記録媒体1を最大出力に応じた搬送速度で搬送し
ながら、定着、冷却を行い、冷却後、記録媒体1をカッ
ト位置まで巻き戻し記録媒体1をカットし、次の印字開
始位置まで巻き戻して終了する。
【0064】次ページがあり、カット動作を行わない場
合は、1ページの画像印字領域全域の画像の印字終了
後、次ページの印字を開始する。この時前ページは、定
着及び冷却中である。また、次ページは、必ずしも前ペ
ージとは同じ印字モードとは限らない。従って、この時
の前ページの定着及び冷却は、次ページの印字モードで
決まる印字搬送速度に応じた定着及び冷却で行う。以
下、前ページと同様に行う。また、次ページが無く、カ
ット動作を行う場合の動作を繰り返して印字を行っても
良い。
【0065】次ページがあり、カット動作を行う場合
は、記録媒体1が十分冷却された状態でカットする必要
がある。従って本実施の形態のようにカッタ7が冷却フ
ァン9より、上流側にある場合には、1ページの画像印
字領域全域の画像の印字終了後、定着熱源81の出力す
る単位時間当たりの熱量を最大にして、記録媒体1を最
大出力に応じた搬送速度で搬送しながら、定着、冷却を
行い、冷却後、記録媒体1をカット位置まで巻き戻し記
録媒体1をカットし、次の印字開始位置まで巻き戻し、
次ページの印字を開始する。
【0066】また、本実施の形態とは異なり、カッタ7
が冷却ファン9より、下流側にある場合には、1ページ
の画像印字領域全域の画像の印字終了後、次ページの印
字を開始し、前ページの定着及び冷却は、次ページの印
字モードで決まる印字搬送速度に応じた定着及び冷却で
行い、記録媒体1のカット位置がカッタ7の位置にきた
らカッタ7を動作して記録媒体1を切断するようにして
もよい。
【0067】このように、印字終了後、定着熱源81の
出力する単位時間当たりの熱量を最大にして、記録媒体
1を最大出力に応じた搬送速度で搬送しながら定着をお
こなうことで、印字時間の短縮ができる。
【0068】また、次ページを印字しつつ、前ページの
定着を、次ページの印字モードで決まる印字搬送速度に
応じた定着でおこなうことにより、前ページ印字終了後
の定着、冷却、巻き戻しを行わないので、印字時間の短
縮ができる。
【0069】上述のカット無しの予熱、印字、定着、冷
却動作中、記録媒体1が巻き取り部11にセットされて
いた場合には、記録媒体1の弛みに応じて動作する。ま
た、カットありの場合またはカット無しで記録媒体1が
巻き取り部11にセットされていない場合には、記録媒
体1は、記録媒体受け12に収まる。
【0070】(エラー発生時の処理動作について)エラ
ー発生時の処理動作について図7〜11を用いて説明す
る。図7〜11エラー発生時の処理動作についての例を
示すフローチャートである。
【0071】「記録媒体無し」、「インク無し」、「ホ
ストコンピュータのデータ転送エラー」などでの印字エ
ラーを発生した場合には、図7によれば、まず印字動作
を中止し(S402)、定着熱源81の出力する単位時
間当たりの熱量を最大にして、記録媒体1を最大出力に
応じた搬送速度で搬送しながら、定着、冷却を行う(S
403)。「記録媒体無し」以外の場合は、冷却後、記
録媒体1を次の印字開始位置まで巻き戻して終了する。
「記録媒体無し」の場合は、排紙して終了する。このよ
うにすれば、印字エラーが発生しても印字が終了したと
ころまでは、確実に定着でき、使用が可能である。
【0072】または、図8によれば、印字動作を中止し
た後(S502)、定着熱源81をOFFし(S50
3)、続いて定着熱源81の最大出力に応じた搬送速度
と同じ速度またはそれ以上の冷却可能な速度で搬送しな
がら、冷却を行う(S504)。「記録媒体無し」以外
の場合は、冷却後、記録媒体1を次の印字開始位置まで
巻き戻して終了する。「記録媒体無し」の場合は、排紙
して終了する。このようにすれば、エラー処理が速く終
了するので、次の作業までの時間が短くなる。
【0073】また、図9によれば、次ページの印字中
で、前ページが定着中であったら、印字動作を中止した
後(S602)、定着熱源81の出力する単位時間当た
りの熱量を最大にして、記録媒体1を定着熱源81の最
大出力に応じた搬送速度で搬送しながら(S603)、
前ページの定着を行ったら定着熱源81をOFFし(S
605)、続いて定着熱源81の最大出力に応じた搬送
速度と同じ速度またはそれ以上の冷却可能な速度で搬送
しながら、前ページの冷却とエラー発生ページの冷却を
行う(S606)。「記録媒体無し」以外の場合は、冷
却後、記録媒体1を次の印字開始位置まで巻き戻して終
了する。「記録媒体無し」の場合は、排紙して終了す
る。このように、前ページが定着中であったら、定着熱
源81の出力する単位時間当たりの熱量を最大にして、
記録媒体1を最大出力に応じた搬送速度で搬送しなが
ら、定着、冷却を行いことで、前ページは、完全な印字
物として得られ、かつ、エラー処理の時間短縮が図れ
る。
【0074】しかしながら、エンド検出センサ2、キャ
リッジ5、定着ヒータ8等の位置関係によっては、「記
録媒体無し」のエラー発生時に、定着、冷却のための搬
送が十分に行えない場合が考えられる。このような場合
には、図10によれば、まず印字中であれば印字動作を
中止し(S703)、定着熱源81の出力する単位時間
当たりの熱量を最大にして、記録媒体1を定着熱源81
の最大出力に応じた搬送速度でエンド検知センサ2で検
知した後端が搬送ローラ3に達するまで搬送しながら、
前ページの定着を可能なだけ行ったら(S704)、定
着熱源81をOFFし(S705)、記録媒体1を搬送
ローラ3で所定の時間保持したまま(S707)、自然
冷却を行う。所定の時間は、機内温度センサ13の検知
する装置内温度に基づいて決定する(S706)。ま
た、この自然冷却中、表示部1008に冷却中である旨
を表示してもよい。冷却後、記録媒体1を排紙して終了
する。
【0075】または、図11によれば、印字中であれば
印字動作を中止し(S803)、定着熱源81をOFF
し(S804)、記録媒体1を搬送ローラ3で所定の時
間保持したまま(S806)、自然冷却を行う。所定の
時間は、機内温度センサ13の検知する装置内温度に基
づいて決定する(S805)。また、この自然冷却中、
表示部1008に自然冷却中である旨を表示してもよ
い。冷却後、記録媒体1を排紙して終了する。
【0076】このように、エラーが発生した場合にも、
確実に冷却できるので、安全である。
【0077】また、定着を可能なだけ行うので無駄を最
小限に抑えることが可能である。
【0078】また、本文中で冷却と自然冷却を分けて説
明したが、前述の通り冷却ファンを必要としない構成の
場合には、言うまでもなく冷却は自然冷却のことであ
る。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、ドット径を安定さ
せて高画質な印字品質で印字を行いながら加熱による定
着を安全に行い、かつ印字時間への影響や無駄な消費エ
ネルギーを抑えたインクジェット記録装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態例のインクジェット記録装置の全
体構成を示す断面図である。
【図2】プレヒータ4の説明図である。
【図3】図1のインクジェット記録装置の制御系構成を
説明するブロック図である。
【図4】記録媒体1の状態変化時の予熱に係る制御方法
を示すフローチャートである。
【図5】記録媒体1の状態変化時の予熱に係る制御方法
を示すフローチャートである。
【図6】記録媒体1の状態変化時の予熱に係る制御方法
を示すフローチャートである。
【図7】エラー発生時の処理動作についての例を示すフ
ローチャートである。
【図8】エラー発生時の処理動作についての例を示すフ
ローチャートである。
【図9】エラー発生時の処理動作についての例を示すフ
ローチャートである。
【図10】エラー発生時の処理動作についての例を示す
フローチャートである。
【図11】エラー発生時の処理動作についての例を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 記録媒体 2 エンド検知センサ 3 搬送ローラ 31 ローラ解除センサ 4 プレヒータ 41 ヒートシンク 42 予熱ヒータ 43 予熱センサ 5 キャリッジ 51 記録ヘッド 52 インクタンク 53 キャリッジ移動手段 54 キャリッジ位置検知手段 55 インクセンサ 6 キャリッジレール 7 カッタ 8 定着ヒータ 81 定着熱源 82 定着カバー 83 定着センサ 9 冷却ファン 10 排紙ガイド 11 巻き取り部 111 ボビン 112 弛みセンサ 12 記録媒体受け 13 機内温度センサ 14 外装カバー 141 カバーセンサ 15 ホストコンピュータ 16 ペーパセンサ 1000 制御部 1000a CPU 1000b システムメモリ 1001 画像データ入力部 1002 記録ヘッドドライバ 1003 RAM 1004 キャリッジ駆動手段 1005 搬送ローラ駆動手段 1006 ボビン駆動手段 1007 操作部 1008 表示部

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体と、該記録媒体を搬送する搬送
    手段と、印字を行う以前に前記記録媒体を所定の温度に
    保つ予熱手段と、前記記録媒体の搬送方向に交差する方
    向に往復移動してインクを吐出して印字を行う記録ヘッ
    ドと、前記印字された記録媒体に対して熱を印加して前
    記記録媒体に前記インクを定着する定着手段と、を有す
    るインクジェット記録装置であって、 前記予熱手段の温度を検知する予熱温度検知手段と、 前記予熱温度検知手段が、前記予熱手段の温度が前記所
    定の温度より低いと検知したときは、前記予熱手段の温
    度を所定の温度まで上昇させ、さらに、所定の温度に達
    してから所定の時間が経過するまでは、印字を行わない
    ように制御する制御手段と、を有することを特徴とする
    インクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 記録媒体と、該記録媒体を搬送する搬送
    手段と、印字を行う以前に前記記録媒体を所定の温度に
    保つ予熱手段と、前記記録媒体の搬送方向に交差する方
    向に往復移動してインクを吐出して印字を行う記録ヘッ
    ドと、前記印字された記録媒体に対して熱を印加して前
    記記録媒体に前記インクを定着する定着手段と、を有す
    るインクジェット記録装置であって、 前記記録媒体の設置状態の変化を検知する設置状態検知
    手段と、 前記設置状態検知手段が、前記記録媒体の設置状態変化
    を検知したときは、所定の時間を経過するまでは、印字
    を行わないように制御する制御手段と、を有することを
    特徴とするインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 記録媒体と、該記録媒体を搬送する搬送
    手段と、印字を行う以前に前記記録媒体を所定の温度に
    保つ予熱手段と、前記記録媒体の搬送方向に交差する方
    向に往復移動してインクを吐出して印字を行う記録ヘッ
    ドと、前記印字された記録媒体に対して熱を印加して前
    記記録媒体に前記インクを定着する定着手段と、を有す
    るインクジェット記録装置であって、 前記記録媒体の設置状態の変化を検知する設置状態検知
    手段と、 前記予熱手段の温度を検知する予熱温度検知手段と、 前記設置状態検知手段が、前記記録媒体の設置状態変化
    を検知したときに、前記予熱温度検知手段が、前記予熱
    手段の温度が前記所定の温度と検知したときは、所定の
    時間を経過するまでは、印字を行わないように制御し、
    前記記録媒体の設置状態変化を検知したときに、前記予
    熱温度検知手段が、前記予熱手段の温度が前記所定の温
    度より低いと検知したときは、前記予熱手段の温度を所
    定の温度まで上昇させ、さらに、所定の温度に達してか
    ら所定の時間が経過するまでは、印字を行わないように
    制御する制御手段と、を有することを特徴とするインク
    ジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記設置状態の変化は、少なくとも前記
    記録媒体の交換、前記記録媒体の再設置、または、前記
    搬送手段による高速での搬送のいずれかである請求項2
    または3に記載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 記録媒体と、該記録媒体を搬送する搬送
    手段と、印字を行う以前に前記記録媒体を所定の温度に
    保つ予熱手段と、前記記録媒体の搬送方向に交差する方
    向に往復移動してインクを吐出して印字を行う記録ヘッ
    ドと、前記印字された記録媒体に対して熱を印加して前
    記記録媒体に前記インクを定着する定着手段と、を有す
    るインクジェット記録装置であって、 前記記録ヘッドが移動を開始して、印字および印字以外
    の移動を終了し、再度ヘッドが移動を開始するまでの時
    間と、前記記録ヘッドが移動を開始して、印字および印
    字以外の移動を終了し、再度ヘッドが移動を開始するま
    での間に搬送される前記記録媒体の搬送量とに基づい
    て、前記定着手段により印加する単位時間当たりの熱量
    を制御する制御手段を有することを特徴とするインクジ
    ェット記録装置。
  6. 【請求項6】 記録媒体と、該記録媒体を搬送する搬送
    手段と、印字を行う以前に前記記録媒体を所定の温度に
    保つ予熱手段と、前記記録媒体の搬送方向に交差する方
    向に往復移動してインクを吐出して印字を行う記録ヘッ
    ドと、前記印字された記録媒体に対して熱を印加して前
    記記録媒体に前記インクを定着する定着手段と、を有す
    るインクジェット記録装置であって、 前記記録ヘッドの移動速度と、前記記録媒体の搬送量の
    少なくともいずれか1つを変更して行う複数の印字モー
    ドを有し、 次ページの印字を行っている時の前記定着手段による定
    着を、前記次ページの前記印字モードに基づいて、前記
    定着手段により印加する単位時間当たりの熱量を制御す
    る制御手段を有することを特徴とするインクジェット記
    録装置。
  7. 【請求項7】 記録媒体と、該記録媒体を搬送する搬送
    手段と、印字を行う以前に前記記録媒体を所定の温度に
    保つ予熱手段と、前記記録媒体の搬送方向に交差する方
    向に往復移動してインクを吐出して印字を行う記録ヘッ
    ドと、前記印字された記録媒体に対して熱を印加して前
    記記録媒体に前記インクを定着する定着手段と、を有す
    るインクジェット記録装置であって、 1ページの印字が終了したら、前記定着手段の印加する
    単位時間当たりの熱量を大きくし、前記搬送手段による
    前記記録媒体の搬送速度を単位時間当たりの熱量に応じ
    て速くして定着を行うように制御する制御手段を有する
    ことを特徴とするインクジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 記録媒体と、該記録媒体を搬送する搬送
    手段と、印字を行う以前に前記記録媒体を所定の温度に
    保つ予熱手段と、前記記録媒体の搬送方向に交差する方
    向に往復移動してインクを吐出して印字を行う記録ヘッ
    ドと、前記印字された記録媒体に対して熱を印加して前
    記記録媒体に前記インクを定着する定着手段と、を有す
    るインクジェット記録装置であって、 印字エラーを検知する印字エラー検知手段と、 印字中に、前記印字エラー検知手段が、印字エラーを検
    知した時は、印字を中止し、前記定着手段の印加する単
    位時間当たりの熱量を大きくし、前記単位時間当たりの
    熱量に応じて前記搬送手段による前記記録媒体の搬送速
    度を速くして定着を行うように制御する制御手段を有す
    ることを特徴とするインクジェット記録装置。
  9. 【請求項9】 記録媒体と、該記録媒体を搬送する搬送
    手段と、印字を行う以前に前記記録媒体を所定の温度に
    保つ予熱手段と、前記記録媒体の搬送方向に交差する方
    向に往復移動してインクを吐出して印字を行う記録ヘッ
    ドと、前記印字された記録媒体に対して熱を印加して前
    記記録媒体に前記インクを定着する定着手段と、を有す
    るインクジェット記録装置であって、 印字エラーを検知する印字エラー検知手段と、 印字中に、前記印字エラー検知手段が、印字エラーを検
    知した時は、印字を中止し、前記定着手段による熱印加
    を中止し、前記搬送手段による前記記録媒体の搬送速度
    を速くして搬送するように制御する制御手段を有するこ
    とを特徴とするインクジェット記録装置。
  10. 【請求項10】 記録媒体と、該記録媒体を搬送する搬
    送手段と、印字を行う以前に前記記録媒体を所定の温度
    に保つ予熱手段と、前記記録媒体の搬送方向に交差する
    方向に往復移動してインクを吐出して印字を行う記録ヘ
    ッドと、前記印字された記録媒体に対して熱を印加して
    前記記録媒体に前記インクを定着する定着手段と、を有
    するインクジェット記録装置であって、 印字エラーを検知する印字エラー検知手段と、 印字中に、前ページの定着を行っている時に、前記印字
    エラー検知手段が、印字エラーを検知した場合は、印字
    を中止し、前記定着手段の印加する単位時間当たりの熱
    量を大きくし、前記単位時間当たりの熱量に応じて前記
    搬送手段による前記記録媒体の搬送速度を速くして定着
    を行い、前ページの定着が終了したら前記定着手段によ
    る熱印加を中止して搬送を続けるように制御する制御手
    段を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
  11. 【請求項11】 前記印字エラーは、少なくとも記録媒
    体無し、インク無し、または、データ転送エラーのいず
    れかである請求項8乃至10のいずれかに記載のインク
    ジェット記録装置。
  12. 【請求項12】 記録媒体と、該記録媒体を搬送する搬
    送手段と、印字を行う以前に前記記録媒体を所定の温度
    に保つ予熱手段と、前記記録媒体の搬送方向に交差する
    方向に往復移動してインクを吐出して印字を行う記録ヘ
    ッドと、前記印字された記録媒体に対して熱を印加して
    前記記録媒体に前記インクを定着する定着手段と、を有
    するインクジェット記録装置であって、 前記搬送手段は、前記予熱手段の上流に位置する搬送ロ
    ーラを含み、 前記搬送ローラのさらに上流に、記録媒体の後端を検知
    する記録媒体後端検知手段と、 印字中に、前記記録媒体後端検知手段が、前記記録媒体
    後端を検知した時は、印字を中止し、前記記録媒体後端
    が前記搬送ローラに達するまで定着を行いつつ前記記録
    媒体を搬送し、さらに、前記定着手段による熱印加を中
    止した後、前記搬送手段により前記記録媒体を所定時間
    保持するように制御する制御手段を有することを特徴と
    するインクジェット記録装置。
  13. 【請求項13】 記録媒体と、該記録媒体を搬送する搬
    送手段と、印字を行う以前に前記記録媒体を所定の温度
    に保つ予熱手段と、前記記録媒体の搬送方向に交差する
    方向に往復移動してインクを吐出して印字を行う記録ヘ
    ッドと、前記印字された記録媒体に対して熱を印加して
    前記記録媒体に前記インクを定着する定着手段と、を有
    するインクジェット記録装置であって、 前記搬送手段は、前記予熱手段の上流に位置する搬送ロ
    ーラを含み、 前記搬送ローラのさらに上流に、記録媒体の後端を検知
    する記録媒体後端検知手段と、 定着中に、前記記録媒体後端検知手段が、前記記録媒体
    後端を検知した時は、前記記録媒体後端が前記搬送ロー
    ラに達するまで定着を行いつつ前記記録媒体を搬送し、
    さらに、前記定着手段による熱印加を中止した後、前記
    搬送手段により前記記録媒体を所定時間保持するように
    制御する制御手段を有することを特徴とするインクジェ
    ット記録装置。
  14. 【請求項14】 前記記録媒体後端が前記搬送ローラに
    達するまで定着は、前記定着手段の印加する単位時間当
    たりの熱量を大きくして、前記単位時間当たりの熱量に
    応じた前記搬送手段による前記記録媒体の搬送速度で行
    う請求項12または13に記載のインクジェット記録装
    置。
  15. 【請求項15】 記録媒体と、該記録媒体を搬送する搬
    送手段と、印字を行う以前に前記記録媒体を所定の温度
    に保つ予熱手段と、前記記録媒体の搬送方向に交差する
    方向に往復移動してインクを吐出して印字を行う記録ヘ
    ッドと、前記印字された記録媒体に対して熱を印加して
    前記記録媒体に前記インクを定着する定着手段と、を有
    するインクジェット記録装置であって、 前記搬送手段は、前記予熱手段の上流に位置する搬送ロ
    ーラを含み、 前記搬送ローラのさらに上流に、記録媒体の後端を検知
    する記録媒体後端検知手段と、 印字中に、前記記録媒体後端検知手段が、前記記録媒体
    後端を検知した時は、印字と、前記定着手段による熱印
    加とを中止した後、前記搬送手段により前記記録媒体を
    所定時間保持するように制御する制御手段を有すること
    を特徴とするインクジェット記録装置。
  16. 【請求項16】 記録媒体と、該記録媒体を搬送する搬
    送手段と、印字を行う以前に前記記録媒体を所定の温度
    に保つ予熱手段と、前記記録媒体の搬送方向に交差する
    方向に往復移動してインクを吐出して印字を行う記録ヘ
    ッドと、前記印字された記録媒体に対して熱を印加して
    前記記録媒体に前記インクを定着する定着手段と、を有
    するインクジェット記録装置であって、 前記搬送手段は、前記予熱手段の上流に位置する搬送ロ
    ーラを含み、 前記搬送ローラのさらに上流に、記録媒体の後端を検知
    する記録媒体後端検知手段と、 定着中に、前記記録媒体後端検知手段が、前記記録媒体
    後端を検知した時は、前記定着手段による熱印加とを中
    止した後、前記搬送手段により前記記録媒体を所定時間
    保持するように制御する制御手段を有することを特徴と
    するインクジェット記録装置。
  17. 【請求項17】 前記請求項12乃至請求項16のいず
    れかに記載のインクジェット記録装置であって、 装置内の温度を検知する装置内温度検知手段を有し、 前記所定の時間は、前記装置内温度検知手段に基づいて
    決められることを特徴とするインクジェット記録装置。
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