JP2001150657A - 記録装置および記録方法 - Google Patents

記録装置および記録方法

Info

Publication number
JP2001150657A
JP2001150657A JP33822899A JP33822899A JP2001150657A JP 2001150657 A JP2001150657 A JP 2001150657A JP 33822899 A JP33822899 A JP 33822899A JP 33822899 A JP33822899 A JP 33822899A JP 2001150657 A JP2001150657 A JP 2001150657A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
block
designating
blocks
ink
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33822899A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Naoi
雅明 直井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP33822899A priority Critical patent/JP2001150657A/ja
Priority to US09/718,419 priority patent/US6685291B1/en
Publication of JP2001150657A publication Critical patent/JP2001150657A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/015Ink jet characterised by the jet generation process
    • B41J2/04Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand
    • B41J2/045Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand by pressure, e.g. electromechanical transducers
    • B41J2/04501Control methods or devices therefor, e.g. driver circuits, control circuits
    • B41J2/04543Block driving
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/015Ink jet characterised by the jet generation process
    • B41J2/04Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand
    • B41J2/045Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand by pressure, e.g. electromechanical transducers
    • B41J2/04501Control methods or devices therefor, e.g. driver circuits, control circuits
    • B41J2/0458Control methods or devices therefor, e.g. driver circuits, control circuits controlling heads based on heating elements forming bubbles

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体の幅に対応したノズル列を備えたフ
ルライン型の記録ヘッドを有するインクジェット記録装
置において、記録に使用しないノズルに対する不必要な
吐出制御を省略して高速な記録を行う。 【解決手段】 記録素子を所定数ずつ複数のブロックに
分割し、複数のブロックの一つを指定する信号および各
ブロックにおける記録素子一つを指定する信号を発生し
て記録素子を指定し、各記録素子に対する駆動タイミン
グを順番に規定するカウンタ122によって各記録素子
を駆動するように構成し、複数のブロックのうち、実際
に駆動するブロックを、開始ブロック指定レジスタ12
0および終了ブロック指定レジスタ121によって指定
し、指定されたブロックに対してのみ、記録素子の指定
およびカウンタ122を動作させて各記録素子を駆動す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録装置および記
録方法に関し、特に、記録媒体の幅に対応した記録素子
列を備えたフルライン型の記録ヘッドを有する記録装置
および記録方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばワードプロセッサ、パーソナルコ
ンピュータ、ファクシミリ等に於ける情報出力装置とし
て、所望される文字や画像等の情報を用紙やフィルム等
シート状の記録媒体に記録を行うプリンタがある。
【0003】プリンタの記録方式としては様々な方式が
知られているが、用紙等の記録媒体に非接触記録が可能
である、ランニングコストが安い、カラー化が容易であ
る、ノンインパクト方式であるため静粛性に富む、等の
理由でインクジェット方式が近年特に注目されている。
【0004】また、インクジェット記録装置の中でも、
記録媒体の最大記録領域幅に対応した記録素子(ノズ
ル)列を備えた記録ヘッドを有し、記録媒体を搬送させ
つつ記録を行うフルライン型の記録装置は、記録の一層
の高速化が可能であることから、広く使用されつつあ
る。
【0005】このようなフルライン型の記録装置でカラ
ー記録を行う場合、それぞれ異なった色のインクを吐出
する複数の記録ヘッドを記録媒体の搬送方向に配列し
て、各記録ヘッドから同時にインクを吐出可能とするこ
とにより、カラー記録の際にも記録速度を低下させない
ように構成される。
【0006】フルライン型の記録ヘッド(長尺ヘッド)
はインクを吐出するノズルの数が数千個にも達するた
め、ノズルをいくつかのブロックに分割して2種類の制
御信号の組合わせで吐出の制御を行っている。
【0007】図5は、説明を簡略にするために全ノズル
数を24ノズルとし、4ノズルずつ6つのブロックに分
割して制御を行うようにしたときのフルライン型の記録
ヘッドの駆動制御回路の構成例を示すブロック図であ
る。
【0008】図5において、111は全ノズルに共通の
吐出制御信号作成回路、112は吐出するノズルを決め
るノズル指定回路、113はブロック内の4つのノズル
のうちどのノズルを駆動するかを指定するノズル指定用
デコーダ、114は6つのブロックのうちどのブロック
を駆動するかを指定するブロック指定用デコーダ、11
5は各ノズル毎に用意された3入力のANDゲート、1
16は各ノズルの吐出回路である。
【0009】また、ENBは吐出制御信号、NSEL
(0〜1)はブロック内のどのノズルを吐出するかを指
定する2進数に符号化されたノズル指定符号化信号、N
ZL(1〜4)はノズル指定符号化信号をノズル指定用
デコーダ113で復号したノズル指定信号、BSEL
(0〜2)はどのブロックを吐出するかを指定する2進
数に符号化されたブロック指定符号化信号、BLK(1
〜6)はブロック指定符号化信号をブロック指定用デコ
ーダ4で復号化されたブロック指定信号、HEET(1
〜24)は各ノズルの吐出制御信号である。
【0010】図6は、第1ノズルから第24ノズルまで
順番に駆動する際の各信号の状態を示したタイミングチ
ャートである。CNTはノズル指定回路112内にある
カウンタの信号であり、カウンタ値が“0”のときは第
1ノズル、“1”のときは第2ノズル、“23”のとき
は第24ノズルを駆動するものとする。
【0011】このようにカウンタ値が“0”から“2
3”まで変化するのに合わせて信号の状態を図示したよ
うに変えることにより、カウンタ値の変化に同期して全
24ノズルを第1ノズルから順番に駆動することができ
る。
【0012】図7は、フルライン型記録ヘッドを有する
記録装置の一般的な概略構成を示す図である。このよう
な記録装置は、記録媒体を記録領域に供給する給紙部
2、記録媒体を搬送する搬送部3、記録された記録媒体
を排出する排紙部4、搬送方向に対して垂直方向に固定
されたフルライン型の記録ヘッド7から構成されてい
る。
【0013】記録の際の動作は、給紙部2から記録媒体
Pを搬送部3に供給し、搬送部3にて記録媒体Pを搬送
しながらフルライン型の記録ヘッド7の記録領域を通過
させて記録を行う。フルライン型の記録ヘッド7の長さ
は、固定して記録を行なうため、記録装置で記録可能な
記録媒体Pの搬送方向に直交する方向の長さ(以降、記
録媒体の幅という)よりも長い。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、フルラ
イン型の記録ヘッドを用いた記録装置は、記録媒体を固
定された記録ヘッドの記録領域を通過させながら記録を
行うため、キャリッジに搭載された記録ヘッドの走査と
記録媒体の搬送とを繰り返しながら記録を行ういわゆる
シリアル型の記録装置よりも高速記録に適している。
【0015】しかしながら、従来のフルライン型の記録
ヘッドを用いた記録装置は、使用する記録媒体の幅や実
際に記録を行う記録領域の幅に関係なく全ノズルを使用
する場合と同じタイミングで吐出制御を行っている。
【0016】このため実際には記録が行われない部分に
位置するノズルに対する無駄な吐出制御を行っており、
記録時間を更に短縮する際の障害となっている。
【0017】また、実際に記録に使用しないノズルに対
しては、目詰まり防止のために定期的に予備吐出(空吐
出)を行う必要があるが、従来の装置では、実際に記録
に使用するか否かに関らず、記録媒体1枚等の所定量の
記録を行った後に全てのノズルに対して予備吐出を行っ
ている。
【0018】このため、予備吐出で消費されるインクの
量が多くなると共に予備吐出に時間がかかる。これは特
に、複数枚の記録媒体を連続記録する際に影響が大き
い。
【0019】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、駆動制御を行う必要がある記録素子に対し
てのみ行い、不必要な記録素子に対する駆動制御を省略
して高速な記録を可能とする記録装置および記録方法を
提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の記録装置は、記録媒体の幅に対応した記録素子列を
備えたフルライン型の記録ヘッドによって入力された情
報に応じて記録を行う記録装置であって、前記記録素子
を所定数ずつ複数のブロックに分割し、前記複数のブロ
ックの一つを指定する信号および各ブロックにおける記
録素子一つを指定する信号を発生する記録素子指定手段
と、各記録素子に対する駆動タイミングを順番に規定す
るカウント手段と、前記複数のブロックのうち、実際に
駆動するブロックを指定するブロック指定手段と、前記
ブロック指定手段で指定されたブロックに対してのみ、
前記記録素子指定手段および前記カウント手段を動作さ
せて各記録素子を駆動する駆動制御手段とを備えてい
る。
【0021】また、上記目的を達成する本発明の記録方
法は、記録媒体の幅に対応した記録素子列を備えたフル
ライン型の記録ヘッドによって入力された情報に応じて
記録を行う記録方法であって、前記記録素子を所定数ず
つ複数のブロックに分割し、前記複数のブロックの一つ
を指定する信号および各ブロックにおける記録素子一つ
を指定する信号を発生する記録素子指定工程と、各記録
素子に対する駆動タイミングを順番に規定するカウント
工程と、前記複数のブロックのうち、実際に駆動するブ
ロックを指定するブロック指定工程と、前記ブロック指
定工程で指定されたブロックに対してのみ、前記記録素
子指定工程および前記カウント工程を行って各記録素子
を駆動する駆動制御工程とを備えている。
【0022】すなわち、記録媒体の幅に対応した記録素
子列を備えたフルライン型の記録ヘッドによって入力さ
れた情報に応じて記録を行う記録方法において、記録素
子を所定数ずつ複数のブロックに分割し、複数のブロッ
クの一つを指定する信号および各ブロックにおける記録
素子一つを指定する信号を発生する記録素子指定工程
と、各記録素子に対する駆動タイミングを順番に規定す
るカウント工程とによって各記録素子を駆動するように
構成し、複数のブロックのうち、実際に駆動するブロッ
クを指定し、指定されたブロックに対してのみ、記録素
子指定工程およびカウント工程を行って各記録素子を駆
動する。
【0023】これにより、実際に駆動する必要のないブ
ロックに対する駆動制御を省略することができ、記録媒
体の幅が記録ヘッドに比べて短い場合には、従来より高
速な記録を行うことが可能となる。
【0024】また、インクジェット記録方式等で、記録
に使用しない記録素子(ノズル)の予備吐出を行う必要
がある場合に、実際に記録に使用しなかった記録素子に
対してのみ予備吐出を行うことができるので、予備吐出
の時間が短縮でき複数枚の記録媒体に連続して記録を行
う際の記録時間が短縮できる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照して本発明の
好適な実施形態について詳細に説明する。始めに、本発
明を適用する実施形態としてのインクジェット記録装置
について図8から図10を参照して説明する。
【0026】図8及び図9は、本発明の実施形態として
のインクジェット記録装置の内部構造を示す断面図であ
り、図8は記録装置の全体構成を示す断面図、図9は記
録装置の搬送部3の構成を示す断面図である。
【0027】本実施形態の記録装置は自動給紙装置を有
しており、給紙部2、搬送部3、排紙部4、記録ヘッド
部7から構成されている。そこで、これらを各部に分け
て概略を順次述べていく。以下、図1、2を用いて
(I)給紙部、(II)搬送部、(III)記録ヘッド部、
(IV)排紙部を順に説明する。
【0028】(I)給紙部 給紙部2は記録紙Pを積載する圧板21と記録紙Pを給
紙する給送回転体22がベース20に取り付けられる構
成となっている。圧板21はベース20に結合された回
転軸aを中心に回転可能で、圧板バネ24により給送回
転体22に付勢される。給送回転体22と対向する圧板
21の部位には、記録紙Pの重送を防止する人工皮等の
摩擦係数の大きい材質からなる分離パッド25が設けら
れている。さらに、ベース20には、記録紙Pの一方向
の角部を覆い、記録紙Pを一枚ずつ分離するための分離
爪26、圧板21と回転給送体22の当接を解除する不
図示のリリースカムが設けられている。
【0029】上記構成において、待機状態ではリリース
カムが圧板21を所定位置まで押し下げている。これに
より、圧板21と給送回転体22の当接は解除される。
そして、この状態で搬送ローラ32の有する駆動力が、
ギア等により給送回転体22及びリリースカムに伝達さ
れると、リリースカムが圧板21から離れて圧板21は
上昇し、給送回転体22と記録紙Pが当接し、給送回転
体22の回転に伴い記録紙Pはピックアップされ給紙を
開始し、分離爪26によって一枚ずつ分離されて搬送部
3に送られる。給送回転体22は記録紙Pを搬送部3に
送り込むまで回転し、再び記録紙Pと給送回転体22と
の当接を解除した待機状態となって搬送ローラ32から
の駆動力が切られる。
【0030】90は、手差し給紙用の給送回転体であ
る。手差しトレイ91上に設置された記録紙Pをコンピ
ュータの記録命令信号に従って、給送回転体90で給紙
し、搬送ローラ32へ搬送するものである。
【0031】(II)搬送部 搬送部3は記録紙Pを吸着し、搬送する搬送ベルト31
と不図示のPEセンサーを有している。搬送ベルト31
は駆動ローラ34によって駆動され、従動ローラである
搬送ローラ32及び圧力ローラ35によって巻架されて
いる。
【0032】搬送ローラ32と対抗する位置には搬送ベ
ルト31と従動するピンチローラ33が当接して設けら
れている。ピンチローラ33は図示しないバネによって
搬送ベルト31に圧接されることで、記録紙Pを記録部
へと導く。さらに、記録紙Pが搬送されてくる搬送部3
の入口には記録紙Pをガイドする上ガイド27及び下ガ
イド28が配設されている。また、上ガイド27には記
録紙Pの先端、後端検出をPEセンサー(不図示)に伝
えるPEセンサーレバー29が設けられている。さら
に、搬送ローラ32の記録紙搬送方向における下流側に
は、画像情報に基づいて画像を形成する記録ヘッド7が
設けられている。
【0033】上記構成において、搬送部3に送られた記
録紙Pは上ガイド27及び下ガイド28に案内されて、
搬送ローラ32とピンチローラ33とのローラ対に送ら
れる。この時、PEセンサーレバー29で搬送されてき
た記録紙Pの先端を検知して、これにより記録紙Pの記
録位置を求めている。また、記録紙Pは後述の超音波モ
ータによって搬送ローラ32を介して搬送ベルト31が
回転することで搬送される。
【0034】(III)記録ヘッド部 本実施形態の記録ヘッド7は、記録紙Pの搬送方向と直
交する方向に複数のノズルが配列されたフルライン型の
インクジェット記録ヘッドが用いられ、記録紙Pの搬送
方向上流側から7K(黒)、7C(シアン)、7M(マ
ゼンタ)、7Y(イエロー)の順に所定間隔で配置さ
れ、記録ヘッド7はヘッドホルダ7Aに取り付けられて
いる。
【0035】この記録ヘッド7は、ヒータ等によりイン
クに熱を与えることが可能となっている。そして、この
熱によりインクは膜沸騰し、この膜沸騰による気泡の成
長または収縮によって生じる圧力変化によって記録ヘッ
ド7のノズル70からインクが吐出されて記録紙P上に
画像が形成される。
【0036】記録ヘッド7は、一端が軸71によって回
動可能に固定され、他端に形成された突出部7Aとレー
ル72とが係合し、ノズル面と記録紙Pとの距離(紙
間)が規定されるようになっている。
【0037】なお、インクを収容するインクタンクと記
録ヘッドとは一体的に形成されて交換可能なインクカー
トリッジを構成しても良いが、これらインクタンクと記
録ヘッドとを分離可能に構成して、インクがなくなった
ときにインクタンクだけを交換できるようにしても良
い。
【0038】(IV)排紙部 排紙部4は、排紙ローラ41と拍車42とによって構成
され、記録部で画像形成された記録紙Pは、排紙ローラ
41と拍車42とに挟まれ、搬送されて排紙トレー43
に排出される。
【0039】次に記録部における吸着搬送の構成及び動
作を図1、2を用いて説明する。
【0040】31は記録紙Pを吸着し保持しつつ移動す
る搬送ベルトであり、約0.1mm〜0.2mm位の厚
みのポリエチレン、ポリカーボネートなどの合成樹脂か
ら出来ており、無端ベルト形状を成している。36は吸
着力発生手段であり、記録ヘッド7に対抗する位置に固
定されており、約0.5kV〜10kVの電圧を印加さ
せることにより記録ヘッド7の記録部分の搬送ベルト3
1に吸着力を発生させるものであり、所定の高電圧を発
生する高圧電源(不図示)に接続されている。
【0041】上述したように32,34,35は搬送べ
ルト31を支持し適度な張力を与えるローラであり、3
4は紙送りモータ50に結合されている。また、記録紙
Pを搬送ベルト側に押さえつける押圧手段としての紙押
え部材39がピンチローラ33の回転軸を回転中心とし
て取付けられ、図示しない付勢手段により搬送ベルト3
1側に付勢されている。紙押え部材39は導電性の金属
板により構成されている。
【0042】38はクリーニングローラ対で、ベルト3
1に挟圧して設けられ、ベルト31に付着したインク等
の汚れを除去するためにインクを吸収することが可能
で、かつ耐久において劣化を防止するために気孔径の小
さい(10μm〜30μmが好ましい)連胞のスポンジ
で形成されている。
【0043】次に動作について説明する。
【0044】記録紙Pはピンチローラ33と搬送ベルト
31に挟持され、記録部へと導かれ、紙押さえ部材39
により搬送べルト31側に押さえつけられた状態で吸着
力発生部に侵入し、吸着力発生手段36から与えられた
吸着力により搬送ベルト31の平面部に吸着し記録ヘッ
ドによって記録されながら紙送りモータ50およびロー
ラ34により矢印a方向へ送られる。このとき、記録紙
Pを保持する搬送ベルト31は記録紙Pの先端及び後端
部分の記録時においても記録ヘッド7側へ出張る部材が
ないので記録ヘッド最端部の吐出ノズルと記録紙Pの端
部は近接しながら記録することができ、精度のよい記録
画像が得られる。
【0045】また、記録紙Pにインクが多量に吐出され
た場合には、記録紙Pが膨潤し、波打ち(コックリン
グ)が発生する。この場合も、吸着力発生手段36の吸
着力及び、紙押え部材39の押え力により記録紙Pは搬
送ベルト31側に吸着されるため記録紙Pのヘッド7側
への浮きがなくなるためヘッド7と記録紙Pの接触がな
く安定した記録が行える。また、温度、湿度などの環境
の変化により、記録紙Pの端部が波打ったり、カールが
発生した状態の場合でも、紙押え部材39により記録紙
Pを搬送ベルト31側に押しつけ、波打ちやカールを取
り除いた状態で吸着力発生部へ搬送することができるた
め、記録部において安定した吸着が行える。
【0046】図10は、本発明に係るインクジェット記
録装置の制御部と制御部により制御されるデバイスの構
成を示すブロック図である。
【0047】7Kはブラック用記録ヘッド、7Cはシア
ン用記録ヘッド、7Mはマゼンダ用記録ヘッド、7Yは
イエロー用記録ヘッドである。100はクリーニングロ
ーラを制御するためのソレノイドである。50は搬送ベ
ルトを駆動するための駆動ローラを制御するモータであ
る。102は搬送ベルトの基準位置を検知するためのセ
ンサである。103は記録シートの用紙端を検知するた
めのセンサでPEセンサレバー29に接続される。
【0048】なお、搬送ベルト位置検知用センサ102
は、図1及び図2において不図示であるが、搬送ローラ
32と圧力ローラ35との間の搬送ベルト裏面側に設け
られている。
【0049】80は制御部である。80aはCPU、8
0bはプログラムを格納するROM、80cは制御に必
要なワーク用のメモリ、80dはゲートアレイであり、
それぞれはシステムバスを介して接続される。ゲートア
レイ80dは、駆動ローラ用モータ及び給送回転体用モ
ータの制御信号やクリーニングローラ用ソレノイドの制
御信号、記録ヘッドへの画像信号、記録ヘッドの制御信
号、搬送ベルトの汚れ検知用センサ及びPEセンサから
の情報の読み込み、などを行う。
【0050】以下、上記で説明した記録装置において本
発明による吐出制御および予備吐出制御について、詳細
に説明する。
【0051】[第1の実施形態]第1の実施形態は、記
録に使用しないノズルに対する不必要な吐出制御を省略
して高速な記録を可能とするものであり、従来例として
図5に関して説明したノズル指定回路112の内部を、
図1に示すように構成したものである。
【0052】なお、本実施形態では、図1の回路を含む
図5の回路は、図10に示したゲートアレイ80dの内
部に構成されているが、これ以外の構成でもかまわな
い。
【0053】図1において、120は吐出を開始するブ
ロック番号をCPU等により1引いた値で設定する開始
ブロック指定レジスタ、121は吐出を終了するブロッ
ク番号をCPU等により1引いた値で設定する終了ブロ
ック指定レジスタ、122はロード信号により下位2ビ
ットは“0”、上位3ビットは開始ブロック指定レジス
タ120の設定値を次のカウント・タイミングにて設定
が可能なカウンタ回路、123はカウンタ回路122の
出力と終了ブロック指定レジスタ21の出力とを比較
し、カウンタ回路122出力の下位2ビットが共に
“1”で上位3ビットが終了ブロック指定レジスタ12
1の設定値と一致したときに“1”を出力する比較回路
である。
【0054】HSTART(0〜2)は開始ブロック設
定レジスタ120に設定された開始ブロック設定値を示
し、HEND(0〜2)は終了ブロック設定レジスタ1
21に設定された終了ブロック設定値を示している。ま
た、EQは比較回路123の一致信号でカウンタ回路1
22のロード信号として用いられる。
【0055】図2は、第2ブロックから第5ブロックに
属するノズルを駆動する場合の各信号の状態を示すタイ
ミングチャートである。図1に示されていない信号は図
5および図6に関して説明したものと同様である。
【0056】以下、図1および図2を参照して、第2ブ
ロックから第5ブロックに属するノズルを駆動する場合
の動作について説明する。
【0057】始めに、CPU等により記録開始位置およ
び記録終了位置に対応するブロック番号として、開始ブ
ロック指定レジスタ120に第2ブロックを示す“1”
を、終了ブロック指定レジスタ121に第5ブロックを
示す“4”を設定する。
【0058】カウンタ回路122の値が、終了ブロック
指定レジスタ121で設定されたブロックの最後のノズ
ルである“19(設定値“4”×4+3)”に一致する
と比較回路23の一致信号EQは“1”になる。これに
よって次のカウント・タイミングにて開始ブロック指定
レジスタ120に設定されたブロックのノズルである値
“4(設定値“1”×4+0)”がカウンタ回路122
にロードされ、開始ブロック指定レジスタ120に設定
されたブロックから駆動が開始される。
【0059】以上の動作を繰り返すことによって、開始
ブロック指定レジスタ120に設定されたブロックから
終了ブロック指定レジスタ121に設定されたブロック
までのノズルのみを駆動して記録する。
【0060】以上説明したように本実施形態によれば、
記録に使用しないノズルに対する不必要な吐出制御を省
略して高速な記録が可能となる。
【0061】[第2の実施形態]第2の実施形態は、記
録に使用しなかったノズルのみ予備吐出を行って、無駄
なインク消費を抑えると共に記録媒体を複数枚連続記録
する際の記録時間を短縮するものであり、従来例として
図5に関して説明したノズル指定回路112の内部を、
図3に示すように構成したものである。
【0062】なお、本実施形態では、図3の回路を含む
図5の回路は、図10に示したゲートアレイ80dの内
部に構成されているが、これ以外の構成でもかまわな
い。また、以下の説明においては、第1の実施形態と同
様な構成要素は同じ符号で示し、その説明を省略する。
【0063】図3において、124はカウンタ回路12
2の値が最終ノズル番号から1を引いた値に一致したと
きに“1”を出力する最終ノズル検出回路、125は最
終ノズル検出回路124が最終ノズルを検出したときに
“0”をカウンタ回路122のロード値として選択し、
これ以外の時は開始ブロック指定レジスタ120の設定
値をカウンタ回路122のロード値として選択するカウ
ンタ・ロード値選択回路、126は終了ブロックまたは
最終ブロックのいずれかのときにカウンタ回路122に
カウンタ・ロード値選択回路125からの値をロードす
るためのロード信号を作成する2入力ORゲートであ
る。
【0064】LASTはカウンタ回路122の出力が最
終ノズルであるとき“1”になる最終ノズル検出信号、
LOAD(0〜2)はカウンタ回路22のロード値であ
るロード・データである。
【0065】図4は、6つのブロックのうち第1から第
2、第5から第6ブロックのみを予備吐出するように、
終了ブロック指定レジスタ121に第2ブロックを示す
“1”、開始ブロック指定レジスタ120に第5ブロッ
クを示す“4”を設定したときの各信号の状態を示すタ
イミングチャートである。
【0066】以下、第3ブロックから第4ブロックを除
く両側のブロック、すなわち第1から第2ブロックの第
1吐出範囲、第5から第6ブロックの第2吐出範囲とし
た2つの範囲にあるノズルを予備吐出する場合につい
て、図3および図4を参照して説明する。
【0067】始めに、CPU等により記録開始位置およ
び記録終了位置に対応するブロック番号として、終了ブ
ロック指定レジスタ21には第1吐出範囲の最終ブロッ
ク番号“2”から1を引いた“1”を、開始ブロック指
定レジスタ20には第2吐出範囲の開始ブロック番号
“5”から1を引いた“4”を設定する。
【0068】その後、第1ブロックより順次予備吐出を
行い、カウンタ回路122の値が第1吐出範囲の最後の
ノズルである第2ブロックの最終ノズルを示す“7”に
なると比較回路123にて終了ブロック指定レジスタ1
21の設定値“1”から得られるノズル値“7(設定値
“1”×4+3)”と一致したことを検出し、カウンタ
回路122に次のカウントタイミングで開始ブロック設
定レジスタ120の設定値“4”より得られるノズル値
“16(設定値“4”×4)”がロードされ、第3から
第4ブロックに対する処理は省略される。
【0069】そしてまた第5ブロックより予備吐出を行
い、最後の第6ブロックまで予備吐出が行われ、カウン
タ回路122の値が最後のノズルである“23”である
ことを最終ノズル検出回路124が検出すると、最終ノ
ズル検出信号LASTが出力され、カウンタ・ロード値
選択回路125にて選択された“0”をカウンタ回路1
22にロードして、最初の第1ブロックより予備吐出が
繰り返される。
【0070】以上説明したように本実施形態によれば、
記録に使用しなかったノズルのみ予備吐出を行って、無
駄なインク消費を抑えると共に記録媒体を複数枚連続記
録する際の記録時間を短縮することが可能である。
【0071】
【他の実施形態】上記の実施形態においては、インクジ
ェット記録装置を例に挙げて説明したが、本発明は、記
録媒体の幅に対応した記録素子列を備えたフルライン型
の記録ヘッドを有する記録装置であれば、インクジェッ
ト方式以外の記録方式に従って記録を行う記録装置に対
しても適用できる。
【0072】なお、以上の実施形態において、記録ヘッ
ドから吐出される液滴はインクであるとして説明し、さ
らにインクタンクに収容される液体はインクであるとし
て説明したが、その収容物はインクに限定されるもので
はない。例えば、記録画像の定着性や耐水性を高めた
り、その画像品質を高めたりするために記録媒体に対し
て吐出される処理液のようなものがインクタンクに収容
されていても良い。
【0073】以上の実施形態は、特にインクジェット記
録方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用され
るエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例え
ば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギ
ーによりインクの状態変化を生起させる方式を用いるこ
とにより記録の高密度化、高精細化が達成できる。
【0074】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急激な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。
【0075】この気泡の成長、収縮により吐出用開口を
介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも1つの
滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、即
時適切に気泡の成長収縮が行われるので、特に応答性に
優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好まし
い。
【0076】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0077】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれ
るものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、
共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構成を
開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59−138461号公報に基づいた構
成としても良い。
【0078】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0079】加えて、上記の実施形態で説明した記録ヘ
ッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリ
ッジタイプの記録ヘッドのみならず、装置本体に装着さ
れることで、装置本体との電気的な接続や装置本体から
のインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの
記録ヘッドを用いてもよい。
【0080】また、以上説明した記録装置の構成に、記
録ヘッドに対する回復手段、予備的な手段等を付加する
ことは記録動作を一層安定にできるので好ましいもので
ある。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対して
のキャッピング手段、クリーニング手段、加圧あるいは
吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の加熱素子
あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手段などが
ある。また、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを
備えることも安定した記録を行うために有効である。
【0081】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
【0082】以上説明した実施の形態においては、イン
クが液体であることを前提として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであっても、室温で軟化も
しくは液化するものを用いても良く、あるいはインクジ
ェット方式ではインク自体を30°C以上70°C以下
の範囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範
囲にあるように温度制御するものが一般的であるから、
使用記録信号付与時にインクが液状をなすものであれば
よい。
【0083】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。
【0084】このような場合インクは、特開昭54−5
6847号公報あるいは特開昭60−71260号公報
に記載されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に
液状または固形物として保持された状態で、電気熱変換
体に対して対向するような形態としてもよい。本発明に
おいては、上述した各インクに対して最も有効なもの
は、上述した膜沸騰方式を実行するものである。
【0085】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0086】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログ
ラムコードを読み出し実行することによっても、達成さ
れることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読
み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の
機能を実現することになり、そのプログラムコードを記
憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、
コンピュータが読み出したプログラムコードを実行する
ことにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけ
でなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピ
ュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)
などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理に
よって前述した実施形態の機能が実現される場合も含ま
れることは言うまでもない。
【0087】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0088】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明した(図2および/または図
4に示す)タイミングチャートに対応するプログラムコ
ードが格納されることになる。
【0089】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、実際に駆動する必要のないブロックに対する駆動
制御を省略することができ、記録媒体の幅が記録ヘッド
に比べて短い場合には、従来より高速な記録を行うこと
が可能となる。
【0090】また、インクジェット記録方式等で、記録
に使用しない記録素子(ノズル)の予備吐出を行う必要
がある場合に、実際に記録に使用しなかった記録素子に
対してのみ予備吐出を行うことができるので、予備吐出
の時間が短縮でき複数枚の記録媒体に連続して記録を行
う際の記録時間が短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のノズル指定回路の構
成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施形態における各信号の状態を示すタ
イミングチャートである。
【図3】本発明の第2の実施形態のノズル指定回路の構
成を示すブロック図である。
【図4】第2の実施形態における各信号の状態を示すタ
イミングチャートである。
【図5】従来の吐出制御回路のブロック図である。
【図6】図5の回路で全てのノズルを順に駆動する際の
タイミングチャートである。
【図7】フルライン型記録ヘッドを有する記録装置の概
略構成を示す図である。
【図8】本発明のインクジェット記録装置の一実施形態
の全体構成を示す断面図である。
【図9】図8の実施形態における搬送部の構成を示す断
面図である。
【図10】図8の実施形態の制御構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
P 記録媒体 2 給紙部 3 搬送部 4 排紙部 7 記録ヘッド 111 吐出制御信号作成回路 112 ノズル指定回路 113 ノズル指定用デコーダ 114 ブロック指定用デコーダ 115 3入力ANDゲート 116 吐出回路 120 開始ブロック指定レジスタ 121 終了ブロック指定レジスタ 122 カウンタ回路 123 比較回路 124 最終ノズル検出回路 125 カウンタ・ロード値選択回路 126 2入力ORゲート

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体の幅に対応した記録素子列を備
    えたフルライン型の記録ヘッドによって入力された情報
    に応じて記録を行う記録装置であって、 前記記録素子を所定数ずつ複数のブロックに分割し、前
    記複数のブロックの一つを指定する信号および各ブロッ
    クにおける記録素子一つを指定する信号を発生する記録
    素子指定手段と、 各記録素子に対する駆動タイミングを順番に規定するカ
    ウント手段と、 前記複数のブロックのうち、実際に駆動するブロックを
    指定するブロック指定手段と、 前記ブロック指定手段で指定されたブロックに対しての
    み、前記記録素子指定手段および前記カウント手段を動
    作させて各記録素子を駆動する駆動制御手段とを備えて
    いることを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記ブロック指定手段は、第1のブロッ
    ク番号と第2のブロック番号とを両端とする範囲内にあ
    るブロックを実際に駆動するブロックとして指定するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記ブロック指定手段は、第1のブロッ
    ク番号と第2のブロック番号とを含み両端のブロックま
    での2つの範囲内にあるブロックを実際に駆動するブロ
    ックとして指定することを特徴とする請求項1に記載の
    記録装置。
  4. 【請求項4】 前記ブロック指定手段は、第1および第
    2のブロック番号をそれぞれ格納する2つのレジスタを
    備えていることを特徴とする請求項2又は3に記載の記
    録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録ヘッドは、インクを吐出して記
    録を行うインクジェット記録ヘッドであることを特徴と
    する請求項1から4のいずれか1項に記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利用
    してインクを吐出する記録ヘッドであって、インクに与
    える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換体
    を備えていることを特徴とする請求項5に記載の記録装
    置。
  7. 【請求項7】 記録媒体の幅に対応した記録素子列を備
    えたフルライン型の記録ヘッドによって入力された情報
    に応じて記録を行う記録方法であって、 前記記録素子を所定数ずつ複数のブロックに分割し、前
    記複数のブロックの一つを指定する信号および各ブロッ
    クにおける記録素子一つを指定する信号を発生する記録
    素子指定工程と、 各記録素子に対する駆動タイミングを順番に規定するカ
    ウント工程と、 前記複数のブロックのうち、実際に駆動するブロックを
    指定するブロック指定工程と、 前記ブロック指定工程で指定されたブロックに対しての
    み、前記記録素子指定工程および前記カウント工程を行
    って各記録素子を駆動する駆動制御工程とを備えている
    ことを特徴とする記録方法。
  8. 【請求項8】 前記ブロック指定工程において、第1の
    ブロック番号と第2のブロック番号とを両端とする範囲
    内にあるブロックを実際に駆動するブロックとして指定
    することを特徴とする請求項7に記載の記録方法。
  9. 【請求項9】 前記ブロック指定工程において、第1の
    ブロック番号と第2のブロック番号とを含み両端のブロ
    ックまでの2つの範囲内にあるブロックを実際に駆動す
    るブロックとして指定することを特徴とする請求項7に
    記載の記録方法。
JP33822899A 1999-11-29 1999-11-29 記録装置および記録方法 Pending JP2001150657A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33822899A JP2001150657A (ja) 1999-11-29 1999-11-29 記録装置および記録方法
US09/718,419 US6685291B1 (en) 1999-11-29 2000-11-24 Printing apparatus and printing method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33822899A JP2001150657A (ja) 1999-11-29 1999-11-29 記録装置および記録方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001150657A true JP2001150657A (ja) 2001-06-05

Family

ID=18316143

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33822899A Pending JP2001150657A (ja) 1999-11-29 1999-11-29 記録装置および記録方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6685291B1 (ja)
JP (1) JP2001150657A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004110766A1 (ja) * 2003-06-16 2004-12-23 Sony Corporation 液体吐出装置及び液体吐出方法
KR100727934B1 (ko) 2005-04-12 2007-06-14 삼성전자주식회사 프린터 헤드의 수명 연장을 위한 프린트 방법, 이를 위한프린터, 호스트 및 프린트 시스템
US8454112B2 (en) 2010-03-23 2013-06-04 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Liquid ejection apparatus
JP2016124161A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 株式会社Screenホールディングス インクジェット印刷装置のフラッシング方法及びインクジェット印刷装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4950859B2 (ja) * 2006-12-08 2012-06-13 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA1127227A (en) 1977-10-03 1982-07-06 Ichiro Endo Liquid jet recording process and apparatus therefor
JPS5936879B2 (ja) 1977-10-14 1984-09-06 キヤノン株式会社 熱転写記録用媒体
US4330787A (en) 1978-10-31 1982-05-18 Canon Kabushiki Kaisha Liquid jet recording device
US4345262A (en) 1979-02-19 1982-08-17 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet recording method
US4463359A (en) 1979-04-02 1984-07-31 Canon Kabushiki Kaisha Droplet generating method and apparatus thereof
US4313124A (en) 1979-05-18 1982-01-26 Canon Kabushiki Kaisha Liquid jet recording process and liquid jet recording head
US4558333A (en) 1981-07-09 1985-12-10 Canon Kabushiki Kaisha Liquid jet recording head
JPS59123670A (ja) 1982-12-28 1984-07-17 Canon Inc インクジエツトヘツド
JPS59138461A (ja) 1983-01-28 1984-08-08 Canon Inc 液体噴射記録装置
JPS6071260A (ja) 1983-09-28 1985-04-23 Erumu:Kk 記録装置
JPH04133741A (ja) 1990-09-27 1992-05-07 Canon Inc 画像形成装置
US5568171A (en) * 1992-04-02 1996-10-22 Hewlett-Packard Company Compact inkjet substrate with a minimal number of circuit interconnects located at the end thereof
JPH06328722A (ja) * 1993-05-26 1994-11-29 Canon Inc インクジェット記録ヘッド及び該インクジェット記録ヘッドを用いたインクジェット記録装置
CA2128967C (en) * 1993-09-30 2001-04-03 Yoshiaki Kaburagi Recording apparatus
JP3305115B2 (ja) * 1994-06-01 2002-07-22 キヤノン株式会社 記録装置及び方法、及び記録ヘッドとその駆動回路
JPH08132621A (ja) 1994-11-08 1996-05-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 液滴吐出装置
JPH08258292A (ja) * 1995-03-20 1996-10-08 Canon Inc 記録装置
US5933161A (en) * 1996-03-21 1999-08-03 Fuji Xerox Co., Ltd. Ink-jet recorder having a driving circuit for driving heat-generating elements
JPH10181040A (ja) 1996-12-27 1998-07-07 Canon Inc 記録装置および記録ヘッド回復方法
JPH10258523A (ja) 1997-03-21 1998-09-29 Canon Aptecs Kk 画像形成装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004110766A1 (ja) * 2003-06-16 2004-12-23 Sony Corporation 液体吐出装置及び液体吐出方法
US7823998B2 (en) 2003-06-16 2010-11-02 Sony Corporation Liquid ejection apparatus and liquid ejection method
KR100727934B1 (ko) 2005-04-12 2007-06-14 삼성전자주식회사 프린터 헤드의 수명 연장을 위한 프린트 방법, 이를 위한프린터, 호스트 및 프린트 시스템
US8454112B2 (en) 2010-03-23 2013-06-04 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Liquid ejection apparatus
JP2016124161A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 株式会社Screenホールディングス インクジェット印刷装置のフラッシング方法及びインクジェット印刷装置

Also Published As

Publication number Publication date
US6685291B1 (en) 2004-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7360857B2 (en) Ink jet printing apparatus and ink jet printing method
JP3437319B2 (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット画像形成方法
JP4323611B2 (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録装置の吐出回復方法
JP2002337319A (ja) インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法
JP2004025557A (ja) インクジェット記録装置、インクジェット記録方法、プログラムおよび記憶媒体
JP2001150657A (ja) 記録装置および記録方法
US6568776B1 (en) Printing apparatus and power supply load reduction method for printing apparatus
JPH05147219A (ja) インクジエツト記録装置
JP2002113851A (ja) インクジェット記録装置及び該記録装置の回復処理制御方法
JPH07323615A (ja) 記録装置
JPH11348313A (ja) インクジェットプリント装置およびインクジェットプリント方法
JP2008080579A (ja) 画像形成装置及び画像定着方法
JP2000099214A (ja) 電子機器、プリンタ装置、及び、プリンタ装置の制御方法
JP3507430B2 (ja) 記録装置および記録装置の電源負荷低減方法
JP2002211055A (ja) 記録装置
JP2003191452A (ja) インクジェット記録装置
JP2001270156A (ja) 記録装置、記録装置の電源負荷低減方法および該方法を格納した記憶媒体
JPH11151822A (ja) 記録装置
JP2846000B2 (ja) 液体噴射記録装置
JP2695271B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2002248744A (ja) 画像記録装置およびその制御方法
JP3176170B2 (ja) インクジェット記録装置
JPH04368877A (ja) 画像形成装置
JP2006212869A (ja) インクジェット記録装置
JPH0781047A (ja) 記録装置および該記録装置を備えた情報処理システム

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040223