JPH05155075A - 熱転写プリンタ - Google Patents

熱転写プリンタ

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JPH05155075A
JPH05155075A JP31824491A JP31824491A JPH05155075A JP H05155075 A JPH05155075 A JP H05155075A JP 31824491 A JP31824491 A JP 31824491A JP 31824491 A JP31824491 A JP 31824491A JP H05155075 A JPH05155075 A JP H05155075A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
platen roller
recording
printing
heating
Prior art date
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Pending
Application number
JP31824491A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohiro Maekawa
友宏 前川
Koji Yui
康二 油井
Hitoshi Kamoda
仁 鴨田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP31824491A priority Critical patent/JPH05155075A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱転写プリンタの印画機構において、外気温
度のほかインクリボンや印画紙,プラテンローラーの温
度により印画濃度を左右されることなく、しかも印画速
度を速くできるようにする。 【構成】 プラテンローラー5の温度を温度センサ10
で検出し、これを制御装置13で監視し、発熱体9に通
電することにより、または、プラテンローラー5内にフ
ァンモータ11から送風することにより、プラテンロー
ラー5の温度を強制的に上昇または下降させ常に印画に
適する温度に制御する。これにより、印画時にプラテン
ローラー5に当接される印画紙やインクリボンの温度を
印画ヘッドの発熱量に応じて安定に上昇させ、印画濃度
を安定にする。それとともに、印画ヘッドからのわずか
の加熱でインクの昇華温度もしくは溶融温度に達するよ
うにして、印画速度を向上できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱転写プリンタの印画
機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の熱転写プリンタの印画機構
の説明図である。熱転写プリンタとしては、使用するイ
ンクの種類によって溶融式と昇華式がある。溶融式では
インクリボン1上のインクを熱で溶かし、昇華式では熱
で昇華するインクを塗布したインクリボン1を用い、熱
で溶けたインクもしくは昇華されたインクを印画紙2に
転写する。印画機構において、この熱を与えるものが、
印画ヘッド3である。印画ヘッド3は、通常、多数の発
熱体がドット状に配列されて成り、この発熱体に流す電
流の印加時間の長短により発熱量をコントロールしてい
る。印画機構において5は円筒状のプラテンローラーを
示し、インクリボン1と印画紙2は印画時に印画ヘッド
3によりプラテンローラー5へ圧接される。インクリボ
ン1に塗布された熱転写インクは上記印画ヘッド3の発
熱量に応じて転写量が変化し、濃度(階調)が制御でき
る。特に昇華式は、発熱量に対する転写量の変化が緩や
かで、幅広い範囲できめ細かく階調を制御できる利点を
有し、カラー画像を高精度で印画するプリンタ等に実用
されている。
【0003】このように、印画ヘッド3の発熱量によっ
て階調を制御する熱転写プリンタでは、発熱体の温度を
厳しく管理しないと、濃度ムラが発生したり、所望の階
調とは異って印画されたりする。そこで従来は、印画ヘ
ッド3に温度検出器4を取り付けて待機時の印画ヘッド
3の温度を検知し、検知した温度を印画ヘッド3への通
電の印加時間を制御する図略の電気回路にフィードバッ
クすることにより、通電の印加時間を変化させたり、ヘ
ッド温度が一定の温度に上昇するまで予め通電したりし
ていた。この方法によって、プリンタ電源投入時などに
印画ヘッド3が受ける外気温度の影響やプリンタに使用
されている電子部品等の発熱の影響とか、印画ヘッド3
自身の蓄熱の影響等を少なくするように配慮していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の熱転写プリンタでは、印画機構において、インクリ
ボン1と印画紙2は、印画ヘッド3とプラテンローラー
5にはさまれて設置されているので、印画ヘッド3の発
熱体の温度はインクリボン1やプラテンローラー5の温
度の影響を受ける問題がある。特に、プラテンローラー
5の温度の影響は、高精度な印画にとっては無視できな
いものが有った。
【0005】すなわち、従来の印画ヘッド3の温度をコ
ントロールする方法では、印画ヘッド3の温度は安定す
るものの、プラテンローラー5の温度が一定していない
ので、印画ヘッド3の発熱に対してインクリボン1およ
び印画紙2の温度上昇が安定せず、外気温が低いと印画
濃度が低かったり、連続して印画するとプラテンローラ
ー5の温度がしだいに上昇し、印画濃度が高くなったり
していた。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、その目的は、外気温度のほかインク
リボンや印画紙,プラテンローラーの温度により印画濃
度を左右されることなく、しかも印画速度を速くできる
熱転写プリンタを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の熱転写プリンタにおいては、円筒状のプラ
テンローラーを備えた熱転写プリンタにおいて、プラテ
ンローラーの表面温度を上昇させる加熱手段と、前記プ
ラテンローラーの表面温度を下降させる冷却手段と、前
記プラテンローラーの温度を検出する手段と、該検出し
た温度により前記加熱手段もしくは前記冷却手段を駆動
し前記プラテンローラーの温度を印画に適する温度に制
御する制御手段を具備することを特徴としている。
【0008】
【作用】本発明の熱転写プリンタでは、プラテンローラ
ーの温度を検出して監視し、加熱手段または冷却手段に
より、プラテンローラー温度を強制的に上昇または下降
させて、常に印画に適する温度に制御し維持する。これ
により、印画時にプラテンローラーに当接される印画紙
やインクリボンの温度が印画ヘッドの発熱量に対応して
安定に上昇できるようにし、印画濃度を安定にする。そ
れとともに、印画ヘッドからのわずかの加熱でインクの
昇華温度もしくは溶融温度に達するようにして、印画速
度を向上できるようにしている。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面を参照して詳
細に説明する。
【0010】図1は本発明の一実施例を示す構成図であ
り、印画機構は断面図で示してある。また、図2はその
印画機構の組み立て例を示す分解斜視図である。本実施
例は、昇華式の熱転写プリンタに適用した場合を示す。
本実施例を構成する要素として、5はプラテンローラ
ー、6はフレーム、7は軸受、8はスペーサ、9は発熱
体、10は温度センサ、11はファンモータ、12はエ
アダクト、13は制御装置である。
【0011】プラテンローラー5は内部に吹き抜けの空
洞を有する円筒状のプラテン芯金5aの表面を弾性体5
bで覆い、中心に回転軸5cを設けて成る。プラテン芯
金5aは熱伝導率の高いアルミニウム合金を用い、弾性
体5bには一般に用いるCR,SBR,NBR等の熱伝
導率の低いゴムに代えて、熱伝導率の高いシリコン系の
ゴムを用いるのが好適である。回転軸5cは、プラテン
芯金5aの端面に通風口を設けて支えられ、その回転軸
5c内部に発熱体9を装着する。この回転軸5cの両端
近傍はフレーム6,6に設けた2つの軸受7,7で回動
可能に支持される。一方のフレーム(図1では左側)6
の軸受7を支える部分には、軸受7に対し同心円状に複
数の通風孔6aを、前記プラテンローラー5の端面の通
風口に対応する範囲に開ける。エアダクト12には、フ
ァンモータ11が取り付けられ、その吹き出し口をフレ
ーム6の通風孔6aに外側から固定する。この通風孔6
aのプラテンローラー5側には、ファンモータ11によ
る送風時のエア漏れ防止用にスペーサ8を固着する。
【0012】プラテンローラー5の回転軸5cに装着し
た発熱体9の外部との接続は、回転軸5cの両端面で接
触する2個の電気接点9a,9bで行う。また、温度セ
ンサ10の外部との接続は、回転軸5cの端部の周面で
接触する2個の電気接点10a,10bで行う。これら
の電気接点9a,9b,10a,10bは制御装置13
に接続される。一方、ファンモータ11も制御装置13
に接続される。制御装置13は、上記接続により、温度
センサ10で検出された温度に基づいてプラテンローラ
ー5の温度が印画に適する温度となるように、検出温度
が低ければ発熱体9に通電して加熱し、連続印字により
検出温度が高くなれば、ファンモータ11を通電して回
転させることにより、プラテン芯金5a内に通風して冷
却を行う。
【0013】以上のように構成した一実施例の動作およ
び作用は、次のとおりである。本実施例では、プラテン
ローラー5の内部の温度を温度センサ10により検出
し、その検出温度が低いときは、制御装置13がこの温
度センサ10の検出温度を監視しながらプラテンローラ
ー5内の発熱体9の通電を制御し、印画に適する任意の
温度まで上昇させる。プラテンローラー5を構成するプ
ラテン芯金5aは熱伝導率の良いアルミ合金で形成さ
れ、その表面の弾性体5bは熱伝導率の良いシリコン系
ゴムで形成されているため、弾性体5bの表面は迅速に
印画に適する上記の任意温度に上昇する。
【0014】図3は印画時に印画ヘッドにt1の印加時
間で通電した場合のヘッド温度Hの上昇特性をプラテン
温度Pの違いで比較した特性図であり、(a)はプラテ
ン温度Pが外気温T程度と低い場合を示し、(b)はプ
ラテン温度Pが本実施例の適用により外気温Tより高く
上昇されている場合を示している。(b)に示すよう
に、プラテン温度Pを任意の温度に上昇させておけば、
印画ヘッドならびにインクリボン,印画紙は印画ヘッド
の発熱量に応じて安定して温度が上昇するので、濃淡の
ムラのない美しい印画を得ることができる。
【0015】また、本実施例では、プラテンローラー5
内部に吹き抜けの空洞を作り、そこへ外部からファンモ
ータ11の送風による空気が流れ込む様にし、連続印画
によってプラテン温度が上昇し過ぎた場合に備える。す
なわち、その温度上昇を前述の温度センサ10で検出を
行い、これを受けて制御装置13がファンモータ11を
回転させることにより、プラテンローラー5内に通風を
行い、強制空冷して所定温度を維持できるように図る。
【0016】また、プラテン表面温度が高めになるよう
に設定することにより、印画ヘッドからのわずかな加熱
によってインクが昇華温度に到達することができるの
で、印画ヘッドへの通電の印加時間を短くでき、印画速
度を速くすることができる。また、通電の印加時間を短
かくすれば、印画ヘッド寿命を長くできる利点も得られ
る。
【0017】なお、上記実施例において、発熱体9およ
び温度センサ10の取り付け位置は、図1の例に限られ
ず、それぞれシート状のものを採用してプラテン芯金5
aの内周あるいは外周に絶縁状態で接するように取り付
けても良い。また、プラテンローラー5の温度を上昇さ
せる方法としては、プラテンローラー5表面に外部から
発熱体を接触させたり、温風を吹き付ける方法を採用す
ることも可能である。さらに、プラテン温度を制御する
加熱・冷却手段としては、実施例で示した発熱体9やフ
ァンモータ11に限られず、ペルチェ効果サーモエレメ
ントなど種々のものが利用できる。上記実施例中の制御
装置13による発熱体9およびファンモータ11の制御
においては、単純なオン/オフ制御のほか、連続した通
電量の制御,回転数制御を採用するこもでき、一層きめ
細かな制御を行うことも可能である。さらに、本発明
は、溶融式の熱転写プリンタに適用可能であることは、
言うまでもない。このように本発明は、その主旨に沿っ
て種々に応用され、種々の実施態様を取り得るものであ
る。
【0018】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
熱転写プリンタによれば、プラテンローラーの温度を管
理できるので、印画ヘッドの温度を厳しく管理でき、高
精度な印画ができる。また、プラテンローラーの温度を
高めに設定すれば、印画ヘッドの発熱量が小さくて済む
ので、印画ヘッドの発熱体への電流の印加時間が少なく
なり、プリント時間が短縮できるとともに、印画ヘッド
の寿命も長くできる利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図
【図2】上記実施例の印画機構の組み立て例を示す分解
斜視図
【図3】(a),(b)は上記実施例の作用説明用のヘ
ッド温度上昇特性図
【図4】従来例の印画機構の説明図
【符号の説明】 5…プラテンローラー、6…フレーム、7…軸受、8…
スペーサ、9…発熱体、9a,9b…電気接点、10…
温度センサ、10a,10b…電気接点、11…ファン
モータ、12…エアダクト、13…制御装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 2/325 8907−2C B41J 3/20 117 A

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状のプラテンローラーを備えた熱転
    写プリンタにおいて、 プラテンローラーの表面温度を上昇させる加熱手段と、
    前記プラテンローラーの表面温度を下降させる冷却手段
    と、前記プラテンローラーの温度を検出する手段と、該
    検出した温度により前記加熱手段もしくは前記冷却手段
    を駆動し前記プラテンローラーの温度を印画に適する温
    度に制御する制御手段を具備することを特徴とする熱転
    写プリンタ。
JP31824491A 1991-12-03 1991-12-03 熱転写プリンタ Pending JPH05155075A (ja)

Priority Applications (1)

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JP31824491A JPH05155075A (ja) 1991-12-03 1991-12-03 熱転写プリンタ

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JP31824491A JPH05155075A (ja) 1991-12-03 1991-12-03 熱転写プリンタ

Publications (1)

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JPH05155075A true JPH05155075A (ja) 1993-06-22

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ID=18097044

Family Applications (1)

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JP31824491A Pending JPH05155075A (ja) 1991-12-03 1991-12-03 熱転写プリンタ

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08258300A (ja) * 1995-03-23 1996-10-08 Kyushu Hitachi Maxell Ltd 画像消去装置
JP2005153431A (ja) * 2003-11-28 2005-06-16 Mimaki Engineering Co Ltd Uv硬化型のインク使用のインクジェットプリンタ
KR100864518B1 (ko) * 2006-11-09 2008-10-21 주식회사 디지아이 디지털 프린팅 머신의 히팅장치
JP2012071487A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Dainippon Printing Co Ltd 熱転写プリンタ、多色熱転写プリンタおよび熱転写プリンタの制御プログラム
JP2018140499A (ja) * 2017-02-27 2018-09-13 三菱電機株式会社 熱転写型印刷装置

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