JP2005153431A - Uv硬化型のインク使用のインクジェットプリンタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1メディア冷却手段120を用いて、プラテン20内側の長手方向に並ぶ幅方向に複数に仕切られた各プラテン内側空間22の内外に亙ってそれぞれ循環させる冷却用の外気により、プラテン20上に搭載されたメディア50を、プラテン20上端壁を介して冷却し続ける。その際には、メディア50を、メディア吸着手段110により、プラテン20表面に隙間なく密着させた状態に吸着させて、そのメディア50を、プラテン20上端壁を介して、第1メディア冷却手段120により効率よく的確に冷却し続ける。
【選択図】図1
Description
UV照射手段100は、インクジェットヘッド30と一体になって、プラテン20上方をプラテン20表面とほぼ平行なY方向(横方向であって、図の表裏面方向)に移動したり、又は、インクジェットヘッド30とは別体に独立して、プラテン20上方をプラテン20表面とほぼ平行なY方向(横方向であって、図の表裏面方向)に移動したりするように構成されている。
他方、プラテン20上に搭載されたメディア50は、プラテン20上面を挟んで、その上方と下方とに対向させて配置されたピンチローラ94と送りローラ92との間に挟持されて、プラテン20上を送りローラ92の回転方向に当るX(縦)方向に移動するように構成されている。
そして、インクジェットヘッド30やUV照射手段100を、両者一体に又は両者別々に、Y方向に移動させたり、送りローラ92を回転させて、メディア50をプラテン20上をX方向に移動させたりすることにより、インクジェットヘッド30やUV照射手段100を、プラテン20上に搭載されたメディア50上方をX−Y方向に相対的に移動させることができるように構成されている。
また、このUV照射手段100が備えられたインクジェットプリンタによれば、プラスチックシート、金属板、ガラス板、紙、布等の様々のメディア50表面に、絵図又は/及び文字を、それらのメディア50表面にインク受理層を形成せずとも、ダイレクトにプリントできる。
具体的には、UVランプ102が収容されたボックス104下面のガラス窓106と、その直下のプラテン20表面との間は、約10mm前後の小間隔しかあいていない。その理由は、ボックス104下面のガラス窓106から放射された紫外線の多くが、その下方のプラテン20上に搭載されたメディア50表面に外部に漏れずに効率良く的確に照射されるようにするためである。他方、ボックス104下面のガラス窓106は、約400℃前後の高熱を発しながら紫外線を放射中のUVランプ102により、約200〜300℃まで高温に加熱される。そのために、そのボックス104下面のガラス窓106下方に位置するプラテン20上に搭載されたメディア50が、UV照射手段100により高温に加熱されて、変形してしまった。
その結果、そのメディア50表面にプリントされる絵図又は/及び文字にも、ずれや歪み等が生じて、その絵図又は/及び文字がプリントされたメディア50の品質が、大幅に低下してしまった。
プラテン上に搭載されたメディア裏面と、それに対向するプラテン表面との間に介在する空気を、プラテン表面に開口された空気吸入穴を通して、プラテン内側に吸引して、メディアを、それが搭載されたプラテン上に、メディア表面に加わる大気圧を利用して、吸着させるメディア吸着手段と、
プラテン内側の長手方向に並ぶ幅方向に複数に仕切られた各プラテン内側空間の内外に亙って冷却用の外気をそれぞれ循環させて、その複数の各プラテン内側空間をそれぞれ循環する外気により、プラテン上に搭載されたメディアを、プラテン上端壁を介して冷却する第1メディア冷却手段とが備えられたことを特徴としている。
プラテン上に搭載されたメディア裏面と、それに対向するプラテン表面との間に介在する空気を、プラテン表面に開口された空気吸入穴を通して、プラテン内側に吸引して、メディアを、それが搭載されたプラテン上に、メディア表面に加わる大気圧を利用して、吸着させるメディア吸着手段と、
プラテン内側空間の内外に亙って冷却用の液体を循環させて、そのプラテン内側空間を循環する冷却用の液体により、プラテン上に搭載されたメディアを、プラテン上端壁を介して冷却する第2メディア冷却手段とが備えられたことを特徴としている。
また、第1のインクジェットプリンタにおいては、第1メディア冷却手段を用いて、プラテン内側の長手方向に並ぶ幅方向に複数に仕切られた各プラテン内側空間の内外に亙ってそれぞれ循環させる冷却用の外気により、プラテン上に搭載されたメディアを、プラテン上端壁を介して冷却し続けることができる。
その際には、その幅方向に複数に仕切られた各プラテン内側空間が、比較的短尺に形成されているために、その複数の各プラテン内側空間をそれぞれ循環する冷却用の外気が、その各プラテン内側空間を循環中に、紫外線を放射中のUV照射手段により間接的に暖められて、その温度が漸次高まり、その外気の冷却作用が低下するのを、防ぐことができる。その結果、その比較的短尺の複数の各プラテン内側空間を、冷たいままの状態でそれぞれ循環する外気により、プラテン上に搭載されたメディアを、低温に的確に冷却し続けることができる。
他方、第2のインクジェットプリンタにおいては、第2メディア冷却手段を用いて、プラテン内側空間の内外に亙って循環させる比熱の大きい冷却用の液体により、プラテン上に搭載されたメディアを、プラテン上端壁を介して確実に冷却し続けることができる。
その際には、その第1、第2メディア冷却手段により冷却し続けるメディアを、メディア吸着手段により、プラテン表面に隙間なく密着させた状態に吸着させ続けることができる。そして、そのプラテン上に搭載されたメディアを、プラテン上端壁を介して、第1、第2メディア冷却手段により効率よく的確に冷却し続けることができる。そして、UV照射手段の下方に位置するプラテン上に搭載されたメディアが、高温に加熱されて、変形するのを、確実に防ぐことができる。
図1は本発明の第1のインクジェットプリンタの好適な実施の形態を示し、図1はそのプラテン周辺の概略構造説明図である。以下に、この第1のインクジェットプリンタを説明する。
その際には、その左右2つに仕切られた各プラテン内側空間22が、比較的短尺に形成されていて、その左右2つの各プラテン内側空間22をそれぞれ循環する冷却用の外気が、その各プラテン内側空間22を循環中に、紫外線を放射中のUV照射手段100から発せられる輻射熱等により間接的に暖められて、その温度が漸次高まり、その外気の冷却作用が低下するのを、防ぐことができるように構成されている。そして、その比較的短尺の左右2つの各プラテン内側空間22を、冷たいままの状態でそれぞれ循環する外気により、プラテン20上に搭載されたメディア50を、プラテン20上端壁を介して低温に的確に冷却し続けることができるように構成されている。
冷却用の液体には、水以外の、熱吸収率の良い比熱の大きいオイル等の液体を用いることが、可能である。冷却装置136には、汎用のクーラ以外の、熱電冷却素子等を用いることが、可能である。
その他の部分は、前述の図1に示した第1のインクジェットプリンタと同様に構成されている。
また、第1のインクジェットプリンタにおいては、第1メディア冷却手段120を用いて、プラテン20内側の長手方向に並ぶ幅方向に複数(図では、左右2つとしている)に仕切られた各プラテン内側空間22の内外に亙って冷却用の外気をそれぞれ循環させ続けることができる。そして、その複数の各プラテン内側空間22をそれぞれ循環する外気により、プラテン20上に搭載されたメディア50を、プラテン20上端壁を介して冷却し続けることができる。
その際には、その複数に仕切られた比較的短尺の各プラテン内側空間22をそれぞれ循環する外気が、その各プラテン内側空間22を循環中に、紫外線を放射中のUV照射手段100から発せられる輻射熱等により間接的に暖められて、その温度が漸次高まり、その外気の冷却作用が低下するのを、防ぐことができる。そして、その比較的短尺の複数の各プラテン内側空間22を、冷たいままの状態でそれぞれ循環させる外気により、プラテン20上に搭載されたメディア50を、低温に的確に冷却し続けることができる。
他方、第2のインクジェットプリンタにおいては、第2メディア冷却手段130を用いて、プラテン内側空間22の内外に亙って冷却用の液体を循環させ続けることができる。そして、そのプラテン内側空間22を循環する冷却用の液体により、プラテン20上に搭載されたメディア50を、プラテン20上端壁を介して冷却し続けることができる。
その際には、その第1メディア冷却手段120、又は第2メディア冷却手段130により冷却し続けるメディア50を、メディア吸着手段110により、プラテン20表面に隙間なく密着させた状態に吸着させ続けることができる。そして、そのプラテン20上に搭載されたメディア50を、プラテン20上端壁を介して、第1メディア冷却手段120、又は第2メディア冷却手段130により効率よく的確に冷却し続けることができる。そして、そのUV照射手段100の下方に位置するプラテン20上に搭載されたメディア50が、UV照射手段100から発せられる輻射熱等により高温に加熱されて、変形するのを、確実に防ぐことができる。
また、本発明の第1、第2のインクジェットプリンタは、フラットなベッドにメディアが搭載されて、そのベッド上に搭載されたメディア上方を、インクジェットヘッドをX−Y方向に移動させる、いわゆるフラットベッドタイプのインクジェットプリンタにも、利用可能である。
22 プラテン内側空間
28 リブ
30 インクジェットヘッド
50 メディア
100 照射手段
102 UVランプ
104 ボックス
106 ガラス窓
110 メディア吸着手段
112 空気吸入穴
114 空気吸引手段
115 吸気ファン
116 空気吸引路
120 第1メディア冷却手段
122 吸引ファン
124 右ダクト
126 外気吸入口
130 第2メディア冷却手段
132 液体循環通路
134 液体循環ポンプ
136 冷却装置
Claims (2)
- プラテン上に搭載されたメディア表面にインクジェットヘッドから噴射させて着弾させたUV硬化型のインク滴に、UV照射手段から紫外線を照射して、そのインク滴を硬化させてメディアに定着させるインクジェットプリンタにおいて、
前記プラテン上に搭載されたメディア裏面と、それに対向するプラテン表面との間に介在する空気を、プラテン表面に開口された空気吸入穴を通して、プラテン内側に吸引して、前記メディアを、それが搭載されたプラテン上に、メディア表面に加わる大気圧を利用して、吸着させるメディア吸着手段と、
前記プラテン内側の長手方向に並ぶ幅方向に複数に仕切られた各プラテン内側空間の内外に亙って冷却用の外気をそれぞれ循環させて、その複数の各プラテン内側空間をそれぞれ循環する外気により、前記プラテン上に搭載されたメディアを、プラテン上端壁を介して冷却する第1メディア冷却手段とが備えられたことを特徴とするUV硬化型のインク使用のインクジェットプリンタ。 - プラテン上に搭載されたメディア表面にインクジェットヘッドから噴射させて着弾させたUV硬化型のインク滴に、UV照射手段から紫外線を照射して、そのインク滴を硬化させてメディアに定着させるインクジェットプリンタにおいて、
前記プラテン上に搭載されたメディア裏面と、それに対向するプラテン表面との間に介在する空気を、プラテン表面に開口された空気吸入穴を通して、プラテン内側に吸引して、前記メディアを、それが搭載されたプラテン上に、メディア表面に加わる大気圧を利用して、吸着させるメディア吸着手段と、
前記プラテン内側空間の内外に亙って冷却用の液体を循環させて、そのプラテン内側空間を循環する冷却用の液体により、前記プラテン上に搭載されたメディアを、プラテン上端壁を介して冷却する第2メディア冷却手段とが備えられたことを特徴とするUV硬化型のインク使用のインクジェットプリンタ。
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