JP2005153193A - Uvインク使用のインクジェットプリンタ - Google Patents

Uvインク使用のインクジェットプリンタ Download PDF

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Abstract

【課題】UV照射手段のUVLEDのアレイユニットからプラテン上に搭載されたメディア表面の縦横に幅広く照射される紫外線の量が、その紫外線が当るメディア表面部分の全ての箇所でほぼ均一となる、UVLEDのアレイユニットを備えた、UVインク使用のインクジェットプリンタを提供する。
【解決手段】UVLEDのアレイユニット102に並ぶほぼ同一量の紫外線を放射する複数個の各UVLED104を、その隣り合う各UVLED104間の距離が等間隔となるように、プラテン表面とほぼ平行な同一平面上で互いに隙間なく並ぶ同一大きさの正三角の各頂点にそれぞれ配置する。
【選択図】図1

Description

本発明は、インクジェットヘッドから紫外線硬化型のUVインク(紫外線を照射して硬化させるインク)滴を噴射させるタイプの、UVインク使用のインクジェットプリンタに関する。
図4と図5又は図6に示したような、プラテン20上に搭載されたメディア(記録媒体)50の上方をプラテン20表面とほぼ平行なX−Y(縦横)方向に相対的に移動させるインクジェットヘッド30下面に並ぶノズル32から前記メディア50表面に向けて紫外線硬化型のUVインク滴を噴射させるインクジェットプリンタが、周知である。
このプリンタにおいては、そのインクジェットヘッド30から噴射させてメディア50表面に着弾させたUVインク滴に紫外線を照射して、そのUVインク滴をメディア50表面で硬化させるための、UV照射手段100が備えられている。そして、そのUV照射手段100により、メディア50表面に着弾させたUVインク滴に紫外線を照射して、そのUVインク滴を瞬時に硬化させ、そのUVインクをメディア50表面に定着させている。そして、そのメディア50表面に着弾したUVインク滴が、その着弾箇所周囲のメディア50部分に広く浸透して、そのメディア50表面に径の大きいぼやけたインクのドットが形成されるのを、防いでいる。
UV照射手段100は、図5に示したように、インクジェットヘッド30と一体に備えられていて、インクジェットヘッド30を支持するガイドバー80に沿って、プラテン20上方をプラテン20表面とほぼ平行なY(横)方向に移動可能なように、プラテン20上方に支持されたり、又は図6に示したように、インクジェットヘッド30とは別に備えられていて、インクジェットヘッド30を支持するガイドバー80とは別のサブガイドバー82に沿って、プラテン20上方をプラテン20表面とほぼ平行なY(横)方向に移動可能なように、プラテン20上方に支持されたりしている。
他方、プラテン20上に搭載されたメディア50は、プラテン20を挟んで、その上方と下方とに対向させて配置されたピンチローラ94と送りローラ92との間に挟持されて、プラテン20上を送りローラ92の回転方向に当るX(縦)方向に移動可能なように、プラテン20上に搭載されている。
そして、UV照射手段100を、インクジェットヘッド30と一体にガイドバー80に沿ってY方向に移動させたり、インクジェットヘッド30とは別にサブガイドバー82に沿ってY方向に移動させたり、送りローラ92を回転させて、プラテン20上に搭載されたメディア50をプラテン20上をX方向に移動させたりすることにより、UV照射手段100をプラテン20上に搭載されたメディア50上方をX−Y方向に相対的に移動させることができるように構成されている。
なお、図4では、UV照射手段100は、省略されている。
このUV照射手段100が備えられたインクジェットプリンタによれば、そのメディア50表面に着弾させたUVインク滴がその着弾箇所周囲のメディア50部分に広く浸透するのを防いで、そのメディア50表面に、小径の複数のUVインクのドットの配列からなる、滲みのないシャープで鮮明な絵図又は/及び文字をプリントできる。
また、このUV照射手段100が備えられたインクジェットプリンタによれば、プラスチックシート、金属板、ガラス板、紙、布等の様々のメディア50表面に、絵図又は/及び文字を、インク受理層を形成せずとも、ダイレクトにプリントできる。
本発明者は、既に、特願2003−158917に係る明細書及び図面に開示されたような、UV照射手段の紫外線発光体に、UVLED(Ultra Violet Light Emitting Diode;紫外線発光素子の略)又はUVLEDのアレイユニット(複数個のUVLEDを並べて持つもの)を用いた、UVインク使用のインクジェットプリンタを開発した。
このUV照射手段の紫外線発光体を構成しているUVLEDには、日亜化学工業株式会社が開発したハイパワー紫外線発光素子の、NCCU001E(商品名)等が用いられている。UVLEDは、その点灯時の消費電力が、従来一般に用いられている紫外線発光体の高圧水銀灯やメタルハライドランプに比べて、約20分の一と、極めて少ない。また、UVLEDは、従来一般に用いられている紫外線発光体の高圧水銀灯やメタルハライドランプに比べて、大幅に小型、軽量である。さらに、従来一般に用いられている紫外線発光体の高圧水銀灯やメタルハライドランプは、その点灯時に、オゾンを発生させるが、UVLEDは、その点灯時においても、公害の元凶となるオゾンを発生させることがない。加えて、UVLEDは、それに投入する電流量を増減制御することにより、待ち時間なく即時に繰り返し点灯させたり消灯させたりできる。
そのために、UVLED又はUVLEDのアレイユニットを紫外線発光体に用いたUV照射手段が備えられた、UVインク使用のインクジェットプリンタにおいては、そのUV照射手段の紫外線発光体の消費電力を少なく抑えて、省エネルギタイプのプリンタを提供できる。また、そのUV照射手段を、大幅に小型軽量化して、インクジェットプリンタを小型軽量化できる。また、UV照射手段をインクジェットヘッドと一体にプラテン上に搭載されたメディア上方をX−Y方向に相対的に移動させる構造のプリンタ(図5に示したような、UV照射手段がインクジェットヘッドに一体に備えられたプリンタ)の場合には、そのUV照射手段と一体に移動させるインクジェットヘッドの移動手段を、消費電力の少ない小型のものとすることができる。同様に、図6に示したような、UV照射手段をインクジェットヘッドとは別体にプラテン上に搭載されたメディア上方をX−Y方向に相対的に移動させる構造のプリンタの場合には、そのUV照射手段の移動手段を、消費電力の少ない小型のものとすることができる。さらに、紫外線発光体のUVLED又はUVLEDのアレイユニットを点灯させた際に、その紫外線発光体から公害の元凶となるオゾンが発生するのを防いで、オゾン発生のない無公害化されたインクジェットプリンタを提供可能となる。加えて、紫外線発光体のUVLED又はUVLEDのアレイユニットに投入する電流量を増減制御して、そのUVLED又はUVLEDのアレイユニットを待ち時間なく即時に繰り返し点灯させたり消灯させたりできる。そして、そのUV照射手段から紫外線を待ち時間なく即時に照射させたり、そのUV照射手段からの紫外線の照射を待ち時間なく即時に停止させたりするための、紫外線発光体の周囲を覆うカバーと、そのカバーの紫外線放射口を開閉するシャッタ機構を無くして、そのUV照射手段を大幅に簡易化、小型軽量化できる。
特開2003−159791 特開2003−145741
しかしながら、UV照射手段の紫外線発光体にUVLEDのアレイユニットが用いられたインクジェットプリンタにおいて、そのプリンタのインクジェットヘッド下面に並ぶノズルから噴射させて、プラテン上に搭載されたメディア表面に着弾させたUVインク滴に、そのUV照射手段のUVLEDのアレイユニットから紫外線を照射して、そのUVインク滴を硬化させてメディア表面に定着させた場合には、そのメディア表面に所定の配列パターンに着弾した複数のインク滴のうちの、一部のインク滴が、メディア表面で十分に硬化せずに、その一部のインク滴が、メディア表面に的確に定着しなかった。
その原因を調査したところ、そのUV照射手段中のUVLEDのアレイユニットに並ぶ複数個の各UVLEDから、プラテン上に搭載されたメディア表面に向けて縦横に幅広く放射されて、メディア表面の縦横に幅広く照射される紫外線の量が、その紫外線が当るメディア表面部分の全ての箇所で均一とならずに、そのUVLEDのアレイユニットから放射された紫外線が縦横に幅広く当るメディア表面部分に、紫外線が多く当る箇所と少なく当る箇所とがまだらに発生することを、発見した。そのために、そのUVLEDのアレイユニットから放射された紫外線が多く当るメディア表面部分に着弾したインク滴は、瞬時に硬化して、そのメディア表面部分に確実に定着するが、そのUVLEDのアレイユニットから放射された紫外線が少なくしか当らないメディア表面部分に着弾したインク滴は、瞬時に十分に硬化せずに、そのメディア表面部分に的確に定着しないからであることを、発見した。
したがって、このような課題を解消するためには、そのUVLEDのアレイユニットに並ぶ複数個の各UVLEDから紫外線を発生させた場合に、そのUVLEDのアレイユニットからプラテン上に搭載されたメディア表面に向けて縦横に幅広く放射されて、メディア表面の縦横に幅広く照射される紫外線の量が、その紫外線が縦横に幅広く当るメディア表面部分の全ての箇所でほぼ均一となるようにすれば良いことを、発見した。
そして、そのUVLEDのアレイユニットに並ぶ複数個の各UVLEDから紫外線を発生させた場合に、そのUVLEDのアレイユニットからプラテン上に搭載されたメディア表面の縦横に幅広く照射される紫外線の量が、その紫外線が当るメディア表面部分の全ての箇所でほぼ均一となる、UVLEDのアレイユニットを備えた、UVインク使用のインクジェットプリンタを開発した。
また、UV照射手段の紫外線発光体にUVLED又はUVLEDのアレイユニットが用いられたインクジェットプリンタにおいて、そのプリンタのインクジェットヘッド下面に並ぶノズルから噴射させて、プラテン上に搭載されたメディア表面に着弾させたUVインク滴に、そのUV照射手段のUVLED又はUVLEDのアレイユニットから放射される紫外線を照射して、そのUVインク滴を硬化させてメディア表面に定着させた場合には、その紫外線を発生中のUVLED又はUVLEDのアレイユニットから放射される紫外線の量が、時間が経過するのに伴って、漸次減衰してしまった。そして、そのUVLED又はUVLEDのアレイユニットから放射されて、メディア表面に照射される紫外線により、そのメディア表面に着弾させたインク滴を、瞬時に十分に硬化させて、そのメディア表面に確実に定着させることが、漸次不可能となってしまった。
その原因を調査したところ、紫外線を放射中のUVLED又はUVLEDのアレイユニットに並ぶ複数個の各UVLEDが、発熱して漸次高温となることを、発見した。そして、その紫外線を放射中のUVLEDが漸次高温となるのに伴って、そのUVLEDから放射される紫外線の量が、漸次減衰するためであることを、発見した。
したがって、このような課題を解消するためには、紫外線を放射中のUVLED又はUVLEDのアレイユニットに並ぶ複数個の各UVLEDに供給する電圧、電流、通電パルス、通電パルス周期等の電気エネルギを、その紫外線を放射中のUVLEDが自己の発する熱で漸次高温となるのに伴って、漸次増大させれば良いことを、発見した。そして、その紫外線を放射中のUVLED又はUVLEDのアレイユニットに並ぶ複数個の各UVLEDが放射する紫外線の量を、その紫外線を放射中のUVLEDの温度上昇に影響されることなく、一定に保てば良いことを、発見した。
そして、紫外線を放射中のUVLED又はUVLEDのアレイユニットに並ぶ複数個の各UVLEDに供給する電気エネルギを、その紫外線を放射中のUVLEDが漸次高温となるのに伴って、漸次増大させて、そのUVLEDが放射する紫外線の量を、その紫外線を発生中のUVLEDの温度変化に影響されることなく、一定に保つための手段を備えた、UVインク使用のインクジェットプリンタを開発した。
あるいは、上記のような、UVLEDの温度上昇に伴う、UVLEDの紫外線放射量の減衰を防ぐためには、紫外線を放射中のUVLED又はUVLEDのアレイユニットに並ぶ複数個の各UVLEDを、冷却し続けて、その紫外線を放射中のUVLEDが自己の発する熱で漸次高温となるのを防げば良いことを、発見した。
そして、紫外線を放射中のUVLED又はUVLEDのアレイユニットに並ぶ複数個の各UVLEDを、冷却し続けて、その紫外線を発生中のUVLEDが漸次高温となるのを防ぐ手段を備えた、UVインク使用のインクジェットプリンタを開発した。
即ち、本発明は、UV照射手段のUVLEDのアレイユニットに並ぶ複数個の各UVLEDから紫外線を発生させた場合に、そのUVLEDのアレイユニットからプラテン上に搭載されたメディア表面の縦横に幅広く照射される紫外線の量が、その紫外線が当るメディア表面部分の全ての箇所でほぼ均一となる、UVLEDのアレイユニットを備えた、UVインク使用のインクジェットプリンタを提供することを、第1の目的としている。
また、UV照射手段の紫外線を放射中のUVLED又はUVLEDのアレイユニットに並ぶ複数個の各UVLEDに供給する電気エネルギを、その紫外線を放射中のUVLEDが漸次高温となるのに伴って、漸次増大させて、そのUVLEDが発する紫外線の量を、その紫外線を発生中のUVLEDの温度上昇に影響されずに、一定に保つための手段を備えた、UVインク使用のインクジェットプリンタを提供することを、第2の目的としている。
また、UV照射手段の紫外線を放射中のUVLED又はUVLEDのアレイユニットに並ぶ複数個の各UVLEDを、冷却し続けて、その紫外線を放射中のUVLEDが漸次高温となって、そのUVLEDの紫外線の放射量が減衰するのを防ぐ手段を備えた、UVインク使用のインクジェットプリンタ(以下、単にインクジェットプリンタという)を提供することを、第3の目的としている。
上記第1の目的を達成するために、本発明の第1のインクジェットプリンタは、
UVLEDのアレイユニットに並ぶほぼ同一量の紫外線を放射する複数個の各UVLEDが、その隣り合う各UVLED間の距離が等間隔となるように、プラテン表面とほぼ平行な同一平面上で互いに隙間なく並ぶ同一大きさの正三角の各頂点にそれぞれ配置されてなることを特徴としている。
このような構成の第1のインクジェットプリンタにおいては、そのプラテン表面とほぼ平行な同一平面上に並べて配置されたUVLEDのアレイユニットのほぼ同一量の紫外線を放射する複数個の隣り合う各UVLED間の距離が等間隔となっていて、その複数個のUVLEDが、プラテン表面とほぼ平行な同一平面上の全ての箇所でほぼ均一の密度で配置された状態にある。それと共に、そのUVLEDのアレイユニットに並ぶ複数個の各UVLEDが、プラテン表面とほぼ平行な同一平面上に並べて配置されていて、プラテン上に搭載されたメディア表面からほぼ同一距離離れた状態にある。そのために、そのUVLEDのアレイユニットに並ぶ複数個の各UVLEDから放射されて、そのUVLEDのアレイユニットからプラテン上に搭載されたメディア表面の縦横に幅広く照射される紫外線の量が、その紫外線が当るメディア表面部分の全ての箇所でほぼ同一となるように均一化される。
その結果、そのUVLEDのアレイユニットから放射されてメディア表面の縦横に幅広くほぼ均一に照射される紫外線により、その紫外線が当るメディア表面部分の各所に所定配列パターンで着弾したインク滴の全てを、瞬時に十分に硬化させて、そのメディア表面部分に確実に定着させることが、可能となる。
また、上記第2の目的を達成するために、本発明の第2のインクジェットプリンタは、
紫外線を発生中のUVLED又はUVLEDのアレイユニットに並ぶほぼ同一量の紫外線を放射する複数個のUVLEDの少なくとも1個以上のUVLEDの温度を検知する検知手段と、該検知手段により検知したUVLEDの温度変化に応じて、そのUVLED又はUVLEDのアレイユニットに並ぶ複数個の各UVLEDに供給する電気エネルギを増減させて、そのUVLED又はUVLEDのアレイユニットに並ぶ複数個の各UVLEDが発する紫外線の放射量を、その紫外線を放射中のUVLED又はUVLEDのアレイユニットに並ぶ複数個の各UVLEDの温度変化に影響されずに、一定に保つための制御手段とが備えられたことを特徴としている。
このような構成の第2のインクジェットプリンタにおいては、検知手段により検知した紫外線を発生中のUVLED又はUVLEDのアレイユニットに並ぶほぼ同一量の紫外線を放射する複数個の各UVLEDの温度変化に応じて、そのUVLED又はUVLEDのアレイユニットに並ぶ複数個の各UVLEDに供給する電気エネルギを、制御手段を用いて、増減させることができる。具体的には、検知手段により検知した紫外線を放射中のUVLED又はUVLEDのアレイユニットに並ぶ複数個の各UVLEDの温度が漸次上昇するのに伴って、そのUVLED又はUVLEDのアレイユニットに並ぶ複数個の各UVLEDに供給する電気エネルギを、制御手段により、漸次増加させることができる。そして、そのUVLED又はUVLEDのアレイユニットに並ぶ複数個の各UVLEDが発する紫外線の放射量を、その紫外線を放射中のUVLED又はUVLEDのアレイユニットに並ぶ複数個の各UVLEDの温度変化(温度上昇)に影響されずに、一定に保つことができる。
その結果、その紫外線を発生中のUVLED又はUVLEDのアレイユニットから放射される紫外線の量が、時間が経過するのに伴って、漸次減衰するのを防いで、そのUVLED又はUVLEDのアレイユニットから放射されてメディア表面に照射される紫外線の量を、時間の経過に拘わりなく、常に一定に保つことが可能となる。そして、そのUVLED又はUVLEDのアレイユニットから、時間の経過に拘わりなく、常に一定の量づつ放射されて、メディア表面に照射し続けられる紫外線により、そのメディア表面に着弾したインク滴を、時間の経過に拘わりなく、常に瞬時に十分に硬化させて、そのメディア表面に確実に定着させることが、可能となる。
また、上記第3の目的を達成するために、本発明の第3のインクジェットプリンタは、
紫外線を発生中のUVLED又はUVLEDのアレイユニットに並ぶほぼ同一量の紫外線を放射する複数個の各UVLEDを冷却して、そのUVLED又はUVLEDのアレイユニットに並ぶ複数個の各UVLEDが発する紫外線の放射量を一定に保つための、冷却手段が備えられたことを特徴としている。
このような構成の第3のインクジェットプリンタにおいては、紫外線を放射中のUVLED又はUVLEDのアレイユニットに並ぶ複数個の各UVLEDを、冷却手段を用いて、冷却し続けることができる。そして、そのUVLED又はUVLEDのアレイユニットに並ぶ複数個の各UVLEDが発する熱を、そのUVLED外部に放散し続けることができる。そして、そのUVLEDが自己の発する熱で漸次高温となって、そのUVLEDが発する紫外線の放射量が漸次減衰するのを、防ぐことができる。
その結果、その紫外線を発生中のUVLED又はUVLEDのアレイユニットから放射される紫外線の量が、時間が経過するのに伴って、漸次減衰するのを防いで、そのUVLED又はUVLEDのアレイユニットから放射される紫外線の量を、時間の経過に拘わりなく、常に一定に保つことが可能となる。そして、そのUVLED又はUVLEDのアレイユニットから、時間の経過に拘わりなく、常に一定の量づつ放射されて、メディア表面に照射し続けられる紫外線により、そのメディア表面に着弾させたインク滴を、時間の経過に拘わりなく、常に瞬時に十分に硬化させて、そのメディア表面に確実に定着させることが、可能となる。
以上説明したように、本発明の第1のインクジェットプリンタによれば、そのUV照射手段のUVLEDのアレイユニットに並ぶ複数個の各UVLEDから放射されて、そのUVLEDのアレイユニットからプラテン上に搭載されたメディア表面の縦横に幅広く照射される紫外線の量を、そのメディア表面の全ての箇所でほぼ同一となるように均一化できる。そして、そのUVLEDのアレイユニットから放射されてメディア表面に幅広くほぼ均一に照射される紫外線により、そのメディア表面の各所に所定配列パターンで着弾したインク滴の全てを、瞬時に十分に硬化させて、そのメディア表面に確実に定着させることが、可能となる。
また、本発明の第2のインクジェットプリンタによれば、そのUV照射手段の紫外線を発生中のUVLED又はUVLEDのアレイユニットの複数個の各UVLEDから放射される紫外線の量が、時間が経過するのに伴って、そのUVLEDが自己の発する熱で漸次高温となって、漸次減衰するのを、検知手段と制御手段とを用いて、そのUVLEDに供給する電気エネルギ量を調整することにより、防ぐことができる。そして、そのUVLED又はUVLEDのアレイユニットから放射されてメディア表面に照射される紫外線の量を、時間の経過に拘わりなく、常に一定に保つことができる。そして、そのUVLED又はUVLEDのアレイユニットから、時間の経過に拘わりなく、常に一定の量づつ放射されて、メディア表面に照射される紫外線により、そのメディア表面に着弾させたインク滴を、時間の経過に拘わりなく、常に瞬時に十分に硬化させて、そのメディア表面に確実に定着させることが、可能となる。
また、本発明の第3のインクジェットプリンタによれば、そのUV照射手段の紫外線を発生中のUVLED又はUVLEDのアレイユニットの複数個の各UVLEDから放射される紫外線の量が、時間が経過するのに伴って、そのUVLEDが自己の発する熱で漸次高温となって、漸次減衰するのを、冷却手段を用いて、そのUVLEDを冷却し続けることにより、防ぐことができる。そして、そのUVLED又はUVLEDのアレイユニットから放射される紫外線の量を、時間の経過に拘わりなく、常に一定に保つことが可能となる。そして、そのUVLED又はUVLEDのアレイユニットから、時間の経過に拘わりなく、常に一定の量づつ放射されて、メディア表面に照射される紫外線により、そのメディア表面に着弾させたインク滴を、時間の経過に拘わりなく、常に瞬時に十分に硬化させて、そのメディア表面に確実に定着させることが、可能となる。
図1は本発明の第1のインクジェットプリンタの好適な実施の形態を示し、図1はそのUVLEDのアレイユニットの概略構造を示す一部平面図である。以下に、この第1のインクジェットプリンタを説明する。
この第1のインクジェットプリンタにおいては、UV照射手段100の紫外線発光体に、UVLEDのアレイユニット102が用いられている。UVLEDのアレイユニット102は、図1に示したように、ほぼ同一量の紫外線を放射する複数個のUVLED104が、プラテン20表面とほぼ平行な同一平面上に縦横に並んだ構造をしている。
UVLEDのアレイユニット102に並ぶ複数個の各UVLED104は、その隣り合う各UVLED104間の距離が等間隔となるように、プラテン20表面とほぼ平行な同一平面上で互いに隙間なく並ぶ同一大きさの破線で示した正三角の各頂点にそれぞれ配置されている。
UVLEDのアレイユニット102に並ぶ複数個の各UVLED104の紫外線放射部分は、プラテン20方向を向いている。そして、そのUVLEDのアレイユニット102に並ぶ複数個の各UVLED104から発せられた紫外線が、プラテン20上に搭載されたメディア50表面に的確に照射されるように、構成されている。
その他は、前述の図4と図5又は図6に示したインクジェットプリンタと同様に構成されていて、この第1のインクジェットプリンタにおいては、そのプラテン20表面とほぼ平行な同一平面上に並べて配置されたUVLEDのアレイユニット102のほぼ同一量の紫外線を放射する複数個の隣り合う各UVLED104間の距離が等間隔となっていて、その複数個の各UVLED104が、プラテン20表面とほぼ平行な同一平面上の全ての箇所でほぼ均一の密度で配置された状態にある。それと共に、そのUVLEDのアレイユニット102に並ぶ複数個の各UVLED104が、プラテン20表面とほぼ平行な同一平面上に並べて配置されていて、プラテン20上に搭載されたメディア50表面からほぼ同一距離離れた状態にある。そのために、そのUVLEDのアレイユニット102に並ぶ複数個の各UVLED104から放射されて、プラテン20上に搭載されたメディア50表面の縦横に幅広く照射される紫外線の量が、その紫外線が当るメディア50表面部分の全ての箇所でほぼ同一となるように均一化される。その結果、そのUVLEDのアレイユニット102から放射される紫外線により、メディア50表面の各所に所定配列パターンで着弾したインク滴の全てを、瞬時に十分に硬化させて、そのメディア50表面に確実に定着させることができる。
図2は本発明の第2のインクジェットプリンタの好適な実施の形態を示し、図2はそのUVLED部分の概略構造説明図である。以下に、この第2のインクジェットプリンタを説明する。
この第2のインクジェットプリンタにおいては、UV照射手段100の紫外線発光体に、UVLED104又はUVLEDのアレイユニット102が用いられている。そして、、図2に示したように、その紫外線を発生中のUVLED104又はUVLEDのアレイユニット102に並ぶほぼ同一量の紫外線を放射する複数個のUVLED104の少なくとも1個以上のUVLED104の温度を検知する検知手段110が備えられている。検知手段110は、例えば、熱電対センサと電子回路とが組み合わされて構成されている。検知手段110は、UVLED104が搭載されたアルミナセラミック又は金属等からなる基板106に付設されている。
また、検知手段110により検知した紫外線を発生中のUVLED104の温度変化に応じて、その紫外線を放射中のUVLED104又はUVLEDのアレイユニット102に並ぶ複数個の各UVLED104に供給する電気エネルギを増減させて、そのUVLED104又はUVLEDのアレイユニット102に並ぶ複数個の各UVLED104が発する紫外線の放射量を、そのUVLED104又はUVLEDのアレイユニット102に並ぶ複数個の各UVLED104の温度変化に影響されずに、一定に保つための制御手段120が備えられている。制御手段120は、例えば、UVLED104に電気エネルギを供給する電源回路と、該回路を駆動制御する電子制御回路であって、検知手段110の電子回路に接続された電子制御回路とから構成されている。
制御手段120は、例えば、UVLED104又はUVLEDのアレイユニット102に並ぶ複数個の各UVLED104に供給する電圧、電流、通電パルス幅、又は通電パルス周期の少なくとも1つ以上を制御して、そのUVLED104又はUVLEDのアレイユニット102に並ぶ複数個の各UVLED104が発する紫外線の放射量を、その紫外線を発生中のUVLED104の温度上昇に拘わりなく、一定に保つ構造をしている。
UVLED104又はUVLEDのアレイユニット102に並ぶ複数個の各UVLED104の紫外線放射部分は、プラテン20方向を向いている。そして、そのUVLED104又はUVLEDのアレイユニット102に並ぶ複数個の各UVLED104から発せられた紫外線が、プラテン20上に搭載されたメディア50表面に的確に照射されるように、構成されている。
その他は、前述の図4と図5又は図6に示したインクジェットプリンタと同様に構成されていて、この第2のインクジェットプリンタにおいては、検知手段110により検知した紫外線を発生中のUVLED104又はUVLEDのアレイユニット102に並ぶほぼ同一量の紫外線を放射する複数個の各UVLED104の温度が上昇するのに伴って、そのUVLED104又はUVLEDのアレイユニット102に並ぶ複数個の各UVLED104に供給する電気エネルギを、制御手段120を用いて、増加させることができる。そして、そのUVLED104又はUVLEDのアレイユニット102に並ぶ複数個の各UVLED104が発する紫外線の放射量を、その紫外線を放射中のUVLED104又はUVLEDのアレイユニット102に並ぶ複数個の各UVLED104の温度上昇に影響されずに、一定に保つことができる。そして、そのUVLED104又はUVLEDのアレイユニット102から、時間の経過に拘わりなく、常に一定の量づつ放射させる紫外線により、メディア50表面に着弾したインク滴を、時間の経過に拘わりなく、常に瞬時に十分に硬化させて、そのメディア50表面に確実に定着させることができる。
図3は本発明の第3のインクジェットプリンタの好適な実施の形態を示し、図3はそのUVLED部分の概略構造説明図である。以下に、この第3のインクジェットプリンタを説明する。
この第3のインクジェットプリンタにおいては、そのUV照射手段100の紫外線発光体に、UVLED104又はUVLEDのアレイユニット102が用いられている。そして、その紫外線を発生中のUVLED104又はUVLEDのアレイユニット102に並ぶほぼほぼ同一量の紫外線を放射する複数個の各UVLED104を冷却して、そのUVLED104又はUVLEDのアレイユニット102に並ぶ複数個の各UVLED104が発する紫外線の放射量を一定に保つための、冷却手段130が備えられている。
冷却手段130には、例えば、放熱フィン又はペルチェ素子などと呼ばれる熱電冷却素子(図では、放熱フィンとしている)が用いられている。放熱フィン又は熱電冷却素子は、図3に示したように、UVLED104が搭載された放熱性の良いアルミナセラミック又は金属等からなる基板106に付設されている。そして、それらの放熱フィン又は熱電冷却素子により、基板106に搭載されたUVLED104が発する熱をその外部に効率良く放散できる構造をしている。
UVLED104又はUVLEDのアレイユニット102に並ぶ複数個の各UVLED104の紫外線放射部分は、プラテン20方向を向いている。そして、そのUVLED104又はUVLEDのアレイユニット102に並ぶ複数個の各UVLED104から発せられた紫外線が、プラテン20上に搭載されたメディア50表面に的確に照射されるように、構成されている。
その他は、前述の図4と図5又は図6に示したインクジェットプリンタと同様に構成されていて、この第3のインクジェットプリンタにおいては、その紫外線を発生中のUVLED104又はUVLEDのアレイユニット102に並ぶほぼ同一量の紫外線を放射する複数個の各UVLED104を、冷却手段130を用いて、冷却し続けることができる。そして、そのUVLED104又はUVLEDのアレイユニット102に並ぶ複数個の各UVLED104が発する熱を、その外部に効率良く放散し続けることができる。そして、そのUVLED104が自己の発する熱で漸次高温となって、そのUVLED104又はUVLEDのアレイユニット102に並ぶ複数個の各UVLED104が発する紫外線の放射量が漸次減衰するのを、防ぐことができる。そして、そのUVLED104又はUVLEDのアレイユニット102から、時間の経過に拘わりなく、常に一定の量づつ放射される紫外線により、メディア50表面に着弾したインク滴を、時間の経過に拘わりなく、常に瞬時に十分に硬化させて、そのメディア50表面に確実に定着させることができる。
UV照射手段の紫外線発光体に、UVLEDのアレイユニットが用いられた、UVインク使用のインクジェットプリンタには、本発明の第1、第2及び第3のインクジェットプリンタの構成を、共に利用可能である。
そうした場合には、その第1、第2及び第3のインクジェットプリンタの構成を共に持つプリンタを用いて、前述の第1、第2及び第3のインクジェットプリンタの有する作用、効果を共に持つ、UVインク使用のインクジェットプリンタを提供可能となる。
即ち、そうした場合には、そのUVLEDのアレイユニット102に並ぶほぼほぼ同一量の紫外線を放射する複数個の各UVLED104から放射されて、プラテン20上に搭載されたメディア50表面の縦横に幅広く照射される紫外線の量を、その紫外線が当るメディア50表面部分の全ての箇所でほぼ同一となるように均一化できる。
それと共に、そのUVLEDのアレイユニット102に並ぶ紫外線を発生中の複数個の各UVLED104が発する紫外線の放射量が、時間が経過するのに伴って、漸次減衰するのを、防ぐことができる。
また、UV照射手段の紫外線発光体に、UVLEDのアレイユニットが用いられた、UVインク使用のインクジェットプリンタには、本発明の第1のインクジェットプリンタの構成と、第2又は第3のインクジェットプリンタのいずれか一方の構成とを、共に利用することも可能である。
そうした場合には、その第1のインクジェットプリンタと、第2又は第3のインクジェットプリンタのいずれか一方との構成を共に持つプリンタを用いて、前述の第1のインクジェットプリンタと、第2又は第3のインクジェットプリンタのいずれか一方との有する作用、効果を共に持つ、UVインク使用のインクジェットプリンタを提供可能となる。
即ち、そうした場合には、そのUVLEDのアレイユニット102に並ぶ複数個の各UVLED104から放射されて、プラテン20上に搭載されたメディア50表面の縦横に幅広く照射される紫外線の量を、その紫外線が当るメディア50表面部分の全ての箇所でほぼ同一となるように均一化できる。
それと共に、そのUVLEDのアレイユニット102に並ぶ紫外線を放射中の複数個の各UVLED104が発する紫外線の放射量が、時間が経過するのに伴って、漸次減衰するのを、防ぐことができる。
また、UV照射手段の紫外線発光体に、UVLED又はUVLEDのアレイユニットが用いられた、UVインク使用のインクジェットプリンタには、本発明の第2及び第3のインクジェットプリンタの構成を、共に利用することが可能である。
そうした場合には、その第2及び第3のインクジェットプリンタの構成を共に持つプリンタを用いて、前述の第2及び第3のインクジェットプリンタの有する作用、効果を共に持つ、UVインク使用のインクジェットプリンタを提供可能となる。
即ち、そうした場合には、そのUVLED104又はUVLEDのアレイユニット102に並ぶ紫外線を放射中の複数個の各UVLED104が発する紫外線の放射量が、時間が経過するのに伴って、漸次減衰するのを、確実に防ぐことができる。
本発明の第1のインクジェットプリンタは、UV照射手段の紫外線発光体に、UVLEDのアレイユニットが用いられた、UVインク使用のインクジェットプリンタに、広く利用可能である。
また、本発明の第2又は第3のインクジェットプリンタは、UV照射手段の紫外線発光体に、UVLED又はUVLEDのアレイユニットが用いられた、UVインク使用のインクジェットプリンタに、広く利用可能である。
また、本発明の第1、第2又は第3のインクジェットプリンタは、フラットなベッドにメディアが搭載されて、そのベッド上に搭載されたメディア上方を、インクジェットヘッドをX−Y方向に移動させる、いわゆるフラットベッドタイプの、UVインク使用のプリンタにも、利用可能である。
本発明の第1のインクジェットプリンタのUVLEDのアレイユニットの概略構造を示す一部平面図である。 本発明の第2のインクジェットプリンタのUVLED部分の概略構造説明図である。 本発明の第3のインクジェットプリンタのUVLED部分の概略構造説明図である。 UVインク使用のインクジェットプリンタの概略構造を示す断面図である。 UVインク使用のインクジェットプリンタの概略構造を示す平面図である。 UVインク使用のインクジェットプリンタの概略構造を示す平面図である。
符号の説明
30 インクジェットヘッド
50 メディア
80 ガイドバー
82 サブガイドバー
92 送りローラ
94 ピンチローラ
100 照射手段
102 UVLEDのアレイユニット
104 UVLED
106 基板
110 検知手段
120 制御手段
130 冷却手段

Claims (5)

  1. プラテン上に搭載されたメディアの上方をプラテン表面とほぼ平行なX−Y方向に相対的に移動させるインクジェットヘッドから噴射されてメディア表面に着弾したUVインク滴に、同じくプラテン表面とほぼ平行なX−Y方向に相対的に移動させるUVLEDのアレイユニットから、紫外線を照射して、そのUVインク滴を硬化させてメディア表面に定着させ、そのメディア表面に複数のUVインクのドットの配列からなる絵図又は/及び文字をプリントするインクジェットプリンタにおいて、
    前記UVLEDのアレイユニットに並ぶほぼ同一量の紫外線を放射する複数個の各UVLEDが、その隣り合う各UVLED間の距離が等間隔となるように、前記プラテン表面とほぼ平行な同一平面上で互いに隙間なく並ぶ同一大きさの正三角の各頂点にそれぞれ配置されてなることを特徴とするUVインク使用のインクジェットプリンタ。
  2. プラテン上に搭載されたメディアの上方をプラテン表面とほぼ平行なX−Y方向に相対的に移動させるインクジェットヘッドから噴射されてメディア表面に着弾したUVインク滴に、同じくプラテン表面とほぼ平行なX−Y方向に相対的に移動させるUVLED又はUVLEDのアレイユニットから、紫外線を照射して、そのUVインク滴を硬化させてメディア表面に定着させ、そのメディア表面に複数のUVインクのドットの配列からなる絵図又は/及び文字をプリントするインクジェットプリンタにおいて、
    紫外線を発生中の前記UVLED又はUVLEDのアレイユニットに並ぶほぼ同一量の紫外線を放射する複数個のUVLEDの少なくとも1個以上のUVLEDの温度を検知する検知手段と、該検知手段により検知したUVLEDの温度変化に応じて、そのUVLED又はUVLEDのアレイユニットに並ぶ複数個の各UVLEDに供給する電気エネルギを増減させて、そのUVLED又はUVLEDのアレイユニットに並ぶ複数個の各UVLEDが発する紫外線の放射量を、そのUVLED又はUVLEDのアレイユニットに並ぶ複数個の各UVLEDの温度変化に影響されずに、一定に保つための制御手段とが備えられたことを特徴とするUVインク使用のインクジェットプリンタ。
  3. 前記制御手段が、前記UVLED又はUVLEDのアレイユニットに並ぶ複数個の各UVLEDに供給する電圧、電流、通電パルス幅、又は通電パルス周期の少なくとも1つ以上を制御する構造のものであることを特徴とする請求項2記載のUVインク使用のインクジェットプリンタ。
  4. プラテン上に搭載されたメディアの上方をプラテン表面とほぼ平行なX−Y方向に相対的に移動させるインクジェットヘッドから噴射されてメディア表面に着弾したUVインク滴に、同じくプラテン表面とほぼ平行なX−Y方向に相対的に移動させるUVLED又はUVLEDのアレイユニットから、紫外線を照射して、そのUVインク滴を硬化させてメディア表面に定着させ、そのメディア表面に複数のUVインクのドットの配列からなる絵図又は/及び文字をプリントするインクジェットプリンタにおいて、
    紫外線を発生中の前記UVLED又はUVLEDのアレイユニットに並ぶほぼ同一量の紫外線を放射する複数個の各UVLEDを冷却して、そのUVLED又はUVLEDのアレイユニットに並ぶ複数個の各UVLEDが発する紫外線の放射量を一定に保つための、冷却手段が備えられたことを特徴とするUVインク使用のインクジェットプリンタ。
  5. 前記冷却手段が、UVLEDが搭載された基板に付設された放熱フィン又は熱電冷却素子であることを特徴とする請求項4記載のUVインク使用のインクジェットプリンタ。
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