JP2010042542A - 印刷装置及び印刷方法 - Google Patents

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貴之 三井
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Abstract

【課題】紫外線の照射により硬化する紫外線硬化型のインクを用いて印刷を行う印刷装置において、環境温度やその変化の影響を適切に抑える。
【解決手段】紫外線の照射により硬化する紫外線硬化型のインクを用いて印刷を行う印刷装置10であって、インクのインク滴を媒体50に対して吐出する印刷ヘッドであるインクジェットヘッド12と、媒体50を加温する媒体加温手段であるヒータ24と、媒体50上のインクへ紫外線を照射するUVLED102とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、印刷装置及び印刷方法に関する。
従来、紫外線硬化型のインクを用いる印刷装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような印刷装置においては、例えば、インクジェットヘッドと一体に設けられたUV照射手段により、紫外線の照射を行う。また、紫外線の光源としては、例えばUVLEDが用いられる。
特開2004−358769号公報
可視光や赤外光と共に紫外線を照射する紫外線ランプ等と異なり、UVLEDは、紫外領域のみの光を発生する。そのため、紫外線の光源としてUVLEDを用いる場合、余分な熱の発生がなく、高いエネルギー効率で紫外線を照射することができる。また、媒体(メディア)が熱の影響を受けることもない。
そこで、本願の発明者は、UVLEDを用いる構成について鋭意研究を行った。そして、紫外線の光源としてUVLEDを用いる場合には、UVLEDが熱を発生しないことにより問題が発生する場合もあることを見出した。例えば、UVLEDを用いる場合、UVLEDを発光させても、媒体やインクの硬化被膜は加熱されない。そのため、この場合、インクの硬化(重合)の反応速度が、環境温度やその変化に依存されやすくなるおそれがあることを見出した。また、反応速度の環境温度等への依存により、環境温度によっては、印刷の品質に影響が生じ得ることを見出した。そこで、本発明は、上記の課題を解決できる印刷装置及び印刷方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、以下の構成を有する。
(構成1)紫外線の照射により硬化する紫外線硬化型のインクを用いて印刷を行う印刷装置であって、インクのインク滴を媒体に対して吐出する印刷ヘッドと、媒体を加温する媒体加温手段と、媒体上のインクへ紫外線を照射するUVLEDとを備える。UVLEDは、例えば、紫外線を発生する発光ダイオードのモジュールである。
このように構成すれば、例えば、熱源とならないUVLEDを紫外線の光源として用いる場合にも、媒体及びインクの硬化被膜を適切に加温できる。これにより、例えば、紫外線硬化型インクの硬化を適切に促進させることができる。また、例えば、環境温度の違いによる硬化性の変化を適切に抑制できる。そのため、このように構成すれば、環境温度やその変化の影響を適切に抑えることができる。
また、環境温度等の影響を抑えてインクを適切に硬化させることにより、安定してインクを硬化させることができる。これにより、例えばマルチパス方式で印刷を行う場合に、パス毎の縞の発生を適切に抑えることができる。また、例えば加温環境下でインクを硬化させることにより、小さなドット径で適切にインクを硬化させることが可能になる。また、硬化後の皮膜強度を適切に向上させ、例えば硬化性や、光沢度等を適切に向上させることができる。更には、硬化性を高めることにより、例えば擦過性能等を適切に向上させることができる。また、熱を発生する紫外線ランプ等を用いる場合と異なり、適切に温度を制御した加温を行うことが可能となるため、熱変形等の熱ダメージを媒体が受けることを適切に防ぐことができる。
尚、媒体加温手段としては、印刷媒体を保持するプラテンを加熱するプラテンヒータを用いることが好適である。更に、必要に応じて印刷前の媒体を加熱するプレヒータや、印刷後の媒体を加熱するアフターヒータを併用してもよい。加熱方法は、放射加熱、熱伝導加熱、マイクロ波加熱等の方法を適宜使用できる。また、例えば媒体加温手段の他に、印刷ヘッドの加熱を行う場合、媒体加温手段は、媒体を、例えば、室温と印刷ヘッドの加熱温度との間の温度に加温することが好ましい。
(構成2)媒体加温手段は、媒体を、35℃以上に加温する。このように構成すれば、例えば、媒体及びインクの硬化被膜を適切な温度に加温できる。
(構成3)加温手段は、媒体を挟んで印刷ヘッドと対向する位置に設けられる。このように構成すれば、例えば、媒体及びインクの硬化被膜を効率よく適切に加温できる。
(構成4)紫外線の照射により硬化する紫外線硬化型のインクを用いて印刷を行う印刷方法であって、媒体を加温し、インクのインク滴を媒体に対して吐出し、UVLEDにより、媒体上のインクへ紫外線を照射する。このようにすれば、例えば、構成1と同様の効果を得ることができる。
本発明によれば、例えば、紫外線の照射により硬化する紫外線硬化型のインクを用いて印刷を行う印刷装置において、環境温度等の影響を適切に抑えることができる。更には、硬化性を高めることにより、例えば、擦過性能を向上させることができる。また、更には、例えば、画像の光沢度を高め、高品位の画像を得ることができる。
以下、本発明に係る実施形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る印刷装置10の構成の一例を示す。図1(a)は、印刷装置10の上面図である。図1(b)は、印刷装置10における紫外線照射部20の側面図であり、媒体50の搬送方向の下流側から見た紫外線照射部20を、インクジェットヘッド12と共に示す。また、図3(c)は、紫外線照射部20の構成の変形例を、インクジェットヘッド12と共に示す。
印刷装置10は、紫外線の照射により硬化する紫外線硬化型のインクを用いて印刷を行うインクジェット方式の印刷装置(インクジェットプリンタ)である。また、本例において、印刷装置10は、媒体50を搬送しつつ印刷を行う縦型のインクジェットプリンタであり、制御部22、インクジェットヘッド12、ガイドレール18、プラテン14、プレヒータ16、紫外線照射部20、及びヒータ24を備える。また、図示は省略したが、印刷装置10は、例えば、媒体50を搬送するローラ等を更に備える。尚、本実施形態の変形例において、印刷装置10は、例えばフラットベッド型のインクジェットプリンタであってもよい。この場合、印刷装置10は、例えば、縦型のインクジェットプリンタ特有の構成に代えて、フラットベッド型のインクジェットプリンタに必要な構成を適宜備える。
制御部22は、例えば印刷装置10のCPUであり、印刷装置10の各部の動作を制御する。インクジェットヘッド12は、媒体50に対してインク滴を吐出する印刷ヘッドである。本例において、インクジェットヘッド12は、ガイドレール18に沿って主走査方向(Y方向)へ移動しつつ、媒体50に対してインク滴を吐出する。
尚、インクジェットヘッド12は、主走査方向と直交する副走査方向(X方向)へ複数のノズルが並ぶノズル列を有しており、ノズル列の各ノズルから、インク滴を吐出する。インクジェットヘッド12は、例えば、Y方向に並ぶ複数のノズル列を有してよい。また、例えば印刷装置10がカラープリントを行う印刷装置である場合、印刷装置10は、複数のインクジェットヘッド12を備えてもよい。印刷装置10は、例えば4色〜8色、あるいはそれ以上の色数に対応するインクジェットヘッド12を備えてよい。
ガイドレール18は、主走査方向へのインクジェットヘッド12及び紫外線照射部20の移動をガイドするレールであり、主走査方向へ、インクジェットヘッド12及び紫外線照射部20を走査させる。プラテン14は、インク滴が着弾する媒体50を支持する台であり、媒体50を挟んでインクジェットヘッド12と対向する。
プレヒータ16は、媒体50を予備加熱する加温機構である。本例において、プレヒータ16としては、放射ヒータ、熱伝導ヒータ、マイクロ波ヒータ等、公知の加熱手段を広く用いることができる。
紫外線照射部20は、インク滴が着弾した媒体50に紫外線を照射する光源部である。本例において、印刷装置10は、複数の紫外線照射部20を備える。複数の紫外線照射部20は、主走査方向においてインクジェットヘッド12を挟むように、インクジェットヘッド12と一体に設けられる。
また、それぞれの紫外線照射部20は、紫外線を発生する発光ダイオードのモジュールであるUVLED102を有し、媒体50上のインクへ紫外線を照射する。この構成により、紫外線照射部20は、媒体50に着弾したインクを硬化させる。このように構成すれば、例えば、主走査方向へインクジェットヘッド12を往復させつつ印刷を行う場合に、往路及び復路のそれぞれにおいて、適切に紫外線を照射することができる。また、これにより、紫外線硬化型のインクを用いた印刷動作を適切に行うことができる
更に、必要に応じて、例えば図1(c)に示すように、紫外線照射部20は、集光光学系104を有してもよい。この場合、紫外線照射部20は、集光光学系104を介して、媒体50上のインクへ紫外線を照射する。集光光学系104は、例えばレンズ等を有する光学系であり、UVLED102からの光を集光する。集光光学系104は、例えば複数のレンズを有してもよいし、例えばプリズム等を有してもよい。
尚、それぞれの紫外線照射部20は、例えば、複数のUVLED102を有してよい。この場合、複数のUVLED102は、例えば、紫外線照射部20内においてX方向へ並び、UVLED列を構成する。紫外線照射部20は、複数のUVLED列を有してもよい。
また、紫外線照射部20を設ける位置は、例えば上記と異なる位置であってもよい。例えば、紫外線照射部20は、媒体50の搬送方向においてインクジェットヘッド12よりも下流側に設けられてもよい。この場合、紫外線照射部20は、例えば、ガイドレール18と平行に設けられた紫外線照射部20用のガイドレールに沿って、インクジェットヘッド12とは独立に、主走査方向へ移動する。このように構成した場合も、媒体50上のインクに適切に紫外線を照射することができる。また、これにより、紫外線硬化型のインクを用いた印刷動作を適切に行うことができる。
ヒータ24は、媒体を加温する媒体加温手段の一例である。本例において、ヒータ24は、プラテンヒータであり、媒体50を挟んでインクジェットヘッド12と対向する位置に設けられ、プラテン14上の媒体50を、35℃以上に加温する。媒体加温手段としては、熱伝導ヒータ、マイクロ波加熱ヒータ、又は放射ヒータ等を用いることができる。
尚、加温された媒体50の温度は、例えば35℃以上、好ましくは、例えば、45℃以上とすることが望ましい。このように構成すれば、例えば、環境温度等の影響を適切に抑えつつ、インクを適切に硬化させることができる。また、例えば媒体50の耐熱性等を考慮すると、最も温度が高くなる箇所において、媒体50の温度は、例えば60℃以下とすることが好ましい。そのため、媒体50の温度は、例えば35〜60℃、好ましくは45〜60℃とすることが望ましい。
以上のように構成すれば、例えば、熱源とならないUVLED102を紫外線の光源として用いる場合にも、媒体50及びインクの硬化被膜を適切な温度に加温できる。これにより、例えば、紫外線硬化型インクの硬化(重合)を適切に促進させることができる。また、例えば、環境温度の違いによる硬化性の変化を適切に抑制できる。そのため、本例によれば、環境温度やその変化の影響を適切に抑えることができる。
また、環境温度等の影響を抑えてインクを適切に硬化させることにより、安定してインクを硬化させることができる。これにより、例えばマルチパス方式で印刷を行う場合に、パス毎の縞の発生を適切に抑えることができる。また、例えば加温環境下でインクを硬化させることにより、小さなドット径で適切にインクを硬化させることが可能になる。また、硬化後の皮膜強度を適切に向上させ、例えば硬化性や、光沢度等を適切に向上させることができる。更には、硬化性を高めることにより、例えば擦過性能等を適切に向上させることができる。また、熱を発生する紫外線ランプ等を用いる場合と異なり、適切に温度を制御した加温を行うことが可能となるため、熱変形等の熱ダメージを媒体50が受けることを適切に防ぐことができる。
以下、実施例により、本発明について、更に詳しく説明する。
(実施例1)
図1を用いて説明した構成の印刷装置10により、インクとして、公知の紫外線硬化型のインク(例えば、Mimaki製UV硬化型インク)を用い、実施例1に係る印刷を行った。また、実施例1において、媒体50としては、3M製IJ180ー10を用いた。
実施例1において、ヒータ24の設定温度は40℃とした。これにより、ヒータ24の直上において、媒体50の温度は37℃となった。また、印刷の設定(印字条件)は、解像度600dpi、8パス(パス8回)とする第1の設定、及び解像度1200dpi、8パス(パス8回)とする第2の設定を用いた。そして、第1の設定により、縦横の格子状のテストパターンであるラーメンパターンの印刷を行った。また、第2の設定により、黒色インク(Kインク)による最大濃度でのベタ状の印刷(ベタ100%の印刷)を行った。
(実施例2)
ヒータ24の設定温度を50℃とした以外は実施例1と同様にして、実施例2に係る印刷を行った。この場合、ヒータ24の直上において、媒体50は45℃となった。
(比較例1)
ヒータ24による加温を行わなかった以外は実施例1と同様にして、比較例1に係る印刷を行った。この場合、媒体50の温度は、室温(25℃)であった。
(評価)
実施例1、2、及び比較例1に係る印刷結果に対し、以下の評価を行った。図2は、実施例1、2及び比較例1に対する評価結果を示す図である。先ず、上記の第1の設定により印刷した結果に対し、硬化後のインクのドット径の測定を行った。
図2(a)は、実施例1、2、及び比較例1のそれぞれのドット径を示す写真である。測定の結果、平均のドット径は、実施例1において108μm、実施例2において106μm、比較例1において113μmであった。
この結果から、媒体50に対する加温を行った実施例1、2において、加温を行わなかった比較例1と比べ、硬化後のインクのドット径が小さくなっていることがわかる。また、より高い温度に加温した実施例2において、よりドット径が小さくなっていることがわかる。また、インクの硬化状態の違いを確認するために、黒色インク(Kインク)を用いて第1の設定により印刷した結果に対し、更に、JIS K5400テープ剥離試験を行った。その結果、比較例1では、インクの塗膜の表面に剥がれが見られた。これに対し、実施例1、2において、剥がれは見られなかった。
これらの結果から、例えば、媒体50へのインクの着弾直後、紫外線照射部20の下において、温度によってインクの硬化性に違いが生じていると考えられる。また、高い温度に加温した場合に、インクの硬化性が向上していると考えられる。
尚、インクの硬化性の違いは、例えば、各種の濃度に調整したエタノール水溶液を用いて印刷画像をこすり、画像の劣化を生じさせない最大のエタノール濃度を求めるアルコール耐性(Alcohol durability)試験による擦過性能の評価でも確認できる。このような試験を行った場合にも、例えば、加温の温度を上げることにより、より高濃度のエタノールで擦過しても画像の劣化が生じないことから、擦過性能が向上することが確認できる。
次に、上記の第2の設定により印刷した結果に対し、光沢度の評価を行った。光沢度の測定は、インクジェットヘッド12のスキャン方向(Y方向)、及び媒体50の搬送方向であるフィード方向(X方向)のそれぞれの方向から行った。
図2(b)は、光沢度の評価結果を示すグラフである。グラフからわかるように、スキャン方向及びフィード方向のいずれにおいても、媒体50に対する加温を行った実施例1、2において、加温を行わなかった比較例1と比べ、光沢度が向上していることがわかる。また、より高い温度に加温した実施例2において、より光沢度が向上していることがわかる。
図3は、光沢度について更に詳しく説明する図である。図3(a)は、印刷後の媒体50の表面(印字面)のSEM写真である。写真からわかるように、実施例1、2においては、フィード方向の凹凸が、比較例1と比べて小さくなっている。また、より高温に加温した実施例2において、フィード方向の凹凸が、実施例1と比べて小さくなっている。
このように、フィード方向の凹凸が小さくなり印字面の平滑性が向上することは、フィード方向のみではなく、スキャン方向の光沢度にも影響を与えると考えられる。そのため、より高い温度で加温することで光沢度がより向上することの理由としては、例えばこのような、フィード方向の凹凸がより小さくなっていることの影響が考えられる。
ここで、より高い温度で加温することにより印字面の平滑度は向上する理由について考える。図3(b)は、加温により平滑度が向上する理由の一例を示す図である。
マルチパス方式で印刷を行う場合、インクジェットヘッド12は、前回のスキャン動作において媒体50に着弾したインクと一部が重なるように、次のインクを媒体50に着弾させる。そのため、媒体50の上には、複数層のインクが重なるインク層が形成される。
この場合、例えば実施例1、2のように、媒体50の温度が高い場合、前のスキャン時に着弾したインクの層に対し、直後に落としたインクが、紫外線により硬化する前に滲みやすくなっていると考えられる。また、その結果、印字面の表面が平滑になると考えられる。
一方、例えば比較例1のように、媒体50の温度が低い場合、例えば、前のスキャン時に着弾したインクの層に対し、直後に落としたインクが十分に滲まないうちに、紫外線による硬化が起こっていると考えられる。また、その結果、印字面の表面が、フィード方向に対して凹凸になると考えられる。
尚、このような印字面の平滑性は、例えば、複数層のインクが重なるインク層を形成する状況において得られるものである。インクの層の上では、通常、媒体50の直接の表面と比べ、インクの濡れ性が高くなる。そのため、例えば媒体50上に直接インクを着弾させる場合とは、インクの滲み方等が様々に異なる場合がある。
以上、本発明を実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
本発明は、例えば印刷装置に好適に利用できる。
本発明の一実施形態に係る印刷装置10の構成の一例を示す図である。図1(a)は、印刷装置10の上面図である。図1(b)は、印刷装置10における紫外線照射部20の側面図である。図3(c)は、紫外線照射部20の構成の変形例を、インクジェットヘッド12と共に示す。 実施例1、2及び比較例1に対する評価結果を示す図である。図2(a)は、実施例1、2、及び比較例1のそれぞれのドット径を示す写真である。図2(b)は、光沢度の評価結果を示すグラフである。 光沢度について更に詳しく説明する図である。図3(a)は、印刷後の媒体50の表面(印字面)のSEM写真である。図3(b)は、加温により平滑度が向上する理由の一例を示す図である。
符号の説明
10・・・印刷装置、12・・・インクジェットヘッド(印刷ヘッド)、14・・・プラテン、16・・・プレヒータ、18・・・ガイドレール、20・・・紫外線照射部、22・・・制御部、24・・・ヒータ(媒体加温手段)、50・・・媒体、102・・・UVLED、104・・・集光光学系

Claims (4)

  1. 紫外線の照射により硬化する紫外線硬化型のインクを用いて印刷を行う印刷装置であって、
    前記インクのインク滴を前記媒体に対して吐出する印刷ヘッドと、
    前記媒体を加温する媒体加温手段と、
    前記媒体上の前記インクへ紫外線を照射するUVLEDと
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記媒体加温手段は、前記媒体を、35℃以上に加温することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記加温手段は、前記媒体を挟んで前記印刷ヘッドと対向する位置に設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
  4. 紫外線の照射により硬化する紫外線硬化型のインクを用いて印刷を行う印刷方法であって、
    媒体を加温し、
    前記インクのインク滴を前記媒体に対して吐出し、
    UVLEDにより、前記媒体上の前記インクへ紫外線を照射する
    ことを特徴とする印刷方法。
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