JP4915971B2 - Uv硬化型のインク使用のインクジェットプリンタ - Google Patents
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UV照射手段100は、インクジェットヘッド30と一体になって、プラテン20上方をプラテン20表面とほぼ平行なY方向(横方向であって、図の表裏面方向)に移動したり、又は、インクジェットヘッド30とは別に独立して、プラテン20上方をプラテン20表面とほぼ平行なY方向(横方向であって、図の表裏面方向)に移動したりするように構成されている。
他方、プラテン20上に搭載されたメディア50は、プラテン20上面を挟んで、その上方と下方とに対向させて配置されたピンチローラ94と送りローラ92との間に挟持されて、プラテン20上を送りローラ92の回転方向に当るX(縦)方向に移動するように構成されている。
そして、インクジェットヘッド30やUV照射手段100を、両者一体に又は両者別々に、Y方向に移動させたり、送りローラ92を回転させて、プラテン20上に搭載されたメディア50をプラテン20上をX方向に移動させたりすることにより、インクジェットヘッド30やUV照射手段100を、両者一体に又は両者別々に、プラテン20上に搭載されたメディア50上方をX−Y方向に相対的に移動させることができるように構成されている。
また、このUV照射手段100が備えられたインクジェットプリンタによれば、プラスチックシート、金属板、ガラス板、紙、布等の様々のメディア50表面に、絵図又は/及び文字を、それらのメディア50表面にインク受理層を形成せずとも、ダイレクトにプリントできる。
具体的には、UVランプ102が収容されたボックス104下面のガラス窓106と、その直下のプラテン20表面との間は、約10mm前後の小間隔しかあいていない。その理由は、ボックス104下面のガラス窓106から放射された紫外線の多くが、その下方のプラテン20上に搭載されたメディア50表面に外部に漏れずに効率良く的確に照射されるようにするためである。他方、ボックス下面のガラス窓106の温度は、約400℃前後の高熱を発しながら紫外線を放射中のUVランプ102により、高温に加熱される。さらに、UV照射手段100は、小型化を図るために、そのUVランプ102が収容されたボックス104内空間が狭く形成されていて、そのUVランプ102とボックス104下面のガラス窓106との距離が短い状態にあり、そのボックス104下面のガラス窓106が、紫外線を放射中のUVランプ102により、約200〜300℃の高温に加熱される。そのために、そのガラス窓106の下方に位置するプラテン20上に搭載されたメディア50が、UV照射手段100により高温に加熱されて、変形してしまった。
その結果、そのメディア50表面にプリントされる絵図又は/及び文字にも、ずれや歪み等が生じて、その絵図又は/及び文字がプリントされたメディア50の品質が、大幅に低下してしまった。
プラテン上方に配置されたUV照射手段のUVランプが収容されたボックス下面のガラス窓が、紫外線が通過可能な上下2枚のガラス板の間に真空層が介在する3層構造に形成されたことを特徴としている。
プラテン上方に配置されたUV照射手段のUVランプが収容されたボックス下面のガラス窓が、紫外線が通過可能な上下2枚のガラス板の間に外気循環空間が設けられた3層構造に形成されると共に、その上下2枚のガラス板の間の外気循環空間の内外に亙って冷却用の外気を循環させる外気循環手段が備えられたことを特徴としている。
図1ないし図3は本発明の第1のインクジェットプリンタの好適な実施の形態を示し、図1はそのUV照射手段周辺の正面断面図、図2はそのUV照射手段周辺の側面図、図3はそのUV照射手段の底面図である。以下に、この第1のインクジェットプリンタを説明する。
UV照射手段100は、図1に示したように、紫外線を発生させるUVランプ102が、ほぼ方形箱体状をしたボックス104内に収容された構造をしていて、そのボックス104下面に開口するガラス窓106を通して、UVランプ102から発せられた紫外線が、ボックス104下方のプラテン20上に搭載されたメディア50表面に着弾したインク滴に照射される構造をしている。
ボックス104側面には、図1に矢印で示したように、外気を、ボックス104内側に吸入して、ボックス104内側空間を循環させた後、ボックス104上方に排出させる、ボックス104内側空間を外気で冷却するための、外気吸入ファン103が付設されている。
ガラス窓106近くのボックス104内側には、シャッタ機構108が内蔵されていて、そのシャッタ機構108を開閉させることにより、ボックス104内に収容されたUVランプ102から発せられた紫外線を、ガラス窓106を通して、ボックス104下方に放射させたり、そのUVランプ102から発せられた紫外線が、ガラス窓106を通して、ボックス104下方に放射されるのを、防いだりできるように構成されている。
具体的には、図1と図2に示したように、ボックス104下面のガラス窓106が、紫外線が通過可能な透明な上下2枚のガラス板107の周囲が、ガラス板等からなる側壁105で隙間なく囲まれた、偏平な気密のチャンバー構造をしていて、その上下2枚のガラス板107の間の気密のチャンバー構造をした内側空間が、真空状態に保持されている。
具体的には、ボックス104上面に、図4に矢印で示したように、冷却用の外気を、ボックス104下面のガラス窓106を構成している上下2枚のガラス板107の間の外気循環空間110の一方の開口端112から、その外気循環空間110内側に吸入して、その外気循環空間110内側を循環させた後、その外気循環空間110の他方の開口端114から、ボックス104上方に排出させる、外気排出ファン122が付設されている。外気排出ファン122の周囲と上下2枚のガラス板107の間の外気循環空間110の他方の開口端114とは、ダクト116により連通されている。そして、そのダクト116内側を通して、上下2枚のガラス板107の間の外気循環空間110内側を循環した外気が、その外気循環空間110の他方の開口端114から、ボックス104上方に排出される構造をしている。
図4ないし図6に示した第2のインクジェットプリンタのその他の部分は、図1ないし図3に示した第1のインクジェットプリンタと同様に構成されている。
そうした場合には、その高熱を発しながら紫外線を放射中のUVランプ102から発せられた赤外線が、ボックス104下面のガラス窓106を通して、ボックス104下方に漏れ出すのを、そのガラス窓106を構成している赤外線カットガラスからなるガラス板107により、ほぼ100%に近い状態まで防ぐことができる。そして、そのガラス窓106を通して、UVランプ102から発せられた赤外線による輻射熱等が、ボックス104下方に漏れ出して、その赤外線の輻射熱等により、ボックス104下方のプラテン20上に搭載されたメディア50が高温に加熱されて、変形するのを、確実に防ぐことができる。
また、本発明の第1、第2のインクジェットプリンタは、フラットなベッドにメディアが搭載されて、そのベッド上に搭載されたメディア上方を、インクジェットヘッドをX−Y方向に移動させる、いわゆるフラットベッドタイプのインクジェットプリンタにも、利用可能である。
30 インクジェットヘッド
50 メディア
100 照射手段
102 UVランプ
103 外気吸入ファン
104 ボックス
106 ガラス窓
107 ガラス板
108 シャッタ機構
109 真空層
110 外気循環空間
120 外気循環手段
122 外気排出ファン
Claims (2)
- プラテン上方に配置されたUV照射手段のボックス内に収容されたUVランプから発生させた紫外線を、ボックス下面に設けられたガラス窓を通して、ボックス下方に位置するプラテン上に搭載されたメディア表面のインクジェットヘッドから噴射させて着弾させたUV硬化型のインク滴に照射して、そのインク滴を硬化させてメディアに定着させるインクジェットプリンタにおいて、
前記ボックス下面のガラス窓が、紫外線が通過可能な上下2枚のガラス板の間に外気循環空間が設けられた3層構造に形成され、
前記インクジェットプリンタは、
前記ボックス内側空間を外気で冷却するための外気吸入ファンと、
前記外気循環空間の内外に亙って冷却用の外気を循環させる外気循環手段と
を備え、
前記外気吸入ファンは、外気を、前記ボックス内側に吸入して、前記ボックス内側空間を循環させた後、ボックス上方に排出させ、
前記外気循環手段は、
前記ボックス上方に前記ボックスと隣接して設けられる外気排出ファンと、
前記外気排出ファンの周囲と前記外気循環空間の他方の開口端とを連通するダクトと
を有し、
前記外気排出ファンによって、前記外気循環空間の一方の開口端から、冷却用の外気を、外気循環空間内側に吸入して、外気循環空間内側を循環させた後、外気循環空間の他方の開口端から、該開口端に連通されたダクトを通してボックス上方に排出させることを特徴とするインクジェットプリンタ。 - 前記ダクトの形状は、水平断面の断面積が上方へ行くに従って大きくなる形状であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
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