JP2019181869A - インクジェットプリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】インクヘッドのノズルに向けて反射される紫外線を低減すること。【解決手段】プリンタ10は、プラテン16に載置された記録媒体5に紫外線硬化インクを吐出するインクヘッド40A〜40Dと、インクヘッド40A〜40Dよりも主走査方向Yの左方に配置され、記録媒体5に吐出された紫外線硬化インクに紫外線を照射する左紫外線照射装置60Lと、を備えている。左紫外線照射装置60Lは、プラテン16と対向する部分に形成された開口68を有するケース62と、ケース62内に配置され、開口68からプラテン16に載置された記録媒体5に向けて紫外線を照射するLED84と、LED84から照射された紫外線を開口68に案内するガラスブロック86とを有している。LED84の主走査方向Yの中心C3は、ガラスブロック86の主走査方向Yの中心C1よりもインクヘッド40A〜40D側に位置する。【選択図】図6

Description

本発明は、インクジェットプリンタに関する。
従来から、紫外線硬化インクを使用したインクジェットプリンタ(以下、単に「紫外線硬化型のプリンタ」ということがある。)が知られている。紫外線硬化型のプリンタは、例えば、記録媒体が載置される載置台と、載置台に載置された記録媒体に紫外線硬化インクを吐出するノズルを有するインクヘッドと、記録媒体に吐出された紫外線硬化インクに紫外線を照射する紫外線照射装置とを備えている。紫外線照射装置から記録媒体上の紫外線硬化インクに紫外線を照射することによって、記録媒体上で紫外線硬化インクが硬化されてインク層が形成される。このようにして、所望の画像を印刷することができる。例えば、特許文献1には、紫外線硬化型のプリンタで用いられる紫外線照射装置の一例が開示されている。
特開2016−221852号公報
ところで、記録媒体上に吐出された紫外線硬化インクを確実に硬化させるために、紫外線照射装置から照射される紫外線は、吐出された紫外線硬化インクが存在するインク領域よりも広い領域に照射される。このため、照射された紫外線の一部は、記録媒体や載置台において反射される。記録媒体や載置台において反射された紫外線は、インクヘッドのノズルに向けて到達することがあり得る。ここで、ノズルおよびノズル付近に紫外線硬化インクが付着している場合には、該紫外線硬化インクに紫外線が照射されることになり、ノズルおよびノズル付近で紫外線硬化インクが硬化してしまう虞がある。ノズル等で紫外線硬化インクが硬化してしまうと、ノズルからの紫外線硬化インクの吐出に不具合が生じる。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、インクヘッドのノズルに向けて反射される紫外線を低減することができるインクジェットプリンタを提供することである。
本発明に係るインクジェットプリンタは、記録媒体が載置される載置台と、前記載置台より上方に配置され、主走査方向に移動可能なキャリッジと、前記キャリッジに搭載され、前記載置台に載置された前記記録媒体に紫外線硬化インクを吐出するノズルを有するインクヘッドと、前記キャリッジに搭載され、前記インクヘッドよりも前記主走査方向の一方側に配置され、前記記録媒体に吐出された前記紫外線硬化インクに紫外線を照射する紫外線照射装置と、を備え、前記紫外線照射装置は、前記載置台と対向する部分に形成された開口を有するケースと、前記ケース内に配置され、前記開口から前記載置台に載置された前記記録媒体に向けて紫外線を照射する光源と、前記光源より下方かつ前記開口より上方に配置され、前記光源から照射された紫外線を前記開口に案内する第1導光体と、を有し、前記光源の前記主走査方向の中心は、前記第1導光体の前記主走査方向の中心よりも前記インクヘッド側に位置する。
本発明のインクジェットプリンタによると、紫外線を照射する光源の主走査方向の中心は、第1導光体の主走査方向の中心よりもインクヘッド側に位置する。これにより、記録媒体上に吐出された紫外線硬化インクに適切に紫外線を照射しつつ、記録媒体や載置台においてインクヘッド側に照射される紫外線の量を低減することができる。これは、光源から様々な方向に向けて照射され、開口から記録媒体や載置台に向けて照射される紫外線のうちインクヘッド側に向けて照射された紫外線が、開口に到達する前に第1導光体において反射等された結果、インクヘッド側に向かわなくなるためである。
ここで、第1導光体は、例えば、直方体形状に形成され、光源から照射された紫外線を屈折させて透過させる部材である。第1導光体は、例えば、石英ガラスや樹脂材料から形成されている。また、第1導光体は、例えば、光源から照射された紫外線を吸収する吸収体であってもよい。また、第1導光体は、光源から照射された紫外線を反射する金属材料またはミラーであってもよい。さらに、例えば、直方体形状の部材の周囲にミラーを配置する等のように上述した2つ以上の導光体を組み合わせて用いてもよい。
本発明によれば、インクヘッドのノズルに向けて反射される紫外線を低減することができるインクジェットプリンタを提供することができる。
一実施形態に係るプリンタの正面図である。 一実施形態に係るインクヘッドユニットの斜視図である。 一実施形態に係るインクヘッドユニットの正面図である。 一実施形態に係るインクヘッドユニットの底面図である。 一実施形態に係るプリンタのブロック図である。 一実施形態に係る紫外線照射装置の断面図である。 一実施形態に係る紫外線照射装置の側面図である。 他の一実施形態に係る紫外線照射装置の断面図である。 他の一実施形態に係る紫外線照射装置の断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るインクジェットプリンタ(以下プリンタとする)について説明する。なお、ここで説明される実施形態は、当然ながら本発明を特に限定することを意図したものではない。また、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付し、重複する説明は適宜省略または簡略化する。
図1は、本実施形態に係るプリンタ10の正面図である。以下の説明では、プリンタ10を正面から見たときに、プリンタ10から遠ざかる方を前方、プリンタ10に近づく方を後方とする。左、右、上、下とは、プリンタ10を正面から見たときの左、右、上、下をそれぞれ意味するものとする。また、図面中の符号F、Rr、L、R、U、Dは、それぞれ前、後、左、右、上、下を意味するものとする。また、図面中の符号Yは主走査方向を示している。ここでは、主走査方向Yは左右方向である。符号Xは副走査方向を示している。ここでは、副走査方向Xは前後方向であり、平面視において主走査方向Yと直交している。また、本実施形態では、プリンタ10の右側から左側へ向かう方向を行き方向Y1とし、左側から右側へ向かう方向を帰り方向Y2とする。ただし、上記方向は説明の便宜上定めた方向に過ぎず、プリンタ10の設置態様を何ら限定するものではなく、本発明を何ら限定するものでもない。
<第1実施形態>
プリンタ10は、インクジェット式のプリンタである。プリンタ10は、家庭用のプリンタと比較すると主走査方向Yに長い、いわゆる大型のプリンタである。例えば、プリンタ10は、業務用のプリンタである。本実施形態では、プリンタ10は、ロール状の記録媒体5を順次前方に移動させると共に、主走査方向Yに移動するキャリッジ30(図2も参照)に搭載されたインクヘッド40A、40B、40C、40D(図3参照)から紫外線硬化インクが吐出されることによって、記録媒体5上に画像を印刷する。
紫外線硬化インクは、紫外線が照射されると硬化する性質を有する。紫外線硬化インクとしては、例えば、画像形成用インク、プライマーおよびクリアインクが挙げられる。画像形成用インクは、記録媒体5に印刷画像を形成するために用いられる。画像形成用インクは、顔料等の着色剤と光重合性モノマーと光重合開始剤系とを含み、必要に応じてその他の各種添加剤、例えば、光増感剤、重合禁止剤、捕捉剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤、界面活性剤、レベリング剤、増粘剤、分散剤、消泡剤、防腐剤、溶剤等を含み得る。画像形成用インクは、有色インクである。画像形成用インクは、例えば、プロセスカラーインクやホワイトインクである。プロセスカラーインクとしては、例えば、シアンインク、マゼンタインク、イエローインク、ブラックインク、ライトシアンインク、ライトマゼンタインク等が挙げられる。プライマーは、記録媒体5と画像形成用インクとの定着性を高めるために用いられる。プライマーは、顔料等の着色剤を含まず、光重合性モノマーと光重合開始剤系と結着剤(バインダー樹脂)を含み、必要に応じて画像形成用インクと同様の各種添加剤等を含み得る。プライマーの色としては、例えば、透明、白、グレー等が挙げられる。クリアインクは、画像形成用インクの表面に吐出され、画像形成用インクを覆うオーバーコート層の役割を果たす。クリアインクは、顔料等の着色剤を含まず、光重合性モノマーと光重合開始剤系とを含み、必要に応じて画像形成用インクと同様の各種添加剤等を含み得る。
記録媒体5を形成する材料は特に限定されない。記録媒体5は、紫外線硬化インクに対して浸透性を示す浸透性のシートやフィルムであってもよいし、紫外線硬化インクに対して浸透性を示さない非浸透性のシートやフィルムであってもよい、また、記録媒体5は、例えば、紫外線硬化インクに対して浸透性を示す基材の表面に樹脂等を塗布したコーティングシートやコーティングフィルム等であってもよい。
浸透性のシートやフィルムとしては、例えば、普通紙やインクジェット用印刷紙等の紙類等が挙げられる。また、非浸透性のシートやフィルムとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂、ポリエチレンナフタレート(PEN)樹脂等のポリエステル系樹脂、ポリエチレン(PE)樹脂、ポリプロピレン(PP)樹脂、エチレン−プロピレン共重合体等のポリオレフィン系樹脂、ポリウレタン樹脂等のポリエーテル系樹脂、ポリカーボネート(PC)系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリアミド系樹脂、フッ素系樹脂、ポリメタクリル酸メチル樹脂(PMMA)等のアクリル系樹脂等の樹脂製、ステンレス、アルミニウム、鉄、銅等の金属製、ガラス製、ゴム製、および、これらの材質を複数組み合わせて複合化した複合シートやフィルム等が挙げられる。また、コーティングシートやコーティングフィルムとしては、例えば、塗工紙、アート紙、コート紙、キャスト紙、マット紙、グロス紙等が挙げられる。
図1に示すように、プリンタ10は、プリンタ本体10aと、脚11と、操作パネル12と、プラテン16と、インクヘッドユニット40と、ヘッド移動機構31と、媒体搬送機構32と、制御装置50とを備えている。プリンタ本体10aは、主走査方向Yに延びたケーシングを有する。脚11は、プリンタ本体10aを支持するものであり、プリンタ本体10aの下面に設けられている。操作パネル12は、例えばプリンタ本体10aの右側の前面に設けられている。ただし、操作パネル12の位置は特に限定されない。操作パネル12は、例えば、ユーザが印刷に関する操作を行うものである。
プラテン16は、記録媒体5への印刷の際、記録媒体5を支持するものである。プラテン16は、載置台の一例である。プラテン16には、記録媒体5が載置される。記録媒体5への印刷は、プラテン16上で行われる。プラテン16は、プリンタ本体10aに設けられている。プラテン16は主走査方向Yに延びている。
ヘッド移動機構31は、プラテン16に載置された記録媒体5に対してインクヘッドユニット40のキャリッジ30を相対的に主走査方向Yに移動させる機構である。ヘッド移動機構31は、キャリッジ30を主走査方向Yに移動させる。なお、ヘッド移動機構31の構成は特に限定されない。ヘッド移動機構31は、ガイドレール20と、プーリ21と、プーリ22と、無端状のベルト23と、キャリッジモータ24とを備えている。ガイドレール20は、キャリッジ30の主走査方向Yへの移動をガイドするものである。ガイドレール20は、プリンタ本体10aに設けられている。ガイドレール20は、プラテン16の上方に配置されている。ガイドレール20は主走査方向Yに延びている。左側のプーリ21は、ガイドレール20の左端より左方に設けられている。右側のプーリ22は、ガイドレール20の右端より右方に設けられている。ベルト23は、プーリ21とプーリ22とに巻き掛けられている。右側のプーリ22には、キャリッジモータ24が接続されている。ただし、キャリッジモータ24は、左側のプーリ21に接続されていてもよい。ここでは、キャリッジモータ24が駆動して、プーリ22が回転することで、プーリ21とプーリ22との間においてベルト23が走行する。
図1に示すように、インクヘッドユニット40は、プリンタ本体10aに設けられている。インクヘッドユニット40は、プラテン16より上方に配置されている。インクヘッドユニット40は、キャリッジ30と、インクヘッド40A〜40D(図3参照)と、左紫外線照射装置60Lと、右紫外線照射装置60Rと、を備えている。
キャリッジ30は、ベルト23に取り付けられている。キャリッジ30は、ガイドレール20に係合しており、ガイドレール20に摺動自在に設けられている。キャリッジ30は、プラテン16より上方に配置されている。キャリッジ30には、インクヘッド40A〜40D(図3参照)が搭載されている。キャリッジモータ24の駆動によってベルト23が走行して、キャリッジ30が主走査方向Yに移動することに伴い、キャリッジ30に搭載されたインクヘッド40A〜40Dは主走査方向Yに移動する。
図2に示すように、キャリッジ30は、前壁30Aと、傾斜壁30Bと、上壁30Cと、底壁30D(図4参照)と、右側壁30Eと、左側壁30F(図3参照)と、後壁30Gとを備えている。前壁30Aは、上下方向かつ左右方向に延びる。傾斜壁30Bは、前壁30Aの上端から後斜め上方に延びる。上壁30Cは、傾斜壁30Bの上端から後方に延びる。図4に示すように、底壁30Dは、傾斜壁30Bの下方に配置されている。底壁30Dには、インクヘッド40A〜40Dが取り付けられる開口35が形成されている。図2に示すように、右側壁30Eは、前壁30Aの右端と、傾斜壁30Bの右端と、上壁30Cの右端とを接続する。左側壁30Fは、前壁30Aの左端と、傾斜壁30Bの左端と、上壁30Cの左端とを接続する。後壁30Gは、傾斜壁30Bより下方に配置されている。後壁30Gは、主走査方向Yに延びる。図3に示すように、後壁30Gの右端30GRは、右側壁30Eより右方に位置する。後壁30Gの左端30GLは、左側壁30Fより左方に位置する。後壁30Gは、底壁30Dに接続しているが、傾斜壁30Bとは別体に構成されている。
図4に示すように、インクヘッド40A〜40Dは、主走査方向Yに並んでいる。インクヘッド40A〜40D、前後方向の長さが左右方向の長さよりも長い形状に形成されている。インクヘッド40A〜40Dは、同じ形状かつ同じ大きさに形成されている。インクヘッド40A〜40Dは、副走査方向Xに並ぶ複数のノズル41と、ノズル41が形成されたノズル面42とを備えている。ノズル41は、プラテン16に載置された記録媒体5に紫外線硬化インクを吐出する。なお、ノズル41は微小であるため、図4では複数のノズル41を直線で表している。本実施形態では、インクヘッド40A〜40Dは、2列のノズル41を備えているが、1列のノズル41を備えていてもよいし、3列以上のノズル41を備えていてもよい。インクヘッド40A〜40Dは、キャリッジ30を介してガイドレール20に沿って主走査方向Yに移動可能に構成されている。
媒体搬送機構32は、プラテン16に載置された記録媒体5をキャリッジ30に対して相対的に副走査方向Xに移動させるものである。ここでは、媒体搬送機構32は、プラテン16に載置された記録媒体5を副走査方向X(図2参照)に移動させる。なお、媒体搬送機構32の構成は特に限定されない。図1に示すように、媒体搬送機構32は、グリットローラ25と、ピンチローラ26と、フィードモータ27(図5参照)とを備えている。グリットローラ25は、プラテン16に設けられている。ここでは、グリットローラ25は、グリットローラ25の上部が外部に露出するようにプラテン16に埋設されている。ピンチローラ26は、記録媒体5を上から押え付けるものである。ピンチローラ26は、グリットローラ25と上下方向で対向するように、グリットローラ25の上方に配置されている。ピンチローラ26は、記録媒体5の厚みに応じて、上下方向に移動可能に構成されていてもよい。なお、グリットローラ25およびピンチローラ26のそれぞれの配置位置および数は特に限定されない。本実施形態では、グリットローラ25およびピンチローラ26は、プラテン16の左端部および右端部にそれぞれ配置されている。フィードモータ27は、グリットローラ25に接続されている。グリットローラ25とピンチローラ26との間に記録媒体5が挟まれた状態で、フィードモータ27が駆動してグリットローラ25が回転すると、記録媒体5は副走査方向Xに搬送される。
左紫外線照射装置60Lおよび右紫外線照射装置60Rは、記録媒体5に吐出された紫外線硬化インクに紫外線を照射する装置である。図3に示すように、左紫外線照射装置60Lは、インクヘッド40Aより左方に配置されている。右紫外線照射装置60Rは、インクヘッド40Dより右方に配置されている。左紫外線照射装置60Lおよび右紫外線照射装置60Rは、キャリッジ30に搭載されている。より詳細には、左紫外線照射装置60Lは、キャリッジ30の左側壁30Fおよび後壁30Gに設けられた左ステイ36Lに取り付けられている。右紫外線照射装置60Rは、キャリッジ30の右側壁30Eおよび後壁30Gに設けられた右ステイ36Rに取り付けられている。左紫外線照射装置60Lと右紫外線照射装置60Rとは、主走査方向Yに関して左右対称に配置されている。左紫外線照射装置60Lおよび右紫外線照射装置60Rは、キャリッジ30を介してガイドレール20に沿って主走査方向Yに移動可能に構成されている。
以下、左紫外線照射装置60Lおよび右紫外線照射装置60Rの詳細な構成について説明する。なお、右紫外線照射装置60Rは、左紫外線照射装置60Lに対して主走査方向Yに関して左右対称に配置される点を除き同様の構成であるので、左紫外線照射装置60Lについて説明し、右紫外線照射装置60Rについては、左紫外線照射装置60Lと同様の説明は省略する。図6に示すように、左紫外線照射装置60Lは、ケース62と、ファン75と、ヒートシンク82と、LED84と、ガラスブロック86とを備えている。
図6に示すように、ケース62は、直方体形状に形成されている。ケース62は、内部空間62Xを備えている。内部空間62Xへの空気の流入および流出は、後述する吸入口65および排出口70においてそれぞれ行われる。ケース62は、前壁62A(図2参照)と、第1側壁62Bと、第2側壁62Cと、上壁62Dと、下壁62Eと、後壁62Fとを備えている。
前壁62A(図2参照)は、上下方向および左右方向に延びる。第1側壁62Bは、前壁62Aの左端から後方に向けて延びる。第2側壁62Cは、前壁62Aの右端から後方に向けて延びる。第2側壁62Cは、第1側壁62Bと対向する位置に配置されている。上壁62Dは、前壁62Aの上端から後方に向けて延びる。下壁62Eは、前壁62Aの下端から後方に向けて延びる。下壁62Eは、上壁62Dと対向する位置に配置されている。下壁62Eは、プラテン16と対向する位置に配置されている。後壁62Fは、第1側壁62Bの後端と、第2側壁62Cの後端と、上壁62Dの後端と、下壁62Eの後端とを接続する。後壁62Fは、前壁62Aと対向する位置に配置されている。図3に示すように、左紫外線照射装置60Lの第2側壁62Cは、左ステイ36Lに固定されている。右紫外線照射装置60Rの第2側壁62Cは、右ステイ36Rに固定されている。
図6に示すように、ケース62は、上壁62Dに貫通形成された複数の吸入口65を備えている。吸入口65は、上方に向けて開口している。吸入口65は、内部空間62Xと連通している。吸入口65は、外気を内部空間62X内に取り入れる。図2に示すように、吸入口65は、例えば矩形状に形成されている。
図6に示すように、ケース62は、第1側壁62Bに貫通形成された排出口70を備えている。排出口70は、左方に向けて開口している。排出口70は、内部空間62Xと連通している。排出口70は、ファン75から送られて、ヒートシンク82を通過した風をケース62の外部に排出する。即ち、排出口70は、吸入口65から取り入れられた外気を外部に排出する。排出口70は、吸入口65より下方に形成されている。
図6に示すように、ファン75は、ケース62内に配置されている。ファン75は、吸入口65より下方に配置されている。ファン75は、排出口70より上方に配置されている。ファン75は、第2側壁62Cから第1側壁62Bに向けて延びる支持壁62Gに配置されている。支持壁62Gには、開口(図示せず)が形成されており、吸入口65から取り入れられた外気はファン75を介してヒートシンク82に向けて流れる。ファン75は、吸入口65から内部空間62X内に入り込んだ空気、即ち吸入口65から吸引された外気を、図6の矢印Zに示すように、ヒートシンク82を介して排出口70に向けて流すように構成されている。図7に示すように、本実施形態では3つのファン75が設けられているが、ファン75の数はこれに限定されない。なお、図7は、左紫外線照射装置60Lの第1側壁62Bを取り外したときの左紫外線照射装置60Lの側面図である。
図6に示すように、ヒートシンク82は、ケース62内に配置されている。ヒートシンク82は、ファン75より下方に配置されている。ヒートシンク82は、前壁62A、第1側壁62B、第2側壁62Cおよび後壁62Fに支持されている。ヒートシンク82には、後述するLED基板83を介してLED84の熱が伝達される。
図6に示すように、ケース62の下壁62Eには、下方に向けて開口する開口68が形成されている。開口68は、プラテン16と対向する位置に形成されている。開口68は、排出口70より下方に位置する。図4に示すように、開口68は、矩形状に形成されている。開口68の主走査方向Yの中心C4は、ケース62の主走査方向の中心C2よりも左方に位置する。即ち、中心C4は、中心C2よりもインクヘッド40Aから離れる方向に位置する。
本実施形態のLED84は、紫外線を照射することができるLED(発光ダイオード)である。LED84は、光源の一例である。光源は、紫外線を照射することができればよい。LED84は、開口68からプラテン16に載置された記録媒体5に向けて紫外線を照射する。図6に示すように、LED84は、ケース62内に配置されている。LED84は、LED基板83に搭載されている。LED基板83は、ヒートシンク82の下面に取り付けられている。LED84は、LED基板83を介してヒートシンク82に固定されている。図4に示すように、LED84は、主走査方向Yに2個、かつ、副走査方向Xに12個並んで、2行12列で配置されている。なお、LED84の配列および数はこれに限定されない。LED84は、平面視で、開口68と重なる位置に配置されている。LED84のうち最も前方に位置するLED84Xは、インクヘッド40Aのノズル41のうち最も前方に位置するノズル41より前方に位置する。LED84のうち最も後方に位置するLED84Yは、インクヘッド40Aのノズル41のうち最も後方に位置するノズル41より後方に位置する。
ガラスブロック86は、LED84から照射された紫外線を開口68に案内する。LED84から照射された紫外線は、ガラスブロック86内で屈折し、ガラスブロック86内を透過する。ガラスブロック86は、第1導光体の一例である。ガラスブロック86は、直方体形状に形成されている。ガラスブロック86は、例えば、石英ガラスから形成されている。図6に示すように、ガラスブロック86は、ケース62内に配置されている。ガラスブロック86は、LED84より下方に配置されている。ガラスブロック86は、開口68より上方に配置されている。図4に示すように、ガラスブロック86は、開口68の全体と上下方向で重なる。ガラスブロック86は、開口68の全体を覆う。即ち、ガラスブロック86は、開口68より大きい。図7に示すように、ガラスブロック86は、LED84が膨張したときにLED84と接触するように配置されている。なお、ガラスブロック86は、LED84が膨張していないとき(例えばLED84が常温(例えば20℃〜25℃)下にあるとき)にはLED84と接触しない。即ち、LED84が膨張していないときには、ガラスブロック86とLED84との間には空間が形成されている。なお、LED84が膨張するときとは、LED84から紫外線を照射することによってLED84自体が加熱されるときである。なお、LED84が使用可能領域における最高温度に到達したとき、LED84とガラスブロック86との接触圧によってLED84が破損しないように、LED84とガラスブロック86との位置関係が予め調子されている。ガラスブロック86の主走査方向Yの中心C1は、ケース62の主走査方向の中心C2よりも左方に位置する。即ち、中心C1は、中心C2よりもインクヘッド40Aから離れる方向に位置する。
LED84の主走査方向Yの中心C3は、ガラスブロック86の主走査方向Yの中心C1よりも右方に位置する。即ち、中心C3は、中心C1よりもインクヘッド40A側に位置する。本実施形態では、LED84は、主走査方向Yに関して、ガラスブロック86の主走査方向Yの中心C1よりも右方に位置する。即ち、全てのLED84が中心C1よりもインクヘッド40A側に位置する。なお、LED84の主走査方向Yの中心C3は、LED84が主走査方向Yに複数並んで配置されている場合には、複数のLED84の主走査方向Yの中心を意味する。本実施形態では、主走査方向Yに2つのLED84が並んで配置されているため、LED84とLED84との間に中心C3が位置する。なお、本実施形態では、ケース62の中心C2とLED84の中心C3とは主走査方向Yに関して同じ位置になるが、これに限定されない。また、ガラスブロック86の中心C1と開口68の中心C4とは主走査方向Yに関して同じ位置になるが、これに限定されない。
LED84の主走査方向Yの中心C3は、開口68の主走査方向Yの中心C4よりも右方に位置する。即ち、中心C3は、中心C4よりもインクヘッド40A側に位置する。本実施形態では、LED84は、主走査方向Yに関して、開口68の主走査方向Yの中心C4よりも右方に位置する。即ち、全てのLED84が中心C4よりもインクヘッド40A側に位置する。
図5に示すように、制御装置50は、記録媒体5への印刷を制御する装置である。制御装置50の構成は特に限定されない。制御装置50は、例えばマイクロコンピュータである。マイクロコンピュータのハードウェアの構成は特に限定されないが、例えば、I/Fと、CPUと、ROMと、RAMと、記憶装置と、を備えている。図1に示すように、制御装置50は、プリンタ本体10aの内部に設けられている。ただし、制御装置50はプリンタ本体10aの内部に設けられていなくてもよい。例えば、制御装置50は、プリンタ本体10aの外部に設置されたコンピュータなどであってもよい。この場合、制御装置50は、有線または無線を介してプリンタ本体10aと通信可能に接続されている。
図5に示すように、制御装置50は、操作パネル12と、ヘッド移動機構31のキャリッジモータ24と、媒体搬送機構32のフィードモータ27と、インクヘッド40A〜40Dと、ファン75およびLED84と通信可能に接続している。制御装置50は、操作パネル12、キャリッジモータ24、フィードモータ27、インクヘッド40A〜40D、左紫外線照射装置60Lおよび右紫外線照射装置60Rを制御する。
図5に示すように、制御装置50は、キャリッジモータ24の駆動を制御することで、プーリ22の回転、および、ベルト23(図1参照)の走行を制御する。これにより、制御装置50は、インクヘッド40A〜40Dの主走査方向Yへの移動を制御する。制御装置50は、フィードモータ27の駆動を制御してグリットローラ25の回転を制御する。これにより、プラテン16に載置された記録媒体5の副走査方向Xへの移動を制御する。制御装置50は、インクヘッド40A〜40Dがインクを吐出するタイミングやインクの吐出量等を制御する。制御装置50は、LED84を制御して記録媒体5に吐出された紫外線硬化インクへの紫外線の照射を制御する。
左紫外線照射装置60Lおよび右紫外線照射装置60Rは、記録媒体5に吐出された紫外線硬化インクに紫外線を照射するため、キャリッジ30が行き方向Y1に移動して印刷を行う場合には、左紫外線照射装置60Lからは紫外線は照射されず、右紫外線照射装置60Rから紫外線が照射される。一方、キャリッジ30が帰り方向Y2に移動して印刷を行う場合には、右紫外線照射装置60Rからは紫外線は照射されず、左紫外線照射装置60Lから紫外線が照射される。なお、キャリッジ30が行き方向Y1および帰り方向Y2に移動するときに、左紫外線照射装置60Lおよび右紫外線照射装置60Rから紫外線を照射してもよい。
以上のように、本実施形態のプリンタ10によると、紫外線を照射するLED84の主走査方向Yの中心C3は、ケース62に配置されたガラスブロック86の主走査方向Yの中心C1よりもインクヘッド40A〜40D側に位置する。これにより、記録媒体5上に吐出された紫外線硬化インクに適切に紫外線を照射しつつ、記録媒体5やプラテン16においてインクヘッド40A〜40D側に照射される紫外線の量を低減することができる。これは、LED84から様々な方向に向けて照射され、開口68から記録媒体5やプラテン16に向けて照射される紫外線のうちインクヘッド40A〜40D側に向けて照射された紫外線が、開口68に到達する前にガラスブロック86内で反射された結果、インクヘッド40A〜40D側に向かわなくなるためである。
本実施形態のプリンタ10によると、LED84は、主走査方向Yに関して、ケース62に配置されたガラスブロック86の主走査方向Yの中心C1よりもインクヘッド40A〜40D側に位置する。このように、LED84の全体がガラスブロック86の主走査方向Yの中心C1よりもインクヘッド40A〜40D側に位置するため、インクヘッド40A〜40D側に照射される紫外線の量をより低減することができる。この結果、記録媒体5やプラテン16において、インクヘッド40A〜40Dのノズル41に向けて反射される紫外線をより低減することができる。
本実施形態のプリンタ10によると、ケース62に配置されたガラスブロック86の主走査方向Yの中心C1は、ケース62の主走査方向Yの中心C2よりもインクヘッド40A〜40Dから離れる方向に位置する。このように、ガラスブロック86がインクヘッド40A〜40Dからより離れる方向に位置するため、インクヘッド40A〜40D側に照射される紫外線をより低減することができる。また、インクヘッド40A〜40D側に照射される紫外線は、その光路が長くなるため強度が弱くなる。このため、インクヘッド40A〜40D側で記録媒体5やプラテン16において反射された紫外線によってノズル41等に付着した紫外線硬化インクは硬化しにくくなる。
本実施形態のプリンタ10によると、ガラスブロック86は、石英ガラスから形成され、かつ、ケース62に形成された開口68の全体と上下方向で重なる。これにより、LED84から照射された紫外線は、より効率よく開口68から記録媒体5に吐出された紫外線硬化インクに向けて照射される。
本実施形態のプリンタ10によると、ガラスブロック86は、LED84が膨張したときにLED84と接触するように配置されている。これにより、LED84から照射された紫外線は、より効率よくケース62に形成された開口68から記録媒体5に吐出された紫外線硬化インクに向けて照射される。
本実施形態のプリンタ10によると、LED84の主走査方向Yの中心C3は、ケース62に形成された開口68の主走査方向Yの中心C4よりもインクヘッド40A〜40D側に位置する。これにより、記録媒体5上に吐出された紫外線硬化インクに適切に紫外線を照射しつつ、インクヘッド40A〜40D側に照射される紫外線の量を低減することができる。
本実施形態のプリンタ10によると、LED84は、主走査方向Yに関して、ケース62に形成された開口68の主走査方向Yの中心C4よりもインクヘッド40A〜40D側に位置する。このように、LED84の全体が開口68の主走査方向Yの中心C4よりもインクヘッド40A〜40D側に位置するため、インクヘッド40A〜40D側に照射される紫外線の量をより低減することができる。この結果、インクヘッド40A〜40Dのノズル41に向けて反射される紫外線をより低減することができる。
本実施形態のプリンタ10によると、ケース62に形成された開口68の主走査方向Yの中心C4は、ケース62の主走査方向Yの中心C2よりもインクヘッド40A〜40Dから離れる方向に位置する。このように、開口68がインクヘッド40A〜40Dからより離れる方向に位置するため、インクヘッド40A〜40D側に照射される紫外線をより低減することができる。また、インクヘッド40A〜40D側に照射される紫外線は、その光路が長くなるため強度が弱くなる。このため、インクヘッド40A〜40D側で反射された紫外線によってノズル41等に付着した紫外線硬化インクは硬化しにくくなる。
<第2実施形態>
図8は、第2実施形態に係る左紫外線照射装置60Lの断面図である。左紫外線照射装置60Lは、ガラスブロック86に代えて金属材料から形成された枠87を備えている。枠87は、LED84から照射された紫外線を開口68に案内する。枠87は、第1導光体の一例である。枠87は、LED84から照射された紫外線を反射する。金属材料としては、紫外線を反射することができればよく、例えば、アルミニウムが挙げられる。枠87は、ケース62内に配置されている。枠87は、LED84より下方に配置されている。枠87は、開口68より上方に配置されている。枠87は、開口68の周囲に配置されている。枠87は、開口68の全体を覆うように配置されている。枠87には、開口87Aが形成されており、LED84から照射された紫外線は開口87Aを通過する。
本実施形態のプリンタ10によると、枠87は、ケース62に形成された開口68の周囲に配置される。これにより、LED84から照射された紫外線は、より効率よく開口68から記録媒体5に吐出された紫外線硬化インクに向けて照射される。
上述した実施形態では、枠87は紫外線を反射することができる金属材料から形成されていたが、これに限定されない。例えば、枠87はミラーから形成されていてもよい。また、枠87の内面(即ち紫外線が照射され得る面)にミラーを別途設けてもよい。
さらに、枠87は、LED84から照射された紫外線を吸収する吸収体であってもよい。LED84から吸収体に直接到達する紫外線は、吸収体がない場合には開口68から広く拡散し得るため、インクヘッド40A〜40D側に向かう虞が高い。この紫外線を吸収体において吸収することによって、インクヘッド40A〜40D側に向かう紫外線を低減することができる。
<第3実施形態>
図9は、第3実施形態に係る左紫外線照射装置60Lの断面図である。左紫外線照射装置60Lは、ガラスブロック86に加えて金属材料から形成された枠87を備えている。枠87は、ガラスブロック86の周囲に配置される。ガラスブロック86は、枠87の内方に配置される。本実施形態では、ガラスブロック86は、第1導光体の一例である。また、枠87は、第2導光体の一例である。
本実施形態のプリンタ10によると、左紫外線照射装置60Lおよび右紫外線照射装置60Rは、LEDより下方かつケース62に形成された開口68より上方かつガラスブロック86の周囲に配置され、LEDから照射された紫外線を開口68に案内する枠87を有する。これにより、LED84から照射された紫外線は、より効率よく開口68から記録媒体5に吐出された紫外線硬化インクに向けて照射される。
以上、本発明の好適な実施形態について説明した。しかし、上述の各実施形態は例示に過ぎず、本発明は他の種々の形態で実施することができる。
上述した実施形態では、プリンタ10は、キャリッジ30が主走査方向Yに移動し、プラテン16に載置された記録媒体5が副走査方向Xに移動するように構成されていたが、これには限定されない。キャリッジ30と記録媒体5との移動は相対的なものであり、そのどちらかが主走査方向Yまたは副走査方向Xに移動してもよい。例えば、記録媒体5は移動不能に配置され、キャリッジ30が主走査方向Yおよび副走査方向Xの両方向に移動可能なように構成されていてもよい。また、キャリッジ30および記録媒体5のいずれもが両方向に移動可能なように構成されていてもよい。
さらに、ここに開示される技術は様々なタイプのプリンタに適用することができる。上記実施形態で示したロール状の記録媒体5を搬送する、所謂、Roll-to-Rollタイプのプリンタ10の他、例えばフラットベッドタイプのインクジェットプリンタにも同様に適用することができる。フラットベッドタイプのインクジェットプリンタでは、記録媒体5を載置する載置台としてのテーブルが副走査方向Xおよび上下方向に移動するように構成されている。
上述した実施形態では、排出口70は、吸入口65より下方に形成されていたが、これに限定されない。例えば、排出口70がケース62の上壁62Dに形成され、吸入口65がケース62の第1側壁62Bに形成されていてもよい。即ち、排出口70は、吸入口65より上方に形成されていてもよい。この場合、ファン75は、吸入口65より上方かつ排出口70より下方に配置され、ファン75より下方から取り入れられた外気をファン75の上方に向けて流すように構成される。
上述した実施形態では、第1導光体の一例として石英ガラスから形成されたガラスブロック86が用いられていたが、これに限定されない。例えば、第1導光体として樹脂材料から形成され、LED84から照射された紫外線を屈折させて透過させる部材であってもよい。
5 記録媒体
10 プリンタ(インクジェットプリンタ)
16 プラテン(載置台)
30 キャリッジ
40A〜40D インクヘッド
41 ノズル
60L 左紫外線照射装置、60R 右紫外線照射装置
62 ケース
84 LED
86 ガラスブロック
87 枠
C1 ガラスブロックの主走査方向の中心
C2 ケースの主走査方向の中心
C3 LEDの主走査方向の中心
C4 開口の主走査方向の中心

Claims (13)

  1. 記録媒体が載置される載置台と、
    前記載置台より上方に配置され、主走査方向に移動可能なキャリッジと、
    前記キャリッジに搭載され、前記載置台に載置された前記記録媒体に紫外線硬化インクを吐出するノズルを有するインクヘッドと、
    前記キャリッジに搭載され、前記インクヘッドよりも前記主走査方向の一方側に配置され、前記記録媒体に吐出された前記紫外線硬化インクに紫外線を照射する紫外線照射装置と、を備え、
    前記紫外線照射装置は、
    前記載置台と対向する部分に形成された開口を有するケースと、
    前記ケース内に配置され、前記開口から前記載置台に載置された前記記録媒体に向けて紫外線を照射する光源と、
    前記光源より下方かつ前記開口より上方に配置され、前記光源から照射された紫外線を前記開口に案内する第1導光体と、を有し、
    前記光源の前記主走査方向の中心は、前記第1導光体の前記主走査方向の中心よりも前記インクヘッド側に位置する、インクジェットプリンタ。
  2. 前記光源は、前記主走査方向に関して、前記第1導光体の前記主走査方向の前記中心よりも前記インクヘッド側に位置する、請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
  3. 前記第1導光体の前記主走査方向の前記中心は、前記ケースの前記主走査方向の中心よりも前記インクヘッドから離れる方向に位置する、請求項1または2に記載のインクジェットプリンタ。
  4. 前記第1導光体は、直方体形状に形成され、前記光源から照射された紫外線を屈折させて透過させる、請求項1から3のいずれか一項に記載のインクジェットプリンタ。
  5. 前記第1導光体は、石英ガラスから形成され、かつ、前記開口の全体と上下方向で重なる、請求項4に記載のインクジェットプリンタ。
  6. 前記第1導光体は、樹脂材料から形成され、かつ、前記開口の全体と上下方向で重なる、請求項4に記載のインクジェットプリンタ。
  7. 前記第1導光体は、前記光源が膨張したときに前記光源と接触するように配置されている、請求項4から6のいずれか一項に記載のインクジェットプリンタ。
  8. 前記第1導光体は、前記光源から照射された紫外線を吸収する吸収体であり、かつ、前記開口の周囲に配置される、請求項1から3のいずれか一項に記載のインクジェットプリンタ。
  9. 前記第1導光体は、前記光源から照射された紫外線を反射する金属材料またはミラーであり、かつ、前記開口の周囲に配置される、請求項1から3のいずれか一項に記載のインクジェットプリンタ。
  10. 前記紫外線照射装置は、前記光源より下方かつ前記開口より上方かつ前記第1導光体の周囲に配置され、前記光源から照射された紫外線を前記開口に案内する第2導光体を有する、請求項4から7のいずれか一項に記載のインクジェットプリンタ。
  11. 前記光源の前記主走査方向の中心は、前記開口の前記主走査方向の中心よりも前記インクヘッド側に位置する、請求項1から10のいずれか一項に記載のインクジェットプリンタ。
  12. 前記光源は、前記主走査方向に関して、前記開口の前記主走査方向の前記中心よりも前記インクヘッド側に位置する、請求項11に記載のインクジェットプリンタ。
  13. 前記開口の前記主走査方向の前記中心は、前記ケースの前記主走査方向の中心よりも前記インクヘッドから離れる方向に位置する、請求項11または12に記載のインクジェットプリンタ。
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