JP3601529B2 - 半導体装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体素子と、この半導体素子の電極面に導電性接合材によって接合された金属ブロック,例えばヒートシンクとを備えて構成された半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば高耐圧・大電流用の電力用半導体装置(IGBTやMOSFET等,あるいはこれらを含んだパワーIC)の半導体チップ(半導体素子)は、使用時の発熱が大きいため、半導体チップからの放熱性を向上させるための構成が必要になる。この構成の一例として、半導体チップの両面にヒートシンクを例えばはんだ層を介して接合する構成が、従来、考えられており、この構成によれば、チップの両面からヒートシンクを介して放熱できるので、放熱性が向上する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記構成の半導体装置を作成し、例えば−50℃〜150℃の温度範囲の熱サイクルを繰り返し作用させる冷熱評価試験を実行すると、少ないサイクル数で半導体装置が動作不良を引き起こしてしまうことを、本発明者らは確認した。この場合、半導体装置において、その半導体チップ(例えばIGBTチップ)の表面に設けられたゲートの配線層(ゲートランナー)が表面側主電極(エミッタ)と短絡するという不良が発生したことがわかった。
【0004】
そこで、本発明者らは、半導体チップ表面のゲート配線層が短絡する原因について詳しく調べてみた。まず、半導体チップの表面にヒートシンクをはんだ接合した構成の正常な状態を、図12に示す。この図12に示すように、半導体チップ1の表面に、例えばゲート用のAl製の配線層(ゲートランナー)2を設け、この配線層2を覆うように絶縁性保護膜を設けたものを作成した。尚この絶縁性保護膜として有機系保護膜3を使用した。そして、有機系保護膜3の上に、ヒートシンクである例えばヒートシンクブロック4をはんだ5を介して接合した。
【0005】
この構成の場合、有機系保護膜3によって配線層2とはんだ5(ひいてはヒートシンクブロック4)との間が絶縁されている。尚、有機系保護膜3は例えばポリイミド樹脂である。
【0006】
さて、上記構成の半導体装置に対して熱サイクルを作用させると、半導体チップ1の熱膨張係数(例えばSiの熱膨張係数は4.2×10−6/℃)と、ヒートシンクブロック4の熱膨張係数(例えばCuの熱膨張係数は17×10−6/℃)との間にかなり大きな差があるため、大きな熱応力が加わる。このため、図13に示すように、熱応力によって有機系保護膜3が変形して、配線層2がはんだ5に接触、即ち、短絡してしまうことがある。尚、図13において、矢印の長さで変位の大きさを表し、矢印の方向で変位の方向(この場合、チップ1の中心へ向かう方向)を表している。
【0007】
即ち、本発明者らは、半導体装置に熱サイクルを作用させたときに、半導体チップ1表面のゲート配線層2が短絡する原因は、半導体チップ1とヒートシンクブロック4の熱膨張係数の差によって大きな熱応力が加わり、有機系保護膜3が大きく変形してしまうためであることを発見した。
【0008】
そこで、本発明者らは、熱応力によって、有機系保護膜3が大きく変形することを防止できる対策をいろいろ考え、試作及び実験等を繰り返すことにより、本発明を発明したのである。
【0009】
本発明の目的は、大きな熱応力が加わったときでも、有機系保護膜が大きく変形することを防止できて、配線層の短絡をほぼ確実に防止することができる半導体装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、試作及び実験等を実行することにより、上記構成の半導体装置に対して大きな熱応力が加わった場合に、有機系保護膜が大きく変形することを防止できて、配線層の短絡不良をほぼ確実に防止するためには、配線層,すなわち有機系保護膜で覆われる配線層の厚み寸法をt1とし、有機系保護膜の実質的な厚み寸法をt2としたときに、t1<t2が成立することが条件であることを確認した。この厚さ条件により、たとえ有機系保護膜が熱応力により変形したとしても、配線層の肩部が有機系保護膜を破って露出してしまうことは防止できる。
【0011】
また、有機系保護膜としては、その常温での弾性係数が1.0〜5.0GPaであり、且つ、熱膨張係数が35〜65×10−6/℃であることが望ましいことを確認した。
【0012】
有機系保護膜の弾性係数は、導電性接合材と半導体チップの熱膨張による歪を吸収するように、導電性接合材のそれより小さいことが望ましい。また、有機系保護膜の熱膨張係数は、有機系保護膜に過大な変形が生じないように、導電性接合材のそれと略同等であることが望ましい。例えば導電性接合材としてSn系はんだを使用する場合、その熱膨張係数は30×10−6/℃程度であり、上記のように35〜65×10−6/℃のものとすることが望ましい。
【0013】
このように有機系保護膜の弾性係数,熱膨張係数を選ぶことによって、大きな熱応力が加わっても、有機系保護膜はその熱応力に耐え、大きく変形することも防止でき、その結果配線層の短絡不良は略確実に防止できる。
【0014】
また、導電性接合材をSn系はんだとすると共に、半導体素子の表面側の金属ブロック(ヒートシンク)の熱膨張係数をα1とし、半導体素子の熱膨張係数をα2とし、半導体素子のチップサイズをa×bとし、使用環境の最高温度と最低温度の温度差をΔTとしたときに、
【0015】
【数5】
が成立するように構成することが望ましい。
【0016】
この構成の場合も、本発明者らは、試作及び実験等を実行することにより、大きな熱応力が加わった場合に、配線層の短絡不良をほぼ確実に防止できることを確認した。
【0017】
さらに、半導体素子の裏面側においても金属ブロック(ヒートシンク)を配置する構成の場合、表面側の金属ブロック(ヒートシンク)とはんだとからなる複合系の見かけ上の熱膨張係数をα1eとし、半導体素子の裏面側の金属ブロック(ヒートシンク)と半導体素子とからなる複合系の見かけ上の熱膨張係数をα2eとし、半導体素子のチップサイズをa×bとし、使用環境の最高温度と最低温度の温度差をΔTとしたときに、
【0018】
【数6】
が成立するように構成することが望ましい。
【0019】
この構成によっても、本発明者らは、試作及び実験等を実行することにより、大きな熱応力が加わった場合に、配線層の短絡不良をほぼ確実に防止できることを確認した。
【0020】
また本発明者らは、試作及び実験等を実行することにより、半導体素子と金属ブロック(ヒートシンク)との間の熱膨張係数差により大きな熱応力が発生したとしても、金属ブロックを半導体素子に接合する導電性接合材の下地の表面アスペリティが平坦あるいは配線層上方において凹部とされていれば、配線層の短絡不良をほぼ確実に防止できることを確認した。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1実施例について、図1乃至図9を参照しながら説明する。尚、図12に示す比較構成と同一構成には、同一符号を付している。まず、図4は、本実施例の半導体装置11の全体構成を概略的に示す縦断面図である。この図4に示すように、本実施例の半導体装置11は、半導体チップ(半導体素子)1と、上側ヒートシンク13及びヒートシンクブロック4(第1金属ブロック)と、下側ヒートシンク(第2金属ブロック)12とを備えて構成されている。
【0022】
上記半導体チップ1は、例えばIGBTやサイリスタ等の縦型のパワー半導体素子から構成されている。半導体チップ1の形状は、本実施例の場合、図5(a)に示すように、例えば矩形状の薄板状である。また、下側ヒートシンク12,上側ヒートシンク13及びヒートシンクブロック4は、例えばCuやAl等の熱伝導性及び電気伝導性の高い金属で構成されている。そして、ヒートシンクブロック4は、図5(a)に示すように、半導体チップ1よりも1回り小さい程度の大きさの矩形状の板材である。
【0023】
また、下側ヒートシンク12は、図5(a)に示すように、全体として例えばほぼ長方形状の板材であり、端子部12aが後方へ向けて延びるように突設されている。更に、上側ヒートシンク13は、図5(d)に示すように、全体として例えばほぼ長方形状の板材で構成されており、端子部13aが後方へ向けて延びるように突設されている。
【0024】
そして、上記構成の場合、図4に示すように、半導体チップ1は、下側ヒートシンク12の上に接合部材である例えばはんだ5を介して接合されている。そして、ヒートシンクブロック4は、半導体チップ1の上に接合部材である例えばはんだ5を介して接合されている。更に、上側ヒートシンク13は、ヒートシンクブロック4の上に接合部材である例えばはんだ5を介して接合されている。尚、上記各はんだ5の層の厚み寸法は、例えば100〜200μm程度となるように構成されている。
【0025】
上記構成においては、半導体チップ1の両面からヒートシンク12,13及びヒートシンクブロック4を介して放熱される構成となっている。また、下側ヒートシンク12及び上側ヒートシンク13は、半導体チップ1の下面及び上面に設けられた主電極(例えばコレクタ電極やエミッタ電極等)にはんだ5を介して電気的にも接続されている。
【0026】
ここで、半導体チップ1の上面の様子を、図2に示す。この図2に示すように、半導体チップ1の上面には、ヒートシンクブロック4を接合する位置に対応して複数例えば7個のエミッタ電極(エミッタパッド)14が設けられていると共に、ヒートシンクブロック4が接合されない位置に対応するように例えば1個のゲート電極(ゲートパッド)15が設けられている。そして、上記7個のエミッタ電極14は、はんだ5を介して一括されてヒートシンクブロック4ひいては上側ヒートシンク13に接続されている。ゲート電極15は、図5(c)に示すように、リードフレーム16にワイヤー17を介してワイヤーボンディングされる。
【0027】
尚、半導体チップ1の下面の全面にはコレクタ電極(図示しない)が設けられており、このコレクタ電極ははんだ5を介して下側ヒートシンク12に接続されている。
【0028】
また、下側ヒートシンク12の端子部12aと、上側ヒートシンク13の端子部13aは、互いの位置がずれるように、即ち、対向しないように構成されている。上記構成の場合、下側ヒートシンク12の上面と上側ヒートシンク13の下面との間の距離は、例えば1〜2mm程度になるように構成されている。
【0029】
そして、図4に示すように、一対のヒートシンク12,13の隙間、並びに、半導体チップ1及びヒートシンクブロック4の周囲部分には、樹脂(例えばエポキシ樹脂等)18がモールド(充填封止)されている。また、ヒートシンク12,13の表面、並びに、半導体チップ1及びヒートシンクブロック4の周囲部分(端面部)には、図示しないポリアミド樹脂が塗布されている。このポリアミド樹脂は、樹脂18とヒートシンク12,13との密着力、樹脂18とチップ1との密着力、並びに、樹脂18とヒートシンクブロック4との密着力を強化するためのものである。
【0030】
また、半導体チップ1のゲート電極15等にワイヤーボンディングされたリードフレーム16も、樹脂18によってモールドされている。尚、リードフレーム16とワイヤー17の表面にも、ポリアミド樹脂を塗布することが好ましい。
【0031】
さて、ここで、半導体チップ1の表面の構造について、図1及び図2を参照して説明する。前述したように、半導体チップ1の表面には、図2に示すように、エミッタ電極14とゲート電極15が設けられている。そして、半導体チップ1の表面におけるエミッタ電極14とゲート電極15以外の部分は、有機系保護膜3で覆われて絶縁されている。この有機系保護膜3は、例えばポリイミド樹脂の膜である。
【0032】
また、半導体チップ1の表面におけるエミッタ電極14の間の部分や、エミッタ電極14の周囲の部分には、図2にて破線で示すように、ゲート用のAl製の制御配線層(ゲートランナー)2が設けられており、この配線層2は上記有機系保護膜3で覆われている。ここで、上記配線層2部分の縦断面構造、具体的には、図2においてI−I線に沿う断面の概略構造を、図1に示す。尚、この図1は、半導体チップ1の表面にヒートシンクブロック4をはんだ5により接合した状態の断面構造を示している。
【0033】
上記図1に示すように、半導体チップ1の表面には、ゲートの配線層2が設けられていると共に、この配線層2を覆うように有機系保護膜3が設けられている。そして、有機系保護膜3の上に、ヒートシンクブロック4がはんだ5を介して接合されている。この構成の場合、有機系保護膜3によって配線層2とはんだ5(ひいてはヒートシンクブロック4)との間が絶縁されている。
【0034】
ここで、本実施例においては、配線層2の厚み寸法をt1μmとすると共に、有機系保護膜3の厚み寸法をt2μmとしたときに、t1<t2が成立するように構成されている。具体的には、本実施例の場合、配線層2の厚み寸法は例えば5μmに設定されていると共に、有機系保護膜3の厚み寸法は例えば6μmに設定されている。
【0035】
更に、本実施例では、有機系保護膜3の常温での弾性係数を1.0〜5.0GPaとすると共に、熱膨張係数を35〜65×10−6/℃とするように構成している。なお塗布時の粘度としては、10Pa・s以上であることが望ましい。
【0036】
そして、本発明者らは、試作及び実験等を実行することにより、図3に示す結果を得た。すなわち、配線層2の厚み寸法(配線層2の周縁部がその近傍周辺に対して凸状に形成する段差の高さ)t1と有機系保護膜3(ここで使用した保護膜は弾性率3.0GPa、熱膨張係数50×10−6/℃のポリイミド膜)の表面までの厚み寸法(配線層2の近傍周辺に対する有機系保護膜3の高さ)t2とを種々変更した素子を用いて、図4に示す両面放熱型の半導体装置の試作をし、それに対して−50℃〜150℃の温度範囲の冷熱サイクルを繰り返し作用させる冷熱評価試験を実施した。2000サイクル後に電気特性検査をし、冷熱サイクル評価試験に仕掛けたサンプルすべてに不良が発生しなかった水準を○,ひとつでも不良となった水準を×と評価した結果、t1<t2を満たす領域では例外無く○の評価となった。
【0037】
さらに、冷熱サイクルを2000サイクル作用させた後のサンプルを断面観察したところ、熱応力が加わった場合でも、有機系保護膜3が大きく変形することを防止できて、配線層2の短絡不良をほぼ確実に防止できたことを確認した。
【0038】
ここで、有機系保護膜3の厚み寸法t2を厚くするように上記条件式で規定するのに加えて、有機系保護膜3の弾性係数と熱膨張係数を上述したように設定する理由について説明する。
【0039】
即ち、有機系保護膜3の厚み寸法t2を厚くするだけでは、大きな熱応力が加わった場合に、有機系保護膜3が図6に示すように変形することが考えられる。図6に示すように有機系保護膜3が変形すると、配線層2がはんだ5に短絡してしまう。
【0040】
このため、有機系保護膜3は、はんだ5とほぼ同等に変形(変位)可能であると共に、その変形に耐えることが可能な程度の強度を有する必要がある。そこで、有機系保護膜3の弾性係数と熱膨張係数を上述したように設定した(即ち、弾性係数をはんだ5のそれよりも小さくすると共に、熱膨張係数をはんだ5のそれとほぼ等しく設定した)。
【0041】
この場合、弾性係数をはんだ5のそれよりも小さく設定する理由は、はんだ5とシリコン(半導体チップ1)の熱膨張によるひずみを吸収するためである。また、熱膨張係数をはんだ5の熱膨張係数(Sn系はんだの熱膨張係数は30×10−6/℃程度)とほぼ等しく設定する理由は、有機系保護膜3に過大な変形が生じないようにするためである。これによって、大きな熱応力が加わったときに、有機系保護膜3が大きく変形することを防止でき、その結果、配線層2の短絡不良をほぼ確実に防止できるのである。尚、本実施例では、はんだ5として、例えばSn系のはんだ材料を使用したが、このSn系のはんだ材料に対して本実施例の構成は特に有効である。
【0042】
有機系保護膜3の弾性係数と熱膨張係数を上述したように設定しておれば、有機系保護膜3の厚み寸法を配線層2の厚み寸法よりも厚く構成すれば(即ち、配線層2の厚み寸法をt1とすると共に、有機系保護膜3の厚み寸法をt2としたときに、t1<t2が成立するように構成すれば)、有機系保護膜3が大きく変形することを防止できて、配線層2の短絡不良をほぼ確実に防止できることを、本発明者らは確認している。
【0043】
次に、上記した構成の半導体装置11の製造方法(即ち、製造工程)について、図5及び図4を参照して簡単に説明する。まず、図5(a)及び図5(b)に示すように、下側ヒートシンク12の上面に、半導体チップ1とヒートシンクブロック4をはんだ付けする工程を実行する。この場合、下側ヒートシンク12の上面にはんだ箔19を介してチップ1を載せると共に、このチップ1の上にはんだ箔19を介してヒートシンクブロック4を載せる。この後、加熱装置(リフロー装置)によって上記はんだ箔19,19を溶融させてから、硬化させる。
【0044】
続いて、図5(c)に示すように、チップ1の制御電極(例えばゲート電極15等)とリードフレーム16とをワイヤーボンディングする工程を実行する。次いで、図5(d)及び図5(e)に示すように、ヒートシンクブロック4の上に上側ヒートシンク13をはんだ付けする工程を実行する。この場合、図5(d)に示すように、ヒートシンクブロック4の上にはんだ箔19を介して上側ヒートシンク13を載せる。そして、加熱装置によって上記はんだ箔19を溶融させてから、硬化させる。
【0045】
このとき、上側ヒートシンク13の上に例えば重り20等を載置することにより、上側ヒートシンク13を下方へ向けて加圧するようにしている。またこれと共に、上側ヒートシンク13と下側ヒートシンク12との間に、スペーサ治具(図示しない)を取り付けることにより、上側ヒートシンク13と下側ヒートシンク12との間の距離を予め決められた設定距離に保持するようにしている。
【0046】
尚、はんだ箔19が溶融する前の状態では、上側ヒートシンク13と下側ヒートシンク12との距離は、スペーサ治具の設定距離よりも大きくなるように構成されている。そして、はんだ箔19が溶融すると、重り20等の加圧力により、溶融したはんだ層の部分が薄くなり、上側ヒートシンク13と下側ヒートシンク12との距離がスペーサ治具の設定距離と等しくなる。このとき、はんだ層は、適度な薄さまで薄くなるように構成されている。そして、溶融したはんだ層が硬化すれば、半導体チップ1とヒートシンク12,13とヒートシンクブロック4の接合及び電気的接続が完了する。
【0047】
次いで、ポリアミド樹脂を、一対のヒートシンク12,13の表面、並びに、半導体チップ1及びヒートシンクブロック4の周囲部分(端面部)等に塗布する工程を実行する。この場合、ポリアミド樹脂を塗布する具体的方法としては、ポリアミド樹脂塗布用のディスペンサのノズルからポリアミド樹脂を滴下したり、噴霧したりする塗布方法や、ディッピング(浸漬)塗布方法等を使用すれば良い。尚、ワイヤー17やリードフレーム16の表面にも、ポリアミド樹脂を塗布しておくことが好ましい。
【0048】
この後、上記塗布したポリアミド樹脂が乾燥したら、図4に示すように、ヒートシンク12,13の隙間、並びに、半導体チップ1及びヒートシンクブロック4の周囲部分等を、樹脂18でモールドする工程を実行する。この場合、上述のはんだ付けし且つポリアミド樹脂を塗布したヒートシンク12,13,チップ1及びヒートシンクブロック4等の構成を、図示しない成形型の内部に収容すると共に、樹脂18を注入(充填)する。これにより、一対のヒートシンク12,13の隙間、並びに、チップ1及びヒートシンクブロック4の周囲部分等に、樹脂18が充填される。そして、上記樹脂18が硬化した後、成形型内から半導体装置11を取り出せば、半導体装置11が完成する。
【0049】
上述したように本実施例においては、配線層2の厚み寸法をt1とすると共に、有機系保護膜3の厚み寸法をt2としたときに、t1<t2が成立するように構成すると共に、有機系保護膜3の常温での弾性係数を1.0〜5.0GPaとし、且つ、熱膨張係数を35〜65×10−6/℃とするように構成した。この構成によれば、半導体装置11に対して大きな熱応力が加わった場合に、有機系保護膜3が過大に変形することを防止できて、配線層2の短絡不良をほぼ確実に防止することができる。
【0050】
ここで、有機系保護膜3の厚み寸法t2の上限値について考察する。本発明者らは、上記実施例において、ヒートシンクブロック4の接合をSn系はんだで行うように構成すると共に、半導体チップ1の表面側のヒートシンクである上側ヒートシンク13の熱膨張係数をα1、半導体チップ1の熱膨張係数をα2、半導体チップ1のチップサイズをa×b、半導体装置11の使用環境の最高温度と最低温度の温度差をΔTとしたときに、
【0051】
【数7】
が成立するように構成した。
【0052】
この有機系保護膜3の厚み寸法t2の上限値を規定する条件式は、次のようにして求めた。チップサイズがa×bの半導体チップ1においては、熱応力は、チップ1の中心から外へ向かって作用する。このため、図7に示すように、チップ1の中心Oから外へいくほど、チップ1の歪みが大きくなる。従って、半導体チップ1において最も歪みが大きい部位は、チップ1の中心Oから対角線の1/2の距離cだけ離れた点(頂点)である。そこで、上記距離cに熱膨張係数の差の絶対値と使用環境の温度差ΔTとを乗算した計算値を、有機系保護膜3の厚み寸法t2の上限値としたのである。
【0053】
次に、有機系保護膜3の厚み寸法t2の下限値を正確に求める方法について考察する。本発明者らは、上記実施例において、ヒートシンクやヒートシンクブロックの接合をSn系はんだで行うように構成すると共に、半導体チップ1の表面側のヒートシンク13(ヒートシンクブロック4を含む)とはんだ5とからなる複合系の見かけ上の熱膨張係数をα1eとし、半導体チップ1の裏面側のヒートシンク12と半導体チップ1とからなる複合系の見かけ上の熱膨張係数をα2eとし、半導体チップ1のチップサイズをa×bとし、使用環境の最高温度と最低温度の温度差をΔTとしたときに、
【0054】
【数8】
が成立するように構成した。
【0055】
尚、半導体チップ1の表面側のヒートシンク13とはんだ5とからなる複合系の見かけ上の熱膨張係数α1eとは、ヒートシンク13,ヒートシンクブロック4及びはんだ5とを1つの部材と見なしたときに、この1つの部材の熱膨張係数のことである。この熱膨張係数は、計算(シミュレーション)または実験(実測)により求めれば良い。また、半導体チップ1の裏面側のヒートシンク12と半導体チップ1とからなる複合系の見かけ上の熱膨張係数α2eも同様にして求めれば良い。
【0056】
そして、本発明者らは、試作及び実験等を実行することにより、
【0057】
【数9】
が成立するように、配線層2の厚み寸法t1,有機系保護膜3の厚み寸法t2など各部の条件を選ぶことにより、上記構成の半導体装置11に対して大きな熱応力が加わった場合でも、有機系保護膜3が大きく変形することを防止できて、配線層2の短絡不良をほぼ確実に防止できることを確認した。
【0058】
次に、上記実施例における半導体素子1の一例について、図8に基づいて説明する。図8は図1相当の図であり、半導体素子1の内部構造についてより詳細に示すものであり、下側ヒートシンク12,ヒートシンクブロック4との接合も併せて示している。
【0059】
半導体素子(半導体チップ)1は、その上下両面においてヒートシンクブロック4及び下側ヒートシンク12に挟持され、導電性接合材(はんだ)5,5により接合されている。これは半導体素子の両面において大面積での電気接続を実現すると共に、同両面からの放熱と可能にして放熱効率を高めるためである。
【0060】
この構造において、半導体素子1の表面側に形成される導電性接合材5の下には、エミッタ電極14と配線層(ゲートランナー)2が存在し、配線層2は有機系保護膜(ポリイミド膜)3によってのみ、導電性接合材5から絶縁されている。
【0061】
半導体素子1は、pコレクタ層102上にエピタキシャル成長させたn−ドリフト層103を有し、n−ドリフト層103にはチャネル及びボディーとして働くp層104が形成され、さらにp層104中にn+エミッタ領域105が形成されたpnpn基板構造を有している。そしてトレンチ106がp層104を貫くように形成され、トレンチ106の内部にはゲート絶縁膜107とゲート多結晶Si層108が形成されている。エミッタ領域105とp層104の両方とコンタクトをとるように、Alよりなるエミッタ電極14が形成される。この時、エミッタ電極14とゲート多結晶Si層108は層間絶縁膜111によって絶縁される。またLOCOS膜109上においてゲート多結晶Si層108上の多結晶Si酸化膜110及び層間絶縁膜111の一部が除去され、Alよりなる配線層2がゲート多結晶Si層108とコンタクトしている。配線層2とエミッタ電極14は、同時に堆積したAl膜をエッチングによりパターニングすることで形成される。配線層2を保護する目的で有機系保護膜3が厚さt2にて形成されている。
【0062】
図中において、層間絶縁膜111の上に配線層2の周縁部が載っており、層間絶縁膜111の表面から配線層2の表面までの段差をt1とし、層間絶縁膜111の表面から有機系保護膜3の表面までの高さをt2としたときに、上述したように、t1<t2が成立するように構成している。
【0063】
エミッタ電極の端子への接続をワイヤー117によるワイヤーボンディングとした通常の構造(図9参照)では、半導体素子1の表面全体には導電性の物質は存在しないため、ゲートランナーなどの配線層2とエミッタ電極側14とが短絡する原因が無く、有機系保護膜3を設けたとしてもその役割は人為的な過失などに対する保護のためだけでよい。したがって、有機系保護膜3の厚さは絶縁が保たれる程度有れば十分であった。
【0064】
それに対して本実施例では、配線層2のすぐ近くにエミッタ電極14と同電位の層,即ち導電性接合材5が存在するため、大きな外力に対する保護を考慮する必要が有り、上述したように有機系保護膜3の厚さに十分な検討が必要である。
【0065】
図8においては、エミッタ電極14と導電性接合材5との間には、エミッタ電極側から順にTi,Ni,Auをスパッタ形成した接合用電極112が設けられている。これはエミッタ電極14と導電性接合材5との接合力を確保するためのものであるが、十分な接合力が確保できる場合は接合用電極112を割愛することもできる。半導体素子1の裏面には、コレクタ電極として裏面電極113が形成されている。裏面電極113もpコレクタ層102側から順にTi,Ni,Auをスパッタ形成したものとすることができる。
【0066】
第2実施例の図8相当図を、図10に示す。図中、図8と同等の構成には同一符号を付している。本実施例では、層間絶縁膜211を厚く形成し、配線層2が最表面に出ない構造としている。すなわち、配線層2は当該配線層近傍の表面(層間絶縁膜211の表面)に対して平坦もしくは凹形状となるように形成されている。これにより導電性接合材5の下地となる有機系保護膜203の配線層上方における領域の表面アスペリティは、平坦あるいは配線層2の上方において凹部となり、半導体素子とヒートシンクブロックとの間の熱膨張係数差により大きな熱応力が発生したとしても配線層の短絡不良をほぼ確実に防止できる。なお有機系保護膜203は、絶縁が確保できる厚さがあれば良い。また、層間絶縁膜211と配線層2,エミッタ電極14はダマシン法により形成することができる。
【0067】
第3実施例の図8相当図を、図11に示す。図中、図8と同等の構成には同一符号を付している。本実施例では、半導体素子の表面すなわち半導体素子と導電性接合材5との界面に配線層2による凹凸が存在しないように、接合界面全体をエミッタ電極314で覆う構造としている。この構造によっても問題を解決することができる。
【0068】
なお、図8,10,11の各実施例ではゲートの構造をトレンチゲートとしたが、本発明はトレンチゲートを有する半導体素子に限定されるものではない。また、半導体チップ1としてnチャネルIGBTに適用した構造を例示しているが、素子の種類がこれに限定されるものではないことは明らかである。例えばMOSFETや他の半導体素子に適用しても良い。縦型MOSFETに適用した構成においては、エミッタ電極14はソース電極となり、コレクタ電極はドレイン電極となる。
【0069】
また半導体素子1は例えばSi,SiC,GaAsなどに形成した半導体素子とすることができる。図8,10,11においてゲート絶縁膜107は例えば酸化ケイ素一層や、酸化ケイ素と窒化ケイ素との多層膜とすることができる。エミッタ電極および配線層はAlの他、種々適用可能である。裏面電極もTi/Ni/Au多層膜の他、Cr等を含む膜構造とすることもできる。導電性接合材としては、例えばSn−3.5AgなどのSn系はんだや、Agペーストなどを採用することができる。ヒートシンクは例えばCuやAlなどが好適であるが、インバーやモリブデンなど他の金属を用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すものであり、図2中I−I線に沿う断面図
【図2】半導体チップの上面図
【図3】耐久試験結果の一例を示す図
【図4】半導体装置の縦断面図
【図5】図(a)〜図(e)は順に、半導体装置の製造工程を示す図
【図6】ゲート短絡不良が発生した様子を示す図1相当図
【図7】半導体チップの熱応力による変形の作用を説明するための図
【図8】本発明の第1実施例の半導体素子構造を詳細に示す縦断面図
【図9】従来構造を示す図8相当図
【図10】第2実施例を示す図8相当図
【図11】第3実施例を示す図8相当図
【図12】比較構成を示す図1相当図
【図13】ゲート短絡不良が発生した様子を示す図12相当図
【符号の説明】
1は半導体チップ(半導体素子)、
2は配線層、
3は有機系保護膜、
4はヒートシンクブロック、
5ははんだ、
11は半導体装置、
12は下側ヒートシンク、
13は上側ヒートシンク、
14はエミッタ電極、
15はゲート電極、
211は層間絶縁膜、
314はエミッタ電極を示す。
Claims (15)
- 半導体素子と、この半導体素子の一主面側に設けられた第1電極層と、前記半導体素子の前記一主面側に設けられ、前記第1電極層からは離間して配された第2電極層と、前記第2電極層と接触する領域を有すると共に、前記第1電極層とオーバーラップする領域を有する導電性接合材と、前記第1電極層と前記導電性接合材がオーバーラップする領域において、前記第1電極層と前記導電性接合材の間に、前記第1電極層を覆うように配され、前記第1電極層が前記導電性接合材に接触するのを防止する有機系保護膜と、前記導電性接合材を介して前記第2電極層と電気的に接合された第1金属ブロックとを備え、前記第1電極層周縁部における前記第1電極層の厚み寸法をt1、前記第1電極層周辺における前記有機系保護膜の厚み寸法をt2としたとき、t1<t2が成立すると共に、前記導電性接合材をSn系はんだとし、前記第1金属ブロックの熱膨張係数をα1とし、前記半導体素子の熱膨張係数をα2とし、前記半導体素子のチップサイズをa×bとし、使用環境の最高温度と最低温度の温度差をΔTとしたときに、
が成立することを特徴とする半導体装置。 - 半導体素子と、この半導体素子の一主面側に設けられた第1電極層と、前記半導体素子の前記一主面側に設けられ、前記第1電極層からは離間して配された第2電極層と、前記第2電極層と接触する領域を有すると共に、前記第1電極層とオーバーラップする領域を有する導電性接合材と、前記第1電極層と前記導電性接合材がオーバーラップする領域において、前記第1電極層と前記導電性接合材の間に、前記第1電極層を覆うように配され、前記第1電極層が前記導電性接合材に接触するのを防止する有機系保護膜と、前記導電性接合材を介して前記第2電極層と電気的に接合された第1金属ブロックと、前記半導体素子の他主面側に導電性接合材により接合された第2金属ブロックを備え、前記第1電極層周縁部における前記第1電極層の厚み寸法をt1、前記第1電極層周辺における前記有機系保護膜の厚み寸法をt2としたとき、t1<t2が成立すると共に、前記導電性接合材をSn系はんだとすると共に、前記半導体素子の前記一主面側の前記第1金属ブロックと前記Sn系はんだとからなる複合系の見かけ上の熱膨張係数をα1eとし、前記半導体素子の前記他主面側の前記第2金属ブロックと前記半導体素子とからなる複合系の見かけ上の熱膨張係数をα2eとし、前記半導体素子のチップサイズをa×bとし、使用環境の最高温度と最低温度の温度差をΔTとしたときに、
が成立することを特徴とする半導体装置。 - 前記半導体素子は縦型の電力用半導体素子であり、前記第1金属ブロックは前記電力用半導体素子の第1端子を構成し、前記第2金属ブロックは前記電力用半導体素子の第2端子を構成し、前記第1電極層は前記電力用半導体素子の制御配線を構成することを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
- 前記半導体素子,前記第1金属ブロック,前記第2金属ブロックは一体的に樹脂封止されていることを特徴とする請求項2又は3の何れかに記載の半導体装置。
- 前記有機系保護膜は、その常温での弾性係数が1.0〜5.0GPaであり、且つ、熱膨張係数が35〜65×10-6/℃となるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の半導体装置。
- 半導体素子と、この半導体素子の一主面側に設けられた第1電極層と、前記第1電極層の一領域を跨ぐように被覆する絶縁性の有機系保護膜と、前記第1電極層の前記一領域上に前記有機系保護膜を介してオーバーラップする導電性接合材とを有し、第1電極層周辺部に対する前記第1電極層の表面までの厚み寸法をt1、前記第1電極層周辺部に対する前記有機系保護膜の表面までの厚み寸法をt2としたとき、t1<t2が成立するとともに、前記有機系保護膜は、その弾性係数が前記導電性接合材の弾性係数より小さく、且つ、その熱膨張係数が前記導電性接合材の熱膨張係数と略等しくなるように構成されていることを特徴とする半導体装置。
- 半導体素子と、この半導体素子の一主面側に設けられた第1電極層と、前記半導体素子の前記一主面側に設けられ、前記第1電極層からは離間して配された第2電極層と、前記第1電極層の一領域を跨ぐように被覆する絶縁性の保護膜と、前記第1電極層の前記一領域上に前記保護膜を介してオーバーラップする導電性接合材とを有し、第1電極層周辺部に対する前記第1電極層の表面までの厚み寸法をt1、前記第1電極層周辺部に対する前記保護膜の表面までの厚み寸法をt2としたとき、t1<t2が成立するとともに、前記保護膜は、その弾性係数が前記導電性接合材の弾性係数より小さく、且つ、その熱膨張係数が前記導電性接合材の熱膨張係数と略等しくなるように構成されていることを特徴とする半導体装置。
- 前記導電性接合材ははんだであることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の半導体装置。
- 半導体素子と、この半導体素子の両面にはんだ接合されたヒートシンクとを備えて構成された半導体装置において、前記半導体素子の表面に設けられた配線層と、この配線層を覆うように設けられた有機系保護膜とを備え、前記配線層の厚み寸法をt1とし、前記有機系保護膜の厚み寸法をt2としたときに、t1<t2が成立すると共に、前記有機系保護膜の常温での弾性係数を1.0〜5.0GPaとし、且つ、熱膨張係数を35〜65×10-6/℃とすると共に、前記はんだ接合をSn系はんだで行うように構成するとし、前記半導体素子の表面側のヒートシンクの熱膨張係数をα1とし、前記半導体素子の熱膨張係数をα2とし、前記半導体素子のチップサイズをa×bとし、使用環境の最高温度と最低温度の温度差をΔTとしたときに、
が成立するように構成したことを特徴とする半導体装置。 - 半導体素子と、この半導体素子の両面にはんだ接合されたヒートシンクとを備えて構成された半導体装置において、前記半導体素子の表面に設けられた配線層と、この配線層を覆うように設けられた有機系保護膜とを備え、前記配線層の厚み寸法をt1とし、前記有機系保護膜の厚み寸法をt2としたときに、t1<t2が成立すると共に、前記有機系保護膜の常温での弾性係数を1.0〜5.0GPaとし、且つ、熱膨張係数を35〜65×10-6/℃とすると共に、前記はんだ接合をSn系はんだで行うように構成するとし、前記半導体素子の表面側のヒートシンクとはんだとからなる複合系の見かけ上の熱膨張係数をα1eとし、前記半導体素子の裏面側のヒートシンクと前記半導体素子とからなる複合系の見かけ上の熱膨張係数をα2eとし、前記半導体素子のチップサイズをa×bとし、使用環境の最高温度と最低温度の温度差をΔTとしたときに、
が成立するように構成したことを特徴とする半導体装置。 - 前記有機系保護膜又は前記保護膜はポリイミド膜であることを特徴とする請求項1乃至10の何れかに記載の半導体装置。
- 半導体素子と、この半導体素子の一主面側に設けられた第1電極層と、前記半導体素子の前記一主面側に設けられ、前記第1電極層からは離間して配された第2電極層と、前記第1電極層を被覆する絶縁性保護膜と、前記第2電極層と接触する領域を有すると共に、前記第1電極層とオーバーラップする領域を有する導電性接合材と、前記導電性接合材を介して前記第2電極層と電気的に接合された第1金属ブロックとを備え、前記導電性接合材の前記第1電極層とオーバーラップする前記領域の下地の表面アスペリティは平坦あるいは前記第1電極層の上方において凹部とされていると共に、前記絶縁性保護膜は、その弾性係数が前記導電性接合材の弾性係数より小さく、且つ、その熱膨張係数が前記導電性接合材の熱膨張係数と略等しくなるように構成されていることを特徴とする半導体装置。
- 前記第1電極層は当該第1電極層の周縁部に設けられた層間絶縁膜に対して平坦もしくは凹形状となるように形成されていることを特徴とする請求項12に記載の半導体装置。
- 半導体素子と、この半導体素子の一主面側に設けられた第1電極層と、前記半導体素子の前記一主面側に設けられ、前記第1電極層からは離間して配された第2電極層と、前記第1電極層を被覆する絶縁性保護膜と、前記第2電極層と接触する領域を有すると共に、前記第1電極層とオーバーラップする領域を有する導電性接合材と、前記導電性接合材を介して前記第2電極層と電気的に接合された第1金属ブロックとを備え、前記導電性接合材の前記第1電極層とオーバーラップする前記領域の下地の表面アスペリティは平坦あるいは前記第1電極層の上方において凹部とされていると共に、前記導電性接合材の前記第1電極層とオーバーラップする前記領域の下方において、前記第2電極層が前記第1電極層上方に前記絶縁性保護膜を介して配置されており、前記第2電極層の表面が前記導電性接合材の前記下地を構成していることを特徴とする半導体装置。
- 前記絶縁性保護膜は前記第1電極層の表面に被着された有機系保護膜を有することを特徴とする請求項12乃至14の何れかに記載の半導体装置。
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