JP3600631B2 - 自動変速機の変速操作装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、車両における自動変速機の変速操作装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両における自動変速機の操作装置として、従来より通常図4に示すような構造のものが採用されている(例えば実開昭55−107427号公報,実開昭56−77439号公報等参照)。
【0003】
即ち、従来の自動変速機の操作装置は、図4に示すように、筒状のレバー本体aと、該レバー本体a内に軸方向に摺動可能に嵌装されたロッドコンプルbと、レバー本体aの先端部に嵌着され押しボタンdを組付けたグリップ部cと、ロッドコンプルbを上向きに附勢するコイルばねeと、上記レバー本体aの下端のボス部a′を回動可能に軸支するベースプレートfと、該ボス部a′に固着されたレバーアームa″と、上記ロッドコンプルbに植設したガイドピンb′が係合するガイド溝g′をもったガイドプレートgとから構成され、グリップ部cを握り押しボタンdを押すことによりロッドコンプルbがコイルばねeに抗して押し下げられガイドピンb′がガイドプレートgのガイド溝g′から外れてレバー本体aの回動操作が可能となり、該レバー本体aを所望のセレクト位置に回動操作した後、押しボタンdから手を離すと該押しボタンdがリターンばねd′のばね力にて元に戻ると同時にロッドコンプルbもコイルばねeのばね力にて上昇し、ガイドピンb′がガイドプレートgのガイド溝g′に係合してレバー本体aをそのセレクト位置に保持するよう構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の自動変速機操作装置は、筒状のレバー本体a内にロッドコンプルbを挿し込み組付ける場合、先にコイルばねeをレバー本体a内に上から挿し込んでおく必要があり、組付作業が面倒であり、且つロッドコンプルbの挿入時にコイルばねeがロッドコンプルb下端のばね受け部に正規に収まっているかどうかを目視で確かめることができず、品質の確保が非常に難しい、という課題を有している。
【0005】
又、レバー本体aの軸支部は、ブッシュhとスペーサiとをボス部a′とボルトjとの間に介装して該ボルトjにナットkをねじ込み締付けた構造となっており、ブッシュh(樹脂製)とスペーサi(金属製)との間で摺動するようになっているので、部品点数が多く組付け作業が厄介であるばかりか、この構造ではレバー本体aとボス部a′とレバーアームa″とを一体に構成する必要があり、従ってレバーアームa″が室外(床下)配置となる場合はシールブーツmでシールすることが必要で、更に部品点数が増えると共にフリクション増により操作感低下の原因の一つとなっている、という課題を有している。
【0006】
本発明は上記のような従来の課題に対処することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、操作レバーのグリップ部に設けた押しボタンを押圧操作することでガイドプレートと係合しているガイドピンが外れて変速操作可能となる自動変速機の操作装置において、第1に、押しボタンを、ロッドコンプルのカム穴に挿通される傾斜カム部をもったボタン本体と、該ボタン本体に連結され押しボタンの摺動案内機能とリターンばねのばね受け機能とをもったスライドガイドとの2部品にて構成し、ボタン本体の押圧操作によりロッドコンプルが上方へ引き上げられ、該ロッドコンプルに固定したガイドピンがガイド溝部より外れるようにしたことを特徴とするものである。第2に、上記第 1 の構成のものにおいて、ロッドと該ロッドの上端部に固着されカム穴をもった上方部材と該ロッドの下端部に固着されガイドピンを嵌挿固定する径方向穴をもった下方部材とで構成されるロッドコンプルのロッド部に、下端部にばね受け部をもったスペーサと該スペーサのばね受け部と上記下方部材の上面との間に介装されロッドコンプルをスペーサに対し下方に附勢するコイルばねとを予め組付けてサブアッセンブリ化し、それを筒状のレバー本体内に嵌挿組付けるようにしたことを特徴とするものである。第3に、上記第 2 の構成のものにおいて、上記スペーサの上部外周に突部を突設し、レバー本体に嵌挿組付けたときレバー本体の上縁部に設けた係合溝部に上記突部が嵌入係合して位置決めされ、レバー本体の上部にグリップ部を組付け固定することにより、上記突部が係合溝部の底部とグリップ部とで挟み付けられて、スペーサがレバー本体に固定されるようにしたことを特徴とするものである。第4に、上記第1乃至第3のいずれかの構成のものにおいて、上記ベースプレートの操作レバー取付部を、底面部と周壁部とからなる箱形部に構成し、その左右の周壁部に軸受穴を形成し、レバー本体下端のボス部を上記軸受穴に、レバーアームを固着した回動軸の嵌挿にて回動可能に組付け、該ボス部と回動軸とをピンにて固定することにより、レバーアームが箱形部の外側にて操作レバーと一体となって回動するようにしたことを特徴とするものである。第5に、上記第1乃至第4のいずれかの構成のものにおいて、操作レバーを回動可能に取付けるベースプレートと上記ガイドプレートとを合成樹脂にて一体に構成し、該ガイドプレートの上端縁にガイドピンが係合するガイド溝部を形成したことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】
上記第1の構成により、押しボタンの操作方法が従来のロッド押し下げタイプのものと全く同じとなり、操作に違和感がなく良好な操作感を得ることができ、且つ従来のロッド押し下げタイプのものとグリップ部の共用が可能となり、コストダウンをはかることができる。第2の構成及び第3の構成により、組付作業性の著しい向上をはかることができると共に、サブアッセンブリ化の時点でコイルばねの装着状態を目視管理できるので、品質の確保が極めて容易であり、更にスペーサの長さを適宜設定することによって種々の車種でのコイルばねの共用が可能となる。第4の構成により、操作レバーの軸支部の構成部品点数が大幅に少なくなり、コストの低減及び組付工数の低減をはかることができると共に、ベースプレートの箱形部にて室内側と室外側とに完全に区画され、従来のシールブーツが全く不要となり、フリクションの低減及び操作感の向上をはかることができる。
第5の構成により、ベースプレート及びガイドプレートの構成が極めて簡単容易となり、コストの低減及び装置の小型軽量化をはかることができる。
【0009】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図1〜3を参照して説明する。
【0010】
図1〜3において、1は内部中空のレバー本体で、該レバー本体1の上端部は開放し下端部には左右方向の筒状体よりなるボス部1aが一体的に固着されている。2はロッドコンプルであり、該ロッドコンプル2はロッド21とその上部と下部にそれぞれ一体的に固着された合成樹脂製の上方部材22と金属製の下方部材23とからなり、上方部材22にはカム穴22aが形成され、下方部材23にはガイドピン23aが側方へ突出した状態で嵌入固着されている。
【0011】
3は上記レバー本体1に嵌装固着されるグリップ部で、レバー本体1に嵌装するための上下方向の嵌挿穴31と該嵌挿穴31の上部にT字状に連通する左右方向のボタン穴32とが形成され、該ボタン穴31には押しボタン4とそのリターンスプリング5とが嵌装組付けられる。上記嵌挿穴31の上端部付近にはレバー本体1の上縁部に形成した係合溝部1bに嵌入係合する突条部31aが内側に突出形成されている。
【0012】
押しボタン4は、図2に示すように、上記ロッドコンプル2の上方部材22に形成したカム穴22aに嵌装される傾斜カム部41aを先端に突出形成し該傾斜カム部41aの基部付近に凹陥部41bを凹設したボタン本体41と、一端にリターンばね5の受け部42aを有し他端にボタン本体41の凹陥部41bに嵌着される嵌着部42bを有し中間部にロッドコンプル2の上方部材22が上下および左右に摺動可能に嵌装される摺動案内部42cを有するスライドガイド42との2部品にて構成される。
【0013】
6はロッドコンプル2を下向きに附勢するコイルばねで、該コイルばね6はレバー本体1の中空部内に組付け固定されたスペーサ7の下端のばね受け部7cとロッドコンプル2の下方部材23の上面との間に介装される。
【0014】
スペーサ7は、図3に示すように、スリット部7aにて一側部に割りを入れた筒形状をなし外周上端部にレバー本体1の上縁部に形成した係合溝部1bに嵌入係合する突部7bを有し且つ下端面にコイルばね6の上端部を受けるばね受け部7cを有する構造に合成樹脂にて一体形成される。
【0015】
そして、コイルばね6を予め嵌装組付けた(上方部材22又は下方部材23の組付け前にロッド21部にコイルばね6を嵌装組付けておく)ロッドコンプル2のロッド21部に、上記スペーサ7をそのスリット部7aを多少広げつつ挿し込み組付けることにより、ロッドコンプル2(ガイドピン23aは組付けられていない)とコイルばね6とスペーサ7とがサブアッセンブリ化される。該サブアッセンブリ化されたものをレバー本体1の上方開放部から挿し込み、スペーサ7の突部7bをレバー本体1の係合溝部1bに嵌入係合させ、ボタン穴32にリターンばね5とスライドガイド42とを組付けたグリップ部3をレバー本体1に嵌装して突条部31aをレバー本体1の係合溝部1bに嵌入させ止めねじ33にてレバー本体1に固定することにより、スペーサ7は突部7bが突条部31aと係合溝部1bの底部との間に挟まれて固定される。この場合、上記突部7bが係合溝部1bに嵌入係合することによってレバー本体1に対するスペーサ7の円周方向の位置が決まり、且つ突条部31aが係合溝部1bに嵌入係合することによってレバー本体1に対するグリップ部3の嵌装位置が決まるので、必然的にスペーサ7とグリップ部3との相対的位置関係は一定となり、止めねじ33をねじ込んでグリップ部3をレバー本体1に固定したとき、該止めねじ33の先端部がスペーサ7のスリット部7a内に正確に嵌入し、該止めねじ33のスリット部7aへの嵌入と上記突部7bの係合溝部7bへの嵌入係合とによってスペーサ7は確実に固定される。そして、レバー本体1に形成したスリット1c部よりガイドピン23aを挿し込み下方部材23の径方向の穴に嵌装固定する。又、ロッドコンプル2の上方部材22はグリップ部3のボタン穴32に組付けられているスライドガイド42の摺動案内部42c内に嵌入した状態となり、ボタン穴32にボタン本体41を挿し込み傾斜カム部41aを上方部材22のカム穴22aに挿通させ凹陥部41bにスライドガイド42の嵌着部42bを嵌着することにより、操作レバー10が構成される。
【0016】
8はベースプレートであり、該ベースプレート8は底面部81と周壁部82とからなる箱型部の上記周壁部82に、車体(例えばフロアパネル)13に接合固定される取付フランジ部83と上端縁にガイドピン23aが係合するガイド溝部84aを形成したガイドプレート部84とをもった形状に合成樹脂にて一体に成形される。該ベースプレート8の左右の周壁部82には軸受穴82a,82aが形成され、レバー本体1の左右方向の筒状体よりなるボス部1aを箱形部内にて軸受穴82a,82aに合わせ、これに箱形部の外側から回動軸9を挿し込み、該回動軸9とボス部1aにピン11を貫通固定することにより、操作レバー10はベースプレート8に回動可能に取付支持される。12は回動軸9の一端部寄りの位置に一体的に固着されたレバーアームであり、該レバーアーム12は組付状態にてベースプレート8の箱形部の外側に位置するよう構成される。
【0017】
上記において、ロッドコンプル2はコイルばね6にて下向きに附勢され、押しボタン4の傾斜カム部41aの最も低い位置にカム穴22aの上面カム部が当接し、ガイドピン23aがガイドプレート部84上縁のガイド溝部84aに係合して当該セレクト位置を保持した状態となっている。
【0018】
操作に当っては、先ずグリップ部3を握り親指にて押しボタン4を押す。するとボタン本体41とスライドガイド42とは一体となってリターンばね5のばね力に抗してボタン穴32内を奥の方へスライドし、傾斜カム部41aの傾斜によってロッドコンプル2はコイルばね6の附勢力に抗して上方へ引き上げられ、ガイドピン23aのガイド溝部84aへの係合が解除され、その状態を保ったままで操作レバー10を前後方向に回動させると、ボス部1aと回動軸9とレバーアーム12は一体となって回動し、該レバーアーム12に一端部を結合されたセレクトケーブルを介して自動変速機の変速操作が行なわれる。所望の位置への変速操作が終り押しボタン4より指を離すと、該押しボタン4はリターンばね5のばね力にて元の位置に戻り、それに伴いロッドコンプル2はコイルばね6にて押し下げられ、ガイドピン23aがガイド溝部84aに係合して操作レバー10をそのセレクト位置に保持する。
【0019】
上記構成において、本発明の特徴とする点は下記の通りである。
【0020】
即ち、第1の基本的特徴は、操作レバーを回動可能に支持するベースプレート8とガイドプレート部84とを合成樹脂にて一体に形成し、ガイドピン23aが係合するガイド溝部84aを該ガイドプレート部84の上端縁に形成し、ロッドコンプル2を下向きに附勢するコイルばね6にてガイドピン23aが上記ガイド溝部84aに係合するようにした点にある。
【0021】
これにより、ガイドプレートの構成が簡単容易となり、コストの低減及び小型軽量化をはかることができる。
【0022】
第2の特徴は、押しボタン4を、ロッドコンプル2を引き上げるための傾斜カム部41aをもったボタン本体41と、該ボタン本体41と結合されグリップ部3のボタン穴31及びロッドコンプル2の上方部材22とに対する摺動案内機能とリターンばね5のばね受け機能とをもったスライドガイド42との2部品にて構成し、押しボタン4の押圧操作にてロッドコンプル2がコイルばね6の附勢力に抗して上向きに引き上げられ、ガイドピン23aとガイド溝部84aとの係合が解除されるようにした点にある。
【0023】
このように構成したことによって、押しボタンの操作方法が従来のロッド押し下げタイプのものと全く同じとなり、操作に違和感がなく良好な操作感が得られるものである。更に、従来のロッド押し下げタイプのものとグリップ部の共用が可能となり、部品製作投資費用の削減,それに伴うコストダウンをはかることができる、という利点もある。
【0024】
第3の特徴は、ロッドコンプル2とコイルばね6とスペーサ7とが予め組付けられてサブアッセンブリ化され、これをレバー本体1内に挿し込み組付けるようにした点、及びその挿し込み組付け時スペーサ7の突部7bがレバー本体1の係合溝部1bに嵌入係合して位置決めされ、且つレバー本体1にグリップ部3を組付け固定することにより該グリップ部3の突条部31aと係合溝部7bの底部とで上記突部7bが挟み付けられてスペーサ7がレバー本体1に固定されるようにした点にある。
【0025】
これにより、組付作業性の著しい向上をはかることができると共に、サブアッセンブリ化の時点でコイルばね6の装着状態が目視管理できるので品質の確保が容易であり、更にスペーサ7の長さを適宜設定することにより種々の車種でコイルばね6の共用が可能となる。
【0026】
第4の特徴は、ベースプレート8を、箱形部の左右周壁部82に軸受穴82aをもった形状に合成樹脂にて一体に成形し、該軸受穴82aと箱形部内のボス部1aとにレバーアーム12を固着した回動軸9を箱形部の外側から挿通し、該ボス部1aと回動軸9とをピン11にて固定することにより、レバーアーム12がベースプレート8の箱形部の外側に位置した状態で組付けられるようにした点にある。
【0027】
この構成により、操作レバー10の軸支部の構成部品点数の大幅な削減,それに伴うコスト低減及び組付工数の低減をはかることができると共に、ベースプレート8の箱形部にて室内側と室外側とに画然と区画されるので従来のシールブーツは不要となり、フリクションの低減,操作感の向上をはかることができるものである。更に、レバーアーム12は回転軸9への取付部と変速機より延在されたセレクトケーブルの結合部とのオフセット量εが従来に比べ小さくなるので、該レバーアーム12の強度を低く設定できる。
【0028】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、部品点数の削減,組付作業性の大幅な向上及び品質確保の容易化等をはかることができると共に、室内外の確実なシール及び違和感のない良好な操作感を得ることができるもので、コスト低廉なることと相俟って実用上多大の効果をもたらし得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すもので、(A)は縦断正面図、(B)は(A)のX矢視図である。
【図2】(A)は図1(A)のY−Y断面図、(B)は押しボタンの組付け状態を示す分解斜視図である。
【図3】図1に示すロッドコンプル,コイルばね及びスペーサのサブアッセンブリ化の状態を説明する斜視図で、(A)はスペーサの組付け前の状態、(B)はサブアッセンブリ化したものをレバー本体に挿し込み組付ける状態を示している。
【図4】従来の自動変速装置の操作装置例を示すもので、(A)は縦断正面図、(B)は(A)のZ矢視図である。
【符号の説明】
1 レバー本体
1a ボス部
1b 係合溝部
2 ロッドコンプル
3 グリップ部
4 押しボタン
5 リターンばね
6 コイルばね
7 スペーサ
7a スリット部
7b 突部
7c ばね受け部
8 ベースプレート
9 回動軸
10 操作レバー
11 ピン
12 レバーアーム
13 車体
21 ロッド
22 上方部材
22a カム穴
23 下方部材
23a ガイドピン
31 嵌挿穴
31a 突条部
32 ボタン穴
41 ボタン本体
41a 傾斜カム部
41b 凹陥部
42 スライドガイド
42a ばね受け部
42b 嵌着部
42c 摺動案内部
81 底面部
82 周壁部
82a 軸受穴
83 取付フランジ部
84 ガイドプレート部
84a ガイド溝部
Claims (5)
- 筒状のレバー本体と、該レバー本体内に上下移動可能に嵌装されたロッドコンプルと、レバー本体の上部に嵌着され押しボタンが組付けられているグリップ部とからなる操作レバーを、車体に固定されたベースプレートに回動可能に軸着し、上記押しボタンを押圧操作することによって上記ロッドコンプルに固定されているガイドピンと車体側に固定されているガイドプレートとの係合が外れ操作レバーを回動させて変速操作することが可能となる自動変速機の変速操作装置において、上記押しボタンは、ロッドコンプル上部のカム穴に挿通される傾斜カム部をもったボタン本体と、該ボタン本体に連結され押しボタンの摺動案内機能とリターンばねのばね受け機能とをもったスライドガイドとの2部品で構成され、ボタン本体の押圧操作により、該ボタン本体とスライドガイドとが一体となってグリップ部のボタン穴内を摺動し、傾斜カム部がロッドコンプルを上向きに移動させるよう構成したことを特徴とする自動変速機の変速操作装置。
- 請求項1に記載の自動変速機の変速操作装置において、ロッドコンプルは、ロッドとカム穴を有し該ロッドの上部に固着される上方部材と該ロッドの下部に固着されガイドピンが組付固定される下方部材とからなり、該ロッドコンプルのロッド部には、下端にばね受け部をもったスペーサと、該スペーサのばね受け部と上記下方部材の上面との間に介装されスペーサに対してロッドコンプルを下向きに附勢するコイルばねとが予め組付けられてサブアッセンブリ化され、それをレバー本体内に嵌挿して組付けるようになっていることを特徴とする自動変速機の変速操作装置。
- 請求項2に記載の自動変速機の変速操作装置において、スペーサの上部外周には突部が一体に突設され、該突部がレバー本体の上縁部に形成した係合溝部に嵌入係合した状態でレバー本体に組付けられ、グリップ部をレバー本体に組付固定することにより、該突部が係合溝部の底部とグリップ部とに挟まれてスペーサがレバー本体に固定されるようになっていることを特徴とする自動変速機の変速操作装置。
- 請求項1乃至3の何れかに記載した自動変速機の変速操作装置において、ベースプレートの操作レバー取付部を、底面部と周壁部とからなる箱形部に構成し、該箱形部の左右の周壁面に軸受穴を形成し、該軸受穴の内側にレバー本体の下端部に固着されたボス部を位置させ、レバー本体下部のボス部を上記軸受穴に、レバーアームを固着した回動軸の嵌挿にて組付け、該ボス部と回動軸とをピンにて固定することにより、上記レバーアームが箱形部の外側にて操作レバーと一体となって回動するよう構成したことを特徴とする自動変速機の変速操作装置。
- 請求項1乃至4の何れかに記載した自動変速機の変速操作装置において、上記ベースプレートとガイドプレートとを合成樹脂にて一体に構成し、上記ガイドプレートの上端縁に上記ガイドピンが係合するガイド溝部を形成したことを特徴とする自動変速機の変速操作装置。
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