JPH07259973A - 自動変速機の変速操作装置 - Google Patents

自動変速機の変速操作装置

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JPH07259973A
JPH07259973A JP6072651A JP7265194A JPH07259973A JP H07259973 A JPH07259973 A JP H07259973A JP 6072651 A JP6072651 A JP 6072651A JP 7265194 A JP7265194 A JP 7265194A JP H07259973 A JPH07259973 A JP H07259973A
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Atsuhisa Tachibana
篤寿 橘
Osamu Funaki
修 船木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両における自動変速機の操作装置におい
て、組付作業性の向上と操作レバー軸支部の構成部品点
数の削減をはかる。 【構成】 予めロッドコンプル2にスペーサ7とコイル
ばね6とを組付けてサブアッセンブリ化し、それをレバ
ー本体1に嵌挿してスペーサ7の突部7bをレバー本体
1の係合溝部1bに嵌入させ、レバー本体1にグリップ
部3を組付固定することで、突部7bがグリップ部3の
突条部31aにて固定されるようにし、上端縁にガイド
ピン23aが係合するガイド溝部84aを形成したガイ
ドプレート部84をベースプレート8に一体に構成し、
レバーアーム12を固着した回動軸9をベースプレート
8周壁部82の軸受穴82aとレバー本体1のボス部1
aに挿し込み、ボス部1aと回動軸9とをピン11で固
定して、操作レバー10とレバーアーム12とが一緒に
回動するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両における自動変速
機の変速操作装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両における自動変速機の操作装置とし
て、従来より通常図4に示すような構造のものが採用さ
れている(例えば実開昭55−107427号公報,実
開昭56−77439号公報等参照)。
【0003】即ち、従来の自動変速機の操作装置は、図
4に示すように、筒状のレバー本体aと、該レバー本体
a内に軸方向に摺動可能に嵌装されたロッドコンプルb
と、レバー本体aの先端部に嵌着され押しボタンdを組
付けたグリップ部cと、ロッドコンプルbを上向きに附
勢するコイルばねeと、上記レバー本体aの下端のボス
部a′を回動可能に軸支するベースプレートfと、該ボ
ス部a′に固着されたレバーアームa″と、上記ロッド
コンプルbに植設したガイドピンb′が係合するガイド
溝g′をもったガイドプレートgとから構成され、グリ
ップ部cを握り押しボタンdを押すことによりロッドコ
ンプルbがコイルばねeに抗して押し下げられガイドピ
ンb′がガイドプレートgのガイド溝g′から外れてレ
バー本体aの回動操作が可能となり、該レバー本体aを
所望のセレクト位置に回動操作した後、押しボタンdか
ら手を離すと該押しボタンdがリターンばねd′のばね
力にて元に戻ると同時にロッドコンプルbもコイルばね
eのばね力にて上昇し、ガイドピンb′がガイドプレー
トgのガイド溝g′に係合してレバー本体aをそのセレ
クト位置に保持するよう構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の自動変速機
操作装置は、筒状のレバー本体a内にロッドコンプルb
を挿し込み組付ける場合、先にコイルばねeをレバー本
体a内に上から挿し込んでおく必要があり、組付作業が
面倒であり、且つロッドコンプルbの挿入時にコイルば
ねeがロッドコンプルb下端のばね受け部に正規に収ま
っているかどうかを目視で確かめることができず、品質
の確保が非常に難しい、という課題を有している。
【0005】又、レバー本体aの軸支部は、ブッシュh
とスペーサiとをボス部a′とボルトjとの間に介装し
て該ボルトjにナットkをねじ込み締付けた構造となっ
ており、ブッシュh(樹脂製)とスペーサi(金属製)
との間で摺動するようになっているので、部品点数が多
く組付け作業が厄介であるばかりか、この構造ではレバ
ー本体aとボス部a′とレバーアームa″とを一体に構
成する必要があり、従ってレバーアームa″が室外(床
下)配置となる場合はシールブーツmでシールすること
が必要で、更に部品点数が増えると共にフリクション増
により操作感低下の原因の一つとなっている、という課
題を有している。
【0006】本発明は上記のような従来の課題に対処す
ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、操作レバーの
グリップ部に設けた押しボタンを押圧操作することでガ
イドプレートと係合しているガイドピンが外れて変速操
作可能となる自動変速機の操作装置において、第1に、
操作レバーを回動可能に取付けるベースプレートと上記
ガイドプレートとを合成樹脂にて一体に構成し、該ガイ
ドプレートの上端縁にガイドピンが係合するガイド溝部
を形成したことを特徴とし、第2に、押しボタンを、ロ
ッドコンプルのカム穴に挿通される傾斜カム部をもった
ボタン本体と、該ボタン本体に連結され押しボタンの摺
動案内機能とリターンばねのばね受け機能とをもったス
ライドガイドとの2部品にて構成し、ボタン本体の押圧
操作によりロッドコンプルが上方へ引き上げられ、該ロ
ッドコンプルに固定したガイドピンがガイド溝部より外
れるようにしたことを特徴とするものである。第3に、
ロッドと該ロッドの上端部に固着されカム穴をもった上
方部材と該ロッドの下端部に固着されガイドピンを嵌挿
固定する径方向穴をもった下方部材とで構成されるロッ
ドコンプルのロッド部に、下端部にばね受け部をもった
スペーサと該スペーサのばね受け部と上記下方部材の上
面との間に介装されロッドコンプルをスペーサに対し下
方に附勢するコイルばねとを予め組付けてサブアッセン
ブリ化し、それを筒状のレバー本体内に嵌挿組付けるよ
うにしたことを特徴とするものである。第4に、上記ス
ペーサの上部外周に突部を突設し、レバー本体に嵌挿組
付けたときレバー本体の上縁部に設けた係合溝部に上記
突部が嵌入係合して位置決めされ、レバー本体の上部に
グリップ部を組付け固定することにより、上記突部が係
合溝部の底部とグリップ部とで挟み付けられて、スペー
サがレバー本体に固定されるようにしたことを特徴とす
るものである。第5に、上記ベースプレートの操作レバ
ー取付部を、底面部と周壁部とからなる箱形部に構成
し、その左右の周壁部に軸受穴を形成し、レバー本体下
端のボス部を上記軸受穴に、レバーアームを固着した回
動軸の嵌挿にて回動可能に組付け、該ボス部と回動軸と
をピンにて固定することにより、レバーアームが箱形部
の外側にて操作レバーと一体となって回動するようにし
たことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】上記第1の構成により、ベースプレート及びガ
イドプレートの構成が極めて簡単容易となり、コストの
低減及び装置の小型軽量化をはかることができる。第2
の構成により、押しボタンの操作方法が従来のロッド押
し下げタイプのものと全く同じとなり、操作に違和感が
なく良好な操作感を得ることができ、且つ従来のロッド
押し下げタイプのものとグリップ部の共用が可能とな
り、コストダウンをはかることができる。第3の構成及
び第4の構成により、組付作業性の著しい向上をはかる
ことができると共に、サブアッセンブリ化の時点でコイ
ルばねの装着状態を目視管理できるので、品質の確保が
極めて容易であり、更にスペーサの長さを適宜設定する
ことによって種々の車種でのコイルばねの共用が可能と
なる。第5の構成により、操作レバーの軸支部の構成部
品点数が大幅に少なくなり、コストの低減及び組付工数
の低減をはかることができると共に、ベースプレートの
箱形部にて室内側と室外側とに完全に区画され、従来の
シールブーツが全く不要となり、フリクションの低減及
び操作感の向上をはかることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜3を参照して
説明する。
【0010】図1〜3において、1は内部中空のレバー
本体で、該レバー本体1の上端部は開放し下端部には左
右方向の筒状体よりなるボス部1aが一体的に固着され
ている。2はロッドコンプルであり、該ロッドコンプル
2はロッド21とその上部と下部にそれぞれ一体的に固
着された合成樹脂製の上方部材22と金属製の下方部材
23とからなり、上方部材22にはカム穴22aが形成
され、下方部材23にはガイドピン23aが側方へ突出
した状態で嵌入固着されている。
【0011】3は上記レバー本体1に嵌装固着されるグ
リップ部で、レバー本体1に嵌装するための上下方向の
嵌挿穴31と該嵌挿穴31の上部にT字状に連通する左
右方向のボタン穴32とが形成され、該ボタン穴31に
は押しボタン4とそのリターンスプリング5とが嵌装組
付けられる。上記嵌挿穴31の上端部付近にはレバー本
体1の上縁部に形成した係合溝部1bに嵌入係合する突
条部31aが内側に突出形成されている。
【0012】押しボタン4は、図2に示すように、上記
ロッドコンプル2の上方部材22に形成したカム穴22
aに嵌装される傾斜カム部41aを先端に突出形成し該
傾斜カム部41aの基部付近に凹陥部41bを凹設した
ボタン本体41と、一端にリターンばね5の受け部42
aを有し他端にボタン本体41の凹陥部41bに嵌着さ
れる嵌着部42bを有し中間部にロッドコンプル2の上
方部材22が上下および左右に摺動可能に嵌装される摺
動案内部42cを有するスライドガイド42との2部品
にて構成される。
【0013】6はロッドコンプル2を下向きに附勢する
コイルばねで、該コイルばね6はレバー本体1の中空部
内に組付け固定されたスペーサ7の下端のばね受け部7
cとロッドコンプル2の下方部材23の上面との間に介
装される。
【0014】スペーサ7は、図3に示すように、スリッ
ト部7aにて一側部に割りを入れた筒形状をなし外周上
端部にレバー本体1の上縁部に形成した係合溝部1bに
嵌入係合する突部7bを有し且つ下端面にコイルばね6
の上端部を受けるばね受け部7cを有する構造に合成樹
脂にて一体形成される。
【0015】そして、コイルばね6を予め嵌装組付けた
(上方部材22又は下方部材23の組付け前にロッド2
1部にコイルばね6を嵌装組付けておく)ロッドコンプ
ル2のロッド21部に、上記スペーサ7をそのスリット
部7aを多少広げつつ挿し込み組付けることにより、ロ
ッドコンプル2(ガイドピン23aは組付けられていな
い)とコイルばね6とスペーサ7とがサブアッセンブリ
化される。該サブアッセンブリ化されたものをレバー本
体1の上方開放部から挿し込み、スペーサ7の突部7b
をレバー本体1の係合溝部1bに嵌入係合させ、ボタン
穴32にリターンばね5とスライドガイド42とを組付
けたグリップ部3をレバー本体1に嵌装して突条部31
aをレバー本体1の係合溝部1bに嵌入させ止めねじ3
3にてレバー本体1に固定することにより、スペーサ7
は突部7bが突条部31aと係合溝部1bの底部との間
に挟まれて固定される。この場合、上記突部7bが係合
溝部1bに嵌入係合することによってレバー本体1に対
するスペーサ7の円周方向の位置が決まり、且つ突条部
31aが係合溝部1bに嵌入係合することによってレバ
ー本体1に対するグリップ部3の嵌装位置が決まるの
で、必然的にスペーサ7とグリップ部3との相対的位置
関係は一定となり、止めねじ33をねじ込んでグリップ
部3をレバー本体1に固定したとき、該止めねじ33の
先端部がスペーサ7のスリット部7a内に正確に嵌入
し、該止めねじ33のスリット部7aへの嵌入と上記突
部7bの係合溝部7bへの嵌入係合とによってスペーサ
7は確実に固定される。そして、レバー本体1に形成し
たスリット1c部よりガイドピン23aを挿し込み下方
部材23の径方向の穴に嵌装固定する。又、ロッドコン
プル2の上方部材22はグリップ部3のボタン穴32に
組付けられているスライドガイド42の摺動案内部42
c内に嵌入した状態となり、ボタン穴32にボタン本体
41を挿し込み傾斜カム部41aを上方部材22のカム
穴22aに挿通させ凹陥部41bにスライドガイド42
の嵌着部42bを嵌着することにより、操作レバー10
が構成される。
【0016】8はベースプレートであり、該ベースプレ
ート8は底面部81と周壁部82とからなる箱型部の上
記周壁部82に、車体(例えばフロアパネル)13に接
合固定される取付フランジ部83と上端縁にガイドピン
23aが係合するガイド溝部84aを形成したガイドプ
レート部84とをもった形状に合成樹脂にて一体に成形
される。該ベースプレート8の左右の周壁部82には軸
受穴82a,82aが形成され、レバー本体1の左右方
向の筒状体よりなるボス部1aを箱形部内にて軸受穴8
2a,82aに合わせ、これに箱形部の外側から回動軸
9を挿し込み、該回動軸9とボス部1aにピン11を貫
通固定することにより、操作レバー10はベースプレー
ト8に回動可能に取付支持される。12は回動軸9の一
端部寄りの位置に一体的に固着されたレバーアームであ
り、該レバーアーム12は組付状態にてベースプレート
8の箱形部の外側に位置するよう構成される。
【0017】上記において、ロッドコンプル2はコイル
ばね6にて下向きに附勢され、押しボタン4の傾斜カム
部41aの最も低い位置にカム穴22aの上面カム部が
当接し、ガイドピン23aがガイドプレート部84上縁
のガイド溝部84aに係合して当該セレクト位置を保持
した状態となっている。
【0018】操作に当っては、先ずグリップ部3を握り
親指にて押しボタン4を押す。するとボタン本体41と
スライドガイド42とは一体となってリターンばね5の
ばね力に抗してボタン穴32内を奥の方へスライドし、
傾斜カム部41aの傾斜によってロッドコンプル2はコ
イルばね6の附勢力に抗して上方へ引き上げられ、ガイ
ドピン23aのガイド溝部84aへの係合が解除され、
その状態を保ったままで操作レバー10を前後方向に回
動させると、ボス部1aと回動軸9とレバーアーム12
は一体となって回動し、該レバーアーム12に一端部を
結合されたセレクトケーブルを介して自動変速機の変速
操作が行なわれる。所望の位置への変速操作が終り押し
ボタン4より指を離すと、該押しボタン4はリターンば
ね5のばね力にて元の位置に戻り、それに伴いロッドコ
ンプル2はコイルばね6にて押し下げられ、ガイドピン
23aがガイド溝部84aに係合して操作レバー10を
そのセレクト位置に保持する。
【0019】上記構成において、本発明の特徴とする点
は下記の通りである。
【0020】即ち、第1の基本的特徴は、操作レバーを
回動可能に支持するベースプレート8とガイドプレート
部84とを合成樹脂にて一体に形成し、ガイドピン23
aが係合するガイド溝部84aを該ガイドプレート部8
4の上端縁に形成し、ロッドコンプル2を下向きに附勢
するコイルばね6にてガイドピン23aが上記ガイド溝
部84aに係合するようにした点にある。
【0021】これにより、ガイドプレートの構成が簡単
容易となり、コストの低減及び小型軽量化をはかること
ができる。
【0022】第2の特徴は、押しボタン4を、ロッドコ
ンプル2を引き上げるための傾斜カム部41aをもった
ボタン本体41と、該ボタン本体41と結合されグリッ
プ部3のボタン穴31及びロッドコンプル2の上方部材
22とに対する摺動案内機能とリターンばね5のばね受
け機能とをもったスライドガイド42との2部品にて構
成し、押しボタン4の押圧操作にてロッドコンプル2が
コイルばね6の附勢力に抗して上向きに引き上げられ、
ガイドピン23aとガイド溝部84aとの係合が解除さ
れるようにした点にある。
【0023】このように構成したことによって、押しボ
タンの操作方法が従来のロッド押し下げタイプのものと
全く同じとなり、操作に違和感がなく良好な操作感が得
られるものである。更に、従来のロッド押し下げタイプ
のものとグリップ部の共用が可能となり、部品製作投資
費用の削減,それに伴うコストダウンをはかることがで
きる、という利点もある。
【0024】第3の特徴は、ロッドコンプル2とコイル
ばね6とスペーサ7とが予め組付けられてサブアッセン
ブリ化され、これをレバー本体1内に挿し込み組付ける
ようにした点、及びその挿し込み組付け時スペーサ7の
突部7bがレバー本体1の係合溝部1bに嵌入係合して
位置決めされ、且つレバー本体1にグリップ部3を組付
け固定することにより該グリップ部3の突条部31aと
係合溝部7bの底部とで上記突部7bが挟み付けられて
スペーサ7がレバー本体1に固定されるようにした点に
ある。
【0025】これにより、組付作業性の著しい向上をは
かることができると共に、サブアッセンブリ化の時点で
コイルばね6の装着状態が目視管理できるので品質の確
保が容易であり、更にスペーサ7の長さを適宜設定する
ことにより種々の車種でコイルばね6の共用が可能とな
る。
【0026】第4の特徴は、ベースプレート8を、箱形
部の左右周壁部82に軸受穴82aをもった形状に合成
樹脂にて一体に成形し、該軸受穴82aと箱形部内のボ
ス部1aとにレバーアーム12を固着した回動軸9を箱
形部の外側から挿通し、該ボス部1aと回動軸9とをピ
ン11にて固定することにより、レバーアーム12がベ
ースプレート8の箱形部の外側に位置した状態で組付け
られるようにした点にある。
【0027】この構成により、操作レバー10の軸支部
の構成部品点数の大幅な削減,それに伴うコスト低減及
び組付工数の低減をはかることができると共に、ベース
プレート8の箱形部にて室内側と室外側とに画然と区画
されるので従来のシールブーツは不要となり、フリクシ
ョンの低減,操作感の向上をはかることができるもので
ある。更に、レバーアーム12は回転軸9への取付部と
変速機より延在されたセレクトケーブルの結合部とのオ
フセット量εが従来に比べ小さくなるので、該レバーア
ーム12の強度を低く設定できる。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、部品点数
の削減,組付作業性の大幅な向上及び品質確保の容易化
等をはかることができると共に、室内外の確実なシール
及び違和感のない良好な操作感を得ることができるもの
で、コスト低廉なることと相俟って実用上多大の効果を
もたらし得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すもので、(A)は縦断正
面図、(B)は(A)のX矢視図である。
【図2】(A)は図1(A)のY−Y断面図、(B)は
押しボタンの組付け状態を示す分解斜視図である。
【図3】図1に示すロッドコンプル,コイルばね及びス
ペーサのサブアッセンブリ化の状態を説明する斜視図
で、(A)はスペーサの組付け前の状態、(B)はサブ
アッセンブリ化したものをレバー本体に挿し込み組付け
る状態を示している。
【図4】従来の自動変速装置の操作装置例を示すもの
で、(A)は縦断正面図、(B)は(A)のZ矢視図で
ある。
【符号の説明】
1 レバー本体 1a ボス部 1b 係合溝部 2 ロッドコンプル 3 グリップ部 4 押しボタン 5 リターンばね 6 コイルばね 7 スペーサ 7a スリット部 7b 突部 7c ばね受け部 8 ベースプレート 9 回動軸 10 操作レバー 11 ピン 12 レバーアーム 13 車体 21 ロッド 22 上方部材 22a カム穴 23 下方部材 23a ガイドピン 31 嵌挿穴 31a 突条部 32 ボタン穴 41 ボタン本体 41a 傾斜カム部 41b 凹陥部 42 スライドガイド 42a ばね受け部 42b 嵌着部 42c 摺動案内部 81 底面部 82 周壁部 82a 軸受穴 83 取付フランジ部 84 ガイドプレート部 84a ガイド溝部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状のレバー本体と、該レバー本体内に
    上下移動可能に嵌装されたロッドコンプルと、レバー本
    体の上部に嵌着され押しボタンが組付けられているグリ
    ップ部とからなる操作レバーを、車体に固定されたベー
    スプレートに回動可能に軸着し、上記押しボタンを押圧
    操作することによって上記ロッドコンプルに固定されて
    いるガイドピンと車体側に固定されているガイドプレー
    トとの係合が外れ操作レバーを回動させて変速操作する
    ことが可能となる自動変速機の変速操作装置において、
    上記ベースプレートとガイドプレートとを合成樹脂にて
    一体に構成し、上記ガイドプレートの上端縁に上記ガイ
    ドピンが係合するガイド溝部を形成したことを特徴とす
    る自動変速機の変速操作装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自動変速機の変速操作
    装置において、押しボタンは、ロッドコンプル上部のカ
    ム穴に挿通される傾斜カム部をもったボタン本体と、該
    ボタン本体に連結され押しボタンの摺動案内機能とリタ
    ーンばねのばね受け機能とをもったスライドガイドとの
    2部品で構成され、ボタン本体の押圧操作により、該ボ
    タン本体とスライドガイドとが一体となってグリップ部
    のボタン穴内を摺動し、傾斜カム部がロッドコンプルを
    上向きに移動させるよう構成したことを特徴とする自動
    変速機の変速操作装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載した自動変速機の
    変速操作装置において、ロッドコンプルは、ロッドとカ
    ム穴を有し該ロッドの上部に固着される上方部材と該ロ
    ッドの下部に固着されガイドピンが組付固定される下方
    部材とからなり、該ロッドコンプルのロッド部には、下
    端にばね受け部をもったスペーサと、該スペーサのばね
    受け部と上記下方部材の上面との間に介装されスペーサ
    に対してロッドコンプルを下向きに附勢するコイルばね
    とが予め組付けられてサブアッセンブリ化され、それを
    レバー本体内に嵌挿して組付けるようになっていること
    を特徴とする自動変速機の変速操作装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の自動変速機の変速操作
    装置において、スペーサの上部外周には突部が一体に突
    設され、該突部がレバー本体の上縁部に形成した係合溝
    部に嵌入係合した状態てレバー本体に組付けられ、グリ
    ップ部をレバー本体に組付固定することにより、該突部
    が係合溝部の底部とグリップ部とに挟まれてスペーサが
    レバー本体に固定されるようになっていることを特徴と
    する自動変速機の変速操作装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4の何れかに記載した自動
    変速機の変速操作装置において、ベースプレートの操作
    レバー取付部を、底面部と周壁部とからなる箱形部に構
    成し、該箱形部の左右の周壁面に軸受穴を形成し、該軸
    受穴の内側にレバー本体の下端部に固着されたボス部を
    位置させ、レバー本体下部のボス部を上記軸受穴に、レ
    バーアームを固着した回動軸の嵌挿にて組付け、該ボス
    部と回動軸とをピンにて固定することにより、上記レバ
    ーアームが箱形部の外側にて操作レバーと一体となって
    回動するよう構成したことを特徴とする自動変速機の変
    速操作装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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