JPH0537543U - 自動変速機操作装置の操作レバー支持体 - Google Patents

自動変速機操作装置の操作レバー支持体

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JPH0537543U
JPH0537543U JP8864891U JP8864891U JPH0537543U JP H0537543 U JPH0537543 U JP H0537543U JP 8864891 U JP8864891 U JP 8864891U JP 8864891 U JP8864891 U JP 8864891U JP H0537543 U JPH0537543 U JP H0537543U
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lever
resin molded
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靖 淺野
好正 片海
聡 小林
禎弘 川原
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Nissan Motor Co Ltd
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Fuji Kiko Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽量化を図ると共にブーツを簡便容易に取り
付けることができ、かつ、組み立て容易な自動変速機操
作装置における操作レバー支持構造を提供する。 【構成】 車体に載設する平坦な辺縁部2bと、該辺縁
部2bに形成されたリブ2c,2dと、辺縁部2bに囲
まれる凹部2aと、該凹部2aを挟んで相対向して起立
するチェックプレート部14とチェックプレート係合部
2i及び凹部2aに操作レバー1の軸孔2g,2gを設
けた合成樹脂成形体からなるロアーベースブラケット2
と、該ロアーベースブラケット2に嵌合する辺縁部3b
と、該辺縁部3bに囲まれて前記凹部2aの上方に突出
し操作レバー1が貫通するゲート部16と、ゲート部1
6の前後に形成されてスライドプレートの移動案内をす
るスライドガイド部3d,3eと、操作レバー1のポジ
ションピン52が摺接するポジションプレート部17,
17とを一体形成した合成樹脂成形体からなるアッパー
ベースブラケット3とで構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は自動車における自動変速機操作装置における操作レバー支持体に関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車の自動変速機操作装置において、操作レバーを支持するブラケットは、 車体底板に載置して固定する皿状体に鉄板製のポジションプレート及びチェック プレートを垂設してなり、その皿状体に操作レバーの下端部を回動可能に軸支さ せている。このブラケットはその一部が車体底部から外部へ露出するので、その 突出した部分から内部へ雨水、ほこり等が侵入するのを防止する必要があり、こ のためブーツ(防水カバー)がその突出した部分を覆うように取り付けられる。 このブーツはゴム若しくは合成樹脂材料からなり、その辺縁部に形成した鉤突起 部をブラケットの辺縁部に穿設した係合孔に挿入して冠着することにより固定し ていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の自動変速機操作装置にあっては、ベースブラケットやポ ジションプレート及びチェックプレートは鉄板で形成されていたので、操作装置 全体としては重量が重くなり、車両搭載部品の可能な限りの軽量化を求める傾向 にある近時にあっては、解決すべき課題の一つとなっている。そこで、操作レバ ーを支持するベースブラケットを合成樹脂にて一体形成したものがあるにはある が、補強用リブを多数設ける必要があり、車体底板上に載設する面にはリブが形 成されていて平滑表面でないから、前記のようなブーツを直接取り付けることが できなくなるという問題がある。
【0004】 また、従来のこの種の操作装置の組付けに当たり、コントロールレバーとベー スブラケットの軸部とを合わせ、ロッドを貫通させる作業は行い難く、さらに、 ロッドが抜けないようにナットを締め、若しくはカシメる作業をしなければなら なかった。そのため、ガタが出易いという問題があった。
【0005】 そこで、この考案は軽量化を図ると共にブーツを簡便容易に取り付けることが でき、また、操作レバーの組付けが容易な自動変速機操作装置の操作レバー支持 体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案に係る自動変速機操作装置の操作レバー支持体は、車体に載設する平 坦な面を有して操作レバーを回動可能に軸支する合成樹脂成形体からなるロアー ベースブラケットと、該ロアーベースブラケットに冠して密閉される空間部を挟 んで固定され、操作レバーの揺動案内をするゲート部を有する合成樹脂成形体か らなるアッパーベースブラケットとからなることを特徴とする。
【0007】 また、この考案にかかる自動変速機操作装置の操作レバー支持体は、車体に載 設する平坦な辺縁部、該辺縁部に形成されたリブ、辺縁部に囲まれる凹部、そし て該凹部を挟んで相対向して起立するチェックプレート部及び操作レバーの軸支 部を設けた合成樹脂成形体からなるロアーベースブラケットと、該ロアーベース ブラケットを嵌合する辺縁部、該辺縁部に囲まれて前記凹部の上方に突出し操作 レバーが貫通するゲート部、そして操作レバーのポジションピンが摺接するポジ ションプレート部を一体形成した合成樹脂成形体からなるアッパーベースブラケ ットとからなることを特徴とする。
【0008】 さらに、この考案にかかる自動変速機操作装置の操作レバー支持体は、車体に 載設する平坦な面を有して操作レバーの軸受け部を一体形成した合成樹脂成形体 のロアーベースブラケットと、該ロアーベースブラケットに冠して固定され、操 作レバーの軸押え部を一体形成した合成樹脂成形体からなるアッパーベースブラ ケットとからなり、前記軸受け部と軸押え部で操作レバーの回動軸を挟持してな るなることを特徴とする。
【0009】
【作用】
自動変速機操作装置の操作レバー支持体が、合成樹脂成形体からなるアッパー ベースブラケットとロアーベースブラケットからなるので軽量となるとともに、 その両者にて操作レバーの軸支部を形成できるので組付け性が向上し、また両者 の辺縁部が重なって内部を密閉された空間部(空気層)が形成できるから遮音性 や防水性が向上する。
【0010】
【実施例】
以下この考案の一実施例を図面に基づき説明する。図1から図3はこの考案を 実施した自動変速機操作装置を示す。図示のように、操作レバー1を揺動可能に 軸支して車体に固定する支持体は、合成樹脂成形体からなるロアーベースブラケ ット2とアッパーベースブラケット3との2体構造からなる。ロアーベースブラ ケット2に軸4を介してカラー5を回転可能に軸支し、そのカラー5に直交して カラー6を連結し、そのカラー6にブラケット7を軸8にて回動可能に軸支し、 そのブラケット7にチューブからなる軸杆9を連結し、その軸杆9に操作ノブ1 0を連結してある。したがって、操作レバー1は前後及び左右方向へ揺動可能で ある。
【0011】 上記カラー5にはセレクトレバー11を連結し、そのセレクトレバー11に突 設したピン11aには自動変速機に連結された操作ケーブルが連結される。セレ クトレバー11にはレバー12が回動可能に軸支され、そのレバー12の端部に ローラー13が軸支されて、そのローラー13は前記アッパーベースブラケット 3若しくはロアーベースブラケット2に突設されたチェックプレート部14に摺 接するためにばね15で下方へ回動可能に付勢されている。そして、操作レバー 1の軸杆9が移動案内されるゲート部16が左右一対のポジションプレート部1 7,17にてアッパーベースブラケット3に一体形成されている。ゲート部16 はPレンジからDレンジまでの直線溝18と、Dレンジから4速レンジまでの交 叉溝19と、4速レンジから3速レンジまでの直線溝20と、3速レンジから2 速レンジまでの段付溝21と、2速レンジから1速レンジまでの交叉溝22とか らなる。このゲート部16にはDレンジを規制するストッパー23が設けられて いる。アッパーベースブラケット3の上部に冠着されるインディケーター24の 案内溝25も上記ゲート部16に沿う形状を有する。
【0012】 なお、ゲート部16の後部に、スイッチレバー26が回動可能に軸支され、そ のスイッチレバー26は前記操作レバー1の軸杆9がDレンジに移動すると係合 し、Dレンジから4速レンジにシフトされ、または、2速レンジから1速レンジ にシフトされるとスイッチ27をオン作動させ、電気的切り替えにて変速機の操 作をするようになっている。また、この自動変速機操作装置には、操作レバー1 のキーインターロック機構が組み込まれるが、その詳細については省略する。
【0013】 図4は操作レバー1の分解斜視図であり、図示のように、軸杆9の下端部はブ ラケット7に溶接等で連結されている。ブラケット7は、金属板を折り曲げ形成 してなる角筒状体であって、軸杆9の軸心線に沿うスリット30,30を相対向 する一側部31,31に形成し、その一側部31,31と直交する他側部32, 32の下部を略扇形にして軸孔33,33をそれぞれ穿設してある。一側部31 にはチェックレバー34が溶接等で連結される。チェックレバー34はブラケッ ト7に対して傾斜する状態で連結されたチューブからなり、図3に示したように 、その中空内部にスプリング35が軸方向で挿入され、そのスプリング35に押 圧されるチェックボール36がチェックプレート37との間に介在される。チェ ックプレート37は、図5に示したように、PレンジからDレンジまでの第1弧 状溝38と、Dレンジから4速レンジへのチェック用山38aと、4速レンジか ら2速レンジまでの移行溝39と、2速レンジから1速レンジへのチェック用山 39aと、1速レンジでの第2弧状溝40とを有する。
【0014】 なお、ブラケット7の上部に前記ゲート部16のストッパー23と当接するた めの突起部からなるストッパー41を設けてある。このストッパー41は、多段 自動変速機の操作装置の場合に、Dレンジから4速レンジに操作レバー1をシフ トするとき、または、Dレンジから3速レンジに直接シフトするときは、軸杆9 が前記交叉溝19に移動するため、互いに当接してストッパー23から容易に滑 り移動してその交叉溝19に入り易くするために形成されている。
【0015】 一方、前記ブラケット7に係合して軸杆9に挿入されるコンプレッションロッ ド50は、図4に示したように、前記ブラケット7に挿入できる立方体からなる 本体51と、その本体51から左右に突出させたインサート成形による金属製の ポジションピン52と、そのポジションピン52と直交する方向へそれぞれ対向 して延びるロッド部53及スプリング61の端部を係合するスプリング係止部5 4とからなる合成樹脂成形体である。ロッド部53には長手方向へ一定間隔で断 面半円形の環状突起55が形成されているが、環状突起55に代え、又は加えて ロッド部53を全体としてやや湾曲させてもよい。ポジションピン52は、図4 に示したように、本体51に埋め込まれる径大部56を設けた断面が長円形の金 属棒である。前記本体51の側壁部57,57はそれぞれ円弧面に形成されてお り、また、ポジションピン52が突出する側壁部58,58は平坦に形成してあ るが、両端部近傍にそれぞれ断面三角形等の突条59,59を一体形成してある 。ロッド53は、軸杆9を貫通した上端部が操作ノブ10に埋設されたノブボタ ン60と連結される。
【0016】 ロアーベースブラケット2とアッパーベースブラケット3は、図6に示したよ うに、それぞれ単体として成形され、かつ、両者の辺縁部を重ね、ロアーベース ブラケット2に形成されたチェックプレート部14及びチェックプレート係合部 2iをアッパーベースブラケット3から突出させるものである。ロアーベースブ ラケット2は、図7から図12に示したように、中央部に凹部2aと、その周囲 から水平方向へそれぞれ延びる平坦な辺縁部2bと、辺縁部2bの端辺部を上方 へ一定の高さで曲げたフランジ部2c,2dと、辺縁部2bを補強するため上面 に突出形成したリブ2eと、該リブ2eで形成される複数のボルト挿通孔2fと 、凹部2aの左右両壁にそれぞれ穿設された軸孔2g,2gと、またその底部に 左右両壁と平行に形成された長孔2h(図9)と、凹部2aを挟んで相対向する チェックプレート部14及びチェックプレート係合部2iとがそれぞれ一体形成 された合成樹脂材料の型成形体である。チェックプレート14は、図8に示した ように、軸孔2gを中心とする所定半径の弧部からなり、その弧部の弧面に波形 の摺接面2jが形成されている。チェックプレート係合部2iはチェックプレー ト37を冠着する係合部である。さらに、凹部2aの内底面には後記のスライド プレート75が摺接するレール2k,2kが一体形成されている。このレール2 k,2kは後記の一方側のレール3k,3kの端部と合致する。かくして、ロア ーベースブラケット2の辺縁部2bの裏面は勿論平坦であるから、ブーツの辺縁 と密着して防水性を向上させることができ、また車体底部との間でブーツを挟持 して取り付け固定するのに都合がよい。
【0017】 アッパーベースブラケット3は、ロアーベースブラケット2の上に冠して固定 するものであって、図13から図21に示したように、ロアーベースブラケット 2のフランジ部2cの外側に配置されるフランジ部3aと、ロアーベースブラケ ット2のリブ2eに接触する平坦な辺縁部3bと、辺縁部3bに穿設されて前記 ボルト挿通孔2fと合致するボルト挿通孔3cと、辺縁部3bの上面に突出し前 記凹部2aの上に配置され、操作レバー1が貫通するゲート部16、ポジション ピン52が摺接して係脱するポジションプレート部17,17及びインディケー ター24のスライドプレート75の移動案内をするスライドガイド部3d,3e 及びチェックプレート保持部3f等を一体形成した合成樹脂材料の型成形体であ る。辺縁部3bは、図3に示したように、前記ロアーベースブラケット2のリブ 2eとフランジ2c,2dに接触しそれらにより囲まれて密閉された空間部96 (図2参照)を形成する。
【0018】 ゲート部16は前記ブラケット7を遊嵌する間隔を左右のポジションプレート 部17,17で平行に形成してなる。したがって、ポジションプレート部17, 17は、操作レバー1を中心とする左右両側に相対向して一対で形成されており 、ブラケット7の左右両側から突出する前記ポジションピン52の両端部がそれ ぞれ摺接するディテント切欠3gを有する。ディテント切欠3gの下部はポジシ ョンピン52が昇降できる切欠部3hを形成してある。切欠部3hは、前記ロア ーベースブラケット2のチェックプレート部14とチェックプレート係合部2i が突出する空間部である。さらに、前述したように、ゲート部16は操作レバー 1をPレンジからDレンジまでシフトするための直線溝18と、Dレンジから4 速へシフトするための交叉溝19と、4速から3速にシフトするための直線溝2 0と、3速から2速にシフトするための段差溝21と、2速から1速にシフトす るための交叉溝22とを有し、これらはそれぞれ操作レバー1がその回動中心で 回動し、ブラケット7と連結された軸杆9が摺接可能な略扇形をした内側壁部分 で形成される。そして、上記直線部18の端部、すなわち、Dレンジから4速に シフトする部位に、ストッパー23が一体形成されている。このストッパー23 はシフト方向の傾斜面23aを有する。
【0019】 スライドガイド部3d,3eは、ゲート部16の前後略中央に位置して板状突 起部3iを一体形成し、その板状突起部3iの側端部を下方へ弧状に形成すると ともに、箱状部3j,3jを同様に下方へ弧状に形成し、かつ、その内周面に前 記レール3k,3kを一体形成してある。なお、3mはスイッチレバー26を固 定する部分、3nはスイッチ27を固定する部分である。このアッパーベースブ ラケット3をロアーベースブラケット2に嵌合して連結するために、フランジ部 3aの内側に係合爪3pが設けられ、その係合爪3pをフックさせるためロアー ベースブラケット2のフランジ部2c面中央の周囲4カ所に段2mが形成されて いる。
【0020】 インディケーター24は、図22に示したように、アッパーベースブラケット 3のスライドガイド部3d,3eに設けた係合部3qに係合する係合爪71を有 するケーシング72と、操作レバー1の軸杆9を貫通する孔73を穿設したプレ ート74が幅方向へスライド可能に係合するスライドプレート75と、ランプ7 6を挿入してその光を反射させる反射板77を収納したケース78と、ケース7 8の蓋板79と、操作レバー1が貫通してケーシング72の上面を覆う指示板8 0とからなる。ケーシング72はスライドプレート75の短手側端部が摺接して 案内されるガイド板81,81で操作レバー1が前後方向へ移動可能な開口部8 2を形成してなり、該開口部82はスライドプレート75の両端部をそれぞれ前 記スライドガイド部3d,3e内に挿入案内できる。指示板80は操作レバー1 の軸杆9が貫通して前後方向へ移動できる案内溝25を有し、この溝25は前記 ゲート部16の真上に位置して直線溝18,20に対応する直線部18a,20 aと、交叉溝19,21に対応する交叉部19a,21aと、交叉溝22に対応 する交叉部22aと、ストッパー23に相当するストッパー23bとを有し、か つ、その案内溝25の側部に各レンジの表示部84が設けられている。
【0021】 なお、操作レバー1の回動中心であるシャフト4の支持につき、ロアーベース ブラケット2の凹部2aの軸孔2gを穿設しないで、それに代わり図23に示し たように、アッパーベースブラケット3に凹部2aの左右にそれぞれ形成される 軸受け部97に挿入する板状突起部90を形成し、その板状突起部90にそれぞ れ軸押え部91を形成し、その軸押え部91と軸受け部97とにより、シャフト 4の軸端部にそれぞれ嵌合したブッシュ92を固定するようにした当軸受け構造 としてもよい。ブッシュ92にはシャフト4の端部が当接する球状突起部93が 形成されている。
【0022】 この球状突起部93は、図24に示したように、ブッシュ94を貫通したシャ フト4の端部が当接する球状突起部95を板状突起部90に形成したものに代え てもよい。このような当軸受け構造とすることにより、ロアーベースブラケット 2にアッパーベースブラケット3を冠する単純作業でシャフト4の装着ができる ため、ロアーベースブラケット2とアッパーベースブラケット3の組付けが簡便 容易かつ迅速に行える。また、所謂ガタ(不整合)押えと、摩擦抵抗の軽減が図れ る。
【0023】 この考案にかかる自動変速機の操作装置によれば、ブラケット7の軸孔33, 33をカラー6に合わせ、シャフト8を挿入してシャフト8の端部をかしめ等に より抜け止めして、カラー6の両端部にブッシュ95,95を挿入して操作レバ ー1とカラー5とを一体的に組付け、そのカラー5をロアーベースブラケット2 の凹部2aに挿入して軸孔2g,2gに合わせ、その軸孔2g,2gにシャフト 4を挿入し、端部をEリングで抜け止めして操作レバー1をロアーブラケット2 に組付け、かつ、操作ノブ10とノブボタン60を取り外してある操作レバー1 の先端部をゲート部16に挿入してアッパーベースブラケット3をロアーベース ブラケット2に冠し、チェックプレート部14及びチェックプレート係合部2i 並びにチェックレバー11,34を切欠部3hから上方へ突出させ、フランジ部 3aをフランジ部2cの外側にして辺縁部2b,3bを重ね合わせ、ボルト挿通 孔2f,3cにボルトを挿入して両者を連結する。したがって、辺縁部2b,3 b間にはフランジ部2c,2dとリブ2eにて密閉された空間部96(空気層) が形成され、この空間部96は遮音や防水効果を向上させる。
【0024】 そこで、操作ノブ10を握り、ノブボタン60を押し込んでコンプレッション ロッド50を圧し下げると、ポジションピン52がポジションプレート部17, 17から脱し、ブラケット7のスリット30,30を下降してディテント切欠3 gから離れる。一方、チェックレバー12のローラー13はチェックプレート部 14の摺接面2jにスプリング15の力で圧接して停止し、操作レバー1を当該 位置に保持している。そこで、PレンジからDレンジ迄はシャフト4を中心とし て操作レバー1を前後方向へ回動させることができる。
【0025】 操作レバー1の回動により、チェックレバー34が回動してチェックボール3 6が摺接するチェックプレート37を移動しながら操作レバー1をゲート部16 の一側に傾斜付勢する。さらに、チェックレバー12がチェックプレート部14 に圧接しながら回動してセレクトレバー11が回動し、操作ケーブルが引かれ又 は押されて変速機が作動する。
【0026】 操作レバー1の軸杆9はPレンジからDレンジ迄はゲート部16の直線溝18 に沿って移動し、Dレンジから4速へのシフトは操作レバー1を倒し交叉溝19 を経て直交方向へ移動させ、直線溝20に当接させて停止する。また、4速から 3速へのシフトは軸杆9を直線溝20の側壁に沿って移動させ段差溝21に当た り停止させる。
【0027】 すなわち、操作レバー1の動きはインディケーター24の案内溝25によって 規制されるものではなく、ゲート部16で規制されるのである。そして、Dレン ジから4速シフトの交叉溝19に移動させるとオーバードライブが解除され、そ のとき、操作レバー1はチェックレバー34のスプリング35でゲート部16の シフト側へ回転付勢され、かつ、ブラケット7のストッパー41の傾斜面41a はゲート部16のストッパー23の傾斜面23aに摺接しているので、スムーズ に交叉溝19へ移動でき、また、交叉溝19を通過して直線溝20へ直接に移動 させることができる。また、ストッパー41の傾斜面41bは3速レンジから2 速レンジにシフトするとき、ストッパー23の傾斜面23aの裏側の傾斜面に当 接して滑動し易くなる。
【0028】 各レンジにおいてノブボタン60の押圧を解除すると、ポジションピン52は スリット30に沿ってスプリング61の力でブラケット7内を上昇し、ポジショ ンプレート部17,17のディテント切欠3gに摺接して固定される。
【0029】
【考案の効果】
以上に説明したこの考案によれば、車体に載設するロアーベースブラケットと 、そのロアーベースブラケットに載設するアッパーベースブラケットの2体構造 であって、両者共に合成樹脂成形体であるから、操作装置全体としての軽量化が でき、操作レバーの軸支部構成が簡単になり、もって操作装置全体の組付け性が 向上する。また、ロアーベースブラケットの車体に載設する辺縁部を平坦に形成 したから、水密的なブーツの固定が容易にできる。さらに、アッパーベースブラ ケットとロアーベースブラケットとの辺縁部の間に、閉塞された空間部(空気層 )を形成したから、遮音性及び防水性が向上する、等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案を実施した変速機操作装置の平面図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】図2のB−B断面図。
【図4】操作レバーの要部分解斜視図。
【図5】チェックプレートの斜視図。
【図6】操作レバー支持体の分解斜視図。
【図7】ロアーベースブラケットの平面図。
【図8】図7の正面図。
【図9】図7の右側面図。
【図10】図7のC−C断面図。
【図11】図7のD−D断面図。
【図12】図7のE−E断面図。
【図13】アッパーベースブラケットの平面図。
【図14】図13の正面図。
【図15】図14のG−G断面図。
【図16】図13の右側面図。
【図17】図13の左側面図。
【図18】図13のF−F断面図。
【図19】図16のJーJ断面図。
【図20】図14のI−I断面図。
【図21】図14のH−H断面図。
【図22】インディケーターの分解斜視図。
【図23】操作レバーの軸支構造の他の例を示す断面
図。
【図24】操作レバーの軸支構造の他の例を示す断面
図。
【符号の説明】
1…操作レバー、2…ロアーベースブラケット、2a…
凹部、2b…辺縁部、2c,2d…フランジ、2e…リ
ブ、2g…軸孔(軸支部)、3…アッパーベースブラケ
ット、3a…フランジ部、3b…辺縁部、3c…ボルト
挿通孔、3d,3e…スライドガイド部、3q…係合
部、4…シャフト、9…軸杆、10…操作ノブ、14…
チェックプレート部、16…ゲート部、17…ポジショ
ンプレート部、24…インディケーター、50…コンプ
レッションロッド、52…ポジションピン、60…ノブ
ボタン、90…軸押え部、96…空間部、97…軸受け
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小林 聡 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)考案者 川原 禎弘 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に載設する平坦な面を有して操作レ
    バーを回動可能に軸支する合成樹脂成形体からなるロア
    ーベースブラケットと、該ロアーベースブラケットに冠
    して密閉される空間部を挟んで固定され、操作レバーの
    揺動案内をするゲート部を有する合成樹脂成形体からな
    るアッパーベースブラケットとからなることを特徴とす
    る自動変速機操作装置の操作レバー支持体。
  2. 【請求項2】 車体に載設する平坦な辺縁部、該辺縁部
    に形成されたリブ、辺縁部に囲まれる凹部、そして該凹
    部を挟んで相対向して起立するチェックプレート部及び
    操作レバーの軸支部を設けた合成樹脂成形体からなるロ
    アーベースブラケットと、該ロアーベースブラケットを
    嵌合する辺縁部、該辺縁部に囲まれて前記凹部の上方に
    突出し操作レバーが貫通するゲート部、そして操作レバ
    ーのポジションピンが摺接するポジションプレート部を
    一体形成した合成樹脂成形体からなるアッパーベースブ
    ラケットとからなることを特徴とする自動変速機操作装
    置の操作レバー支持体。
  3. 【請求項3】 車体に載設する平坦な面を有して操作レ
    バーの軸受け部を一体形成した合成樹脂成形体からなる
    ロアーベースブラケットと、該ロアーベースブラケット
    に冠して固定され、操作レバーの軸押え部を一体形成し
    た合成樹脂成形体からなるアッパーベースブラケットと
    からなり、前記軸受け部と軸押え部で操作レバーの回動
    軸を挟持してなることを特徴とする自動変速機操作装置
    の操作レバー支持体。
JP1991088648U 1991-10-29 1991-10-29 自動変速機操作装置の操作レバー支持体 Expired - Lifetime JP2594941Y2 (ja)

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