JP2600680Y2 - 自動変速機操作装置のドライブチェンジスイッチ機構 - Google Patents

自動変速機操作装置のドライブチェンジスイッチ機構

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JP2600680Y2
JP2600680Y2 JP1991088649U JP8864991U JP2600680Y2 JP 2600680 Y2 JP2600680 Y2 JP 2600680Y2 JP 1991088649 U JP1991088649 U JP 1991088649U JP 8864991 U JP8864991 U JP 8864991U JP 2600680 Y2 JP2600680 Y2 JP 2600680Y2
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浩 左近
聡 小林
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  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は自動車における自動変
速機操作装置のドライブチェンジスイッチ機構に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車における自動変速機操作
装置の操作レバーは、P,R,N,Dの各レンジを直線
的に往復移動するものであるが、近時、ドライブレンジ
における多段変速が可能な自動変速機が提供されたこと
に伴い、操作レバーは単に直線運動をするだけでなく、
左右方向へも移動できるようにしている。これは、上記
多段自動変速機の場合、P,R,N,D,3,2,1の
4段変速であり、各レンジを直線的に順次並べて配置す
ると、操作レバーの回動範囲が大きくなり、したがっ
て、操作装置が大型化する問題があるために、Dレンジ
以下にあっては操作レバーを左右及び前後方向へ揺動さ
せる迂回路(ゲート部)を設けることにより解決したも
のである(例えば、特開平1−11572号公報参
照)。そして、この自動変速機操作装置では、2速と1
速との間で電気的切り替えを行う必要があり、そのため
のスイッチが設けられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、更に多
段変速が進み、5段変速が可能な自動変速機が提供さ
れ、これに伴い上記公開された従来の自動変速機操作装
置にあっては、1つのスイッチでよかったが、5段変速
の場合には操作レバーをドライブ(D)と4速との間
(オーバードライブ)、及び、2速と1速との間の2カ
所で電気的切り替えを行う必要があり、したがって、少
なくとも2つのスイッチが設けられる。そのため、操作
装置に少なくとも2つのスイッチを取り付けるためのス
ペースを確保しなければならないが、操作レバーを回動
可能に支持するブラケットは、車体に固定する皿状体に
通常鉄板からなるポジションプレート等を垂設し、その
上にインディケーターを載置固定したコンパクトなもの
であるから、スイッチを取り付けるためのスペースがな
い。したがって、スイッチを取り付ける為の手段を別途
に講じなければならないと言う不都合がある。
【0004】また、2つのスイッチをそのまま取り付け
ることは、部品点数の増加、取付作業の繁雑化及び配線
配索の複雑化等を招来し、コスト高となる。
【0005】そこで、この考案は部品点数の削減、取付
作業の簡易化及び配線配索の簡易化を目的とした多段自
動変速機の操作装置における変速用スイッチ機構を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案にかかる自動変
速機操作装置のドライブチェンジスイッチ機構は、ブラ
ケットに対して操作レバーを前後及び左右方向へ揺動可
能に支持し、前記ブラケットには前記操作レバーが移動
案内されるゲートを設けた自動変速機操作装置であっ
て、前記ゲートは、Dレンジ位置から該Dレンジ位置と
前後方向が同位置で左右位置が異なる4速レンジ位置へ
続く交叉溝と、4速レンジ位置から後方側に延びて3速
レンジ位置へ続く直線溝と、3速レンジ位置から左右方
向Dレンジ側に延びる横溝及び該溝の左右方向Dレンジ
側端から後方側の2速レンジ位置へ延びる縦溝からなる
逆さL字状の段付溝と、2速レンジ位置から前記横溝の
延在方向と同じ側に位置する1速レンジ位置へ続く交叉
溝と、から少なくとも構成され、前記ブラケットにおけ
るゲートの後端部近傍に操作レバーのDレンジ位置で
の4速レンジ側側面と当接可能なように常時前記ゲート
側に突出するように付勢されて当接時には操作レバーの
動きと連動する、ゲートに臨む側が開放状態とされた
イッチレバーを回動可能に軸支すると共に、該スイッチ
レバーが当接してオン・オフ作動するスイッチを固定
し、前記スイッチレバーの開放状態のゲート側には、前
記操作レバーがDレンジと4速レンジ位置との間で移動
した時にスイッチを作動させるためのカム面と、2速レ
ンジ位置と1速レンジ位置との間でスイッチを再度作動
させるためのカム面とを少なくとも形成したことを特徴
とする。
【0007】また、この考案にかかる自動変速機操作装
置のドライブチェンジスイッチ機構は、前記スイッチレ
バーには、さらに、前記操作レバーの4速レンジ位置か
ら3速レンジ位置の間ではスイッチを作動させた状態に
維持するためのカム面と、2速レンジ位置で前記スイッ
チ作動を解除するカム面とを、開放状態のゲート側に形
成してなる。
【0008】さらに、この考案にかかる自動変速機操作
装置のドライブチェンジスイッチ機構は、ブラケットに
対して操作レバーを前後及び左右方向へ揺動可能に支持
、前記ブラケットには前記操作レバーが移動案内され
るゲートを設けた自動変速機操作装置であって、前記ゲ
ートは、Dレンジ位置から該Dレンジ位置と前後方向が
同位置で左右位置が異なる4速レンジ位置へ続く交叉溝
と、4速レンジ位置から後方側に延びて3速レンジ位置
へ続く直線溝と、3速レンジ位置から左右方向Dレンジ
側に延びる横溝及び該溝の左右方向Dレンジ側端から後
方側の2速レンジ位置へ延びる縦溝からなる逆さL字状
の段付溝と、2速レンジ位置から前記横溝の延在方向と
同じ側に位置する1速レンジ位置へ続く交叉溝と、から
少なくとも形成され、前記操作レバーに進退可能にチェ
ックボールを嵌合したチェックレバーを固定し、前記
ェックボールが当接して前記ゲートに沿って移動する操
作レバーにチェック力を付与すると共に前記チェックボ
ールを案内するチェックプレートをブラケットに固定
し、該チェックプレートのチェックボール当接部位のう
ち、4速レンジ相当位置及び1速レンジ相当位置にそれ
ぞれ透孔を穿設し、該透孔からそれぞれ突出して前記チ
ェックボールが押圧可能な作動片を有するスイッチを
けたことを特徴とする。
【0009】
【作用】上記の構成によれば、1つのスイッチが、操作
レバーがDレンジと4速レンジとの間で揺動するとき及
び2速レンジと1速レンジとの間で揺動するときの2回
にわたりON作動し、電気的切り替えを行うことによ
り、自動変速機のドライブチェンジをコントロールす
る。
【0010】
【実施例】以下この考案の一実施例を図面に基づき説明
する。図1から図3はこの考案を実施した自動変速機操
作装置を示す。図示のように、操作レバー1を揺動可能
に軸支して車体に固定する支持体は、合成樹脂成形体か
らなるロアーベースブラケット2とアッパーベースブラ
ケット3との2体構造からなる。ロアーベースブラケッ
ト2に軸4を介してカラー5を回転可能に軸支し、その
カラー5に直交してカラー6を固定し、そのカラー6に
ブラケット7を軸8にて回動可能に軸支し、そのブラケ
ット7にチューブからなる軸杆9を連結し、その軸杆9
に操作ノブ10を連結してある。したがって、操作レバ
ー1は前後及び左右方向へ揺動可能である。
【0011】上記カラー5にはセレクトレバー11を連
結し、そのセレクトレバー11に突設したピン11aに
は図示しない自動変速機に連結された操作ケーブルが連
結される。セレクトレバー11にはレバー12が回動可
能に軸支され、そのレバー12の端部にローラー13が
軸支されて、そのローラー13は前記アッパーベースブ
ラケット3若しくはロアーベースブラケット2に突設さ
れたチェックプレート14に摺接するためにばね15で
下方へ回動可能に付勢されている。そして、操作レバー
1の軸杆9が移動案内されるゲート16が左右一対のポ
ジションプレート17,17にてアッパーベースブラケ
ット3に一体形成されている。ゲート16はPレンジか
らDレンジまでの直線溝18と、Dレンジから4速レン
ジまでの交叉溝19と、4速レンジから3速レンジまで
の直線溝20と、3速レンジから2速レンジまでの段付
溝21と2速レンジから1速レンジまでの交叉溝22と
からなる。このゲート16にはDレンジを規制するスト
ッパー23が設けられている。ストッパー23はブラケ
ット7のストッパー41の斜面と接触する斜面を有す
る。上記ゲート16に沿う形状がアッパーベースブラケ
ット3の上部に冠着されるインディケーター24の案内
溝25に形成される。25aは案内溝25を介してイン
ディケーター24内を見えないようにしたプレートであ
る。
【0012】そして、前記ゲート16の後部に、スイッ
チレバー26が回動可能に軸支され、そのスイッチレバ
ー26が当接して作動するスイッチ27が固定される。
スイッチレバー26は、図6に示したように、略L形を
した合成樹脂成形体からなり、その一方の接触部70に
は2段階の段差部が形成されている。この段差部は、ド
ライブと4速との間でスイッチをON・OFF作動させ
るための第1カム面71と、4速から2速の間ではスイ
ッチをON作動させた状態を維持するための第2カム面
72及び第3カム面73と、2速と1速との間でスイッ
チをON・OFF作動させるための第4カム面74とを
階段状に形成するためにある。第1カム面71の先端部
はDレンジのゲート16に交わり、操作レバー1の軸杆
9が接触でき、また、第2カム面72と第3カム面73
はゲート16の直線溝20と段付溝21に沿うようにば
69にて回転付勢されている。一方、作動部75は、
スイッチ27の作動片62に当接できるようになってい
る。したがって、操作レバー1の軸杆9がDレンジに移
動すると接触部70に当接し、操作レバー1がDレンジ
から4速レンジにシフトされ、または、2速レンジから
1速レンジにシフトされるとそれぞれ作動部75がスイ
ッチ27をON作動させ、電気的切り替えにて変速機の
操作をするようになっている。
【0013】図4は操作レバー1の分解斜視図であり、
図示のように、軸杆9の下端部はブラケット7に溶接等
で連結されている。ブラケット7は、金属板を折り曲げ
形成してなる角筒状体であって、軸杆9の軸心線に略平
行なスリット30,30を相対向する一側部31,31
に形成(図4では一側部31の一方に対向した他方及び
スリット30の一方に対向した他方は図示しない)し、
その一側部31,31と直交する他側部32,32の下
部を略扇形にして軸孔33,33をそれぞれ穿設してあ
る。一側部31の他方にはチェックレバー34が溶接等
で連結される。なお、ブラケット7の上部に前記ゲート
16のストッパー23と当接するための突起部からなる
ストッパー41を設けてある。このストッパー41は、
Dレンジから4速レンジに操作レバー1をシフトすると
き、または、Dレンジから3速レンジに直接シフトする
ときは、軸杆9が前記交叉溝19に移動するため、互い
に当接してストッパー23から容易に滑り移動してその
交叉溝19に入り易くするための斜面が形成されてい
る。
【0014】チェックレバー34はブラケット7に対し
て傾斜する状態で連結されたチューブからなり、図3に
示したように、その中空内部にスプリング35が軸方向
で挿入され、そのスプリング35に押圧されるチェック
ボール36がチェックプレート37との間に介在され
る。チェックプレート37は、図5に示したように、P
レンジからDレンジまでの第1弧状溝38と、Dレンジ
から4速レンジへのチェック用山38aと、4速レンジ
から2速レンジまでの移行溝39と、2速レンジから1
速レンジへのチェック用山39aと、1速レンジでの第
2弧状溝40とを有する。
【0015】一方、前記ブラケット7に係合して軸杆9
に挿入されるコンプレッションロッド50は、図4に示
したように、前記ブラケット7に挿入できる立方体から
なる本体51と、その本体51から左右に突出させたイ
ンサート成形による金属製のポジションピン52と、そ
のポジションピン52と直交する方向へ延びるロッド部
53及びスプリング係止部54とからなる合成樹脂成形
体である。ロッド部53には長手方向へ一定間隔で断面
半円形の環状突起55が形成されている。ポジションピ
ン52は、本体51に埋め込まれる径大部56を設けた
断面が長円形の金属棒である。断面長円形としたのは、
合成樹脂成形体であるポジションプレート17,17に
圧痕を生じさせないためである。前記本体51の側壁部
57,57はそれぞれ円弧面に形成されており、また、
ポジションピン52が突出する側壁部58,58は平坦
に形成してあるが、両端部近傍にそれぞれ断面三角形等
の突条59,59を一体形成してある。なお、ポジショ
ンピン52は、ブラケット7のスリット30,30に遊
嵌されるので、ブラケット7との金属同士の接触を防ぐ
ため、合成樹脂で被覆してもよい。
【0016】ロッド部53は軸杆9を貫通した上端部が
操作ノブ10に埋設されたノブボタン60と連結され
る。図4に仮想線で示したように、環状突起55に代
え、又は加えてロッド部53を全体としてやや湾曲した
状態に癖付けし、その湾曲した状態で軸杆9内に挿入す
れば、ロッド部53が軸杆9の内周面に当接して揺動で
きず、したがって打音を発生することがないようにして
もよい。スプリング係止部54は断面が十字形をしてス
プリング61の端部を係合する周知形状である。
【0017】上記実施例における多段自動変速機操作装
置の作用を説明する。ノブボタン60を圧し下げてコン
プレッションロッド50を下降させると、本体51がス
プリング61を圧縮しながらブラケット7内を下降し、
よってポジションピン52はスリット30,30に案内
されながら下降し、それが係合していたポジションプレ
ート17,17のディテント切欠部から出て、所定の位
置から脱し、よって操作レバー1は回動可能な状態とな
る。
【0018】そこで、操作レバー1をPレンジからDレ
ンジまでシフトすると、チェックレバー34が回動して
チェックボール36が当接するチェックプレート37を
移動しながら操作レバー1をゲート16の一側に傾斜付
勢する。さらに、チェックレバー12のローラー13が
チェックプレート部14に圧接しながら回動してセレク
トレバー11が回動し、操作ケーブルが引かれ又は押さ
れて変速機が作動する。すなわち、PレンジからDレン
ジ迄は、操作レバー1の軸杆9はゲート16の直線溝1
8に摺接しながら移動する。このとき、スイッチレバー
26は付勢された方向へ最大限度回動してOFF作動状
態にあり、軸杆9と当接することはない。
【0019】そこで、操作レバー1をDレンジから4速
レンジにシフトすると、図7(a)〜(b)に示したよ
うに、その軸杆9にスイッチレバー26の接触部70が
当接してその動きに追従し、作動部75がスイッチ27
をON作動させる。つまり、操作レバー1を倒しゲート
16の交叉溝19を経て直交方向へ移動させ、直線溝2
0に当接させて停止すると、スイッチレバー26の第1
カム面が軸杆9に当接してスイッチレバー26は直線溝
20側へ回動し、よって、作動部75はスイッチ27の
作動片62を押圧する。
【0020】そして、操作レバー1を4速から3速へシ
フトすると、軸杆9は直線溝20の側壁を摺接しながら
移動して段差溝21に当たり停止する。このとき、スイ
ッチレバー26は、図7(b)〜(c)に示したよう
に、軸杆9が第1カム面71を摺接しながら第2カム面
72まで移動して停止するために、回動はしない。した
がって、スイッチ27の作動片62は作動部75にて押
圧された状態を維持する。つまりスイッチ27はON作
動の状態にある。
【0021】そこで、操作レバー1を3速から2速にシ
フトすると、スイッチレバー26は、図7(c)〜
(e)に示したように、軸杆9が第2カム面72から第
3カム面73に移動して第4カム面74で停止するため
に、付勢された方向へ回動し、作動部75は作動片62
から離れてその押圧を解き、スイッチ27をOFF作動
状態にする。
【0022】さらに、操作レバー1を2速から1速にシ
フトすると、スイッチレバー26は、図7(f)に示し
たように、軸杆9が第4カム面74を移動し、それに伴
って付勢された方向へ回動し、よって作動部75が再び
作動片62を押圧し、スイッチ27を再びON作動させ
る。
【0023】各レンジにおいてノブボタン60の押圧を
解除すると、ポジションピン52はスリット30,30
に沿ってスプリング61の力でブラケット7内を上昇
し、ポジションレート部17,17に当接して停止す
る。
【0024】なお、この考案の第2実施例を示す図8及
び図9につき説明すると、前記チェックプレート37の
弧状溝37aにL形の透孔37bと円形の透孔37cを
それぞれ穿設する。透孔37bは前記チェックボール3
6が移動するDレンジと4速レンジとの間に位置し、ま
た、透孔37cは2速レンジと1速レンジとの間に位置
する。それらの透孔37b,37cから弧状溝37aに
突出する接触部80,81を設けたスイッチレバー82
をプレート83に軸84で回動可能に、かつ、ばね85
で付勢して設ける。チェックプレート37及びプレート
83はスイッチレバー82を係合する凹部37d,83
aを形成してあり、また、プレート83にはばね85の
一端部を係止する突部83bが形成されている。スイッ
チレバー82はプレート83に固定したスイッチ86の
作動片87と係脱する作動部88を有する。したがっ
て、チェックボール36が弧状溝37aを摺動して接触
部80,81にそれぞれ当接すると、スイッチレバー8
2はその都度回動して作動片87を2回押し込むので、
スイッチ86は2回作動することになる。
【0025】
【考案の効果】以上説明したこの考案によれば、操作レ
バーのストロークに連動して一個のスイッチの切り替え
を2回行うことができるスイッチレバーを操作装置に回
動可能に取り付け、しかも、そのレバーの回動範囲は操
作レバーの動きに連動して小さくて足りるため、狭小な
スペースで多段自動変速機の変速操作がスムーズにで
き、したがって、設計の自由度が大きい変速機操作装置
を得ることができる。
【0026】また、一個のスイッチをスイッチレバーで
2回オン・オフ作動させることによって多段自動変速機
の切り替えを行うようにしたから、部品点数の減少と取
付作業や配線配索作業の簡便迅速容易化及びコスト低減
をもたらす、等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案を実施した変速機操作装置の平面図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】図2のB−B断面図。
【図4】操作レバーの分解斜視図。
【図5】チェックプレートの斜視図。
【図6】スイッチレバーの平面図。
【図7】スイッチレバーの作用説明図。
【図8】スイッチレバーの他の例を示す分解斜視図。
【図9】図8の組付け正面図(a)、平面図(b)及び
一部断面側面図(c)。
【符号の説明】
1…操作レバー、9…軸杆、16…ゲート、18,20
…直線溝、19…交叉溝、21…段付き溝、26,82
…スイッチレバー、27,86…スイッチ、34…チェ
ックレバー、36…チェックボール、37…チェックプ
レート、70,80,81…接触部、71…第1カム
面、72…第2カム面、73…第3カム面、74…第4
カム面、75,88…作動部
フロントページの続き (72)考案者 左近 浩 静岡県湖西市鷲津2028番地 富士機工株 式会社鷲津工場内 (72)考案者 小林 聡 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (72)考案者 川原 禎弘 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (56)参考文献 実開 平4−62457(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60K 20/00 - 20/08 F16H 59/00 - 59/12

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラケットに対して操作レバーを前後及
    び左右方向へ揺動可能に支持し、前記ブラケットには前
    記操作レバーが移動案内されるゲートを設けた自動変速
    機操作装置であって、 前記ゲートは、Dレンジ位置から該Dレンジ位置と前後
    方向が同位置で左右位置が異なる4速レンジ位置へ続く
    交叉溝と、4速レンジ位置から後方側に延びて3速レン
    ジ位置へ続く直線溝と、3速レンジ位置から左右方向D
    レンジ側に延びる横溝及び該溝の左右方向Dレンジ側端
    から後方側の2速レンジ位置へ延びる縦溝からなる逆さ
    L字状の段付溝と、2速レンジ位置から前記横溝の延在
    方向と同じ側に位置する1速レンジ位置へ続く交叉溝
    と、から少なくとも構成され、 前記ブラケットにおけるゲートの後端部近傍に操作レ
    バーのDレンジ位置での4速レンジ側側面と当接可能な
    ように常時前記ゲート側に突出するように付勢されて当
    接時には操作レバーの動きと連動する、ゲートに臨む側
    が開放状態とされたスイッチレバーを回動可能に軸支す
    ると共に、該スイッチレバーが当接してオン・オフ作動
    するスイッチを固定し、 前記スイッチレバーの開放状態のゲート側には、前記操
    作レバーがDレンジと4速レンジ位置との間で移動した
    時にスイッチを作動させるためのカム面と、2速レンジ
    位置と1速レンジ位置との間でスイッチを再度作動させ
    るためのカム面とを少なくとも形成したことを特徴とす
    る自動変速機操作装置のドライブチェンジスイッチ機
    構。
  2. 【請求項2】 前記スイッチレバーには、さらに、前記
    操作レバーの4速レンジ位置から3速レンジ位置の間で
    はスイッチを作動させた状態に維持するためのカム面
    と、2速レンジ位置で前記スイッチ作動を解除するカム
    面とを、開放状態のゲート側に形成してなる請求項1に
    記載の自動変速機操作装置のドライブチェンジスイッチ
    機構。
  3. 【請求項3】 ブラケットに対して操作レバーを前後及
    び左右方向へ揺動可能に支持し、前記ブラケットには前
    記操作レバーが移動案内されるゲートを設けた自動変速
    機操作装置であって、 前記ゲートは、Dレンジ位置から該Dレンジ位置と前後
    方向が同位置で左右位置が異なる4速レンジ位置へ続く
    交叉溝と、4速レンジ位置から後方側に延びて3速レン
    ジ位置へ続く直線溝と、3速レンジ位置から左右方向D
    レンジ側に延びる横溝及び該溝の左右方向Dレンジ側端
    から後方側の2速レンジ位置へ延びる縦溝からなる逆さ
    L字状の段付溝と、2速レンジ位置から前記横溝の延在
    方向と同じ側に位置する1速レンジ位置へ続く交叉溝
    と、から少なくとも形成され、 前記操作レバーに進退可能にチェックボールを嵌合した
    チェックレバーを固定し、 前記チェックボールが当接して前記ゲートに沿って移動
    する操作レバーにチェック力を付与すると共に前記チェ
    ックボールを案内するチェックプレートをブラケットに
    固定し、 該チェックプレートのチェックボール当接部位のうち、
    4速レンジ相当位置及び1速レンジ相当位置にそれぞれ
    透孔を穿設し、該透孔からそれぞれ突出して前記チェッ
    クボールが押圧可能な作動片を有するスイッチを設けた
    ことを特徴とする自動変速機操作装置のドライブチェン
    ジスイッチ機構。
JP1991088649U 1991-10-29 1991-10-29 自動変速機操作装置のドライブチェンジスイッチ機構 Expired - Fee Related JP2600680Y2 (ja)

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