JPH11170883A - 自動車用自動変速機のシフト装置 - Google Patents
自動車用自動変速機のシフト装置Info
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- JPH11170883A JPH11170883A JP33706097A JP33706097A JPH11170883A JP H11170883 A JPH11170883 A JP H11170883A JP 33706097 A JP33706097 A JP 33706097A JP 33706097 A JP33706097 A JP 33706097A JP H11170883 A JPH11170883 A JP H11170883A
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- shift lever
- rolling element
- shift
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 セレクトリターン構造等がシンプルになると
共に、部品点数・組み付け工数が減少してコストダウン
に寄与できるようにする。 【解決手段】 車体側のベース２で前後方向へ回動自在
に支持されたホルダー６に、シフトレバー１が左右方向
へ回動自在に支持される一方、ベース２、ホルダー６、
シフトレバー１のいずれかに、付勢部材８で突出方向に
付勢された転動体９と、シフトレバー１の左右方向への
回動操作時に、転動体９が接触する左右方向に円弧状の
カム６ｂ（２ｂ）とが相対向するように設けられて、こ
のカム６ｂのオートモードＡＴ側は、付勢部材８の付勢
力で転動体９がマニュアルモードＭＴ側とのモード境界
方向に滑動してシフトレバー１とともにセレクトリター
ンするような曲率に設定されている。
共に、部品点数・組み付け工数が減少してコストダウン
に寄与できるようにする。 【解決手段】 車体側のベース２で前後方向へ回動自在
に支持されたホルダー６に、シフトレバー１が左右方向
へ回動自在に支持される一方、ベース２、ホルダー６、
シフトレバー１のいずれかに、付勢部材８で突出方向に
付勢された転動体９と、シフトレバー１の左右方向への
回動操作時に、転動体９が接触する左右方向に円弧状の
カム６ｂ（２ｂ）とが相対向するように設けられて、こ
のカム６ｂのオートモードＡＴ側は、付勢部材８の付勢
力で転動体９がマニュアルモードＭＴ側とのモード境界
方向に滑動してシフトレバー１とともにセレクトリター
ンするような曲率に設定されている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、オートモードとマ
ニュアルモードとを備えた自動車用自動変速機におい
て、特にシフトレバーのセレクトリターン構造等のシン
プル化を図れるようにしたシフト装置に関する。
ニュアルモードとを備えた自動車用自動変速機におい
て、特にシフトレバーのセレクトリターン構造等のシン
プル化を図れるようにしたシフト装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、自動車用自動変速機（オートマチ
ックミッション）のシフト装置においては、パーキング
（Ｐ）、リバース（Ｒ）、ニュートラル（Ｎ）及びドラ
イブ（Ｄ）の各ポジションのオートモードから、ドライ
ブ（Ｄ）ポジションにホールドしたままマニュアルモー
ドに切り替えて、マニュアルによりシフトアップ及びシ
フトダウンできるものが提案されている（特開平７−３
２９０２号参照）。
ックミッション）のシフト装置においては、パーキング
（Ｐ）、リバース（Ｒ）、ニュートラル（Ｎ）及びドラ
イブ（Ｄ）の各ポジションのオートモードから、ドライ
ブ（Ｄ）ポジションにホールドしたままマニュアルモー
ドに切り替えて、マニュアルによりシフトアップ及びシ
フトダウンできるものが提案されている（特開平７−３
２９０２号参照）。
【０００３】上記のようなシフト装置では、オートモー
ドのパーキング、リバース及びニュートラルの各ポジシ
ョンにおいては、シフトレバーは、セレクトリターン用
付勢機構の付勢力に抗して各ポジションのゲートで当て
止めることにより位置決めされると共に、ドライブポジ
ションからマニュアルモードには、モード切替え用節度
機構で当て止めることにより位置決めされるようにな
る。
ドのパーキング、リバース及びニュートラルの各ポジシ
ョンにおいては、シフトレバーは、セレクトリターン用
付勢機構の付勢力に抗して各ポジションのゲートで当て
止めることにより位置決めされると共に、ドライブポジ
ションからマニュアルモードには、モード切替え用節度
機構で当て止めることにより位置決めされるようにな
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、チェン
ジレバーをセレクトリターン方向に付勢する付勢機構、
モード切替え用節度機構、モード保持機構等を別々に設
けていたので、構造が複雑になると共に、部品点数・組
み付け工数が増加してコストアップになるという問題が
あった。
ジレバーをセレクトリターン方向に付勢する付勢機構、
モード切替え用節度機構、モード保持機構等を別々に設
けていたので、構造が複雑になると共に、部品点数・組
み付け工数が増加してコストアップになるという問題が
あった。
【０００５】本発明は、上記従来の問題を解決するため
になされたもので、セレクトリターン構造等がシンプル
になると共に、部品点数・組み付け工数が減少してコス
トダウンに寄与できる自動車用自動変速機のシフト装置
を提供することを目的とするものである。
になされたもので、セレクトリターン構造等がシンプル
になると共に、部品点数・組み付け工数が減少してコス
トダウンに寄与できる自動車用自動変速機のシフト装置
を提供することを目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、オートモードを前後方向に設定し、マニ
ュアルモードをドライブポジションから左右方向のいず
れか一方の側方に設定した自動車用自動変速機のシフト
装置において、車体側のベースで前後方向へ回動自在に
支持されたホルダーに、シフトレバーが左右方向へ回動
自在に支持される一方、上記ベース、ホルダー、シフト
レバーのいずれかに、付勢部材で突出方向に付勢された
転動体と、シフトレバーの左右方向への回動操作時に、
上記転動体が接触する左右方向に円弧状のカムとが相対
向するように設けられて、このカムのオートモード側
は、上記付勢部材の付勢力で転動体がマニュアルモード
側とのモード境界方向に滑動してシフトレバーとともに
セレクトリターンするような曲率に設定されていること
を特徴とする自動車用自動変速機のシフト装置を提供す
るものである。
に、本発明は、オートモードを前後方向に設定し、マニ
ュアルモードをドライブポジションから左右方向のいず
れか一方の側方に設定した自動車用自動変速機のシフト
装置において、車体側のベースで前後方向へ回動自在に
支持されたホルダーに、シフトレバーが左右方向へ回動
自在に支持される一方、上記ベース、ホルダー、シフト
レバーのいずれかに、付勢部材で突出方向に付勢された
転動体と、シフトレバーの左右方向への回動操作時に、
上記転動体が接触する左右方向に円弧状のカムとが相対
向するように設けられて、このカムのオートモード側
は、上記付勢部材の付勢力で転動体がマニュアルモード
側とのモード境界方向に滑動してシフトレバーとともに
セレクトリターンするような曲率に設定されていること
を特徴とする自動車用自動変速機のシフト装置を提供す
るものである。
【０００７】本発明によれば、シフトレバーのアーム部
に出没可能に支持した転動体をホルダーの円弧状カム部
に付勢力で接触させることにより、オートモードではカ
ム部の曲率で転動体が付勢力によりモード境界方向に滑
動してシフトレバーとともにセレクトリターン（復帰）
されるようになる。
に出没可能に支持した転動体をホルダーの円弧状カム部
に付勢力で接触させることにより、オートモードではカ
ム部の曲率で転動体が付勢力によりモード境界方向に滑
動してシフトレバーとともにセレクトリターン（復帰）
されるようになる。
【０００８】請求項２のように、カムのマニュアルモー
ド側の曲率は、上記転動体から遠ざかるほど短くなるよ
うに設定されていると、転動体がカム部に倣ってモード
境界方向にスムーズに滑動する。
ド側の曲率は、上記転動体から遠ざかるほど短くなるよ
うに設定されていると、転動体がカム部に倣ってモード
境界方向にスムーズに滑動する。
【０００９】請求項３のように、上記カムには、シフト
レバーのオートモードとマニュアルモードとの切換え回
動操作時に、転動体を付勢力に抗して没入させるモード
境界突起が形成されていると、シフトレバーを操作し
て、付勢部材の付勢力に抗して転動体をモード境界突起
を乗り越えさせることにより、モードを切替えできると
共に、転動体がモード境界突起で当て止められて、シフ
トレバーとともにそのモードに保持されるようになる。
レバーのオートモードとマニュアルモードとの切換え回
動操作時に、転動体を付勢力に抗して没入させるモード
境界突起が形成されていると、シフトレバーを操作し
て、付勢部材の付勢力に抗して転動体をモード境界突起
を乗り越えさせることにより、モードを切替えできると
共に、転動体がモード境界突起で当て止められて、シフ
トレバーとともにそのモードに保持されるようになる。
【００１０】請求項４のように、上記転動体は、シフト
レバー、ホルダー、ベースのいずれかから突出するアー
ム部に設けられているのが好ましい。
レバー、ホルダー、ベースのいずれかから突出するアー
ム部に設けられているのが好ましい。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
を参照して詳細に説明する。
【００１２】図７及び図８に示すように、車体側に固定
され、シフトレバー１を支持する合成樹脂製のベース２
の支柱部２ａ，…にはゲート用プレート３（図２参照）
が取り付けられ、このゲート用プレート３には、パーキ
ング（Ｐ）、リバース（Ｒ）、ニュートラル（Ｎ）及び
ドライブ（Ｄ）の各ポジションを有するオートモード用
ゲート（スタッガートゲート）３ａが前後方向に形成さ
れると共に、ドライブ（Ｄ）ポジションから左方向に折
曲するマニュアルモード用ゲート３ｂが形成されてい
る。
され、シフトレバー１を支持する合成樹脂製のベース２
の支柱部２ａ，…にはゲート用プレート３（図２参照）
が取り付けられ、このゲート用プレート３には、パーキ
ング（Ｐ）、リバース（Ｒ）、ニュートラル（Ｎ）及び
ドライブ（Ｄ）の各ポジションを有するオートモード用
ゲート（スタッガートゲート）３ａが前後方向に形成さ
れると共に、ドライブ（Ｄ）ポジションから左方向に折
曲するマニュアルモード用ゲート３ｂが形成されてい
る。
【００１３】上記ゲート用プレート３の上方にはインデ
ィケータ４が取り付けられ、このインディケータ４に
は、ゲート用プレート３と同様のオートモード用ゲート
４ａとマニュアルモード用ゲート４ｂとが形成されてい
る。
ィケータ４が取り付けられ、このインディケータ４に
は、ゲート用プレート３と同様のオートモード用ゲート
４ａとマニュアルモード用ゲート４ｂとが形成されてい
る。
【００１４】図１及び図２に示すように、上記ベース２
のシフト軸５で下部が前後方向（シフト方向）Ａへ回動
自在に支持されたホルダー６を設けて、このホルダー６
の上部には、上記シフトレバー１の基部１ａがセレクト
軸７で左右方向（セレクト方向）Ｂへ回動自在に支持さ
れている。
のシフト軸５で下部が前後方向（シフト方向）Ａへ回動
自在に支持されたホルダー６を設けて、このホルダー６
の上部には、上記シフトレバー１の基部１ａがセレクト
軸７で左右方向（セレクト方向）Ｂへ回動自在に支持さ
れている。
【００１５】上記ホルダー６の外側部のボス部６ａに
は、自動変速機のシフト用ケーブルを連結して、シフト
レバー１によるホルダー６の前後回動に対応させてシフ
ト用ケーブルを前後動させることにより、自動変速機等
をオートモードの各ポジションＰ〜Ｄに切替えるように
なっている。
は、自動変速機のシフト用ケーブルを連結して、シフト
レバー１によるホルダー６の前後回動に対応させてシフ
ト用ケーブルを前後動させることにより、自動変速機等
をオートモードの各ポジションＰ〜Ｄに切替えるように
なっている。
【００１６】図３及び図４の第１実施形態に示すよう
に、上記シフトレバー１の基部１ａには、この基部１ａ
から直角な方向（左方向）へ斜め下向きに突出する中空
円筒状のアーム部１ｂを一体的に設けて、このアーム部
１ｂの中空穴１ｃには、コイルスプリング８が縮装され
ると共に、ローラ９を支持した軸部材１０が出没可能に
嵌合されて、上記コイルスプリング８により軸部材１０
とともにローラ９が突出方向に付勢されている。
に、上記シフトレバー１の基部１ａには、この基部１ａ
から直角な方向（左方向）へ斜め下向きに突出する中空
円筒状のアーム部１ｂを一体的に設けて、このアーム部
１ｂの中空穴１ｃには、コイルスプリング８が縮装され
ると共に、ローラ９を支持した軸部材１０が出没可能に
嵌合されて、上記コイルスプリング８により軸部材１０
とともにローラ９が突出方向に付勢されている。
【００１７】上記ホルダー６には、シフトレバー１の左
右方向（セレクト方向）への回動操作時に、上記ローラ
９がコイルスプリング８の付勢力で接触する左右方向Ｂ
に円弧状のカム部６ｂを形成する。
右方向（セレクト方向）への回動操作時に、上記ローラ
９がコイルスプリング８の付勢力で接触する左右方向Ｂ
に円弧状のカム部６ｂを形成する。
【００１８】上記カム部６ｂは、図１に詳細に示したよ
うに、シフトレバー１をオートモードＡＴのドライブポ
ジションＡＴ（Ｄ）とマニュアルモードＭＴとの間で左
右方向Ｂに回動させたとき、ローラ９をコイルスプリン
グ８の付勢力に抗して没入させて節度を与えるモード境
界突起６ｃが形成されている。このモード境界突起６ｃ
は、モード切替え用節度機構とモード保持機構とを兼用
することになる。
うに、シフトレバー１をオートモードＡＴのドライブポ
ジションＡＴ（Ｄ）とマニュアルモードＭＴとの間で左
右方向Ｂに回動させたとき、ローラ９をコイルスプリン
グ８の付勢力に抗して没入させて節度を与えるモード境
界突起６ｃが形成されている。このモード境界突起６ｃ
は、モード切替え用節度機構とモード保持機構とを兼用
することになる。
【００１９】上記カム部６ｂのオートモードＡＴ側は、
シフトレバー１の基部１ａ（又はセレクト軸７）からの
半径ｄ１，ｄ２がモード境界突起６ｃから遠ざかるほど
短くなるように設定している（ｄ１＞ｄ２）。
シフトレバー１の基部１ａ（又はセレクト軸７）からの
半径ｄ１，ｄ２がモード境界突起６ｃから遠ざかるほど
短くなるように設定している（ｄ１＞ｄ２）。
【００２０】これにより、オートモードＡＴ側のカム部
６ｂでは、モード境界突起６ｃから遠ざかるほどローラ
９の没入ストロークが多くなって、コイルスプリング８
による付勢力が増大する。この結果、ローラ９の付勢力
とカム部６ｂの曲率の変化によって、ローラ９がモード
境界突起６ｃの方向に自然に滑動してシフトレバー１と
ともにセレクトリターン（復帰）されるようになる。こ
のカム部６ｂとローラ９とコイルスプリング８は、セレ
クトリターン機構を兼ねることになる。
６ｂでは、モード境界突起６ｃから遠ざかるほどローラ
９の没入ストロークが多くなって、コイルスプリング８
による付勢力が増大する。この結果、ローラ９の付勢力
とカム部６ｂの曲率の変化によって、ローラ９がモード
境界突起６ｃの方向に自然に滑動してシフトレバー１と
ともにセレクトリターン（復帰）されるようになる。こ
のカム部６ｂとローラ９とコイルスプリング８は、セレ
クトリターン機構を兼ねることになる。
【００２１】図１及び図２に示すように、上記ホルダー
６には、シフトレバー１をマニュアルモードＭＴに回動
操作したことを検出するモード切換えスイッチ１１が設
けられると共に、マニュアルモードＭＴにおいて、シフ
トレバー１をシフトアップ（＋）方向に回動操作したこ
とを検出するシフトアップ用スイッチ１２と、シフトレ
バー１をシフトダウン（−）方向に回動操作したことを
検出するシフトダウン用スイッチ１３とが設けられると
共に、シフトレバー１を前後方向Ａの中立位置Ｈに保持
する中立復帰用スプリング（具体的に図示せず。）が設
けられている。
６には、シフトレバー１をマニュアルモードＭＴに回動
操作したことを検出するモード切換えスイッチ１１が設
けられると共に、マニュアルモードＭＴにおいて、シフ
トレバー１をシフトアップ（＋）方向に回動操作したこ
とを検出するシフトアップ用スイッチ１２と、シフトレ
バー１をシフトダウン（−）方向に回動操作したことを
検出するシフトダウン用スイッチ１３とが設けられると
共に、シフトレバー１を前後方向Ａの中立位置Ｈに保持
する中立復帰用スプリング（具体的に図示せず。）が設
けられている。
【００２２】また、上記シフトレバー１の側部には、オ
ートモードＡＴの各ポジションＰ〜Ｄに対応するディテ
ント溝を有するディテントプレート１５が固定されると
共に、上記ホルダー６には、このディテントプレート１
５のディテント溝の１つに係合する板ばね１６が固定さ
れて、オートモードＡＴの各ポジションＰ〜Ｄにおいて
シフト操作に節度を与えるようになっている。
ートモードＡＴの各ポジションＰ〜Ｄに対応するディテ
ント溝を有するディテントプレート１５が固定されると
共に、上記ホルダー６には、このディテントプレート１
５のディテント溝の１つに係合する板ばね１６が固定さ
れて、オートモードＡＴの各ポジションＰ〜Ｄにおいて
シフト操作に節度を与えるようになっている。
【００２３】上記のように第１実施形態のシフト装置を
構成すれば、シフトレバー１がオートモードＡＴにある
ときは、ホルダー６のカム部６ｂの曲率でローラ９がコ
イルスプリング８の付勢力によりモード境界突起６ｃ方
向に滑動してシフトレバー１とともに左方向に付勢され
てセレクトリターン（復帰）されるから、シフトレバー
１は、ゲート用プレート３のオートモード用ゲート３ａ
の各ポジションＰ〜Ｄに対応する位置で当て止められて
保持される。
構成すれば、シフトレバー１がオートモードＡＴにある
ときは、ホルダー６のカム部６ｂの曲率でローラ９がコ
イルスプリング８の付勢力によりモード境界突起６ｃ方
向に滑動してシフトレバー１とともに左方向に付勢され
てセレクトリターン（復帰）されるから、シフトレバー
１は、ゲート用プレート３のオートモード用ゲート３ａ
の各ポジションＰ〜Ｄに対応する位置で当て止められて
保持される。
【００２４】また、ドライブポジションＤでシフトレバ
ー１を強く左回動操作すると、コイルスプリング８の付
勢力に抗してローラ９がモード境界突起６ｃを乗り越え
るので、モードをＡＴからＭＴに切替えできると共に、
ローラ９はモード境界突起６ｃで当て止められて、モー
ドをＡＴ又はＭＴに保持するようになる。
ー１を強く左回動操作すると、コイルスプリング８の付
勢力に抗してローラ９がモード境界突起６ｃを乗り越え
るので、モードをＡＴからＭＴに切替えできると共に、
ローラ９はモード境界突起６ｃで当て止められて、モー
ドをＡＴ又はＭＴに保持するようになる。
【００２５】これらにより、シフトレバー１のセレクト
リターン機構、モード切替え用節度機構及びモード保持
機構が一括的に兼用して設けられるので、構造がシンプ
ルになって、部品点数・組み付け工数も減少するように
なる。
リターン機構、モード切替え用節度機構及びモード保持
機構が一括的に兼用して設けられるので、構造がシンプ
ルになって、部品点数・組み付け工数も減少するように
なる。
【００２６】また、上記カム部６ｂのマニュアルモード
ＡＴ側の曲率を、シフトレバー１の基部１ａ（セレクト
軸７）からの半径ｄ１，ｄ２がモード境界突起６ｃから
遠ざかるほど短くなるように設定しているから、ローラ
９がカム部６ｂに倣ってモード境界突起６ｃ方向にスム
ーズに滑動するようになる。
ＡＴ側の曲率を、シフトレバー１の基部１ａ（セレクト
軸７）からの半径ｄ１，ｄ２がモード境界突起６ｃから
遠ざかるほど短くなるように設定しているから、ローラ
９がカム部６ｂに倣ってモード境界突起６ｃ方向にスム
ーズに滑動するようになる。
【００２７】上記第１実施形態では、シフトレバー１の
基部１ａのアーム部１ｂにローラ９を設け、ホルダー６
にカム部６ｂを設けたが、図５に示す第２実施形態のよ
うに、シフトレバー１の下部１ｄにローラ９を設け、ホ
ルダー６の上部にカム部６ｂを設けるように構成するこ
ともできる。この場合、シフトレバー１には別体の基部
１ａを溶接固定すれば良いから、シフトレバー１として
マニュアル用チェンジレバーを流用できるのでコストが
安くなる。
基部１ａのアーム部１ｂにローラ９を設け、ホルダー６
にカム部６ｂを設けたが、図５に示す第２実施形態のよ
うに、シフトレバー１の下部１ｄにローラ９を設け、ホ
ルダー６の上部にカム部６ｂを設けるように構成するこ
ともできる。この場合、シフトレバー１には別体の基部
１ａを溶接固定すれば良いから、シフトレバー１として
マニュアル用チェンジレバーを流用できるのでコストが
安くなる。
【００２８】また、図６に示す第３実施形態のように、
回動部材６′の下部のアーム部６ｄにローラ９を設け、
ベース２の上部に、モード境界突起２ｃを形成したカム
部２ｂを設けるように構成することもできる。なお、こ
の第３実施形態では、車体側のベース２で回動部材６′
が左右方向Ｂへ回動自在に支持され、この回動部材６′
にシフトレバー１が前後方向Ａへ回動自在に支持される
ことになるので、第１、第２実施形態に対応させれば、
シフトレバー１の基部１ａがホルダーとして機能し、回
動部材６′は、ホルダーではなくて、基部１ａの一部と
して機能することになる。
回動部材６′の下部のアーム部６ｄにローラ９を設け、
ベース２の上部に、モード境界突起２ｃを形成したカム
部２ｂを設けるように構成することもできる。なお、こ
の第３実施形態では、車体側のベース２で回動部材６′
が左右方向Ｂへ回動自在に支持され、この回動部材６′
にシフトレバー１が前後方向Ａへ回動自在に支持される
ことになるので、第１、第２実施形態に対応させれば、
シフトレバー１の基部１ａがホルダーとして機能し、回
動部材６′は、ホルダーではなくて、基部１ａの一部と
して機能することになる。
【００２９】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明のシフト装置は、シフトレバーのアーム部に出没可能
に支持した転動体をホルダーの円弧状カム部に付勢力で
接触させるようにしたから、オートモードではカム部の
曲率で転動体が付勢力によりモード境界方向に滑動して
シフトレバーとともにセレクトリターン（復帰）される
ようになる。
明のシフト装置は、シフトレバーのアーム部に出没可能
に支持した転動体をホルダーの円弧状カム部に付勢力で
接触させるようにしたから、オートモードではカム部の
曲率で転動体が付勢力によりモード境界方向に滑動して
シフトレバーとともにセレクトリターン（復帰）される
ようになる。
【００３０】また、カムのマニュアルモード側の曲率
は、上記転動体から遠ざかるほど短くなるように設定さ
れていると、転動体がカム部に倣ってモード境界方向に
スムーズに滑動するから、シフトレバーのセレクトリタ
ーンもスムーズになる。
は、上記転動体から遠ざかるほど短くなるように設定さ
れていると、転動体がカム部に倣ってモード境界方向に
スムーズに滑動するから、シフトレバーのセレクトリタ
ーンもスムーズになる。
【００３１】さらに、カムには、シフトレバーのオート
モードとマニュアルモードとの切換え回動操作時に、転
動体を付勢力に抗して没入させるモード境界突起が形成
されていると、シフトレバーを操作して、付勢部材の付
勢力に抗して転動体をモード境界突起を乗り越えさせる
ことにより、モードを切替えできると共に、転動体がモ
ード境界突起で当て止められて、シフトレバーとともに
そのモードに保持されるようになる。
モードとマニュアルモードとの切換え回動操作時に、転
動体を付勢力に抗して没入させるモード境界突起が形成
されていると、シフトレバーを操作して、付勢部材の付
勢力に抗して転動体をモード境界突起を乗り越えさせる
ことにより、モードを切替えできると共に、転動体がモ
ード境界突起で当て止められて、シフトレバーとともに
そのモードに保持されるようになる。
【００３２】これにより、シフトレバーのセレクトリタ
ーン機構、モード切替え用節度機構及びモード保持機構
が一括的に設けられるので、構造がシンプルになると共
に、部品点数・組み付け工数も減少してコストダウンが
図れるようになる。
ーン機構、モード切替え用節度機構及びモード保持機構
が一括的に設けられるので、構造がシンプルになると共
に、部品点数・組み付け工数も減少してコストダウンが
図れるようになる。
【００３３】なお、転動体は、請求項４のように、シフ
トレバー、ホルダー、ベースのいずれかのアーム部に設
けると、ガイドストロークが長くなって出没動作が安定
する。
トレバー、ホルダー、ベースのいずれかのアーム部に設
けると、ガイドストロークが長くなって出没動作が安定
する。
【図１】 本発明に係るシフト装置のホルダーの断面図
である。
である。
【図２】 第１実施形態のシフト装置であり、（ａ）は
側面図、（ｂ）は正面図である。
側面図、（ｂ）は正面図である。
【図３】 シフトレバーとホルダーの分解斜視図であ
る。
る。
【図４】 シフトレバーのアーム部の分解斜視図であ
る。
る。
【図５】 第２実施形態のシフト装置の分解斜視図であ
る。
る。
【図６】 第３実施形態のシフト装置の分解斜視図であ
る。
る。
【図７】 ゲート用プレートとインディケータの平面図
である。
である。
【図８】 シフト装置の斜視図である。
１ シフトレバー １ｂ アーム部 ２ ベース ２ｂ カム部 ２ｃ モード境界突起 ３ ゲート用プレート ３ａ オートモード用ゲート ３ｂ マニュアルモード用ゲート ５ シフト軸 ６ ホルダー ６ｂ カム部 ６ｃ モード境界突起 ６ｄ アーム部 ７ セレクト軸 ８ コイルスプリング ９ ローラ １０ 軸部材 Ａ 前後（シフト）方向 Ｂ 左右（セレクト）方向 ＡＴ オートモード ＭＴ マニュアルモード
Claims (4)
- 【請求項１】 オートモードを前後方向に設定し、マニ
ュアルモードをドライブポジションから左右方向のいず
れか一方の側方に設定した自動車用自動変速機のシフト
装置において、 車体側のベースで前後方向へ回動自在に支持されたホル
ダーに、シフトレバーが左右方向へ回動自在に支持され
る一方、上記ベース、ホルダー、シフトレバーのいずれ
かに、付勢部材で突出方向に付勢された転動体と、シフ
トレバーの左右方向への回動操作時に、上記転動体が接
触する左右方向に円弧状のカムとが相対向するように設
けられて、このカムのオートモード側は、上記付勢部材
の付勢力で転動体がマニュアルモード側とのモード境界
方向に滑動してシフトレバーとともにセレクトリターン
するような曲率に設定されていることを特徴とする自動
車用自動変速機のシフト装置。 - 【請求項２】 上記カムのマニュアルモード側の曲率
は、上記転動体から遠ざかるほど短くなるように設定さ
れている請求項１に記載の自動車用自動変速機のシフト
装置。 - 【請求項３】 上記カムには、シフトレバーのオートモ
ードとマニュアルモードとの切換え回動操作時に、転動
体を付勢力に抗して没入させるモード境界突起が形成さ
れている請求項１または請求項２に記載の自動車用自動
変速機のシフト装置。 - 【請求項４】 上記転動体は、シフトレバー、ホルダ
ー、ベースのいずれかから突出するアーム部に設けられ
ている請求項１〜請求項３のいずれかに記載の自動車用
自動変速機のシフト装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33706097A JPH11170883A (ja) | 1997-12-08 | 1997-12-08 | 自動車用自動変速機のシフト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33706097A JPH11170883A (ja) | 1997-12-08 | 1997-12-08 | 自動車用自動変速機のシフト装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11170883A true JPH11170883A (ja) | 1999-06-29 |
Family
ID=18305060
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33706097A Pending JPH11170883A (ja) | 1997-12-08 | 1997-12-08 | 自動車用自動変速機のシフト装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11170883A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005050252A (ja) * | 2003-07-31 | 2005-02-24 | Namco Ltd | 操作レバー装置 |
| JP2007326549A (ja) * | 2006-05-10 | 2007-12-20 | Tsuda Industries Co Ltd | シフトレバー装置 |
| EP2098758A1 (en) | 2008-02-28 | 2009-09-09 | Delta Kogyo Co., Ltd. | Shifter for vehicle transmission |
-
1997
- 1997-12-08 JP JP33706097A patent/JPH11170883A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005050252A (ja) * | 2003-07-31 | 2005-02-24 | Namco Ltd | 操作レバー装置 |
| JP2007326549A (ja) * | 2006-05-10 | 2007-12-20 | Tsuda Industries Co Ltd | シフトレバー装置 |
| EP2098758A1 (en) | 2008-02-28 | 2009-09-09 | Delta Kogyo Co., Ltd. | Shifter for vehicle transmission |
| US7900534B2 (en) | 2008-02-28 | 2011-03-08 | Delta Kogyo Co., Ltd. | Shifter for vehicle transmission |
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