JP2007326549A - シフトレバー装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】小型化することのできるシフトレバー装置を提供する。
【解決手段】シフトレバー装置10は、ベースブラケット12と、シフトレバー体14と、ベースブラケット12に支持部材30をシフト方向に回動可能に支持するシフト軸25と、支持部材30にシフトレバー体14を仮想の軸線40Lを中心としてセレクト方向支持する支持機構44とを備える。支持機構44の仮想の軸線40Lを、シフト軸25に対して反操作側に設定する。
【選択図】図3
【解決手段】シフトレバー装置10は、ベースブラケット12と、シフトレバー体14と、ベースブラケット12に支持部材30をシフト方向に回動可能に支持するシフト軸25と、支持部材30にシフトレバー体14を仮想の軸線40Lを中心としてセレクト方向支持する支持機構44とを備える。支持機構44の仮想の軸線40Lを、シフト軸25に対して反操作側に設定する。
【選択図】図3
Description
本発明は、主として自動車等の車両に用いられるシフトレバー装置に関する。
この種のシフトレバー装置としては、例えば特許文献1に記載されたものがある。特許文献1に記載されたシフトレバー装置は、ハウジングとシフトレバーとシャフトとセレクトピンとを備えている。シャフトは、ハウジングをハウジング側の部材とし、リテーナをシフトレバー側の部材として、ハウジングにリテーナをシフト方向に回動可能に支持している。また、セレクトピンは、リテーナをハウジング側の部材とし、シフトレバーをシフトレバー側の部材として、リテーナにシフトレバーをシフト方向に交差するセレクト方向に回動可能に支持している。これにより、シフトレバーは、ハウジングにシフト方向及びセレクト方向に操作可能に支持されている。
前記特許文献1のシフトレバー装置によると、シャフトとセレクトピンとがねじれの関係をもって交差するように配置されているため、大型化を余儀なくされるという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、小型化することのできるシフトレバー装置を提供することにある。
前記課題は、特許請求の範囲の欄に記載された構成を要旨とするシフトレバー装置により解決することができる。
すなわち、特許請求の範囲の請求項1にかかるシフトレバー装置によると、ベース体に対してシフトレバー体が支持軸を介して所定の回動方向に回動可能に支持されかつ支持機構を介して仮想の軸線を中心として所定の回動方向と交差する方向に回動可能に支持されている。そして、ベース体側の部材にシフトレバー体側の部材を支持機構により仮想の軸線を中心として回動可能に支持したことにより、仮想の軸線を実体の軸部材で構成する場合に比べて、実体の軸部材及びその軸部材にかかる連結部の構成を省略することができる。これによって、シフトレバー装置を小型化することができる。
すなわち、特許請求の範囲の請求項1にかかるシフトレバー装置によると、ベース体に対してシフトレバー体が支持軸を介して所定の回動方向に回動可能に支持されかつ支持機構を介して仮想の軸線を中心として所定の回動方向と交差する方向に回動可能に支持されている。そして、ベース体側の部材にシフトレバー体側の部材を支持機構により仮想の軸線を中心として回動可能に支持したことにより、仮想の軸線を実体の軸部材で構成する場合に比べて、実体の軸部材及びその軸部材にかかる連結部の構成を省略することができる。これによって、シフトレバー装置を小型化することができる。
また、特許請求の範囲の請求項2にかかるシフトレバー装置によると、シフトレバー体をシフト方向へは支持軸を中心として操作することができ、セレクト方向へは仮想の軸線を中心として操作することができる。
また、特許請求の範囲の請求項3にかかるシフトレバー装置によると、支持機構の仮想の軸線を、支持軸に対して反操作側に設定しているので、仮想の軸線を中心とする方向に関するシフトレバー体の操作ストロークに対する操作角を小さくすることができる。これにより、シフトレバー体の仮想の軸線を中心とする方向に関する操作性を向上することができる。
また、特許請求の範囲の請求項4にかかるシフトレバー装置によると、ベース体側の部材に対してシフトレバー体側の部材を案内支持機構により所定の移動方向に摺動可能に案内支持したものである。このため、例えば、ベース体側の部材に対してシフトレバー体側の部材を案内支持機構により所定の回動方向に摺動可能に案内支持することにより、実体の軸部材及びその軸部材にかかる連結部の構成を省略することができる。これによって、シフトレバー装置を小型化することができる。なお、ベース体側の部材に対して、シフトレバー体側の部材を案内支持機構により所定の直動方向に摺動可能に案内支持することも可能である。
また、特許請求の範囲の請求項5にかかるシフトレバー装置によると、案内支持機構が、ベース体側の部材に設けられた案内面と、シフトレバー体側の部材に設けられかつ案内面を摺動する摺動面と、案内面と摺動面とに対称的にそれぞれ設けられた案内溝と、両案内溝に跨って設けられかつシフトレバー体側の部材の移動時に前記両案内溝に沿って転動する転動体とを備えている。したがって、ベース体側の部材に対してシフトレバー体側の部材を所定の移動方向に関してスムーズに摺動可能に案内支持することができる。
また、特許請求の範囲の請求項6にかかるシフトレバー装置によると、ベース体側の部材の案内面とシフトレバー体側の部材の摺動面との間に、転動体を転動可能に保持する転動体保持部材を介装したものである。これにより、転動体の転動を円滑化することができ、隣り合う転動体同士の衝突を回避してその衝突に起因する異音の発生を防止することができるとともにシフトレバー体の操作性を向上することができる。
また、特許請求の範囲の請求項7にかかるシフトレバー装置によると、案内支持機構が、所定の移動方向に交差する方向に対称的に2組配置されていることにより、シフトレバー体を所定の移動方向に安定的に操作することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について実施例を参照して説明する。
[実施例1]
本発明の実施例1について説明する。本実施例では、例えば、ハイブリッド車に用いられるシフトバイワイヤ式のシフトレバー装置であって、自動変速機の変速操作及び電動機のトルク制御にかかる操作位置を検出するシフトポジションセンサを備えている。なお、図1はシフトレバー装置を示す斜視図、図2は同じく内部を示す斜視図、図3は同じく断面図、図4は同じく側断面図、図5は同じく分解斜視図、図6はゲート部材を示す平面図である。また、説明の都合上、シフトレバー装置の前後方向は車両の前後方向に準じ、その左右方向は車両の左右方向に準じるものとする。
本発明の実施例1について説明する。本実施例では、例えば、ハイブリッド車に用いられるシフトバイワイヤ式のシフトレバー装置であって、自動変速機の変速操作及び電動機のトルク制御にかかる操作位置を検出するシフトポジションセンサを備えている。なお、図1はシフトレバー装置を示す斜視図、図2は同じく内部を示す斜視図、図3は同じく断面図、図4は同じく側断面図、図5は同じく分解斜視図、図6はゲート部材を示す平面図である。また、説明の都合上、シフトレバー装置の前後方向は車両の前後方向に準じ、その左右方向は車両の左右方向に準じるものとする。
図1に示すように、シフトレバー装置10は、ベースブラケット12とシフトレバー体14とを備えている。ベースブラケット12は、例えば樹脂製で、前板部16と後板部17と左側板部18と右側板部19と上板部20と下板部21とにより、ボックス状に形成されている。下板部21は、図示しない車両のフロアコンソール内の固定側部材に、ボルト等により固定可能となっている。また、下板部21には、ベースブラケット12内を下方に開口する開口孔21が形成されている(図3及び図4参照。)。
また、上板部20は、ゲート孔23が形成されたゲート部材20(上板部20と同一符号を付す。)となっている(図1及び図6参照。)。シフトレバー体14のレバー軸部34(後述する。)の操作側端部は、ゲート孔23を通じてベースブラケット12上に突出する状態となっている(図3及び図4参照。)。なお、ベースブラケット12は、本明細書でいう「ベース体」を構成している。
また、上板部20は、ゲート孔23が形成されたゲート部材20(上板部20と同一符号を付す。)となっている(図1及び図6参照。)。シフトレバー体14のレバー軸部34(後述する。)の操作側端部は、ゲート孔23を通じてベースブラケット12上に突出する状態となっている(図3及び図4参照。)。なお、ベースブラケット12は、本明細書でいう「ベース体」を構成している。
前記シフトレバー体14(詳しくは、レバー軸部34)は、前記ゲート孔23に沿って、B(ブレーキング)、HP(ホームポジション)、R(リバース)、N(ニュートラル)、D(ドライブ)の各ポジションに操作される(図6参照。)。シフトレバー体14は、R−N−Dのポジション間のシフト路23aと、HP−Bのポジション間のシフト路23bにおいてそれぞれシフト方向(前後方向)に操作され、また、HP−Nのポジション間のセレクト路23cにおいてセレクト方向(左右方向)に操作される。また、シフトレバー体14は、HPポジションからBポジション、又は、Nポジションを経由してRポジションあるいはDポジションの各ポジションへそれぞれ操作された後に、その操作力を解放することによりHPポジションに復帰されるものとなっている。
図3に示すように、前記ベースブラケット12の左側板部18と右側板部19との間には、頭付きボルトからなるシフト軸25が架設されている。シフト軸25のねじ軸部25bの先端部には、ワッシャ26を介してナット27が締着されている。シフト軸25の両端部は、それぞれブッシュ28,29(図5参照。)を介して両側板部18,19に支持されている。シフト軸25の頭部25a側(右側)のブッシュ29は右側板部19に嵌合する程度の軸長を有しているが、ねじ軸部25bの先端側(左側)のブッシュ28は左側板部18に嵌合しかつ内部へ所定量突出する長い軸長を有している。
図3に示すように、前記シフト軸25上には、例えば樹脂製のブロック状をなす支持部材30(図5参照。)が回動可能に支持されている。支持部材30は、シフト軸25のねじ軸部25bに嵌合する軸孔31を有している。軸孔31にねじ軸部25bを挿入すると、ねじ軸部25bに設けられた段付部25c(図5参照。)に軸孔31の段付部31aが当接することにより、それ以上のねじ軸部25bの挿入が制限される。また、ねじ軸部25bに嵌合された支持部材30は、前記左側のブッシュ28により抜け止めされている。これにより、支持部材30は、シフト軸25に対して前後方向すなわちシフト方向に回動可能に支持されている。この場合、シフト軸25は、ベースブラケット12をベース体側の部材とし、支持部材30をシフトレバー側の部材として、ベースブラケット12に支持部材30をシフト方向に回動可能に支持している。なお、シフト軸25は、本明細書でいう「支持軸」に相当する。
図5に示すように、前記シフトレバー体14は、レバー基部33と、そのレバー基部33に下端部が固着されたレバー軸部34と、そのレバー軸部34の上端部に設けられたノブ35とを有している。レバー基部33の後側には、ほぼ矩形枠状をなすガイド枠部37が一体成形されている。ガイド枠部37は、左側枠部37a、右側枠部37b、上枠部37c、下枠部37d、前枠部37e(図4参照。)を有している。ガイド枠部37は、前記支持部材30に外嵌されている(図2〜図4参照。)。また、ガイド枠部37の左右両側枠部37a,37bに形成された左右一対のボルト挿通孔38,39には、前記シフト軸25が挿通されている。したがって、ガイド枠部37は、シフト軸25に対して支持部材30と一体的にシフト方向へ回動可能に設けられている。
図3に示すように、前記ガイド枠部37の上下両枠部37c,37dの内側面37c1,37d1と、それに嵌合する支持部材30の上下両端面30a,30bは、前記シフト軸25よりも反操作側すなわち下方側に位置しかつ前後方向に延びる仮想の軸線40Lを中心とする円弧状面で形成されている。このため、支持部材30に対してガイド枠部37が、仮想の軸線40Lを中心として左右方向すなわちセレクト方向に回動可能に支持されている。これにともない、ガイド枠部37の両ボルト挿通孔38,39は、支持部材30に対してガイド枠部37のセレクト方向(左右方向)の回動可能を許容する縦長孔状に形成されている。また、前記支持部材30の上端部には、左右一対をなすガイドローラー42が回転可能に支持されている。ガイドローラー42は、その上端が支持部材30の上端面30aより僅かに突出する程度に配置されており、ガイド枠部37の上枠部37cの内側面37c1に沿って転動可能になっている。ガイドローラ42を有する支持部材30と、その支持部材30を嵌合するガイド枠部37とは支持機構44を構成している。この場合、支持機構44は、支持部材30をベース体側の部材とし、ガイド枠部37をシフトレバー側の部材として、支持部材30にガイド枠部37をセレクト方向に回動可能に支持している。
図4に示すように、前記ベースブラケット12と前記支持部材30との間には、HPポジションからBポジション、あるいは、HPポジションからRポジション又はDポジションにシフト操作されたシフトレバー体14をHPポジション又はNポジションに復帰するためのシフト用リターン機構46が設けられている。シフト用リターン機構46は、ベースブラケット12側に設けられたシフト用カム面47と、そのカム面47に摺動及び/又は転動可能なボール48と、ボール48をシフト用カム面47に押圧するコイルスプリングからなるリターンスプリング49とを備えている。リターンスプリング49及びボール48は、支持部材30の後面に突出された円筒状のホルダ部50内に順に組込まれている。また、シフト用カム面47は、カム部材52にV字溝状に形成されており、下側の斜面47aと上側の斜面47bとを有している。カム部材52は、ベースブラケット12の後板部17に形成された取付孔53(図5参照。)にその内側より嵌合されており、その外周に形成されたフランジ部52aが取付孔53の口縁部に係止されている(図4参照。)。シフト用リターン機構46は、通常は、ボール48がリターンスプリング49の弾性によりシフト用カム面47の溝底部に位置されることにより、シフトレバー体14をHPポジション又はNポジションに保持する。また、シフトレバー体14(詳しくは、ノブ35)のシフト操作時には、ボール48がリターンスプリング49の弾性を利用してシフト用カム面47の下側の斜面47a又は上側の斜面47b上を摺動及び/又は転動することにより、シフト操作されたシフトレバー体14にリターンスプリング49の弾性復元力をもってHPポジション又はNポジションへ復帰する力が付与される。
図3に示すように、前記支持部材30と前記ガイド枠部37との間には、HPポジションからNポジションにシフト操作されたシフトレバー体14をHPポジションに復帰するためのセレクト用リターン機構55が設けられている。セレクト用リターン機構55は、ガイド枠部37の下枠部37dの内側面37d1に設けられたセレクト用カム面56と、そのカム面56に摺動及び/又は転動可能なボール57と、ボール57をセレクト用カム面56に押圧するコイルスプリングからなるリターンスプリング58とを備えている。リターンスプリング58及びボール57は、支持部材30の下端面30bに凹設された中空円筒状の凹部60内に順に組込まれている。また、セレクト用カム面56は、ガイド枠部37の下枠部37dの内側面37d1にV字溝状に形成されている。セレクト用リターン機構55は、通常は、ボール57がリターンスプリング58の弾性によりセレクト用カム面56の溝底部に位置することにより、シフトレバー体14をHPポジションに保持する。また、シフトレバー体14(詳しくは、ノブ35)のセレクト操作時には、ボール57がリターンスプリング58の弾性を利用してセレクト用カム面56の左側の斜面56a上を摺動及び/又は転動することにより、セレクト操作されたシフトレバー体14にリターンスプリング58の弾性復元力をもってHPポジションへ復帰する力が付与される。
図4に示すように、前記ベースブラケット12の前板部16の内側面には、シフトレバー体14の操作位置を検出するための四角形平板状をなすシフトポジションセンサ62が重合状に装着されている(図2参照。)。シフトポジションセンサ62は、その後面に指向した状態で上下方向及び左右方向にスライドする検出子63を備えている(図5参照。)。シフトポジションセンサ62は、接触式センサでもよいし、非接触式センサでもよく、検出子63の移動位置を検出するものであればよい。また、検出子63は、後方に面する係合凹部63aを有している。
また、図4に示すように、前記シフトレバー体14のレバー基部33の前面には、先端に球状部65aを有する連結軸部65が突出されている。連結軸部65の球状部65aは、シフトポジションセンサ62の検出子63の係合凹部63a内に係合されている。したがって、シフトレバー体14のシフト操作に追従して検出子63が上下方向にスライドされ、また、シフトレバー体14のセレクト操作に追従して検出子63が左右向にスライドされる。そして、シフトポジションセンサ62は、検出子63のスライドに基づく検出信号を、図示しないECU等の制御装置に出力する。制御装置は、シフトポジションセンサ62からの検出信号に基づいて、シフトレバー体14の操作位置を判断し、その操作位置に応じて、自動変速機の変速操作及び電動機のトルク制御を行なうアクチュエータを制御する。
次に、前記シフトレバー装置10のシフトレバー14の作動を説明する。まず、HPポジションにあるシフトレバー体14(詳しくは、ノブ35)がNポジションへセレクト操作されたときには、ガイド枠部37がシフト軸25上の支持部材30に対して仮想の軸線40Lを中心として図3において右回り方向へ回動される(図3中、二点鎖線37参照。)。このとき、セレクト用リターン機構55のボール57がリターンスプリング58の弾性を利用してセレクト用カム面56の斜面56a上を摺動及び/又は転動することにより、セレクト操作されたシフトレバー体14にリターンスプリング58の弾性復元力をもってHPポジションへ復帰させる力が付与される。このため、セレクト操作されたシフトレバー体14(詳しくは、ノブ35)に対するセレクト操作力を解除すると、リターンスプリング58の弾性復元力をもってシフトレバー体14がHPポジションへ復帰される。
続いて、Nポジションにセレクト操作されたシフトレバー体14(詳しくは、ノブ35)がDポジションへシフト操作されたときには、ガイド枠部37及び支持部材30がシフト軸25を支点として図4において右回り方向へ回動される。このとき、シフト用リターン機構46のボール48がリターンスプリング49の弾性を利用してシフト用カム面47の下側の斜面47a上を摺動及び/又は転動することにより、シフト操作されたシフトレバー体14にリターンスプリング49の弾性復元力をもってNポジションへ復帰させる力が付与される。
また、Nポジションにセレクト操作されたシフトレバー体14(詳しくは、ノブ35)がRポジションへシフト操作されたときには、ガイド枠部37及び支持部材30がシフト軸25を支点として図4において左回り方向へ回動される。このとき、シフト用リターン機構46のボール48がリターンスプリング49の弾性を利用してシフト用カム面47の上側の斜面47b上を摺動及び/又は転動することにより、シフト操作されたシフトレバー体14にリターンスプリング49の弾性復元力をもってNポジションへ復帰させる力が付与される。
また、シフト操作されたシフトレバー体14(詳しくは、ノブ35)に対するDポジション又はRポジションへのシフト操作力を解除すると、リターンスプリング49の弾性復元力をもってシフトレバー体14がNポジションへ復帰される。さらに、Nポジションへ戻されたシフトレバー体14は、前に述べたように、セレクト用リターン機構55のリターンスプリング58の弾性復元力をもってHPポジションへ復帰される。
また、HPポジションにあるシフトレバー体14(詳しくは、ノブ35)がBポジションへシフト操作されたときには、ガイド枠部37及び支持部材30がシフト軸25を支点として図4において右回り方向へ回動される。このとき、シフト用リターン機構46のボール48がリターンスプリング49の弾性を利用してシフト用カム面47の下側の斜面47a上を摺動及び/又は転動することにより、シフト操作されたシフトレバー体14にリターンスプリング49の弾性復元力をもってHPポジションへ復帰させる力が付与される。このため、シフト操作されたシフトレバー体14(詳しくは、ノブ35)に対するBポジションへのシフト操作力を解除すると、リターンスプリング49の弾性復元力をもってシフトレバー体14がHPポジションへ復帰される。
上記したシフトレバー装置10によると、ベースブラケット12に対して、シフトレバー体14がシフト軸25(図4参照。)を介してシフト方向に回動可能に支持されかつ支持機構44を介して仮想の軸線40L(図3参照。)を中心としてシフト方向と交差するセレクト方向に回動可能に支持されている。そして、支持部材30にガイド枠部37を支持機構44により仮想の軸線40Lを中心として回動可能に支持したことにより、仮想の軸線40Lを実体の軸部材で構成する場合に比べて、実体の軸部材及びその軸部材にかかる連結部の構成を省略することができる。すなわち、シフトレバー装置10の上下方向に関して、シフトレバー体14のシフト軸25に対する支持部分から仮想の軸線40Lに対する支持部分までに必要とされる連結部にかかる構成部材を省略することができる。これによって、シフトレバー装置10を小型化することができる。
また、支持機構44の仮想の軸線40Lを、シフト軸25に対して反操作側すなわち下側に設定している(図3参照。)。このため、仮想の軸線40Lを中心とする方向に関するシフトレバー体14の操作ストロークに対する操作角を小さくすることができる。これにより、シフトレバー体14の仮想の軸線40Lを中心とする方向に関するセレクト操作性を向上することができる。
また、図6に示すように、ベースブラケット12の上板部20のゲート孔23において、R−N−Dのポジション間のシフト路23aと、HP−Bのポジション間のシフト路23bとの間に、DポジションとBポジションとを区画する区画壁部24を形成することが可能となる。これにより、シフトレバー体14のセレクト操作性が向上し、各シフト路23a,23bのシフト操作を適確に行なうことができる。
また、図6に示すように、ベースブラケット12の上板部20のゲート孔23において、R−N−Dのポジション間のシフト路23aと、HP−Bのポジション間のシフト路23bとの間に、DポジションとBポジションとを区画する区画壁部24を形成することが可能となる。これにより、シフトレバー体14のセレクト操作性が向上し、各シフト路23a,23bのシフト操作を適確に行なうことができる。
[実施例2]
本発明の実施例2を説明する。本実施例は前記実施例1の一部を変更したものであるからその変更部分について詳述し、実施例1と同一もしくは実質的に同一構成と考えられる部分には同一符号を付すことにより重複する説明を省略する。なお、図7はシフトレバー装置を示す斜視図、図8は同じく断面図、図9は同じく側断面図である。
本発明の実施例2を説明する。本実施例は前記実施例1の一部を変更したものであるからその変更部分について詳述し、実施例1と同一もしくは実質的に同一構成と考えられる部分には同一符号を付すことにより重複する説明を省略する。なお、図7はシフトレバー装置を示す斜視図、図8は同じく断面図、図9は同じく側断面図である。
図8及び図9に示すように、本実施例のシフトレバー装置10(符号、Aを付す。)は、前記実施例1における支持機構44(図3及び図4参照。)を案内支持機構70に変更したものである。案内支持機構70の変更にともない、支持部材30及びレバー基部33も支持部材(符号、72を付す。)及びレバー基部(符号、83を付す。)に変更されている。なお、図10は案内支持機構の周辺部を示す斜視図、図11は同じく正面図、図12は同じく側面図、図13は図11のXIII−XIII線矢視断面図、図14は図11のXIV−XIV線矢視断面図、図15は図14のXV部の拡大図、図16は案内支持機構を示す分解斜視図である。
まず、支持部材72を説明する。図16に示すように、支持部材72は、例えば樹脂製で、チャンネル型をなしており、前記シフト軸25(符号、Aを付す。)に嵌合する軸孔31(符号、Aを付す。)を形成する筒状の支持基部74と、その支持基部74の両端部より平行状に突出する左右一対の支持側部75とを有している。支持部材72の前後両側面には、例えば樹脂製で、四角形状をなす前後一対の案内プレート77が左右各2個のボルト78・ナット79により締結されている。これにより、支持部材72内に、両案内プレート77により囲まれた上面開口状で左右方向を長くする長四角形状の凹部80が形成されている(図8及び図9参照。)。また、両案内プレート77の対向面は、後述するレバー基部83を摺動案内する案内面77aとなっている(図13〜図15参照。)。また、図8に示すように、本実施例におけるシフト軸25Aは、ストレート状の頭付きピンからなり、前記ベースブラケット12の左側板部18と右側板部19との間に架設されている。シフト軸25Aの先端部に抜止リング81が装着されることにより、シフト軸25Aの抜止めがなされている。また、本実施例では、前記実施例1におけるブッシュ28,29(図3参照。)が省略されている。
次に、レバー基部83を説明する。図16に示すように、レバー基部83は、例えば樹脂製で、左右方向を長くするプレート状に形成されている。レバー基部83は、前記支持部材72の凹部80内に対してセレクト方向(図8において左右方向、図9において紙面表裏方向)に摺動可能に嵌合されている。すなわち、レバー基部83の前後両側面が、前記両案内プレート77の案内面77aをそれぞれ摺動する摺動面83aとなっている(図13〜図15参照。)。これとともに、レバー基部83は、シフト軸25Aに対して支持部材72と一体的にシフト方向(図8において紙面表裏方向、図9において左右方向)へ回動可能に設けられている。
図16に示すように、前記各案内プレート77と前記レバー基部83との摺動接触しあう面、すなわち各案内プレート77の案内面77aとレバー基部83の両摺動面83aには、適数本の円弧状の案内溝85a,85b,85c、86a,86b,86cが対称的にそれぞれ設けられている。上部に形成された2本の案内溝85a,85b、86a,86bと下部に形成された1本の案内溝85c、86cは、前記シフト軸25Aよりも反操作側すなわち下方側に位置しかつ前後方向に延びる仮想の軸線40Lを中心とする内外2重の円周線87L,88L上に沿って延びる条溝状に形成されている(図11参照。)。
前記摺動接触しあう各案内面77aと各摺動面83aとの間には、相対する両案内溝85a,86a、85b,86b、85c,86cにそれぞれ跨る球体90がそれぞれ設けられている(図13〜図15参照。)。球体90は、例えば金属製で、85a,86a、85b,86bに対して各3個、案内溝85c,86cに各4個ずつ配置されている(図16参照。)。各球体90は、レバー基部83の移動時に両案内溝85a,86a、85b,86b、85c,86cに沿って転動する。なお、球体90は、本明細書でいう「転動体」に相当する。
前記摺動接触しあう各案内面77aと各摺動面83aとの間には、薄板状をなす左右一対のスペーサ92が介装されている(図13〜図15参照。)。スペーサ92は、例えば樹脂製で、各球体90をそれぞれ独立的に転動可能に嵌合しかつ保持する円形状の保持孔93を有している(図15及び図16参照。)。スペーサ92の各保持孔93により隣り合う球体90の間の間隔が所定間隔に保持される。なお、スペーサ92は、本明細書でいう「転動体保持部材」に相当する。
前記各案内プレート77の案内面77aと、前記レバー基部83の摺動面83aと、前記案内溝85a,86a、85b,86b、85c,86cと、前記球体90と、前記スペーサ92とは、前後2組の案内支持機構70を構成している(図13及び図14参照。)。前後2組の案内支持機構70は、シフト方向(図13及び図14において左右方向)に対称的に配置されている。また、案内支持機構70は、支持部材72をベース体側の部材とし、レバー基部83をシフトレバー側の部材として、支持部材72にレバー基部83をセレクト方向に摺動可能に案内支持している。これにより、支持部材72に対してレバー基部83が案内支持機構70により仮想の軸線40L(図11参照。)を中心として左右方向すなわちセレクト方向に回動可能に支持されている。
図16に示すように、前記前側の案内プレート77の中央部には開口部95が形成され、また、前記前側のスペーサ92の中央部には開口部96が形成されている。この両開口孔95,96には、前記レバー基部83の前面に突出された連結軸部65が遊嵌状に挿通されている(図10参照。)。連結軸部65の球状部65aは、前記実施例1と同様に、シフトポジションセンサ62の検出子63の係合凹部63a内に係合されている(図9参照。)。なお、本実施例のベースブラケット12の前板部16は前下がりで後上がり状に傾斜しているため、その前板部16に設けられたシフトポジションセンサ62も傾斜状に配置されている。
図8に示すように、前記レバー基部83には、上下方向に移動可能なプランジャ97、及び、プランジャ97を常に上方へ付勢するプランジャスプリング98が組込まれている。また、ベースブラケット12のゲート部材20には、下向きのカム面101を有するカム部100が設けられている。カム部100のカム面101には、プランジャスプリング98の付勢力をもってプランジャ97が摺動可能に当接されている。これにより、前記シフトレバー体14をシフト操作及びセレクト操作において常にHPポジションに復帰させるためのリターン機構103が構成されている。これにより、前記実施例1におけるシフト用リターン機構46及びセレクト用リターン機構55(図4参照。)は省略されている。
次に、前記シフトレバー装置10Aのシフトレバー体14の作動を説明する。すなわち、シフトレバー体14(詳しくは、ノブ35)がセレクト操作されたときには、レバー基部83がシフト軸25A上の支持部材72に対して仮想の軸線40Lを中心として図8において右回り方向又は左回り方向へ回動される(図8中、二点鎖線83参照。)。また、シフトレバー体14(詳しくは、ノブ35)がシフト操作されたときには、レバー基部83及び支持部材72がシフト軸25Aを支点として図9において右回り方向又は左回り方向へ回動される。
上記したシフトレバー装置10Aによると、ベースブラケット12に対して、シフトレバー体14がシフト軸25A(図9参照。)を介してシフト方向に回動可能に支持されかつ案内支持機構70を介して仮想の軸線40L(図8参照。)を中心としてシフト方向と交差するセレクト方向に回動可能に支持されている。そして、支持部材72に対してレバー基部83を案内支持機構70により所定の移動方向に摺動可能すなわち仮想の軸線40Lを中心としてセレクト方向に回動可能に案内支持したものである。これにより、仮想の軸線40Lを実体の軸部材で構成する場合に比べて、実体の軸部材及びその軸部材にかかる連結部の構成を省略することができる。すなわち、シフトレバー装置10Aの上下方向に関して、シフトレバー体14のシフト軸25Aに対する支持部分から仮想の軸線40Lに対する支持部分までに必要とされる連結部にかかる構成部材を省略することができる。これによって、シフトレバー装置10Aを小型化することができる。
また、案内支持機構70が、支持部材72(詳しくは、案内プレート77)に設けられた案内面77aと、レバー基部83に設けられかつ案内面77aを摺動する摺動面83aと、案内面77aと前記摺動面83aとに対称的にそれぞれ設けられた案内溝85a,85b,85c、86a,86b,86cと、両案内溝85a,85b,85c、86a,86b,86cに跨って設けられかつレバー基部83の移動時に両案内溝85a,85b,85c、86a,86b,86cに沿って転動する球体90とを備えている(図13〜図16参照。)。したがって、支持部材72に対してレバー基部83を所定の移動方向に関してスムーズに摺動可能に案内支持することができる。
また、支持部材72(詳しくは、案内プレート77)の案内面77aとレバー基部83の摺動面83aとの間に、球体90を転動可能に保持するスペーサ92を介装したものである(図13〜図16参照。)。これにより、球体90の転動を円滑化することができ、隣り合う球体90同士の衝突を回避してその衝突に起因する異音の発生を防止することができるとともにシフトレバー体14の操作性を向上することができる。
また、案内支持機構70が、所定の移動方向(セレクト方向)に交差する方向(シフト方向)に対称的に2組配置されている(図13及び図14参照。)。これにより、シフトレバー体14を所定の移動方向(セレクト方向)に安定的に操作することができる。
また、案内支持機構70の仮想の軸線40Lを、シフト軸25Aに対して反操作側すなわち下側に設定している(図8参照。)。このため、仮想の軸線40Lを中心とする方向に関するシフトレバー体14の操作ストロークに対する操作角を小さくすることができる。これにより、シフトレバー体14の仮想の軸線40Lを中心とする方向に関するセレクト操作性を向上することができる。
本発明は、上記した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本発明のシフトレバー装置10は、シフトバイワイヤ式に限らず、シフトケーブル、リンク機構を介して、自動変速機を変速させる形式のシフトレバー装置としても適用することができる。また、本発明のシフトレバー装置10は、フロアコンソールに限らず、インストルメントパネル、ステアリングコラム等にも設置することができる。また、本発明のシフトレバー装置10は、一般的な自動変速機用シフトレバー装置、あるいは、電気自動車用シフトレバー装置としても適用することができる。また、本発明は、前記実施例におけるシフトパターンに限らず、H字状、I字状、階段状のシフトパターンを有するシフトレバー装置にも適用することができる。また、本発明のシフトレバー装置10は、手動変速モードを備えたシーケンシャル式のシフトレバー装置にも適用することができる。
また、前記実施例では、シフトレバー体14のシフト軸(支持軸)25を中心とする操作方向をシフト方向とし、仮想の軸線40Lを中心とする操作方向をセレクト方向としたが、逆に、シフトレバー体14の支持軸を中心とする操作方向をセレクト方向とし、仮想の軸線を中心とする操作方向をシフト方向とすることも考えられる。また、前記実施例では、支持機構44の仮想の軸線40Lを、シフト軸(支持軸)25に対して反操作側(下方側)に設定したが、シフト軸(支持軸)25に対して操作側(上方側)に設定したり、シフト軸(支持軸)25の軸線とに交差する位置に設定したりすることも考えられる。また、支持機構44の仮想の軸線40Lを、シフト軸(支持軸)25に対して反操作側(下方側)の遠い位置に設定すると、シフトレバー体14を平行移動に近い回動によりセレクト操作することが可能である。このため、シフト軸25に対してシフトレバー体14を軸方向に移動可能に設けることにより、支持部材30を省略することが考えられる。
また、前記実施例では、シフトレバー体14のシフト軸25Aを中心とする操作方向をシフト方向とし、仮想の軸線40Lを中心とする操作方向をセレクト方向としたが、逆に、シフトレバー体14の支持軸を中心とする操作方向をセレクト方向とし、仮想の軸線を中心とする操作方向をシフト方向とすることも考えられる。また、前記実施例では、案内支持機構70の仮想の軸線40Lを、シフト軸25Aに対して反操作側(下方側)に設定したが、シフト軸25Aに対して操作側(上方側)に設定したり、シフト軸25Aの軸線とに交差する位置に設定したりすることも考えられる。また、案内支持機構70の仮想の軸線40Lを、シフト軸25Aに対して反操作側(下方側)の遠い位置に設定すると、シフトレバー体14を平行移動に近い回動によりセレクト操作することが可能である。このため、シフト軸25Aに対してシフトレバー体14を軸方向に移動可能に設けることにより、支持部材72を省略することが考えられる。また、前記実施例では、支持部材72に対して、レバー基部83を案内支持機構70により仮想の軸線40Lを中心とする回動方向に摺動可能に案内支持したが、また、シフトレバー体14のシフト方向及びセレクト方向の両方向について、それぞれ仮想の軸線40Lを中心として移動可能とすることも考えられる。
また、前記実施例では、シフトレバーがシフト操作及びセレクト操作するシフトレバー装置に案内支持機構70を適用したが、シフトレバーをシフト操作するだけのシフトレバー装置に案内支持機構70を適用することができる。また、案内支持機構70の案内溝85a,85b,85c、86a,86b,86cを直線状に設定することにより、支持部材72に対して、レバー基部83を案内支持機構70により直動方向に摺動可能に案内支持することも可能である。また、スペーサ92は、必要に応じて設ければよく、省略することもできる。また、案内支持機構70を1組としてもよい。また、案内支持機構70は、シフトレバーの軸線に対して平行をなす面を案内面77a、摺動面83aとして設定する他、シフトレバーの軸線に交差する面を案内面77a、摺動面83aとして設定することも考えれられる。
10 シフトレバー装置
10A シフトレバー装置
12 ベースブラケット(ベース体)
14 シフトレバー体
20 ゲート部材
25 シフト軸(支持軸)
30 支持部材
44 支持機構
70 案内支持機構
72 支持部材(ベース体側の部材)
77 案内プレート
77a 案内面
83 レバー基部(シフトレバー体側の部材)
83a 摺動面
85a,85b,85c、86a,86b,86c 案内溝
90 球体(転動体)
92 スペーサ(転動体保持部材)
10A シフトレバー装置
12 ベースブラケット(ベース体)
14 シフトレバー体
20 ゲート部材
25 シフト軸(支持軸)
30 支持部材
44 支持機構
70 案内支持機構
72 支持部材(ベース体側の部材)
77 案内プレート
77a 案内面
83 レバー基部(シフトレバー体側の部材)
83a 摺動面
85a,85b,85c、86a,86b,86c 案内溝
90 球体(転動体)
92 スペーサ(転動体保持部材)
Claims (7)
- ベース体と、
シフトレバー体と、
前記ベース体側の部材に前記シフトレバー体側の部材を所定の回動方向に回動可能に支持する支持軸と、
前記ベース体側の部材に前記シフトレバー体側の部材を仮想の軸線を中心として前記所定の回動方向と交差する方向に回動可能に支持する支持機構と
を備えたことを特徴とするシフトレバー装置。 - 請求項1に記載のシフトレバー装置であって、
前記シフトレバー体の支持軸を中心とする操作方向をシフト方向とし、前記仮想の軸線を中心とする操作方向をセレクト方向としたことを特徴とするシフトレバー装置。 - 請求項1又は2に記載のシフトレバー装置であって、
前記支持機構の仮想の軸線を、前記支持軸に対して反操作側に設定したことを特徴とするシフトレバー装置。 - ベース体と、
シフトレバー体と、
前記ベース体側の部材に前記シフトレバー体側の部材を所定の移動方向に摺動可能に案内支持する案内支持機構と
を備えたことを特徴とするシフトレバー装置。 - 請求項4に記載のシフトレバー装置であって、
前記案内支持機構が、前記ベース体側の部材に設けられた案内面と、前記シフトレバー体側の部材に設けられかつ前記案内面を摺動する摺動面と、前記案内面と前記摺動面とに対称的にそれぞれ設けられた案内溝と、前記両案内溝に跨って設けられかつ前記シフトレバー体側の部材の移動時に前記両案内溝に沿って転動する転動体とを備えていることを特徴とするシフトレバー装置。 - 請求項5に記載のシフトレバー装置であって、
前記ベース体側の部材の案内面と前記シフトレバー体側の部材の摺動面との間に、前記転動体を転動可能に保持する転動体保持部材を介装したことを特徴とするシフトレバー装置。 - 請求項5又は6に記載のシフトレバー装置であって、
前記案内支持機構が、前記所定の移動方向に交差する方向に対称的に2組配置されていることを特徴とするシフトレバー装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2019059007A1 (ja) * | 2017-09-22 | 2019-03-28 | 株式会社東海理化電機製作所 | 車両のシフト装置 |
US10808833B2 (en) | 2014-09-17 | 2020-10-20 | Kabushiki Kaisha Tokai-Rika-Denki-Seisakusho | Shift device |
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-
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- 2006-12-06 JP JP2006329267A patent/JP2007326549A/ja active Pending
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