JP3142773B2 - 自動変速機操作装置の枢軸構造 - Google Patents

自動変速機操作装置の枢軸構造

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JP3142773B2
JP3142773B2 JP08042371A JP4237196A JP3142773B2 JP 3142773 B2 JP3142773 B2 JP 3142773B2 JP 08042371 A JP08042371 A JP 08042371A JP 4237196 A JP4237196 A JP 4237196A JP 3142773 B2 JP3142773 B2 JP 3142773B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は自動車のA/Tモ
ード(自動変速モード)とM/Tモード(手動変速モー
ド)とを兼備した自動変速機操作装置(シフトレバー装
置)の枢軸構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の自動変速機操作装置は、シフト
レバーを前後方向へ揺動させることにより特定の変速モ
ードを選定して自動変速機を操作するものであるが、マ
ニュアル操作感覚を持たせるべく、A/TモードからM
/Tモードに簡単且つ適確に切り替えることができるよ
うにしたものが提供されている(特開平7−3290
2,特開平7−32903,特開平7−32904,特
開平7−35224号公報参照)。
【0003】この自動変速機操作装置は、車体に固定す
るベースブラケットに軸支されたシフトレバー本体が係
合するゲートとして、ベースブラケット及びそれに冠す
るインジケーターに、A/Tモード用のシフト溝とM/
Tモード用のシフト溝を平行に形成するとともに、それ
らの間をシフトレバー本体が移行できるように移行用溝
を形成した略H字形のシフト溝を形成してなるもので、
シフトレバー本体は車体前後方向へ揺動できるととも
に、車体左右方向へも揺動できるようにベースブラケッ
トに軸支され、かつ、シフトレバー本体が揺動すること
により係脱する切替レバーがシフトレバー本体と同様に
車体前後方向へ揺動可能にベースブラケットに同軸で支
持されている。切替レバーにはシフトケーブル又はロッ
ドの一端部が接続され、このシフトケーブル又はロッド
の他端部は自動変速機に接続されている。
【0004】そして、シフトレバー本体がA/Tモード
用シフト溝にあるとき、シフトレバー本体の上部に設け
た押しボタンの操作により上下動するポジションピンの
端部が前記ベースブラケットの側壁部に設けたディテン
ト切欠部に係合するとともに、シフトレバー本体の一方
の側部で前記シャフトに前後方向へ回動可能に支承され
た切替レバーが、この切替レバーに形成した開口部に嵌
合するシフトレバー本体の突起部によってシフトレバー
本体と一体で回動し、また、シフトレバー本体がM/T
モード用シフト溝にあるとき、シフトレバー本体の突起
部が切替レバーの開口部から外れ、シフトレバー本体を
車体前方向へ回動して加速用の電気的スイッチ(+)を
作動させ、又は、シフトレバー本体を車体後方へ回動し
て減速用の電気的スイッチ(−)を動作させるものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような自動変速機操作装置によれば、シフトレバー本体
と切替レバーが共に車体前後方向へ回動するものである
から、これを同軸的にベースブラケットに支持すること
としているが、その場合、図12に示すように、シフト
レバー本体1を連結した筒軸1aと切替レバー2を連結
した筒軸2aとが軸方向で並列し、それぞれ両端部にブ
ッシュ5を介在してシャフト4を挿通し、シャフト4は
ベースブラケット3のヒンジ部又は両側壁部3a及び中
壁部3bに支持される構造となっていた。
【0006】なお、シフトレバー1は、筒軸1aに直交
して重ねた筒軸1bに回動可能に揺動基部が軸支されて
おり、したがって、シフトレバー1は図面の奥行方向
(車体前後方向)及び図面の左右方向(車体左右方向)
へ、それぞれ回動できる。
【0007】したがって、筒軸1a,2aが共に軸方向
で並列しているために、シフトレバー本体1と切替レバ
ー2を近接して設けることができず、また、ベースブラ
ケット3の両側壁部3a間の寸法W(横幅)が必然的に
大きくならざるを得ないから、自動変速機操作装置の小
型化に問題があった。
【0008】そこで、この発明はM/Tモードに切替え
得る自動変速機操作装置の小型化を目的として自動変速
機操作装置の枢軸部の改良を図るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる自動変
速機操作装置の枢軸構造は、車体に固定するベースブラ
ケットにシャフトを介して前後方向へ回動可能に支承さ
れたシフトレバー本体がA/Tモード用シフト溝とM/
Tモード用シフト溝に移動可能に設けられ、このシフト
レバー本体がA/Tモード用シフト溝にあるとき、シフ
トレバー本体の上部に設けた押しボタンの操作により上
下動するポジションピンの端部が前記ベースブラケット
の側壁部に設けたディテント切欠部に係合するととも
に、シフトレバー本体の一方の側壁部で前記シャフトに
前後方向へ回動可能に支承され、かつ、シフトケーブル
又はロッドの一端部を接続した切替レバーが、この切替
レバーに形成した開口部に嵌合するシフトレバー本体に
形成した突起部によってシフトレバー本体と一体で回動
し、シフトレバー本体がM/Tモード用シフト溝にある
とき、シフトレバー本体の突起部が切替レバーの開口部
から外れてシフトレバー本体のみを前後方向へ回動して
電気的スイッチを作動させる自動変速機操作装置におい
て、前記シフトレバー本体の回動軸部の一端部に周方向
へ所定間隔の切欠部を形成するとともに、前記切替レバ
ーの揺動基部に直交する筒軸を連結しており、該筒軸に
回動軸部を外挿して回動可能に支持するとともに、切替
レバーの揺動基部は切欠部内にて所定範囲で回動可能に
配置され、かつ、前記筒軸にシャフトを挿通してベース
ブラケットに回動可能に軸支したことを特徴とする。
【0010】
【0011】したがって、シフトレバー本体と切替レバ
ーのそれぞれの回動軸部が、一部又は全部が重なり合う
内外二重構造としたため、シフトレバー本体と切替レバ
ーを近接して設けることができ、また、枢軸部の軸長さ
を短縮することができるから、ベースブラケットの横幅
を短縮でき、よって、自動変速機操作装置の小型化を可
能にする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下この発明を図に基づき説明す
る。図1〜4に示すように、車体床面に固定するベース
ブラケット11の底部にヒンジ部12の一対が相対向し
て突設され、このヒンジ部12間に支持されるシャフト
13が貫通する筒軸14,42が回動軸部としてシフト
レバー基部15と切替レバー16が車体前後方向へ回動
(揺動)可能に支承される。筒軸42は筒軸14の一端
部に形成した径小部14bに外嵌され、筒軸14には、
その両端部にブッシュ14a,14aを内嵌して頭付き
のシャフト13を一方のヒンジ部12の外側から挿通
し、他方のヒンジ部を貫通したシャフト13の端部にプ
ッシュナット13aを冠着して抜け止めされる。
【0013】すなわち、この発明の基礎となった筒軸1
4,42の枢軸構造につき説明すると、図5,6に示す
ように、合成樹脂からなる筒軸14の一端部に径小部1
4bを形成するとともに、切替レバー16の揺動基部に
直交して連結した筒軸42の内径を径小部14bの外径
と略同一にし、かつ、筒軸42の長さを径小部14bの
長さと略同一にして、筒軸42を径小部14bに挿通す
る構造とする。かくして、筒軸14と筒軸42は軸方向
で一部を重ね合わせることにより、軸方向の長さを短縮
できる。しかしながら、この枢軸構造については、特開
平7−32904公報載の発明及び実願昭63−10
1207号(実開平2−21129号)のマイクロフィ
ルム記載の考案から容易に想到できるものであることが
判明した。
【0014】そこで、この発明の実施の形態にあって
は、図7,8に示すように、筒軸14の一端部に周方向
及び軸方向へそれぞれ所定長さの切欠部14dを周方向
へ一定間隔で形成して所定幅の軸部14eを残す一方、
切替レバー16の揺動基部16aを切欠部14d内にお
いて所定範囲で回動可能となるように一定間隔で形成す
るとともに、その揺動基部16aに両側壁部51,51
の間隔寸法と略同一長さの筒軸42aを直交して連結す
る。筒軸42aには両端部にブッシュ14a,14aを
内嵌してシャフト13が挿通される。そして、筒軸14
は筒軸42aに外嵌され、その一端側はブッシュ14f
を介して支持されるとともに、他端側は切替レバー16
の揺動基部16aを切欠部14d内に位置させることで
軸部14eはヒンジ部12の側面に当接して回動可能に
支持される。このブッシュ14a,14fはそれぞれ筒
軸14及び筒軸42aの軸方向及び半径方向のガタ付き
を防止する。
【0015】したがって、図7,8に示すこの発明の実
施の形態において、図9に示すように、筒軸14が筒軸
42aから独立して回動するときは、後記するようにシ
フトレバー本体18がM/Tモードにあるときであり、
しかも、その場合にシフトレバー本体18は車体前後方
向へ一定の角度で回動してリミットスイッチ59,59
(図1,2参照)を開閉するための回動角度を有すれば
足りるから、筒軸14の切欠部14dと切替レバー16
の揺動基部16aとの間には前後に若干の隙間があれば
よいのである。かくして、筒軸14と筒軸42aは軸方
向で重ね合わせることにより、軸方向の長さを短縮でき
る。また、筒軸14と筒軸42aの軸方向長さを長く設
定できるため、倒れ方向の剛性を強くできるとともに、
寸法誤差等によるガタ付きを減少させることができる。
【0016】なお、図7〜9に示す枢軸構造では、切欠
部14d及び揺動基部16aをそれぞれ三箇所設けてい
るが、図10,11に示すように、半円状に切り欠くよ
うにして切欠部14d及び揺動基部16aを一箇所に形
成してもよい。
【0017】シフトレバー基部15にはその筒軸14と
直交して筒軸17が一体成形され、筒軸17の両端部に
シフトレバー本体18のブラケット部18a,18aを
嵌合し、頭付きのシャフト19を挿通してナット19a
で抜け止めされ、これによりシフトレバー本体18が車
体左右方向へ回動可能に軸支されている。さらに、シフ
トレバー基部15には、筒軸17を挟んで斜め上方に立
ち上がる一対の支持部15a,15aが一体成形され
(図5,6では省略)、この支持部15a,15aを上
方でコ字形に形成してその上面に、2本の柱状突起を形
成したスイッチ固定部15bが形成され、このスイッチ
固定部15bにリミットスイッチ25が前記柱状突起を
嵌合する孔を介して固定されている。リミットスイッチ
25の作動片25aはシフトレバー本体18の側面に形
成された突起部32に接離して開閉する。リミットスイ
ッチ25はA/TモードとM/Tモードの切替信号を変
速機の制御部に入力するものである。
【0018】シフトレバー本体18はベースブラケット
11の天部11a、緩衝部材20、導光板21及びイン
ジケータ22のそれぞれに形成されたシフト溝23a〜
23c,23を貫通して上方へ延び、上端部にノブ24
が取り付けられる。インジケータ22にはシフトレバー
本体18が貫通する2枚のスライドプレート22b,2
2c(図2,3参照)が摺動可能に挿入されている。さ
らに、シフトレバー本体18にはブラケット部18a,
18aの上部に角筒部26が一体成形されている。
【0019】角筒部26の左右両側面にはポジションピ
ン27が貫通して上下動する長孔28が縦方向に開設さ
れている。角筒部26の上端部付近にはフック状に形成
したストッパーレバー29が一体成形され、これに相対
向する側面には略台形状の突起部30が形成されてい
る。そして角筒部26の前側面の下部には前記リミット
スイッチ25の作動片25aを動作させるための突起部
32が形成され、また、後側面には筒部31が斜め後方
へ傾斜して一体成形されている。
【0020】筒部31にはコイルスプリング39が挿入
され、このコイルスプリング39で付勢されて突出する
球面突起棒40が、図3に示すように、ベースブラケッ
ト1の内面に形成された節度感形成部41に摺接する。
節度感形成部41はシフトレバー本体18がA/Tモー
ド用シフト溝にあるときは球面突起棒40が車体前後方
向へ移動するのでそれが摺接する条溝41aと、シフト
レバー本体18がM/Tモード用シフト溝に移動すると
きは球面突起棒40が車体左右方向へ移動するので、そ
れが摺接する谷状の中立規制部41bが条溝41aに隣
接して形成されている。中立規制部41bは球面突起棒
40を常に中立に保持する。
【0021】そして、角筒部26の上部には2段の円筒
柱部33が一体成形されている。この円筒柱部33を貫
通するコンプレッションロッド34がブラケット部18
aの下面から角筒部26及び円筒部33内に挿入され
る。コンプレッションロッド34の下端部は径大にして
ポジションピン27を圧入する孔35が設けられてい
る。コンプレッションロッド34と筒軸18との間には
コイルスプリング36が弾装される。コンプレッション
ロッド34の上端部にはキャップ37を冠してノブ24
内に延伸させ、ノブボタン38に形成された傾斜面38
a(図3参照)に当接する。
【0022】切替レバー16は略扇形の板状体であり、
その揺動基部にシャフト13が貫通する筒軸42を溶接
等により一体的に固着し、車体前側の端部にシフトケー
ブル又はロッドを軸着する軸突起43が突設されるとと
もに、板ばね44をねじ45にて固定するブラケット部
46が一体成形されている。板ばね44はベースブラケ
ット1の内面に形成された波形の節度感形成部47(図
2参照)に摺接し、シフトレバー本体18がA/Tモー
ドにあって切替レバー16と一体で回動する際に各シフ
トレンジで節度感を与えるとともに、シフトレバー本体
18がA/Tモードにあるときには、その摺接力によっ
て切替レバー16をDレンジの位置に保持する。そして
切替レバー16の面内略中央部には略台形の開口部48
と開口部49とが連通して開設されている。
【0023】開口部49は外側へ折り曲げた嵌着片5
0,50を有し、これに対面するシフトレバー本体18
の角筒部26の側面に突設された略台形の突起部30が
係脱するもので、シフトレバー本体18がシフト溝21
のA/Tモード用シフト溝にあるときは互いに係合し、
シフトレバー本体18が切替レバー16から離れる方向
へ回動したときは突起部30が開口部49から抜け出
る。なお、突起部30が開口部49から抜け出ても、ポ
ジションピン27の端部は開口部48を貫通しているが
切替レバー16の開口部48の端面とは干渉しない。し
たがって、開口部48はシフトレバー本体18がシフト
溝のM/Tモード側に移動している場合に、ポジション
ピン27が前後方向へ移動するのに支障しないように略
扇形に開設されている。
【0024】また、突起部30が開口部49から抜け出
た場合、すなわち、シフトレバー本体18をシャフト1
3を中心として左方向へ回動させた場合、ベースブラケ
ット1には、ストッパーレバー29がベースブラケット
1の側壁部51と干渉しないように通過する開口部52
と、通過したストッパーレバー29が車体前後方向へ回
動可能に位置する広幅の開口部53が一体に開設されて
いる。この開口部53の下部においてポジションピン2
7が摺接するディテント切欠部54が左右の側壁部51
に形成されている。左方の側壁部51の内面にはシフト
レバー本体18がA/Tモードにあるときに、ストッパ
ーレバー29が当接又は摺接する肉厚部又はリブからな
るストッパー部51a(図3参照)が形成されている。
【0025】この開口部52,53に冠してスイッチユ
ニット55が設けられる。すなわち、スイッチユニット
55は爪突起56,56を左右に一体形成した凹面体の
内面にリミットスイッチ59,59を収納してなり、そ
の爪突起56,56が側壁部51に開設した係合孔5
7,57に係合する。スイッチユニット55の内面には
柱状突起58,58が一体形成され、その柱状突起5
8,58でそれぞれリミットスイッチ59,59に設け
た孔を挿通して凹面体の内面に固定する。リミットスイ
ッチ59はその作動片59aにストッパーレバー29の
側面が接離して開閉し、インジケータ22における車体
前側のものが加速用(+)、後側のものが減速用(−)
で、それぞれの開閉信号を変速機に送るためのものであ
る。
【0026】なお、ベースブラケット1は樹脂による一
体成型品であり、その側部にはシフトロック機構60が
配設され、底部にはゴムブーツ64がその突起部61に
よって冠着されており、このゴムブーツ64によって車
体床面にシール性を有してボルト63で固定される。な
お、シールプレート62は薄い鉄板等から形成され、車
体床面との間で平面度を出すために取り付けられる。ま
た、図2において、符号65はリミットスイッチで、こ
れに切替レバー16の突起部66が接離してシフトロッ
ク機構60を動作する。
【0027】上記構成の自動変速機操作装置の作用を説
明すると、A/Tモードで走行するときは、シフトレバ
ー本体5をベースブラケット1から垂直に立て、突起部
30を開口部49に係合して切替レバー16とともに、
ノブ24を手持ちし、ノブボタン38を押してコンプレ
ッションロッド34を下降させてポジションピン27を
特定のレンジから外し、シャフト13を中心としてシフ
ト溝23,23a〜23cのA/Tモード用シフト溝に
沿って前後方向へ回動させる。
【0028】そして、DレンジにおいてM/Tモードに
切り替えるときは、シフトレバー本体18をシャフト1
9を中心として切替レバー16から離れる方向へ押し倒
すと、突起部32がリミットスイッチ25から離れてそ
れをON動作させ、変速機の制御部にM/Tモードに切
り替える信号を入力するとともに、突起部30が切替レ
バー16の開口部49から外れ、切替レバー16は節度
感形成部47に押圧する板ばね44の摺接力でシフトケ
ーブル又はロッド67(図2参照)をDレンジに設定し
た状態に保持する。また、このシフトレバー本体18の
左右方向への回動操作時には、球面突起棒40が節度感
形成部41の条溝41aから条溝41bに移動するとと
もに、この移動によって節度感を生じさせる。
【0029】そこで、シフトレバー本体18が半島部2
2a,22a間の移行用溝23dからM/Tモード用シ
フト溝に移動すると、シフトレバー本体18はシャフト
19を中心として左方へ傾動し、これによりストッパー
レバー29は開口部52,53からベースブラケット1
の側方に突出して開口部53内に位置する。
【0030】そして、シフトレバー本体18を前後いず
れかに回動させると、シフトレバー本体18はシャフト
13を中心として前後方向へ回動し、ストッパーレバー
29が開口部53内で車体前後方向へ移動してリミット
スイッチ59,59の作動片59aを押圧し、変速機の
制御部に加速又は減速用信号を入力する。
【0031】ついで、M/TモードからA/Tモードに
復帰するには、シフトレバー本体18を開口部53の略
中央部において前記と逆方向へシャフト19を中心とし
て回動させれば、ストッパーレバー29が開口部52か
らベースブラケット1内に移動するとともに、待機して
いる切替レバー16の開口部49に突起部30が嵌合し
て嵌着片50,50に挟持され、シフトレバー本体18
と切替レバー16とが一体に結合される。これにより、
シフトレバー本体18はシャフト13を中心として前後
へ回動操作できるようになる。そして、シフトレバー本
体18の突起部32がリミットスイッチ25の作動片2
5aを押圧してリミットスイッチ25をOFF動作させ
ることにより、A/Tモードに切り替わる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、シフト
レバー本体と切替レバーのそれぞれの回動軸部が、一部
又は全部が重なり合う内外二重構造としたため、枢軸部
の軸長さを短縮することができるとともに、シフトレバ
ー本体と切替レバーを近接して設けることができるか
ら、ベースブラケットの横幅を短縮でき、よって、自動
変速機操作装置の小型化を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の基礎となった例を示す分解斜視図
【図2】図1の組立て一部断面側面図
【図3】図2の断面正面図
【図4】図2の平面図
【図5】この発明の要部分解斜視図
【図6】図5の組付け断面正面図
【図7】この発明の実施の形態を示す要部分解斜視図
【図8】図7の組付け断面正面図
【図9】図8のA矢視部分図
【図10】この発明の実施の形態における他の例を示す
要部分解斜視図
【図11】図10の組付け断面正面図
【図12】従来の枢軸構造の断面正面図
【符号の説明】
1…ベースブラケット 13…シャフト 14…筒軸(回動軸部) 14a…ブッシュ 14b…径小部 14d…切欠部 14e…軸部 14f…ブッシュ 16…切替レバー 16a…揺動基部 18…シフトレバー本体 27…ポジションピン 42,42a…筒軸(回動軸部) 51…側壁部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−32904(JP,A) 特開 平6−179330(JP,A) 実開 平2−21129(JP,U) 実開 平2−48664(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 59/00 - 59/12 B60K 20/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に固定するベースブラケットにシャ
    フトを介して前後方向へ回動可能に支承されたシフトレ
    バー本体がA/Tモード用シフト溝とM/Tモード用シ
    フト溝に移動可能に設けられ、このシフトレバー本体が
    A/Tモード用シフト溝にあるとき、シフトレバー本体
    の上部に設けた押しボタンの操作により上下動するポジ
    ションピンの端部が前記ベースブラケットの側壁部に設
    けたディテント切欠部に係合するとともに、シフトレバ
    ー本体の一方の側部で前記シャフトに前後方向へ回動可
    能に支承され、かつ、シフトケーブル又はロッドの一端
    部を接続した切替レバーが、この切替レバーに形成した
    開口部に嵌合するシフトレバー本体に形成した突起部に
    よってシフトレバー本体と一体で回動し、シフトレバー
    本体がM/Tモード用シフト溝にあるとき、シフトレバ
    ー本体の突起部が切替レバーの開口部から外れてシフト
    レバー本体のみを前後方向へ回動して電気的スイッチを
    作動させる自動変速機操作装置において、 前記シフトレバー本体の回動軸部の一端部に周方向へ所
    定間隔の切欠部を形成するとともに、前記切替レバーの
    揺動基部に直交する筒軸を連結しており、該筒軸に回動
    軸部を外挿して回動可能に支持するとともに、切替レバ
    ーの揺動基部は切欠部内にて所定範囲で回動可能に配置
    され、かつ、前記筒軸にシャフトを挿通してベースブラ
    ケットに回動可能に軸支したことを特徴とする自動変速
    機操作装置の枢軸構造。
JP08042371A 1995-10-24 1996-02-29 自動変速機操作装置の枢軸構造 Expired - Fee Related JP3142773B2 (ja)

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