JP4723917B2 - 車両用シフトレバー装置 - Google Patents

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Description

本発明は車両用シフトレバー装置に係り、特に、シフトレバーの操作性を損なうことなく軸受部材によりシフトレバー等のがたつきを防止する技術に関するものである。
(a) 一対の側板を有して車体に一体的に固設されるベース部材と、(b) 前記一対の側板に跨がって軸心まわりの回動可能に配設されるシフト軸と、(c) そのシフト軸の軸心まわりに回動可能に配設されるとともに、そのシフト軸の軸心まわりに回動させられることにより機械的に変速機を切り換えるコントロール部材と、(d) 前記シフト軸と一体的にそのシフト軸の軸心まわりに回動させられるセレクト軸と、(e) そのセレクト軸の軸心まわりに回動可能に配設されるシフトレバーと、(f) そのシフトレバーと前記コントロール部材とに関連して設けられ、そのシフトレバーが前記セレクト軸の軸心まわりの連結位置へ操作されると、そのシフトレバーとそのコントロール部材とを前記シフト軸の軸心まわりの相対回動不能に連結し、そのセレクト軸の軸心まわりの連結解除位置へ操作されると、そのシフトレバーとそのコントロール部材との連結を解除して前記シフト軸の軸心まわりの相対回動を許容するクラッチ装置と、を有し、(g) 前記シフトレバーが前記連結位置に保持された状態で前記シフト軸の軸心まわりの複数のシフト操作位置へ操作されることにより、前記コントロール部材によって前記変速機が切り換えられるとともに、その複数のシフト操作位置の中の連結解除許容操作位置においてそのシフトレバーが前記連結解除位置へ操作されると、そのコントロール部材を回転させることなくシフトレバーのみをそのシフト軸の軸心まわりに回動操作することが許容される車両用シフトレバー装置が知られている。
特許文献1に記載の装置はその一例で、円筒形状のシフト軸(軸受6)が用いられて、そのシフト軸とねじれの関係となる位置にそのシフト軸と直角にセレクト軸が設けられており、コントロール部材は、シフト軸の軸方向に隣接してそのシフト軸の軸心まわりに回動可能に配設されている。また、複数のシフト操作位置として、P、R、N、D等が定められているとともに、前進走行するためのD位置が連結解除許容操作位置で、D位置の隣のマニュアルモード位置(連結解除位置)へシフトレバーが操作されることによりマニュアルモードとなり、その両側に設定された+位置および−位置へ操作されることにより、変速機の変速段をアップダウンできるようになっている。
特開平7−35224号公報
ところで、上記シフトレバー等のがたつきを防止するために、未だ公知ではないが、ベース部材の側板とシフト軸との間に軟質プラスチック部品等の軸受部材を介在させて、そのシフト軸を軸方向へ押圧することが考えられるが、連結解除位置(マニュアルモード位置など)でシフトレバーをシフト軸の軸心まわりの+位置、−位置等のマニュアル増減位置へ回動操作する際にも、他のシフト操作位置へ操作する場合と同様にシフト軸に摺動抵抗が発生する。このため、スプリング等の付勢手段により連結解除位置へシフトレバーを自動的に戻そうとすると、その摺動抵抗分だけ大きな付勢力を付与する必要があり、マニュアル増減位置へ操作する際の操作抵抗が大きくなって操作性が損なわれるという問題があった。
本発明は以上の事情を背景として成されたもので、その目的とするところは、シフトレバーの操作性を損なうことなく軸受部材によりシフトレバー等のがたつきを防止できるようにすることにある。
かかる目的を達成するために、本発明は、(a) 一対の側板を有して車体に一体的に固設されるベース部材と、(b) 前記一対の側板に跨がって軸心まわりの回動可能に配設されるシフト軸と、(c) そのシフト軸の軸心まわりに回動可能に配設されるとともに、そのシフト軸の軸心まわりに回動させられることにより機械的に変速機を切り換えるコントロール部材と、(d) 前記シフト軸と一体的にそのシフト軸の軸心まわりに回動させられるセレクト軸と、(e) そのセレクト軸の軸心まわりに回動可能に配設されるシフトレバーと、(f) そのシフトレバーと前記コントロール部材とに関連して設けられ、そのシフトレバーが前記セレクト軸の軸心まわりの連結位置へ操作されると、そのシフトレバーとコントロール部材とを前記シフト軸の軸心まわりの相対回動不能に連結し、そのセレクト軸の軸心まわりの連結解除位置へ操作されると、そのシフトレバーとコントロール部材との連結を解除して前記シフト軸の軸心まわりの相対回動を許容するクラッチ装置と、を有し、(g) 前記シフトレバーが前記連結位置に保持された状態で前記シフト軸の軸心まわりの複数のシフト操作位置へ操作されることにより、前記コントロール部材によって前記変速機が切り換えられるとともに、その複数のシフト操作位置の中の連結解除許容操作位置においてそのシフトレバーが前記連結解除位置へ操作されると、そのコントロール部材を回転させることなくそのシフトレバーのみをそのシフト軸の軸心まわりに回動操作することが許容される車両用シフトレバー装置において、(h) 前記コントロール部材は、前記シフト軸の外周側にそのシフト軸の軸心まわりに相対回動可能に配設される円筒形状のリテーナを備えており、(i) そのリテーナの一端の開口部に圧入固定される圧入円筒部と、その圧入円筒部の一端から外側へ延び出してそのコントロール部材と前記側板との間に介在させられる外側フランジと、その圧入円筒部の一端から内側へ延び出して前記シフト軸と前記側板との間に介在させられる内側フランジとを備え、その外側フランジおよび内側フランジがそれぞれ圧縮変形させられることにより自身の弾性でそのコントロール部材およびシフト軸をそれぞれ軸方向へ押圧してがたつきを防止する軸受部材を有するとともに、(j) その軸受部材と前記側板との接触面の一方および他方には、前記シフトレバーが前記連結解除許容操作位置へ操作されると互いに嵌合させられる突起および凹所が設けられ、その連結解除許容操作位置以外ではその突起が凹所以外の部分へ乗り上げることにより軸受部材が大きな押圧力で前記コントロール部材および前記シフト軸を押圧するが、その連結解除許容操作位置ではその突起が凹所内に入り込んで軸受部材からそのコントロール部材およびシフト軸に加えられる押圧力が低減されることを特徴とする。
このような車両用シフトレバー装置によれば、連結解除許容操作位置以外のシフト操作位置では、突起が凹所以外の部分へ乗り上げることにより軸受部材の外側フランジおよび内側フランジの変形量が大きくなり、その変形量に基づく大きな押圧力でコントロール部材およびシフト軸が軸方向へ押圧されることにより、そのコントロール部材やシフト軸シフトレバー等のがたつき、異音の発生が防止される一方、連結解除許容操作位置では、突起が凹所内に入り込むことにより外側フランジおよび内側フランジの変形量が小さくなり、押圧力が低下して軸受部材からシフト軸に加えられる押圧力すなわちシフト軸の摺動抵抗が低減されるため、連結解除位置でシフトレバーをシフト軸の軸心まわりに回動操作する際の操作性が向上する。例えば、シフト軸の軸心まわりに定められたマニュアル増減位置等から連結解除位置へのシフトレバーの戻し回動をスプリング等の付勢手段により自動的に行なう場合、シフト軸の摺動抵抗が小さいことから比較的小さな付勢力で円滑に戻すことが可能で、そのマニュアル増減位置等へシフトレバーを操作する際の操作抵抗が低減されて優れた操作性が得られるようになる。
ここで、本発明の車両用シフトレバー装置は、例えば運転席横のセンターコンソール部分に配設されるが、インストルメントパネルやステアリングコラムなど、運転席近傍の種々の部位に配設することが可能である。センターコンソール部分やインストルメントパネルに配設する場合は、シフト軸は、例えば略水平で車両の幅方向と略平行となるように配設されるが、シフト軸の姿勢は車両用シフトレバー装置の配設部位に応じて適宜設定される。
本発明は、前記特許文献1に記載のように、シフト軸とねじれの関係となる位置にそのシフト軸と直角にセレクト軸が設けられても良いが、そのシフト軸と直角に交差するようにセレクト軸を設けたりするなど、種々の態様が可能である。セレクト軸は、シフト軸に対して略直角となる姿勢で配設することが望ましいが、直角方向から多少傾斜していても良い。
コントロール部材は、例えばケーブルやリンク等を介して機械的に変速機に連結され、複数の油圧式摩擦係合装置を有する遊星歯車式の自動変速機の場合、マニュアルバルブにより油路を機械的に切り換えることにより、動力伝達を遮断するニュートラル状態と、前進走行用の油圧式摩擦係合装置を係合させる前進走行状態と、後進走行用の油圧式摩擦係合装置を係合させる後進走行状態とを成立させるように構成される。変速機がメカニカルパーキングロック機構を有する場合、そのメカニカルパーキングロック機構を機械的に作動させて、出力軸の回転を機械的に阻止するパーキング状態とすることも可能である。2軸噛合い式の自動変速機や前後進を切り換えるだけの変速機、変速比が異なる複数の前進変速段を自動的に切り換える自動変速機など、種々の変速機を採用できる。
シフト軸の軸心まわりの複数のシフト操作位置は、上記のパーキング状態を成立させるP(パーキング)位置やニュートラルを成立させるN(ニュートラル)位置、後進走行状態を成立させるR(リバース)位置、前進走行状態を成立させるD(ドライブ)位置などで、シフトレバーを連結位置から連結解除位置へ操作できる連結解除許容操作位置は、例えばD位置である。
連結解除位置では、シフト軸の軸心まわりの両側に例えば+位置、−位置、アップ位置、ダウン位置等のマニュアル増減位置が設定され、シフトレバーがそれ等のマニュアル増減位置へ操作されることにより、その操作回数や操作時間に応じて変速機の変速段や変速レンジを切り換えたり、エンジンブレーキや電動モータの回生制動による動力源ブレーキの大きさを変更したりするなど、種々の制御を行なうことが可能である。マニュアル増減位置は、増加側或いは減少側の何れか一方だけでも良いし、そのようなマニュアル増減位置以外の所定の操作位置が設定されても良い。マニュアル増減位置等の操作位置から連結解除位置へのシフトレバーの戻し回動は、例えばスプリング等の付勢手段により自動的に行なわれるようにすることが望ましい。
受部材はシフト軸の軸方向の何れか一方の端部に配設されれば良いが、軸方向の両方の端部に配設することもできる。一対の軸受部材が配設される場合、その両方に本発明の突起や凹所を設けることもできるが、何れか一方に突起や凹所を設けるだけでも良い。
突起および凹所は、例えばシフト軸の軸心に対して径方向に設けられる凸条および凹溝によって構成される。これ等の凸条や凹溝は軸心と直交するように1本設けるだけでも良いが、軸心まわりに放射状(等角度間隔など)で3本以上設けることもできるなど、種々の態様が可能である。また、軸心まわりに相対回動させられた時に突起が凹所以外の部分に円滑に乗り上げることができるように、互いに係合する少なくとも一方の周方向の端面を傾斜面とすることが望ましい。突起および凹所は、軸受部材側に突起を設けるようにしても良いし、凹所を設けるようにしても良い。
軸受部材の材質としては、例えばポリエステルエラストマー等の軟質プラスチック材料が好適に用いられ、硬度は40度〜70度程度が適当である。突起および凹所の締め代(突起高さ)は、軸受部材の材質(硬度等)や厚さなどによっても異なるが、適度な摺動抵抗(押圧力)でがたつきや異音の発生が防止されるように、例えば0.5〜1.5mm程度が適当である。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明が適用された車両用シフトレバー装置10の一部を省略した分解斜視図で、図2は組付状態における右方向から見た側面図、図3は図2におけるIII −III 断面図、図4は図2、図3におけるIV−IV断面図である。この車両用シフトレバー装置10は、右ハンドル車両用のもので、運転席左側のセンターコンソール部分に配設されるもので、互いに平行な一対の側板12a、12bを一体に備えているベース部材12は、それ等の側板12a、12bが略垂直で且つ車両の前後方向と略平行となる姿勢で、図示しないボルトなどにより車体のフロア等に一体的に固設される。ベース部材12の一対の側板12a、12bに跨がって、シフト軸14が略水平で且つ車両の幅方向と略平行となる姿勢で軸心O1 まわりの回動可能に配設され、そのシフト軸14にコントロール部材16およびシフト操作部材18が配設されている。ベース部材12、コントロール部材16、シフト操作部材18は、何れも合成樹脂材料にて構成されている。なお、ベース部材12は、側板12a、12bの軸受部分の近傍のみを示し、他は省略されている。
シフト軸14は、円柱形状の本体部14aと、本体部14aの一端に設けられた二面取り形状のフランジ14bと、本体部14aの他端に突設された小径突部14cとを一体に備えており、一方の側板12aに設けられた挿通穴20内に小径突部14c側から挿入され、コントロール部材16のリテーナ16aおよび軸受ブッシュ22を挿通して他方の側板12bの支持穴24に小径突部14cが挿入されるとともに、フランジ14bが側板12aに設けられた係止溝26に係止されることにより、抜け出し不能に取り付けられている。係止溝26は、フランジ14bの二面幅と略同じ幅寸法で下端に開口するように設けられているとともに、フランジ14bの径寸法より大きい幅寸法の嵌め込み溝26aを備えており、フランジ14bを係止溝26の形状と一致させた姿勢でその係止溝26内に押し込み、その状態で軸心O1 まわりに約90°回転させることにより、フランジ14bが嵌め込み溝26a内に嵌め込まれて抜止めされる。
軸受ブッシュ22は軸受部材に相当するもので、本実施例では硬度が50度程度の軟質プラスチック材料(例えばポリエステルエラストマー)にて構成されているとともに、コントロール部材16のリテーナ16aの一端の開口部に圧入固定される圧入円筒部22aと、その圧入円筒部22aの一端から外側へ延び出してリテーナ16aと側板12aとの間に介在させられる外側フランジ22bと、圧入円筒部22aの一端から内側へ延び出してシフト軸14の本体部14aと側板12aとの間に介在させられる内側フランジ22cとを備えている。そして、外側フランジ22bが圧縮されることにより、その弾性でコントロール部材16のリテーナ16aを軸方向であって図3、図4の右方向へ押圧し、側板12bとの間で挟んでがたつきを防止する。また、内側フランジ22cが圧縮されることにより、その弾性でシフト軸14を軸方向であって図3、図4の右方向へ押圧し、側板12bの係止溝26との間で挟んでがたつきを防止する。係止溝26の嵌め込み溝26aには、上記軸受ブッシュ22と同様の軟質プラスチック材料から成る円板形状の軸受プレート28がフランジ14bとの間に挿入され、シフト軸14はこの軸受プレート28と軸受ブッシュ22の内側フランジ22cとの間で保持される。
コントロール部材16は、円筒形状の前記リテーナ16aから外側へ延び出すように一体に設けられたコントロールレバー16b、ディテントレバー16c、およびクラッチレバー16dを備えている。コントロールレバー16bは、車体のフロアの下へ突き出すように設けられており、例えば複数の油圧式摩擦係合装置を有する遊星歯車式の自動変速機のマニュアルバルブにケーブルやリンク等を介して連結され、シフト軸14の軸心O1 まわりに回動させられることにより、そのマニュアルバルブにより油路を機械的に切り換えて、動力伝達を遮断するニュートラル状態と、前進走行用の油圧を出力して複数の前進変速段を成立させることができる前進走行状態と、後進走行用の油圧式摩擦係合装置を係合させる後進走行状態とを成立させるとともに、メカニカルパーキングロック機構を機械的に作動させて出力軸の回転を機械的に阻止するパーキング状態を成立させる。ディテントレバー16cは、その先端に軸心O1 を中心とする円弧に沿って凹凸が設けられ、その凹凸に位置決め部材が弾性的に係合させられることにより、コントロール部材16を上記ニュートラル状態、前進走行状態、後進走行状態、およびパーキング状態の各状態をそれぞれ成立させる4位置に節度を持って位置決めする。クラッチレバー16dは、その先端部に軸心O1 と平行な方向へ突き出す係合突起30を一体に備えており、前記シフト操作部材18に形成された係合穴32と係合させられることにより、軸心O1 まわりにおいてコントロール部材16とシフト操作部材18との相対回動を阻止し、両者が一体的に軸心O1 まわりに回動させられるように連結する。これ等の係合突起30および係合穴32によってクラッチ装置34が構成されている。
シフト操作部材18は、シフト軸14と直交するようにそのシフト軸14に設けられたセレクト軸36に配設され、セレクト軸36と一体的にシフト軸14の軸心O1 まわりに回動させられるとともに、そのセレクト軸36の軸心O2 まわりに回動可能とされている。セレクト軸36は、シフト軸14の本体部14aに設けられた直交穴37を貫通するように配設され、その両端部がシフト操作部材18の二股状の脚部18a、18bに跨がって位置しており、一方の脚部18aに組み付けられたクリップ38が頭部と係合させられることによって抜止めされている。前記コントロール部材16のリテーナ16aには、脚部18a、18bとの干渉を回避し、シフト操作部材18がセレクト軸36の軸心O2 まわりに所定角度だけ回動することを許容するように、一対の切欠40a、40bが設けられている。
シフト操作部材18には、棒状のシフトレバー42が一体に突設されており、その先端はベース部材12から上方へ突き出して操作ノブが取り付けられるようになっている。そして、そのシフトレバー42が軸心O1 、O2 まわりに回動操作されるとともに、節度スプリング44により突出方向へ付勢される節度ピン46がベース部材12に形成された図示しない凹凸形状の位置決め係合面と係合させられることにより、シフトレバー42が図7に示すP(パーキング)、R(リバース)、N(ニュートラル)、D(ドライブ)、S(シーケンス)の各操作位置に節度を持って位置決めされる。図7はシフトレバー42のシフトパターンを示す図で、シフトレバー42は図示しないガイドに案内されつつ実線で示す移動経路に従って移動させられ、車両の前後方向に定められた4つの操作位置P、R、N、Dでは、前記クラッチ装置34によるコントロール部材16との連結状態を維持したまま、軸心O2 まわりに揺動しながらシフト軸14の軸心O1 まわりに回動させられる。そして、このようにシフトレバー42がコントロール部材16と共に軸心O1 まわりに回動させられることにより、P位置では前記パーキング状態が機械的に成立させられ、R位置では前記後進走行状態が機械的に成立させられ、N位置では前記ニュートラル状態が機械的に成立させられ、D位置では前記前進走行状態が機械的に成立させられる。これ等の操作位置P、R、N、Dはシフト操作位置に相当する。
上記操作位置Dの横、すなわち運転席側の操作位置Sには、シフトレバー42がセレクト軸36の軸心O2 まわりに回動操作されることによって位置させられるが、コントロール部材16の軸心O1 まわりの位置は変化しないため、自動変速機は複数の前進変速段を成立させることができる前記前進走行状態に維持される。この操作位置Sでは、シフト操作部材18は図3に一点鎖線で示すように回動させられ、係合穴32から係合突起30が相対的に抜け出してクラッチ装置34が遮断され、コントロール部材16を軸心O1 まわりに回動させることなくシフトレバー42のみを軸心O1 まわりに回動操作することが許容される。図7に示すように、S位置の前後両側すなわち軸心O1 まわりには、変速段を電気的に増減させることができるマニュアル増減位置として+位置および−位置が設定されており、シフトレバー42が軸心O1 まわりに回動させられてそれ等のマニュアル増減位置へ操作されると、そのことが図示しないON−OFFスイッチ等によって検出され、自動変速機の変速段、或いは自動的に変速する変速段の変速範囲が異なる複数の変速レンジが、そのマニュアル増減位置への操作回数や操作継続時間に応じて電気的にアップダウンされる。これ等の+位置および−位置は不安定位置で、前記節度ピン46と位置決め係合面との係合によりシフトレバー42は自動的にS位置へ戻される。本実施例では、操作位置Dが軸心O1 まわりにおける連結解除許容操作位置で且つ軸心O2 まわりにおける連結位置であり、操作位置Sが軸心O2 まわりにおける連結解除位置である。
ここで、シフト軸14と側板12aとの間には軸受ブッシュ22の内側フランジ22cが介在させられ、その内側フランジ22cの圧縮変形でシフト軸14が反対側の側板12bの係止溝26に押圧されるため、シフトレバー42の操作時や車両走行時の振動などで、そのシフト軸14やシフト軸14に配設されたシフト操作部材18ががたついたり異音が発生したりすることが抑制される。しかしながら、このように軸受ブッシュ22によりシフト軸14を押圧すると、そのシフト軸14の摺動抵抗が大きくなるため、シフトレバー42を軸心O1 まわりに回動操作する際の操作抵抗が大きくなる。その場合に、運転者が手動で移動操作する操作位置P、R、N、D、Sの間は問題ないが、マニュアル増減位置である+位置および−位置では、節度ピン46と位置決め係合面との係合でシフトレバー42が自動的にS位置へ戻されるため、シフト軸14の摺動抵抗が大きくなると、その摺動抵抗分だけ節度スプリング44の設定ばね荷重を大きくするなどして大きな付勢力を付与する必要があり、それに伴ってそれ等の+位置或いは−位置へシフトレバー42を操作する際の操作抵抗が大きくなる。
これに対し、本実施例では、図5および図6に詳しく示すように、前記側板12aのうち前記軸受ブッシュ22と接触させられる接触面に凸条50が設けられる一方、その側板12aに接触させられる軸受ブッシュ22の接触面、すなち外側フランジ22bおよび内側フランジ22cの端面には、その凸条50に対応する凹溝52が設けられている。これ等の凸条50および凹溝52は、前記シフト軸14の軸心O1 に対して直交するように設けられているとともに、軸心O1 まわりにおいてシフトレバー42がD位置へ操作された時に、凸条50と凹溝52との位相が一致して凹溝52内に凸条50が入り込み、P位置、R位置、およびN位置では凸条50と凹溝52とが交差して凸条50が凹溝52以外の端面に乗り上げるようになっている。軸心O1 まわりに相対回動させられた時に凸条50が凹溝52に円滑に乗り上げることができるように、それ等の凸条50、凹溝52の側面すなわち軸心O1 まわりの周方向の端面は傾斜させられている。また、凸条50の高さや凹溝52の深さ、すなわちそれ等が交差させられた時の締め代は、フランジ22b、22cの圧縮変形による弾性でがたつきや異音等の発生防止効果が適切に得られるように、本実施例では0.5〜1.5mmの範囲内で例えば1.0mm程度に設定されている。凸条50および凹溝52の幅寸法は略同じで、遊びは殆ど無い。本実施例では、凸条50が突起で凹溝52が凹所に相当する。なお、図5の(a) は正面図、(b) は右側面図、(c) は底面図であり、図6の(a) は平面図、(b) は(a) の下側から見た側面図である。
そして、このように凸条50が凹溝52以外の端面に乗り上げるP、R、Nの各操作位置では、軸受ブッシュ22の外側フランジ22bおよび内側フランジ22cの変形量が大きく、大きな押圧力でコントロール部材16およびシフト軸14を軸方向へ押圧するため、それ等のがたつきや異音の発生が良好に防止される。また、凸条50が凹溝52内に入り込むD位置およびS位置では軸受ブッシュ22の変形量が小さくなるため、コントロール部材16およびシフト軸14を軸方向へ押圧する押圧力が低下し、シフト軸14の摺動抵抗が低減される。これにより、シフトレバー42を+位置や−位置からS位置へ自動的に戻すための節度スプリング44の設定ばね荷重を大きくする必要がなくなり、それ等の+位置或いは−位置へシフトレバー42を操作する際の操作抵抗を小さく維持できる。なお、D位置およびS位置においても、内側フランジ22cの僅かな変形や軸受プレート28の存在で、シフト軸14やシフトレバー42のがたつきや異音の発生が抑制される。前記図2〜図4は、シフトレバー42がD位置へ操作された状態である。
このように、本実施例の車両用シフトレバー装置10によれば、軸心O1 まわりのP、R、Nの各操作位置では、凸条50が凹溝52以外の端面に乗り上げることにより軸受ブッシュ22の外側フランジ22bおよび内側フランジ22cの変形量が大きくなり、その変形量に基づく大きな押圧力でコントロール部材16およびシフト軸14を軸方向へ押圧するため、コントロール部材16やシフト軸14、シフト軸14に配設されたシフトレバー42等のがたつき、異音の発生等が良好に防止される一方、D位置(S位置を含む)では、凸条50が凹溝52内に入り込むことにより外側フランジ22bおよび内側フランジ22cの変形量が小さくなり、押圧力が低下してシフト軸14の摺動抵抗が低減されるため、S位置においてシフトレバー42を自動的に戻すための節度スプリング44の設定ばね荷重が小さくて済み、シフトレバー42を+位置や−位置ヘ操作する際の操作抵抗が低減されて優れた操作性が得られるようになる。
なお、上記実施例のコントロール部材16は合成樹脂材料にて一体に構成されていたが、図8に示すようにスチール等の金属製のコントロール部材60を採用することもできる。このコントロール部材60は、円筒形状のリテーナ60aの一端部に、一体に構成されたコントロールレバー60bおよびクラッチレバー60dを溶接等によって一体的に固設するとともに、リテーナ60aの他端部にディテントレバー60cを溶接等により一体的に固設したもので、高い機械的強度が得られるため、例えばコントロールレバー60b等が車体から外部に露出する場合等に好適に用いられる。この場合は、前記軸受ブッシュ22が配設される側と反対側にも合成樹脂製の軸受ブッシュ62を配設して、シフト軸14との金属接触を防止するとともに、異音の発生に対する要求性能が高い場合は、係合突起64およびディテント部66をインサート成形などにより合成樹脂材料にて構成することが望ましい。軸受ブッシュ62には、潤滑油を保持するための油溝などが設けられる。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、これはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
本発明が適用された車両用シフトレバー装置の一部を省略した分解斜視図である。 図1の車両用シフトレバー装置の組付状態における右側面図である。 図2におけるIII −III 断面図である。 図2、図3におけるIV−IV断面図である。 図1の車両用シフトレバー装置の一方の側板を示す図で、(a) は正面図、(b) は右側面図、(c) は底面図である。 図1の車両用シフトレバー装置の軸受ブッシュを示す図で、(a) は平面図、(b) は(a) の下側から見た側面図である。 図1の車両用シフトレバー装置におけるシフトレバーのシフトパターンを説明する図である。 本発明の他の実施例を説明する図で、コントロール部材の別の例を示す斜視図である。
符号の説明
10:車両用シフトレバー装置 12:ベース部材 14:シフト軸 16、60:コントロール部材 16a:60a:リテーナ 22:軸受ブッシュ(軸受部材) 22a:圧入円筒部 22b:外側フランジ 22c:内側フランジ 34:クラッチ装置 36:セレクト軸 42:シフトレバー 50:凸条(突起) 52:凹溝(凹所) P、R、N、D:シフト操作位置 D:連結解除許容操作位置 S:連結解除位置 O1 :シフト軸の軸心 O2 :セレクト軸の軸心O2

Claims (1)

  1. 一対の側板を有して車体に一体的に固設されるベース部材と、
    前記一対の側板に跨がって軸心まわりの回動可能に配設されるシフト軸と、
    該シフト軸の軸心まわりに回動可能に配設されるとともに、該シフト軸の軸心まわりに回動させられることにより機械的に変速機を切り換えるコントロール部材と、
    前記シフト軸と一体的に該シフト軸の軸心まわりに回動させられるセレクト軸と、
    該セレクト軸の軸心まわりに回動可能に配設されるシフトレバーと、
    該シフトレバーと前記コントロール部材とに関連して設けられ、該シフトレバーが前記セレクト軸の軸心まわりの連結位置へ操作されると、該シフトレバーと該コントロール部材とを前記シフト軸の軸心まわりの相対回動不能に連結し、該セレクト軸の軸心まわりの連結解除位置へ操作されると、該シフトレバーと該コントロール部材との連結を解除して前記シフト軸の軸心まわりの相対回動を許容するクラッチ装置と、
    を有し、前記シフトレバーが前記連結位置に保持された状態で前記シフト軸の軸心まわりの複数のシフト操作位置へ操作されることにより、前記コントロール部材によって前記変速機が切り換えられるとともに、該複数のシフト操作位置の中の連結解除許容操作位置において該シフトレバーが前記連結解除位置へ操作されると、該コントロール部材を回転させることなく該シフトレバーのみを該シフト軸の軸心まわりに回動操作することが許容される車両用シフトレバー装置において、
    前記コントロール部材は、前記シフト軸の外周側に該シフト軸の軸心まわりに相対回動可能に配設される円筒形状のリテーナを備えており、
    該リテーナの一端の開口部に圧入固定される圧入円筒部と、該圧入円筒部の一端から外側へ延び出して該コントロール部材と前記側板との間に介在させられる外側フランジと、該圧入円筒部の一端から内側へ延び出して前記シフト軸と前記側板との間に介在させられる内側フランジとを備え、該外側フランジおよび該内側フランジがそれぞれ圧縮変形させられることにより自身の弾性で該コントロール部材および該シフト軸をそれぞれ軸方向へ押圧してがたつきを防止する軸受部材を有するとともに、
    該軸受部材と前記側板との接触面の一方および他方には、前記シフトレバーが前記連結解除許容操作位置へ操作されると互いに嵌合させられる突起および凹所が設けられ、該連結解除許容操作位置以外では該突起が該凹所以外の部分へ乗り上げることにより該軸受部材が大きな押圧力で前記コントロール部材および前記シフト軸を押圧するが、該連結解除許容操作位置では該突起が該凹所内に入り込んで該軸受部材から該コントロール部材および該シフト軸に加えられる押圧力が低減される
    ことを特徴とする車両用シフトレバー装置。
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