JP6685610B2 - Atシフトレバー装置 - Google Patents

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Description

本発明は、モーメンタリ動作によりシフトアップ、シフトダウンの電気出力を生じさせる自動車のATシフトレバー装置に関するものである。このモーメンタリ動作とは、操作したときにはシフトレバーが移動するが、手を離せば原点に自動的に復帰する動作を意味する。
ATシフトレバー装置には多くの種類があるが、ATモード用のレンジとMTモード用のレンジとを備えたATシフトレバー装置は、例えば特許文献1に示すように、DレンジからシフトレバーをMTモード側にセレクト操作したうえ、シフトアップ、シフトダウンの操作を行わせる構造となっている。なお本明細書ではこのシフトアップ、シフトダウンの操作を行わせるレンジをMレンジと呼ぶ。
また、シフトレバーのレンジをスイッチにより検出して電気信号としてトランスミッションに伝達する特許文献1に示される構造のほか、PレンジとDレンジとの間でシフトレバーを操作したときには、シフトケーブルにプッシュプル動作を行わせることにより確実にトランスミッションに伝達し、シフトアップ、シフトダウンの操作は電気信号としてトランスミッションに伝達するようにしたATシフトレバー装置も開発されている。このようなATシフトレバー装置においても、シフトアップ、シフトダウンの操作のためのMレンジは左右方向にずらせて配置されており、やはりセレクト操作が必要な構造となっている。
しかしセレクト操作を必要とする従来のATシフトレバー装置は必然的に幅寸法が大きくなるうえ、右ハンドル車用と左ハンドル車用とでは左右対称の形状とする必要があり、2種類のATシフトレバー装置を製造しなければならないなどの問題があった。
特開2010−36709号公報
従って本発明の目的は、セレクト操作を必要とせず、Pレンジと所定レンジとの間でシフトレバーを操作したときには、シフトケーブルにプッシュプル動作を行わせることができ、Mレンジではモーメンタリ動作を行わせることができるATシフトレバー装置を提供することである。
上記の課題を解決するためになされた本発明は、リテーナに支持されたシフトレバーをシフト操作することにより、シフトケーブルのプッシュプル動作と電気出力とを生じさせるATシフトレバー装置であって、レバーサブアッセンブリの上部と下部に、シフト方向に対して直角方向に延びる第1軸と第2軸とを形成し、リテーナには、シフトレバーをPレンジから所定レンジまでシフト操作する間は第2軸を受けてシフトレバーの回転中心となる第2軸受部と、前記所定レンジから更にシフト操作する間は第1軸を受けてシフトレバーの回転中心となる第1軸受部とを設け、第1軸の動きをシフトケーブルのプッシュプル動作として取り出し、第2軸の動きを検出スイッチの電気出力として取り出すことを特徴とするものである。
前記第1軸はシフトケーブルの接続ピンであることが好ましい。また、前記第2軸は長径部と短径部とを備え、第2軸受部にはシフトレバーを前記所定レンジからさらにシフト操作したとき、第2軸がスライド移動できるスライド溝を形成した構造とすることが好ましい。また、前記スライド溝には、第2軸の動きを検出する検出スイッチとを設けた構造とすることが好ましい。さらに、前記スライド溝には、カールした先端部を持つ板バネを設け、このカール中心と第2軸を一致させて配置した構造とすることが好ましい。
本発明のATシフトレバー装置は、レバーサブアッセンブリの上部と下部に、シフト方向に対して直角方向に延びる第1軸と第2軸とを形成し、シフトレバーをPレンジから所定レンジまでシフト操作する間は第2軸受部をシフトレバーの回転中心とし、所定レンジから更にシフト操作する間は第1軸受部をシフトレバーの回転中心としたものである。このため、シフトレバーをPレンジから所定レンジまでシフト操作する間は第2軸を中心として第1軸を移動させることができるから、この動きを利用してケーブルをプッシュプル動作させることができる。また所定レンジから更にシフト操作する間は、第1軸は動かなくなるので、ケーブルは固定された状態となり、第2軸のモーメンタリ動作を検出スイッチで検出して電気信号を出力させることが可能となる。
このように本発明のATシフトレバー装置はセレクト操作を必要としないので、右ハンドル車にも左ハンドル車にも共用することができ、製造コストを引き下げることができる。また、スライド溝にカールした先端部を持つ板バネを設け、このカール中心と第2軸を一致させて配置した構造とすれば、シフトレバーをPレンジから所定レンジまでシフト操作する間は第2軸は移動しないため板バネが撓むことがなく、所定レンジから更にシフト操作するときには板バネが撓み、モーメンタリ動作を行わせることができる。
実施形態のATシフトレバー装置の全体斜視図である。 分解斜視図である。 シフトパターンの説明図である。 第2軸受け部の拡大図である。 Pレンジにおける側面図である。 Pレンジにおける部分断面図である。 Nレンジにおける側面図である。 Dレンジにおける側面図である。 D−Mレンジにおける側面図である。 D−Mレンジにおける部分断面図である。
以下に本発明の実施形態を説明する。
図1は実施形態のATシフトレバー装置の全体斜視図、図2はその分解斜視図である。これらの図において、10は中空のレイアウトブラケットであり、その底部には車体への取り付け部11が形成されている。レイアウトブラケット10の上部には中空のリテーナ12が取り付けられている。
13はレバーサブアッセンブリであり、その上部にはシフトレバー14とシフトノブ15が取り付けられている。レバーサブアッセンブリ13の上部にはシフト方向に対して直角方向に延びる第1軸16が設けられており、下部にはシフト方向に対して直角方向に延びる第2軸17が設けられている。この第1軸16はシフトケーブルの接続ピンであり、図示を略したシフトケーブルの端部が接続されている。第2軸17の端部は、円柱の下面18を略平坦に削除した形状となっており、長径部と短径部が形成されている。
リテーナ12の上面にはシフトレバー14をシフト操作するためのシフトゲート19が形成されている。図3(B)に示すように、本発明のATシフトレバー装置のシフトゲート19はシフト方向に直線的に延びたものであり、図3(A)に示す従来パターンのようにセレクト操作のない形状である。本実施形態では、シフトレバー14をPレンジとDレンジとの間で操作したときにはシフトケーブルのプッシュプル動作が生ずるが、DレンジからMレンジに操作したときにはシフトケーブルの動きはキャンセルされ、電気出力のみとなる。
図2に示されるように、リテーナ12の側面には凹凸状のディテント溝20が形成されている。また従来と同様、シフトレバー14の内部には、ディテントレバー21とディテントロッド22とスプリング23が設けられている。ディテントレバー21はレバーサブアッセンブリ13の長孔24から突出し、スプリング23に押し上げられてディテント溝20と係合する部材である。またロッド22はスプリング23に抗してディテントレバー21を押し下げる部材であり、その上端はシフトノブ15のノブボタン25に達している。このため図3に黒塗り矢印で示したレンジ間でシフトレバー14を操作する際には、ノブボタン25を押さないとシフト操作が行えない構造となっている。
さらにレバーサブアッセンブリ13の側方には、スプリング26により弾発される節度ピン27が設けられており、節度ピン27の先端は、図5以下に示されるようにリテーナ12の天井裏面に形成された節度用凹凸部28に当接している。これによってシフトレバー14をシフト操作した時の節度感を得ている。しかしこれらのディテント構造及び節度構造は従来と同様であり、本発明の要部ではない。
リテーナ12の下部には、前記した第2軸17を受ける第2軸受部30が形成されている。図4に拡大して示したように、第2軸受部30は第2軸17の長径部を受けて回転させることができる円形孔部31と、その左側方に形成された円弧状のスライド溝32とを備えている。スライド溝32はレバーサブアッセンブリ13が第1軸16を中心として回転するときの第2軸17の軌跡に合わせて形成されている。また円弧溝部32の上下幅は、第2軸17の短径部が通過できるが、長径部は通過できないように設定されている。
リテーナ12の上部には、前記した第1軸16を受ける第1軸受部33が形成されている。その形状は図5、図6に示されるように第1軸16を受けて回転させることができる略半円部34と、その左側に形成された開口部35とからなる。なお図5、図6に示された第1軸受部33は図2に示されるリテーナ12のカバー36の裏面に形成されているので、図2には示されていない。
このほか、第2軸受部30のスライド溝32には、板バネ40が設けられている。図6に示すように、板バネ40はカールした先端部41を備え、その基部がリテーナ12の底面に固定されている。図6に示すように、このカールした先端部41が第2軸17の凹部42に嵌まり、第2軸17を常に上向きに押し上げている。また、板バネ40のカール中心と第2軸17を一致させて配置されている。さらに図9に示すように、第2軸受部30のスライド溝32には、第2軸17の動きを検出して電気信号を出力するMレンジ検出スイッチ45が設けられている。
さらにこのほか、図2に示されるように、リテーナ12の側方には、ポジション検出スイッチ46が収納され、カバー36により覆われている。このポジション検出スイッチ46はシフトレバー14をPレンジとDレンジとの間で操作したときの位置を検出するものであるが、それ自体は公知であり、本発明の要部ではないので説明を省略する。
次に本発明のATシフトレバー装置の動きを説明する。
まずシフトレバー14がPレンジにあるとき、レバーサブアッセンブリ13は図5、図6の位置にある。この状態では下方の第2軸17が第2軸受部30の円形孔部31に嵌まっている。
シフトレバー14をPレンジから図7に示すNレンジを経由して図8に示すDレンジまでシフト操作すると、この間は下方の第2軸17が回転中心となってレバーサブアッセンブリ13が回転する。このため第1軸16は図6に想像線で示すように大きく円弧運動し、接続されたシフトケーブルを動かし、プッシュプル動作を行わせる。このためPレンジからDレンジまでのシフト操作は、シフトケーブルを介して確実にトランスミッションに伝達される。この動きを、図3(B)にケーブル出力として表示した。なお、この間は第2軸17は移動しないため板バネ40が撓むことがなく、板バネ40が荷重を発生させることはない。
Dレンジでは図8に示されるように、第1軸16が第1軸受部33の略半円部34に入る。このためシフトレバー14をDレンジからさらにMレンジに向けてシフト操作しようとしても、第1軸16はそれ以上動けなくなるため、シフトケーブルは停止する。そして図9、図10に示すようにDレンジでシフトレバー14を操作すると、第1軸16が回転中心となってレバーサブアッセンブリ13が揺動する。このとき第2軸17は円弧上のスライド溝32の内部を移動し、Mレンジ検出スイッチ45に当たる。しかし、図10中に示すレイアウトブラケット10の上端部50がストッパとなるため、第2軸17が脱落することはない。またシフトレバー14から手を離せば板バネ40が発生する荷重により第1軸16は押し戻されるため、Mレンジではモーメンタリ動作が行われ、その動作はMレンジ検出スイッチ45により検出されて電気出力として取り出され、トランスミッションに伝達される。
シフトレバー14をDレンジからPレンジ方向に戻す場合には上記とは逆となり、Dレンジ以降は再びレバーサブアッセンブリ13は第2軸17が回転中心となって回転し、第1軸16に接続されたシフトケーブルを動かす。
このようにして、本発明のATシフトレバー装置は回転中心を切り替えることにより、セレクト操作を必要とせず、Pレンジと所定レンジ(Dレンジ)との間でシフトレバーを操作したときには、シフトケーブルにプッシュプル動作を行わせることができる。本発明のATシフトレバー装置はセレクト操作を行わないため、右ハンドル車にも左ハンドル車にも兼用することができるという利点もある。
なお、シフトアップ、シフトダウンの操作は本発明のATシフトレバー装置によっては行われず、例えばハンドルに設けたスイッチを操作することによって行うことができる。
10 レイアウトブラケット
11 取り付け部
12 リテーナ
13 レバーサブアッセンブリ
14 シフトレバー
15 シフトノブ
16 第1軸
17 第2軸
18 下面
19 シフトゲート
20 ディテント溝
21 ディテントレバー
22 ロッド
23 スプリング
24 長孔
25 ノブボタン
26 スプリング
27 節度ピン
28 節度用凹凸部
30 第2軸受部
31 円形孔部
32 スライド溝
33 第1軸受部
34 略半円部
35 開口部
36 カバー
40 板バネ
41 カールした先端部
42 凹部
45 Mレンジ検出スイッチ
46 ポジション検出スイッチ
50 レイアウトブラケットの上端部

Claims (5)

  1. リテーナに支持されたシフトレバーをシフト操作することにより、シフトケーブルのプッシュプル動作と電気出力とを生じさせるATシフトレバー装置であって、
    レバーサブアッセンブリの上部と下部に、シフト方向に対して直角方向に延びる第1軸と第2軸とを形成し、
    リテーナには、シフトレバーをPレンジから所定レンジまでシフト操作する間は第2軸を受けてシフトレバーの回転中心となる第2軸受部と、前記所定レンジから更にシフト操作する間は第1軸を受けてシフトレバーの回転中心となる第1軸受部とを設け、第1軸の動きをシフトケーブルのプッシュプル動作として取り出し、第2軸の動きを検出スイッチの電気出力として取り出すことを特徴とするATシフトレバー装置。
  2. 前記第1軸はシフトケーブルの接続ピンであることを特徴とする請求項1に記載のATシフトレバー装置。
  3. 前記第2軸は長径部と短径部とを備え、第2軸受部にはシフトレバーを前記所定レンジからさらにシフト操作したとき、第2軸がスライド移動できるスライド溝を形成したことを特徴とする請求項1に記載のATシフトレバー装置。
  4. 前記スライド溝には、第2軸の動きを検出する検出スイッチとを設けたことを特徴とする請求項3に記載のATシフトレバー装置。
  5. 前記スライド溝には、カールした先端部を持つ板バネを設け、このカール中心と第2軸を一致させて配置したことを特徴とする請求項3または4に記載のATシフトレバー装置。
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