JP3126866B2 - 車両用変速装置 - Google Patents

車両用変速装置

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JP3126866B2
JP3126866B2 JP06063456A JP6345694A JP3126866B2 JP 3126866 B2 JP3126866 B2 JP 3126866B2 JP 06063456 A JP06063456 A JP 06063456A JP 6345694 A JP6345694 A JP 6345694A JP 3126866 B2 JP3126866 B2 JP 3126866B2
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/02Selector apparatus
    • F16H59/08Range selector apparatus
    • F16H59/10Range selector apparatus comprising levers
    • F16H59/105Range selector apparatus comprising levers consisting of electrical switches or sensors
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/24Providing feel, e.g. to enable selection

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は車両用変速装置の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】車両、特に大型のバスやトラックの変速
装置にあっては、セレクト列の一方側にアップダウンシ
フト列をセレクト列と直交せしめて形成し、さらにセレ
クト列の他方側にリバースシフト列をアップダウンシフ
ト列と平行に形成することによりシフトセレクトパター
ンを形成し、このシフトセレクトパターンをトレースす
るよう作動可能な操作レバーが設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来例においては、節度機構が特に設けられていな
いので、操作レバーをシフトセレクト操作した際の操作
力に変化がなかった。このため、運転者は変速操作をし
たという感触が得られず操作フィーリングが良くなかっ
た。
【0004】この発明は、上記問題点を解決したもの
で、その目的とするところは、シフトセレクト操作時に
おける操作レバーの操作力に変化を与えることができる
と共に、装置全体を小型化することができる車両用変速
装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の請求項1の車両用変速装置では、セレク
ト列の一方側にアップダウンシフト列を前記セレクト列
と直交せしめて形成し、さらにセレクト列の他方側にリ
バースシフト列を前記アップダウンシフト列と平行に形
成し、筐体内に配置した操作レバーによりアップダウン
シフト及びリバースシフトを行うようにした車両用変速
装置であって、前記操作レバーのアップダウンシフト方
向並びにリバースシフト方向の傾動に際し、操作レバー
を中立位置に保持できるように付勢する中立位置保持手
段と、前記操作レバーのセレクト方向の傾動に際し、操
作レバーをリバースシフト列側からアップダウンシフト
列側に付勢するセレクト位置保持手段と、前記操作レバ
ーのセレクト方向のストロークの途中から機能する反力
手段及び前記操作レバーをリバースシフト位置に保持す
る保持手段を有するディテント機構を備え、さらに、こ
のディテント機構は、反力手段としての傾斜面及び保持
手段として凹部を設けたポジションプレートと、このポ
ジションプレートに圧接するボールとからなり、前記ポ
ジションプレートを前記筐体側に、前記ボールを前記操
作レバー側にそれぞれ取付けたことを特徴としている。
【0006】また、請求項2の車両用変速装置では、前
記中立位置保持手段は、捩りコイル状の保持スプリング
を備えており、この保持スプリングは、前記筐体に配置
された取付軸に取付けられる基部と、この基部からセレ
クト方向に沿って平行な一対の挟持部とからなり、この
一対の挟持部間に、前記操作レバーの基部側を挟持さ
せ、アップダウン操作時とリバース操作時における操作
感とを相異ならしめ得るようにしたことを特徴としてい
る。
【0007】また、請求項3の車両用変速装置では、前
記ポジションプレートのリバースシフト位置近傍に、リ
バースシフト用節度感付与手段を設けたことを特徴とし
ている。
【0008】また、請求項4の車両用変速装置では、前
記ポジションプレートのアップシフト位置近傍及びダウ
ンシフト位置近傍に、アップシフト用節度感付与手段及
びダウンシフト用節度感付与手段をそれぞれ設けたこと
を特徴としている。
【0009】また、請求項5の車両用変速装置では、前
記ポジションプレートのアップシフト位置近傍及びダウ
ンシフト位置近傍に、ボール乗り上げ防止手段としての
円弧面を各チェック溝の底面にそれぞれ設けたことを特
徴としている。
【0010】
【作用】請求項1の車両用変速装置によれば、操作レバ
ーをアップシフト又はダウンシフトさせると、中立位置
保持手段により操作レバーの操作力を変化させることが
できる。また操作レバーをニュートラル方向へセレクト
させると、セレクト位置保持手段及びディテント機構の
反力手段により操作力を変化させることができる。また
操作レバーをニュートラル位置から、リバースシフト方
向へ操作させると、中立位置保持手段により操作力を変
化させることができると共に、ディテント機構の保持手
段により操作レバーをリバースシフト位置に保持するこ
とができる。このように、操作レバーをシフトセレクト
操作したときの操作力を変化させることができるので、
運転者に変速操作をしたという感触を与えることがで
き、操作フィーリングを向上させることができる。さら
に、ボールを操作レバー側に取付け、ボールを収容する
部材を筐体内に配置することができるので、装置全体を
小型化することができる。
【0011】また、請求項2の車両用変速装置によれ
ば、アップダウン操作時とリバース操作時における操作
感を変えることができるので、運転の安全性を向上させ
ることができる。
【0012】また、請求項3の車両用変速装置によれ
ば、リバースシフト位置近傍における操作力を、リバー
スシフト用節度感付与手段により大きくすることができ
るので、リバースシフト操作時の操作フィーリングをさ
らに向上させることができる。
【0013】また、請求項4の車両用変速装置によれ
ば、アップシフト位置近傍及びダウンシフト位置近傍に
おける操作力を、アップシフト用節度感付与手段及びダ
ウンシフト用節度感付与手段によりそれぞれ大きくする
ことができるので、アップダウンシフト操作時の操作フ
ィーリングをさらに向上させることができる。
【0014】また、請求項5の車両用変速装置によれ
ば、アップシフト位置近傍及びダウンシフト位置近傍に
おけるボールの乗り上げにより操作フィーリングが悪く
なることを、ボール乗り上げ防止手段としての円弧面を
各チェック溝の底面にそれぞれ設けたことにより防止す
ることができるので、アップダウンシフト操作時の操作
フィーリングをより一層向上させることができる。
【0015】
【実施例】以下、この発明に係る車両用変速装置を図面
に示す実施例に基づいて説明する。
【0016】図1は車両用変速装置の断面説明図、図2
は図1のII−II矢視断面説明図、図3は図2のIII −II
I 矢視断面説明図、図4は図3のIV−IV矢視断面説明
図、図5はポジションプレートの斜視説明図、図6はス
イッチユニットの平面説明図、図7はガイドプレートの
斜視説明図、図8はシフトセレクトパターンの平面説明
図である。
【0017】図において、Eは車両用変速装置で、セレ
クト列11の一方側にアップダウンシフト列12をセレ
クト列11と直交せしめて形成し、さらにセレクト列1
1の他方側にリバースシフト列13をアップダウンシフ
ト列12と平行に形成することによりシフトセレクトパ
ターン10を形成し、このシフトセレクトパターン10
に基づいて筐体80内に配置した操作レバー20により
アップダウンシフト及びリバースシフトを行うようにし
てある。
【0018】そしてこの発明は、特に、操作レバー20
のアップダウンシフト方向並びにリバースシフト方向の
傾動に際し、操作レバー20を中立位置に保持できるよ
うに付勢する中立位置保持手段30と、操作レバー20
のセレクト方向の傾動に際し、操作レバー20をリバー
スシフト列側からアップダウンシフト列側に付勢するセ
レクト位置保持手段40と、このセレクト位置保持手段
40のストロークの途中から機能する反力手段52及び
操作レバー20をリバースシフト位置に保持する保持手
段53を有するディテント機構50を設けている。
【0019】さらに、ディテント機構50は、反力手段
としての傾斜面52及び保持手段としての凹部53を設
けたポジションプレート51と、このポジションプレー
ト51に圧接するボール54とからなり、ポジションプ
レート51は筐体80側に、ボール54は操作レバー2
0側にそれぞれ取付けられている。
【0020】なお、図において、矢印Fは車両のフロン
ト側、矢印Rは車両のリヤ側を示している。さらに、こ
の発明の構造を詳細に説明する。図8に示すシフトセレ
クトパターン10において、アップダウンシフト列12
にアップシフト位置Uとダウンシフト位置Dが配設され
ており、アップダウンシフト列12とセレクト列11と
の交点Hは、アップダウンシフト列12側における操作
レバー20の中立位置、いわゆるホールド位置である。
また、リバースシフト列13のアップシフト位置Uと対
向する位置にリバースシフト位置Rが配設されており、
リバースシフト列13とセレクト列11との交点Nは、
リバースシフト列13側における操作レバー20の中立
位置、いわゆるニユ−トラル位置である。
【0021】操作レバー20は、上方を開口した断面四
角形状の筐体80に主軸21及び外筒22を介して取付
けられており、主軸21は筐体80にセレクト方向に沿
って配置されている。外筒22の両端には合成樹脂製の
ブッシュ23がそれぞれ圧入されており、各ブッシュ2
3に主軸21が嵌挿されている。操作レバー20の中間
部20aは外筒22に突設された円筒状のソケット24
内に収容され、このソケット24に固定された枢軸25
により軸着されている。また、操作レバー20の基部に
形状された球状部20bは、主軸21の軸線に直交して
貫通形成された支持孔21aに嵌挿されている。さら
に、操作レバー20の上部にはノブ26が取付けられて
いる。
【0022】中立位置保持手段30は支持ローラ31
と、保持スプリング32と、スプリングストッパ33を
備えており、支持ローラ31は、外筒22に、その軸線
と直交してフロントF側に突設した支持軸34に回転自
在に取付けられている。保持スプリング32は捩りコイ
ル状で、筐体80のフロントF側内壁80aに突設した
取付軸35に巻装された円弧状の基部32aと、この基
部32aから接線方向に延出し上下に対向してセレクト
方向に沿って平行な一対の挟持部32b,32cとから
なり、この一対の挟持部32b,32c間に、操作レバ
ー20の基部側に取付けられた支持ローラ31を挟持さ
せている。スプリングストッパ33は筐体80の内壁8
0bに突設されており、上面33a及び下面33bに保
持スプリング32の一対の挟持部32b,32cの各先
端が圧接している。
【0023】また、支持軸34の先端にはガイドピン3
6が形成されており、このガイドピン36は筐体80の
内壁80aに固定したガイドプレート37に形成された
ガイド溝38に係合するように設定されている。ガイド
溝38はシフトセレクトパターン10のセレクト列1
1、アップダウンシフト列12及びリバースシフト列1
3に対応するよう溝38a,38b,38cが形成され
ており、溝38bの下端がアップシフト位置U、溝38
bの上端がダウンシフト位置D、溝38cの下端がリバ
ースシフト位置R、溝38aと溝38bの交点がホール
ド位置H、溝38aと溝38cの交点がニュートラル位
置Nにそれぞれ対応するよう設定されている。
【0024】セレクト位置保持手段としての圧縮スプリ
ング40は、筐体80の内壁80c側の外筒22に巻装
されている。
【0025】ディテント機構50のポジションプレート
51は合成樹脂製で、筐体80のリヤR側内壁80dに
固定されており、このポジションプレート51には、主
軸21の軸心を中心とする円弧面55及びこの円弧面5
5に連続して反力手段としての傾斜面52が形成されて
いる。円弧面55には、操作レバー20をアップシフト
位置U及びダウンシフト位置Dにシフトした時、ボール
54が嵌入するアップシフト用及びダウンシフト用のチ
ェック溝55a及び55bがそれぞれ形成されている。
また、傾斜面52は、アップダウンシフト列12側から
リバースシフト列13に向って主軸21の軸線と斜交し
て形成されており、図3に示すように左上りに傾斜して
いる。また、この傾斜面52には、操作レバー20をリ
バースシフト位置Rにシフトした時、ボール54が嵌入
する保持手段としての凹部53が形成されている。ま
た、ディテント機構50のボール54は、外筒22の中
間部に主軸21と直交してリヤR側に突設された筒体5
6内に収容されており、筒体56に内蔵されたスプリン
グ受体57を介して圧縮スプリング58によりポジショ
ンプレート51の円弧面55及び傾斜面52に圧接し得
るように設定されている。
【0026】また、外筒22には、下方に延出する操作
軸27が操作レバー20の軸線上に一体的に固定されて
おり、操作軸27の下端に形成された球状部27aは、
スイッチユニット90の駒部材91に嵌入されている。
スイッチユニット90には、駒部材91を介してセレク
ト方向に摺動するセレクト摺動部材92及びシフト方向
に摺動するシフト摺動部材93がそれぞれ設けられてお
り、また各摺動部材92,93に対応してマグネットス
イッチ94,95がそれぞれ配設されている。そして、
操作レバー20のセレクト方向及びシフト方向の作動を
マグネットスイッチ94,95により検出して変速機の
変速段を指定するセレクト信号及びシフト信号を出力す
るように設定されている。
【0027】さらに、操作軸27の中間部外周面には、
弾性部材、例えばゴム状弾性体60が圧入されており、
また、筐体80には、操作レバー20のシフト方向作動
時、ゴム状弾性体60に当接する断面略逆U字状のスト
ッパブラケット61が取付けられている。このストッパ
ブラケット61の頂面には、操作軸27が遊嵌するにげ
孔61aが形成されている。そして、操作レバー20の
シフト方向作動時において、ストッパブラケット61に
ゴム状弾性体60を当接させてこれを撓ませながらガイ
ドピン36をガイドプレート37のガイド溝38端部に
当接させることにより、ガイドピン36のガイド溝38
端部との衝撃を緩和するように構成されている。
【0028】つぎに、この発明の実施例の作用を説明す
る。ホールド位置Hにある操作レバー20は、保持スプ
リング32により中立位置に保持されている。この状態
から操作レバー20をアップシフト方向(矢印A方向)
又はダウンシフト方向(矢印B方向)に主軸21を中心
として傾動させると、保持スプリング32が徐々に撓
み、これにより操作レバー20の操作力が変化する。ま
た、この際ボール54がチェック溝55a又は55bに
嵌入することによって節度感を得ることができる。そし
て、この状態で手を離すと、保持スプリング32のスプ
リング力により操作レバー20はホールド位置Hに復帰
する。
【0029】ホールド位置Hにある操作レバー20をリ
バースシフトさせるには、操作レバー20を圧縮スプリ
ング40のスプリング力に抗して球状部20bを中心と
して主軸21のブッシュ23が筐体80の内壁80cに
当接するまで、矢印C方向に傾動させる。すると、まず
圧縮スプリング40が撓み操作レバー20に初期操作力
を発生させる。さらに操作レバー20を同方向へ傾動さ
せると操作途中で、圧縮スプリング40をさらに撓ませ
ると共に、ボール54がポジションプレート51の傾斜
面52に当接し、圧縮スプリング58を撓ませる。これ
により操作レバー20の操作力が変化する。
【0030】さらに、ニュートラル位置Nに達した操作
レバー20をリバースシフト方向に傾動させると保持ス
プリング32が徐々に撓む。この際、保持スプリング3
2の一対の挟持部32b,32c間に挟持されている支
持ローラ31は、ニュートラル位置N側に配置されてお
り、ホールド位置H側に配置されている場合より基部3
2aに接近しているので、保持スプリング32のスプリ
ング力は、アップダウン操作時の場合より大きくなる。
これによって、アップダウン操作時とリバース操作時に
おける操作感を変えることができるので、運転の安全性
を向上させることができる。また、操作レバー20がリ
バーシフト位置Rにシフトされると、ポジションプレー
ト51の凹部53にボール54が嵌入し、リバースシフ
ト位置Rに保持される。
【0031】この状態から操作レバー20を反リバース
シフト方向に傾動させ、ポジションプレート51の凹部
53からボール54を離脱させた後、手を離すと、保持
スプリング32及び圧縮スプリング40のスプリング力
により操作レバー20はホールド位置Hに復帰する。
【0032】上述したように、操作レバー20をアップ
シフト又はダウンシフトさせると、中立位置保持手段3
0の保持スプリング32により操作レバー20の操作力
を変化させることができる。また、操作レバー20をニ
ュートラル方向へセレクトさせると、セレクト位置保持
手段としての圧縮スプリング40及びディテント機構5
0の反力手段としての傾斜面52により操作レバー20
の操作力を変化させることができる。
【0033】また、操作レバー20をニュートラル位置
Nからリバースシフト方向へ操作させると、中立位置保
持手段30の保持スプリング32により操作レバー20
の操作力を変化させることができると共に、ディテント
機構50の保持手段として凹部53により操作レバー2
0をリバースシフト位置Rに保持することができる。こ
のように、操作レバー20をシフトセレクト操作したと
きの操作力を変化させることができるので運転者に変速
操作をしたという感触を与えることができ、操作フィー
リングを向上させることができる。
【0034】さらに、ボール54を収容する筒体56
が、操作レバー20側、すなわち筐体80内に配置され
ているので、装置全体を小型化することができる。
【0035】図9はポジションプレートの別実施例を示
す斜視説明図で、ポジションプレート51の傾斜面52
には、ボール54が凹部53に嵌入する直前の部位に、
リバースシフト用節度感付与手段としての凸部52aが
設けられている。これによって、リバースシフト位置R
近傍における操作力を大きくすることができ、リバース
シフト操作時の操作フィーリングをさらに向上させるこ
とができる。
【0036】また、ポジションプレート51の円弧面5
5には、ボール54がチェック溝55a,55bに嵌入
する直前の部位に、アップシフト用節度感付与手段及び
ダウンシフト用節度感付与手段としての凸部55c,及
び凸部55dがそれぞれ設けられている。これによっ
て、アップシフト位置U近傍及びダウンシフト位置D近
傍における操作力を大きくすることができるので、アッ
プダウン操作時の操作フィーリングをさらに向上させる
ことができる。
【0037】図10及び図11はポジションプレートの
他の別実施例に係り、図10はポジションプレートの斜
視説明図、図11は図10のXI−XI矢視拡大断面説明図
である。
【0038】この実施例のポジションプレート51の円
弧面55には、ボール54がチェック溝55a,55b
に嵌入した直後の部位に、ボール乗り上げ防止手段とし
ての円弧面55e,55fがチェック溝55a,55b
の底面に連続してそれぞれ設けられている。
【0039】円弧面55e,55fは、円弧面55と同
心で円弧面55の半径Rより大きい半径R1 で形成され
ており、傾斜面55g,55hによりそれぞれ円弧面5
5に連続している。その他の構成は、図5に示すポジシ
ョンプレート51と同一であり、その説明は省略する。
【0040】つぎに、円弧面55e,55fを設けたポ
ジションプレート51の作用を説明する。図1におい
て、操作レバー20をアップシフト方向(矢印A方向)
又はダウンシフト方向(矢印B方向)に操作し、弾性部
材60がストッパブラケット61に当接する前に所定の
フルストロークになった場合、さらに、操作レバー20
を弾性部材60がストッパブラケット61に当接するま
で操作すると、図5に示すポジションプレート51で
は、図11に仮想線で示すようにボール54がチェック
溝55a,55bの斜面55m,55nに乗り上げ操作
荷重の急激な変化により操作フィーリングが悪くなる
(コクン感又はカクン感)ことがある。しかし、この実
施例に係るポジションプレート51によれば、チェック
溝55a,55bに連続して円弧面55e,55fが設
けられているので、上記ボール54の乗り上げ現象をな
くすことができる。これによってボールの乗り上げによ
り操作フィーリングが悪くなることを防止することがで
き、アップダウンシフト操作時の操作フィーリングをよ
り一層向上させることができる。
【0041】
【発明の効果】上述した通り、この発明の請求項1の車
両用変速装置によれば、操作レバーをアップシフト又は
ダウンシフトさせると、中立位置保持手段により操作レ
バーの操作力を変化させることができる。また操作レバ
ーをニュートラル方向へセレクトさせると、セレクト位
置保持手段及びディテント機構の反力手段により操作力
を変化させることができる。また操作レバーをニュート
ラル位置から、リバースシフト方向へ操作させると、中
立位置保持手段により操作レバーの操作力を変化させる
ことができると共に、ディテント機構の保持手段により
操作レバーをリバースシフト位置に保持することができ
る。このように、操作レバーをシフトセレクト操作した
ときの操作力を変化させることができるので、運転者に
変速操作をしたという感触を与えることができ、操作フ
ィーリングを向上させることができる。
【0042】さらに、ボールを操作レバー側に取付け、
ボールを収容する部材を筐体内配置することができるの
で、装置全体を小型化することができる。
【0043】また、請求項2の車両用変速装置によれ
ば、アップダウン操作時とリバース操作時における操作
感を変えることができるので、運転の安全性を向上させ
ることができる。
【0044】また、請求項3の車両用変速装置によれ
ば、リバースシフト位置近傍における操作力を、リバー
スシフト用節度感付与手段により大きくすることができ
るので、リバースシフト操作時の操作フィーリングをさ
らに向上させることができる。
【0045】また、請求項4の車両用変速装置によれ
ば、アップシフト位置近傍及びダウンシフト位置近傍に
おける操作力を、アップシフト用節度感付与手段及びダ
ウンシフト用節度感付与手段によりそれぞれ大きくする
ことができるので、アップダウンシフト操作時の操作フ
ィーリングをさらに向上させることができる。
【0046】また、請求項5の車両用変速装置によれ
ば、アップシフト位置近傍及びダウンシフト位置近傍に
おけるボールの乗り上げにより操作フィーリングが悪く
なるのを、ボール乗り上げ防止手段としての円弧面を各
チェック溝の底面にそれぞれ設けたことにより防止する
ことができるので、アップダウンシフト操作時の操作フ
ィーリングをより一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例に係る車両用変速装置の断面
説明図である。
【図2】図1のII−II矢視断面説明図である。
【図3】図2のIII −III 矢視断面説明図である。
【図4】図3のIV−IV矢視断面説明図である。
【図5】ポジションプレートの斜視説明図である。
【図6】スイッチユニットの平面説明図である。
【図7】ガイドプレートの斜視説明図である。
【図8】シフトセレクトパターンの平面説明図である。
【図9】ポジションプレートの別実施例を示す斜視説明
図である。
【図10】ポジションプレートの他の別実施例を示す斜
視説明図である。
【図11】図10のXI−XI矢視拡大断面説明図である。
【符号の説明】
E 車両用変速装置 U アップシフト位置 D ダウンシフト位置 R リバースシフト位置 H ホールド位置 N ニュートラル位置 10 シフトセレクトパターン 11 セレクト列 12 アップダウンシフト列 13 リバースシフト列 20 操作レバー 21 主軸 22 外筒 24 ソケット 25 枢軸 27 操作軸 30 中立位置保持手段 31 支持ローラ 32 保持スプリング 32a 基部 32b 挟持部 32c 挟持部 35 取付軸 36 ガイドピン 37 ガイドプレート 38 ガイド溝 40 セレクト位置保持手段(圧縮スプリング) 50 ディテント機構 51 ポジションプレート 52 反力手段(傾斜面) 52a リバースシフト用節度感付与手段(凸部) 53 保持手段(凹部) 54 ボール 55 円弧面 55a チェック溝 55b チェック溝 55c アップシフト用節度感付与手段(凸部) 55d ダウンシフト用節度感付与手段(凸部) 55e ボール乗り上げ防止手段(円弧面) 55f ボール乗り上げ防止手段(円弧面) 56 筒体 60 弾性部材(ゴム状弾性体) 61 ストッパブラケット 80 筐体 90 スイッチユニット

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セレクト列の一方側にアップダウンシフ
    ト列を前記セレクト列と直交せしめて形成し、さらにセ
    レクト列の他方側にリバースシフト列を前記アップダウ
    ンシフト列と平行に形成し、筐体内に配置した操作レバ
    ーによりアップダウンシフト及びリバースシフトを行う
    ようにした車両用変速装置であって、前記操作レバーの
    アップダウンシフト方向並びにリバースシフト方向の傾
    動に際し、操作レバーを中立位置に保持できるように付
    勢する中立位置保持手段と、前記操作レバーのセレクト
    方向の傾動に際し、操作レバーをリバースシフト列側か
    らアップダウンシフト列側に付勢するセレクト位置保持
    手段と、前記操作レバーのセレクト方向のストロークの
    途中から機能する反力手段及び前記操作レバーをリバー
    スシフト位置に保持する保持手段を有するディテント機
    構を備え、さらに、このディテント機構は、反力手段と
    しての傾斜面及び保持手段として凹部を設けたポジショ
    ンプレートと、このポジションプレートに圧接するボー
    ルとからなり、前記ポジションプレートを前記筐体側
    に、前記ボールを前記操作レバー側にそれぞれ取付けた
    ことを特徴とする車両用変速装置。
  2. 【請求項2】 前記中立位置保持手段は、捩りコイル状
    の保持スプリングを備えており、この保持スプリング
    は、前記筐体に配置された取付軸に取付けられる基部
    と、この基部からセレクト方向に沿って平行な一対の挟
    持部とからなり、この一対の挟持部間に、前記操作レバ
    ーの基部側を挟持させ、アップダウン操作時とリバース
    操作時における操作感とを相異ならしめ得るようにした
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用変速装置。
  3. 【請求項3】 前記ポジションプレートのリバースシフ
    ト位置近傍に、リバースシフト用節度感付与手段を設け
    たことを特徴とする請求項1記載の車両用変速装置。
  4. 【請求項4】 前記ポジションプレートのアップシフト
    位置近傍及びダウンシフト位置近傍に、アップシフト用
    節度感付与手段及びダウンシフト用節度感付与手段をそ
    れぞれ設けたことを特徴とする請求項1記載の車両用変
    速装置。
  5. 【請求項5】 前記ポジションプレートのアップシフト
    位置近傍及びダウンシフト位置近傍に、ボール乗り上げ
    防止手段としての円弧面を各チェック溝の底面にそれぞ
    れ設けたことを特徴とする請求項1記載の車両用変速装
    置。
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