JP2001171384A - シフトレバー装置 - Google Patents

シフトレバー装置

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JP2001171384A
JP2001171384A JP35363899A JP35363899A JP2001171384A JP 2001171384 A JP2001171384 A JP 2001171384A JP 35363899 A JP35363899 A JP 35363899A JP 35363899 A JP35363899 A JP 35363899A JP 2001171384 A JP2001171384 A JP 2001171384A
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shift lever
moderation
hole
shift
pin
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JP35363899A
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Inventor
Yutaka Suzuki
豊 鈴木
Keizo Fukuda
圭三 福田
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Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡素で安価な構成の節度機構を有するゲート
式のシフトレバー装置を得る。 【解決手段】 シフトレバー12に設けられたブラケッ
ト16にはシリンダ18が形成されており、シリンダ1
8内にはスプリングにより上方に付勢された節度ピン2
2が収容されている。この節度ピン22はハウジング3
2の裏面に形成されたガイド溝40に入り込んでおり、
シフトレバー12が操作されると、ガイド溝40中をシ
フトレバー12と共に移動する。ガイド溝40には節度
孔42〜56が形成されており、シフトレバー12が所
定のシフト位置に達すると、節度ピン22と節度孔42
〜56のうちの何れかとが対向し、付勢力により節度ピ
ン22が節度孔42〜56に入り込む。このように、本
シフトレバー装置10では節度機構が簡素になりコスト
も安価になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の変速機を操
作するためのシフトレバー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の自動変速機を操作するためのシフ
トレバー装置としては、例えば、略車両前後方向及び略
車両左右方向の各方向を軸方向として、これらの軸周り
にシフトレバーをジグザグに旋回操作する所謂「ゲート
式シフトレバー装置」がある。
【0003】このようなゲート式のシフトレバー装置で
は、シフトレバーを操作する者がシフトレバーを目視し
ていなくてもシフトレバーの位置がわかるように、ミッ
ション側に節度機構を設けてある。この節度機構は、シ
フトレンジが切り替えられたときに軽い衝撃を発し、シ
フトレバーを介して操作する者の身体(具体的には掌)
に上記の軽い衝撃を伝えるようになっており、この軽い
衝撃を感じることでシフトレンジが切り替えられたこと
を認識できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ゲート式のシフトレバー装置においてはミッションとシ
フトレバーとをワイヤケーブルのような可撓性の長尺部
材を以って連結した構造がある。このような可撓性の長
尺部材を以って連結した場合、長尺部材の寸法精度や操
作中の撓み等により節度感をシフトレバーへ充分に伝達
できないため、未だ改良の余地があった。
【0005】本発明は、上記事実を考慮して、確実に節
度感を与えることができるゲート式のシフトレバー装置
を得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、適宜に屈曲した所定の移動軌跡上を移動可能なシフ
トレバーを備え、前記シフトレバーの移動により変速機
に設定されたシフトレンジを前記移動軌跡上の前記シフ
トレバーのシフト位置に対応したシフトレンジに切り替
えるシフトレバー装置であって、前記シフトレバーの長
手方向中間部に設けられると共に、前記シフトレバーの
先端側へ向けて付勢された圧接部を有する節度部材と、
前記シフトレバーが貫通する貫通孔が形成されて前記節
度部材よりも前記シフトレバーの先端側に配置され、前
記移動軌跡に沿った前記シフトレバーの移動に対応する
前記圧接部の移動軌跡上に前記圧接部の先端が入り込む
ガイド溝が形成されると共に、前記シフト位置に前記シ
フトレバーが位置した状態で前記圧接部が入り込む前記
ガイド溝よりも深い節度孔が前記ガイド溝中に形成され
たハウジングと、を備えることを特徴としている。
【0007】上記構成のシフトレバー装置によれば、適
宜に屈曲した所定の移動軌跡に沿ってシフトレバーを移
動させ、その移動軌跡の所定のシフト位置にシフトレバ
ーが達することで変速機がこのシフト位置に対応したシ
フトレンジに切り替えられる。
【0008】また、シフトレバーに設けられた節度部材
の圧接部は、ガイド溝に入り込んでおり、上記の移動軌
跡に沿ってシフトレバーが移動すると圧接部がガイド溝
に入り込んだまま移動する。シフトレバーが所定のシフ
ト位置に達すると、付勢力により圧接部はガイド溝より
も深い節度孔に入り込む。このとき(圧接部が節度孔に
入り込むとき)の衝撃がシフトレバーを操作する者の身
体(具体的には掌)に伝わることでシフトレバーを目視
しなくてもシフトレバーが所定のシフト位置に達したこ
と、すなわち、変速機のシフトレンジが切り替わったこ
とが確認できる。このように、本シフトレバー装置で
は、シフトレバーに設けられた節度部材が衝撃を生み、
直接シフトレバーに衝撃を伝達するため、シフトレバー
を操作する者の身体へ充分な衝撃(節度感)を伝達でき
る。
【0009】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
シフトレバー装置において、前記溝部に前記節度孔の底
部側へ向けて傾斜した斜面を形成したことを特徴として
いる。
【0010】上記構成のシフトレバー装置によれば、溝
部に形成された斜面に圧接部が位置すると、圧接部に作
用する付勢力で節度部材は底がより深くなる方向、すな
わち、節度孔側へ向けて移動しようとし、これにより、
圧接部が節度孔に入り込むまで節度部材及び節度部材が
設けられたシフトレバーが移動して、シフトレバーは所
定のシフト位置に達する。以上の作用を奏することで、
シフトレバーを操作する者は、所定のシフト位置を厳格
に覚えていなくても、ある程度(すなわち、圧接部が斜
面に達する程度)までシフトレバーを動かしさえすれ
ば、シフトレンジの切り替えができる。
【0011】請求項3記載の本発明は、請求項2記載の
シフトレバー装置において、前記斜面は、前記溝部を介
して隣合う一対の前記節度孔の中間部で頂部とされ、前
記隣合う一対の節度孔の各底部側へ向けて傾斜している
ことを特徴としている。
【0012】上記構成のシフトレバー装置によれば、斜
面が溝部を介して隣合う一対の節度孔の中間部で頂部と
されて、この隣合う一対の節度孔の各底部側へ向けて傾
斜しているため、シフトレバーを移動させる途中でシフ
トレバーの操作をやめたとしても、圧接部が頂部を越え
なければ圧接部に作用する付勢力でシフトレバーは元の
シフト位置に戻され、圧接部が頂部を越えていれば圧接
部に作用する付勢力でシフトレバーは次のシフト位置に
移動させられる。したがって、シフトレバーが中途半端
な位置で止まることはない。
【0013】
【発明の実施の形態】図1には本発明の一実施の形態に
係るシフトレバー装置10の要部の拡大斜視図が示され
ている。この図に示されるように、本シフトレバー装置
10はシフトレバー12を備えている。シフトレバー1
2は所定の方向(例えば、略車両上下方向)に沿って長
手方向とされた棒状のレバー本体14を備えている。レ
バー本体14の長手方向基端部は、その長手方向に対し
て直交する前後方向及びこの前後方向と長手方向の双方
に対して直交する左右方向の両方向を軸方向として旋回
自在にベース部材(図示省略)に支持されている。な
お、ここで言う前後方向及び左右方向とは車両の前後、
左右とは直接的には関係はなく、あくまでも便宜上の方
向である。すなわち、車両の上下方向に沿って概ねシフ
トレバー12の長手方向となるように本シフトレバー装
置10を設置するのであれば、上記の前後方向及び左右
方向は車両の前後方向及び左右方向と略一致するが、例
えば、本シフトレバー装置10を車両のインスツルメン
トパネル等に設置する場合にはシフトレバー12の長手
方向は車両の前後方向となる。
【0014】また、このレバー本体14はワイヤ等の接
続手段(図示省略)を介して自動変速機へ機械的に連結
されており、この自動変速機には複数のシフトレンジが
設定されており、上記の前後方向及び左右方向を軸方向
としてシフトレバー12を旋回させることで、その旋回
位置(シフト位置)に対応したシフトレンジに切り替わ
るようになっている。
【0015】シフトレバー12の長手方向中間部の右側
方(図1の矢印LFとは反対側)にはブラケット16が
設けられている。このブラケット16はシフトレバー1
2の長手方向中間部へ一体的に連結されている。また、
このブラケット16には節度部材を構成するシリンダ1
8が設けられている。図2に示されるように、シリンダ
18は上端が開口した有底筒形状でその内側はピン収容
部20とされている。ピン収容部20の内側には、先端
部が半球状とされた圧接部としての節度ピン22の軸方
向中間部よりも基端側(すなわち、半球状の部分とは反
対側)が収容されている。節度ピン22の外径寸法はピ
ン収容部20の内径寸法よりも極僅かに小さい程度とさ
れており、ピン収容部20の軸方向に沿って摺動可能と
されている。また、節度ピン22の基端部とピン収容部
20の底部との間には圧縮コイルスプリング24が収容
されており、ピン収容部20から突出させる方向へ節度
ピン22を付勢している。
【0016】一方、本シフトレバー装置10はハウジン
グ32を備えている。本実施の形態においてハウジング
32は下方へ向けて開口した浅底の箱形状とされてお
り、シフトレバー12の長手方向中間部で且つシリンダ
18よりも上方側に配置されている。図3に示されるよ
うに、ハウジング32の上底部34には幅寸法がシフト
レバー12の外径寸法よりも大きな貫通孔としてのシフ
ト孔36が形成されている。シフト孔36はハウジング
32の底部の前後方向及び幅方向に適宜に屈曲したジグ
ザグ形状とされており、このシフト孔36には上述した
シフトレバー12が貫通している。
【0017】シフト孔36の側方には「P」、「R」、
「N」等の複数の文字部38が形成されている。これら
の文字部38は上記の自動変速機に設定された複数のシ
フトレンジの各々を示しており、シフト孔36の中でシ
フトレバー12がこれらの文字部38のうちの何れかの
側方に位置した際に自動変速機のシフトレンジがその文
字部38に対応するシフトレンジに切り替わることを意
味している。更に附言すれば、これらの文字部38のう
ち、「D−4」と「L−2」のの各文字部38の側方で
は、シフト孔36がハウジング32の幅方向に沿って長
手方向とされており、シフト孔36に沿ってシフトレバ
ー12がハウジング32の左側に移動すればハイフン
(「−」の記号)の左側の文字に対応したシフトレンジ
に切り替わり、ハイフン(「−」の記号)の右側に移動
すれば右側の文字に対応したシフトレンジに切り替わる
ことを意味する。
【0018】また、図4に示されるように、シフト孔3
6の側方にはガイド溝40が形成されている。ガイド溝
40は概ねシフト孔36に対応してハウジング32の底
部の前後方向及び幅方向に適宜に屈曲したジグザグ形状
とされている。ガイド溝40の幅寸法は上述した節度ピ
ン22の外径寸法よりも僅かに大きい程度とされてお
り、その内側には節度ピン22の先端部が入り込んでい
る。
【0019】さらに、このガイド溝40には複数(本実
施の形態では8個)の節度孔42〜56が形成されてい
る。各節度孔42〜56は内径寸法が節度ピン22の外
径寸法よりも僅かに大きい程度とされており、その内側
に節度ピン22の先端部が入り込むことができるように
なっている。ここで、図5乃至図15には図3の5−5
線乃至15−15線に沿った断面図が示されている。こ
れらの図に示されるように、各節度孔42〜56はガイ
ド溝40よりも深い。さらに、これらの節度孔42〜5
6は上述した文字部38に対応して形成されており、上
述した文字部38の側方にシフトレバー12が位置して
自動変速機のシフトレンジが該当する文字部38の文字
に対応したシフトレンジが切り替わった状態で、その文
字部38に対応した節度孔42〜56に節度ピン22の
先端部が入り込むようになっている。
【0020】また、上述したガイド溝40の底部は、そ
の深さが一様ではなく、ガイド溝40の底部はガイド溝
40の長手方向に沿って傾斜した斜面72〜98とされ
ている。
【0021】すなわち、ガイド溝40のうち、節度孔4
2と節度孔44との間の部分は、節度孔42と節度孔4
4との間の略中間部が最も浅い頂部58とされており、
この頂部58から節度孔42側が漸次節度孔42側へ向
けて深くなる斜面72とされ、頂部58から節度孔44
側が漸次節度孔44側へ向けて深くなる斜面74とされ
ている。
【0022】さらに、ガイド溝40のうち、節度孔44
と節度孔46との間の部分は、節度孔44と節度孔46
との間の略中間部が最も浅い頂部60とされており、こ
の頂部60から節度孔44側が漸次節度孔44側へ向け
て深くなる斜面76とされ、頂部60から節度孔46側
が漸次節度孔46側へ向けて深くなる斜面78とされて
いる。
【0023】また、ガイド溝40のうち、節度孔46と
節度孔48との間の部分は、節度孔46と節度孔48と
の間の略中間部が最も浅い頂部62とされており、この
頂部62から節度孔46側が漸次節度孔46側へ向けて
深くなる斜面80とされ、頂部62から節度孔48側が
漸次節度孔48側へ向けて深くなる斜面82とされてい
る。
【0024】さらに、ガイド溝40のうち、節度孔48
と節度孔50との間の部分は、節度孔48と節度孔50
との間の略中間部が最も浅い頂部64とされており、こ
の頂部64から節度孔48側が漸次節度孔48側へ向け
て深くなる斜面84とされ、頂部64から節度孔50側
が漸次節度孔50側へ向けて深くなる斜面86とされて
いる。
【0025】また、ガイド溝40のうち、節度孔50と
節度孔52との間の部分は、節度孔50と節度孔52と
の間の略中間部が最も浅い頂部66とされており、この
頂部66から節度孔50側が漸次節度孔50側へ向けて
深くなる斜面88とされ、頂部66から節度孔52側が
漸次節度孔52側へ向けて深くなる斜面90とされてい
る。
【0026】さらに、ガイド溝40のうち、節度孔52
と節度孔54との間の部分は、節度孔52と節度孔54
との間の略中間部が最も浅い頂部68とされており、こ
の頂部68から節度孔52側が漸次節度孔52側へ向け
て深くなる斜面92とされ、頂部68から節度孔54側
が漸次節度孔54側へ向けて深くなる斜面94とされて
いる。
【0027】また、ガイド溝40のうち、節度孔54と
節度孔56との間の部分は、節度孔54と節度孔56と
の間の略中間部が最も浅い頂部70とされており、この
頂部70から節度孔54側が漸次節度孔54側へ向けて
深くなる斜面96とされ、頂部70から節度孔56側が
漸次節度孔56側へ向けて深くなる斜面98とされてい
る。
【0028】これら各斜面72〜98は、その最深部、
すなわち、各節度孔42〜56に最も近い部分であって
も節度孔42〜56の最深部よりも浅く、節度孔42〜
56の斜面72〜98との接側部分では斜面72〜98
の傾斜角度よりも急な面となっている。
【0029】次に、本実施の形態の作用並びに効果につ
いて説明する。
【0030】上記構成のシフトレバー装置10によれ
ば、シフト孔36に沿ってシフトレバー12を旋回させ
ると、シフトレバー12に接続されたワイヤ等の接続手
段が自らの長手方向に沿って変位し、その変位量に応じ
て自動変速機を操作する。次いで、例えば、Pの文字部
38の側方にシフトレバー12が達することで自動変速
機はPレンジ(一般的には車両の駆動輪をロックするパ
ーキングレンジ)にシフトレンジが切り替えられる。
【0031】ところで、上述したように、シフトレバー
12と一体のシリンダ18に設けられた節度ピン22
は、ガイド溝40に入り込んでいる。ガイド溝40はそ
の形状(内周形状)がシフト孔36と略同様に屈曲して
いるため、シフトレバー12が旋回すると節度ピン22
がガイド溝40に入り込んだまま移動する。シフトレバ
ー12が所定の文字部38に達すると、節度ピン22は
シリンダ18に対する摺動方向に沿って節度孔42〜5
6と対向する。上述したように、節度ピン22はシリン
ダ18のピン収容部20内に収容された圧縮コイルスプ
リング24によってピン収容部20から抜け出る方向に
付勢されているため、節度ピン22がガイド溝40より
も深い節度孔42〜56と対向すると、節度ピン22は
圧縮コイルスプリング24の付勢力によって節度孔42
〜56の底部へ向けて強制的に変位させられて、節度ピ
ン22は節度孔42〜56に入り込む。この節度ピン2
2が節度孔42〜56に入り込むときの軽い衝撃がシフ
トレバー12を介してシフトレバー12を操作する者の
身体(具体的には手)に節度感として伝わることでシフ
トレバー12を目視しなくてもシフトレバー12が所定
のシフト位置に達したこと、すなわち、自動変速機のシ
フトレンジが切り替わったことを確認できる。
【0032】ここで、本シフトレバー装置10の構成で
は、シリンダ18とシフトレバー12とが一体であるた
め、上記の軽い衝撃は確実且つ充分にシフトレバー12
へ伝わる。このため、操作する者の身体(具体的には
掌)は確実且つ充分な節度感を受けることができる。
【0033】また、本シフトレバー装置10の構成で
は、ガイド溝40及び節度孔42〜56自体はハウジン
グ32に形成されるため、ハウジング32を成形する際
にこれらを形成できる。したがって、実質的にはシリン
ダ18を設けるだけで上記の作用を奏することができ、
しかも、構造自体は簡素にできる。
【0034】さらに、本シフトレバー装置10では、ガ
イド溝40の底部が斜面72〜98とされており、しか
も、これらの斜面72〜98は頂部58〜70から隣接
する節度孔42〜56へ漸次深くなるよう(すなわち、
隣接する節度孔42〜56の底部へ向けて)傾斜してい
る。
【0035】したがって、例えば、図5乃至図7に示さ
れるように、頂部58よりも節度孔42側の斜面72に
節度ピン22が当接している場合には圧縮コイルスプリ
ング24の付勢力によって節度ピン22は節度孔42側
へ向けて移動して節度孔42に入り込む。一方、頂部5
8よりも節度孔44側の斜面74に節度ピン22が当接
している場合には圧縮コイルスプリング24の付勢力に
よって節度ピン22は節度孔44側へ向けて移動して節
度孔44に入り込む。
【0036】また、図8及び図9に示されるように、頂
部60よりも節度孔44側の斜面76に節度ピン22が
当接している場合には圧縮コイルスプリング24の付勢
力によって節度ピン22は節度孔44側へ向けて移動し
て節度孔44に入り込む。一方、頂部60よりも節度孔
46側の斜面78に節度ピン22が当接している場合に
は圧縮コイルスプリング24の付勢力によって節度ピン
22は節度孔46側へ向けて移動して節度孔46に入り
込む。
【0037】さらに、図10に示されるように、頂部6
2よりも節度孔46側の斜面80に節度ピン22が当接
している場合には圧縮コイルスプリング24の付勢力に
よって節度ピン22は節度孔46側へ向けて移動して節
度孔46に入り込む。一方、頂部62よりも節度孔48
側の斜面82に節度ピン22が当接している場合には圧
縮コイルスプリング24の付勢力によって節度ピン22
は節度孔48側へ向けて移動して節度孔48に入り込
む。
【0038】また、図11に示されるように、頂部64
よりも節度孔48側の斜面84に節度ピン22が当接し
ている場合には圧縮コイルスプリング24の付勢力によ
って節度ピン22は節度孔48側へ向けて移動して節度
孔48に入り込む。一方、頂部64よりも節度孔50側
の斜面86に節度ピン22が当接している場合には圧縮
コイルスプリング24の付勢力によって節度ピン22は
節度孔50側へ向けて移動して節度孔50に入り込む。
【0039】さらに、図12に示されるように、頂部6
6よりも節度孔50側の斜面88に節度ピン22が当接
している場合には圧縮コイルスプリング24の付勢力に
よって節度ピン22は節度孔50側へ向けて移動して節
度孔50に入り込む。一方、頂部66よりも節度孔52
側の斜面90に節度ピン22が当接している場合には圧
縮コイルスプリング24の付勢力によって節度ピン22
は節度孔52側へ向けて移動して節度孔52に入り込
む。
【0040】また、図13及び図14に示されるよう
に、頂部68よりも節度孔52側の斜面92に節度ピン
22が当接している場合には圧縮コイルスプリング24
の付勢力によって節度ピン22は節度孔52側へ向けて
移動して節度孔52に入り込む。一方、頂部68よりも
節度孔54側の斜面94に節度ピン22が当接している
場合には圧縮コイルスプリング24の付勢力によって節
度ピン22は節度孔54側へ向けて移動して節度孔54
に入り込む。
【0041】さらに、図15に示されるように、頂部7
0よりも節度孔54側の斜面72〜982Lに節度ピン
22が当接している場合には圧縮コイルスプリング24
の付勢力によって節度ピン22は節度孔54側へ向けて
移動して節度孔54に入り込む。一方、頂部70よりも
節度孔56側の斜面98に節度ピン22が当接している
場合には圧縮コイルスプリング24の付勢力によって節
度ピン22は節度孔56側へ向けて移動して節度孔56
に入り込む。
【0042】このように、節度孔42〜56に節度ピン
22が入り込んでおらず、斜面72〜98に接している
状態、すなわち、シフトレバー12が自動変速機のシフ
トレンジを切り替えうる所定のシフト位置に達していな
い状態では、シフトレバー12を介してシフト孔36に
沿って隣合うシフト位置のうち、何れか近い方のシフト
位置へ圧縮コイルスプリング24の付勢力が節度ピン2
2及びシリンダ18を移動させようとする。これによ
り、頂部58〜70を越える程度にシフトレバー12を
動かせば(旋回させれば)、シリンダ18と一体のシフ
トレバー12は頂部58〜70を越えた次のシフト位置
へ自動的に移動する。このため、厳格にシフトレバー1
2のシフト位置を覚えておかなくてもよく、操作性が向
上すると共に、中途半端な位置でのシフトレバー12の
停止を防止でき、常に適当なシフト位置にシフトレバー
12を位置させることができる。
【0043】なお、本実施の形態では、図5乃至図15
に示されるように、斜面72〜98が平面的な傾斜面で
あるが、斜面72〜98を湾曲させても構わないし、ま
た、部分的に傾斜角度を変えてもよい。このように、斜
面72〜98を湾曲させたり、或いは、部分的に傾斜角
度を変えたりすることで、圧縮コイルスプリング24の
付勢力によるシフトレバー12の移動の速度や操作する
者への負荷のかかり具合(すなわち、シフトレバー12
を操作する際に感じる重さ)等を変えることができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、シフ
トレバー側に節度機構を持たせることで充分且つ確実な
節度感を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るシフトレバー装置
の要部の分解斜視図である。
【図2】シフトレバーの要部の断面図である。
【図3】ハウジングの平面図である。
【図4】ハウジングの底面(裏面)図である。
【図5】図3の5−5線に沿った断面図である。
【図6】図3の6−6線に沿った断面図である。
【図7】図3の7−7線に沿った断面図である。
【図8】図3の8−8線に沿った断面図である。
【図9】図3の9−9線に沿った断面図である。
【図10】図3の10−10線に沿った断面図である。
【図11】図3の11−11線に沿った断面図である。
【図12】図3の12−12線に沿った断面図である。
【図13】図3の13−13線に沿った断面図である。
【図14】図3の14−14線に沿った断面図である。
【図15】図3の15−15線に沿った断面図である。
【符号の説明】
10 シフトレバー装置 12 シフトレバー 18 シリンダ(節度部材) 22 節度ピン(圧接部、節度部材) 32 ハウジング 36 シフト孔(貫通孔) 40 ガイド溝 42 節度孔 44 節度孔 46 節度孔 48 節度孔 50 節度孔 52 節度孔 54 節度孔 56 節度孔 58 頂部 60 頂部 62 頂部 64 頂部 66 頂部 68 頂部 70 頂部 72 斜面 74 斜面 76 斜面 78 斜面 80 斜面 82 斜面 84 斜面 86 斜面 88 斜面 90 斜面 92 斜面 94 斜面 96 斜面 98 斜面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適宜に屈曲した所定の移動軌跡上を移動
    可能なシフトレバーを備え、前記シフトレバーの移動に
    より変速機に設定されたシフトレンジを前記移動軌跡上
    の前記シフトレバーのシフト位置に対応したシフトレン
    ジに切り替えるシフトレバー装置であって、 前記シフトレバーの長手方向中間部に設けられると共
    に、前記シフトレバーの先端側へ向けて付勢された圧接
    部を有する節度部材と、 前記シフトレバーが貫通する貫通孔が形成されて前記節
    度部材よりも前記シフトレバーの先端側に配置され、前
    記移動軌跡に沿った前記シフトレバーの移動に対応する
    前記圧接部の移動軌跡上に前記圧接部の先端が入り込む
    ガイド溝が形成されると共に、前記シフト位置に前記シ
    フトレバーが位置した状態で前記圧接部が入り込む前記
    ガイド溝よりも深い節度孔が前記ガイド溝中に形成され
    たハウジングと、 を備えることを特徴とするシフトレバー装置。
  2. 【請求項2】 前記溝部に前記節度孔の底部側へ向けて
    傾斜した斜面を形成したことを特徴とする請求項1記載
    のシフトレバー装置。
  3. 【請求項3】 前記斜面は、前記溝部を介して隣合う一
    対の前記節度孔の中間部で頂部とされ、前記隣合う一対
    の節度孔の各底部側へ向けて傾斜していることを特徴と
    する請求項2記載のシフトレバー装置。
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