JP2000043600A - シフトレバー - Google Patents

シフトレバー

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JP2000043600A
JP2000043600A JP10216061A JP21606198A JP2000043600A JP 2000043600 A JP2000043600 A JP 2000043600A JP 10216061 A JP10216061 A JP 10216061A JP 21606198 A JP21606198 A JP 21606198A JP 2000043600 A JP2000043600 A JP 2000043600A
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detent
shift
shift lever
lever
sleeve
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Shoichi Harada
昇一 原田
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Tokai Rika Co Ltd
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Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化を含めて設計の自由度を向上できるシ
フトレバーを得る。 【解決手段】 シフトレバー10のノブ30の内部に
は、ディテントロッド42と同軸的にスリーブ58が設
けられている。このスリーブ58は下側の圧縮コイルス
プリング62によって上方へ向けて付勢されており、解
除ボタン34のカム36を上方へ向けて付勢している。
解除ボタン34への押圧力を解除すると、ディテントロ
ッド42の位置に関わらず、圧縮コイルスプリング62
の付勢力によりスリーブ58が上昇し、カム36を押圧
して横孔32の開口側へ向けて解除ボタン34を変位さ
せる。ここで、スリーブ58はディテントロッド42に
沿って移動するので、ディテントロッド42の配置スペ
ースとスリーブ58の配置スペースとを共用できる。こ
のため、小型化を含めてシフトレバーの設計の自由度を
向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、車両の変
速機の変速操作用としてのシフトレバーに関する。
【0002】
【従来の技術】シフトレバー装置には、特定のシフレン
ジ(例えば、車両の駆動輪を反転駆動させるリバースレ
ンジや駆動輪をロックするパーキングレンジ)への不用
意な変更を制限するための制限機構が設けられている。
通常、このような制限機構は、シフトレバーに設けられ
たディテントロッドに形成されたディテントピンと、シ
フトレバーの側方に設けられた側壁等に形成されている
ディテント孔と、によって構成されている。
【0003】ディテントロッドは、シフトレバーのレバ
ー本体内部でレバー本体の長手方向に沿って摺動自在に
収容されており、レバー本体内に収容された圧縮コイル
スプリング等の付勢手段により、レバー本体の先端側
(通常は上端側)へ向けて付勢されている。また、レバ
ー本体の先端側のディテントロッドの端部(通常は上端
部)にはカムが設けられており、レバー本体の先端部に
設けられた操作把手用のノブに設けられた解除ボタンへ
当接している。解除ボタンは、ノブの左右何れか一方の
側で開口した横孔へ一端が突出した状態で横孔に沿って
摺動自在に収容されている。解除ボタンの他端(すなわ
ち、横孔の底部側の端部)は上述したカムに接触してお
り、解除ボタンを押圧操作すると(すなわち、解除ボタ
ンを横孔内へ押し込むように操作すると)解除ボタンが
圧縮コイルスプリングの付勢力に抗してカム(すなわ
ち、ディテントロッド)を押し下げる。
【0004】また、上述したディテントピンはディテン
トロッドの下端側外周部に形成されており、レバー本体
の長手方向に沿って長手となるようにレバー本体に形成
されたスリット孔からレバー本体の外部へ突出して上述
したディテント孔へ入り込んでいる。ディテントロッド
を付勢する付勢手段の付勢方向と同方向側のディテント
孔の内周一部からはその反対方向側へ向けて制限壁が突
出形成されている。ディテントロッドに付勢手段の付勢
力以外の外力が作用していない状態では、シフトレバー
のシフト操作に伴うディテントピンの旋回軌跡上に制限
壁が位置する。特定のシフトレンジに対応したシフト位
置へシフトレバーを操作しようとすると、制限壁がディ
テントピンに当接して間接的にシフトレバーのシフト操
作を制限し、解除ボタンを押圧操作して、制限壁を回避
できる位置までディテントピンを変位させた状態でのみ
シフト操作が可能となる構成である。
【0005】ところで、通常のシフトレバー装置では、
車両の駆動輪を自由に回転できる状態とするニュートラ
ルレンジに対応したシフト位置(以下、ニュートラルレ
ンジに対応したシフト位置を『N位置』と称する)とパ
ーキングレンジに対応したシフト位置(以下、パーキン
グレンジに対応したシフト位置を『P位置』と称する)
との間にリバースレンジに対応したシフト位置(以下、
リバースレンジに対応したシフト位置を『R位置』と称
する)があり、『N位置』から『R位置』へのシフト操
作は制限されるが『R位置』から『N位置』へのシフト
操作は制限されないようになっており、また、『R位
置』と『P位置』との間は何れへのシフト操作も制限さ
れるようになっている。このため、制限壁の端部よりも
『N位置』側には制限壁の端部よりも前記付勢手段の付
勢方向側に位置し、且つ、制限壁が形成された側のディ
テント孔の内周部よりも前記付勢手段の付勢方向とは反
対側に位置した段部が形成され、『R位置』にシフトレ
バーが位置した際にはディテントピンが段部に位置す
る。この状態では、『N位置』へのシフト操作は自由に
できるが、『P位置』へシフト操作するためには制限壁
の端部を回避しなければならず、解除ボタンの押圧操作
が必要となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで、このようなシ
フトレバー装置では、『R位置』にシフトレバーが位置
した場合には、ディテントピンが段部に位置しているた
め、付勢手段の付勢方向側へのディテントピンの変位が
段部により制限される。したがって、この状態では、デ
ィテントロッドを介して付勢手段の付勢力を解除ボタン
のカムへ伝えても、押圧力が作用する以前の位置まで解
除ボタンを押し戻すことはできない。このため、ディテ
ントロッドを付勢する付勢手段とは別の付勢部材を用
い、『R位置』にシフトレバーが位置している状態で
も、解除ボタンへの押圧力解除時には解除ボタンを押圧
力が作用する以前の位置まで押し戻している。このため
の構造の一例が図3に示されている。
【0007】図3に示されるシフトレバー100のノブ
102に形成された横孔104の底部には上記の付勢部
材に相当する圧縮コイルスプリング106が収容されて
いる。この圧縮コイルスプリング106は、解除ボタン
108の横孔104の底部側の解除ボタン108の端部
へ連結部116を介して連結された壁部112を押圧し
て解除ボタン108を横孔104の開口側へ付勢してい
る。これにより、ディテントロッド114のカム110
が解除ボタン108を押圧しなくても、解除ボタン10
8は押圧力が作用する以前の位置へ復帰できる。
【0008】しかしながら、このような構成では、横孔
104の深さを圧縮コイルスプリング106を収容でき
る程度に設定しなければならず、このため、横孔104
の軸方向に沿った方向のノブ102の小型化が困難で、
シフトレバー全体の設計に制限を加えることになってい
た。
【0009】本発明は、上記事実を考慮して、小型化を
含めて設計の自由度を向上できるシフトレバーを得るこ
とが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のシフトレ
バーは、車両の変速機へ連結され、シフト操作により前
記変速機のシフトレンジを変更するレバー本体と、前記
レバー本体のシフト操作に伴い一体的に移動可能に設け
られ、前記レバー本体の側方のディテント手段へ係合す
ることで前記シフト操作を制限すると共に前記ディテン
ト手段を回避する方向及びその反対方向へ向けて変位可
能なディテント部材と、前記レバー本体に設けられ、押
圧力を受けて前記ディテント部材を前記回避方向へ変位
させる操作部材と、前記ディテント部材の回避方向及び
その反対方向に沿って移動可能に前記レバー本体に設け
られ、前記回避方向とは反対方向の移動により前記押圧
力を受ける以前の位置へ向けて前記操作部材を押し戻す
押し戻し部材と、前記回避方向とは反対方向へ向けて前
記押し戻し部材を付勢する付勢手段と、を備えている。
【0011】上記構成のシフトレバーによれば、レバー
本体をシフト操作することで車両の自動変速機に設定さ
れたシフトレンジが変更されるが、このシフト操作の途
中でレバー本体に設けられたディテント部材がディテン
ト手段と係合することにより、ディテント手段がエィテ
ント部を介して間接的にレバー本体のシフト操作を制限
する。また、この状態で操作部材を押圧操作してディテ
ント手段を回避できる位置までディテント部材を変位さ
せることで、レバー本体のシフト操作が可能となる。
【0012】また、操作部材への押圧力を解除すると、
付勢手段の付勢力でディテント部材の回避方向とは反対
方向へ向けて付勢された押し戻し部材により、押圧力を
受ける以前の位置へ向けて操作部材が押し戻される。こ
のため、回避方向及びその反対方向に沿ったディテント
部材の位置に関わらず、操作部材への押圧力が解除され
れば操作部材が押圧力を受ける以前の位置へ復帰する。
【0013】ところで、本シフトレバーでは、ディテン
ト部材の回避方向とは反対方向へ向けて押し戻し部材の
移動方向が設定されているため、操作部材の押圧力作用
時の変位方向がディテント部材の変位方向とは異なって
いても、レバー本体(操作部材がノブ等の把手を介して
間接的に設けられている場合には把手)の操作部材の取
付部分には、ディテント部材の変位に要する操作部材の
ストロークに応じたスペースだけを確保すればよく、シ
フトレバの小型化を含めシフトレバーの設計(特に、外
観形状)の自由度が向上する。
【0014】請求項2記載のシフトレバーは、請求項1
記載のシフトレバーにおいて、前記押し戻し部材は、前
記付勢手段と操作部材との間に配置されると共に前記デ
ィテント部材に対して相対移動可能に前記ディテント部
材が挿入されたスリーブであることを特徴としている。
【0015】上記構成のシフトレバーによれば、付勢手
段の付勢力が押し戻し部材としてのスリーブを介して操
作部材へ伝えられ、操作部材への押圧力が解除された際
には、付勢手段の付勢力を受けてディテント部材に沿っ
て変位したスリーブが押圧力が作用する以前の位置まで
操作部材を押し戻す。
【0016】ここで、スリーブにはディテント部材が貫
通しており、スリーブはディテント部材に沿って移動す
る。したがって、ディテント部材の配置スペースとスリ
ーブの配置スペースとを共用できる。このため、より一
層シフトレバーの小型化を含めたシフトレバーの設計の
自由度が向上する。
【0017】
【発明の実施の形態】図2には本発明の一実施の形態に
係るシフトレバー10を適用したシフトレバー装置12
の分解斜視図が示されており、図1にはシフトレバー1
0の要部を拡大した正面断面図が示されている。図2に
示されるように、シフトレバー10は略車両上下方向
(図2の矢印UP及びその反対方向)に沿って長手とさ
れたパイプ状のレバー本体14を備えている。このレバ
ー本体14は下端部には略車両左右方向(図1の矢印L
F及びその反対方向)を軸方向とするシャフト16が形
成されており、ベース部材18の略車両左右方向両端部
から立設されて略車両左右方向に沿って互いに対向する
一対の側壁20の各軸受孔22へ軸支されている。
【0018】また、レバー本体14の外周部からはワイ
ヤ(図示省略)の一端が係止されたワイヤ係止部24が
突出形成されている。ワイヤの他端は直接或いはリンク
機構等の連結手段を介して間接的に車両の自動変速機
(図示省略)へ機械的に連結されており、軸受孔22周
りにレバー本体14が旋回した際の旋回位置(シフト位
置)に応じてワイヤが引っ張られ又は戻されることによ
り自動変速機に設定されたシフトレンジが変更操作され
る。
【0019】さらに、レバー本体14の上端側は、車両
室内乗員側とシフトレバー装置12の設置箇所とを仕切
るハウジング26に形成されたガイド孔28を貫通して
車両室内乗員側へ延出されており、更に、その先端部に
は操作用把手としてのノブ30が取り付けられている。
図1及び図2に示されるように、ノブ30には略車両右
方向側の端部で開口した横孔32が形成されており、操
作部材としての解除ボタン34が横孔32に沿って変位
自在に差し込まれている。ノブ30の内部側の解除ボタ
ン34の端部には、カム面が左下方へ向けられたカム3
6が形成されている。
【0020】また、ノブ30には縦孔38が形成されて
いる。縦孔38はノブ30の下端部で開口しており、ノ
ブ30の下端部に差し込まれたレバー本体14の縦孔4
0と同軸的に連通している。これらの縦孔40、38の
内部には略車両上下方向に沿って長手とされた棒状のデ
ィテントロッド(ディテント部材)42が縦孔40、3
8に沿って(すなわち、略車両上下方向に沿って)移動
可能に収容されている。このディテントロッド42は縦
孔38の下端部近傍に配置された圧縮コイルスプリング
(図示省略)により、常に上方へ向けて付勢されてお
り、このため、ディテントロッド42の上端部は常に解
除ボタン34のカム36へ当接し、解除ボタン34が押
圧操作された場合にその押圧力によって下方へ押し下げ
られるようになっている。
【0021】さらに、ディテントロッド42の長手方向
中間部からは略車両左右方向両側へ向けてディテントピ
ン44が突出形成されている。ディテントピン44はレ
バー本体14に形成された略車両上下方向に沿って長手
のスリット孔46を貫通しており、その先端部は側壁2
0に形成されたディテント孔48へ入り込んでいる。
【0022】図2に示されるように、ディテント孔48
はその上側内周部50の曲率半径がスリット孔46の上
端部若しくはその極近傍に位置した状態で軸受孔22周
りにレバー本体14が旋回した際のディテントピン44
の旋回軌跡に対応しており、レバー本体14が旋回した
際にはディテントピン44が上側内周部50に沿って移
動する。また、上側内周部50の一部からは下側内周部
52へ向けてディテント手段としての制限壁54が突出
形成されている。この制限壁54は、車両の駆動輪を自
由に回転できる状態とする自動変速機のニュートラルレ
ンジに対応したレバー本体14の旋回位置(シフト位
置)、すなわち、ハウジング26に形成された『N』の
文字の側方の旋回位置(以下、便宜上『N』の文字の側
方の旋回位置を『N位置』と称する)と、車両の駆動輪
をロックする自動変速機のパーキングレンジに対応した
レバー本体14の旋回位置、すなわち、ハウジング26
に形成された『P』の文字の側方の旋回位置(以下、便
宜上『P』の文字の側方の旋回位置を『P位置』と称す
る)との間でレバー本体14が旋回した際のディテント
ピン44の旋回軌跡に対応して形成されており、スリッ
ト孔46の上端部若しくはその極近傍にディテントピン
44が位置した状態でレバー本体14を旋回操作する
と、制限壁54がスリット孔46へ当接して、間接的に
レバー本体14の旋回を制限する。
【0023】また、図2に示されるように、制限壁54
の下端部よりも後方側には、その高さが制限壁54の下
端部と上側内周部50の中間に設定された段部56が形
成されている。この段部56は、車両の駆動輪を反転駆
動させる自動変速機のリバースレンジに対応したレバー
本体14の旋回位置(シフト位置)、すなわち、ハウジ
ング26に形成された『R』の文字の側方の旋回位置
(以下、便宜上『R』の文字の側方の旋回位置を『R位
置』と称する)にレバー本体14が位置した際のディテ
ントピン44の旋回位置に対応している。
【0024】一方、図1に示されるように、ノブ30の
縦孔38内には管状の押し戻し部材としてのスリーブ5
8が縦孔38に沿って摺動自在に収容されていると共
に、上述したディテントロッド42が相対移動可能に貫
通している。このスリーブ58の下方には、下端がレバ
ー本体14の上端側の縦孔40の内周部に形成されたリ
ング状のストッパ60に係止された付勢手段としての圧
縮コイルスプリング62が配置されており、この圧縮コ
イルスプリング62により、スリーブ58は上方へ向け
て付勢され、常にノブ30の内部側の解除ボタン34の
端部に形成されたカム36に当接している。
【0025】次に、本実施の形態の作用並びに効果につ
いて説明する。
【0026】車両の自動変速機のシフトレンジを変更す
る際には、ノブ30を把持した状態でハウジング26に
形成された複数の文字のうち、所望のシフトレンジに対
応した文字の側方の旋回位置までシフトレバー10(レ
バー本体14)を軸受孔22周りに旋回操作(シフト操
作)することで自動変速機のシフトレンジを変更でき
る。
【0027】但し、『N位置』と『P位置』との間で
は、スリット孔46の上端部若しくはその極近傍に位置
した状態でシフトレバー10を旋回操作しようとする
と、制限壁54がスリット孔46へ当接して間接的にシ
フトレバー10の旋回操作を制限するため、この状態で
は自動変速機のシフトレンジを変更することはできな
い。したがって、この場合には、一旦、ノブ30の解除
ボタン34を押圧してスリット孔46が制限壁54に当
接しない位置までディテントロッド42を下降させるこ
とでシフトレバー10の旋回操作が可能となる。
【0028】この状態で『N位置』から『R位置』へシ
フトレバー10を旋回操作して解除ボタン34への押圧
力を解除すると、スリット孔46を上方へ付勢する圧縮
コイルスプリングの付勢力でディテンントピン44が上
昇しようとするが、制限壁54には『R位置』に対応し
て段部56が形成されているため、ディテント孔48の
上端部若しくはその極近傍まではディテントロッド42
が戻ることはできない。したがって、ディテントロッド
42によって押圧力を受ける以前の位置まで解除ボタン
34を押し戻すことはできないが、この状態であっても
(すなわち、ディテントロッド42の位置に関わらず)
圧縮コイルスプリング62の付勢力を受けたスリーブ5
8がディテントロッド42に対して相対的に上昇するこ
とでカム36を上方へ押圧するため、押圧力を受ける以
前の位置まで解除ボタン34が押し戻される。
【0029】ここで、従来のシフトレバーにおいては、
横孔32内に配置された圧縮コイルスプリングで解除ボ
タン34を横孔32の開口側へ付勢していたが、本シフ
トレバー10では、解除ボタン34を押し戻すスリーブ
58がディテントロッド42の長手方向に沿って移動す
る構成であり、圧縮コイルスプリング62の付勢力でス
リーブ58が上昇することで解除ボタン34を押し戻す
構成である。したがって、従来のシフトレバーのよう
に、横孔に圧縮コイルスプリングを収容できるだけの深
さを必要とせず、解除ボタン34を押圧操作した際の解
除ボタン34の変位に充分な深さがあればよい。このた
め、ノブ30の略車両左右方向寸法を小さく設定でき
る。シフトレバー10の設計の自由度を向上させること
ができる。なお、本実施の形態では、ディテントロッド
42が挿通される縦孔38にスリーブ58を収容した構
成であったが、縦孔38とは平行に別の縦孔をノブ30
に形成して、この縦孔に圧縮コイルスプリング62やス
リーブ58やロッド等の押圧部材を収容してもよい。こ
の場合でも、横孔32を浅くすることができ、シフトレ
バー10の設計の自由度を向上させることができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るシフ
トレバーでは、押圧力作用時における操作部材の移動方
向と、ディテント部材の移動方向とが異なっていても、
操作部材の取付部分にはディテント部材を移動させるの
に必要な操作部材の移動ストロークに応じたスペースを
確保すればよいため、シフトレバーの小型化を含め、シ
フトレバーを設計する際の自由度が向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るシフトレバーの要
部の断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係るシフトレバーを適
用したシフトレバー装置の分解斜視図である。
【図3】従来のシフトレバーの操作部材(解除ボタン)
の復帰の機構を示す断面図である。
【符号の説明】
10 シフトレバー 14 レバー本体 34 解除ボタン(操作部材) 42 ディテントロッド(ディテント部材) 54 制限壁(ディテント手段) 58 スリーブ(押し戻し部材) 62 圧縮コイルスプリング(付勢手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の変速機へ連結され、シフト操作に
    より前記変速機のシフトレンジを変更するレバー本体
    と、 前記レバー本体のシフト操作に伴い一体的に移動可能に
    設けられ、前記レバー本体の側方のディテント手段へ係
    合することで前記シフト操作を制限すると共に前記ディ
    テント手段を回避する方向及びその反対方向へ向けて変
    位可能なディテント部材と、 前記レバー本体に設けられ、押圧力を受けて前記ディテ
    ント部材を前記回避方向へ変位させる操作部材と、 前記ディテント部材の回避方向及びその反対方向に沿っ
    て移動可能に前記レバー本体に設けられ、前記回避方向
    とは反対方向の移動により前記押圧力を受ける以前の位
    置へ向けて前記操作部材を押し戻す押し戻し部材と、 前記回避方向とは反対方向へ向けて前記押し戻し部材を
    付勢する付勢手段と、 を備えるシフトレバー。
  2. 【請求項2】 前記押し戻し部材は、前記付勢手段と操
    作部材との間に配置されると共に前記ディテント部材に
    対して相対移動可能に前記ディテント部材が挿入された
    スリーブであることを特徴とする請求項1記載のシフト
    レバー。
JP10216061A 1998-07-30 1998-07-30 シフトレバー Withdrawn JP2000043600A (ja)

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