JP2017109510A - シフトレバー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シフトポジションの変更制限を解除する際のボタン操作の操作感覚を改善できるシフトレバー装置を提供する。【解決手段】車両の自動変速機のシフトポジションを変更するシフトレバー装置であって、シフトノブ20と、第1カム部31を有し、第1方向に移動することによってシフトポジションの変更制限を解除するように構成されるロッド部材30と、第1カム部31と係合する第2カム部41と、シフトノブ20から突出するボタントップ40aと、を有し、第2方向に移動することによってロッド部材30を第1方向に移動させるボタン部40と、ボタン部40を付勢するための付勢部材と、を備える。付勢部材は第2カム部41が第1カム部31に接近するように付勢する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両の自動変速機の変速ボタンのためのシフトレバー装置に関する。
従来から、車両の自動変速機のシフト操作するためのシフトレバー装置が知られている。例えば特許文献1には駆動輪を反転駆動させるリバースポジションや駆動輪をロックするパーキングポジションへの不用意な変更を制限するための制限機構が設けられたシフトレバー装置が記載されている。
特開2000−043600号公報
ところで、特許文献1に記載のシフトレバー装置は、シフト操作により自動変速機のシフトポジションを変更するシフトレバーと、ディテント手段を回避するディテントロッドと、押圧力を受けてディテントロッドを回避方向へ変位させる解除ボタンと、解除ボタンを押圧力を受ける以前の位置へ向けて押し戻すスリーブと、スリーブを付勢する圧縮コイルスプリングと、を備えており、圧縮コイルスプリングは解除ボタンを回避方向とは反対方向へ向けて押し戻しするように構成されている。
つまり、このようなシフトレバー装置は、シフトノブの解除ボタンを押し込む操作をすることで、シフトレバー内のディテントロッドと解除ボタンに設けたカムとによって、シフトポジションの変更制限を解除状態に移行するように構成されている。そして、解除ボタンは、シフトノブに設けたスプリングによって、押し込む操作の方向と反対方向に付勢されている。この結果、解除ボタンに設けたカムは常にディテントロッドから離れる方向に付勢されている。
しかし、このようなシフトレバー装置では、カムが常にディテントロッドから離れる方向に付勢されているから、カムとディテントロッドとの間に遊び隙間が形成される。このような遊び隙間があることで、ボタンの操作量が増大し、ボタンの操作感覚にガタ感や段付き感を生じさせることがある。また、パーキングポジションとリバースポジションとでディテントロッドの待機位置が異なることで遊び隙間量が変動して押し込む操作の操作感覚が一定にならない。また、解除ボタンが操作方向と反対の方向に付勢されていることで、操作荷重が増え、シフトレバーのボタン操作に必要以上の力を要することがある。以上のように、従来のシフトレバー装置にはボタン操作の操作感覚に改善の余地があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、シフトポジションの変更制限を解除するボタン部を有する車両のシフトレバー装置において、シフトポジションの変更制限を解除する際のボタン操作の操作感覚を改善できるシフトレバー装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のシフトレバー装置は、車両の自動変速機のシフトポジションを変更するシフトレバー装置であって、シフトノブと、第1カム部を有し、第1方向に移動することによってシフトポジションの変更制限を解除するように構成されるロッド部材と、第1カム部と係合する第2カム部と、シフトノブから突出するボタントップと、を有し、第2方向に移動することによってロッド部材を第1方向に移動させるボタン部と、ボタン部を付勢するための付勢部材と、を備える。付勢部材は第2カム部が第1カム部に接近するように付勢する。
この態様によると、付勢部材は第2カム部が第1カム部に接近するように付勢するから、待機状態における第2カム部と第1カム部との隙間を小さくして、ボタン操作の操作感覚を改善できる。
付勢部材は、ボタントップの第2方向での投影範囲であって、ロッド部材とボタントップの間に配設されてもよい。この態様によると、シフトノブのボタン孔のロッド部材のボタントップと反対側の空間を小さくできるから、その分シフトノブの小型化に有利である。
シフトノブには付勢部材の一端が当接するバネ押え部が設けられ、ボタン部には、付勢部材の他端側を収容する収容部と、バネ押え部が進入する溝部と、が設けられてもよい。この態様によると、付勢部材がボタン部の収容部に収容されるから、付勢部材による余計なスペースの増加を回避できる。また、バネ押え部がボタン部の溝部に進入するからバネ押え部による余計なスペースの増加を回避できる。
ボタン部は、溝部が設けられるボタン本体部と、ボタン本体部の少なくとも一部を覆いボタントップが形成されるボタンカバー部と、を含んでもよい。この態様によると、溝部がボタンカバー部に覆われるから、操作者からは見え難くなり、シフトレバー装置の見栄えの低下を抑制できる。
付勢部材はボタントップの第2方向に沿った中心線の近傍に配置されてもよい。この態様によると、付勢部材がボタントップの移動方向中心の近傍に位置するから、ボタン部の操作荷重の方向と付勢部材の中心軸とのオフセットを小さくして、操作時のボタン部の傾きを抑制できる。
本発明によれば、シフトポジションの変更制限を解除するボタン部を有する車両のシフトレバー装置において、シフトポジションの変更制限を解除する際のボタン操作の操作感覚を改善できるシフトレバー装置を提供することができる。
実施形態に係るシフトレバー装置を模式的に示す縦断面図である。 実施形態に係るシフトレバー装置の動作を説明する模式図である。 比較例に係るシフトレバー装置を模式的に示す縦断面図である。 比較例に係るシフトレバー装置の動作を説明する模式図である。 比較例に係るシフトレバー装置のPポジションでの隙間と出代を説明するための縦断面図である。 比較例に係るシフトレバー装置のRポジションでの隙間と出代を説明するための縦断面図である。 比較例に係るシフトレバー装置のボタンの操作と荷重の関係を示す特性図である。 実施形態に係るシフトレバー装置のPポジションでの隙間を示す縦断面図である。 実施形態に係るシフトレバー装置のRポジションでの隙間を示す縦断面図である。 実施形態に係るシフトレバー装置のボタンの操作と荷重の関係を示す特性図である。 第2実施形態に係るシフトレバー装置を模式的に示す縦断面図である。 第2実施形態に係るシフトレバー装置の右側面図である。 第3実施形態に係るシフトレバー装置を模式的に示す縦断面図である。 第3実施形態に係るシフトレバー装置の付勢部材の周辺を分解して示す分解図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図1から14を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
図1は、実施形態に係るシフトレバー装置10を模式的に示し、図2はシフトレバー装置10のバネ部材50の周辺を拡大して示している。以下、XYZ直交座標系をもとに説明する。方向Xは水平な左右方向に対応し、方向Yは水平な前後方向に対応し、方向Zは鉛直な上下方向に対応する。方向Yおよび方向Zはそれぞれ方向Xに直交する。方向Xは左方向あるいは右方向と、方向Yは前方向あるいは後方向と、方向Zは上方向あるいは下方向と表記することがある。
図1においてシフトレバー装置10を前方から視て向かって右側を右と、左側を左という。
(シフトレバー装置)
シフトレバー装置10は、車両の自動変速機の上側に延伸して設けられる。シフトレバー装置10に所定の操作を行うことによって自動変速機のシフトポジションが変更される。車両の自動変速機のシフトポジションは、例えば駆動輪を反転駆動させるリバースポジション(以下、Rポジションという。)と、ニュートラルポジション(以下、Nポジションという。)と、車両を前進させるドライブポジション(以下、Dポジションという。)と、を含む。
自動変速機には、不用意な操作で前進走行中にRポジションに切り替わったり、駐車中にDポジションやRポジションに切り替わったりといった誤操作を防ぐためのロック機構が設けられている。シフトレバー装置10にはロック機構を解除するボタン部40が設けられており、所定の操作に対してはボタン部40を押しながら操作しない場合はシフトレバー装置10が動かないように構成されている。特に、ロック機構は、シフトレバー装置10のボタン部40とロッド部材30の連係動作によって解除される。
シフトレバー装置10は、車両の自動変速機のシフトポジションを変更するシフトシャフト90の一端に設けられるシフトノブ20と、第1カム部31を有し、第1方向に移動することによってシフトポジションの変更制限を解除するように構成されるロッド部材30と、第1カム部31と係合する第2カム部41と、シフトノブ20から突出するボタントップ40aと、を有し、第2方向に移動することによってロッド部材30を第1方向に移動させるボタン部40と、ボタン部40を付勢するための付勢部材であるバネ部材50と、を備える。バネ部材50は第2カム部41が第1カム部31に接近するように付勢するように設けられている。
(シフトシャフト)
シフトシャフト90は、その軸方向が略上下方向に沿って延伸するパイプ状の部材である。シフトシャフト90の下側部は、連結手段を介して自動変速機に機構的に連結される。シフトシャフト90の前後方向(方向Y)での旋回位置(シフト位置)に応じて自動変速機のシフトポジションが変更操作される。シフトシャフト90の上部には操作用把手としてのシフトノブ20が取り付けられている。シフトシャフト90の中程にはシフトシャフト90の軸方向(以下、単に軸方向という。)に貫通するロッド孔92が形成されている。ロッド孔92には、ロック機構を解除するためのロッド部材30が軸方向に沿って変位自在に収容される。シフトシャフト90は、例えば鉄鋼材料などの金属材料製のパイプ素材から機械加工によって形成されてもよい。
(シフトノブ)
シフトノブ20は、グリップ部21と、シャフト孔部22と、ボタン孔部23と、下端部24と、バネ押え部27と、を含む。グリップ部21は操作者が手で掴んで操作する部材であり、略縦方向である軸方向にシャフト孔部22が形成され、横方向にボタン孔部23が形成され、下側に下端部24が形成される。下端部24にはシフトシャフト90を結合する結合機構が設けられる。シャフト孔部22は、グリップ部21の中程から軸方向に形成される貫通孔であり、上側がボタン孔部23の側面の下部に開口する。シャフト孔部22にはシフトシャフト90の上部が挿入固定される。シャフト孔部22は、ロッド孔92に連通しており、ロッド孔92から上側に突出したロッド部材30の上部を環囲している。
ボタン孔部23はシフトノブ20の右方向側が開口する袋状の横孔である。ボタン孔部23にはボタン部40が左右方向に変位自在に収容されている。ボタン孔部23の下部はシャフト孔部22の上部とシフトノブ20の中で連通している。特に、シフトノブ20は、シャフト孔部22およびボタン孔部23が形成されるノブ本体部25と、ノブ本体部25のボタン孔部23の開口の一部を覆うように固定されるノブカバー部26と、を含む。ノブカバー部26は、ノブ本体部25のボタン孔部23に収容するボタン部40の抜け止めを構成する。シフトノブ20のノブ本体部25とノブカバー部26とは、例えば樹脂材料からモールド成形により形成して、接着結合することができる。下端部24にはシフトシャフト90を結合するための結合機構が設けられる。下端部24はカバー部材88に覆われてもよい。ノブカバー部26にはボタン孔部23の開口の一部を覆う壁部であるストッパー部26aが設けられる。ストッパー部26aはボタン部40の右側への移動を制限する。
バネ押え部27はシフトノブ20のノブカバー部26に設けられる。バネ押え部27には、バネ部材50の固定端52が当接する。バネ押え部27はノブカバー部26からボタン孔部23内に張り出す張出部26bに設けられる。
(ロッド部材)
ロッド部材30は、シフトシャフト90の軸方向に延伸する円筒棒状の部材で、例えば鉄鋼などの金属製の棒状の部材から機械加工により形成される。ロッド部材30の上側の第1カム部31は、ボタン孔部23の中程に突出して、例えば半球面形状などの曲面形状に形成される。ロッド部材30の下部は連結手段を介して自動変速機のロック機構に機構的に連結されている。ロッド部材30は所定の付勢手段により軸方向で上向に付勢されており、ボタン部40の第2カム部41が左向きに押し込まれると下位置に変位し、第2カム部41が右向きに移動すると上位置に変位する。ロッド部材30が下位置に変位することでロック機構が解除される。
(ボタン部)
ボタン部40は、前進走行中や駐車中における誤操作を防止するためのロック機構を解除するために設けられる。ボタン部40は、ボタン本体部43と、ボタンカバー部49と、を含む。ボタン本体部43は、第2カム部41と、抜け止め部44と、当接部45と、を含む。ボタン本体部43の右部は左右方向に延伸する略角柱状の部分である。ボタンカバー部49は、ボタン本体部43の右部を右側からカバーする略椀状の部材であり、ボタン本体部43を環囲する筒状部49aと、筒状部49aの一端を塞ぐ円盤状の部分であるボタントップ40aと、を含む。ボタン本体部43とボタンカバー部49は、例えば樹脂材料からモールド成形により形成される。ボタンカバー部49はボタン本体部43の右部に例えば接着固定される。抜け止め部44はボタン部40がボタン孔部23からの抜け出しを制限する部材である。抜け止め部44は、ボタン本体部43の下部に下向に突き出す係合部43bを有する。
ボタン部40は、ボタン本体部43の右部がボタン孔部23の開口から突出するようにボタン孔部23に収容される。この状態で、ノブ本体部25にノブカバー部26が固定されることで、ボタン部40の抜け出しが制限される。つまり、ボタン部40が抜け出し方向(右方向)に変位すると、ボタン部40の係合部43bがノブカバー部26のストッパー部26aに当接して、それ以上の変位を制限する。
(カム部)
ボタン部40のボタン本体部43の中程には第2カム部41が形成される。第2カム部41には右下がりの勾配の傾斜面42が形成される。傾斜面42が第1カム部31に接した状態で、ボタン部40が左向きに押し込み力を受けると、傾斜面42に接する第1カム部31には下向の分力が入力される。この結果、ボタン部40の左側への変位に対応して、ロッド部材30は下側に変位する。押し込み力が開放されてボタン部40が右側に変位すると、ロッド部材30への下向きの分力がなくなり、ロッド部材30は上向きの待機位置に変位して、ボタン部40は右側へ変位する。
ボタン部40には、バネ部材50の可動端51が当接する当接部45が設けられる。当接部45はボタン本体部43の左端部から上側に突き出す突き出し部43aに設けられる。バネ部材50は圧縮された状態で当接部45とバネ押え部27の間に保持されており、当接部45には、バネ部材50の復元力によりバネ押え部27に対して左向きの付勢力が入力される。この結果、バネ部材50の復元力により、ボタン部40は、第2カム部41がロッド部材30の第1カム部31に接近する左方向に付勢される。
(付勢部材)
バネ部材50は、ボタン部40を所定方向に付勢する弾性部材で、例えばコイルスプリングを用いることができる。バネ部材50は、圧縮された状態で、固定端52がノブカバー部26の張出部26bに当接し、可動端51がボタン本体部43の突き出し部43aに当接する。ボタン本体部43の突き出し部43aには、バネ部材50の可動端51から左向きに復元力が入力されるから、ボタン部40は、第2カム部41がロッド部材30の第1カム部31に接近する左方向に付勢される。
(解除動作)
ボタン部40が押し込み力を受けると、ロッド部材30の第1カム部31に下向の分力が入力され、ロッド部材30が下側の解除位置に変位してロック機構が解除される。ボタン部40の押し込み力が開放されると、ロッド部材30への下向の分力がなくなり、ロッド部材30が上向の待機位置に変位してロック機構がロックされる。前進走行中にDポジションにある場合や駐車中にPポジションにある場合は、ロッド部材30が待機位置に変位しており、ロック機構はロックされてシフトレバー装置10は動かせない状態になる。この状態で、ボタン部40を押し込むと、ロッド部材30が解除位置に変位してロック機構が解除され、シフトレバー装置10は可動状態になる。この状態で、シフトレバー装置10を所望のシフト位置に動かした後に、押し込み力を開放すると、ロッド部材30が待機位置に変位してロック機構が再びロックされる。
なお、ロッド部材30の待機位置はシフトポジション毎に異なることがある。例えば、Rポジションでのロッド部材30の待機位置は、Pポジションでのロッド部材30の待機位置より下側に設定されることがある。この場合でも、ロッド部材30の解除位置は各シフトポジションでの待機位置より下側に設定される。
ここで、先に比較例であるシフトレバー装置310について説明する。図3は、比較例であるシフトレバー装置310を模式的に示し、図4はシフトレバー装置310のバネ部材50の周辺を拡大して示す。シフトレバー装置310は、シフトレバー装置10に対して、バネ部材50の配設位置とボタン部40に対する付勢方向が相違する他は、同様であり重複する説明は省く。
シフトレバー装置310では、シフトノブ320のバネ押え部327がノブ本体部25の右側に形成された左方向に凹む凹部325bに設けられ、ボタン部40の当接部345がボタン本体部343の上部の段部343aに設けられている。バネ部材50は、圧縮された状態で、固定端52が凹部325bに当接し、可動端51がボタン本体部343の段部343aに当接する。ボタン本体部43の段部343aには、バネ部材50の可動端51から右向きに付勢力Fsが入力されるから、ボタン部40は、第2カム部41がロッド部材30の第1カム部31から遠ざかる右方向に付勢される。
図5(a)、(b)は、比較例のシフトレバー装置310のPポジションでの隙間と出代を説明するための縦断面図である。図5(a)は、ボタン部40が最も右側に変位した待機状態を示している。ボタン部40は駐車時や通常走行時には待機状態にある。図5(b)は、ボタン部40がやや押し込まれて、第2カム部41がロッド部材30の第1カム部31に僅かに触れた微接触状態を示している。各部材の製造誤差を吸収するために、待機状態において第2カム部41と第1カム部31との間には製造誤差に対応した大きさの隙間Dpが設定される。つまり、ボタン部40のボタン孔から突出するボタントップ40aの右端の位置は、左右方向において、待機状態でXp1に位置し、微接触状態でXp2に位置しており、Xp1とXp2の差である出代は隙間Dpに対応する。
図6(a)、(b)は、比較例のシフトレバー装置310のRポジションでの隙間と出代を説明するための縦断面図である。図6(a)は、ボタン部40が最も右側に変位した待機状態を示している。ボタン部40は駐車時や通常走行時には待機状態にある。図6(b)は、ボタン部40がやや押し込まれて、第2カム部41がロッド部材30の第1カム部31に僅かに触れた微接触状態を示している。
各部材の製造誤差を吸収するために、待機状態において第2カム部41と第1カム部31の間には製造誤差に対応した大きさの隙間Drが設定される。つまり、ボタン部40のボタントップ40aの右端の位置は、左右方向において、待機状態でXr1に位置し、微接触状態でXr2に位置しており、Xr1とXr2の差である出代は隙間Drに対応する。Rポジションでのロッド部材30の待機位置が、Pポジションでのロッド部材30の待機位置より下側に設定される場合には、Rポジションでの隙間Drは、Pポジションでの隙間Dpより大きい。
図7(a)、(b)は、比較例のシフトレバー装置310のボタン部40の操作と荷重の関係を示す特性図である。図7(a)はPポジションでの特性図であり、図7(b)はRポジションでの特性図である。これらの特性図の横軸はボタン部40のボタントップ40aの押し込み操作のストローク量を示し、縦軸はボタン部40が受ける操作荷重Fpを示している。横軸上のXp1、Xr1は待機状態に、横軸上のXp2、Xr2は微接触状態に、横軸上のXp3、Xr3は解除状態に対応する。ボタン部40の操作荷重Fpは、バネ部材50から受ける付勢力Fsにロッド部材30から受ける反力Fhを加えたものに対応する。
待機状態から微接触状態までのストロークJでは、ボタン部40の操作荷重Fpには反力Fhが含まれないから、操作荷重Fpは相対的に小さく、この間はボタン部40の遊び代によるいわゆるガタである。図7(a)、(b)に示すように、ボタン部40の遊び代はRポジションで特に大きい。操作の遊び代が大きく節度感が低いことにより、操作者は快適とはいえない操作感覚を覚えることがある。また、このような操作の遊び代が大きいと、操作者は、その分だけ余計に操作することとなり、この点からも快適とはいえない操作感覚を覚える。
また、図7(a)、(b)に示すように、ボタンストロークには実質的な操作に係る高荷重のストロークGの他に、ガタである低荷重のストロークJが含まれる。低荷重のストロークJと高荷重のストロークGの比率はPポジションとRポジションとで変動するから、ポジション位置による操作感覚が一定にならない。操作感覚が変動すると、操作者は、その変動に違和感を覚えることがある。
さらに、微接触状態からボタン部40を押し込んでいくと、ボタン部40の操作荷重Fpは付勢力Fsに反力Fhを加えたものに対応するから急激に大きくなる。つまり、円Eで示すように、操作荷重Fpが微接触状態の前後でステップ状に急変する。操作荷重Fpがステップ状に急変することにより、操作者は快適とはいえない操作感覚を覚えることがある。
また、操作荷重Fpは付勢力Fsに反力Fhを加えたものに対応するから、矢印Kで示すように、操作荷重Fpは反力Fhより大きくなる。操作荷重Fpが大きいと、操作者は、その分だけ余計に大きな力をボタン部40に加えることとなり、この点からも快適とはいえない操作感覚を覚えることがある。この場合の操作荷重Fpは必要以上の力を要することも考えられる。
以上の比較例のシフトレバー装置310の考察を踏まえて、操作感覚の改善の観点から、実施の形態のシフトレバー装置10の動作を説明する。
図8はシフトレバー装置10のPポジションでの第1カム部31と第2カム部41の隙間を示す縦断面図であり、図9はシフトレバー装置10のRポジションでの第1カム部31と第2カム部41の隙間を示す縦断面図である。図8に示すように、シフトレバー装置10では、バネ部材50が第2カム部41を第1カム部31に接近する方向である左向きに付勢するから、Pポジションにおける待機時に第2カム部41は第1カム部31に接触しており、これらの間に隙間は生じない。つまり、シフトレバー装置10では、駐車時や通常走行時の待機状態にて、第2カム部41がロッド部材30の第1カム部31に僅かに触れた微接触状態にある。シフトレバー装置10では、製造誤差があっても第2カム部41と第1カム部31の間には余計な隙間を生じない。
つまり、図8に示すように、Pポジションにおいては待機時にボタン部40のボタントップ40aの右端の位置がXp2の位置にあり遊び代を生じない。また、図9に示すように、Rポジションにおいても待機時にボタン部40のボタントップ40aの右端の位置がXr2の位置にあり遊び代を生じない。このため、遊び代による快適でない操作感覚を改善できる。また、操作の遊び代が小さいことで、操作者は、余計な操作が避けられるからこの点からも好ましい操作感覚を得ることができる。
図10(a)、(b)は実施の形態のシフトレバー装置10のボタン部40の操作と荷重の関係を示す特性図である。図10(a)はPポジションでの特性図であり、図10(b)はRポジションでの特性図である。これらの特性図の横軸はボタン部40のボタントップ40aの押し込み操作のストローク量を示し、縦軸はボタン部40が受ける操作荷重Fpを示している。横軸上のXp2、Xr2は待機状態である微接触状態に、横軸上のXp3、Xr3は解除状態に対応する。なお、通常の使用範囲の中では、ボタントップ40aの右端はXp1、Xr1に位置することはない。
ボタン部40の操作荷重Fpは、バネ部材50から受ける付勢力Fsにロッド部材30から受ける反力Fhを合成したものに対応する。なお、付勢力Fsは反力Fhと逆方向の力であるから、操作荷重Fpの大きさは反力Fhから付勢力Fsを減じた大きさとなる。つまり、矢印Kで示すように、付勢力Fsの分だけ操作荷重Fpは反力Fhより小さくなるから、余計に大きな力を加えることによる不快な操作感覚を改善できる。
図10(a)、(b)に示すように、実施の形態のシフトレバー装置10ではボタン部40の遊び代や余計な操作が殆どなく、操作感覚を改善できる。また、ボタンストロークには低荷重のストロークJを含まれないから、低荷重のストロークJと高荷重のストロークGの比率は、PポジションとRポジションとで変動せず、操作感覚の変動による違和感を改善できる。また、操作荷重Fpのステップ状の急変も回避される。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係るシフトレバー装置110について説明する。図11はシフトレバー装置110を模式的に示す縦断面図であり、図12はシフトレバー装置110の右側面図である。シフトレバー装置110はシフトレバー装置10に対して、シフトノブ20の外形が小型化され、バネ部材50の支持形態が異なる他は同様であり、重複する説明は省く。
シフトレバー装置110において、バネ部材50の可動端51はボタン部40の当接部45に支持され、固定端52はシフトノブ20のバネ押え部27に支持される。シフトレバー装置110において、当接部45は、ボタン本体部43の中程から上側に突き出す突き出し部43cに設けられる。シフトレバー装置110の突き出し部43cは、シフトレバー装置10の突き出し部43aより右側に設けられる。シフトレバー装置110において、バネ押え部27はシフトノブ20のノブカバー部26の左上部の壁部26cに設けられる。特に、シフトレバー装置110の突き出し部43cは、ロッド部材30の左端より右側に設けられる。このように構成することで、シフトノブ20のボタン孔部23のロッド部材30より左側の空間を小さくできるから、その分だけシフトノブ20を左右方向に小型化することが可能になる。
シフトレバー装置110において、バネ部材50は突き出し部43cに左向きの付勢力を入力するから、ボタン部40の第2カム部41はロッド部材30の第1カム部31に接近する左方向に付勢される。したがって、シフトレバー装置110がシフトレバー装置10と同様の特徴を有することは明らかである。
図12に示すように、シフトレバー装置110では、当接部45を設けるための突き出し部43cは、第2カム部41が占める範囲を除くボタン部40を囲む範囲Mに設けることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に係るシフトレバー装置210について説明する。図13はシフトレバー装置210を模式的に示す縦断面図であり、図14はシフトレバー装置210の分解斜視図である。シフトレバー装置210はシフトレバー装置110に対して、バネ部材50の支持形態が異なる他は同様であり、重複する説明は省く。特に、シフトレバー装置210のバネ部材50は、ボタントップ40aの第2方向である左右方向の投影範囲であって、ロッド部材30とボタントップ40aの間に配設される。
シフトレバー装置210において、バネ部材50の可動端51はボタン部40の当接部45に支持され、固定端52はシフトノブ20のバネ押え部27に支持される。ボタン部40には、バネ部材50の可動端51側を収容する収容部43eに、バネ孔43fと、バネ押え部27が進入するバネ溝43gと、が設けられる。シフトレバー装置210において、当接部45は、ボタン本体部43の中程に設けた収容部43eの底部43dに設けられる。収容部43eは、左右方向に延在するバネ孔43fおよびバネ溝43gを含む。バネ溝43gはバネ孔43fの右側に設けられる。バネ孔43fは、右面視の断面が略円形状に形成され、左部に底部43dが、右部に開口が形成される。バネ溝43gは右面視で下側が開いた逆U字状に形成され、左部がバネ孔43fに連通し、右部に開口が形成される。バネ部材50は可動端51を先頭にしてバネ孔43fに挿入され、固定端52はバネ孔43fの開口から突出してバネ溝43gに収容される。
特に、バネ部材50を収容する収容部43eは、ボタントップ40aの第2方向である左右方向の投影範囲であって、ロッド部材30とボタントップ40aの間に設けられる。
シフトレバー装置210において、バネ押え部27はシフトノブ20のノブカバー部26の開口部26dの内周からその内側に向かって延伸する凸部26eに設けられる。開口部26dは右方視でボタンカバー部49の外形よりやや大きい略楕円に形成される。開口部26dにはボタン本体部43に被されたボタンカバー部49が挿通される。凸部26eは開口部26dの下部から上向きに延伸してバネ溝43gに進入する。凸部26eは、バネ溝43gの中において、バネ孔43fから突出するバネ部材50の固定端52を支持する。凸部26eの幅は、バネ溝43gの溝幅よりやや小さく形成され、凸部26eはバネ溝43gの内部で左右方向の相対位置が変化できるように設けられる。
シフトレバー装置210において、ボタンカバー部49には凸部26eとの干渉を回避するためのカバー溝部49bが設けられる。カバー溝部49bは、ボタンカバー部49の筒状部49aの左下部であってバネ溝43gの下側に左右方向に沿って延設される。カバー溝部49bは、その溝幅が凸部26eの幅よりやや大きく、バネ溝43gの溝幅と略同様に形成される。カバー溝部49bは、凸部26eがカバー溝部49bの内部で左右方向に相対位置が変化できるように形成される。凸部26eがカバー溝部49bの内部にも進入するから、凸部26eの相対位置の変化範囲を、バネ溝43gに加えてカバー溝部49bの内部にまで広くすることができる。また、カバー溝部49bやバネ溝43gなどの内部構造は、ボタンカバー部49のボタントップ40aに概ね覆われるから、操作者の通常の可視範囲外であり、見栄えへの影響は大きくない。
シフトレバー装置210において、バネ部材50は底部43dに左向きの付勢力を入力するから、ボタン部40の第2カム部41はロッド部材30の第1カム部31に接近する方向に付勢される。したがって、シフトレバー装置210がシフトレバー装置10と同様の特徴を有することは明らかである。
加えて、バネ部材50が収容される収容部43eが、ボタンカバー部49の投影範囲であってロッド部材30より右側に設けられるから、シフトノブ20のボタン孔部23のロッド部材30より左側の空間を小さくして、その分シフトノブ20の小型化に有利である。
また、バネ部材50がボタン本体部43の内部に収容されるから、ボタン本体部43の外側にバネ部材50の配置空間を設ける場合と比較して、シフトノブ20の小型化に有利である。つまり、バネ部材50による余計なスペースの増加を回避できる。
また、ボタン本体部43の内側にバネ部材50が収容されることで、バネ部材50はボタントップ40aの移動方向の中心線Pの近傍に配置される。特に、バネ部材50の中心軸Qが中心線Pの近傍に位置する。このため、バネ部材50の中心軸Qがボタン本体部43の外側に位置する場合と比較して、ボタン部40の操作荷重の方向とバネ部材50の中心軸Qとのオフセットが小さくなり、操作時のボタン部40の傾きを抑制できる。
なお、ボタントップ40aの移動方向の中心線Pとは、ボタン部40の移動方向を左右方向に置くとき、ボタントップ40aを前後方向に二等分する線と上下方向に二等分する線の交点である中心を通る左右方向に沿った線をいう。
バネ部材50は、その中心軸Qがボタン部40の移動方向の中心線P上に位置するようにして配置されてもよい。バネ部材50は、中心線Pがバネ部材50を通るように配置されてもよい。バネ部材50は、中心軸Qがボタントップ40aを通るように配置されてもよい。
次に、シフトレバー装置210の収容部43eと凸部26eとカバー溝部49bの作用を説明する。
まず、待機状態では、収容部43eに収容されたバネ部材50の固定端52は、カバー溝部49bを越えてバネ溝43gの内部に進入する凸部26eのバネ押え部27に押えられる。この状態でバネ孔43fの底部43dは可動端51により左向きに付勢されることで、第2カム部41は第1カム部31に接触状態を維持する。
ここで、ボタン部40が左向きの押し込み力を受けて変位すると、第2カム部41と第1カム部31とにより、ロッド部材30は下側に変位してロック機構が解除される。この際、凸部26eはカバー溝部49bを越えてバネ溝43gの内部を右向きに相対移動する。
押し込み力が開放されてボタン部40が右側に変位すると、ロッド部材30への下向きの分力がなくなり、ロッド部材30は上向きの待機位置に変位してロック機構はロックされる。
次に、シフトレバー装置210の特徴を説明する。
シフトレバー装置210では、バネ部材50により第2カム部41が第1カム部31に接近するように付勢するから、待機状態における第2カム部41と第1カム部31との隙間を小さくして、ボタン操作の操作感覚を改善できる。
シフトレバー装置210では、バネ部材50が、ボタントップ40aの第2方向での投影範囲であって、ロッド部材30とボタントップ40aの間に配設されるから、シフトノブ20のボタン孔部23のロッド部材30のボタントップ40aと反対側の空間を小さくでき、その分シフトノブ20の小型化に有利である。
シフトレバー装置210では、シフトノブ20にはバネ部材50の固定端52が当接するバネ押え部27が凸部26eに設けられ、ボタン部40には、バネ部材50の可動端51側を収容する収容部43eと、バネ押え部27が進入するバネ溝43gと、が設けられるから、バネ部材50による余計なスペースの増加を回避でき、バネ押え部27のための余計なスペースの増加を回避できる。
シフトレバー装置210では、ボタン部40が、バネ溝43gが設けられるボタン本体部43と、ボタン本体部43の少なくとも一部を覆いボタントップ40aが形成されるボタンカバー部49と、を含み、バネ溝43gの少なくとも一部は、右外側から視て、ボタンカバー部49に覆われるから、バネ溝43gがボタンカバー部49に覆われて操作者からは見え難くなり、シフトレバー装置210の見栄えの低下を抑制できる。
シフトレバー装置210では、バネ部材50が、ボタントップ40aの左右方向に沿った中心線Pの近傍に配置されるから、ボタン部40の操作荷重の方向とバネ部材50の中心軸Qとのオフセットを小さくして、操作時のボタン部40の傾きを抑制できる。
以上、本発明の実施の形態をもとに説明した。これらの実施の形態は例示であり、いろいろな変形および変更が本発明の特許請求範囲内で可能なこと、またそうした変形例および変更も本発明の特許請求の範囲にあることは当業者に理解されるところである。従って、本明細書での記述および図面は限定的ではなく例証的に扱われるべきものである。
説明に使用した図面では、部材の関係を明瞭にするために一部の部材の断面にハッチングを施しているが、当該ハッチングはこれらの部材の素材や材質を制限するものではない。
10 シフトレバー装置、 20 シフトノブ、 21 グリップ部、
22 シャフト孔部、 23 ボタン孔部、 25 ノブ本体部、
26 ノブカバー部、 27 バネ押え部、 30 ロッド部材、
31 第1カム部、 40 ボタン部、 40a ボタントップ、
41 第2カム部、 42 傾斜面、 43 ボタン本体部、
45 当接部、 49 ボタンカバー部、 50 バネ部材、
51 可動端、 52 固定端、 90 シフトシャフト、
92 ロッド孔、 110 シフトレバー装置、
210 シフトレバー装置。

Claims (5)

  1. 車両の自動変速機のシフトポジションを変更するシフトレバー装置であって、
    シフトノブと、
    第1カム部を有し、第1方向に移動することによってシフトポジションの変更制限を解除するように構成されるロッド部材と、
    前記第1カム部と係合する第2カム部と、前記シフトノブから突出するボタントップと、を有し、第2方向に移動することによって前記ロッド部材を第1方向に移動させるボタン部と、
    前記ボタン部を付勢するための付勢部材と、
    を備え、
    前記付勢部材は前記第2カム部が前記第1カム部に接近するように付勢することを特徴とするシフトレバー装置。
  2. 前記付勢部材は、前記ボタントップの第2方向での投影範囲であって、前記ロッド部材と前記ボタントップの間に配設されることを特徴とする請求項1に記載のシフトレバー装置。
  3. 前記シフトノブには前記付勢部材の一端が当接するバネ押え部が設けられ、
    前記ボタン部には、前記付勢部材の他端側を収容する収容部と、前記バネ押え部が進入する溝部と、が設けられることを特徴とする請求項2に記載のシフトレバー装置。
  4. 前記ボタン部は、前記溝部が設けられるボタン本体部と、前記ボタン本体部の少なくとも一部を覆い前記ボタントップが形成されるボタンカバー部と、を含み、
    前記溝部の少なくとも一部は、第2方向から視て、前記ボタンカバー部に覆われることを特徴とする請求項3に記載のシフトレバー装置。
  5. 前記付勢部材は前記ボタントップの前記第2方向に沿った中心線の近傍に配置されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のシフトレバー装置。
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