JPH0538453U - 自動変速機操作装置の操作レバー揺動案内構造 - Google Patents

自動変速機操作装置の操作レバー揺動案内構造

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JPH0538453U
JPH0538453U JP8865191U JP8865191U JPH0538453U JP H0538453 U JPH0538453 U JP H0538453U JP 8865191 U JP8865191 U JP 8865191U JP 8865191 U JP8865191 U JP 8865191U JP H0538453 U JPH0538453 U JP H0538453U
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speed range
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lever
groove
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靖 淺野
好正 片海
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車の自動変速機操作装置のインディケー
ターは操作レバーの荷重を受けるものであるから、剛性
高く強固に作成され、大型化するとともに複雑化し、コ
スト高を招来する欠点、インディケーターには操作レバ
ーの軸杆が当接するストッパーを設けるため幅寸法に制
約が生じ、かつ、上面高さを一定高さ以上にすることが
できないから、高さ方向での小型化が難しい欠点を解決
する。 【構成】 車体に載設する平坦な面を有して操作レバー
を回動可能に軸支する合成樹脂成形体からなるロアーベ
ースブラケット2と、該ロアーベースブラケット2に冠
して固定され、操作レバー1の揺動案内をするPレンジ
からDレンジまでの直線溝18、Dレンジから4速レン
ジまでの交叉溝19、4速レンジから3速レンジまでの
直線溝20、3速レンジから2速レンジまでの段差溝2
1及び2速レンジから1速レンジまでの交叉溝22を順
次形成してなるゲート部16を設けた合成樹脂成形体か
らなるアッパーベースブラケット3とから構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は自動車における自動変速機操作装置の操作レバー揺動案内構造に関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車の自動変速機操作装置において、操作レバーを支持するブラケットは、 車体底板に載置して固定する皿状体に鉄板製のポジションプレート及びチェック プレートを垂設してなり、その皿状体に操作レバーの下端部を回動可能に軸支さ せている。
【0003】 ところで、自動変速機操作装置の操作レバーは、P,R,N,D,1,2の各 レンジが一直線状に整列配置されているので、操作レバーはインディケーターに 設けられた長孔からなる案内溝に沿って前後方向へのみ回動できる構成であった 。しかしながら、自動変速機の発達に伴い、Dレンジにおける多段変速が可能と なり、Dレンジ以下に3速レンジが加わるようになった。そのため、上記各レン ジの外に更に1レンジを加えた直線的な配置とすれば、操作レバーを支持するブ ラケットの構造はきわめて大型化し、かつ、回動操作範囲が大きくなるから、操 作に適切性を欠く不都合があり、したがって、そのまま車両に搭載することはで きない。
【0004】 そこで、近時、Dレンジ以下の各レンジにあっては、操作レバーが左右及び前 後方向へ揺動可能にした自動変速機操作装置が提供されている(特開平1−11 5732号公報参照)。これは、操作レバーが、NレンジとDレンジとの間では 左右及び前後方向へ移動し、Dレンジと3速レンジとの間では前後方向へ移動し 、3速と2速レンジとの間では左右及び前後方向へ移動し、2速と1速との間で はさらに左右方向へ移動するようにしたものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の自動変速機操作装置にあっては、操作レバーの前記の移 動案内は操作装置の最上面に取り付けられているインディケーターに、操作レバ ーがNレンジとDレンジとの間では左右及び前後方向へ移動し、Dレンジと3速 レンジとの間では前後方向へ移動し、3速と2速レンジとの間では左右及び前後 方向へ移動し、2速と1速との間ではさらに左右方向へ移動することができる案 内溝を形成し、その案内溝に操作レバーの軸杆が挿入されてなるものであった。
【0006】 そのため、操作レバーはインディケーターの案内溝により案内され、かつ、そ の案内溝は操作レバーの荷重を受けるものであるから、インディケーターは剛性 高く強固に作成しなければならず、したがって、インディケーターそのものが大 型化するとともに複雑化し、コスト高を招来するものであった。
【0007】 また、インディケーターに操作レバーの軸杆が当接するストッパーを設けるた め幅寸法に制約が生じ、かつ、上面高さを一定高さ以上にすることができないか ら、高さ方向での小型化が難しい。さらに、従来では、インディケーターに案内 溝があるため操作レバーの表面塗装が剥がれ易く、見映えが悪くなるため高価な 処理を必要とした、等の問題があった。
【0008】 そこで、この考案は上記問題を解決する自動変速機操作装置の操作レバー揺動 案内構造を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この考案に係る自動変速機操作装置の操作レバー揺動案内構造は、車体に載設 する平坦な面を有して操作レバーを回動可能に軸支する合成樹脂成形体からなる ロアーベースブラケットと、該ロアーベースブラケットに冠して固定され、操作 レバーの揺動案内をするPレンジからDレンジまでの直線溝、Dレンジから4速 レンジまでの交叉溝、4速レンジから3速レンジまでの直線溝、3速レンジから 2速レンジまでの段差溝及び2速レンジから1速レンジまでの交叉溝を順次形成 してなるゲート部を設けた合成樹脂成形体からなるアッパーベースブラケットと からなることを特徴とする。
【0010】
【作用】
自動変速機操作装置の操作レバー揺動案内構造によれば、操作レバーを揺動自 在に支持するブラケットをロアーベースブラケットとアッパーベースブラケット とで構成することにより、アッパーベースブラケットにゲート部を形成すること ができ、そのため、インデイケーターにゲート部を形成するまでもないから、イ ンディケーターの剛性を特に向上させる必要性に乏しく、したがって、インディ ケーターの小型化、単純化をもたらし、よって、コストダウンができる。
【0011】
【実施例】
以下この考案の一実施例を図面に基づき説明する。図1から図3はこの考案を 実施した自動変速機操作装置を示す。図示のように、操作レバー1を揺動可能に 軸支して車体に固定する支持体は、合成樹脂成形体からなるロアーベースブラケ ット2とアッパーベースブラケット3との2体構造からなる。ロアーベースブラ ケット2に軸4を介してカラー5を回転可能に軸支し、そのカラー5に直交して カラー6を連結し、そのカラー6にブラケット7を軸8にて回動可能に軸支し、 そのブラケット7にチューブからなる軸杆9を連結し、その軸杆9に操作ノブ1 0を連結してある。したがって、操作レバー1は前後及び左右方向へ揺動可能で ある。
【0012】 上記カラー5にはセレクトレバー11を連結し、そのセレクトレバー11に突 設したピン11aには自動変速機に連結された操作ケーブルが連結される。セレ クトレバー11にはレバー12が回動可能に軸支され、そのレバー12の端部に ローラー13が軸支されて、そのローラー13は前記アッパーベースブラケット 3若しくはロアーベースブラケット2に突設されたチェックプレート部14に摺 接するためにばね15で下方へ回動可能に付勢されている。そして、操作レバー 1の軸杆9が移動案内されるゲート部16が左右一対のポジションプレート部1 7,17にてアッパーベースブラケット3に一体形成されている。
【0013】 ゲート部16はPレンジからDレンジまでの直線溝18と、Dレンジから4速 レンジまでの交叉溝19と、4速レンジから3速レンジまでの直線溝20と、3 速レンジから2速レンジまでの段差溝21と及び2速レンジから1速レンジまで の交叉溝22とからなる。このゲート部16にはDレンジを規制するストッパー 23が設けられている。ストッパー23はブラケット7のストッパー41の斜面 41aが当接する斜面23aが形成されている。24はアッパーベースブラケッ ト3の上部に冠着するインディケーター、25は操作レバー1の軸杆9が貫通す る案内溝である。
【0014】 なお、ゲート部16の後部に、スイッチレバー26が回動可能に軸支され、そ のスイッチレバー26は前記操作レバー1の軸杆9がDレンジに移動すると係合 し、Dレンジから4速レンジにシフトされ、または、2速レンジから1速レンジ にシフトされるとスイッチ27をオン作動させ、電気的切り替えにて変速機の操 作をするようになっている。また、この自動変速機操作装置には、操作レバー1 のキーインターロック機構が組み込まれるが、その詳細については省略する。
【0015】 図4は操作レバー1の分解斜視図であり、図示のように、軸杆9の下端部はブ ラケット7に溶接等で連結されている。ブラケット7は、金属板を折り曲げ形成 してなる角筒状体であって、軸杆9の軸心線に沿うスリット30,30を相対向 する側部31,31に形成し、その側部31,31と直交する側部32,32の 下部を略扇形にして軸孔33,33をそれぞれ穿設してある。側部31にはチェ ックレバー34が溶接等で連結される。
【0016】 チェックレバー34はブラケット7に対して傾斜する状態で連結されたチュー ブからなり、図3に示したように、その中空内部にスプリング35が軸方向で挿 入され、そのスプリング35に押圧されるチェックボール36がチェックプレー ト37との間に介在される。チェックプレート37は、図5に示したように、P レンジからDレンジまでの第1弧状溝38とDレンジから4速レンジへの反転用 チェック山38aと、4速レンジから2速レンジまでの移行溝39と、2速レン ジから1速レンジへの反転用チェック山39aと、1速レンジでの第2弧状溝4 0とを有する。
【0017】 なお、ブラケット7の上部に前記ゲート部16のストッパー23と当接するた めの突起部からなるストッパー41を設けてある。このストッパー41は、多段 自動変速機の操作装置の場合に、Dレンジから4速レンジに操作レバー1をシフ トするとき、または、Dレンジから3速レンジに直接シフトするときは、軸杆9 が前記交叉溝19に移動するため、互いに当接してストッパー23から容易に滑 り移動してその交叉溝19に入り易くするたに形成されている。
【0018】 一方、前記ブラケット7に係合して軸杆9に挿入されるコンプレッションロッ ド50は、図4に示したように、前記ブラケット7に挿入できる立方体からなる 本体51と、その本体51から左右に突出させたインサート成形による金属製の ポジションピン52と、そのポジションピン52と直交する方向へ延びるロッド 部53及びスプリング61の端部を係合するスプリング係止部54とからなる合 成樹脂成形体である。ロッド部53には長手方向へ一定間隔で断面半円形の環状 突起55が形成されているが、環状突起55に代え、又は加えてロッド部53を 全体としてやや湾曲させてもよい。
【0019】 ポジションピン52は、図4に示したように、本体51に埋め込まれる径大部 56を設けた断面が長円形の金属棒である。前記本体51の側壁部57,57は それぞれ円弧面に形成されており、また、ポジションピン52が突出する側壁部 58,58は平坦に形成してあるが、両端部近傍にそれぞれ断面三角形等の突条 59,59を一体形成してある。ロッド53は、軸杆9を貫通した上端部が操作 ノブ10に埋設されたノブボタン60と連結される。
【0020】 ロアーベースブラケット2とアッパーベースブラケット3は、図6に示したよ うに、それぞれ単体として成形され、かつ、両者の辺縁部を重ね、チェックプレ ート部14及びチェックプレート係合部2iをアッパーベースブラケット3から 突出させるものである。
【0021】 ロアーベースブラケット2は、中央部に凹部2aと、その周囲から水平方向へ それぞれ延びる平坦な辺縁部2bと、辺縁部2bの端辺部を上方へ一定の高さで 曲げたフランジ部2c,2dと、辺縁部2bを補強するため上面に突出形成した リブ2eと、該リブ2eで形成される複数のボルト挿通孔2fと、凹部2aの左 右両壁にそれぞれ穿設された軸孔2g,2gと、またその底部に左右両壁と平行 に形成された長孔2h(図3)と、及び凹部2aを挟んで相対向するチェックプ レート部14及びチェックプレート係合部2iとがそれぞれ一体形成された合成 樹脂材料の型成形体である。
【0022】 チェックプレート14は軸孔2gを中心とする所定半径の弧部からなり、その 弧部の弧面に波形の摺接面2jが形成されている。チェックプレート係合部2i はチェックプレート37を冠着する係合部である。さらに、凹部2aの内底面に は後記のスライドプレート75が摺接するレール2k,2k(図2)が一体形成 されている。このレール2k,2kは後記の一方側のレール3k,3kの端部と 合致する。かくして、ロアーベースブラケット2の辺縁部2bの裏面は勿論平坦 であるから、ブーツの辺縁と密着して防水性を向上させることができ、また車体 底部との間でブーツを挟持して取り付け固定するのに都合がよい。
【0023】 アッパーベースブラケット3は、ロアーベースブラケット2の上に冠して固定 するものであって、図6及び図7に示したように、ロアーベースブラケット2の フランジ部2cの外側に配置されるフランジ部3aと、ロアーベースブラケット 2のリブ2eに接触する平坦な辺縁部3bと、辺縁部3bに穿設されて前記ボル ト挿通孔2fと合致するボルト挿通孔3cと、辺縁部3bの上面に突出し前記凹 部2aの上に配置され、操作レバー1が貫通するゲート部16、ポジションピン 52が摺接して係脱するポジションプレート部17,17及びインディケーター 24のスライドプレート75の移動案内をするスライドガイド部3d,3e及び チェックプレート保持部3f等を一体形成した合成樹脂材料の型成形体である。 辺縁部3bは前記ロアーベースブラケット2のリブ2eとフランジ2c,2dに 接触しそれらにより囲まれて密閉された空間部96(図2)を形成する。
【0024】 ゲート部16は、図7に示したように、前記ブラケット7を遊嵌する間隔を左 右のポジションプレート部17,17で平行に形成してなる。したがって、ポジ ションプレート部17,17は、操作レバー1を中心とする左右両側に相対向し て一対で形成され、ブラケット7の左右両側から突出する前記ポジションピン5 2の両端部がそれぞれ摺接するディテント切欠3gを有する。
【0025】 ポジションプレート部17,17は、その一方が図8に、他方が図10に示さ れている。なお、図8における符号3tは前記キーインターロック機構のレバー を軸支するための支持部である。図9は図8に指示したゲート部16の断面構成 を示す。ディテント切欠3gは補強の為にリブとフランジで形成される。ディテ ント切欠3gの下部はポジションピン52が昇降できる切欠部3hを形成してあ る。切欠部3hは、前記ロアーベースブラケット2のチェックプレート部14と チェックプレート係合部2iが突出する空間部である。
【0026】 スライドガイド部3d,3eは、ゲート部16の前後略中央に位置して板状突 起部3iを一体形成し、その板状突起部3iの側端部を下方へ弧状に形成すると ともに、箱状部3j,3jを同様に下方へ弧状に形成し、かつ、その内周面にレ ール3k,3kを一体形成してある。なお、3mはスイッチレバー26を固定す る部分、3nはスイッチ27を固定する部分である。このアッパーベースブラケ ット3をロアーベースブラケット2に嵌合して連結するために、フランジ部3a の内側に係合爪3pが設けられ、その係合爪3pをフックさせるためロアーベー スブラケット2のフランジ部2cの面中央の周囲4カ所に段2mが形成されてい る。
【0027】 インディケーター24は、図11に示したように、アッパーベースブラケット 3のスライドガイド部3d,3eに設けた係合部3qに係合する係合爪71を有 するケーシング72と、操作レバー1を貫通する孔73を穿設したプレート74 が幅方向へスライド可能に係合するスライドプレート75と、ランプ76を挿入 してその光を反射させる反射板77を収納したケース78と、ケース78の蓋板 79と、操作レバー1が貫通してケーシング72の上面を覆う指示板80とから なる。
【0028】 ケーシング72はスライドプレート75の長手側端部が摺接して案内されるガ イド板81,81で操作レバー1が前後方向へ移動可能な開口部82を形成して なり、該開口部82はスライドプレート75の両端部をそれぞれ前記スライドガ イド部3d,3e内に挿入案内できる。指示板80は操作レバー1の軸杆9が貫 通して前後方向へ移動できる案内溝25を有し、案内溝25は前記ゲート部16 に沿う形状を有し、ゲート部16の真上に位置して直線溝18,20に対応する 直線部18a,20aと、交叉溝19,21に対応する交叉部19a,21aと 、交叉溝22に対応する交叉部22aと、ストッパー23に相当するストッパー 23bを有し、かつ、その案内溝25の側部に各レンジの表示部83が設けられ ている。なお、案内溝25の内縁に操作レバー1の軸杆9が当接することはない 。
【0029】 そこで、上記実施例の作用について説明する。操作ノブ10を握り、ノブボタ ン60を押し込んでコンプレッションロッド50を圧し下げると、ポジションピ ン52がポジションプレート部17,17から脱し、ブラケット7のスリット3 0,30を下降してディテント切欠3gから離れる。一方、チェックレバー12 のローラー13はチェックプレート部14の摺接面2jにスプリング15の力で 圧接して停止し、操作レバー1を当該位置に保持している。そこで、Pレンジか らDレンジ迄はシャフト4を中心として操作レバー1を前後方向へ回動させるこ とができる。
【0030】 操作レバー1の回動により、チェックレバー34が回動してチェックボール3 6が摺接するチェックプレート37を移動しながら操作レバー1をゲート部16 の一側に傾斜付勢する。さらに、チェックレバー12がチェックプレート部14 に圧接しながら回動してセレクトレバー11が回動し、操作ケーブルが引かれ又 は押されて変速機が作動する。
【0031】 操作レバー1の軸杆9はPレンジからDレンジ迄はゲート部16の直線溝18 に沿って移動し、Dレンジから4速へのシフトは操作レバー1を倒し交叉溝19 を経て直交方向へ移動させ、直線溝20に当接させて停止する。また、4速から 3速へのシフトは軸杆9を直線溝20の側壁に沿って移動させ段差溝21に当た り停止させる。すなわち、操作レバー1の動きはインディケーター24の案内溝 25によって規制されるものではなく、ゲート部16で規制されるのである。
【0032】 そして、Dレンジから4速シフトの交叉溝19に移動させるとオーバードライ ブが解除され、そのとき、操作レバー1はチェックレバー34のスプリング35 でゲート部16のシフト側へ回転付勢され、かつ、ブラケット7のストッパー4 1の傾斜面41aはゲート部16のストッパー23の傾斜面23aに摺接してい るので、スムーズに交叉溝19へ移動でき、また、交叉溝19を通過して直線溝 20へ直接に移動させることができる。また、ストッパー41の傾斜面41bは 3速レンジから2速レンジにシフトするとき、ストッパー23の傾斜面23aの 裏側の傾斜面に当接して滑動し易くなる。
【0033】 各レンジにおいてノブボタン60の押圧を解除すると、ポジションピン52は スリット30に沿ってスプリング61の力でブラケット7内を上昇し、ポジショ ンプレート部17,17のディテント切欠3gに当接して固定される。
【0034】
【考案の効果】
以上に説明したこの考案によれば、操作レバーの揺動方向に加わる荷重をアッ パーベースブラケットで受け、インディケーターには接触しない構造としたから 、インディケーターの剛性を高める必要がなく、構造の簡素化が図れ、かつ、非 強度材料で形成でき、また、ワンタッチ組付けが可能となるから作業性が良く、 コスト低下をもたらす。
【0035】 さらに、インディケーターは高さ方向の寸法が軽減できるから、小型化ができ る。加えて、操作レバーがインディケーターに接触しない構成であるから、操作 レバーの塗装が剥がれる虞れがなく、したがって、操作レバーは高価な塗装をす る必要がなくて安価で済む、等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案を実施した変速機操作装置の平面図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】図2のB−B断面図。
【図4】操作レバーの要部分解斜視図。
【図5】チェックプレートの斜視図。
【図6】操作レバー支持体の分解斜視図。
【図7】アッパーベースブラケットの平面図。
【図8】アッパーベースブラケットの側面図。
【図9】図8中の断面指示線a〜eにそれぞれ対応する
各部分断面図(a),(b),(c),(d),(e)
の集合。
【図10】ポジションプレート部の正面図。
【図11】インディケーターの分解斜視図。
【符号の説明】
1…操作レバー、2…ロアーベースブラケット、3…ア
ッパーベースブラケット、4…シャフト、9…軸杆、1
0…操作ノブ、14…チェックプレート部、16…ゲー
ト部、17…ポジションプレート部、18…直線溝、1
9…交叉溝、20…直線溝、21…段差溝、22…交叉
溝、24…インディケーター

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に載設する平坦な面を有して操作レ
    バーを回動可能に軸支する合成樹脂成形体からなるロア
    ーベースブラケットと、該ロアーベースブラケットに冠
    して固定され、操作レバーの揺動案内をするPレンジか
    らDレンジまでの直線溝、Dレンジから4速レンジまで
    の交叉溝、4速レンジから3速レンジまでの直線溝、3
    速レンジから2速レンジまでの段差溝及び2速レンジか
    ら1速レンジまでの交叉溝を順次形成してなるゲート部
    を設けた合成樹脂成形体からなるアッパーベースブラケ
    ットとからなることを特徴とする自動変速機操作装置の
    操作レバー揺動案内構造。
JP8865191U 1991-10-29 1991-10-29 自動変速機操作装置の操作レバー揺動案内構造 Pending JPH0538453U (ja)

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