JP3593900B2 - 演奏データ編集装置と記録媒体 - Google Patents
演奏データ編集装置と記録媒体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3593900B2 JP3593900B2 JP28726598A JP28726598A JP3593900B2 JP 3593900 B2 JP3593900 B2 JP 3593900B2 JP 28726598 A JP28726598 A JP 28726598A JP 28726598 A JP28726598 A JP 28726598A JP 3593900 B2 JP3593900 B2 JP 3593900B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- string
- data
- timing
- line
- performance data
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G09—EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
- G09B—EDUCATIONAL OR DEMONSTRATION APPLIANCES; APPLIANCES FOR TEACHING, OR COMMUNICATING WITH, THE BLIND, DEAF OR MUTE; MODELS; PLANETARIA; GLOBES; MAPS; DIAGRAMS
- G09B15/00—Teaching music
- G09B15/02—Boards or like means for providing an indication of notes
- G09B15/04—Boards or like means for providing an indication of notes with sound emitters
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ギター等の弦楽器の演奏練習に用いるに好適な演奏データ編集装置及び記録媒体に関し、特に画面に表示されたタブ譜(「Tablature」と呼ばれる楽譜)にて所望の1又は複数のフレット番号を選択して移動することで該フレット番号に対応するノート(音符)データに関して音高等を変更可能とすることによりデータの入力や編集を容易にしたものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ギターパート等の演奏データを記録・再生可能な自動演奏装置としては、各弦毎に微妙に音色を変える等の目的で複数弦にそれぞれ対応する複数系列の演奏データを別々の記録トラックに記録するものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記した自動演奏装置によると、1つの記録トラック毎に演奏データを入力し、編集する構成であるため、入力や編集の作業が煩雑で、長時間を要する不都合があった。
【0004】
この発明の目的は、各弦に対応する演奏データの入力や編集を容易に行なうことができる新規な演奏データ編集装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る第1の演奏データ編集装置は、
弦楽器の複数弦にそれぞれ対応する複数系列の演奏データを複数の記憶トラックにそれぞれ記憶した記憶手段であって、前記複数系列のうちの各系列の演奏データは、発生すべき楽音毎に該楽音の音高を表わすノートデータを含んでいるものと、
前記記憶手段の複数系列の演奏データの演奏内容に基づいて表示面に前記複数弦にそれぞれ対応する複数の線に関して押弦位置を表示する表示手段と、
前記表示面において前記複数の線のうちの1の線に関して表示された1又は複数の押弦位置を前記複数の線のうちの他の線に移動させる操作を行なう操作手段と、
この操作手段での操作に応答して、前記1の線に関して表示された1又は複数の押弦位置を前記他の線に関して該押弦位置と同じあるいは異なる押弦位置として表示させる表示制御手段であって、前記異なる押弦位置としては前記1の線に関して表示された1又は複数の押弦位置と音高が同じ押弦位置を前記他の線に関して表示させるものと、
前記操作手段での操作に応答して前記記憶手段において前記1の線に対応した弦に対応する記憶トラックの演奏データ中で前記1の線に関して表示された1又は複数の押弦位置に対応するノートデータを削除すると共に、前記他の線に対応した弦に対応する記憶トラックの演奏データ中に前記他の線に関して表示された押弦位置に対応するノートデータを書込む編集手段と
を備えたものである。
【0006】
第1の演奏データ編集装置によれば、操作手段により表示面において1の線に関して表示された1又は複数の押弦位置を他の線に移動させる操作を行なうと、表示制御手段は、タブ譜上で押弦位置を1の線(1の弦)から他の線(他の弦)に移動させる。
【0007】
このような押弦位置の線間移動(弦間移動)に伴い、編集手段は、記憶手段において1の線に対応する記憶トラックの演奏データ中で1の線に関して表示された押弦位置に対応するノートデータを削除すると共に他の線に対応する記憶トラックの演奏データ中に他の線に関して表示された押弦位置に対応するノートデータを書込む。従って、押弦位置の線間移動(弦間移動)に伴って自動的に記憶トラック間でノートデータの移動が行なわれ、ノートデータを他の線に対応する記憶トラックに入力する手間が省ける。
【0008】
押弦位置の線間移動(弦間移動)に伴う音高修正又はフレット番号修正等の処理はキーボード上でのキー操作等によっても行なうことができるが、次に述べるように自動的に行なうと、修正のためのマニアル操作が不要となる。
【0009】
第1の演奏データ編集装置において、前記表示制御手段が前記1の線に関して表示された押弦位置を前記他の線に関して該押弦位置と同じ押弦位置として表示させる場合には、前記複数系列のうちの各系列の演奏データは、対応する弦に関するチューニングデータを含み、前記編集手段は、前記他の線に対応した弦に対応する記憶トラックの演奏データ中に前記他の線に関して表示された押弦位置に対応するノートデータを書込む際に該ノートデータの音高を前記1の線に対応した弦に対応するチューニングデータと前記他の線に対応した弦に対応するチューニングデータとに基づいて決定するようにしてもよい。このような構成によれば、記憶トラック間でノートデータを移動させる際に押弦位置を保存しつつチューニングデータに基づいて自動的にノートデータの音高を修正することができ、音高修正の手間が省ける。
【0010】
また、第1の演奏データ編集装置において、前記表示制御手段が前記1の線に関して表示された押弦位置を前記他の線に関して該押弦位置と異なる押弦位置として表示させる場合には、前記複数系列のうちの各系列の演奏データは、対応する弦に関するチューニングデータを含み、前記表示制御手段は、前記1の線に対応した弦に対応するチューニングデータと前記他の線に対応した弦に対応するチューニングデータとに基づいて前記他の線に対応した弦において前記1の線に関して表示された押弦位置と同じ音高が得られる押弦位置を決定し、この決定に係る押弦位置を前記他の線に関して表示させ、前記編集手段は、前記他の線に対応した弦に対応する記憶トラックの演奏データ中に前記他の線に関して表示された押弦位置に対応するノートデータを書込む際に該ノートデータとして前記1の線に関して表示された押弦位置に対応するノートデータと同じ音高を表わすノートデータを書込むようにしてもよい。このような構成によれば、記憶トラック間でノートデータを移動させる際に音高を保存しつつチューニングデータに基づいて自動的にノートデータの押弦位置を修正することができ、押弦位置修正の手間が省ける。
【0011】
さらに、第1の演奏データ編集装置において、前記複数系列のうちの各系列の演奏データは、発生すべき楽音毎に該楽音の発音タイミングを表わすタイミングデータを含み、前記表示手段は、前記表示面において前記複数の線の延長方向に沿って所定の音符に対応した時間間隔で複数のタイミング目盛を表示し、前記操作手段は、前記表示面において前記複数の線のうちの1の線上で前記複数のタイミング目盛のうちの1又は複数のタイミング目盛に関してそれぞれ表示された1又は複数の押弦位置を前記複数のタイミング目盛のうちの他の1又は複数のタイミング目盛にそれぞれ移動させる操作を行ない、前記表示制御手段は、前記操作手段による押弦位置のタイミング目盛間移動操作に応答して、前記1又は複数のタイミング目盛に関してそれぞれ表示された1又は複数の押弦位置を前記他の1又は複数のタイミング目盛に関してそれぞれ表示させ、前記編集手段は、前記操作手段による押弦位置のタイミング目盛間移動操作に応答して前記記憶手段において前記1の線に対応した弦に対応する記憶トラックの演奏データ中で前記1又は複数のタイミング目盛にそれぞれ対応する1又は複数の発音タイミングを表わすタイミングデータを、前記他の1又は複数のタイミング目盛にそれぞれ対応する1又は複数の発音タイミングを表わすタイミングデータにそれぞれ修正する構成にしてもよい。
【0012】
このような構成によれば、表示面において1の線上で1又は複数のタイミング目盛に関してそれぞれ表示された1又は複数の押弦位置を他の1又は複数のタイミング目盛に移動させる操作を操作手段により行なうと、表示制御手段は、1又は複数の押弦位置を、1又は複数のタイミング目盛から他の1又は複数のタイミング目盛にそれぞれ変更する。また、編集手段は、記憶手段において1の線に対応する記憶トラックの演奏データ中で1又は複数のタイミング目盛にそれぞれ対応する1又は複数の発音タイミングを表わすタイミングデータを、他の1又は複数のタイミング目盛にそれぞれ対応する1又は複数の発音タイミングを表わすタイミングデータにそれぞれ修正する。この結果、表示面における押弦位置の1又は複数のタイミング目盛から他の1又は複数のタイミング目盛への変更に対応して自動的に演奏データ中の1又は複数の発音タイミングが変更される。
【0017】
この発明に係る第2の演奏データ編集装置は、
弦楽器の複数弦にそれぞれ対応する複数系列の演奏データを複数の記憶トラックにそれぞれ記憶した記憶手段であって、前記複数系列のうちの各系列の演奏データは、演奏音の楽音パラメータを制御する制御データを含んでいるものと、
前記記憶手段の複数系列の演奏データに基づいて表示面に前記複数弦にそれぞれ対応する複数の線に関して押弦位置を表示する表示手段と、
前記表示面において所望の位置にカーソルを配置させる操作を行なう操作手段と、
この操作手段の操作により前記複数の線のうちの任意の1つにカーソルを配置させるのに応答して前記記憶手段からカーソル配置に係る線に対応した弦に対応する記憶トラックの演奏データ中の制御データを読出し、該制御データに基づいて前記表示面に演奏音の楽音パラメータを表示させる表示制御手段と
を備えたものである。
【0018】
第2の演奏データ編集装置によれば、操作手段の操作により複数の線のうちの任意の1つにカーソルを配置させると、カーソル配置に係る線に対応する記憶トラックの演奏データ中の制御データに基づいて表示面に演奏音の楽音パラメータが表示される。従って、ユーザとしては、楽音パラメータを容易に確認することができ、必要に応じて制御データの入力や修正等を行なうこともできる。また、操作手段の操作によりカーソル配置を1の線から他の線に変更すると、他の線に対応する記憶トラックの演奏データ中の制御データに基づいて表示面に演奏音の楽音パラメータが表示される。
【0019】
この発明に係る第3の演奏データ編集装置は、
弦楽器の複数弦にそれぞれ対応する複数系列の演奏データを複数の記憶トラックにそれぞれ記憶した記憶手段であって、前記複数系列のうちの各系列の演奏データは、発生すべき楽音毎に該楽音の音高を表わすノートデータ及び該楽音の発音タイミングを表わすタイミングデータを含むと共に、対応する弦に関するチューニングデータを含んでいるものと、
前記記憶手段の複数系列の演奏データに基づいて表示面に前記複数弦にそれぞれ対応する複数の線に関して押弦位置を表示する表示手段であって、前記表示面には、前記複数の線の延長方向に沿って所定の音符に対応した時間間隔で複数のタイミング目盛を表示するものと、
前記表示面において前記複数の線のうちの1の線上における、前記複数のタイミング目盛のうちの1のタイミング目盛を選択する選択手段と、
この選択手段により前記1のタイミング目盛が選択されているときに、前記選択された1のタイミング目盛上に押弦位置が表示されていなければ前記選択された1のタイミング目盛上に新たな所定の押弦位置を表示させる表示制御手段と、
前記選択手段により前記1のタイミング目盛が選択されているときに前記記憶手段において前記1の線に対応した弦に対応する記憶トラックの演奏データ中に、前記選択された1のタイミング目盛に対応する発音タイミングデータと共に、前記所定の押弦位置に対応するノートデータを書込む編集手段であって、前記1の線に対応した弦に対応する記憶トラックの演奏データ中に前記所定の押弦位置に対応するノートデータを書込む際に該ノートデータの音高を前記1の線に対応した弦に対応するチューニングデータに基づいて決定するものと
を備えたものである。
【0020】
第3の演奏データ編集装置によれば、表示面において複数の線のうちの1の線の上における所望のタイミング目盛を選択したとき、選択に係るタイミング目盛上に押弦位置が表示されていなければ選択に係るタイミング目盛上に新たな所定の押弦位置が表示される。記憶手段においては、1の線に対応した弦に対応する記憶トラックの演奏データ中に、選択に係る1のタイミング目盛に対応する発音タイミングデータと共に新たな所定の押弦位置に対応するノートデータが書込まれる。新たな所定の押弦位置に対応するノートデータを書込む際には、該ノートデータの音高が1の線に対応した弦に対応するチューニングデータに基づいて自動的に決定される。従って、ユーザとしては、新たな所定の押弦位置に関してノートデータの発音タイミングや音高を入力する手間が省ける。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明の一実施形態に係る演奏データ編集装置を備えた電子楽器の回路構成を示すものであり、この電子楽器は、パーソナルコンピュータ等の小型コンピュータによって楽音発生、データ編集等が制御されるようになっている。
【0022】
バス10には、CPU(中央処理装置)12、ROM(リード・オンリィ・メモリ)14、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)16、検出回路18,20、表示回路22、音源回路24、効果回路26、外部記憶装置28、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)インターフェース30、通信インターフェース32、タイマ34等が接続されている。
【0023】
CPU12は、ROM14にストアされたプログラムに従って楽音発生、データ編集等のための各種処理を実行するもので、データ編集処理については図6〜10を参照して後述する。
【0024】
RAM16は、CPU12による各種処理に際して使用される種々の記憶部を含むもので、主な記憶部としては、演奏データ記憶部16A、フレット番号記憶部16B、タブ譜データ記憶部16C等を含んでいる。
【0025】
検出回路18は、鍵盤36から鍵操作情報を検出するものである。検出回路20は、操作子群38から各種操作子の操作情報を検出するものである。操作子群38は、一例として文字入力及び数値入力が可能なキーボードからなり、マウスも含んでいる。
【0026】
表示回路22は、表示装置40の表示動作を制御することにより各種の表示を可能にするものである。
【0027】
音源回路24は、複数の楽音発生チャンネルを有するものである。楽音発生方式としては、波形メモリ方式、FM方式、物理モデル方式、高調波合成方式、フォルマント合成方式、VCO、VCF、VCA等を用いるアナログシンセサイザ方式等の任意のものを採用することができる。また、音源回路24としては、専用のハードウェアを用いるものに限らず、DSP(ディジタル・シグナル・プロセッサ)とマイクロプログラムを組合せたもの、CPUとソフトウェアを組合せたものであってもよい。さらに、複数の楽音発生チャンネルは、対応する複数の回路で構成してもよく、あるいは1つの回路を時分割的に使用することによって形成してもよい。
【0028】
効果回路26は、音源回路24から発生される楽音信号にコーラス、リバーブ等の効果を付加するものである。効果回路26から送出される楽音信号は、サウンドシステム42に供給され、音響に変換される。
【0029】
外部記憶装置28は、HD(ハードディスク)、FD(フロッピーディスク)、CD(コンパクトディスク)、DVD(ディジタル多目的ディスク)、MO(光磁気ディスク)等のうち1又は複数種類の記録媒体を着脱可能なものである。外部記憶装置28に所望の記録媒体を装着した状態では、記録媒体からRAM16へデータを転送可能である。また、装着した記録媒体がHDやFDのように書込可能なものであれば、RAM16のデータを記録媒体に転送可能である。
【0030】
外部記憶装置28の記録媒体(前述のHD,FD,CD,DVD,MO等)には、多数曲分の自動演奏用の演奏データがデータベースとして記録されている。ユーザは、自動演奏又はデータ編集に際して外部記憶装置28から所望の1曲分の演奏データを選択する。そして、選択された1曲分の演奏データは、RAM16の記憶部16Aに書込まれる。
【0031】
演奏データのデータベースとしては、外部記憶装置28の代りにROM14を用いてもよい。また、プログラム記録手段としては、ROM14の代りに外部記憶装置28の記録媒体を用いることができる。この場合、記録媒体に記録したプログラムは、外部記憶装置28からRAM16へ転送する。そして、RAM16に記録したプログラムに従ってCPU12を動作させる。このようにすると、プログラムの追加やバージョンアップ等を容易に行なうことができる。
【0032】
MIDIインターフェース30は、自動演奏装置等の他のMIDI機器44との間で演奏情報等の送受信を行なうために設けられたものである。MIDIインターフェース30としては、専用のMIDIインターフェースに限らず、RS−232C、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)、IEEE1394(アイ・トリプルイー1394)等の汎用のインターフェースを用いて構成したものでもよい。この場合、MIDIメッセージ以外のデータをも同時に送受信するようにしてもよい。
【0033】
通信インターフェース32は、通信ネットワーク46(例えばLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)、インターネット、電話回線等)を介してサーバコンピュータ48と情報通信を行なうために設けられたものである。この発明の実施に必要なプログラムや各種データは、サーバコンピュータ48から通信ネットワーク46及び通信インターフェース32を介してRAM16又は外部記憶装置28へダウンロード要求に応じて取込むようにしてもよい。
【0034】
タイマ34は、与えられるテンポデータTMに対応する周期でテンポクロック信号TCLを発生するもので、テンポクロック信号TCLは、割込命令としてCPU12に供給される。CPU12は、テンポクロック信号TCLの各クロックパルス毎に割込処理を開始する。このような割込処理を利用することにより記憶部16Aの演奏データに基づいて自動演奏を行なうことができる。
【0035】
上記した電子楽器において、CPU12は、鍵盤36で鍵が押されるたびに、押された鍵に対応する音高情報と発音命令信号とを音源回路24に供給する。音源回路24は、音高情報及び発音命令信号に応じて、押された鍵に対応する音高を有する楽音信号を発生する。このようにしてマニュアル演奏音の発生が可能となる。
【0036】
図2は、RAM16における演奏データ及びタブ譜データの記憶例を示すものである。RAM16の記憶部16Aは、多数のトラックを含むもので、各トラックには、演奏データを書込可能である。ユーザが外部記憶装置28から所望の1曲分の演奏データを選択すると、選択された1曲分の演奏データが記憶部16Aに書込まれる。
【0037】
一例として、選択された1曲分の演奏データがギター音色のメロディ演奏データ及びリズム演奏データを含むものとすると、メロディ演奏データがトラック1に書込まれると共にリズム演奏データがトラック4に書込まれ、トラック2,3が空き状態となる。この場合、メロディ演奏データは、ギターの6弦分に相当する演奏データが混在したものである。
【0038】
RAM16の記憶部16Aには、記憶部16Aの1つのトラックに記憶された演奏データ(1系列の演奏データ)をギター等の弦楽器の複数弦にそれぞれ対応する複数系列の演奏データに分割した際に該複数系列の演奏データからなるタブ譜データも書込まれる。外部記憶装置28から1曲分の演奏データを読出して記憶部16Aに書込んだだけで分割処理を行なわない状態では、トラック2,3と、トラック5以降のすべてのトラックとが空き状態である。
【0039】
一例として、トラック1に記憶されたギター音色のメロディ演奏データをギターの6弦に対応して6分割し、第1〜第6弦に対応する6系列の演奏データを得た場合、第1〜第6弦に対応する演奏データ(タブ譜データ)は、図2に示すようにトラック5〜10にそれぞれ書込まれる。なお、分割処理としては、種々の方法が知られており、例えば特開平10ー97249号公報に記載されたものを用いることができる。
【0040】
図3は、記憶部16Aにおける1トラック分の演奏データのフォーマットを示すものである。1トラック分の演奏データは、自動演奏に用いられるシーケンスデータSQと、このデータSQのヘッダデータとしてのインストタイプデータITとを含んでいる。ここで、「インストタイプ」とは、インスツルメントタイプ(Instrument Type[楽器タイプ])を短縮した用語である。
【0041】
シーケンスデータSQは、発生すべき楽音毎にタイミングデータとノートイベントデータ(以下では「ノートデータ」と略称する)とを配置すると共に音色設定タイミング毎にタイミングデータと音色設定イベントデータ(以下では「音色設定データ」と略称する)とを配置し、必要に応じて他のパラメータ設定タイミング毎にタイミングデータと他のパラメータ設定イベントデータとを配置したものである。ノートデータは、楽音の音高を表わす音高データと、楽音の発音強度を表わすベロシティデータと、楽音の持続時間を表わすゲートタイムデータとを含む。
【0042】
インストタイプデータITは、分割されるべきノーマルな演奏データの場合はノーマルな演奏データであることを表わすマークデータを含み、ノーマルな演奏データを分割して得られた演奏データの場合はタブ(TAB)譜データであることを表わすマークデータと、弦楽器の種類を表わすデータと、弦楽器のパートを表わすデータと、弦楽器の弦番号を表わすデータと、弦楽器の開放弦の音高を表わすチューニングデータとを弦楽器の弦毎に含んでいる。この実施形態において、弦楽器の種類としては、ギターが採用され、ギターの弦番号は、1〜6であり、ギターのチューニングデータは、1,2,3,4,5,6弦にそれぞれ対応してE3,B2,G2,D2,A1,E1のような音高を表わす。
【0043】
図4は、表示装置40の表示面40Aにおける表示画面の一例を示すものである。表示面40Aには、メインウインドウ40aとしてトラック毎にインストタイプ、データ記憶状況等を示すトラックビュー画面が表示される。
【0044】
トラックビュー画面には、トラック「Trk」の欄と、インストタイプ「Inst Type」の欄とが並設され、トラック「Trk」の欄のトラック番号1,2・・・15・・・のトラックにそれぞれ対応してインストタイプ「InstType」の欄にはインストタイプが表示される。一例として、インストタイプは、ノーマルな演奏データを記憶したトラック1,4及び演奏データが記憶されていないトラック2,3,11,12・・・については「Normal」と表示され、分割処理後に図2のような記憶状態となったトラック5〜10については「Gtr Tab A 第1弦」〜「Gtr Tab A 第6弦」と表示される。
【0045】
インストタイプ「Inst Type」の欄の右側には、トラック毎にバーグラフ形式でデータ記憶状況が表示される。一例として、図2のような記憶状態にあるトラック1,4についてはぞれぞれ「Block1」,「Block2」の文字が付されたバーによりデータ記憶状況が表示され、分割処理後に図2のような記憶状態になったトラック5〜10についてはそれぞれ「GuitarA1弦」〜「GuitarA6弦」の文字が付されたバーによりデータ記憶状況が表示される。データ記憶状況表示部においてバーの延長方向に沿って横軸には小節や拍を示す線と小節番号とが表示されるので、データ記憶量を知ることもできる。
【0046】
メインウインドウ40aの一部には、ギターウインドウ40bが表示される。ギターウインドウ40bには、五線譜P及びタブ譜Qが表示される。
【0047】
タブ譜Qにおいて、6本の横線L1〜L6は、それぞれギター等の6本の弦に対応し、実線及び破線からなる縦線GLは、選択された音符に対応するタイミングを示す。音符マークa〜cのうち所望のものを選択すると、選択された音符に対応するタイミングを示すような縦線GLが表示される。一例として図示した縦線GLは、16分音符に対応するタイミング(すなわち16分音符毎のタイミング)を示すものである。タブ譜Qには、五線譜Pに表示された各音符に対応して0,3,2等のフレット番号により押弦位置が表示される。押弦位置表示は、例えば図2に示したトラック5〜10のタブ譜データにそれぞれ基づいて横線L1〜L6上にフレット番号を表示することにより行なわれる。
【0048】
タブ譜Qに関しては、操作子群38中のカーソルキー又はマウスの操作によりカーソルCSを任意に移動可能であるが、カーソルCSを停止可能な位置としては横線L1〜L6のいずれかと縦線GLのいずれとの交点に限られる。従って、カーソルCSを横線L1の上方、横線L6の下方、隣り合う横線の間、隣り合う縦線の間等に停止させることはできない。
【0049】
カーソルCSを所望の横線の上に停止させると、ギターウインドウ40bの下部に表示されたコントロールウインドウ40cにはカーソルCSの停止に係る横線(弦)に対応した演奏データ中の制御データが表示される。
【0050】
一例として、横線L1上にカーソルCSを停止させると、表示部Naには「GuitarA1弦」と表示される。そして、表示部Nbにカーソルを当ててマウスでクリック操作することにより制御データとしてベロシティデータを選択すると、コントロールウインドウ40cには、横線L1(第1弦)に対応する演奏データ中のベロシティ及びゲートタイムのデータに基づいて図形R1〜R3が表示される。図形R1〜R3において、高さVLは、0〜127のいずれかのベロシティレベルを表わし、幅GTは、ゲートタイムの長さを表わす。表示部Nbにカーソルを当ててマウスでクリック操作することによりピッチベンド等の他の制御データをコントロールウインドウ40cに表示させることもできる。
【0051】
コントロールウインドウ40cの下部には、矢印d、鉛筆図形e、消しゴム図形f、直線図形g、曲線図形h、上に凸状の図形i、下に凸状の図形g、波状の図形kが表示される。マウス操作により矢印dをR1〜R3等の図形に当てて上下左右に移動させることにより図形の幅GT及び高さVLを変更することができ、幅GT及び高さVLの変更にそれぞれ対応して演奏データ中のゲートタイム及びベロシティのデータの値を変更することができる。また、マウス操作により図形e又はfを移動させて書込み又は削除を行なったり、マウス操作により図形g〜kを移動させて図形を修正したりるすることができ、このような書込み、削除、修正等に対応して制御データの値を変更することができる。
【0052】
図5は、ROM14内にストアされる処理プログラムの構成を示すもので、この処理プログラムは、シーケンサモジュールSMDと、タブ譜表示・入力編集モジュールTMDとからなっている。モジュールSMDは、記憶部16Aに関する分割処理等を管理するものであり、モジュールTMDは、図6〜10の処理等を管理するものである。モジュールSMDからモジュールTMDには6弦分のタブ譜データが供給されると共にモジュールTMDからモジュールSMDにはノートデータやタイミングデータに関する挿入、削除、修正等の命令が供給される。
【0053】
以下の説明では、上下カーソルスイッチ、左右カーソルスイッチ、デリートスイッチ、エンタースイッチ、テンキー、ファンクションキー、エグジットキー、コントロールキー、シフトキー等のスイッチ・キー類に言及するが、これらのスイッチ・キー類は、操作子群38内のキーボードに設けられたものである。
【0054】
図6は、ギターウインドウ処理を示すものである。この処理は、図4のメインウインドウ40aにおいてタブ譜データが記憶されている複数のトラック(例えばトラック5〜10)のいずれか1つを選択し且つ処理メニューの中からギターウインドウ処理を選択するのに応答してスタートする。
【0055】
ステップ50では、シーケンサモジュールSMDから第1〜第6弦に対応する6トラックのタブ譜データを受取り、RAM16の記憶部16Cに書込む。一例として、モジュールSMDが記憶部16Aのトラック5〜10のタブ譜データを読出してモジュールTMDに供給すると、記憶部16Cの第1〜第6のトラックには、それぞれ記憶部16Aのトラック5〜10のタブ譜データ(第1〜第6弦に対応する演奏データ)が書込まれる。
【0056】
記憶部16Aに6弦分のタブ譜データを準備する方法としては、前述したように例えばトラック1の演奏データに分割処理を施して6弦分のタブ譜データを作成して記憶部16Aに書込む方法に限らず、ユーザが例えば市販のタブ譜を参照するなどして操作子群38内のキーボードの操作により6弦分のタブ譜データを入力して記憶部16A内の6つのトラックにそれぞれ記憶させるようにしてもよい。このようにした場合にも、モジュールSMDから6弦分のタブ譜データを受取り、記憶部16Cの第1〜第6のトラックに書込むことができる。
【0057】
次に、記憶部16Cの6弦分のタブ譜データに基づいて第1〜第6弦のうちの各弦毎に各音符に対応するフレット番号を算出する。フレット番号の算出は、次にようにして行なうことができる。すなわち、ある音符のフレット番号は、チューニングデータが示す開放弦音高のフレット番号0を基準にして定められ、該音符の音高から開放弦音高を差引くことで求められる。例えば、第1弦については、開放弦音高がE3であり、F# 3はE3より2半音高いからF# 3のフレット番号は2となる。音符の音高は、タブ譜データ中のノートデータにより示されるから、タブ譜データ中のノートデータ及びチューニングデータに基づいてフレット番号を求めることができる。
【0058】
このようにして第1〜第6弦の各弦毎に各音符に対応するフレット番号を求めることにより各弦毎に各音符に対応するフレット番号を表わすフレット番号データを作成してRAM16の記憶部16Bに書込む。この結果、記憶部16Bの第1〜第6のトラックには、それぞれ第1〜第6弦のフレット番号データが書込まれる。この後、ステップ52に移る。
【0059】
ステップ52では、記憶部16Cのタブ譜データに基づいて図4に示したようにギターウインドウ40bに五線譜Pを表示すると共に記憶部16Cのタブ譜データと記憶部16Bのフレット番号データとに基づいて図4に示すようにギターウインドウ40bにタブ譜Qを表示する。このとき、タブ譜Qの横線L1〜L6には、記憶部16Bの6弦分のフレット番号データに基づいて0,3,2等のフレット番号が表示される。
【0060】
次に、ステップ54では、上下カーソルスイッチのいずれかにオンイベントありか判定する。この判定の結果が否定的(N)であればステップ56に移る。
【0061】
ステップ56では、左右カーソルスイッチのいずれかにオンイベントありか判定する。この判定の結果が否定的(N)であればステップ58に移る。
【0062】
ステップ58では、エンタースイッチにオンイベントありか判定する。この判定の結果が否定的(N)であればステップ60に移る。
【0063】
ステップ60では、テンキーのいずれかにオンイベントありか判定する。この判定の結果が否定的(N)であればステップ62に移る。
【0064】
ステップ62では、デリートスイッチにオンイベントありか判定する。この判定の結果が否定的(N)であればステップ64に移る。
【0065】
ステップ64では、マウスにドラッグ、クリック等の操作イベントありか判定する。この判定の結果が否定的(N)であればステップ66に移る。
【0066】
ステップ66では、その他のスイッチ又はキー(例えばファンクションキー、エグジットキー等)にオンイベントありか判定する。この判定の結果が否定的(N)であればステップ54に戻る。そして、ステップ54〜66のループを回る。
【0067】
ステップ54〜66のループを回っているときに、上下カーソルスイッチのいずれかをオンしたものとすると、ステップ54の判定結果が肯定的(Y)となり、ステップ68に移る。
【0068】
ステップ68では、フレット修正モードか判定する。今はフレット修正モードでないとすると、ステップ68の判定結果が否定的(N)となり、ステップ70に移る。なお、フレット修正モードの設定は、後述のステップ80又は82で行なわれる。
【0069】
ステップ70では、ギターウインドウ40bにおいてカーソルCSを隣りの横線(L1〜L6のいずれかであり、以下では「弦」と称する)に移動する。例えば、図示のように第1弦L1にカーソルCSがある状態で下カーソルスイッチを1回オンしたのであれば、カーソルCSは第2弦L2上で図示のカーソル位置の直下の位置に移動される。
【0070】
ステップ70では、上記のようなカーソル移動処理の他に、次のようなコントロールウインドウの表示変更処理が行なわれる。すなわち、コントロールウインドウ40cには、前述したようにカーソルCSを当てた弦に対応する演奏データ中の制御データが表示されるが、カーソルCSが隣りの弦に移動されたのに伴い、コントロールウインドウ40cに表示する制御データを移動先の弦に対応したものに変更する。
【0071】
例えば、コントロールウインドウ40cに図4に示すように第1弦L1に関する制御データとしてベロシティ及びゲートタイムのデータが表示されているとき、カーソルCSを第2弦L2に移動させると、第2弦L2に関する制御データとしてベロシティ及びゲートタイムのデータが表示される。このとき、表示部Nbにカーソルを当ててマウスでクリック操作することにより第2弦に関する他の制御データを表示することもできる。
【0072】
ステップ70の後、ステップ54〜66を回っているときに、左右カーソルスイッチのいずれかをオンしたものとすると、ステップ56の判定結果が肯定的(Y)となり、ステップ72に移る。
【0073】
ステップ72では、フレット修正モードか判定する。今はフレット修正モードでないとすると、ステップ72の判定結果が否定的(N)となり、ステップ74に移る。
【0074】
ステップ74では、ギターウインドウ40bにおいてカーソルCSを隣の縦線上の位置(縦線GLのいずれかの上の位置であり、以下では「グリット位置」と称する)に移動する。例えば図示のように第1弦L1にカーソルCSがある状態で右カーソルスイッチを1回オンしたのであれば、カーソルCSは第1弦L1上で右隣りのグリッド位置に移動する。この後、ステップ58に移る。
【0075】
ステップ54〜66を回っているときに、エンタースイッチをオンしたものとすると、ステップ58の判定結果が肯定的(Y)となり、ステップ76に移る。
【0076】
ステップ76では、フレット修正モードか判定する。今はフレット修正モードでないとすると、ステップ76の判定結果が否定的(N)となり、ステップ78に移る。
【0077】
ステップ78では、カーソル位置にフレット番号有りか判定する。この判定の結果が肯定的(Y)であればステップ80に移り、否定的(N)であればステップ82に移る。
【0078】
ステップ80では、該フレット番号(カーソル位置のフレット番号)に対応するノートデータをフレット修正モードに設定する。また、ステップ82では、カーソル位置にフレット番号0を挿入し、該フレット番号に対応するノートデータをフレット修正モードに設定する。この場合、記憶部16Bにおいて、カーソル位置の弦に対応するトラックには、フレット番号0を表わすフレット番号データが書込まれる。また、カーソル位置の弦のチューニングデータに基づいてフレット番号0に対応する音高(例えば第1弦であればE 3 )を求め、求めた音高を有するノートデータをカーソル位置に対応する発音タイミングデータと共に記憶部16Aにおいてカーソル位置の弦に対応するトラックに書込む命令をモジュールSMDに渡す。このとき、記憶部16Cにおいても、カーソル位置の弦に対応するトラックに、上記求めた音高を有するノートデータをカーソル位置に対応する発音タイミングデータと共に書込む。なお、ここで挿入するノートデータのゲートタイムは、予め固定された値(例えば4分音符長に対応した値)であってもよく、ユーザが任意に設定した値であってもよい。
【0079】
ステップ80又は82でフレット修正モードに設定されたノートデータについては、後述のステップ86によりフレット番号を修正可能である。従って、ユーザとしては、修正したいフレット番号があるときは、該フレット番号にカーソルCSを当てた状態でエンタースイッチを1回オンすることによりフレット修正モードを設定することができる。また、新規にノートデータを入力したい場合は入力したい弦,グリッド位置にカーソルCSを当て、エンタースイッチを1回オンすることにより、フレット番号0が入力されるとともに、フレット修正モードとなり、任意のフレット番号を入力することができる。ステップ80又は82の後は、ステップ60に移る。
【0080】
ステップ54〜66を回っているときに、テンキーのいずれかをオンしたものとすると、ステップ60の判定結果が肯定的(Y)となり、ステップ84に移る。
【0081】
ステップ84では、フレット修正モードか判定する。今はフレット修正モードでないものとすると、ステップ84の判定結果が否定的(N)となり、ステップ62に移る。
【0082】
ところで、上記のようにステップ80又は82でフレット修正モードが設定された状態でステップ54〜66を回っているときに、テンキーのいずれかをオンしたものとすると、ステップ60及び84の判定結果がいずれも肯定的(Y)となり、ステップ86に移る。
【0083】
ステップ86では、カーソル位置のフレット番号をテンキーで入力された値に修正する。例えばカーソル位置のフレット番号が0である状態でテンキーにより1を入力すると、フレット番号は0から1に変更される。このような表示に係るフレット番号の変更は、記憶部16B内のフレット番号データにおいてカーソル位置のフレット番号を入力に係るフレット番号に書換えることにより行なわれる。ステップ86の後は、ステップ62に移る。
【0084】
フレット修正モードが設定されている状態でステップ54〜66を回っているときに、エンタースイッチをオンしたものとすると、ステップ58及び76の判定結果がいずれも肯定的(Y)となり、ステップ88に移る。
【0085】
ステップ88では、フレット番号を確定する。例えば、ステップ82で挿入したフレット番号0を修正しないでステップ88にきたときは、該フレット番号0が確定される。また、ステップ86でフレット番号を修正した後ステップ88にきたときは、修正後のフレット番号が確定される。
【0086】
次に、ステップ90では、ステップ88で確定されたフレット番号の属する弦のチューニングデータに基づいて該フレット番号に対応する音高を求め、該フレット番号に対応するノートデータの音高を求めた音高に修正する命令をモジュールSMDに渡す。このとき、記憶部16C内のタブ譜データにおいても、ステップ88で確定されたフレット番号に対応するノートデータの音高を上記求めた音高に修正する。五線譜P上では、このような音高修正に対応して音符位置が変更される。
【0087】
一例として、図4のタブ譜Qにおいて、第1弦L1上のフレット番号「2」を「1」に修正し、確定した場合、記憶部16C内のタブ譜データから第1弦のチューニングデータを抽出する。このチューニングデータは、音高E3を示すデータであり、フレット番号0に対応する。フレット番号「1」は、フレット番号「0」に1を加えたものであるから、フレット番号「1」に対応する音高は、E3に1半音を加えてF3となる。この場合、記憶部16C内のタブ譜データにおいて、第1弦の演奏データ(第1トラックの演奏データ)のうちフレット番号「2」に対応するノートデータの音高をF3に修正する。また、モジュールSMDには、第1弦の演奏データ(図2の例ではトラック5の演奏データ)のうちフレット番号「2」に対応するノートデータの音高をF3に修正する命令を渡す。
【0088】
ステップ90の後は、ステップ92に移り、フレット修正モードを解除する。そして、ステップ60に移る。
【0089】
フレット修正モードが設定されている状態でステップ54〜66を回っているときに、上下カーソルスイッチのいずれかをオンしたものとすると、ステップ54及び68がいずれも肯定的(Y)となり、ステップ94に移る。
【0090】
ステップ94では、ステップ88に関して前述したと同様にフレット番号を確定する。そして、ステップ96に移る。
【0091】
ステップ96では、前述したステップ90と同様の処理を行なう。すなわち、ステップ94で確定されたフレット番号の属する弦のチューニングデータに基づいて該フレット番号に対応する音高を求め、該フレット番号に対応するノートデータの音高を求めた音高に修正する命令をモジュールSMDに渡す。このとき、記憶部16C内のタブ譜データにおいても、ステップ94で確定されたフレット番号に対応するノートデータの音高を上記求めた音高に修正する。ステップ96の具体的な処理内容は、ステップ90に関して前述したものと同様である。
【0092】
ステップ96の後は、ステップ98に移り、フレット修正モードを解除する。そして、ステップ70に移り、前述したようにカーソル移動処理及びコントロールウインドウの表示変更処理を行なう。
【0093】
上記のように上下カーソルのいずれかをオンしたときは、エンタースイッチをオンしたときと同様にカーソル位置のフレット番号が確定されると共に該フレット番号に対応するノートデータの音高が該フレット番号に対応する音高に修正され、その上さらにカーソル移動とコントロールウインドウの表示変更が行なわれる。ステップ70の後は、ステップ56に移る。
【0094】
フレット修正モードが設定されている状態でステップ54〜66を回っているときに、左右カーソルスイッチのいずれかをオンしたものとすると、ステップ56及び72の判定結果がいずれも肯定的(Y)となり、ステップ58に移る。従って、ステップ74のカーソル移動処理は、フレット修正モードのときは行なわれない。
【0095】
フレット修正モードが設定されている状態でステップ54〜66を回っているときに、デリートスイッチをオンしたものとすると、ステップ62の判定結果が肯定的(Y)となり、ステップ100に移る。
【0096】
ステップ100では、カーソル位置にフレット番号ありか判定する。この判定の結果が否定的(N)であれば、削除すべきフレット番号が存在しないことになり、ステップ64に移る。
【0097】
ステップ100の判定結果が肯定的(Y)であったときは、ステップ102に移り、フレット修正モードか判定する。今はフレット修正モードであるので、ステップ102の判定結果が肯定的(Y)となり、ステップ64に移る。
【0098】
一方、ステップ102の判定結果が否定的(N)であったとき(フレット修正モードでないとき)は、ステップ104に移り、該フレット番号(カーソル位置のフレット番号)をタブ譜Q上から消去する。このためには、記憶部16B内のフレット番号データにおいて該フレット番号を削除する。また、該フレット番号に対応するノートデータを削除する命令をモジュールSMDに渡す。このとき、記憶部16C内のタブ譜データにおいても、該フレット番号に対応するノートデータを削除する。この結果、該フレット番号に対応する音符が五線譜P上から消去される。ステップ104の後は、ステップ64に移る。
【0099】
ステップ54〜66を回っているときに、マウス操作がなされたものとすると、ステップ64の判定結果が肯定的(Y)となり、ステップ106に移る。ステップ106では、図9について後述するようにマウス処理を実行する。そして、ステップ66に移る。
【0100】
ステップ54〜66を回っているときに、その他のスイッチ又はキーが操作されたものとすると、ステップ66の判定結果が肯定的(Y)となり、ステップ108に移る。
【0101】
ステップ108では、その他のスイッチ又はキーに応じた処理を行なう。例えば、図4の音符マークa,b,cをそれぞれファンクションキーF1,F2,F3に割当てた場合には、F1〜F3のいずれかのキーが押されるのに応答して押されたキーに対応する音符マークを選択し、選択に係る音符マークに対応するタイミングをギターウインドウ40bに縦線GLにより表示する。また、エグジットキーが押された場合は、ステップ54〜66のループから抜け出してメイルーチンに戻る。
【0102】
上記した処理によれば、上下カーソルスイッチの操作によりカーソルCSを所望の弦に移動させることができる。カーソルCSの移動先の弦については、コントロールウインドウ40cに移動先の弦の演奏データ中の制御データが表示されるので、制御データの確認、入力、修正等を容易に行なうことができる。
【0103】
また、カーソルCSの移動先の弦については、エンターキーの操作によりフレット修正モードを設定することによりテンキーを用いてフレット番号を適宜修正することができ、しかも該フレット番号に対応するノートデータの音高を該フレット番号の修正に応じて自動的に修正することができる。フレット修正モードを設定しない場合は、デリートキーによりカーソル位置のフレット番号を削除することができる。
【0104】
さらに、フレット修正モードを設定しない場合には、左右カーソルキーの操作によりカーソルCSを所望のグリッド位置に移動させることができる。
【0105】
図9は、マウス処理を示すものである。ステップ110では、選択されているフレット番号をドラッグする操作ありか判定する。ドラッグ操作は、マウスのスイッチをオンしたままマウスを移動させて行なわれる。フレット番号の選択は、ステップ112〜118で行なわれるので、図9の処理に初めて入ったときは、ステップ110の判定結果は否定的(N)となり、ステップ112に移る。
【0106】
ステップ112では、タブ譜Qに表示されている1つのフレット番号上でクリック操作ありか判定する。クリック操作は、フレット番号にカーソルCSを当てた状態でマウスのスイッチをオン操作するものである。ステップ112の判定結果が肯定的(Y)であったときは、ステップ114に移る。
【0107】
ステップ114では、該フレット番号(カーソル位置のフレット番号)を選択する。ステップ114の処理が終ったとき又はステップ112の判定結果が否定的(N)であったときは、ステップ116に移る。
【0108】
ステップ116では、複数のフレット番号を矩形で囲む操作ありか判定する。この操作は、マウスのドラッグ操作により行なうことができる。ステップ116の判定結果が肯定的(Y)であったときは、ステップ118に移る。
【0109】
ステップ118では、該複数のフレット番号(矩形で囲まれた複数のフレット番号)を選択する。ステップ118の処理が終ったとき又はステップ116の判定結果が否定的(N)であったときは、図6〜8のルーチンにリターンする。
【0110】
上記した処理によれば、ユーザは、ステップ112,114により1つのフレット番号を選択したり、ステップ116,118により複数のフレット番号を選択したりすることができる。
【0111】
前述のステップ54〜66を回っているときに、選択されているフレット番号をマウスでドラッグ操作すると、図8のステップ64及び図9のステップ110の判定結果がいずれも肯定的(Y)となり、ステップ120に移る。
【0112】
ステップ120では、ドラッグ操作の方向が垂直方向か判定する。この判定の結果が肯定的(Y)であればステップ122に移る。
【0113】
ステップ122では、選択されている1又は複数のフレット番号を移動元から移動先へと弦間で移動させる。このようなフレット番号の移動は、記憶部16Bにおいて移動元のトラックのフレット番号データ中の選択されているフレット番号を削除すると共に移動先のトラックのフレット番号データ中に選択されているフレット番号を挿入する(書込む)ことにより行なわれる。
【0114】
一例として、タブ譜Qにおいて、第1弦L1のフレット番号「2」を第2弦に移動させる場合は、「2」をマウスのクリック操作で選択した後「2」をマウスでドラッグ操作すると、記憶部16Bにおいて第1トラックのフレット番号データ中の前記フレット番号2が削除されると共に第2トラックのフレット番号データ中において前記削除されたフレット番号2が第1トラックおいて存在していたグリッド位置と同じグリッド位置にフレット番号2が挿入される(書込まれる)。この結果、タブ譜Qにおいて、第1弦のフレット番号「2」が第2弦に移動する。
【0115】
次に、ステップ124では、選択されている1又は複数のフレット番号に対応する移動元の弦の1又は複数のノートデータを移動元の弦に対応するトラックから削除する命令をモジュールSMDに渡す。このとき、記憶部16C内のタブ譜データにおいても、選択されているフレット番号に対応する移動元の弦の1又は複数のノートデータを移動元の弦に対応するトラックから削除する。
【0116】
上記した例のように第1弦L1のフレット番号「2」を第2弦L2に移動させる場合、モジュールSMDには、第1弦の演奏データ(図2の例ではトラック5の演奏データ)中で前記フレット番号2に対応するノートデータを削除する命令を渡す。また、記憶部16C内のタブ譜データにおいて、第1トラックの演奏データ中で前記フレット番号2に対応するノートデータを削除する。
【0117】
次に、ステップ126では、移動元の弦と移動先の弦のチューニングデータに基づいて求めた音高修正量を元の音高に加えた1又は複数のノートデータを移動先のトラック中の、前記削除されたノートデータが移動元のトラックにおいて存在していたタイミングに挿入する(書込む)命令をモジュールSMDに渡す。このとき、記憶部16C内のタブ譜データにおいても、求めた音高修正量を元の音高に加えた1又は複数のノートデータを移動先のトラック中の、前記削除されたノートデータが移動元のトラックにおいて存在していたタイミングに挿入する(書込む)。
【0118】
音高修正量は、移動元の弦と移動先の弦のチューニングデータに基づいて求められる。例えば、移動元の弦が第1弦L1であり、移動先の弦が第2弦L2であれば、第1弦L1のチューニングデータがE3を示し、第2弦L2のチューニングデータがB2を示すので、開放弦音高は、第1弦より第2弦のほうが5半音低いことになり、音高修正量は、ー5となる。
【0119】
上記した例のように第1弦L1のフレット番号「2」を第2弦L2に移動させる場合、フレット番号「2」に対応する音高F# 3にー5を加えると、C# 3となる。モジュールSMDには、第2弦の演奏データ(図2の例ではトラック6の演奏データ)中にフレット番号2に対応する音高C# 3のノートデータを挿入する(書込む)命令を渡す。また、記憶部16C内のタブ譜データにおいて、第2トラックの演奏データ中に音高C# 3のノートデータを挿入する(書込む)。モジュールSMD及び記憶部16Cのいずれについても、挿入される音高C# 3のノートデータの発音タイミングは、音高F# 3のノートデータと同じものにする。記憶部16Cのタブ譜データの一部が書換えられたことにより五線譜PにおいてはF# 3の音符の代りにC# 3の音符が表示される。ステップ126の後は、ステップ112に移る。
【0120】
ステップ120の判定の結果が否定的(N)であったときは、水平方向のドラッグ操作であったことになり、ステップ128に移る。
【0121】
ステップ128では、選択されている1又は複数のフレット番号のグリッド位置をマウスのドラッグ操作量に応じて修正する。そして、ステップ130に移る。ステップ130では、該グリッド位置修正(ステップ128のグリッド位置修正)に応じて選択に係るフレット番号に対応する1又は複数のノートデータについて発音タイミングを修正する命令をモジュールSMDに渡す。このとき、記憶部16C内のタブ譜データにおいても、ステップ128のグリッド位置修正に応じて選択に係るフレット番号に対応する1又は複数のノートデータについて発音タイミングを修正する。この結果、五線譜P上では、選択に係るフレット番号に対応する音符の時間軸(横軸)上での位置が修正に係る発音タイミングに対応して変更される。ステップ130の後は、ステップ112に移る。
【0122】
上記した図9の処理によれば、タブ譜Q上で所望の1又は複数のフレット番号を選択してドラッグ操作により弦間を移動させることにより記憶部16A及び16Cのタブ譜データにおいて選択に係るフレット番号に対応する1又は複数のノートデータの記憶トラックをフレット番号の弦間移動に対応して変更することができ、しかも移動元の弦と移動先の弦のチューニングデータに基づいて移動先のトラックに記憶するノートデータの音高を決定することができる。従って、例えば市販のタブ譜を見ながらノートデータを入力する際に第1弦に対応する記憶トラックに第2弦のノートデータを誤って入力したような場合には、第1弦のフレット番号を第2弦に移動させるだけで第2弦のノートデータを第2弦に対応する記憶トラックに正しい音高状態で記憶させることができ、再入力の手間が省ける。
【0123】
図10は、図9のマウス処理の変形例を示すものである。図10において、ステップ122A,124A,126Aは、それぞれ図9のステップ122,124,126に対応したもので、他のステップは図9と同様であるので、図示を省略した。図10の変形例では、音高を変更せずにフレット番号を修正する点が図9の場合とは異なる。
【0124】
ステップ122Aでは、選択されている1又は複数のフレット番号を移動元の弦と移動先の弦のチューニングデータに基づいて修正し、移動元から移動先へと弦間で移動させる。
【0125】
フレット番号の修正は、移動元の弦と移動先の弦のチューニングデータに基づいて行なわれる。例えば、移動元の弦が第2弦L 2 であり、移動先の弦が第3弦L3であれば、第2弦のチューニングデータがB2を示し、第3弦のチューニングデータがG2を示すので、開放弦音高は、第2弦より第3弦の方が4半音低い。第2弦と同じ音高の音を第3弦で出すには、第2弦のフレット番号に4を加えればよい。
【0126】
一例として、タブ譜Qにおいて第2弦L2のフレット番号「3」を第3弦に移動させる場合、フレット番号3に4を加えると、7になる。記憶部16Cにおいて第2トラックのフレット番号データ中でフレット番号3を削除すると共に第3トラックのフレット番号データ中の、前記削除されたフレット番号が第2トラックにおいて存在していたタイミングにフレット番号7を挿入する(書込む)ことによりタブ譜Qの第3弦L3には第2弦の「3」の代りにその下に「7」が表示される。ステップ122Aの後は、ステップ124Aに移る。
【0127】
ステップ124Aでは、選択されている1又は複数のフレット番号に対応する移動元の弦のノートデータを移動元の弦に対応するトラックから削除する命令をモジュールSMDに渡す。このとき、記憶部16C内のタブ譜データにおいても、選択されているフレット番号に対応する移動元の弦の1又は複数のノートデータを移動元の弦に対応するトラックから削除する。
【0128】
上記した例のように第2弦L2のフレット番号「3」を第3弦L3に移動させる場合、モジュールSMDには、第2弦の演奏データ(図2の例ではトラック6の演奏データ)中でフレット番号3に対応するノートデータを削除する命令を渡す。また、記憶部16C内のタブ譜データにおいて、第2トラックの演奏データ中でフレット番号3に対応するノートデータを削除する。ステップ124Aの後はステップ126Aに移る。
【0129】
ステップ126Aでは、選択されているフレット番号に対応する移動元の弦の1又は複数のノートデータを移動先の弦に対応するトラック中の、前記削除されたノートデータが移動元のトラックにおいて存在していたタイミングに挿入する(書込む)命令をモジュールSMDに渡す。このとき、記憶部16C内のタブ譜データにおいても、選択されているフレット番号に対応する移動元の弦の1又は複数のノートデータを移動先の弦に対応するトラック中の、前記削除されたノートデータが移動元のトラックにおいて存在していたタイミングに挿入する(書込む)。
【0130】
上記した例のように第2弦L2のフレット番号「3」を第3弦L3に移動させる場合、モジュールSMDには、第3弦の演奏データ(図2の例ではトラック7の演奏データ)中にフレット番号3に対応するノートデータを挿入する(書込む)命令をモジュールSMDに渡す。また、記憶部16C内のタブ譜データいおいて、第3トラックの演奏データ中にフレット番号3に対応するノートデータを挿入する(書込む)。この結果、フレット番号7に対応するノートデータは、フレット番号3に対応するノートデータと同じ音高を有することになる。
【0131】
上記した図10の処理によれば、タブ譜Q上で所望1又は複数のフレット番号を選択してドラッグ操作により弦間を移動させることにより記憶部16A及び16Cのタブ譜データにおいて選択に係るフレット番号に対応するノートデータの記憶トラックをフレット番号の弦間移動に対応して変更することができ、しかも移動元の弦と移動先の弦のチューニングデータに基づいてフレット番号を修正することができる。また、フレット番号を修正する際には、ノートデータの音高をそのまま維持するようにしたので、例えば1つのメロディに関して運指態様が異なる複数の演奏データを簡単に得ることができる。なお、音高を維持したまま弦間での移動を行なうと、フレット番号が負の値あるいは最大値を越えてしまうことがある。このような場合は、0あるいは最大値でリミットをかけるか、弦間での移動そのものを無効にするとよい。
【0132】
この発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、種々の改変形態で実施可能なものである。例えば、次のような変更が可能である。
【0133】
(1)シーケンサモジュールとタブ譜表示・入力編集モジュールとが別々のプログラムモジュールからなる場合を例示したが、これに限らず、1つのプログラムモジュールにシーケンサ機能とタブ譜表示・入力編集機能とを持たせるようにしてもよい。
【0134】
(2)カーソルスイッチ(カーソルキー)の操作によりノートデータの弦間の移動やグリッド位置の修正を行なうようにしてもよい。例えば、画面に表示された所望のフレット番号にカーソルを当てた状態で操作子群38内のキーボード上で「コントロールキー」を押しながらカーソルスイッチを操作することで該フレット番号に対応するノートデータを弦間で移動させるようにしてもよい。また、カーソルスイッチの操作により複数のフレット番号に対応するノートデータを上記したカーソルスイッチ及びコントロールキーによる方法で弦間移動させるようにしてもよい。カーソルスイッチの操作により複数のフレット番号を選択するには、例えば、画面に表示された所望の1つのフレット番号にカーソルを当てた状態で操作子群38内のキーボード上で「シフトキー」を押しながらカーソルキーを操作することでカーソルを1つのフレット番号から順次に隣りのフレット番号にシフトさせるようにすればよい。
【0135】
(3)マウスを斜め方向にドラッグすることにより、弦間移動とグリッド移動の双方が同時にできるようにしてもよい。
【0136】
(4)この発明は、ギターに限らず、ベース等の各種弦楽器に関する演奏データ編集にも適用可能である。
【0137】
(5)この発明は、電子楽器の形態に限らず、パーソナルコンピュータとアプリケーションソフトウェアとの組合せの形態でも実施することができる。アプリケーションソフトウェアは、磁気ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ等の記録媒体に記憶させてパーソナルコンピュータに供給するようにしてもよい。
【0138】
(6)この発明は、鍵盤式電子楽器に限らず、弦楽器式、管楽器式、打楽器式等の電子楽器にも適用することができる。
【0139】
(7)この発明は、音源装置、自動演奏装置等を内蔵した電子楽器に限らず、鍵盤、音源装置、自動演奏装置等をMIDIや各種ネットワーク等の通信手段で結合した電子楽器にも適用することができる。
【0140】
(8)メロディ、コード等の演奏データのフォーマットは、イベントの発生時刻を1つ前のイベントからの相対時間で表わす「イベント+相対時間」方式に限らず、イベントの発生時刻を曲や小節内の絶対時間で表わす「イベント+絶対時間」方式、音符の音高と音符長及び休符と休符長で曲の内容を表わす「音高(休符)+符長」方式、イベント発生の最小時間単位毎に記憶領域を確保し、イベントの発生時刻に対応する記憶領域にイベントを記憶する方式等の任意の方式を用いることができる。
【0141】
(9)自動演奏のテンポを変更する方法としては、テンポクロック信号の周期を変更するものに限らず、テンポクロック信号の周期を変えずにタイミングデータの値を修正するもの、テンポクロック信号を計数するカウンタの値を修正するもの等であってもよい。
【0142】
(10)複数チャンネル分の演奏データが存在する場合、複数チャンネルのデータを混在させて記憶してもよいし、チャンネル毎に記録トラックを別にして記録してもよい。
【0143】
(11)時系列の演奏データを記憶する場合、メモリ内の連続する領域に時系列的に記録してもよいし、メモリ内の飛び飛びの領域に分散させて記録して連続するデータとして管理するようにしてもよい。
【0144】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、タブ譜上での押弦位置の線間移動(弦間移動)に伴って自動的に記憶トラック間でノートデータの移動を行なう構成にしたので、データ入力の手間が省ける効果が得られる。
【0145】
また、記憶トラック間でノートデータを移動させる際に押弦位置を保存しつつチューニングデータに基づいて自動的にノートデータの音高を修正する構成にしたので、音高修正の手間が省ける効果がある。
【0146】
さらに、記憶トラック間でノートデータを移動させる際に音高を保存しつつチューニングデータに基づいて自動的に押弦位置を修正する構成にしたので、押弦位置修正の手間が省ける効果がある。
【0147】
さらに、表示面における押弦位置の1つのタイミング目盛から他のタイミング目盛への変更に対応して自動的に演奏データ中の発音タイミングを変更する構成にすると、発音タイミング修正の手間が省ける効果がある。
【0148】
さらに、所望の押弦位置を選択し、選択に係る押弦位置の代りになるべき押弦位置を入力するのに応答して入力に係る押弦位置に対応するノートデータの音高をチューニングデータに基づいて自動的に決定する構成にしたので、音高修正の手間が省ける効果がある。
【0149】
さらに、タブ譜上で所望の線にカーソルを当てた状態で情報の入力、修正、削除等の編集を行なう構成にしたので、簡単に押弦位置等に関する編集を行なえる効果がある。
【0150】
さらに、タブ譜上でカーソルを当てた線に対応する演奏データ中の制御データに基づいて演奏音の楽音パラメータを表示する構成にしたので、制御データの確認、入力、修正等が容易になる効果がある。
【0151】
さらに、タブ譜上で所望のタイミング目盛を選択して新たな押弦位置を表示させ、新たな押弦位置に対応するノートデータを書込む際に該ノートデータの音高をチューニングデータに基づいて自動的に決定すると共にタイミング目盛に対応するタイミングデータを書込むようにしたので、音高や発音タイミングを入力する手間が省ける効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る演奏データ編集装置を備えた電子楽器の回路構成を示すブロック図である。
【図2】演奏データ及びタブ譜データの記憶例を示す図である。
【図3】1トラック分の演奏データのフォーマットを示す図である。
【図4】表示画面の一例を示す図である。
【図5】処理プログラムの構成を示すブロック図である。
【図6】ギターウインドウ処理の一部を示すフローチャートである。
【図7】ギターウインドウ処理の他の一部を示すフローチャートである。
【図8】ギターウインドウ処理の残部を示すフローチャートである。
【図9】マウス処理を示すフローチャートである。
【図10】マウス処理の変形例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10:バス、12:CPU、14:ROM、16:RAM、16A:演奏データ記憶部、16B:フレット番号記憶部、16C:タブ譜データ記憶部、18,20:検出回路、22:表示回路、24:音源回路、26:効果回路、28:外部記憶装置、30:MIDIインターフェース、32:通信インターフェース、34:タイマ、36:鍵盤、38:操作子群、40:表示装置、42:サウンドシステム、44:MIDI機器、46:通信ネットワーク、48:サーバコンピュータ。
Claims (10)
- 弦楽器の複数弦にそれぞれ対応する複数系列の演奏データを複数の記憶トラックにそれぞれ記憶した記憶手段であって、前記複数系列のうちの各系列の演奏データは、発生すべき楽音毎に該楽音の音高を表わすノートデータを含んでいるものと、
前記記憶手段の複数系列の演奏データの演奏内容に基づいて表示面に前記複数弦にそれぞれ対応する複数の線に関して押弦位置を表示する表示手段と、
前記表示面において前記複数の線のうちの1の線に関して表示された1又は複数の押弦位置を前記複数の線のうちの他の線に移動させる操作を行なう操作手段と、
この操作手段での操作に応答して、前記1の線に関して表示された1又は複数の押弦位置を前記他の線に関して該押弦位置と同じあるいは異なる押弦位置として表示させる表示制御手段であって、前記異なる押弦位置としては前記1の線に関して表示された1又は複数の押弦位置と音高が同じ押弦位置を前記他の線に関して表示させるものと、
前記操作手段での操作に応答して前記記憶手段において前記1の線に対応した弦に対応する記憶トラックの演奏データ中で前記1の線に関して表示された1又は複数の押弦位置に対応するノートデータを削除すると共に、前記他の線に対応した弦に対応する記憶トラックの演奏データ中に前記他の線に関して表示された押弦位置に対応するノートデータを書込む編集手段と
を備えた演奏データ編集装置。 - 前記表示制御手段が前記1の線に関して表示された押弦位置を前記他の線に関して該押弦位置と同じ押弦位置として表示させる場合において、前記複数系列のうちの各系列の演奏データは、対応する弦に関するチューニングデータを含み、前記編集手段は、前記他の線に対応した弦に対応する記憶トラックの演奏データ中に前記他の線に関して表示された押弦位置に対応するノートデータを書込む際に該ノートデータの音高を前記1の線に対応した弦に対応するチューニングデータと前記他の線に対応した弦に対応するチューニングデータとに基づいて決定するものである請求項1記載の演奏データ編集装置。
- 前記表示制御手段が前記1の線に関して表示された押弦位置を前記他の線に関して該押弦位置と異なる押弦位置として表示させる場合において、前記複数系列のうちの各系列の演奏データは、対応する弦に関するチューニングデータを含み、前記表示制御手段は、前記1の線に対応した弦に対応するチューニングデータと前記他の線に対応した弦に対応するチューニングデータとに基づいて前記他の線に対応した弦において前記1の線に関して表示された押弦位置と同じ音高が得られる押弦位置を決定し、この決定に係る押弦位置を前記他の線に関して表示させ、前記編集手段は、前記他の線に対応した弦に対応する記憶トラックの演奏データ中に前記他の線に関して表示された押弦位置に対応するノートデータを書込む際に該ノートデータとして前記1の線に関して表示された押弦位置に対応するノートデータと同じ音高を表わすノートデータを書込むものである請求項1記載の演奏データ編集装置。
- 前記複数系列のうちの各系列の演奏データは、発生すべき楽音毎に該楽音の発音タイミングを表わすタイミングデータを含み、前記表示手段は、前記表示面において前記複数の線の延長方向に沿って所定の音符に対応した時間間隔で複数のタイミング目盛を表示し、前記操作手段は、前記表示面において前記複数の線のうちの1の線上で前記複数のタイミング目盛のうちの1又は複数のタイミング目盛に関してそれぞれ表示された1又は複数の押弦位置を前記複数のタイミング目盛のうちの他の1又は複数のタイミング目盛にそれぞれ移動させる操作を行ない、前記表示制御手段は、前記操作手段による押弦位置のタイミング目盛間移動操作に応答して、前記1又は複数のタイミング目盛に関してそれぞれ表示された1又は複数の押弦位置を前記他の1又は複数のタイミング目盛に関してそれぞれ表示させ、前記編集手段は、前記操作手段による押弦位置のタイミング目盛間移動操作に応答して前記記憶手段において前記1の線に対応した弦に対応する記憶トラックの演奏データ中で前記1又は複数のタイミング目盛にそれぞれ対応する1又は複数の発音タイミングを表わすタイミングデータを、前記他の1又は複数のタイミング目盛にそれぞれ対応する1又は複数の発音タイミングを表わすタイミングデータにそれぞれ修正するものである請求項1記載の演奏データ編集装置。
- 弦楽器の複数弦にそれぞれ対応する複数系列の演奏データを複数の記憶トラックにそれぞれ記憶した記憶手段であって、前記複数系列のうちの各系列の演奏データは、発生すべき楽音毎に該楽音の音高を表わすノートデータを含んでいるものと、
前記記憶手段の複数系列の演奏データの演奏内容に基づいて表示面に前記複数弦にそれぞれ対応する複数の線に関して押弦位置を表示する表示手段と、
前記表示面において前記複数の線のうちの1の線に関して表示された1又は複数の押弦位置を前記複数の線のうちの他の線に移動させる操作を行なう操作手段と
を備えたコンピュータにおいて使用される記録媒体であって、
前記操作手段での操作に応答して、前記1の線に関して表示された1又は複数の押弦位置を前記他の線に関して該押弦位置と同じあるいは異なる押弦位置として表示させるステップであって、前記異なる押弦位置としては前記1の線に関して表示された1又は複数の押弦位置と音高が同じ押弦位置を前記他の線に関して表示させるものと、
前記操作手段での操作に応答して前記記憶手段において前記1の線に対応した弦に対応する記憶トラックの演奏データ中で前記1の線に関して表示された1又は複数の押弦位置に対応するノートデータを削除すると共に、前記他の線に対応した弦に対応する記憶トラックの演奏データ中に前記他の線に関して表示された押弦位置に対応するノートデータを書込むステップと
をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータで読取り可能な記録媒体。 - 前記複数系列のうちの各系列の演奏データは、発生すべき楽音毎に該楽音の発音タイミングを表わすタイミングデータを含み、前記表示手段は、前記表示面において前記複数の線の延長方向に沿って所定の音符に対応した時間間隔で複数のタイミング目盛を表示し、前記操作手段は、前記表示面において前記複数の線のうちの1の線上で前記複数のタイミング目盛のうちの1又は複数のタイミング目盛に関してそれぞれ表示された1又は複数の押弦位置を前記複数のタイミング目盛のうちの他の1又は複数のタイミング目盛にそれぞれ移動させる操作を行ない、前記表示させるステップでは、前記操作手段による押弦位置のタイミング目盛間移動操作に応答して、前記1又は複数のタイミング目盛に関してそれぞれ表示された1又は複数の押弦位置を前記他の1又は複数のタイミング目盛に関してそれぞれ表示させ、前記書込むステップでは、前記操作手段による押弦位置のタイミング目盛間移動操作に応答して前記記憶手段において前記1の線に対応した弦に対応する記憶トラックの演奏データ中で前記1又は複数のタイミング目盛にそれぞれ対応する1又は複数の発音タイミングを表わすタイミングデータを、前記他の1又は複数のタイミング目盛にそれぞれ対応する1又は複数の発音タイミングを表わすタイミングデータにそれぞれ修正するものである請求項5記載の記録媒体。
- 弦楽器の複数弦にそれぞれ対応する複数系列の演奏データを複数の記憶トラックにそれぞれ記憶した記憶手段であって、前記複数系列のうちの各系列の演奏データは、演奏音の楽音パラメータを制御する制御データを含んでいるものと、
前記記憶手段の複数系列の演奏データに基づいて表示面に前記複数弦にそれぞれ対応する複数の線に関して押弦位置を表示する表示手段と、
前記表示面において所望の位置にカーソルを配置させる操作を行なう操作手段と、
この操作手段の操作により前記複数の線のうちの任意の1つにカーソルを配置させるのに応答して前記記憶手段からカーソル配置に係る線に対応した弦に対応する記憶トラックの演奏データ中の制御データを読出し、該制御データに基づいて前記表示面に演奏音の楽音パラメータを表示させる表示制御手段と
を備えた演奏データ編集装置。 - 弦楽器の複数弦にそれぞれ対応する複数系列の演奏データを複数の記憶トラックにそれぞれ記憶した記憶手段であって、前記複数系列のうちの各系列の演奏データは、演奏音の楽音パラメータを制御する制御データを含んでいるものと、
前記記憶手段の複数系列の演奏データに基づいて表示面に前記複数弦にそれぞれ対応する複数の線に関して押弦位置を表示する表示手段と、
前記表示面において所望の位置にカーソルを配置させる操作を行なう操作手段と
を備えたコンピュータにおいて使用される記録媒体であって、
前記操作手段の操作により前記複数の線のうちの任意の1つにカーソルを配置させるのに応答して前記記憶手段からカーソル配置に係る線に対応した弦に対応する記憶トラックの演奏データ中の制御データを読出し、該制御データに基づいて前記表示面に演奏音の楽音パラメータを表示させるステップ
をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータで読取り可能な記録媒体。 - 弦楽器の複数弦にそれぞれ対応する複数系列の演奏データを複数の記憶トラックにそれぞれ記憶した記憶手段であって、前記複数系列のうちの各系列の演奏データは、発生すべき楽音毎に該楽音の音高を表わすノートデータ及び該楽音の発音タイミングを表わすタイミングデータを含むと共に、対応する弦に関するチューニングデータを含んでいるものと、
前記記憶手段の複数系列の演奏データに基づいて表示面に前記複数弦にそれぞれ対応する複数の線に関して押弦位置を表示する表示手段であって、前記表示面には、前記複数の線の延長方向に沿って所定の音符に対応した時間間隔で複数のタイミング目盛を表示するものと、
前記表示面において前記複数の線のうちの1の線上における、前記複数のタイミング目盛のうちの1のタイミング目盛を選択する選択手段と、
この選択手段により前記1のタイミング目盛が選択されているときに、前記選択された1のタイミング目盛上に押弦位置が表示されていなければ前記選択された1のタイミング目盛上に新たな所定の押弦位置を表示させる表示制御手段と、
前記選択手段により前記1のタイミング目盛が選択されているときに前記記憶手段において前記1の線に対応した弦に対応する記憶トラックの演奏データ中に、前記選択された1のタイミング目盛に対応する発音タイミングデータと共に、前記所定の押弦位置に対応するノートデータを書込む編集手段であって、前記1の線に対応した弦に対応する記憶トラックの演奏データ中に前記所定の押弦位置に対応するノートデータを書込む際に該ノートデータの音高を前記1の線に対応した弦に対応するチューニングデータに基づいて決定するものと
を備えた演奏データ編集装置。 - 弦楽器の複数弦にそれぞれ対応する複数系列の演奏データを複数の記憶トラックにそれぞれ記憶した記憶手段であって、前記複数系列のうちの各系列の演奏データは、発生すべき楽音毎に該楽音の音高を表わすノートデータ及び該楽音の発音タイミングを表わすタイミングデータを含むと共に、対応する弦に関するチューニングデータを含んでいるものと、
前記記憶手段の複数系列の演奏データに基づいて表示面に前記複数弦にそれぞれ対応する複数の線に関して押弦位置を表示する表示手段であって、前記表示面には、前記複数の線の延長方向に沿って所定の音符に対応した時間間隔で複数のタイミング目盛を表示するものと、
前記表示面において前記複数の線のうちの1の線上における、前記複数のタイミング目盛のうちの1のタイミング目盛を選択する選択手段と
を備えたコンピュータにおいて使用される記録媒体であって、
前記選択手段により前記1のタイミング目盛が選択されているときに、前記選択された1のタイミング目盛上に押弦位置が表示されていなければ前記選択された1のタイミング目盛上に新たな所定の押弦位置を表示させるステップと、
前記選択手段により前記1のタイミング目盛が選択されているときに前記記憶手段において前記1の線に対応した弦に対応する記憶トラックの演奏データ中に、前記選択された1のタイミング目盛に対応する発音タイミングデータと共に、前記所定の押弦位置に対応するノートデータを書込むステップであって、前記1の線に対応した弦に対応する記憶トラックの演奏データ中に前記所定の押弦位置に対応するノートデータを書込む際に該ノートデータの音高を前記1の線に対応した弦に対応するチューニングデータに基づいて決定するものと
をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータで読取り可能な記録媒体。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28726598A JP3593900B2 (ja) | 1998-09-24 | 1998-09-24 | 演奏データ編集装置と記録媒体 |
US09/401,741 US6166313A (en) | 1998-09-24 | 1999-09-23 | Musical performance data editing apparatus and method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28726598A JP3593900B2 (ja) | 1998-09-24 | 1998-09-24 | 演奏データ編集装置と記録媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000099018A JP2000099018A (ja) | 2000-04-07 |
JP3593900B2 true JP3593900B2 (ja) | 2004-11-24 |
Family
ID=17715174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28726598A Expired - Fee Related JP3593900B2 (ja) | 1998-09-24 | 1998-09-24 | 演奏データ編集装置と記録媒体 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6166313A (ja) |
JP (1) | JP3593900B2 (ja) |
Families Citing this family (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3654076B2 (ja) * | 1999-09-06 | 2005-06-02 | ヤマハ株式会社 | 楽譜表示制御装置および楽譜表示制御プログラムを記録した記録媒体 |
FR2812957B1 (fr) * | 2000-08-14 | 2003-01-31 | Cit Alcatel | Procede de memorisation de donnees dans un fichier multimedia utilisant des bases de temps relatives |
JP2003217265A (ja) * | 2002-01-21 | 2003-07-31 | Alpine Electronics Inc | 音楽ストレージ装置及び映像ストレージ装置 |
JP4134945B2 (ja) * | 2003-08-08 | 2008-08-20 | ヤマハ株式会社 | 自動演奏装置及びプログラム |
JP2006195043A (ja) * | 2005-01-12 | 2006-07-27 | Yamaha Corp | 電子音楽装置および同装置に適用されるコンピュータ読み取り可能なプログラム |
US8168877B1 (en) * | 2006-10-02 | 2012-05-01 | Harman International Industries Canada Limited | Musical harmony generation from polyphonic audio signals |
US7388143B1 (en) * | 2006-10-03 | 2008-06-17 | Patrick Maiani | Simplified sheet music device and method |
GB2445971A (en) * | 2007-01-25 | 2008-07-30 | Jonathan Mark Kelly | A musical instrument teaching aid that captures and displays images of a playing area of the instrument |
EP2684968A3 (en) | 2007-09-21 | 2014-05-14 | Research Institute Of Industrial Science&Technology | Method of manufacturing cobalt containing material using recycling residue of spent catalyst |
DE102008012004B3 (de) * | 2007-12-10 | 2009-04-09 | Werner Von Strauch | Modifiziertes Monochord zur Darstellung, Messung und Demonstration von Intervallgrößen und Tonstufen bei Musikinstrumenten |
US9159325B2 (en) * | 2007-12-31 | 2015-10-13 | Adobe Systems Incorporated | Pitch shifting frequencies |
JP5242325B2 (ja) * | 2008-10-03 | 2013-07-24 | 株式会社河合楽器製作所 | タブ譜入力装置、タブ譜入力方法及びプログラム |
JP5189952B2 (ja) * | 2008-10-21 | 2013-04-24 | 株式会社河合楽器製作所 | 楽譜認識装置、及びコンピュータプログラム |
US9196235B2 (en) | 2010-07-28 | 2015-11-24 | Ernie Ball, Inc. | Musical instrument switching system |
US8822801B2 (en) | 2010-08-20 | 2014-09-02 | Gianni Alexander Spata | Musical instructional player |
EP2786370B1 (en) * | 2012-03-06 | 2017-04-19 | Apple Inc. | Systems and methods of note event adjustment |
JP2015060189A (ja) * | 2013-09-20 | 2015-03-30 | カシオ計算機株式会社 | 楽譜表示装置、楽譜表示方法及びプログラム |
US9626947B1 (en) * | 2015-10-21 | 2017-04-18 | Kesumo, Llc | Fret scanners and pickups for stringed instruments |
US20180366096A1 (en) * | 2017-06-15 | 2018-12-20 | Mark Glembin | System for music transcription |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6014591A (ja) * | 1983-07-06 | 1985-01-25 | Hitachi Ltd | 時間スイツチ |
JPS60145491U (ja) * | 1984-03-09 | 1985-09-27 | 山水電気株式会社 | 自動演奏装置 |
JPH0199169A (ja) * | 1987-10-12 | 1989-04-18 | Sharp Corp | 楽譜変換方式 |
JP2555659B2 (ja) * | 1988-01-06 | 1996-11-20 | 凸版印刷株式会社 | 楽譜版下作成装置 |
JPH02121857A (ja) * | 1988-10-31 | 1990-05-09 | Brother Ind Ltd | 楽譜編集装置 |
JP3161765B2 (ja) * | 1991-08-05 | 2001-04-25 | ローランド株式会社 | 楽譜入力装置 |
JP3232110B2 (ja) * | 1991-08-05 | 2001-11-26 | ローランド株式会社 | 楽譜のパラメータ入力装置および楽譜表示装置 |
JPH08123818A (ja) * | 1994-10-25 | 1996-05-17 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 音楽情報検索システム及び音楽情報検索方法 |
JP3266007B2 (ja) * | 1996-09-19 | 2002-03-18 | ヤマハ株式会社 | 演奏データ変換装置 |
JP3704842B2 (ja) * | 1996-09-30 | 2005-10-12 | ヤマハ株式会社 | 演奏データ変換装置 |
JPH10240117A (ja) * | 1997-02-25 | 1998-09-11 | Dainippon Printing Co Ltd | 楽器練習の支援装置および楽器練習用情報の記録媒体 |
-
1998
- 1998-09-24 JP JP28726598A patent/JP3593900B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1999
- 1999-09-23 US US09/401,741 patent/US6166313A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6166313A (en) | 2000-12-26 |
JP2000099018A (ja) | 2000-04-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3593900B2 (ja) | 演奏データ編集装置と記録媒体 | |
JP3740908B2 (ja) | 演奏データ処理装置及び方法 | |
JP2580720B2 (ja) | 自動演奏装置 | |
JP2001154665A (ja) | 曲データ表示制御装置及び方法 | |
EP1640989B1 (en) | Electronic music apparatus and music-related data display method | |
JP3582396B2 (ja) | 楽譜編集装置および記録媒体 | |
JP2000231381A (ja) | メロディ生成装置及びリズム生成装置と記録媒体 | |
US6177624B1 (en) | Arrangement apparatus by modification of music data | |
JPH11126067A (ja) | 自動演奏装置および自動演奏プログラムを記録した媒体 | |
US7166792B2 (en) | Storage medium containing musical score displaying data, musical score display apparatus and musical score displaying program | |
JP3622275B2 (ja) | 自動演奏の制御データ入力方法および自動演奏装置 | |
JP2001075558A (ja) | 楽譜表示制御装置および楽譜表示制御プログラムを記録した記録媒体 | |
JP4501590B2 (ja) | 音楽情報表示装置および音楽情報表示方法を実現するためのプログラム | |
US6274798B1 (en) | Apparatus for and method of setting correspondence between performance parts and tracks | |
JP3709821B2 (ja) | 楽曲情報編集装置及び楽曲情報編集プログラム | |
JP3624716B2 (ja) | 演奏データ編集装置と記録媒体 | |
JP3587133B2 (ja) | 発音長決定方法と装置及び記録媒体 | |
JP3843688B2 (ja) | 楽曲データ編集装置 | |
JP3956961B2 (ja) | 演奏データ処理装置及び方法 | |
JP4093000B2 (ja) | 楽譜表示データを記憶した記憶媒体、その楽譜表示データを用いた楽譜表示装置及びプログラム | |
JP4093001B2 (ja) | 楽譜表示データを記憶した記憶媒体、その楽譜表示データを用いた楽譜表示装置及びプログラム | |
JP3812519B2 (ja) | 楽譜表示データを記憶した記憶媒体、その楽譜表示データを用いた楽譜表示装置及びプログラム | |
JP3797180B2 (ja) | 楽譜表示装置及び楽譜表示プログラム | |
JP3760938B2 (ja) | 演奏情報変換装置および演奏情報変換方法並びに演奏情報変換制御プログラムを記録した記録媒体 | |
JP3709820B2 (ja) | 楽曲情報編集装置及び楽曲情報編集プログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040120 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040315 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040525 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040623 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20040629 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040810 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040823 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070910 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080910 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090910 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100910 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100910 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110910 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120910 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130910 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |