JP3587784B2 - 乗用型田植機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、機体の後部から後方に延出されたリンク機構に苗植付装置を支持した乗用型田植機において、苗植付装置の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
乗用型田植機では8条植型式や10条植型式等のように多条植型式が現れてきているが、このような多条植型式の乗用型田植機では苗植付装置の横幅が大きなものになってしまうので、トラックの荷台に乗用型田植機を載せることができない。
これにより、苗植付装置を右植付部及び左植付部に分離可能に構成し、右及び左植付部が左右方向に一列状に並んだ作業状態、及び右及び左植付部が分離されて作業状態よりも苗植付装置の横幅が狭くなるように姿勢変更される非作業状態に、苗植付装置を変更自在に構成した乗用型田植機があり、苗植付装置を非作業状態に変更することによって、トラックの荷台に乗用型田植機を載せる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
乗用型田植機では、農用粉粒体を貯留するホッパー及びホッパーから農用粉粒体を繰り出す繰り出し部を機体の後部に備え、農用粉粒体を田面に供給する供給器を苗植付装置における植付条の位置に備えて、ホッパーと供給器とをホースを介して接続したものがある。これにより、苗の植付作業と同時に施肥作業や薬剤供給作業(肥料や薬剤(農用粉粒体)を田面に供給)を行ったり、苗植付装置を停止させた状態での直播作業(種籾(農用粉粒体)を田面に供給)を行ったりすることができる。
【0004】
本発明は、苗植付装置を右植付部及び左植付部に分離可能に構成し、右及び左植付部が分離されて作業状態よりも苗植付装置の横幅が狭くなるように姿勢変更される非作業状態に、苗植付装置を変更自在に構成した乗用型田植機において、前述のようにホッパー及び繰り出し部を機体の後部に備え、繰り出し部と苗植付装置の供給器とをホースを介して接続した場合に、苗植付装置を非作業状態に適切に変更できるように構成することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
[I]
請求項1の特徴によると、乗用型田植機において、機体の後部から後方に延出されたリンク機構の後端に、前後軸芯周りにローリング自在な支持フレームを備え、支持フレームに苗植付装置を支持して、苗植付装置を右植付部及び左植付部に分離可能に構成し、右及び左植付部が機体左右方向に一列状に並んだ作業状態、及び右及び左植付部が分離されて作業状態よりも苗植付装置の横幅が狭くなるように姿勢変更される非作業状態に、右及び左植付部を支持フレームに支持して、苗植付装置を変更自在に構成している。
【0006】
このように構成された乗用型田植機において、請求項1の特徴によると、農用粉粒体を貯留するホッパー及びホッパーから農用粉粒体を繰り出す繰り出し部を機体の後部に備え、農用粉粒体を田面に供給する供給器を右及び左の植付部における植付条の位置に備えて、繰り出し部と右植付部の供給器とを可撓性のホースを介して接続し、繰り出し部と左植付部の供給器とを可撓性のホースを介して接続している。右植付部側のホースの中間部及び左植付部側のホースの中間部を、分離及び接続可能に構成している。右植付部側のホースの繰り出し部側部分の供給器側部分との接続側端部及び左植付部側のホースの繰り出し部側部分の供給器側部分との接続側端部を、支持部材を介して前記支持フレームに支持して、右植付部側のホースの供給器側部分の繰り出し部側部分との接続側端部を、支持部材を介して右植付部に支持し、左植付部のホースの供給器側部分の繰り出し部側部分との接続側端部を、支持部材を介して左植付部側に支持している。
【0007】
このように請求項1の特徴によると、繰り出し部と供給器とに亘って接続される可撓性のホースが、分離されて姿勢変更される右及び左植付部に応じて、右植付部側のホースと左植付部側のホースのグループに分けられ、右及び左植付部側のホースの中間部が分離及び接続可能に構成されているので、苗植付装置を非作業状態に変更する際に、右及び左植付部の姿勢変更に伴って、右及び左植付部側のホースが互いに絡まり合うようなことなく、右及び左植付部側のホースの中間部が分離して、右植付部側のホースの供給器側部分及び左植付部側のホースの供給器側部分に分かれていく。
【0008】
この場合、請求項1の特徴によると、右及び左植付部側のホースの供給器側部分の繰り出し部側部分との接続側端部が支持部材を介して右及び左植付部に支持され、右及び左植付部側のホースの繰り出し部側部分の供給器側部分との接続側端部が支持部材を介して支持フレームに支持されているので、前述のように苗植付装置を非作業状態に変更して(右及び左植付部の姿勢変更を行って)、右及び左植付部側のホースの中間部が分離しても、右及び左植付部側のホースの繰り出し部側部分及び供給器側部分が、振れないように支持される。
【0009】
苗植付装置を作業状態(右及び左植付部が機体左右方向に一列状に並んだ作業状態)に変更する際、前述のように右及び左植付部側のホースの繰り出し部側部分及び供給器側部分が振れないように支持されていれば、右及び左植付部側のホースの中間部を接続状態(右及び左植付部側のホースの繰り出し部側部分及び供給器側部分が接続される状態)に戻すことが、容易に行えるようになる。
【0010】
請求項1の特徴によると、機体の後部から後方に延出されたリンク機構の後端に、前後軸芯周りにローリング自在な支持フレームを備え、支持フレームに苗植付装置を支持しており、支持フレームと一緒に苗植付装置がローリング自在に支持されている。従って、請求項2の特徴によると、右及び左植付部側のホースの繰り出し部側部分が支持部材を介して支持フレームに支持され、右及び左植付部側のホースの供給器側部分が支持部材を介して右及び左植付部に支持されているので、支持フレームと一緒に苗植付装置(作業状態)がローリングすると、右及び左植付部側のホースの中間部(接続状態)も一緒にローリングする。
【0011】
これにより請求項1の特徴によると、苗植付装置のローリングが、右及び左植付部側のホースの中間部(接続状態)も一緒にローリングすることによって吸収されて、右及び左植付部側のホースの中間部(接続状態)に無理な力が掛かるような状態は生じ難い。
【0012】
[II]
請求項2の特徴によると、請求項1の場合と同様に前項[I]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
請求項2の特徴によると、苗植付装置の作業状態において、苗植付装置に備えられた苗のせ台の下側で苗のせ台の上端よりも後方に、右及び左植付部側のホースの繰り出し部側部分及び供給器側部分の接続部分が位置するように構成している。
【0013】
これにより請求項2の特徴によると、苗植付装置の作業状態において、右及び左植付部側のホースの繰り出し部側部分及び供給器側部分の接続部分の上方に、苗のせ台が位置する状態となるので、右及び左植付部側のホースの繰り出し部側部分及び供給器側部分の接続部分に雨等が掛かり難い。
【0014】
[III]
請求項3の特徴によると、請求項2の場合と同様に前項[I][II]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
請求項3の特徴によると、苗植付装置の非作業状態において、右及び左植付部側のホースの繰り出し部側部分の端部が下向きになり、右及び左植付部側のホースの供給器側部分の端部が、苗植付装置に備えられた苗のせ台の下側で苗のせ台の上端よりも後方で、上向きになるように構成している。
【0015】
これにより、請求項3の特徴によると、前項[I]に記載のように苗植付装置を非作業状態に変更して(右及び左植付部の姿勢変更を行って)、右及び左植付部側のホースの中間部が分離した際、右及び左植付部側のホースの繰り出し部側部分の端部が下向きになるので、右及び左植付部側のホースの繰り出し部側部分の端部から雨等が入り込むような状態が少なくなる。
【0016】
前述のように、右及び左植付部側のホースの繰り出し部側部分の端部が下向きになれば、右及び左植付部側のホースの供給器側部分の端部は上向きになるが、右及び左植付部側のホースの供給器側部分の端部の上方に苗のせ台が位置する状態となるので、右及び左植付部側のホースの供給器側部分の端部から雨等が入り込む状態が少なくなる。
【0017】
[IV]
請求項4の特徴によると、請求項1〜3のうちのいずれか一つの場合と同様に前項[I]〜[III]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
請求項4の特徴によると、右及び左植付部側のホースの繰り出し部側部分及び供給器側部分を接続する磁石を、右及び左植付部側のホースの繰り出し部側部分及び供給器側部分のうちの一方又は両方に備えている。
【0018】
これにより、請求項4の特徴によると、苗植付装置の作業状態において、右及び左植付部側のホースの繰り出し部側部分及び供給器側部分の接続状態が、磁石の磁力によって維持される(又は接続状態が磁石の磁力によって補強される)。苗植付装置を作業状態に変更する際に、右及び左植付部側のホースの繰り出し部側部分及び供給器側部分が、磁石の磁力によって互いに引き合うような状態となり接続状態となる。
【0019】
【発明の実施の形態】
[1]
図1に示すように、左右一対の前輪1及び左右一対の後輪2、左右一対の補助後輪2aで支持された機体の前部に、エンジン3及びミッションケース4を備えて、機体の中央部に運転部5を形成し、機体の後部に四連リンク式のリンク機構6を油圧シリンダ14により昇降駆動自在に連結して、リンク機構6に苗植付装置7を備えて乗用型田植機が構成されている。
【0020】
図1,2,3に示すように、苗植付装置7は10条植型式に構成されており、5個の植付伝動ケース8、植付伝動ケース8の左右両側に回転駆動自在に支持された回転ケース9、回転ケース9の両端に備えられた一対の植付アーム10、4個の接地フロート11,12及び10条分の苗のせ台13等により構成されている。これにより、苗のせ台13が左右に往復横送り駆動されるのに伴って、回転ケース9が回転駆動され、苗のせ台13の下部から植付アーム10が交互に苗を取り出して田面に植え付ける。
【0021】
[2]
苗植付装置7は右植付部7R及び左植付部7Lに分離可能に構成されており、次に右及び左植付部7R,7Lの構造について説明する。
図2,3,4に示すように、リンク機構6の後端の縦リンク6aの下部に、ボス部6bが固定され、ボス部6bの前後軸芯P1周りに支持ケース15がローリング自在に連結されている。支持ケース15の上部及び下部に支持フレーム16,17が横向きに固定され、支持フレーム16の端部及び支持フレーム17の途中部の縦軸芯P2周りに、右及び左の支持フレーム18が揺動自在に連結されており、角パイプ状の右及び左の支持フレーム19が、支持フレーム18の端部の縦軸芯P3周りにブラケット20を介して揺動自在に連結されている。
【0022】
図2及び図3に示すように、右の支持フレーム19に右の3個の植付伝動ケース8が後向きに片持ち状に連結され、左の支持フレーム19に左の2個の植付伝動ケース8が後向きに片持ち状に連結されている。右及び左の支持フレーム19に伝動ケース21が固定されており、右の支持フレーム19において伝動ケース21と右の3個の植付伝動ケース8とに亘って伝動軸22が接続され、左の支持フレーム19において伝動ケース21と左の2個の植付伝動ケース8とに亘って伝動軸22が接続されている。
【0023】
図3及び図6に示すように、右の伝動ケース21に入力ケース23が連結されて、咬合型式の入力部23a,23bが入力ケース23に備えられている。エンジン3の動力が伝達されるPTO軸24の端部が支持ケース15に支持され、PTO軸24の端部に咬合型式の出力部24aが備えられており、苗植付装置7の作業状態(図3及び図6参照)において、入力ケース23の入力部23aがPTO軸24の出力部24aに咬合している。左の伝動ケース21に伝動軸25が備えられ、入力軸25の端部に咬合型式の入力部25aが備えられており、苗植付装置7の作業状態(図3及び図6参照)において、伝動軸25の入力部25aが入力ケース23の出力部23bに咬合している。
【0024】
これにより、苗植付装置7の作業状態(図3及び図6参照)において、PTO軸24の動力が入力ケース23、右の伝動ケース21及び伝動軸22を介して右の3個の植付伝動ケース8に伝達され、PTO軸24の動力が入力ケース23、伝動軸25、左の伝動ケース21及び伝動軸22を介して、左の2個の植付伝動ケース8に伝達されるのであり、回転ケース9が回転駆動されて、苗のせ台13の下部から植付アーム10が交互に苗を取り出して田面に植え付ける。
【0025】
図2及び図6に示すように、左の伝動ケース21から螺旋軸26が延出され、螺旋軸26の端部が支持ブラケット27を介して左の支持フレーム19に回転自在に支持されている。苗のせ台13は右の6条部分と左の4条部分とに分離可能に構成され、苗植付装置7の作業状態(図3及び図6参照)において、苗のせ台13の右の6条部分及び左の4条部分が連結されて、一つの苗のせ台13となっている。螺旋軸26に送り部材28が外嵌され、苗のせ台13の左の4条部分に送り部材28が連結されている。
【0026】
図2に示すように、右の3個の植付伝動ケース8に亘って摺動レール34が支持されて、左の2個の植付伝動ケース8に亘って摺動レール34が支持されており、苗のせ台13の下部が右及び左の摺動レール34に沿ってスライド自在に支持されている。図2及び図4に示すように、右及び左の支持フレーム19の各々に一対の縦フレーム35が固定され、縦フレーム35の中間部及び上部に亘って横フレーム36及びスライドレール37が架設されており、右及び左のスライドレール37に苗のせ台13の上部がスライド自在に支持されている。これにより図2及び図6に示すように、伝動軸25から左の伝動ケース21に伝達される動力により螺旋軸26が回転駆動され、送り部材28が螺旋軸26に沿って往復横送り駆動されて、苗のせ台13が摺動レール34及びスライドレール37に沿って左右に往復横送り駆動される。
【0027】
図2に示すように、苗のせ台13に載置された苗を下方に送るベルト式の縦送り機構29が、苗のせ台13の10条の各々に備えられている。図2及び図6に示すように、右及び左の伝動ケース21から縦送り軸30が延出され、右及び左の縦送り軸30の端部が支持ブラケット31を介して右及び左の支持フレーム19に回転自在に支持されており、右及び左の縦送り軸30に一対の駆動アーム30aが備えられている。右及び左の伝動ケース21に伝達される動力により、右及び左の縦送り軸30が回転駆動されている。図2に示すように、苗のせ台13の右の6条部分の縦送り機構29に亘り入力軸32が架設され、苗のせ台13の左の4条部分の縦送り機構29に亘り入力軸32が架設されており、右及び左の入力軸32に入力アーム32aが備えられている。
【0028】
これにより、前述のようにして苗のせ台13が左右に往復横送り駆動された際に、苗のせ台13が往復横送り駆動の一方(他方)の端部に達すると、右及び左の入力軸32の入力アーム32aが、右及び左の縦送り軸30の一方(他方)の駆動アーム30aに達して、駆動アーム30aにより右及び左の入力軸32が所定角度だけ回転駆動されるのであり、苗のせ台13の10条の縦送り機構29が駆動されて、苗のせ台13に載置された苗が下方に送られる。
【0029】
図2及び図5に示すように、右の3個の植付伝動ケース8に亘って支持軸33が支持され(横軸芯P4周りに回転自在)、左の2個の植付伝動ケース8に亘って支持軸33が支持されており(横軸芯P4周りに回転自在)、右及び左の支持軸33の支持アーム33aに、接地フロート11,12が横軸芯P5周りに上下揺動自在に支持されている。右の支持軸33の端部に係合アーム33bが備えられ、左の支持軸33の端部に係合部33cが備えられており、苗植付装置7の作業状態(図5参照)において、右の支持軸33の係合アーム33bが左の支持軸33の係合部33cに係合して、右及び左の支持軸33が一体で回転する。
【0030】
図2,4,5に示すように左の支持フレーム19の縦フレーム35において、前後軸芯P6周りに植付深さレバー38が揺動自在に支持され、植付深さレバー38を所望の位置で保持可能なレバーガイド39が、左の支持フレーム19のスライドレール37に固定されており、左の支持軸33に備えられたアーム33dと植付深さレバー38とに亘って、連係ロッド40が接続されている。これにより、植付深さレバー38を揺動操作して所望の位置に保持することによって、右及び左の支持軸33及び支持アーム33aの角度が変更され、接地フロート11,12(横軸芯P5)の位置が上下に変更されて、後述する[3]に記載のように苗の植付深さが変更される。
【0031】
以上の構造により図3,4,5に示すように、右の3個の植付伝動ケース8、右の支持フレーム19、右の縦フレーム35及びスライドレール37、右の摺動レール34、右の伝動ケース21、入力ケース23、右の接地フロート11,12、苗のせ台13の右の6条部分等により、右植付部7Rが構成されている。左の2個の植付伝動ケース8、左の支持フレーム19、左の縦フレーム35及びスライドレール37、左の摺動レール34、左の伝動ケース21、左の接地フロート11,12、苗のせ台13の左の4条部分等により、左植付部7Lが構成されている。
【0032】
[3]
次に、機体及び苗植付装置7に亘って取り付けられる施肥装置の構造について説明する。
図1及び図9に示すように、右及び左の機体フレーム43の後部に正面視逆U字状の支持フレーム44が固定され、機体左右方向に沿った横長の支持フレーム45が支持フレーム44に固定されている。2条に対応した5個の繰り出し部41が支持フレーム45に取り付けられ、透明樹脂製で肥料を貯留するホッパー42が5個の繰り出し部41に亘り取り付けられて、ホッパー42及び繰り出し部41が機体の後部で運転座席46の後側に配置されている。
【0033】
図2,3,4に示すように、支持フレーム17の右及び左側部に一対の縦フレーム47が固定され、縦フレーム47の上部に亘って右及び左の金属製の支持板48が固定されている。図2,9,11に示すように、繰り出し部41の下部に漏斗部49が取り付けられており、右の2個の漏斗部49と右の支持板48とに亘って、4本の可撓性のホース50(繰り出し部側部分50a)が接続され、左の2個の漏斗部49と左の支持板48とに亘って、4本の可撓性のホース50(繰り出し部側部分50a)が接続されている。中央の漏斗部49から延出される右のホース50(繰り出し部側部分50a)が、右の支持板48に接続され、中央の漏斗部49から延出される左のホース50(繰り出し部側部分50a)が、左の支持板48に接続されている。
【0034】
図2及び図11に示すように、植付アーム10によって植え付けられた苗(植付条)の横側に、溝を形成しながら肥料を田面に送り込んでいく作溝器52が、植付条の各々に対応して10個用意されており、作溝器52が接地フロート11,12に取り付けられている。図2及び図4に示すように、右及び左の金属製の支持板53が、支持フレーム54により右及び左のスライドレール37に固定されている。図2及び図11に示すように、右の5条の作溝器52と右の支持板53とに亘って、5本の可撓性のホース50(作溝器側部分50b)が接続され、左の5条の作溝器52と左の支持板53とに亘って、5本の可撓性のホース50(作溝器側部分50b)が接続されている。
【0035】
図10(イ)(ロ)に示すように、硬質樹脂製のブーツ部材51を介して、ホース50(繰り出し部側部分50a)の端部が右及び左の支持板48に固定されて、ホース50(繰り出し部側部分50a)の端部が、斜め後方下向きに設定されており、ピン48aが右及び左の支持板48に下向きに備えられている。
【0036】
図10(イ)(ロ)に示すように、少し柔らかなゴム製のブーツ部材55を介して、ホース50(作溝器側部分50b)の端部が右及び左の支持板53に固定されており、ホース50(作溝器側部分50b)の端部が、斜め前方上向きに設定されている。ブーツ部材55の先端部55aがジャバラ状に形成され、ブーツ部材55の先端部55aにリング状の磁石56が取り付けられており、係合部53aが右及び左の支持板53に備えられている。図2及び図11に示すように、ブーツ部材55(ホース50の作溝器側部分50bの端部)が、苗のせ台13の上端よりも後方(図2の紙面右方)に位置するように、右及び左の支持板53が配置されている。
【0037】
図4及び図11に示すように、右及び左の支持板48,53において、ホース50の繰り出し部側部分50a及び作溝器側部分50bが同じ位置に設定されており、苗植付装置7の作業状態において、右及び左の支持板48に対向する位置に、右及び左の支持板53が位置するように構成されている。これにより図10(イ)に示すように、ホース50の繰り出し部側50aの端部がブーツ部材55の先端部55aに挿入され、右及び左の支持板48にブーツ部材55の先端部55aが、磁石56の磁力によって付いている。右及び左の支持板53の係合部53aに支持板48のピン48aが入り込んでおり、右及び左の支持板48,53の位置が機体左右方向にずれないようになっている。苗植付装置7の作業状態において、図2及び図11に示すように右及び左の支持板48,53(ホース50の繰り出し部側部分50aの端部及び作溝器側部分50bの端部)が、苗のせ台13の上端よりも後方(図2の紙面右方)に位置している。
【0038】
これにより苗植付装置7の作業状態において、図1及び図11に示すように、右の2個の繰り出し部41(漏斗部49)及び中央の繰り出し部41(漏斗部49)の右部分と、右植付部7Rの5個の作溝器52とがホース50によって接続され、左の2個の繰り出し部41(漏斗部49)及び中央の繰り出し部41(漏斗部49)の左部分と、左植付部7Lの5個の作溝器52とがホース50によって接続された状態となっている。
【0039】
図9に示すように、繰り出し部41の各々に繰り出しロール(図示せず)が内装されており、繰り出しロールを駆動する1本の駆動軸57が繰り出し部41に亘って回転自在に支持されている。図1及び図9に示すように、ミッションケース4から後輪2に動力を伝達する伝動軸58に、動力を取り出す伝動ケース59が外嵌されており、取り出された動力により回転駆動されるクランクアーム59aが伝動ケース59に備えられている。駆動軸57にワンウェイクラッチ60が外嵌され、クランクアーム59aとワンウェイクラッチ60とに亘って、連係ロッド61が接続されている。
【0040】
図1及び図9に示すように、支持フレーム45の端部にブロア62及びブロア62を駆動するモータ63が支持されて、ブロア62から支持フレーム45に沿って1本のパイプ64が延出されている。漏斗部49においてホース50(繰り出し部側部分50a)が接続される部分とは反対側に送風口(図示せず)が形成されて、漏斗部49の送風口がパイプ64に挿入されている。
【0041】
[4]
以上の構造により、苗植付装置7の作業状態において、苗のせ台13が左右に往復横送り駆動されるのに伴って、回転ケース9が回転駆動され、苗のせ台13の下部から植付アーム10が交互に苗を取り出して田面に植え付ける。これと同時にクランクアーム59aの回転運動による連係ロッド61の往復運動が、ワンウェイクラッチ60により回転運動に変換されて、駆動軸57が間欠的に回転駆動される。これにより、繰り出し部41において繰り出しロールが間欠的に回転駆動され、ホッパー42の肥料が繰り出しロールから漏斗部49に所定量ずつ繰り出される。ブロア62からの高圧の風がパイプ64及び漏斗部49を通ってホース50に供給されており、高圧の風により肥料がホース50を通って作溝器52に供給され、作溝器52により田面に形成された溝に肥料が送り込まれる。
【0042】
前項[2]の記載及び図2,4,5に示すように、植付深さレバー38を揺動操作して所望の位置に保持することにより、苗植付装置7に対する接地フロート11,12(横軸芯P5)の位置が上下に変更されて設定される(苗の植付深さの設定)。この場合に、苗植付装置7に対して設定された位置からの右及び左の接地フロート12の上下方向の変位が、電気的に検出されるように構成されており、右及び左の接地フロート12の上下方向の変位の平均値が演算されて、前述の平均値が零になるように油圧シリンダ14が伸縮駆動され、苗植付装置7が自動的に昇降駆動される。これによって、田面から苗植付装置7までの高さが設定高さ(植付深さレバー38により苗植付装置7に対して設定された接地フロート11,12の位置)に維持されて、苗の植付深さが設定深さに維持されるのであり、植付深さレバー38により苗植付装置7に対して接地フロート11,12の位置を上下に変更することにより、苗の植付深さを変更する。
【0043】
図4に示すように、リンク機構6において縦リンク6aの上部に、モータ(図示せず)で駆動されるローリング機構65が備えられており、ローリング機構65に巻回されたワイヤ66の両端が、バネ67を介して右及び左の支持フレーム18に接続されている。これにより、前述のように苗植付装置7に対して設定された位置からの右及び左の接地フロート12の上下方向の変位が、電気的に検出されると、右及び左の接地フロート12の上下方向の変位の差が演算されて(田面に対する苗植付装置7の機体左右方向の傾斜角度)、右及び左の接地フロート12の上下方向の変位の差が零になるように、ローリング機構65が作動しワイヤ66が右及び左方向に引き操作されて、前後軸芯P1周りに苗植付装置7が自動的にローリング駆動されるのであり、田面に対して苗植付装置7が機体左右方向で平行に維持される。
【0044】
[5]
次に、苗植付装置7を作業状態から非作業状態に変更する場合について説明する。
図3及び図11に示す状態は、前項[2][3]に記載のように右及び左植付部7R,7Lが機体左右方向に一列状に並んだ作業状態である。苗植付装置7を作業状態から非作業状態に変更する場合、苗のせ台13を往復横移動の例えば右の端部(左の端部)に移動させた後、苗のせ台13を右の6条部分と左の4条部分とに分離し、苗のせ台13の左の4条部分(右の6条部分)を往復横移動の左の端部(右の端部)に移動させる。苗植付装置7を作業状態に維持する各部の固定部(図示せず)を外し、図4に示すバネ67を右及び左の支持フレーム18から外す。
【0045】
図3及び図11から図7及び図12に示すように、右及び左の支持フレーム18を縦軸芯P2周りに後方に揺動させながら、右及び左の支持フレーム19を縦軸芯P3周りに横外向きに揺動させる。これにより、苗植付装置7が右及び左植付部7R,7Lに分離しながら、入力ケース23の入力部23a(右植付部7R)がPTO軸24の出力部24aから離間し、入力ケース23の出力部23b(右植付部7R)、及び伝動軸25の入力部25a(左植付部7L)が離間する。図5に示す右の支持軸33の係合アーム33b(右植付部7R)、及び左の支持軸33の係合部33c(左植付部7L)が離間する。
【0046】
図10(イ)及び図11から図10(ロ)及び図12に示すように、右の支持板53(ホース50の作溝器部分50b)(右植付部7R)が、右の支持板48(ホース50の繰り出し部側部分50a)から離間し、左の支持板53(ホース50の作溝器部分50b)(左植付部7L)が、左の支持板48(ホース50の繰り出し部側部分50a)から離間する。
【0047】
図7及び図12から図8及び図13に示すように、右及び左の支持フレーム18を縦軸芯P2周りにさらに後方に揺動させ、右及び左の支持フレーム19を縦軸芯P3周りにさらに横外向きに揺動させることにより、苗のせ台13を右の6条部分と左の4条部分との裏面が互いに向かい合い、右及び左植付部7R,7Lを機体前後方向に向くように設定する。このように図8及び図13に示す状態が苗植付装置7の非作業状態であり、図3及び図11に示す作業状態の苗植付装置7の横幅よりも、非作業状態の苗植付装置7の横幅が狭いものになっている。
【0048】
ブロア62及びモータ63が縦軸芯周りに姿勢変更自在に支持され、ブロア62がパイプ64から離間自在に構成されている。これにより、図13に示す苗植付装置7の非作業状態において、ブロア62をパイプ64から外し、ブロア62及びモータ63を縦軸芯周りに前方(機体内方側)(運転座席46側)に姿勢変更する。
【0049】
[発明の実施の別形態]
肥料に代えて粉粒状の薬剤をホッパー42に入れて、作溝器52により田面に形成された溝に薬剤が送り込まれるように構成してもよい。肥料に代えて粉粒状の種籾をホッパー42に入れて、苗植付装置7を停止させた状態で、作溝器52により田面に形成された溝に種籾が送り込まれるようにして、乗用型田植機を乗用型直播機として使用してもよい。
図10(イ)(ロ)に示す構成において、磁石56を支持板48に備えるように構成してもよく、磁石56を支持板48及びブーツ部材55の先端部55aの両方に備えるように構成してもよい。
【0050】
前述の[発明の実施の形態]では苗植付装置7を右及び左植付部7R,7Lの2つの部分に分離可能に構成しているが、苗植付装置7を中央部、右及び左植付部7R,7Lの3つの部分に分離可能に構成してもよい。
このように構成すると、中央部、右及び左植付部7R,7Lが機体左右方向に一列状に並んだ作業状態、中央部から右及び左の植付部7R,7Lを分離し、苗のせ台13に沿った軸芯周りに右及び左の植付部7R,7Lを上方(又は下方)に揺動させた非作業状態に、苗植付装置7を変更自在に構成する。この場合、機体の後部の繰り出し部41と中央部の作溝器52とを接続するホース50に、図10(イ)(ロ)に示すような分離構造は必要はなく、機体の後部の繰り出し部41と右及び左植付部7R,7Lの作溝器52とを接続するホース50に、図10(イ)(ロ)に示すような分離構造を備えればよい。
【0051】
【発明の効果】
請求項1の特徴によると、苗植付装置を右植付部及び左植付部に分離可能に構成し、右及び左植付部が分離されて作業状態よりも苗植付装置の横幅が狭くなるように姿勢変更される非作業状態に苗植付装置を変更自在に構成した乗用型田植機において、苗植付装置を非作業状態に変更する際に、右及び左植付部の姿勢変更に伴って、右及び左植付部側の可撓性のホースが互いに絡まり合うようなことなく、右及び左植付部側のホースの中間部が分離して、右植付部側のホースの供給器側部分及び左植付部側のホースの供給器側部分に分かれていくように構成することができて、苗植付装置の取扱性及び機能性を高めることができた。
【0052】
請求項1の特徴によると、苗植付装置を非作業状態に変更して(右及び左植付部の姿勢変更を行って)、右及び左植付部側の可撓性のホースの中間部が分離しても、右及び左植付部側のホースの繰り出し部側部分及び供給器側部分が、振れないように支持されるので、右及び左植付部側のホースの繰り出し部側部分及び供給器側部分が振れて他の部分に当たることによる破損等を防止することができた。さらに、請求項1の特徴によると、右及び左植付部側のホースの中間部を接続状態(右及び左植付部側のホースの繰り出し部側部分及び供給器側部分が接続される状態)に戻すことが、容易に行えるようになるので、苗植付装置の取扱性の面でも良いものとなった。
【0053】
請求項1の特徴によると、機体の後部から後方に延出されたリンク機構の後端に、前後軸芯周りにローリング自在な支持フレームを備え、支持フレームに苗植付装置を支持した場合、右及び左植付部側のホースの繰り出し部側部分を支持部材を介して支持フレームに支持するように構成することによって、苗植付装置がローリングしても、右及び左植付部側のホースの中間部(接続状態)に無理な力が掛かるような状態を避けることができるようになって、右及び左植付部側のホースの中間部(接続状態)の破損等を防止することができるようになった。
【0054】
請求項2の特徴によると、請求項1の場合と同様に前述の請求項1の「発明の効果」を備えており、この「発明の効果」に加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
請求項2の特徴によると、苗植付装置の作業状態において、右及び左植付部側のホースの繰り出し部側部分及び供給器側部分の接続部分に雨等が掛かり難いようにすることができて、右及び左植付部側のホースの繰り出し部側部分及び供給器側部分の接続部分から雨等が侵入することにより、農用粉粒体の詰まりに発展するような状態を防止することができた。
【0055】
請求項3の特徴によると、請求項2の場合と同様に前述の請求項2の「発明の効果」を備えており、この「発明の効果」に加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
請求項3の特徴によると、苗植付装置の非作業状態において、右及び左植付部側のホースの繰り出し部側部分の端部から雨等が入り込むような状態、並びに右及び左植付部側のホースの供給器側部分の端部から雨等が入り込む状態を少なくすることができて、右及び左植付部側のホースの繰り出し部側部分の端部及び供給器側部分の端部から雨等が侵入することにより、農用粉粒体の詰まりに発展するような状態を防止することができた。
【0056】
請求項4の特徴によると、請求項1〜3のうちのいずれか一つの場合と同様に前述の請求項1〜3の「発明の効果」を備えており、この「発明の効果」に加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
請求項4の特徴によると、苗植付装置の作業状態において、右及び左植付部側のホースの繰り出し部側部分及び供給器側部分の接続状態が、磁石の磁力によって維持されるように構成することができて(又は接続状態が磁石の磁力によって補強されるように構成することができて)、右及び左植付部側のホースの繰り出し部側部分及び供給器側部分の接続状態の確実性を高めることができた。さらに請求項4の特徴によると、苗植付装置を作業状態に変更する際に、右及び左植付部側のホースの繰り出し部側部分及び供給器側部分が、磁石の磁力によって互いに引き合うような状態となるので、右及び左植付部側のホースの繰り出し部側部分及び供給器側部分の接続状態を容易に得ることができるようになって、苗植付装置の取扱性及び機能性を高めることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用型田植機の全体側面図
【図2】作業状態での苗植付装置の全体側面図
【図3】作業状態での苗植付装置の平面図
【図4】作業状態での苗植付装置の正面図
【図5】作業状態での苗植付装置における接地フロートの付近の平面図
【図6】作業状態での苗植付装置における植付伝動ケースの付近の平面図
【図7】作業状態及び非作業状態の中間状態での苗植付装置における植付伝動ケースの付近の平面図
【図8】非作業状態での苗植付装置における植付伝動ケースの付近の平面図
【図9】施肥装置の背面図
【図10】ホースの繰り出し部側部分及び作溝器側部分を接続した状態及び分離した状態を示す縦断側面図
【図11】苗植付装置の作業状態での施肥装置におけるホースの付近の平面図
【図12】苗植付装置の作業状態及び非作業状態の中間状態での施肥装置におけるホースの付近の平面図
【図13】苗植付装置の非作業状態での施肥装置におけるホースの付近の平面図
【符号の説明】
6 リンク機構
7 苗植付装置
7R 右植付部
7L 左植付部
13 苗のせ台
17 支持フレーム
41 繰り出し部
42 ホッパー
48 支持部材
50 ホース
50a ホースの繰り出し部側部分
50b ホースの供給器側部分
52 供給器
53 支持部材
56 磁石
P1 前後軸芯

Claims (4)

  1. 機体の後部から後方に延出されたリンク機構(6)の後端に、前後軸芯周りにローリング自在な支持フレーム(17)を備え、前記支持フレーム(17)に苗植付装置(7)を支持して、
    前記苗植付装置(7)を右植付部(7R)及び左植付部(7L)に分離可能に構成し、前記右及び左植付部が機体左右方向に一列状に並んだ作業状態、及び前記右及び左植付部が分離されて前記作業状態よりも苗植付装置(7)の横幅が狭くなるように姿勢変更される非作業状態に、前記右及び左植付部を前記支持フレーム(17)に支持して、前記苗植付装置(7)を変更自在に構成すると共に、
    農用粉粒体を貯留するホッパー(42)及び前記ホッパー(42)から農用粉粒体を繰り出す繰り出し部(41)を機体の後部に備え、農用粉粒体を田面に供給する供給器(52)を前記右及び左植付部における植付条の位置に備えて、前記繰り出し部(41)と右植付部(7R)の供給器(52)とを可撓性のホース(50)を介して接続し、前記繰り出し部(41)と左植付部(7L)の供給器(52)とを可撓性のホース(50)を介して接続して、
    前記右植付部側のホース(50)の中間部及び左植付部側のホース(50)の中間部を分離及び接続可能に構成し、前記右植付部側のホース(50)の繰り出し部側部分(50a)の供給器側部分(50b)との接続側端部及び左植付部側のホース(50)の繰り出し部側部分(50a)の供給器側部分(50b)との接続側端部を、支持部材(47,48)を介して前記支持フレーム(17)に支持して
    前記右植付部側のホース(50)の供給器側部分(50b)の繰り出し部側部分(50a)との接続側端部を、支持部材(53,54)を介して前記右植付部(7R)に支持し、前記左植付部(7L)のホース(50)の供給器側部分(50b)の繰り出し部側部分(50a)との接続側端部を、支持部材(53,54)を介して前記左植付部(7L)に支持して、
    前記苗植付装置(7)の非作業状態への変更により、前記右及び左植付部側のホース(50)の中間部分を分割可能、前記苗植付装置(7)の作業状態への変更により、前記右及び左植付部側のホース(50)の繰り出し部側部分(50a)及び供給器側部分(50b)を接続可能に構成してある乗用型田植機。
  2. 前記苗植付装置(7)の作業状態において、前記苗植付装置(7)に備えられた苗のせ台(13)の下側で前記苗のせ台(13)の上端よりも後方に、前記右及び左植付部側のホース(50)の繰り出し部側部分(50a)及び供給器側部分(50b)の接続部分が位置するように構成してある請求項1に記載の乗用型田植機。
  3. 前記苗植付装置(7)の非作業状態において、前記右及び左植付部側のホース(50)の繰り出し部側部分(50a)の端部が下向きになり、
    前記右及び左植付部側のホース(50)の供給器側部分(50b)の端部が、前記苗植付装置(7)に備えられた苗のせ台(13)の下側で前記苗のせ台(13)の上端よりも後方で、上向きになるように構成してある請求項2に記載の乗用型田植機。
  4. 前記右及び左植付部側のホース(50)の繰り出し部側部分(50a)及び供給器側部分(50b)を接続する磁石(56)を、前記右及び左植付部側のホース(50)の繰り出し部側部分(50a)及び供給器側部分(50b)のうちの一方又は両方に備えてある請求項1〜3のうちのいずれか一つに記載の乗用型田植機。
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