JP3582778B2 - 中実杆を使用した竿杆 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は中実杆を使用し、釣竿に使用される竿杆に関する。
【0002】
【従来の技術】
釣竿等のスポーツ用品に使用される杆部材としては、軽量で高強度なため、繊維強化樹脂が使用され、中空管の部材が使用されている。釣竿に関していえば、穂先竿は中実杆が使用される場合があるが、その他の部位の竿杆では中空管が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
然しながら、スポーツ用品であるため、強い撓み負荷の作用する使用がなされ、その更なる強度向上は常の命題である。従って、撓みに対して更に強く、また、使用感からして撓み時の調子感(ねばり感やバランス感)の向上や、細身化或いは軽量感の向上が追求される。
【0004】
依って本発明は、上記課題を追求した竿杆の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的に鑑みて本発明は、エポキシ樹脂等の合成樹脂をマトリックスとし、強化繊維が主として軸長方向に指向している繊維強化樹脂製先細形状の中実状芯材の外側に繊維強化樹脂の外層を有した中実杆であって、前記中実状芯材か外層の少なくとも何れか一方の概ね軸長方向に指向した強化繊維の内の大部分が概ね40ton/mm2 以上の縦弾性率を有した強化繊維であることを特徴とする中実杆を使用した竿杆を提供する。この大部分とは60%以上をいい、好ましくは70%以上、更に好ましくは80%以上である。
【0006】
請求項2において、前記外層に織布か、傾斜方向指向繊維か、又は円周方向指向繊維を有する請求項1記載の中実杆を使用した竿杆を提供する。
請求項3において、前記外層として、又は該外層の外側に透明状か半透明状の繊維強化樹脂層を有する請求項1又は2記載の中実杆を使用した竿杆を提供する。
【0007】
請求項1では、概ね40ton/mm2 以上の大きな縦弾性率を有した強化繊維を軸長方向繊維として主に使用しているため、小さな縦弾性率を使用する場合と比較して繊維量が少なくても所望の撓み剛性が確保でき、しかも中実杆領域は細身化できると共に、撓んだ際に潰れの生ずることが防止できて強度が向上する。繊維強化樹脂製の中実状芯材が予め成形されて表面に研削加工等を受けていれば、それによって強化繊維が切断されて強度が弱くなるが、その外周にプリプレグを巻回して加熱成形すれば、中実状芯材の表面の弱さを補強した中実杆となる。
【0008】
請求項2では、外層に織布か、傾斜方向指向繊維か、又は円周方向指向繊維を有するため、中実杆の表面の裂けを防止でき、また、捩り負荷に対しての強度向上が図れる。
請求項3では、中実杆の外周に透明状か半透明状の繊維強化樹脂層を有するため、該層の下側に模様等を描いていれば、これを視認できると共に保護でき、層の厚さによって深みのある外観ともなる。更には、この層は中実杆の撓み強度の補強ともなる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に示す形態例に基づき、更に詳細に説明する。
図1は本発明に係る釣竿等のスポーツ用杆部材の製造法を示し、図2はその製造された杆部材としての中実杆8を示す。図3の(c)は図2の矢視線C−Cによる拡大横断面図、(d)は図2の矢視線D−Dによる拡大横断面図である。中実状芯材10は、エポキシ樹脂等の合成樹脂をマトリックスとし、炭素繊維等の強化繊維が主として軸長方向に指向している繊維強化樹脂製の先細形状であり、予め加熱成形され、その後、一般には外周が研削(切削)加工されて先細形状等に形成される。
【0010】
ここでは芯材10の外周に3種類のプリプレグP1,P2,P3を順次巻回し、加圧しつつ加熱成形すると図2の中実杆8が形成される。層P1’,P2’,P3’はプリプレグP1,P2,P3に対応している。この例では、プリプレグP1は概ね円周方向に指向する強化繊維S2を裏打ちとして有し、あとは概ね軸長方向に指向した強化繊維S1である。プリプレグP2の大部分の強化繊維は概ね軸長方向に指向した強化繊維S3である。プリプレグP3は概ね45度方向に指向した強化繊維S4を有すると共に、これに直交する(軸長方向に対して概ね対称な方向に指向した)他の強化繊維S4’を有する。右側が手元側であり、一般に、プリプレグP2の強化繊維S3はプリプレグP1の強化繊維S1よりも縦弾性率を大きく選定する。
【0011】
上記例と異なり、各プリプレグの巻回順序を変更してもよいが、プリプレグP3は外側に位置させる程好ましい。また何れか1種類のプリプレグで外層12を形成してもよい。また、各プリプレグの巻回数は任意であるが、プリプレグの厚さを0.2mm程度以下とし、巻回総数を12層以上、好ましくは15〜30程度の多層の所定厚さにすれば、外層12を厚肉化でき、研削された芯材10を補強して大きな撓みの際の表面の裂け等を防止して高強度になると共に、プリプレグが薄いため層間剥離を防止し易い。更には、プリプレグの巻回開始位置と終端位置とは丁度一致することが最も好ましいが、薄いため、位置ずれが有っても撓み剛性の円周方向における偏りを小さくできる。巻回終端位置が開始位置よりも過ぎている場合はその差が小さい方がよく、また、手前側に位置する場合もその差が小さい方がよい。
【0012】
芯材の半径寸法よりも外層12の厚さを大きくすれば、繊維比率を大きくし易く、細身化、高剛性化が得られ易いために好ましい。
厚さの異なるプリプレグを巻回する場合は、厚いプリプレグを内側に巻回すると、その終端位置の後に他のプリプレグが巻回されるため、厚肉プリプレグの位置ずれで終っている場合と比較して撓み剛性の偏りが防止される。
外層12の内側のプリプレグ(図1の場合では、プリプレグP1,P2)程裏打ち層を使用するとよい。然しながら、外側(プリプレグP3)でも、内側、外側に拘わらず全体でもよい。図1ではプリプレグP1に使用しており、円周方向に指向した強化繊維S2の層の他、スクリムシートでもよい。軸長方向強化繊維S1が炭素繊維の場合は、裏打ち繊維S2は炭素繊維とし、裏打ちがスクリムシートの場合はガラス繊維のスクリムシートを使用することが好ましい。こうした裏打ち繊維が有れば、加熱成形時の収縮による軸長方向強化繊維の蛇行や層の波打ちやずれが防止でき、また、巻回作業が容易になる。
【0013】
芯材も含めて各強化繊維の縦弾性率(以下、弾性率)としては、1〜90ton/mm2 (以下tと略示することがある)程度の範囲から任意に選択できる。以下特記しない限り、弾性率は主たる軸長方向繊維について述べる。以下の各技術は組み合わせて使用してもよい。
芯材10の軸長方向強化繊維の大部分を炭素繊維によって約40t以上の高弾性率とし、外層12の方を炭素繊維によって約20〜40tの弾性率(より高強度でもある)として手元側の巻回数を15〜30の範囲にすれば、細身でねばりの有る高強度な竿杆等の杆部材となる。ねばりとは、大撓みしても折れないことは勿論であるが、変形が遅い速度でじわじわと元の状態に戻る調子をいう。
上記弾性率を芯材と外層において逆にしても、細身であって、撓み剛性(単に剛性という場合も同じ)の高い割にはねばりの有る高強度な竿杆等の杆部材となる。
【0014】
芯材と外層の強化繊維の弾性率を略同程度(15%程度以内の差)とし、35〜60tの範囲、又は16〜36tの範囲で選択すると、加熱成形時に素材曲りが防止でき、プリプレグ同士の層間剥離も防止できる。
炭素繊維を使用する場合は、外層12の中の内側の層を50t以上の高弾性にし、外側の層を相対的に低い弾性率(20〜40t)にすると、外側程高強度であり、一層高強度化できる。
逆に外側程高弾性化することもでき、この場合は高い撓み剛性にでき、細身化し易い。
【0015】
芯材10を先細テーパ状にし、弾性率が1〜16tの低弾性の強化繊維を主に使用し、外層には芯材よりも高い弾性率強化繊維のプリプレグを手元側が厚肉になるように重ねて巻回すると、より一層撓み易くなり、竿材としての調子が良好になり、元側は高強度高剛性にできる。芯材の低弾性の強化繊維の中に、20〜40tの高強度強化繊維を混入すれば、撓み易い上に破損し難くなる。外層に使用するプリプレグの強化繊維としては、弾性率が10〜19tであって、引張強度が350kg/mm2 程度以上の繊維や、弾性率が20〜40tの高強度な強化繊維が使用できる。
【0016】
外層は、手元側に近い程高弾性な強化繊維の比率を大きくすると、より一層細身化が図れ、軽量化できる。
合成樹脂は撓み剛性にあまり寄与しないため、合成樹脂比率を高弾性な強化繊維領域程小さくすると、更に細身化軽量化が図れるが、逆に高弾性な強化繊維領域において合成樹脂比率を大きくした場合(例えば最も高弾性な領域で30〜50wt%(wtは重量を意味する)、他領域ではその高弾性な領域の値よりも小さくする)は、大きく撓んだ際の繊維間や層間の剥離を低減できる。
外層の最外層に弾性率が低く、伸度の高い織布層を形成すると、この層よりも内側の層が高弾性な層であっても表面からの剥離、裂けの発生を防止できる。例えば、ガラス繊維、ポリエーテルイミド(PEI)、弾性率26t以下のカーボン繊維等を使用した織布層である。こうした弾性率が低く、伸度の高い織布層は、竿管の長さ方向位置においては、先寄りに設けると剥離、裂けの発生防止に効果的である。
【0017】
芯材10も外層12も、強化繊維が概ね軸長方向に引揃えられた領域では、その全ての引揃え繊維を炭素繊維にすると、同じ種類の繊維であるため線膨張率の差が小さく、加熱成形時の素材曲りを防止できる。
芯材10と外層12の間に、合成樹脂フィルムやゴム材のフィルムを巻回したり、芯材10の外周にエラストマー樹脂等の合成樹脂をコーティングした後に加熱成形すると、この境界層が応力緩和層となり、大撓みしても層間剥離が防止され、破損し難くなる他、竿杆としては竿調子がソフトな感じになる。この境界層は芯材と外層の何れよりも高伸度な材料で層を形成するのである。
【0018】
芯材10か外層12の何処かに、傾斜方向に指向した強化繊維の層を設け、好ましくは軸長方向に対して対称な2つの傾斜方向に強化繊維を指向交差させた層とする。傾斜角度は45度程度が好ましく、45度±15度の範囲の角度とする。これにより捩り強度や捩り剛性が向上する。また、強化繊維が概ね円周方向に指向した層を設けても、軸長方向指向層との組合せで捩り強度や捩り剛性が向上する。織布や袋編み状層を使用すると好ましい。これらの層は好ましくは最外側に設けると効果的に捩り剛性や強度を向上できる。
【0019】
芯材10の合成樹脂比率を高く、外層12の合成樹脂比率を低くすれば、そうでない場合と比較して中実杆のねばり性を大きくできる。このことは自然材の竹はねばりがあるが、この竹材は繊維が外側に多く、内側に少なく、母材は内側が多く、外側が少ないことからも判る。更には、外層12のより外側の層程合成樹脂比率を大きくすると、加熱成形時に流動状の合成樹脂材が気泡を外部に充分押出し、表面に気泡跡を残さず、そこから破損することが防止される。多目の樹脂比率として40wt%以上、或いは30wt%以上がある。
【0020】
芯材と外層を含めた全体で、低弾性強化繊維層の合成樹脂比率を大きくすると、その分撓み剛性が低下するため撓み易くなる。多目の樹脂比率として45wt%以上、或いは35wt%以上がある。芯材の樹脂比率を低く押えた場合は、それを28wt%程度、或いはこれ以上にすることもできる。
以上、段落番号0009〜0020に述べた各内容は、相互に矛盾しない範囲で任意に組み合わせて実施してもよい。例えば、段落番号0010〜0016の弾性率に関する事項、0017の応力緩和や撓み性に関する事項、0018の傾斜角度に関する事項、0019と0020の樹脂比率に関する事項、を任意に組合わせてもよい。
【0021】
図4は、図5に示すように中実杆8’の後端部に継合部8Tを設ける場合に、芯材10の外層12として巻回するプリプレグを利用して一体形成する製造方法を示す。図1の場合と同様に予め成形された中実状芯材10の後端面に芯金20の前端面を当接させている。この芯金の前端部の外周20Tは中実状芯材10の後端面よりも小さくなる直径寸法に先細状に形成している。この中実状芯材10の後端部と芯金の前端部20Tとに亘って織布等の補強プリプレグHPを巻回し、その後、プリプレグP1,P2,P3を巻回する。プリプレグP1,P2は強化繊維が概ね軸長方向に指向しており、プリプレグP3は傾斜方向に指向した袋編み状である。
【0022】
プリプレグP1,P2に円周方向指向の強化繊維を有するように、例えば裏打ちを設けていてもよいことは図1の場合と同じである。プリプレグP3は2枚の引揃えシートを軸長方向に対して対称となるように交差させて重ねたものでも、また、強化繊維が円周方向に指向したプリプレグでもよい。芯材10は途中まで概ねストレートであり、その先部は先細テーパ状であり、この領域は研削等によって加工されて強化繊維が切断されている。従って、図4のようにプリプレグP1を前端にまで亘って被覆させると、芯材10の裂け、割れに起因する折損が防止できるが、先端部を露出させてもよい。露出させれば、より小径になり、より撓み易くなる。
【0023】
図6は芯材10の手元側を小径にし、先側を大径にした後細形状であり、外層12は手元部が厚肉であり、先部が薄肉であって、全体として先細形状の中実杆8を示す。この形態において、外層12に高弾性率繊維を使用し、芯材10には外層よりは低弾性率であるが、高強度な強化繊維(20〜40t)を使用すると、先部を大きく撓み易く、高強度にできると共に、元側を高剛性にでき、しっかりした調子感に形成できる。また、剛性を大きくする必要の有る元側を細身にでき、軽量化に寄与し、操作性を向上させる。
【0024】
逆に、芯材10に高弾性率繊維を使用し、外層12に、低弾性率であるが高強度な強化繊維(20〜40t)を使用すると、元側を効果的に撓み易くて高強度にでき、先部を効果的に細身化、軽量化でき、竿杆としては持ち重りが防止できる。また、シャープな調子にできる。
上記図6では、芯材10のテーパ状態は一定に設定しているが、途中でテーパ率の変化があってもよく、段差状に変化していてもよい。
【0025】
図7は、手元側の小径部10Dと、拡径部10Cと、先広がり部10Bと、先細テーパ部10Aとによって芯材10を形成しており、先細テーパ部10Aを除いて外層12が形成された中実杆8の手元側は3/1000以下又はストレート状であり、全体として先細テーパ状の中実杆を形成している。然しながら、形状は任意であり、中間に膨出部を形成してもよい。この例では小径部10Dは先細テーパ部10Aの最小部よりも小さく形成している。外層12は芯材よりも高弾性率の強化繊維(例えば、35〜90t)を使用し、芯材10の方はより低弾性率で高強度な強化繊維(1〜50t)を使用すると、図6の場合と同様な効果が効果的に得られる。
【0026】
図8は、手元部がストレート状部10Cであり、その前側が縮径部10Bであり、その前がストレート状か小さなテーパ状部10Aの芯材10と、ストレート状部10Cを除いてプリプレグによって外層12を設けた中実杆8を示している。手元部のストレート状部10Cは、握り部材等の部品の嵌合部にするとよい。外層12は芯材10よりも高弾性率の強化繊維を使用することで、より細身化、軽量化ができ、操作性もよくなる。逆に、外層12は芯材10よりも弾性率が低く、弾性率が20〜40tの範囲の高強度な強化繊維を使用することでねばりのある中実杆にできる。なお、外層は芯材の全長に亘って形成してもよく、また元部10Cの他、先部も露出させてもよい。
【0027】
図9は、先から順に第1、第2、第3の芯材要素10a,10b,10cを一体的に継ぎ合わせて芯材10を形成し、その外周に外層12を設けた中実杆8を示す。第1、第2、第3の芯材要素の順に、軸長方向強化繊維の弾性率、又は芯材要素材料の縦弾性率を大きく設定しており、これにより先部(左部)程撓み易く、元部程撓み剛性を高くでき、先調子の竿杆等杆部材を得易い。また、元部の要素の弾性率が高強度な範囲(20〜40t)になるように設定すれば、元部が大撓みしても強度上安定する。なお、逆に第1、第2、第3の芯材要素の順に弾性率を小さくし、元部付近の弾性率が高強度な範囲(20〜40t)になるように設定し、外層12の肉厚は、元側を厚くすれば先部を小径でシャープな調子にでき、元側を強度上安定させることができる。
【0028】
上記例では弾性率を3段階に変化させたが、2段階でも、4段階以上でもよい。更には外層12の先側から元側にかけて弾性率を異ならしめたり、厚さを変化させてもよい。
また、継合部10Sと10S’は、前後の要素が漸次変化するように構成している。即ち、継合部10Sを例にとれば、要素10aの後端部は円錐台状の孔であって、その壁部が後方に向って漸次薄肉化し、要素10bの前端部は円錐台状に前方に縮径している。従って、この継合部10Sにおいて前後の弾性率の差に応じた撓み剛性の急変を緩和しており、中実杆8の撓み曲線が滑らかになると共に、この部位の応力集中が防止され、高強度になる。更には、継合構造は中実杆の中心軸線の周りの角度位置において変りがないため、角度位置における撓み剛性の偏りがなく、使用し易い中実杆8となる。中実杆8の製造方法は、芯材10が上記構造である他、図1で説明したのと同様である。
【0029】
図10は図9に示した中実杆と同様な撓み特性を得るための芯材の形態例を示す。大径部10c’と中径部10b’と小径部10a’とを縮径部10T’と10Tによって接続しており、全体に同じ弾性率の強化繊維を使用しても図9に示した中実杆と同様な撓み特性を得るが、大径部10c’、中径部10b’、小径部10a’の順に弾性率を小さくすれば、更に先部が撓み易くなる。これは芯材10であるため、その外側にプリプレグによって外層を設けた中実杆にしてもよい。
【0030】
以上の各図に示した形態例に使用される芯材の材料は、繊維強化合成樹脂(強化繊維はガラス、炭素、ボロン、アルミナ、アラミド、金属等の無機繊維や有機繊維)や合成樹脂材、金属材、木や竹等の天然材料を用いることができる。なお、芯材に外層のプリプレグとの密着性の良くない材料を用いる場合には、密着性向上のために、例えば表面の粗面化や被膜のコーティング等の表面処理を行うとよい。外層のプリプレグの強化繊維の弾性率は炭素繊維では1〜90t程度の範囲であり、加熱成形時の素材曲りの防止のためには、同じ種類の繊維、例えば炭素繊維のみを用いることが好ましいが、他の材料を任意に用いることもできる。
【0031】
以上の各図に示した形態例において以下の比重の要件を加重したり、また各形態例の繊維の弾性率に関係なく以下の比重の要件を加重したりできる。▲1▼芯材の比重を外層よりも小さくして軽量化を図り、操作性を向上させたり、▲2▼芯材の先部の材料の比重を元側よりも小さくし、持ち重りを防止したり、▲3▼調子バランスや重量バランスの調整のために、長さ方向の特定範囲や、中実杆の径方向特定位置において、他部と異なる比重の材料(比重の大きな部材としては8g/cm3 以上が好ましい)を使用する。
【0032】
以上の各図に示した形態例において、弾性率の高い強化繊維を用いている部分程、合成樹脂比率を小さくすれば、より高弾性ではりのある軽量な中実杆ができる。また、外層が存在すれば、該外層よりも芯材の合成樹脂比率を、例えば28wt%以下の小さな値とし、より軽量で細身の中実杆とし、操作性を向上させることができる。その他、芯材と外層とにおける合成樹脂比率を近似させておくと、層間からの剥離、破損を防止し易い。
【0033】
図11には中実杆の芯材10の形態例を示す。(a)は芯材として発泡性材料を使用した例であり、(b)は径方向の2つの芯材要素10’と10”が異なる特性の材料で形成されている例であり、(c)は芯材10が複数の粒子や複数束の強化繊維束等の強化材10Eと、これらの隙間に充填された母材10Mとで形成された例であり、(d)は(b)の変形例でもあり、4分割された各領域に種々の特性の材料を使用してもよいが、ここでは対角関係にある芯材要素同士10’と10’とは同じ材料とし、他の対角関係にある芯材要素同士10”と10”とは同じ材料としている。
【0034】
上記(b),(d)では撓み特性が角度位置によって異なる(方向性を生ずる)。この他に方向性の生ずる芯材としては、図9に示すように複数の芯材要素を継ぎ合わせる場合、図9の場合とは異なって円柱を斜めにカットした状態に継ぎ合わせた場合があり、この継合部においては図11の(b)と類似して径方向に異なる材料が対面するため方向性が生じる。
その他、中実杆の中で芯材が偏寄していれば一般に撓みの方向性が生じる。然しながら、芯材の弾性率と外層の弾性率とを、夫々所定値に選定することによって撓みの方向性を小さくしたり無くしたりできる。
【0035】
図12は中実杆の先部に中空管部材を一体化させた繊維強化樹脂製スポーツ用杆部材18を示す。製造手順を説明すると、予め形成した芯材10の先部10Kの外周は幾分段差状の小径部に形成されており、この小径部10Kに、予め形成している管部材14を接着等によって仮止めする。この接合部の前後に亘って補強用のプリプレグ(図4のHPと同様なもの)を巻回する。この例では芯材10の後端から管部材14の途中位置までに亘って1枚以上のプリプレグを巻回し、加圧しつつ加熱成形して外層12を形成する。補強用プリプレグは補強層HP’を形成している。外層12に使用するプリプレグは図1等の上記各形態例で説明したものと同様である。
【0036】
この杆部材18は1本竿や、継竿の1節として使用できる。
1本竿や穂先竿として使用する場合には、1例であるが、中空管部材の領域とその後部の中実杆の途中位置までは5/1000以下の緩いテーパ状に形成し、そこから中実杆の後端までは1/1000以下のストレート状に形成するとよい。また、中空管部材の範囲は全長の先から30〜60%程度に形成すると持ち重りを防止できると共に、操作性が向上する。
【0037】
上記芯材10は軸長方向強化繊維を主体とした繊維強化樹脂製であるが、これに限らず、合成樹脂製杆部材や、竹や木材等の天然材、金属等であってもよい。また、外層12が存在する場合は、芯材10は外層よりも比重の小さな発泡性材料や低比重合成樹脂を用いることで軽量化が図れ、持ち重りのしない操作性の優れた釣竿用の杆部材となる。
【0038】
外層12の長手方向範囲は任意であり、例えば、芯材の部分のみとしてもよいし、外層を設けない構成にすることもできる。
管部材14は高強度炭素繊維(弾性率が20〜40t、或いは20〜50t)を主体として使用することが好ましい。また、芯材10は管部材14よりも高弾性率の繊維を使用することにより細身、軽量化が図れる。外層12のプリプレグは弾性率が20〜90tの強化繊維を使用したり、或いはそれよりも低弾性率の繊維を使用できる。この外層12を複数のプリプレグで形成する場合は、最初のプリプレグは管部材14の軸長方向強化繊維の弾性率と概ね同じか、20t以下の差にすることにより杆部材18の撓み調子を良好にでき、層間剥離が防止できると共に、径方向の全てのプリプレグの層によって撓み負荷を分散して分担でき、その分強度を向上できる。
【0039】
図13は、中実杆と中空管とが一体化した繊維強化樹脂製スポーツ用杆部材18’を縦断面で示す。図4に示す製造方法と同様に、予め用意した芯材10の一端に芯金の端面を当接させ、その上から所望の各種プリプレグを巻回させて加熱形成して芯金を引き抜く。外層12が芯材10の長さ以上に亘って形成されて中空管16が形成される。この中実杆部分と中空管部分との境界部KZは図のような形態に形成されており、図9で説明したのと同様な理由で撓み曲線が滑らかになると共に、ここへの応力集中が防止される。左右何れが前でもよく、テーパも何れの方向であってもよい。外層12には、45度±15度程度の角度範囲で傾斜方向に交差した強化繊維を有するように構成すると捩りに対して強いことは他の形態例の場合と同様である。
【0040】
図14は他の繊維強化樹脂製スポーツ用杆部材としての中実杆8を示す。中実状芯材10は図1等既述の実施形態例と同じ材料を使用できるが、他の材料を使用してもよい。外層12の一部であり、芯材の外側の層P1’,P2’は、図1のプリプレグP1,P2等既述の実施形態例と同じ材料を使用でき、巻回数や厚さ、その他も同じでよいが、それ以外でもよく、任意である。層P1’,P2’の意味は、プリプレグP1とP2両方を使用した層てもよく、P1のみの層でもよい等を意味する。図1の場合と同様に、一方向引揃繊維のプリプレグによったり、又は裏に薄いガラススクリムシートや直交方向の引揃シート層を合せたプリプレグによって形成してもよい。
【0041】
上記層P1’,P2’の外側の傾斜方向層P3”は、幅が2〜20mm程度で、厚さが0.01〜0.12mm程度の細幅テープ状のプリプレグを螺旋状に巻回して形成している。このテープは既述の各プリプレグシートと同様に繊維強化樹脂製であり、強化繊維は弾性率が1〜90t程度の炭素繊維、又はこれを越えたものを任意に使用できる。更には、ガラス繊維やアラミド繊維等の合成樹脂繊維を用いることもできる。合成樹脂はエポキシ樹脂等であり、樹脂比率は5〜60wt%、好ましくは20〜50wt%にする。軸長方向繊維を主体とする層P1’,P2’よりも樹脂比率を大きくする(例えば28〜60wt%)と、繊維間の目開きや層間剥離の防止ができ、また、気泡発生防止ができ、外観が向上する。
【0042】
層P3”は1層の一方向傾斜繊維層としてもよいが、上下2層の交差方向に巻回した層としてもよい。中実杆8の軸長方向に直交する径方向に対する角度でいって、傾斜角度を45±30度、好ましくは45±20度にすれば、、捩り強度が向上すると共に、その円周方向成分によって層P1’,P2’の軸長方向繊維の縦方向の裂け等を防止でき、大きな撓みに耐えられる。特に、軸長方向に対して対称になるように、上下2層の交差方向の層とすると、捩り強度に偏りが無く、バランスのよい中実杆となる。この捩り強度を向上するため、芯材又は軸長方向繊維を主とする層よりも高い弾性率の強化繊維を使用するとよい。
【0043】
層P3”は、軸長方向繊維を主とする層P1’,P2’の外側に設けるのが好ましいが、該層P1’,P2’の間や、該層P1’,P2’と芯材10との間に設けてもよい。傾斜方向繊維と軸長方向繊維の割合は、竿杆の長手方向において、竿元程軸長方向繊維の割合を大きくするとよい。
【0044】
細幅テープを螺旋状に巻回して層を形成すると、図1等に示すような幅の広い(軸長方向の長い)プリプレグシートP3等を巻回した層の場合と比較して、円周方向に均一な層が形成可能となる。即ち、(細幅)テープは長くて螺旋状に連続して巻回できるため、円周方向における切れ目や継ぎ目の発生が防止できるが、(幅広の)シートの場合は螺旋に連続巻回するのではなく、単に円周方向に1回、又は2回以上巻回するため、巻回の終端において円周方向の切れ目が生じ、円周方向において巻回の始端と終端とが一致することは困難であり、通常、シート端部同士の重なり(或いは不足領域)が生じて円周方向に不均一となる。
【0045】
従って、竿杆の円周方向において剛性や強度等の特性の不均一が生じる。特に、強化繊維が高弾性であれば、この特性上の不均一が大きくなる。従って、テープの場合は、高弾性な強化繊維を使用しても剛性や強度の不均一が防止できる。弾性率が40t以上の強化繊維を使用し易い。然しながら、低弾性な強化繊維を使用してもよく、例えば、軸長方向繊維を主とする層の軸長方向繊維よりも弾性率を低くしてもよい。
【0046】
テープの螺旋状の巻回態様としては、そのピッチの大小がある。テープの幅方向端部縁が重ならないように開けて巻回したり、隣接した端部縁間に隙間が生じないように丁度に巻回したり、或いは、端部縁が重なるように巻回したりである。隙間が生じないように丁度に巻回すれば、竿杆の長手方向に均一な補強層ができる。図14に示すように竿杆の外層12の外側に位置させ、隙間が生じるピッチで巻回すれば、外観に変化を与えて、外観向上になる。また、端部縁を重ねながら巻回しても外観に変化を与えて、外観向上が可能になる。何れの場合も交差状に2層に巻回してもよく、この場合は、菱形模様となり、外観を向上させ得る。従って、こうした巻回形態に、テープの色や繊維の種類を変化させれば、更に外観模様を向上させることができる。更には、テープの強化繊維の方向を、テープの長手方向に対して平行にしたり、傾斜状にしたり、傾斜状を重ねて交差状にしたり、或いは、各方向の強化繊維の中の一部繊維の色や太さを異ならしめれば、外観向上に寄与する。
【0047】
テープを巻回し、隣接したテープ端縁が重ならないようにするために、所定幅のテープを巻回する巻回対象竿杆素材の直径が大きな場合は、テープの傾斜角度を大きくしなくても可能であるが、小さな場合は、傾斜角度を大きくしなければならない。主として軸長方向繊維層の縦方向の裂け等を防止する補強目的からは、テープの巻回方向角度は小さい方がよい(円周方向に近い程よい)ため、テープ幅を小さくする。具体的には、巻回対象の竿杆素材の外径よりも小さな幅のテープを使用するとよいが、これ以外でもよい。直径が10mm程度以下の細身中実竿杆の場合、テープ幅12mm以下、好ましくは10mm以下とし、厚さを0.1mm以下のテープ状プリプレグとし、傾斜角度を15度以下にするとよい。
【0048】
以上の各形態例のスポーツ用杆部材の表面に模様、塗装、蛍光材料のコーティング、メッキ、ドライプレーティング等の各種表面処理を施し、その上からプリプレグによる透明か半透明状の繊維強化合成樹脂層を形成すれば、模様等が保護されると共に、透明状等の層の厚さによって深みのある外観にできる。更には、この透明状等の層の存在によってスポーツ用杆部材をより大撓みに強く、ねばりのある杆部材にできる。また、以上の各形態例の外層としてこの透明状の層を形成してもよく、同様な効果がある。透明、半透明状の層の強化繊維としては、長繊維の他、短繊維でもよく、材料としては、ガラス繊維、石英繊維、有機透明状繊維等がある。
【0049】
【発明の効果】
本発明により、撓みに対して強く、細身化或いは軽量化の向上した竿杆が提供可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係るスポーツ用杆部材の製法説明図である。
【図2】図2は図1で製造されたスポーツ用杆部材の縦断面図である。
【図3】図3は図2の矢視線C−CとD−Dによる拡大横断面図である。
【図4】図4は他のスポーツ用杆部材の製法説明図である。
【図5】図5は図4で製造されたスポーツ用杆部材の部分断面図である。
【図6】図6は他のスポーツ用杆部材の縦断面図である。
【図7】図7は他のスポーツ用杆部材の縦断面図である。
【図8】図8は他のスポーツ用杆部材の縦断面図である。
【図9】図9は他のスポーツ用杆部材の縦断面図である。
【図10】図10は芯材の他の形態の側面図である。
【図11】図11はスポーツ用杆部材の各種横断面図である。
【図12】図12は他のスポーツ用杆部材の縦断面図である。
【図13】図13は他のスポーツ用杆部材の縦断面図である。
【図14】図14は他のスポーツ用杆部材の縦断面図である。
【符号の説明】
10 芯材
12 外層
Claims (3)
- エポキシ樹脂等の合成樹脂をマトリックスとし、強化繊維が主として軸長方向に指向している繊維強化樹脂製先細形状の中実状芯材の外側に繊維強化樹脂の外層を有した中実杆であって、前記中実状芯材か外層の少なくとも何れか一方の概ね軸長方向に指向した強化繊維の内の大部分が概ね40ton/mm2 以上の縦弾性率を有した強化繊維であることを特徴とする中実杆を使用した竿杆。
- 前記外層に織布か、傾斜方向指向繊維か、又は円周方向指向繊維を有する請求項1記載の中実杆を使用した竿杆。
- 前記外層として、又は該外層の外側に、透明状か半透明状の繊維強化樹脂層を有する請求項1又は2記載の中実杆を使用した竿杆。
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