JP3574122B2 - 二重管構造を有する冷陰極蛍光ランプ - Google Patents

二重管構造を有する冷陰極蛍光ランプ Download PDF

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、ガス放電ランプに関し、特に二重管構造を有する冷陰極蛍光ランプ(CCFL)に関する。
【0002】
【従来の技術】
冷陰極蛍光ランプ(CCFL)は、高光度、均一な光放射性、小径管であること及び種々の形に作成し得ることから、液晶ディスプレイ、スキャナー、自動車計器盤、小型の広告ネオンサイン及び電飾パネルのようないろいろな分野で広く使われてきている。一般に、冷陰極蛍光ランプは新しい小型の高輝度光源であり、上述の製品用にはバックライトとして使用されている。
【0003】
CCFLの作動電圧は、起動回路で要求される電圧だけでなく、主として構造及び物質(例えば、管径、管長、内部ガス圧力、電極材料及び構造、CCFLの製法)に依存する。そのために、CCFLの出力は、一旦作成されたならば作動電圧が増加しても大きくは変化しないであろう。また、CCFLの出力は電流の増加により増加(すなわち、明るさが増加)し、 両電極の温度の増加をもたらし、それによって全CCFLの作動温度が上昇する。CCFLの一部が温度が下がるように周囲から影響を受けたなら、その部分の明るさは暗くなり、それによってCCFLは不均一に発光するようになる。
【0004】
この問題を解決するために、二重管構造を有するCCFLが市販されるようになってきている(図6参照)。この二重管構造を有するCCFLは、内部蛍光管3、内部蛍光管3の両端に配置された電極1、内部蛍光管3の内壁上に塗布された蛍光物質層5及び内部蛍光管3内に充填されたガス6からなり、透明なガラス管2が内部蛍光管3の外周を覆っており、それらの間の空間4は真空にされるか或いは加圧ガスが充填されており、外側ガラス管2の端部7は内部蛍光管3の端部でシール部材により結合されていることを特徴とするものである。
【0005】
図6に示されているように、CCFLが作動しているとき、内部蛍光管3は外側ガラス管2により隔てられているために外部温度や環境条件の変化によりほとんど影響を受けず、それによって均一な発光及び安定な光放射を達成する。周囲温度が比較的低い場合でも、内部蛍光管3は起動でき、また非常に短い時間で所定の輝度に達する。
【0006】
しかしながら、図6に示されているCCFL内では、内部蛍光管3の両端は外側ガラス管2の両端に完全に埋め込まれている、すなわち、二重管の端部が完全に結合されている。周囲温度が低くなると、両管の温度差は100℃以上にも達することがある。両者の間に生じた温度差により生じた応力は、シール端を容易に破壊する原因となり、CCFLは使用不可能になる。そのために、このCCFLは種々の環境での応用可能性を実質的に制限する固有の欠点を有している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上述の技術課題を解決し、従来技術の問題点を打開しようとするものである。それ故、本発明の目的は、種々の環境で使用するために安全に作動させることができまた適度の信頼性を有しているCCFLを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、内部蛍光管及び該内部蛍光管の外側を覆っている外側ガラス管を有し、両方の管は分離して配置されてそれらの間が離れているCCFLが提供される。前記CCFLはまた前記内部蛍光管及び前記外側ガラス管の端部でシールされている電極を包含する。
【0009】
本発明のCCFLによれば、前記内部蛍光管の端部の外側表面は前記外側ガラス管の端部の内側表面とシール部材で結合されている。
【0010】
本発明のCCFLによれば、前記外側ガラス管の端部の内側表面は前記内部蛍光管の端部の外側表面の曲線状に曲がっている部分で接触している状態になる。
【0011】
本発明のCCFLによれば、前記外側ガラス管の端部の内部表面は前記内部蛍光管の端部の外側表面と接触していない。
【0012】
本発明のCCFLによれば、延伸可能な部分が前記内側及び外側管の端部の間に位置している少なくとも一方の電極に設けられている。
【0013】
本発明によるCCFLは二重管構造を備えている。そのような構造を用いることにより、内部蛍光管はほとんど周囲温度変化による影響を受けない。
【0014】
また、内部蛍光管及び外部ガラス管は完全に分離して配置され、二重管の端部は完全に結合してはおらず、それによって二重管の端部間での大きな温度差に基づく破損割合を実質的に減少する。加えて、延伸可能な部分は、内部蛍光管及び外側ガラス管の端部間でシールされている電極に設けられ、それらの間に生じる温度差に基づく応力を完全に吸収することができ、それによってCCFLの破損を防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明の第1実施態様を示すCCFLの概略断面図である。
図6に示されているCCFLとは異なり、本発明の内部蛍光管3及び外側ガラス管2の端部は、完全には結合されておらず、その代わりに両者は分けて配置されている。内部蛍光管3の端部は外側ガラス管2の端部とそれらの2つの向かい合った表面でのみ接触して両者は互いにシールされた状態になり、言い換えると、外側ガラス管2の内側表面は単に内部蛍光管3の端部の曲線状に曲がっている部分で接触している状態になる。
【0016】
図6に示されたCCFLと対比すると、内部蛍光管3の端部と外側ガラス管3の端部との接触領域は比較的狭くまたその接触は浅い。結果として、二重管の間の温度差により生じる応力はかなり減じられ、それによって実質的にCCFLの破損リスクが減じられる。
【0017】
内部及び外側管の間に生じる温度差の衝撃を更に減じるために、異なる膨張係数を有するガラス管が内部蛍光管3及び外側ガラス管2それぞれを製造するために用いられてもよい。内部蛍光管3は作動中100℃近くに曝されるから、低膨張係数のガラス、例えば膨張係数3.2×10−6/℃の高ボロシリケートガラス、が使用されてもよい。外側ガラス管の温度は低く、周囲温度に近いから、高膨張係数のガラス、例えば膨張係数4.0×10−6/℃のボロシリケートガラス、が使用されてもよい。
【0018】
このようにして、CCFLが作動した際、内部及び外側管の間の温度差に基づく応力は異なる膨張係数を有する二重管のために減じることができ、それによってCCFLの破損のリスクを更に減少することができる。異なった膨張係数を有するガラスを二重管を製造するのに用いるといったような方法は、また図2〜図6に示されているCCFLにも適用可能である。図6のCCFLに適用される場合、CCFLの破損割合は約60%から約30%に減少するであろう。
【0019】
図2は、この発明の第2の実施態様を示すCCFLの概略断面図である。図2に見られるように、内部管2及び外部管3の端部はシール部材により直接接続されてはおらず、二重管はその二重管の端部で同じ電極1を共有することによってのみ分離した位置にある。このようにして、内部及び外部管の端部は互いに接触しない状態となり、換言すれば外側ガラス管の端部の内側表面は内部蛍光管の外側表面と接触していない状態となる。また、二重管の間は真空断熱されている。結果として、CCFLが作動してるとき、二重管の間の温度差は二重管の端部に何等の影響をもたらさず、それによってCCFLの破損割合を劇的に減じる。
【0020】
図3はこの発明の第3の実施態様を示す概略断面図である。図3に見られるように、二重管の端部は、互いに直接シールされてはおらず、それぞれの二重管の端部に配置された電極1によって接続されている。
【0021】
例えば、ニッケル/タングステン電極11は内部蛍光管3の両端部でシールされ、デュメット線電極12は外側ガラス管2の両端部でシールされている。両電極11及び12は互いに延伸可能なように溶接され、すなわち延伸可能な部分13(例えば、折り曲げ部分)が両電極の接続部分に設けられている。CCFLが作動しているとき、内部及び外部管間の温度差により生じた延伸変形は上述の延伸可能部分で完全に吸収され、それによって二重管を有するCCFLにおいてそのような延伸変形に起因する破損が起らないようになる。
【0022】
これらの二重管は異なったガラス、例えば、光損失を少なくしまた寿命を長くするためにボロシリケートガラスが内部蛍光管として使用され、また外側ガラス管2としてソーダガラス、鉛ガラス(ソフトガラスとして公知である)或いはコバールガラスのようなガラスから作成されていても良い。電極11及び12を作成するには他の物質も使用し得る。電極自体に関しては、2つの異なった種類の物質から作られていても良いし、或いは同じ物質であっても良い。
【0023】
図4は、この発明の第4の実施態様を示すCCFLの概略断面図である。図4(A)に見られるように、二重管の端部は、互いに直接シールされてはおらず、二重管の端部に配置された電極1によって接続されている。延伸可能な部分は内部管2及び外側管3の端部の間に位置された電極に設けられている遷移部分を含んでいる。
【0024】
前記電極は外側ガラス管2の端部でシールされているタングステン電極14を含み、タングステン電極15は内部蛍光管3の端部でシールされ、また遷移部分は、ニッケル線16(図4(B))、或いはニッケル片、ニッケル合金線及び/又はニッケル合金片17(図4(C))のようなものからなり、タングステン電極14及び15間に(例えば、溶接により)接続されている。
【0025】
ニッケル線或いはニッケル片は、変形可能で柔らかいので、溶接により硬いタングステン電極に接続された後に延伸可能な電極を形成し、得られた電極は、内側管及び外部管の間に生じた温度差に起因する延伸変形を完全に吸収して、CCFLが延伸応力により破損することを完全に防止し、また作動中の損傷を完全に排除する。
【0026】
好ましくは、ニッケル線16はタングステン電極14及び15の方向とは垂直な方向に延びており、例えば、図4(B)に見られるようにタングステン電極14及び15はニッケル電極16の上端及び下端にそれぞれ溶接されているようにすることができる。また、ニッケル片17が円弧状に形成され、例えば、図4(C)に見られるように、タングステン電極14及び15が円弧形状ニッケル片17の両端に溶接されているようにすることもできる。
【0027】
そのような方法により形成された電極1は長さ方向に十分な延伸性と緩衝作用を有している。タングステン電極14及び15は、直接二重管の端部でシールされており、非常に硬く強度があるので内部蛍光管3をCCFLの発光位置に何等の影響を及ぼすことなく保持でき、またCCFLの均一な発光を確実にすることができる。
【0028】
図5はこの発明の第5の実施態様を示すCCFLの概略断面図である。図5(A)に見られるように、内側及び外部管の端部は二重管の端部に配置されている電極1によって接続されている。電極1はタングステン電極である。図5(B)は前記電極の拡大した細部を示し、少なくとも1つの切り欠きが前記電極上に形成されている。
【0029】
2つの切り欠き63及び64或いはそれ以上が形成されていると、これらの切り欠きは、前記電極の半径方向にあり、また前記電極の両側に相互に配置されている。切り欠き63及び64は、電極1の直径の1/10〜8/10の深さを有しており、相互に電極1に変形可能な緩衝領域を形成し、内部及び外側管の間の温度差により生じる延伸変形を完全に吸収することができ、それによって延伸応力により生じる二重管を有するCCFLの破損を避けることができ、また作動中のCCFLの損傷を排除することができる。
【0030】
また、デュメット線電極が電極1として使用されるとき、ソーダガラス(すなわち、軟質ガラス)が前記管を作成するために使用されてもよい。それに対し、コバール電極或いはモリブデン電極が使用されるなら、モリブデンガラスが上述のガラス管を作成するのに使用されてもよい。以下に、本発明によるCCFLのいくつかの実施例を述べる。
【0031】
【実施例】
(実施例1)
図1に見られるように、直線型CCFLは内部蛍光管3を有し、この内部蛍光管3は、例えばボロシリケートガラスから作成され、外径1.8mm、長さ250mmであり、内壁が色温度6500Kを有する蛍光体粉末で被覆され、また2つの端部にタングステン電極が配置され、管内が水銀ガスだけでなくアルゴン及びネオンの混合物で満たされている。
【0032】
このCCFLは更に外側ガラス管2を有し、この外側ガラス管2は、ボロシリケートガラスから作成され、外径2.6mm、内径2.0mm、長さ255mmであり、2つの端部がタングステン電極でシールされている。二重管の間の間隔は、例えば、0.1mmであり、或いはその二重管はわずかに接触しており、それらの間の空間は1〜20Paに排気されている。
【0033】
専用の起動回路が使用されて、CCFLには、例えば入力電圧12V及び入力電流0.32A、管電流が約5mA及び管電圧が約600Vとなるようにされる。このCCFLは約40000cd/mの表面光度と30Lm以上の光束を有している。内部蛍光管3の表面温度は約70〜100℃であり、外側ガラス管2の表面温度は周囲温度よりわずかに高い。
【0034】
(実施例2)
L型のCCFLは内部蛍光管3を有し、この内部蛍光管3は、例えばボロシリケートガラスから作成され、外径1.8mm、長さ420mm、内壁が色温度7000Kを有する蛍光体粉末で被覆され、2つの端部が溶接されたタングステン/ニッケル電極を備えており、管内が水銀ガスだけでなくアルゴン及びネオンの混合物で満たされている。
【0035】
このCCFLは更に外側ガラス管2を有し、この外側ガラス管2は、図3に示されているように、ボロシリケートガラスから作成され、外径3mm、内径2.1mm、長さ426mmであり、2つの端部はタングステン電極でシールされている。二重管の間の間隔は、例えば、0.15mmであり、或いはその二重管はわずかに接触しており、それらの間の空間は1〜20Paに排気されている。
【0036】
専用の起動回路が使用されて、CCFLには、例えば入力電圧12.5V及び入力電流0.46A、管電流が約7mA及び管電圧が約700Vとなるようにされる。このCCFLは約42000cd/mの表面光度と170Lm以上の光束を有している。内部蛍光管3の表面温度は約80〜100℃であり、外側ガラス管2の表面温度は周囲温度よりわずかに高い。
【0037】
(実施例3)
図2に見られるように、直線型CCFLは内部蛍光管3を有し、この内部蛍光管3は、例えばボロシリケートガラス(膨張係数は3.2×10−6/℃である。)から作成され、外径1.8mm、長さ140mmであり、内壁が色温度7000Kを有する蛍光体粉末で被覆され、また2つの端部に溶接されたタングステン/ニッケル電極が配置され、管内が水銀ガスだけでなくアルゴン及びネオンの混合物で満たされている。
【0038】
このCCFLは更に外側ガラス管2を有し、この外側ガラス管2は、ボロシリケートガラス(膨張係数は4.0×10−6/℃である。)から作成され、外径3.0mm、内径2.1mm、長さ146mmであり、2つの端部がタングステン電極でシールされている。二重管の間の間隔は、例えば、0.15mmであり、或いはその二重管はわずかに接触しており、それらの間の空間は1〜20Paに排気されている。
【0039】
専用の起動回路が使用されて、CCFLには、例えば入力電圧13.4V及び入力電流0.19A、管電流が約5.0mA及び管電圧が約370Vとなるようにされる。このCCFLは約42000cd/mの表面光度と60Lm以上の光束を有している。内部蛍光管3の表面温度は約70〜100℃であり、外側ガラス管2の表面温度は周囲温度よりわずかに高い。
【0040】
(実施例4)
図3に見られるように、直線型CCFLは内部蛍光管3を有し、この内部蛍光管3は、例えばボロシリケートガラスから作成され、外径1.8mm、長さ164mmであり、内壁が色温度6800Kを有する蛍光体粉末で被覆され、また2つの端部に溶接されたタングステン/ニッケル電極が配置され、管内が水銀ガスだけでなくアルゴン及びネオンの混合物で満たされている。
【0041】
このCCFLは更に外側ガラス管2を有し、この外側ガラス管2は、コバールガラスから作成され、外径2.6mm、内径2.0mm、長さ172mmであり、2つの端部がデュメット線電極でシールされており、内部及び外側管の端部間の電極はデュメット線であり、のこぎり状の形をしている。二重管の間の間隔は、例えば、0.1mmであり、或いはその二重管はわずかに接触しており、それらの間の空間は1〜20Paに排気されている。
【0042】
専用の起動回路が使用されて、CCFLには、例えば入力電圧8.5V及び入力電流0.18A、管電流が約1.5mA及び管電圧が約560Vとなるようにされる。このCCFLは約22000cd/mの表面光度と40Lm以上の光束を有している。内部蛍光管3の表面温度は約70〜90℃であり、外側ガラス管2の表面温度は周囲温度よりわずかに高い。
【0043】
(実施例5)
図4(A)に見られるように、直線型CCFLは内部蛍光管3を有し、この内部蛍光管3は、例えばボロシリケートガラスから作成され、外径2.6mm、長さ240mmであり、内壁が色温度6300Kを有する蛍光体粉末で被覆され、また2つの端部に溶接されたタングステン/ニッケル電極が配置され、管内が水銀ガスだけでなくアルゴン及びネオンの混合物で満たされている。
【0044】
このCCFLは更に外側ガラス管2を有し、この外側ガラス管2は、ボロシリケートガラスから作成され、外径4.0mm、内径2.9mm、長さ250mmであり、2つの端部がタングステン電極でシールされており、内部及び外側管の端部間の電極はニッケル線或いはニッケル片で形成されている。二重管の間の間隔は、例えば、0.15mmであり、或いはその二重管はわずかに接触しており、それらの間の空間は1〜20Paに排気されている。
【0045】
専用の起動回路が使用されて、CCFLには、例えば入力電圧11.3V及び入力電流0.29A、管電流が約6.0mA及び管電圧が約500Vとなるようにされる。このCCFLは約36000cd/mの表面光度と130Lm以上の光束を有している。内部蛍光管3の表面温度は約80〜100℃であり、外側ガラス管2の表面温度は周囲温度よりわずかに高い。
【0046】
(実施例6)
図5(A)及び5(B)に見られるように、直線型CCFLは内部蛍光管3を有し、この内部蛍光管3は、例えばボロシリケートガラスから作成され、外径1.8mm、長さ164mmであり、内壁が色温度6800Kを有する蛍光体粉末で被覆され、また2つの端部にタングステン電極が配置され、管内が水銀ガスだけでなくアルゴン及びネオンの混合物で満たされている。
【0047】
このCCFLは更に外側ガラス管2を有し、この外側ガラス管2は、ボロシリケートガラスから作成され、外径2.6mm、内径2.0mm、長さ174mmであり、2つの端部がタングステン電極でシールされており、そのタングステン電極上には2つの切り欠きが配置され、一方は他方の反対側にあり、両者のなす角度は180°である。二重管の間の間隔は、例えば、0.1mmであり、或いはその二重管はわずかに接触しており、それらの間の空間は1〜20Paに排気されている。
【0048】
専用の起動回路が使用されて、CCFLには、例えば入力電圧12V及び入力電流0.23A、管電流が約5.0mA及び管電圧が約420Vとなるようにされる。このCCFLは約51000cd/mの表面光度と80Lm以上の光束を有している。内部蛍光管3の表面温度は約90〜100℃であり、外側ガラス管2の表面温度は周囲温度よりわずかに高い。
【0049】
上述のように述べられた本発明の実施例及び態様は本発明によるCCFLの理解及び知得を容易にするためのものである。
種々の変形及び改良は添付された特許請求の範囲の観点を離れることなしに許容されることは当業者にとり自明であろうし、そのような変形及び改良は本発明の観点の範囲内のものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の第1実施態様を示すCCFLの概略断面図である。
【図2】図2は、この発明の第2実施態様を示すCCFLの概略断面図である。
【図3】図3は、この発明の第3実施態様を示すCCFLの概略断面図である。
【図4】図4(A)はこの発明の第4実施態様を示すCCFLの概略断面図であり、図4(B)は遷移部分が電極の長さ方向に対して直角方向に延びている図4(A)の電極の部分拡大図であり、また、図4(C)は遷移部分が円弧状に形成されている図4(A)の電極の部分拡大図である。
【図5】図5(A)はこの発明の第5実施態様を示すCCFLの概略断面図であり、図5(B)は2つの切り欠きが電極の2つの側面上に半径方向に互い違いに形成されている図5(A)の電極の部分拡大図である。
【図6】図6は、従来例の二重管構造を有する蛍光管の概略断面図である。

Claims (10)

  1. 内部蛍光管、
    前記内部蛍光管の外側を覆う外側ガラス管、
    前記内部蛍光管及び外側ガラス管の端部でシールされた電極、及び、
    前記内部蛍光管及び外側ガラス管の端部の間に配置された少なくとも1個の電極上に形成されている延伸可能部分、
    とを有する冷陰極蛍光ランプ(CCFL)であって、前記内部蛍光管及び外側ガラス管は分けて配置されており、前記内部蛍光管及び外側ガラス管の端部で電極によってのみ接続されていることを特徴とする小型冷陰極蛍光ランプ。
  2. 前記延伸可能な部分は前記電極の折り曲げられた部分である請求項1に記載の小型冷陰極蛍光ランプ。
  3. 前記内部蛍光管の端部でシールされている前記電極はニッケル/タングステン電極であり、前記外側ガラス管の端部でシールされている前記電極はデュメット線電極であり、前記延伸可能部分は両電極の接続位置に設けられている請求項1に記載の小型冷陰極蛍光ランプ。
  4. 前記延伸可能な部分は、ニッケル線、ニッケル片或いはニッケル合金線及び/又はニッケル合金片からなる遷移部分を含み、該遷移部分は両端が内部蛍光管及び外側ガラス管のそれぞれの端部で電極に接続されている請求項1に記載の小型冷陰極蛍光ランプ。
  5. 前記内部蛍光管及び外側ガラス管の端部でシールされている電極はタングステン電極であり、前記遷移部分は前記タングステン電極間に接続されている請求項4に記載の小型冷陰極蛍光ランプ。
  6. 前記電極には少なくとも2つの切り欠きが形成され、これらの切り欠きは、前記電極の半径方向にあり、また前記電極の2つの側面にあるように互い違いに配置されている請求項1に記載の小型冷陰極蛍光ランプ。
  7. 前記切り欠きの深さは前記電極の直径の1/10〜8/10である請求項6に記載の小型冷陰極蛍光ランプ。
  8. 前記内部蛍光管及び前記外側ガラス管はそれぞれ異なる膨張係数を有するガラスで作成されている請求項1〜7の何れか1項に記載の小型冷陰極蛍光ランプ。
  9. 前記外側ガラス管は前記内部蛍光ランプよりも大きな膨張係数を有している請求項8に記載の小型冷陰極蛍光ランプ。
  10. 前記内部蛍光管及び前記外側ガラス管は同種のガラスから形成されている請求項1〜7の何れか1項に記載の小型冷陰極蛍光ランプ。
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