JP2004207056A - 冷陰極蛍光ランプ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】有底筒状でかつ外表面が凹凸状の電極5a,5bをそれぞれガラスバルブ1の両端部に一体的に封着する。この構成により、電極5a,5bとガラスバルブ1との封着面積を拡大する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶表示装置の照明装置等に光源として使用される冷陰極蛍光ランプに関する。
【0002】
【従来の技術】
図4に示すように、従来の冷陰極蛍光ランプは、直管形のガラスバルブ21の内壁に紫外線による刺激で発光する蛍光体層22が形成され、ガラスバルブ21の内部にネオンやアルゴルを用いた希ガス23や水銀24が放電媒体として封入される。ガラスバルブ21の両端の内部にそれぞれ有底筒状の電極25a、25bが配置される。電極25a、25bの底面部にはそれぞれリード線27a、27bがガラスバルブ21の外部に延出するように接続される。リード線27a、27bは各電極の底面部からガラスバルブ21の最先端に至るまでの部分でそれぞれ封着線28a、28bにより覆われる。封着線28a、28bは、それぞれビードガラス29a、29bを介してガラスバルブ21の端部に封着される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
電極が配置された部分では蛍光体層が発光しないため、図4に示した冷陰極蛍光ランプでは、ビードガラス29、封着線28、電極25の長さの分だけ管軸方向の有効発光長が短くなる。有効発光長を長くするためには、電極をガラスバルブの端部に直接的に封着することが考えられる。この場合、電極とガラスバルブとの封着に際して十分な封着強度が確保できないと、冷陰極蛍光ランプの両端部を照明装置の所定位置に着脱するときに、電極とガラスバルブの封着部分に剥離等が起こり、冷陰極蛍光ランプの照度等の性能を劣化させるおそれがある。
【0004】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、電極をガラスバルブの両端部に直接的に封着した場合の封着強度を高くし得る冷陰極蛍光ランプを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る冷陰極蛍光ランプは、ガラスバルブと、前記ガラスバルブの内壁に形成された蛍光体層と、前記ガラスバルブに封入された希ガス及び水銀と、前記ガラスバルブの両端部に一体的に封着された有底筒状でかつ外表面が凹凸状の電極と、を有することを特徴とする。
【0006】
本発明にあっては、有底筒状の電極の外表面を凹凸状としたことで、電極をガラスバルブの両端に一体的に封着する際の封着面積を大きくして、封着強度を高めるようにしている。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0008】
図1に示すように、本実施の形態における冷陰極蛍光ランプは、直管形のガラスバルブ1の内壁に紫外線による刺激で発光する蛍光体層2が形成され、ガラスバルブ1の内部にネオンやアルゴルを用いた希ガス3及び水銀4が放電媒体として気密に封入される。ガラスバルブ1の両端には有底筒状で外表面が凹凸状の電極5a,5bがそれぞれ底面部を外側に向けた状態でガラスバルブ1と一体的に封着される。電極5a,5bの材質には、耐スパッタリングに適した金属が用いられる。この金属としては、モリブデン(Mo)、ニオブ(Nb)、タングステン(Ta)のうちの少なくとも1つが用いられる。電極5a,5bの底部は肉厚であり、底面部にリード線7a,7bがそれぞれ半田付けされる。蛍光体層2には、赤、青、緑を混合した3波長蛍光体が用いられる。
【0009】
電極5をガラスバルブ1の端部に配置し、加熱することによってガラスバルブ1の端部の形状が電極5の外表面の凹凸形状に合うように変形し、電極5とガラスバルブ1の端部とが封着する。このように、本実施の形態では、電極5の外表面を凹凸状としたことで、電極5とガラスバルブ1の封着面積を大きくし、封着強度を強くする。
【0010】
図2に示すように、効果を比較するための比較用の冷陰極蛍光ランプは、有底筒状の電極15a,15bがそれぞれガラスバルブ11の両端部に封着された構成である。電極15a,15bの外表面は平面状であり、凹凸状にはなっていない。このため、ガラスバルブ11の電極15a,15bとの封着部分も平面状となっている。その他、図1と同一物には同一の符号を付すこととし、ここでは重複した説明は省略する。
【0011】
次に、本実施の形態の冷陰極蛍光ランプ(以下「実施例」という)と、比較用の冷陰極蛍光ランプ(以下「比較例」という)の封着強度について図3のグラフを用いて比較する。同図の横軸は電極に接続されたリード線に与える引張り荷重(kgf)、縦軸は電極とガラスバルブの封着部分における電極の長さに対する剥離長さの比率である。同図に示すように、比較例に3.4(kgf)程度の引張り荷重を与えたときの剥離長さと、実施例に5.7(kgf)程度の引張り荷重を与えたときの剥離長さが同程度となった。また、比較例では引張り荷重が3.5(kgf)を超えたところで電極15がガラスバルブ11から完全に剥離し、実施例では引張り荷重が5.7(kgf)を超えたところでリード線が断線した。このように、実施例の方が封着強度が高いことが確認された。
【0012】
したがって、本実施の形態によれば、有底筒状の電極5a,5bの外表面を凹凸状としたことで、電極5a,5bをそれぞれガラスバルブ1の両端に一体的に封着する際の封着面積が拡大するので、電極5a,5bとガラスバルブ1の封着強度を高めることができる。
【0013】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明に係る冷陰極蛍光ランプによれば、電極をガラスバルブの両端部に封着した場合の封着強度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態における冷陰極蛍光ランプの構成を示す軸方断面図である。
【図2】比較例の冷陰極蛍光ランプの構成を示す軸方向断面図である。
【図3】電極とガラスバルブの封着部分の封着強度を示すグラフである。
【図4】従来の冷陰極蛍光ランプの構成を示す軸方向断面図である。
【符号の説明】
1,11,21…ガラスバルブ
2,22…蛍光体層
3,23…希ガス
4,24…水銀
5a,5b…電極
7a,7b…リード線
15a,15b…電極
25a,25b…電極
27a,27b…リード線
28a,28b…封着線
29a,29b…ビードガラス
Claims (3)
- ガラスバルブと、
前記ガラスバルブの内壁に形成された蛍光体層と、
前記ガラスバルブに封入された希ガス及び水銀と、
前記ガラスバルブの両端部に一体的に封着された有底筒状でかつ外表面が凹凸状の電極と、
を有することを特徴とする冷陰極蛍光ランプ。 - 前記電極に耐スパッタリング用の金属が用いられることを特徴とする請求項1記載の冷陰極蛍光ランプ。
- 前記金属は、Mo、Nb、Taのうちの少なくとも1つが用いられることを特徴とする請求項2記載の冷陰極蛍光ランプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002375239A JP2004207056A (ja) | 2002-12-25 | 2002-12-25 | 冷陰極蛍光ランプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002375239A JP2004207056A (ja) | 2002-12-25 | 2002-12-25 | 冷陰極蛍光ランプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004207056A true JP2004207056A (ja) | 2004-07-22 |
Family
ID=32813043
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002375239A Pending JP2004207056A (ja) | 2002-12-25 | 2002-12-25 | 冷陰極蛍光ランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004207056A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100697390B1 (ko) | 2004-10-14 | 2007-03-20 | 비오이 하이디스 테크놀로지 주식회사 | 액정표시소자의 백라이트용 형광램프 및 그 제조방법 |
-
2002
- 2002-12-25 JP JP2002375239A patent/JP2004207056A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100697390B1 (ko) | 2004-10-14 | 2007-03-20 | 비오이 하이디스 테크놀로지 주식회사 | 액정표시소자의 백라이트용 형광램프 및 그 제조방법 |
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