JP2002042724A - 冷陰極蛍光管 - Google Patents

冷陰極蛍光管

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JP2002042724A
JP2002042724A JP2000228368A JP2000228368A JP2002042724A JP 2002042724 A JP2002042724 A JP 2002042724A JP 2000228368 A JP2000228368 A JP 2000228368A JP 2000228368 A JP2000228368 A JP 2000228368A JP 2002042724 A JP2002042724 A JP 2002042724A
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discharge electrode
cathode fluorescent
discharge
fluorescent tube
cold cathode
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JP2000228368A
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Naoyuki Matsubara
直行 松原
Shigeo Suzuki
滋生 鈴木
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Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の冷陰極蛍光管においては、パイプ状の
電極体が放電室内に位置するため、冷陰極蛍光管の有効
発光長が小さなものになるとともに、電極体のスパッタ
によりガラスバルブの管壁が黒化し、寿命の低下の原因
となっていた。 【解決手段】 本発明により、放電電極3は金属線の一
端から長さ方向に所定の長さの孔を設けたものであり、
前記放電電極3の孔3aが設けられた一端近傍を、ガラ
スバルブ2の端部に封着し、他端をガラスバルブ2の外
部に導出している冷陰極蛍光管1としたことで、放電電
極3が放電室5内に突出する必要がないものとして、有
効発光長を大きくすることができ、放電電極3のスパッ
タも抑制することができ、課題を解決するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばコンピュー
タ用液晶表示装置などに背面から透過光で照明するため
の照明装置の光源などとして用いられる冷陰極蛍光管に
関するものであり、詳細には、有効発光長を長いものと
するとともに、管壁の黒化を抑制することのできる電極
構造に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の冷陰極蛍光管90の構成
の例を示すものが図4及び図5であり、この冷陰極蛍光
管90は、例えば管径を3mm程度としたガラスバルブ
91の両端に電子放出用電極92が封着されているもの
であり、前記ガラスバルブ91内には水銀、不活性ガス
(図示せず)が封入されているものである。又、前記ガ
ラスバルブ91の内面には蛍光体93が塗布されてい
る。
【0003】図5は前記電子放出用電極92の構成を拡
大して示すものであり、導入線92aの先端にはニッケ
ル、鉄、タングステン、モリブデンなど金属のパイプ状
部材が電極体92bとしてレーザー溶接、抵抗溶接など
適宜な手段で取付けられ、この電極体92bの内面には
酸化バリウム(BaO)、酸化ストロンチウム(Sr
O)、酸化カルシウム(CaO)などの金属酸化物が電
子放射性物質(エミッタ)92cとして塗布されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の構成において
は、電子放出用電極92に電子放射性物質92cが設け
られているため、管電圧を低下させることができ電子放
出用電極92自体における消費電力が減少するので、消
費電力に対する発光効率が高いものとなる。しかしなが
ら、上記の構成では、放電による電極体92bのスパッ
タにより、この近傍の管壁が黒化するとともに、蛍光体
に劣化を生じさせる。これにより冷陰極蛍光管90の輝
度維持が低下し、寿命の低下の大きな原因となってい
た。
【0005】又、前記電極体92bでは封着を行なうこ
とができず、前記電極体92bは放電室内に位置するよ
うにし、導入線92aの位置で封着せざるをえないもの
となっていた。このため、電極体92bの側面が非発光
部となるため、冷陰極放電管90の有効発光長が短いも
のとなってしまう。
【0006】さらに、電極体92bは細径の導入線92
aに接続されているのみであるため、放電時に電極体9
2bで発生した熱が逃げ難く、管壁温度が高く、この冷
陰極放電管90を液晶のバックライトとして用いる場合
には、液晶に悪影響を与えるものとなる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するための具体的手段として、放電電極は金属線の一
端から長さ方向に所定の長さの孔を設けたものであり、
前記放電電極の孔が設けられた一端近傍を、前記ガラス
バルブの端部に封着し、他端をガラスバルブの外部に導
出している冷陰極蛍光管を提供することで課題を解決す
るものである。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明を図に示す第一実施
形態に基づいて詳細に説明する。図1に示すものは本発
明に係る冷陰極蛍光管1であり、この冷陰極蛍光管1は
管状のガラスバルブ2の両端に放電電極3が封着され、
前記ガラスバルブ2内には水銀、不活性ガス(図示せ
ず)などが封入されて構成され、そして、前記ガラスバ
ルブ2の内面には蛍光体4が塗布されているものであ
る。
【0009】以上の構成は、従来の冷陰極蛍光管90と
同様な構成であるが、本発明実施形態における冷陰極蛍
光管1においては、以下の点で異なる構成になってい
る。すなわち、本発明においては前記放電電極3を図2
に示す構成とするものであり、前記放電電極3は、太径
のデュメット線を使用している。そして、この放電電極
3には一端より線の中心軸に沿って、所定深さの孔3a
を設けている。前記孔3aは、前記放電電極3を固定
し、一端からドリルなどにより形成するものである。本
第一実施形態では放電電極3の線径は1mm、中心に設
けられる孔3aの直径は0.5mm、深さは2.5mm
としている。なお、放電電極3に用いる材料としては他
にコバール等の硬質材料も使用可能であり、後述するよ
うにガラスバルブ2に封着できるとともに、放電電極と
しての機能を奏するものであれば種々のものが使用可能
である。
【0010】そして、前記放電電極3は前記ガラスバル
ブ2の両端部に、前記孔3aを設けた側が放電室5に面
するように配置し、ガラスバルブ2とともに加熱し封着
する。すなわち、放電電極3の孔3aを設けた側は、外
周をガラスバルブ2により覆われてなるものであり、放
電電極3の先端が放電室5とガラスバルブ2の封止部2
aとの界面に一致させて設けるもので、放電室5内には
放電電極3の端部が面し、孔3aが放電室5と同一の空
間を形成するものとなる。なお、放電電極3のガラスバ
ルブ2への封着については、周知な手段となっている電
極線にガラス蝋などのビード付きのものとし、このビー
ドを溶融しガラスバルブと封着するようにしても、当然
良いものである。本発明の場合、放電電極3が従来の導
入線と同様なものとなるので、封着についても従来より
ある同様な方法により行なうことができるとともに、放
電電極3の封着位置も比較的自由に設定できるものとな
る。一方、放電電極3の他端はガラスバルブ2の外部に
適度な長さ導出され、電力供給用の導入線として用いら
れるものである。
【0011】又、放電電極3の孔3aの内面に必要に応
じて、従来と同様に電子放射性物質を設けても良いもの
である。
【0012】以上のようにして構成された冷陰極蛍光管
1によれば、従来のパイプ状電極の作用効果である、部
分的な電界集中により、放電電極3が異常発熱すること
がなくなるのに加えて、放電電極3の外周をガラスバル
ブ2により覆っているため、放電電極3のスパッタがな
くなり、放電電極3近傍のガラスバルブ2の黒化を抑制
することができる。又、従来のものでは放電室内の放電
電極先端から封止部までの間が非発光部となり、ガラス
バルブ全長に対しての有効発光長が大きくとれないのに
対し、本第一実施形態によれば封止部先端と放電電極の
先端が同じであるため、有効発光長を大きくとれるもの
となる。さらに、放電電極3の他端がガラスバルブ2の
外部に導出され、導入線となっているため放熱性に優れ
るものとなる。
【0013】次に、図3は本発明の第二実施形態を示す
ものであり、前記第一実施形態と同じ放電電極3を用い
るが、放電電極3の封止構造が異なるものである。放電
電極3はガラスバルブ2の両端部に前記孔3aを設けた
側が放電室5に面するように配置し、ガラスバルブ2と
ともに加熱し封着する。この際、本第二実施形態では放
電電極先端のエッジ部3bが放電室5に露出しないよう
にガラスバルブを溶融し封端部2bを形成し、これによ
りエッジ部3bも覆うように封着する構成とするもので
ある。なお、この封端部2bはビード付の電極線を用い
た場合などは、このビードの一部を溶融することによる
など、ガラスバルブ2とは他のもので形成しても良いも
のである。
【0014】本第二実施形態によれば、放電による電界
の集中が起こり易い放電電極3のエッジ部3bが封端部
2bにより覆われているため、放電電極3のスパッタが
抑えられガラスバルブ2内の黒化を抑制することができ
るとともに、放電電極3の孔3aより安定した放電が行
われるものとなる。
【0015】なお、上記の2つの実施形態では、放電電
極3の孔3aを設けた側は、外周を封止部2aにより覆
われてなるものであり、放電電極3の先端が放電室5と
ガラスバルブ2の封止部2aとの界面に一致させて設け
るもので、放電室5内には放電電極3の端部が面し、孔
3aが放電室5と同一の空間を形成するものとしたが、
放電電極3の先端が封止部2より放電室5内に突出する
構成としても、従来の冷陰極蛍光管90と比較して、放
電室5内に突出する放電電極3の長さは充分に短いもの
とすることができるので、冷陰極蛍光管1の有効発光長
を大きくすることができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の冷陰極蛍
光管1によれば、放電電極3の構成を極めて簡易なもの
とし、部品点数及び組立て工数を少なくして、コストを
抑えるものとすることができる。又、放電電極3の先端
を封止部2aとほぼ同一の位置とすることができ、放電
室5内に突出する必要がないので、冷陰極蛍光管1の有
効発光長を大きくすることができるとともに、放電電極
3のスパッタを抑えることができ、ガラスバルブ2内面
の黒化を抑制し、寿命の長いものとすることができる。
【0017】さらに、放電電極3のエッジ部3bを封端
部2bにより覆う構成とした場合には、ガラスバルブ2
内面の黒化を一層抑制することができるとともに、放電
を孔3a内面で均一に行なえるようにでき、発光を安定
したものとすることができる。そして、放電電極の他端
はガラスバルブ2の外部に直接導出されているため、放
電電極3の放熱性が良く、放電電極3近傍の管壁温度を
低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る冷陰極蛍光管の第一実施形態を
示す断面図である。
【図2】 同じ実施形態の放電電極を示す拡大斜視図で
ある。
【図3】 本発明の第二実施形態を示す断面図である。
【図4】 従来例を示す断面図である。
【図5】 同じ従来例の放電電極を示す拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ……冷陰極蛍光管 2 ……ガラスバルブ 2a……封止部 2b……封端部 3 ……放電電極 3a……孔 3b……エッジ部 4 ……蛍光体 5 ……放電室

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管状のガラスバルブの両端に放電電極が
    設けられた冷陰極蛍光管において、前記放電電極は金属
    線の一端から長さ方向に所定の長さの孔を設けたもので
    あり、前記放電電極の孔が設けられた一端近傍を、前記
    ガラスバルブの端部に封着し、他端をガラスバルブの外
    部に導出していることを特徴とする冷陰極蛍光管。
  2. 【請求項2】 前記放電電極の孔が設けられた側の先端
    が、前記冷陰極蛍光管の放電室と封止部の界面と一致し
    ていることを特徴とする請求項1に記載の冷陰極蛍光
    管。
  3. 【請求項3】 前記放電電極の孔が設けられた側の先端
    のエッジ部が封体で覆われていることを特徴とする請求
    項1又は2に記載の冷陰極蛍光管。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100853808B1 (ko) 2007-04-20 2008-08-22 주식회사 아이노바 세라믹-유리질 복합체 전극을 구비한 형광램프
US20100214512A1 (en) * 2007-09-07 2010-08-26 Takahiro Yoshikawa Fluorescent tube, illuminating apparatus for display device, and display device

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