JP2003197147A - 冷陰極低圧放電管 - Google Patents

冷陰極低圧放電管

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JP2003197147A
JP2003197147A JP2002301950A JP2002301950A JP2003197147A JP 2003197147 A JP2003197147 A JP 2003197147A JP 2002301950 A JP2002301950 A JP 2002301950A JP 2002301950 A JP2002301950 A JP 2002301950A JP 2003197147 A JP2003197147 A JP 2003197147A
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cold cathode
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Masayuki Ishiyama
政之 石山
Yasuo Tomita
保男 富田
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Harison Toshiba Lighting Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放電管発光により経時的に低減する光量を改
善することができ、ランプ初期光量の向上も図れる冷陰
極低圧放電管を提供する。 【解決手段】 ガラス管1の内面に蛍光体被膜2を形成
し、水銀及び希ガスを封入すると共にガラス管の両管端
に導入線4,4′を気密に封着し、ガラス管内の両管端
において導入線の端部に筒状の金属電極3,3′を接続
した冷陰極低圧放電管において、当該放電管の発光時に
放電空間内で高温になる箇所に不純ガス吸着性の高い金
属物質を配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶モニターや液
晶ディスプレイのバックライト、小形照明装置などに用
いる冷陰極低圧放電管に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶モニター、ノート型パーソナ
ルコンピュータのディスプレイ、携帯型や車載型の液晶
テレビモニターなどの液晶ディスプレイのバックライト
に用いられる冷陰極低圧放電管は、図9に示す構造であ
る。これについて説明するとガラス管1の内面に発光体
として蛍光体被膜2を形成し、ガラス管1の両管端に有
底筒状の金属電極3,3′を配置し、ガラス管1の両管
端に気密に封着した導入線4,4′の内端をこの金属電
極3,3′に接続している。5,5′は導入線4,4′
をガラス管1の両管端に気密に封着するビーズガラスで
ある。ガラス管1の内部には、水銀及びNe−Ar混合
ガスのような放電媒体が封入してある。
【0003】この図9に示す従来例の場合、電極3,
3′の付近に不純ガス吸着性の高い金属物質が装備され
ていないため、冷陰極低圧放電管の点灯時にガラス管1
内に残留している不純ガス及び電極3,3′から放出さ
れる不純ガスの影響によって放電空間内でのチラツキや
スネーキング現象が発生しやすい。そのため、従来で
は、ランプ印加電流を増加させることによって放電空間
内の不純ガスの除去を行っており、結果的にランプ光量
が低減しやすい問題点があった。
【0004】これを解決するために、従来、図10に示
す構造の冷陰極低圧放電管が用いられることもある。こ
の図10に示す従来例の場合、図9に示した従来例のも
のに対して、有底筒状の金属電極3,3′の内部に不純
ガス吸着性の高い金属物質6,6′を設けた点が異なっ
ている。
【0005】また、従来の冷陰極低圧放電管では、過電
流エージングやエージング時間を長くし電極部を強制的
にスパッタさせて電極近傍のガラス内面を黒化させて始
動性を改善することが行われている。
【0006】一般的に各種放電灯は、始動時に放電のき
っかけとなる初期電子が存在しないと電離が円滑に行わ
れず、したがって始動が不能もしくは困難になる特性が
ある。放電のきっかけとなる初期電子となるのは、熱電
子、光電子、高電界により放出される電子、自然界の宇
宙線などであり、外部から光が届かない暗黒雰囲気中に
放電灯を留め置きした場合、初期電子が存在しなくなる
ために始動特性が悪くなる。特に、電極として冷陰極を
用いた冷陰極低圧放電灯は、始動時に冷陰極が熱電子を
放出する構造になっていないため、暗黒での始動特性が
良くない。
【0007】この始動特性の改善のために、従来では、
Exo電子放出特性を持つ物質を電極近傍のガラス管内
の蛍光体被膜の表面に塗布することによって、初期電子
となるExo電子を放出しやすくする対策も採用されて
いる。また、冷陰極キセノン放電灯では、始動特性を改
善するために、電極に放射性同位元素(RI)などを設
け、初期電子を放出するようにすることもある。
【0008】
【特許文献1】特開平02−012751号公報
【0009】
【特許文献2】特開平02−028283号公報
【0010】
【特許文献3】特許第3080318号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図10に示
した構造の従来の冷陰極低圧放電管にあっては、その金
属物質6,6′が放電管の発光時に電極3,3′からの
発光グローに覆われてしまうため、金属物質6,6′自
身の飛散により蛍光体被膜2の内面に付着し、ランプ光
量が低減されやすい問題点があった。
【0012】また、始動特性の改善のために放射性同位
元素を用いる場合、これの取り扱いに専門的な注意が必
要であり、また環境対策も必要であり、コストがかかる
問題点があった。
【0013】一方、電極近傍のガラス管内壁にExo電
子放出特性を持つ物質を塗布する場合、この物質が外部
光のないところでは電子を放出しないので、完全な暗黒
中では始動特性改善のために良好に機能せず、信頼性に
劣る問題点があった。
【0014】さらに、過電流エージングやエージング時
間を長くし電極部を強制的にスパッタさせてガラス管の
電極近傍の内面を黒化させて始動性を改善する場合、強
制的に黒化させるためにイニシャル時の光量がダウンす
る問題点があった。
【0015】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、放電管発光により経時的に低減する光
量を改善することができ、ランプ初期光量の向上が図
れ、また点灯時のランプ光量の維持率も向上できる冷陰
極低圧放電管を提供することを目的とする。
【0016】本発明はまた、初期のランプのチラツキの
防止のためのエージング時間を短縮できる冷陰極低圧放
電管を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ガラ
ス管内面に蛍光体被膜を形成し、水銀及び希ガスを封入
すると共に前記ガラス管の両管端に導入線を気密に封着
し、前記ガラス管内の両管端において前記導入線の端部
に筒状の電極を接続した冷陰極低圧放電管において、当
該放電管の発光時に放電空間内で高温になる箇所に不純
ガス吸着性の高い物質を配置したことを特徴とするもの
である。
【0018】請求項2の発明は、請求項1の冷陰極低圧
放電管において、前記不純ガス吸着性の高い物質を、前
記電極の放電側開口部の先端より放電空間側に突出しな
い状態で前記蛍光体被膜の内側に配置したことを特徴と
するものである。
【0019】請求項3の発明は、請求項1の冷陰極低圧
放電管において、前記不純ガス吸着性の高い物質は、当
該放電管の発光時に前記電極からの発光グローに覆われ
ることのない箇所に配置したことを特徴とするものであ
る。
【0020】請求項4の発明は、請求項1〜3の冷陰極
低圧放電管において、前記不純ガス吸着性の高い物質と
して、Zr、ZrO2 、アルミナ、タンタルのいずれか
の単体又はそれらの1又は複数の混合物を用いたことを
特徴とするものである。
【0021】請求項5の発明は、ガラス管内面に蛍光体
被膜を形成し、水銀及び希ガスを封入すると共に、前記
ガラス管内の両管端に筒状の電極を設けた冷陰極低圧放
電管において、前記ガラス管内壁面における前記電極の
少なくとも一方の近辺に、Zr層もしくはZr化合物層
を形成したことを特徴とするものである。
【0022】請求項6の発明は、請求項5の冷陰極低圧
放電管において、前記ガラス管の内径は1〜4mmであ
り、前記Zr若しくはZr化合物の量は、0.5〜1.
2mgの範囲であることを特徴とするものである。
【0023】請求項7の発明は、請求項5又は6の冷陰
極低圧放電管において、前記ガラス管の内径は1〜4m
mであり、前記Zr層若しくはZr化合物層の内側端の
位置は、前記電極の内側端の位置に対して±1.0mm
内の範囲であることを特徴とするものである。
【0024】請求項8の発明は、請求項5〜7の冷陰極
低圧放電管において、前記Zr層若しくはZr化合物層
は、前記ガラス管内面と蛍光体被膜との間に形成されて
いることを特徴とするものである。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて詳説する。図1は本発明の冷陰極低圧放電管の
1つの実施の形態の構造を示している。本実施の形態の
冷陰極低圧放電管は、図9の従来例とほぼ同様であっ
て、ガラス管1の両管端に有底筒状の金属電極3,3′
を配置し、ガラス管1の両管端に気密に封着した導入線
4,4′の内端をこの金属電極3,3′に接続してあ
る。この導入線4,4′は、ガラス管1の両管端にビー
ズガラス5,5′を融着することにより気密に封着した
ものである。ガラス管1の内部には、水銀及びNe−A
r混合ガスのような放電媒体ガスが封入してある。
【0026】そして本実施の形態の特徴として、不純ガ
ス吸着性の高い物質、例えば、Zr、ZrO2 、アルミ
ナ、タンタルの単体又はそれらの複数種の混合物のパウ
ダーの塗膜又は成形物7,7′を、放電管発光時に放電
空間内で高温になる箇所、すなわち、金属電極3,3′
の付近の蛍光体被膜2の内側に形成してある。この不純
ガス吸着性の高い物質のパウダーの塗膜又は成形物7,
7′は、金属電極3,3′の放電側開口部の先端a,
a′よりも放電空間内に突出しない箇所に形成してあ
る。
【0027】これにより、不純ガス吸着性の高い物質の
塗膜又は成形物7,7′は放電管発光時に電極3,3′
からの発光グローに覆われないので当該物質自身の飛散
がなく、蛍光体被膜2の内面に付着して経時的に光量を
低減させることはない。また、発光グローが蛍光体被膜
に入射する範囲外に塗膜又は成形物7,7′が存在する
ので蛍光体被膜2の発光面積を狭めることがなく、初期
発光量が低減することもない。
【0028】次に、本発明の第2の実施の形態の冷陰極
低圧放電管について、図4を用いて説明する。第2の実
施の形態の冷陰極低圧放電管は、図9の従来例とほぼ同
様であって、ガラス管1の両管端に有底筒状の金属電極
3,3′を配置し、ガラス管1の両管端に気密に封着し
た導入線4,4′の内端をこの金属電極3,3′に接続
してある。この導入線4,4′は、ガラス管1の両管端
にビーズガラス5,5′を融着することにより気密に封
着したものである。ガラス管1の内部には、水銀及びN
e−Ar混合ガスのような放電媒体ガスが封入してあ
る。
【0029】そして本実施の形態の特徴として、Zrあ
るいはZrO2 のようなZr化合物のパウダーの塗膜7
を金属電極3,3′の内の高圧側の金属電極3′の付近
において、ガラス管1の内壁と蛍光体被膜2との間に形
成してある。このZrあるいはZr化合物の塗膜7は、
金属電極3′の放電側開口部の先端a′よりも放電空間
内に突出しない箇所に形成してある。
【0030】より詳しくは、ガラス管1の内径1〜4m
mであるとき、ZrあるいはZr化合物の塗布量は0.
5〜1.2mgであり、電極3′の内側端a′の位置に
対して±1mmに内端が位置するように塗布位置を設定
する。
【0031】これにより、第2の実施の形態の冷陰極低
圧放電管では、エージング後のチラツキがなく、始動特
性も向上し、また外部光がなくても始動が可能であるか
ら信頼性も向上する。さらにエージング時間を短時間に
することが可能となり、イニシャル時の光量のアップが
図れる。
【0032】
【実施例】(従来例と実施例1との比較)従来構造の冷
陰極低圧放電管と本発明の実施例1の冷陰極低圧放電管
とについて、初期光量及び経時的な光量測定結果を図2
に示してある。仕様は、ランプ管1はφ2.6×150
mm、試験電流9mA、周囲温度25℃である。これに
より、経時的な光量の低減割合が本発明製品の方が3〜
4%向上していることが分かる。
【0033】なお、本発明においては、塗膜又は成形物
7,7′の設置箇所としては、図3(a)〜(d)に示
す各箇所に設定することができる。同図(a)の例で
は、ガラス管1の内壁に、蛍光体2によって挟み込むよ
うに形成している。また、同図(b)の例では、ガラス
管1の管端内面に塗膜7,7′を形成している。同図
(c)の例では、円盤状の成形物7,7′とし、これを
電極3とガラス管1の管端内面との間の位置で導入線
4,4′に取り付けている。また、同図(d)の例で
は、電極3,3′の外周に直接に塗膜7,7′を形成し
ている。これらによっても図1に示した実施の形態と同
様の作用、効果を奏する。
【0034】(実施例2)図4に示す実施例2の冷陰極
低圧放電管において、ガラス管1は直管形であり、この
ガラス管1の外径はφ1.8mm、内径はφ1.4m
m、ほぼ真円形であり、全長は50mm、電極間距離は
38mmに設定された放電空間を有するものにした。
【0035】電極3,3′は冷陰極で、Niを有底円筒
状に加工したホロー電極である。ガラス管1の放電空間
には、ネオンとアルゴン混合ガス及び水銀を封入してい
る。蛍光体被膜2は、3波長蛍光体を使用している。
【0036】ガラス管1の内表面の高圧電極3′側に形
成した塗膜7には、金属酸化物であるZr化合物を使用
した。Zr塗布量は0.8mgであり、塗布位置は、電
極3′の内端部a′より端部よりに0.5mmずれた位
置とした。
【0037】図5に塗布位置と放電開始遅れ効果のデー
タを示している。ZrまたはZr化合物の塗布量はラン
プエージング後(30Min)の測定値である。0.5
mg以上塗布すると放電遅れ(始動性)は良好であっ
た。ただし、塗布量が1.2mg以上になると塗布部分
が蛍光体被膜2と同時に剥がれた(図6に示す)。よっ
て、ホロー電極3′の外表面に塗布する量(Zr化合物
量)は、0.5〜1.2mgが最適であることが分かっ
た。
【0038】図7にエージング時間と輝度低下を示す。
電極3′側のガラス管1の内面にZr化合物7を塗布す
ることで、エージング時間の短縮化が測れ、イニシャル
時の輝度(明るさ)が向上することが分かった。
【0039】図8にZrまたはZr化合物の塗布位置と
放電遅れ特性(始動特性)の関係を示す。電極3′の先
端よりもガラス管1の端部よりに−1mm以内の位置に
塗膜7の内側端が位置する配置にすれば、放電遅れが発
生しないことが分かった。ただし、電極3′の先端より
も中央よりに1mmを超える位置まで塗膜7を形成すれ
ば、これが金属酸化物であるために両者間で放電が発生
するために好ましくなく、ZrまたはZr化合物の塗膜
7の先端位置は、電極3′の先端a′に対して±1mm
に設定するのが好ましいことが分かった。
【0040】
【発明の効果】以上のように請求項1〜4の発明によれ
ば、不純ガス吸着性の高い物質を放電管の発光時に放電
空間内で高温になる箇所であって、蛍光体被膜の内側に
又は当該放電管の発光時に電極からの発光グローに覆わ
れることのない箇所に配置したので、この金属物質が放
電管の発光時に金属電極からの発光グローに覆われるこ
とがなく、このために不純ガス吸着用の物質自身の飛散
がなく、蛍光体被膜の内面に付着して経時的に光量を低
減させることがなく、放電管の光量維持率を向上でき
る。また、不純ガス吸着性の高い金属物質を電極の放電
側開口部の先端より放電空間側に突出しない箇所に配置
したので、蛍光体被膜の発光面積を狭めることがなく、
初期発光量を低減させることがない。
【0041】請求項5〜8の発明の冷陰極低圧放電管に
よれば、ガラス管の内面にZr層若しくはZr化合物層
を形成することで、始動特性と共に不純物吸着特性を改
善することができ、結果として、初期エージング時間を
短縮でき、また、外部光がなくても始動性が良好であ
り、信頼性が向上する。さらに、エージング時間を短時
間にすることが可能となり、イニシャル時の光量のアッ
プが図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施の形態の冷陰極低圧放電管
の断面図。
【図2】上記の実施の形態の光量の経時的変化を従来例
のものと比較したグラフ。
【図3】本発明の他の実施の形態における不純ガス吸着
性の高い物質の配置例を示す一部破断断面図。
【図4】本発明の第2の実施の形態の冷陰極低圧放電管
の断面図。
【図5】冷陰極定圧放電管において、Zr層若しくはZ
r化合物層の量と放電開始遅れ特性との関係を示すグラ
フ。
【図6】冷陰極定圧放電管において、Zr層若しくはZ
r化合物層の量が過度の場合に発生した剥がれ状態を示
す図。
【図7】上記の実施の形態の冷陰極低圧放電管のエージ
ング時間と輝度変化との関係を示すグラフ。
【図8】上記の実施の形態の冷陰極低圧放電管における
Zr層若しくはZr化合物層の塗布位置と放電遅れ特性
との関係を示すグラフ。
【図9】従来例の冷陰極低圧放電管の断面図。
【図10】他の従来例の冷陰極低圧放電管の断面図。
【符号の説明】
1 ガラス管 2 蛍光体被膜 3,3′ 金属電極 4,4′ 導入線 7,7′ 塗膜又は成形物

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス管内面に蛍光体被膜を形成し、水
    銀及び希ガスを封入すると共に、前記ガラス管内の両管
    端に筒状の電極を設けた冷陰極低圧放電管において、 当該放電管の発光時に放電空間内で高温になる箇所に不
    純ガス吸着性の高い物質を配置したことを特徴とする冷
    陰極低圧放電管。
  2. 【請求項2】 前記不純ガス吸着性の高い物質を、前記
    電極の放電側開口部の先端より放電空間側に突出しない
    状態で前記蛍光体被膜の内側に配置したことを特徴とす
    る請求項1に記載の冷陰極低圧放電管。
  3. 【請求項3】 前記不純ガス吸着性の高い物質は、当該
    放電管の発光時に前記電極からの発光グローに覆われる
    ことのない箇所に配置したことを特徴とする請求項1に
    記載の冷陰極低圧放電管。
  4. 【請求項4】 前記不純ガス吸着性の高い物質として、
    Zr、ZrO2 、アルミナ、タンタルのいずれかの単体
    又はそれらの1又は複数の混合物を用いたことを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかに記載の冷陰極低圧放電
    管。
  5. 【請求項5】 ガラス管内面に蛍光体被膜を形成し、水
    銀及び希ガスを封入すると共に、前記ガラス管内の両管
    端に筒状の電極を設けた冷陰極低圧放電管において、 前記ガラス管内壁面における前記電極の少なくとも一方
    の近辺に、Zr層もしくはZr化合物層を形成したこと
    を特徴とする冷陰極低圧放電管。
  6. 【請求項6】 前記ガラス管の内径は1〜4mmであ
    り、前記Zr若しくはZr化合物の量は、0.5〜1.
    2mgの範囲であることを特徴とする請求項5に記載の
    冷陰極低圧放電管。
  7. 【請求項7】 前記ガラス管の内径は1〜4mmであ
    り、前記Zr層若しくはZr化合物層の内側端の位置
    は、前記電極の内側端の位置に対して±1.0mm内の
    範囲であることを特徴とする請求項5又は6に記載の冷
    陰極低圧放電管。
  8. 【請求項8】 前記Zr層若しくはZr化合物層は、前
    記ガラス管内面と蛍光体被膜との間に形成されているこ
    とを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の冷陰極
    低圧放電管。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8152584B2 (en) * 2008-06-30 2012-04-10 Delta Electronics, Inc. Cold cathode fluorescent lamp and manufacturing method thereof

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