JP3566424B2 - レーザ加工機におけるパイプ切断装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ワークをX軸方向へ、レーザ加工ヘッドをY軸方向へ移動せしめるレーザ加工機において、パイプをレーザ切断加工できるようにしたレーザ加工機におけるパイプ切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、レーザ加工機において、ワークをX軸方向へ、レーザ加工ヘッドをY軸方向へ移動せしめてワークにレーザ切断加工を行うタイプのものが知られている。このレーザ加工機において、パイプを切断することは非常に困難で、また取付け、取外しも困難である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来のレーザ加工機でパイプに切断加工を行うには、パイプをクランプせしめるチャックを設けると共に、このチャックを回転せしめる回転用駆動装置を備えたパイプ切断装置を装着しなければならないが、このパイプ切断装置の取付け、取外しが非常に困難であった。
【0004】
しかも、パイプ切断装置を装着した場合にも、ケーブルなどの装着が困難であると共に、パイプ切断装置自体が動くため、ケーブルの引き廻しが出来ないという問題もあった。
【0005】
また、チャックで加工すべきパイプをつかんで回転させる際、その真円度が出ないと共に、つかみ直したときの再現性がないという問題があった。
【0006】
さらに、パイプ切断装置のX軸,Y軸方向の直角出しが不可能であると共に、パイプ切断装置を移動させることができなかった。
【0007】
この発明の目的は、パイプ切断装置を容易に取付け、取外しができると共に、ケーブルの脱着、引き回しが容易に出来、また、パイプの真円度が容易に出せると共につかみ直したときの再現性があり、さらにX軸,Y軸方向の直角出しを容易に行うことができるようにしたレーザ加工機におけるパイプ切断装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1によるこの発明のレーザ加工機におけるパイプ切断装置は、加工テーブル上に載置されたワークをワーククランプでクランプせしめてX軸方向へ移動せしめると共に立設されたフレームに沿ってレーザ加工ヘッドをY軸方向へ移動せしめるレーザ加工機において、加工すべきパイプをクランプせしめるチャック手段とこのチャック手段を回転せしめる回転駆動手段を備えたロータリープレートを前記加工テーブル上に取付け、取外し可能に設けると共に、前記ワーククランプでロータリープレートの一端をクランプ、アンクランプせしめるべく構成せしめてなることを特徴とするものである。
【0009】
したがって、レーザ加工機においてパイプにレーザ切断加工を行う際には、加工テーブル上にチャック手段と回転駆動手段を備えたロータリープレートを設けて、ワーククランプでクランプせしめる。次いで、加工すべきパイプをチャック手段に把持せしめると共に回転駆動手段を駆動せしめてチャック手段を介してパイプを回転させてパイプの加工すべき所望位置を上面に位置決めせしめる。
【0010】
この状態でパイプをX軸方向へ移動せしめると共にレーザ加工ヘッドをY軸方向へ移動せしめることによって、容易にパイプにレーザ切断加工が行われる。しかも、ロータリープレートを加工テーブル上に乗せてワーククランプでクランプ、アンクランプさせるだけであるから容易に取付け、取外しが行われる。
【0011】
請求項2によるこの発明のレーザ加工機におけるパイプ切断装置は、請求項1のレーザ加工機におけるパイプ切断装置において、前記ロータリープレート上にコネクタブラケットを設けると共に、前記回転駆動手段の回転用駆動モータからの第1ケーブルを継ぐケーブルコネクタを前記コネクタブラケットに形成された切り欠き穴に装着し、前記フレームの天井にX軸方向に延伸して設けられているロータリープレート移動用ケーブル支持棒からの第2ケーブルを前記コネクタブラケットにあるケーブルコネクタに継ぐべく構成されていることを特徴とするものである。
【0012】
したがって、ロータリープレート上に設けられたコネクタブラケットに形成されている切り欠き穴に、回転駆動手段の回転用駆動モータからの第1ケーブルを継いだケーブルコネクタを装着せしめる。また、フレームの天井にX軸方向に延伸して設けられているロータリープレート移動用ケーブル支持棒からの第2ケーブルをコネクタブラケットにあるケーブルコネクタに継ぐことによって、第2ケーブルの脱着が容易に行われると共に、ロータリープレートの移動による第2ケーブルの引き回しが可能になる。
【0013】
請求項3によるこの発明のレーザ加工機におけるパイプ切断装置は、請求項1のレーザ加工機におけるパイプ切断装置において、前記ロータリープレートに備えられたチャック手段の中心線の延長上のロータリープレート上に第1真合せブロック手段を設けると共に、レーザ加工機から外れた位置に前記チャック手段の中心線の延長上に第2真合せブロック手段をX軸方向へ移動可能に設けてなることを特徴とするものである。
【0014】
したがって、ロータリープレートに備えられたチャック手段の中心線の延長上のロータリープレート上に設けられた第1真合せブロック手段と、レーザ加工機から外れた位置にチャック手段の中心線の延長上に設けられた第2真合せブロック手段上に加工すべきパイプを乗せることにより、パイプはX軸方向およびZ軸方向の平行度が容易に出せられる。而して、チャック手段でパイプをつかんだ際、容易に真円度が出ると共に再現性が可能になる。また、第2真合せブロック手段をX軸方向へ移動可能に設けられているから、加工すべきパイプが、レーザ加工機よりもストロークが長い場合でも支持される。
【0015】
請求項4によるこの発明のレーザ加工機におけるパイプ切断装置は、請求項1のレーザ加工機におけるパイプ切断装置において、前記ロータリープレートを複数の装着、脱着用締結部材で吊って前記加工テーブル上に乗せると共に前記加工テーブル上に前記ロータリープレートを位置決めせしめるX軸,Y軸用突当て部材を設けてなることを特徴とするものである。
【0016】
したがって、加工テーブル上にロータリープレートを乗せる場合にはロータリープレートに設けられた複数の装着、脱着用締結部材で、ロータリープレートを吊って加工テーブル上に乗せると共にX軸,Y軸用突当て部材にロータリープレートを突当てることにより、ロータリープレートがX軸,Y軸の直角出しが自動的に行われる。しかも、加工テーブル上からのロータリープレートの装着、脱着が容易に行われる。
【0017】
請求項5によるこの発明のレーザ加工機におけるパイプ切断装置は、請求項1のレーザ加工機におけるパイプ切断装置において、前記加工テーブルの反対側におけるロータリープレートの下面にX軸方向へ適宜な間隔で複数の回転部材を設けてなることを特徴とするものである。
【0018】
したがって、加工テーブルの反対側におけるロータリープレートの下面にはX軸方向へ適宜な間隔で複数の回転部材が設けられているから、加工テーブルに対するロータリープレートのバタ付きがなくなる。
【0019】
請求項6によるこの発明のレーザ加工機におけるパイプ切断装置は、請求項2のレーザ加工機におけるパイプ切断装置において、前記第1ケーブルをレーザビームから保護するケーブル保護カバーを前記ロータリープレート上に設けてなることを特徴とするものである。
【0020】
したがって、第1ケーブルを保護するケーブル保護カバーがロータリーケーブル上に設けられているから、第1ケーブルはレーザビームから保護される。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態の例を図面に基いて詳細に説明する。
【0022】
図1を参照するに、レーザ加工機1は前後方向(X軸方向)へ延伸した例えば箱形状のベッド3を備えており、このベッド3上にはX軸方向へ延伸した加工テーブル5が設けられている。この加工テーブル上には加工すべきワークが載置される。この加工テーブル5の一側、図1において右側のX軸方向には、適宜な間隔で複数のワーククランプ7が設けられている。このワーククランプ7はすでに公知の駆動モータ、ボールねじ、ナット部材によってX軸方向へ移動されるようになっている。
【0023】
前記ベッド3に跨がって門型フレーム9が立設されている。しかも、この門型フレーム9は上部フレーム9Uとサイドフレーム9R,9Lで構成されている。この門型フレーム9における上部フレーム9Uの前側には左右方向(Y軸方向)へ延伸した平行な複数のガイドレール11が設けられており、このガイドレール11には図示省略の例えば駆動モータ、ボールねじ、ナット部材によってY軸方向へ移動自在なY軸キャレッジ13が設けられている。
【0024】
このY軸キャレッジ13にはY軸方向に出力されているレーザビームを加工点へ導くためのベンドミラーが設けられており、その直下には、図示省略の例えば流体シリンダなどによって上下動方向(Z軸方向)へ移動自在なレーザ加工ヘッド15が設けられている。このレーザ加工ヘッド15内にはベンドミラー、集光レンズが備えられており、しかも、レーザ加工ヘッド15の先端にはレーザノズル17が装着されている。
【0025】
上記構成により、加工テーブル5に載置されたワークをクランプしたワーククランプ7をX軸方向へ移動せしめると共に、Y軸キャレッジ13をY軸方向へ移動せしめることによって、図示省略のレーザ発振器から発振されたレーザビームはベンドミラー、集光レンズを経てレーザノズル17からワークへ向けて照射されることにより、ワークに必要な形状のレーザ切断が行われることになる。
【0026】
前記レーザ加工機1においてパイプWにレーザ切断加工をする場合には、前記加工テーブル5上にパイプ切断装置19が設けられて行われる。より詳細には、図2,図3および図4を併せて参照するに、前記加工テーブル5上にロータリープレート21が乗せられて前記ワーククランプ7でクランプされる。
【0027】
前記ロータリープレート21上には加工すべきパイプWをつかむチャック手段としての例えば3爪用のチャック23と、このチャック23を回転せしめるための回転駆動手段としてのサーボモータのごとき回転用駆動モータ25が備えられている。この回転用駆動モータ25は前記ロータリープレート21に取付けられたモータベース27に設けられ、このモータベース27は図2に示されている芯出し用キー29でロータリープレート21に取付けられる際芯出しされる。しかも、前記回転用駆動モータ25の出力軸にはすでに公知の複数のベベルギヤを介して前記チャック23が回転されるように連結されている。
【0028】
上記構成により、ロータリープレート21上にモータベース27を取付ける際には、芯出し用キー29に芯出して取付けることができる。また、回転用駆動モータ25を駆動せしめると、出力軸、およびベベルギヤなどを介して加工すべきパイプWをつかんだチャック23が回転されるから、加工すべきパイプWの所望位置を上面に位置決めさせることができる。
【0029】
前記ロータリープレート21における四隅の角部には、装着、脱着用締結部材としての例えばアイボルト31が設けられていると共に、前記ワーククランプ7とは反対側におけるロータリープレート21の下面には、図2に示されているように、X軸方向へ適宜な間隔で複数の回転部材としての例えばローラ33が加工テーブル5上に設けられているフリーベア5Fと干渉しないで設けられている。
【0030】
上記構成により、加工テーブル5上にロータリープレート21を乗せる際には、アイボルト31にワイヤなどを通して吊り上げた状態でロータリープレート21を吊って加工テーブル5上に搬送して降ろすことにより、ロータリープレート21を加工テーブル5上に容易に乗せることができる。また、加工テーブル5上からロータリープレート21を脱着する際にも、アイボルト31を使って吊ることにより、容易に脱着せしめることができる。
【0031】
また、ワーククランプ7の反対側におけるロータリープレート21の下面には複数のローラ33が設けられているので、ロータリープレート21のベタ付きをなくすることができる。
【0032】
前記加工テーブル5の図2において右側にはY軸方向へ沿って出没自在なX軸用突当て部材としてのロケートピン35が設けられていると共に、加工テーブル5の図2において上側にはX軸方向へ沿って適宜な間隔で出没自在な複数のY軸用突当て部材としてのロケートピン37が設けられている。
【0033】
上記構成により、加工テーブル5上にロータリープレート21を降ろして位置決めする際には、ロータリープレート21を突出したロケートピン35,37に突当てることによって、ロータリープレート21のX軸,Y軸方向の直角出しを容易に行うことができると共に自動的に位置決めせしめることができる。位置決め終了後は、ロケートピン35,37は没されるものである。
【0034】
前記ロータリープレート21上における図2の右側上部には、図5に示されているようなコネクタブラケット39がボルト41で固定されている。しかも、コネクタブラケット39にはワンタッチ装着用の切り欠き穴43が形成されている。前記回転用駆動モータ25には第1ケーブル45の一端が接続されていると共に、第1ケーブル45の他端はケーブルコネクタ47に接続されている。しかも、このケーブルコネクタ47は前記コネクタブラケット39に形成された切り欠き穴43に装着されている。また、前記第1ケーブル45を保護すべく、L字形状のケーブル保護カバー49が前記ロータリープレート21上に設けられている。
【0035】
上記構成により、第1ケーブル45はケーブル保護カバー49内に挿入されているから、レーザ加工時に発生するレーザビームが直接第1ケーブル45に照射されないから、第1ケーブル45を保護することができる。
【0036】
前記フレーム9の上部フレーム9UにはX軸方向へ延伸してロータリープレート移動用ケーブル支持棒51が図1に示されているように設けられている。このロータリープレート移動用ケーブル支持棒51からの第2ケーブル53の一端が前記コネクタブラケット39に装着されたケーブルコネクタ47に継がれている。
【0037】
上記構成により、ロータリープレート21がX軸方向へ移動しても、第2ケーブル53の引き回しを可能にすることができると共に、ケーブルの装着を容易に行うことができる。
【0038】
前記ロータリープレート21の図2,図3において右側には第1真合せブロック手段55が設けられている。すなわち、ロータリープレート21上には支持ブロック57が固定されていると共に、この支持ブロック57には調整プレート59が上下方向へ調整可能にボルト61で取付けられている。前記調整プレート59の上部には第1真合せブロックとしてのY軸方向へ適宜な間隔で例えば2個のローラ63がボルト65で取付けられている。
【0039】
また、レーザ加工機1の図3において右側には、第2真合せブロック手段67が設けられている。すなわち、前記ベッド3の図3において右側にはX軸方向へ延伸したガイドレール69が敷設されている。このガイドレール69に案内されてX軸方向へ移動可能な支柱71が立設されている。この支柱71は手動またはモータなどで移動されるようになっている。
【0040】
前記支柱71の上部には上下方向へ調整可能な調整プレート73がボルト75で取付けられている。また、調整プレート73の上部には前記第1真合せブロックとしての2個のローラ63と同形状の第2真合せブロックである2個のローラ77がボルト79で取り付けられている。
【0041】
上記構成により、第1真合せブロック手段55、第2真合せブロック手段67の調整プレート59,73を上下方向に移動せしめて、前記チャック23の中心線の延長上に第1,第2真合せブロックである2個のローラ63,77間の中心を合わせる。そして、この2個のローラ63,73上に加工すべきパイプWを乗せると、チャック23の中心とパイプWの中心が合うように行われるから、容易に真円度を出すことができると共に再現性が可能になる。また、前記第2真合せブロック手段67の支柱をX軸方向へ移動せしめることによって、加工すべきワークWの長さに対応でき、レーザ加工機1よりもストロークが長いパイプWにも対応することができる。
【0042】
前記レーザ加工機1においてパイプWにレーザ切断加工を行う場合には、まず、ロータリープレート21上にチャック23と回転用駆動モータ25を備える。回転用駆動モータ25を装着する際にはモータベース27をロータリープレート21上に芯出し用キー29に沿って芯出しが行われる。
【0043】
このとき、回転用駆動モータ25からの第1ケーブル45をケーブルコネクタ47に継ぐと共に、ロータリープレート移動用ケーブル支持棒51からの第2ケーブル53をケーブルコネクタに継ぐ。
【0044】
次に、ロータリープレート21に取付けられたアイボルト31を用いてロータリープレート21を吊り、加工テーブル5上に乗せる。この加工テーブル5上のX軸,Y軸のロケートピン35,37にロータリープレート21を押し当てる。ロータリープレート21の一端をワーククランプ7でクランプしてセットする。この状態までの動作で自動的にX軸,Y軸方向の直角出しが完了する。
【0045】
第1,第2真合せブロック手段55,67の第1,第2真合せブロックである2個のローラ63,77間の中心を前記チャック23の中心線の延長上に合せるように調整プレート59,73を上下方向に調整し、ボルト61,75で固定する。そして、このローラ63,77上に加工すべきパイプWを乗せることにより、パイプWのX軸,Y軸方向の平行度が出る。
【0046】
パイプWを図示省略の送り装置で送ったり、ロータリープレート21をクランプしているワーククランプ7をX軸方向へ移動させ、パイプWがチャック23に接触したことを図示省略のタッチセンサなどで検知してパイプWはチャック23に把持される。
【0047】
上記の作業でパイプWの真円度が出ない場合には、レーザ加工ヘッド15に装着されているZ軸センサなどにてパイプWをX軸方向に動かしながら倣いを行い、そのデータをNC装置にフィードバックし、ズレ量をローラ63,77で補正が行われる。
【0048】
前記Y軸キャレッジ13をY軸方向へ移動せしめてパイプWの上方に位置決めすると共に、レーザノズル17をパイプWの頂点(上面)に合わせて加工プログラムを実行することにより、パイプWがX軸方向へ移動されたり、あるいはチャック23が回転されて、パイプWにレーザ切断が行われる。次のレーザ切断を行う際には、逐次パイプWを回転せしめたり、あるいはX軸方向へ移動して位置決めを行った後にレーザ切断加工される。
【0049】
レーザ切断加工を行っている間、第1ケーブル45はケーブル保護カバー49内に挿入されているからレーザビームから保護されている。また、ロータリープレート21の下面に設けられたローラ33により、ロータリープレート21のバタ付きをなくすことができる。
【0050】
この発明は、前述した実施の形態の例に限定されることなく、適宜な変更を行うことにより、その他の態様で実施し得るものである。
【0051】
【発明の効果】
以上のごとき実施の形態の例から理解されるように、請求項1の発明によれば、レーザ加工機においてパイプにレーザ切断加工を行う際には、加工テーブル上にチャック手段と回転駆動手段を備えたロータリープレートを設けて、ワーククランプでクランプせしめる。次いで、加工すべきパイプをチャック手段に把持せしめると共に回転駆動手段を駆動せしめてチャック手段を介してパイプを回転させてパイプの加工すべき所望位置を上面に位置決めせしめる。
【0052】
この状態でパイプをX軸方向へ移動せしめると共にレーザ加工ヘッドをY軸方向へ移動せしめることによって、容易にパイプにレーザ切断加工を行うことができる。しかも、ロータリープレートを加工テーブル上に乗せてワーククランプでクランプ、アンクランプさせるだけであるから容易に取付け、取外しを行うことができる。
【0053】
請求項2の発明によれば、ロータリープレート上に設けられたコネクタブラケットに形成されている切り欠き穴に、回転駆動手段の回転用駆動モータからの第1ケーブルを継いだケーブルコネクタを装着せしめる。また、フレームの天井にX軸方向に延伸して設けられているロータリープレート移動用ケーブル支持棒からの第2ケーブルをコネクタブラケットにあるケーブルコネクタに継ぐことによって、第2ケーブルの脱着を容易に行うことができると共に、ロータリープレートの移動による第2ケーブルの引き回しを可能にすることができる。
【0054】
請求項3の発明によれば、ロータリープレートに備えられたチャック手段の中心線の延長上のロータリープレート上に設けられた第1真合せブロック手段と、レーザ加工機から外れた位置にチャック手段の中心線の延長上に設けられた第2真合せブロック手段上に加工すべきパイプを乗せることにより、パイプはX軸方向およびZ軸方向の平行度を容易にすることができる。而して、チャック手段でパイプをつかんだ際、容易に真円度を出すことができると共に再現性を可能にすることができる。また、第2真合せブロック手段をX軸方向へ移動可能に設けられているから、加工すべきパイプが、レーザ加工機よりもストロークが長い場合でも支持させることができ、レーザ切断加工を行うことができる。
【0055】
請求項4の発明によれば、加工テーブル上にロータリープレートを乗せる場合にはロータリープレートに設けられた複数の装着、脱着用締結部材で、ロータリープレートを吊って加工テーブル上に乗せると共にX軸,Y軸の突当て部材にロータリープレートを突当てることにより、ロータリープレートのX軸,Y軸の直角出しを自動的に行うことができる。しかも、加工テーブル上からのロータリープレートの装着、脱着を容易に行うことができる。
【0056】
請求項5の発明によれば、加工テーブルの反対側におけるロータリープレートの下面にはX軸方向へ適宜な間隔で複数の回転部材が設けられているから、加工テーブルに対するロータリープレートのバタ付きをなくすことができる。
【0057】
請求項6の発明によれば、第1ケーブルを保護するケーブル保護カバーがロータリーケーブル上に設けられているから、第1ケーブルをレーザビームから保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施するレーザ加工機におけるパイプ切断装置の概略的な斜視図である。
【図2】パイプ切断装置の平面図である。
【図3】図2における正面図である。
【図4】図3におけるIV−IV線に沿った矢視図である。
【図5】図2におけるV矢視部の拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 レーザ加工機
5 加工テーブル
7 ワーククランプ
9 門型フレーム
15 レーザ加工ヘッド
19 パイプ切断加工装置
21 ロータリープレート
23 チャック(チャック手段)
25 回転用駆動モータ(回転駆動手段)
31 アイボルト(装着、脱着用締結部材)
33 ローラ(回転部材)
35 ロケートピン(X軸用突当て部材)
37 ロケートピン(Y軸用突当て部材)
39 コネクタブラケット
43 切欠き穴
45 第1ケーブル
47 ケーブルコネクタ
49 ケーブル保護カバー
51 ロータリープレート移動用ケーブル支持棒
53 第2ケーブル
55 第1真合せブロック手段
59 調整プレート
63 ローラ(第1真合せブロック)
67 第2真合せブロック手段
71 支柱
73 調整プレート
77 ローラ(第2真合せブロック)

Claims (6)

  1. 加工テーブル上に載置されたワークをワーククランプでクランプせしめてX軸方向へ移動せしめると共に立設されたフレームに沿ってレーザ加工ヘッドをY軸方向へ移動せしめるレーザ加工機において、加工すべきパイプをクランプせしめるチャック手段とこのチャック手段を回転せしめる回転駆動手段を備えたロータリープレートを前記加工テーブル上に取付け、取外し可能に設けると共に、前記ワーククランプでロータリープレートの一端をクランプ、アンクランプせしめるべく構成せしめてなることを特徴とするレーザ加工機におけるパイプ切断装置。
  2. 前記ロータリープレート上にコネクタブラケットを設けると共に、前記回転駆動手段の回転用駆動モータからの第1ケーブルを継ぐケーブルコネクタを前記コネクタブラケットに形成された切り欠き穴に装着し、前記フレームの天井にX軸方向に延伸して設けられているロータリープレート移動用ケーブル支持棒からの第2ケーブルを前記コネクタブラケットにあるケーブルコネクタに継ぐべく構成されていることを特徴とする請求項1記載のレーザ加工機におけるパイプ切断装置。
  3. 前記ロータリープレートに備えられたチャック手段の中心線の延長上のロータリープレート上に第1真合せブロック手段を設けると共に、レーザ加工機から外れた位置に前記チャック手段の中心線の延長上に第2真合せブロック手段をX軸方向へ移動可能に設けてなることを特徴とする請求項1記載のレーザ加工機におけるパイプ切断装置。
  4. 前記ロータリープレートを複数の装着、脱着用締結部材で吊って前記加工テーブルに乗せると共に前記加工テーブル上に前記ロータリープレートを位置決めせしめるX軸,Y軸用突当て部材を設けてなることを特徴とする請求項1記載のレーザ加工機におけるパイプ切断装置。
  5. 前記加工テーブルの反対側におけるロータリープレートの下面にX軸方向へ適宜な間隔で複数の回転部材を設けてなることを特徴とする請求項1記載のレーザ加工機におけるパイプ切断装置。
  6. 前記第1ケーブルをレーザビームから保護するケーブル保護カバーを前記ロータリープレート上に設けてなることを特徴とする請求項2記載のレーザ加工機におけるパイプ切断装置。
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