JP3562079B2 - 運転計画修正システム及び運転整理端末 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鉄道の運行管理において、列車の遅延などに対処するために、列車の運行計画を変更する方式に関するものであり、複数のオペレータによる試行錯誤による変更作業を支援する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
鉄道においては、あらかじめ定められた運行計画通りに列車が走行するよう転てつ器や信号機が制御され、運行が管理されている。計算機によりこれらの転てつ器や信号機を制御する装置のことを進路制御装置と呼ぶ。この進路制御装置は運行計画を参照しながら、列車の出発順序や列車の前後関係に着目して制御を行う。
【0003】
一方、運行においては、事故や故障といったことだけでなく雨や風といった天候も原因となり、当初の運行計画を変更しなければならなくなることが多い。このような運行中に行う運行計画の変更を運転整理と呼ぶ。運転整理は、進路制御装置が参照している運行計画を変更することにより実施する。
【0004】
この運転整理は、運行計画変更案の立案作業と、進路制御装置が参照している運行計画の変更作業の2段階で成り立っている。運行計画変更案の立案作業は、列車の性能,列車間隔等を考慮しながら、様々な案を検討し最適な変更案を探し出す作業であり、試行錯誤を行いながら作業を進めてゆくことになる。運転整理では、運休や臨時列車新設等も含む運行計画の変更を決定することになるが、ある一つの変更が全線に影響を与える場合もしばしばあるので、どこか一箇所で全線に渡って整合性の取れた運行計画変更案を立案することになる。紙に書かれたダイヤ図を使用して運転整理案を立案する場合、複数の指令員が協議する場合もあるが、原則的には1枚のダイヤ図を用いて運転整理案が立案される。
【0005】
この運転整理案立案作業を支援するためにダイヤ図の代わりにワークステーションを用いる方法が取り入れられている。ワークステーションを用いる場合には、運行管理システムにおいて、全線を管理するただ1台のワークステーションが運転整理を行うような作りがなされている。これは、複数台のワークステーションが同一線区の運転整理案を独立して作成した場合、お互いの整理案が関連している部分における矛盾の解消方法が無いためである。つまり、乱れが非常に大きく、かつ広い範囲におよぶ場合でも、1台のワークステーションのみで運転整理案を立案するため、立案作業に手間取るなどの問題がある。
【0006】
複数端末を用いて、同一の運行計画を修正する場合には、それぞれの端末より入力された運行計画の修正案が互いに矛盾してしまう可能性がある。これは、複数のワードプロセッサを使用して複数の人間が同一の文書を編集する場合の問題点と同じである。ワードプロセッサでは、文書を編集する場合、元の文書の編集用コピーを作成し、それに対して編集作業を実施する。複数のワードプロセッサで同一の文書を編集する場合には、それぞれのワードプロセッサが別々に編集用コピーを作成し、それらに対して別々に編集作業を実施することになる。この場合、編集結果を一つにまとめることは困難となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明では上で述べた従来技術の欠点に鑑み、ワークステーション等を用いて運転整理案の立案作業を支援するシステムにおいて、複数の指令員が複数のワークステーションを用いて、同じ線区、あるいは互いに関連している線区の運転整理案の立案作業を可能とするために、それぞれの端末により入力された修正案が、他の端末に影響を与えない場合には、それぞれの端末が自由に修正案を入力し、影響を与える場合には、ある端末が修正のための入力を行っている間、他の端末が操作禁止となる制御方式を用いる。さらに、ある端末における変更入力が、即座に他の端末に転送され反映される手段と組み合わせる方式を用いることによって、複数端末を用いた運行計画修正システムを提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
運行計画の変更を入力するための装置であるデータ入力手段と、運行計画データを記憶する進路制御データ記憶手段と、前記データ入力手段からの運行計画変更データに従って、前記進路制御データ記憶手段に記憶されている運行計画データを変更する進路制御データ変更手段と、前記進路制御データ記憶手段に記憶されている運行計画データをダイヤ図として表示する機能を有するダイヤ表示手段によって構成される運行計画修正システムにおいて、運行計画の変更案を記憶する変更案記憶手段と、前記データ入力手段からの運行計画変更データに従って、前記変更案記憶手段に記憶されている運行計画の変更案を変更する運行計画変更手段と、前記変更案記憶手段のデータを前記進路制御データ変更手段への転送を行うネットワーク制御手段によって構成される運行計画変更端末を備える。
【0009】
運行計画の変更を入力するための装置であるデータ入力手段から得られた修正入力データは、入力制御手段から進路制御データ変更手段と、ネットワーク制御手段に送られ、次にすべての運行計画変更端末の運行計画変更手段によって変更案記憶手段が変更され、変更された運行計画はダイヤ表示手段にダイヤ図として表示される。これによって、ある端末における修正案が即座に他の端末に反映される。
【0010】
さらに、運行計画が各駅、または路線毎等に分割可能であり、前記の各運行計画変更端末がそれぞれ分割された領域を重複しないように担当し、ある領域に割り付けられた前記運行計画変更端末へ、前記データ入力手段から他の前記運行計画変更端末の前記変更案記憶手段に影響を与えるような変更入力が送られた場合に、
前記入力制御手段では、他の前記各運行計画変更端末における前記入力制御手段の設定を変更することによって、他の運行計画変更端末への変更入力を一時的に禁止する。これによって、ある端末の制御が他の端末に影響を与える場合には、端末を操作して修正入力を行っている間だけ、他の端末を操作禁止とすることにより、お互いの修正案が互いに矛盾しないような制御が可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図1より示す。1,2は運行計画を変更する運転整理端末を示している。1,2は表示装置とキーボードやマウス等のデータ入力手段を備えており、ネットワークに接続されている。運転整理端末では運行計画変更案の立案作業を行う。運行計画変更案を立案する際に、運転整理端末1で行った運行計画変更入力は、即座に運転整理端末2に反映され、全く同様にして運転整理端末2で行った運行計画変更入力は運転整理端末1に反映される。望みの運行計画変更案が完成した場合には、承認されその変更案が制御用の運行計画に反映される。
【0012】
3は進路制御装置であり、内部に蓄えられている制御用の運行計画に従って、転てつ器や信号機を制御するための信号を出力する。運転整理端末1,2で立案された運行計画変更案が望みの物であった場合には、内部に蓄えられている制御用の運行計画が変更される。
【0013】
4は1,2,3が情報交換を行うためのネットワークである。本実施例では、運転整理端末は2台であるが、3台以上でも全く同様にシステム構成が可能である。
【0014】
次に、運転整理端末1の内部構成に関して詳しく説明する。本実施例では、運転整理端末の画面にダイヤを表示し、マウスなどのポインティング・ディバイスにより直接ダイヤ上の列車を指定し、その列車に対する変更入力をマウスによる操作かメニューによる操作により実施する構成を考える。
【0015】
101はグラフィックス・ディスプレイであり、ダイヤ図を表示する機能を有する。102はキーボードであり、運行計画の変更を入力するための装置である。
【0016】
103は1個あるいは複数個のボタンを有するマウスである。マウスの動きに連動してグラフィックス・ディスプレイ上で移動するポインタにより、画面上に表示されているものを選択したり(ピック)、移動のための入力を行ったり(ドラッグ)する。
【0017】
104はキーボードやマウスからの入力を取り込む制御を行う、入力制御手段である。入力制御手段104は設定により、キーボードやマウスからの入力を取り込んだり、無視する制御を行う。
【0018】
105は運行計画の変更案データを記憶する変更案記憶手段である。その内容は、各駅における各列車の着発時刻や通過時刻等からなるデータである。運行計画変更入力により、この運行計画変更案データは変化する。この運行計画変更案データが承認されると、変更を受けた新しい運行計画が進路制御装置3に転送される。
【0019】
106は運行計画の変更要求に従い、変更案記憶手段105の運行計画変更案データを実際に変更する、運行計画変更手段である。107は運転整理端末をネットワークに接続する際に必要となる、ネットワーク制御手段である。108は運行計画データを記憶する進路制御データ記憶手段である。109は進路制御データ記憶手段108に記憶されている運行計画データを変更する進路制御データ変更手段である。
【0020】
なお、運転整理端末には図示していない、制御装置やメモリーなどの装置があり、それらや104,106,107,108は内部バスによって接続されている。
【0021】
次に運行計画の変更とダイヤ図表示処理の流れについて説明する。本実施例では運行計画と、運行計画の変更案を区別し、それぞれ別の手段によって記憶しており、運行計画の変更案を作成し、その案が妥当であれば運行計画として承認する。
【0022】
まず、運行計画の変更案の作成のための処理の流れについて説明する。キーボード102および、マウス103からは列車の出発時刻の変更入力や列車の出発順序の変更入力等を行う。次に運行計画変更手段106では、キーボード102および、マウス103によって入力された運行計画の変更をもとに、変更案記憶手段105を変更する。変更案記憶手段105は列車の着発時刻,通過時刻等のデータであり、これらのデータをもとにして運行計画を表すダイヤ図がグラフィックス・ディスプレイ101上に表示される。
【0023】
次に承認についての流れを説明する。変更された運行計画は、承認によって始めて実行される。承認の処理は次のようになる。キーボード102および、マウス103から運行計画変更の承認の入力が行われると、ネットワーク制御手段107によって変更案記憶手段105の変更案は進路制御装置3に転送される。進路制御装置3の進路制御データ変更手段109では、変更案をもとに進路制御データ記憶手段108の進路制御データを変更する。これによって、運行計画の変更に従って転てつ器と信号機を制御するための信号が出力される。
【0024】
次にダイヤ図の表示例を示す。図2に運転整理のために作成されたダイヤ図の表示例を示す。ダイヤ図は縦軸に駅を順番にならべ、横軸に時間を示し、列車の動きを一スジの線で表したものであり、列車の運行状態を表現した図である。図2はグラフィックス・ディスプレイ101(図1)に表示される。図2において、ポインタ201は、マウスのポインタを表している。制御点202は列車がB駅を出発することと、出発する時刻を示している点である。列車スジ203,204,205は列車の走行の軌跡を表している。
【0025】
次にメニューによる運行計画変更の入力操作として列車順序の変更の例を示す。ここでの操作は、運行計画の変更案の変更を意味している。
【0026】
図2はメニューによる列車の出発順序の変更操作例を表している。最初に順序変更のメニューを選択する。ここでは、ポインタ201をメニュー選択領域206上で押下し、プルダウンメニュー上で「順序変更」にポインタを移動しマウスボタンを放す。次に、変更データ入力領域207の上に移動し、キーボード102を用いて、変更駅と変更列車番号の入力を行うことによって、列車順序の変更が行われる。
【0027】
次にマウスによる運行計画変更の入力操作として列車順序の変更操作の例を説明する。ここでの操作は、運行計画の変更案の変更を意味している。この時の操作および処理手順を図4に示す。
【0028】
ステップ401:
図3において、まず、変更を行う列車を指定する。ここでは、ポインタ201をマウス103を用いて列車スジ203の上に移動し、マウスボタンをクリックすることによって列車スジ203が太線での表示に変わる。この表示状態は、変更を行う列車として列車スジ203に対応する列車が指定されていることを表している。
【0029】
ステップ402:
次に列車順序の変更の入力を行う。ここでは図3において、制御点202の上にポインタ201を移動しマウスボタンを押下することによって、制御点202が移動可能状態になる。次に、移動可能状態でマウスボタンを押下したままポインタ201を移動することによって、制御点202をダイヤ図上で移動する。そして制御点202を制御点301をまたいでB駅上の所望の時刻を表す位置に移動した後にマウスボタンを放すことによって、列車スジ203と列車スジ204に対応する列車のB駅における出発順序の変更を行う。
【0030】
ステップ403:
最後に、ダイヤ図上の列車の着発通時刻である制御点202以外の制御点も変更後の制御点202に矛盾しないように駅での最小停車時分,駅間の走行時分,列車間の最小時間間隔を維持するように変更し、同時刻に二つの列車が同一着発番線を使用したり、折り返しのための時間が確保できない不都合が起きた場合は警告のマークを表示する。
【0031】
次に複数端末を用いた場合に発生する問題の具体例とその解決方法について説明する。甲駅での列車の発車順序が1:A列車,2:B列車,3:C列車の順序であるとする。このとき、端末1からA列車とB列車の順序を変更せよという命令が入力され、同時に端末2からB列車とC列車の順序を変更せよという命令が入力された場合、まず端末1の命令が実行されると、甲駅での列車の発車順序が1:B列車,2:A列車,3:C列車のように変更される。次に端末2からの命令を実行するためにはB列車の次にC列車が発車する必要があるにもかかわらず、発車順序が変更されたためにこの命令を実行することはできない。
【0032】
次に複数端末を用いた場合における問題点の解決方法について説明する。
【0033】
ここで一つの端末は一つの区間に対応しており、各端末はそれぞれ異なる区間に対応しているものとする。区間の分け方としては、例えば、山手線と常磐線のように互いに異なる路線どうしを別々の区間にしたり、いくつかの駅をひとまとめにしたものと各駅をそれぞれ別々の区間にしたり、一つの路線の中で駅をいくつかにまとめたものを一つの区間にして、それぞれを分担するなどして、各端末における担当範囲を決定する。
【0034】
複数端末を複数のオペレータが使用する場合に発生する問題は、個々の区間において互いの区間に影響を及ぼさない変更を行うか、同一区間のデータを複数のオペレータが同時に変更できないようにすることによって防ぐことができる。
【0035】
ここでは、ある端末での運行計画変更がその端末に対応する区間内で変更の影響が収まる場合(この時の処理モードを通常モードと呼ぶ)と、ある端末での運行計画変更がその端末に対応する区間内だけでなく、隣接する他の区間に影響をおよぼす場合(この時の処理モードを排他モードと呼ぶ)についてそれぞれ説明する。
【0036】
ここで、変更の影響について説明する。
【0037】
区間外に運行計画の変更の影響が及ぶ場合とは、区間内で列車順序を変更したことによって他区間の列車順序が変化する場合である。そこで、運行計画の変更の中で区間内で変更の影響が収まるかどうかを調べるためには、変更を行った区間に隣接する駅における列車の順序が変更されているかどうかを調べればよい。
通常モードの処理について説明する。
【0038】
キーボード102および、マウス103からは列車の出発時刻の変更入力や列車の出発順序の変更入力等を行う。次に入力制御手段104では、キーボード102およびマウス103からの変更入力によって、担当区間に隣接する駅における列車の順序が変更された場合、変更入力を取り消す。列車順序が変更されない変更入力については運行計画変更手段106に送る。運行計画変更手段106では、キーボード102および、マウス103によって入力された運行計画の変更を、ネットワーク制御手段107を介して各端末の運行計画変更手段106に送信し、変更案記憶手段105の運行計画を変更する。各端末では、変更案記憶手段105の運行計画をダイヤ図としてグラフィックス・ディスプレイ101上に表示する。
【0039】
次に、排他モード時における運行計画案の変更処理について説明する。
【0040】
同一区間のデータを複数のオペレータが同時に変更できないようにするために、排他モードにおいては、一つの端末からの変更入力が行われている間は他の端末の変更入力を許可しない。これによって、複数端末で同時に変更を行うことによる矛盾発生等の問題を防ぐ。ここでは図4のステップ402および403、すなわち、マウスのボタンを押してから、移動し、放した後に矛盾解消のための処理が終了するまで他の端末からの変更入力を許可しないようにする。
【0041】
本実施例では、マウスを操作したタイミングによって排他を行う場合について列車順序の変更操作の例を用いて説明する。
【0042】
まず、図4のステップ401の処理を行う。次に制御点202の上にポインタ201を移動しマウスボタンを押下すると、入力制御手段104ではネットワーク制御手段107を介して各端末の入力制御手段104に対してキーボード102および、マウス103からの変更入力を受け付けないような設定を行う。次に、マウスボタンを押下した状態でポインタ201を移動することによって、制御点202をダイヤ図上で移動する。そして、制御点202を他の制御点をまたいで所望の位置に移動した後にマウスボタンを放すことによって、列車順序の変更を行う。この時マウスボタンを放すと、マウス103による運行計画の変更は入力制御手段104に送られ、入力制御手段104では、制御点202の位置が現在時刻より後であるかどうか等のチェックを行い矛盾した変更の場合は変更をキャンセルし、排他モードの処理を終了する。計画の変更が妥当である場合、運行計画の変更は運行計画変更手段106に送られる。次に運行計画変更手段106では、運行計画の変更を、ネットワーク制御手段107を介して自分を含めた各端末の運行計画変更手段106に送信し、各端末における変更案記憶手段105を変更する。
【0043】
このとき各端末の運行計画変更手段106では、図4のステップ403の処理を行う。各端末では、変更案記憶手段105の運行計画をダイヤ図としてグラフィックス・ディスプレイ101に表示する。最後に、入力制御手段104ではネットワーク制御手段107を介して各端末の入力制御手段104に対してキーボード102および、マウス103からの変更入力を受け付けるように設定する。次に各端末から操作範囲を指定する方法について説明する。通常モードではそれぞれの端末における変更区間は決まっているが、範囲指定モードでは、各端末における変更区間を指定することができる。変更区間の指定方法を図5に示す。図5はグラフィックス・ディスプレイ101(図1)に表示される。範囲指定領域501は列車順序の変更を行うための領域である。ポインタ201をマウス103を用いて駅名入力領域502の上に移動し、キーボード102を用いて駅名の入力を行うことによって、各端末における変更区間を指定する。
【0044】
次に区間指定時の運行計画案変更の処理の流れについて説明する。
【0045】
キーボード102および、マウス103からは列車の出発時刻の変更入力や列車の出発順序の変更入力等を行う。次に入力制御手段104では、キーボード102およびマウス103からの変更入力によって、担当区間に隣接する駅における列車の順序が変更された場合、変更入力を取り消す。列車順序が変更されない変更入力については運行計画変更手段106に送る。運行計画変更手段106では、キーボード102および、マウス103によって入力された運行計画の変更を、ネットワーク制御手段107を介して各端末の運行計画変更手段106に送信し、変更案記憶手段105を変更する。各端末では、変更案記憶手段105の運行計画をダイヤ図としてグラフィックス・ディスプレイ101上に表示する。
【0046】
この方法によって、各端末から任意の区間における計画の変更を行うことができるようになる。
【0047】
【発明の効果】
本発明の運行計画修正システムでは、共通のデータを分割したものを個々のオペレータが担当し、オペレータによるデータの変更が相互に影響を与えない場合は自由にデータを変更し、相互に影響を与える場合は一つの端末だけにデータの変更を許可することによって、複数の指令員の修正案が互いに矛盾しないような制御が可能になるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステムの全体構成を表すブロック図。
【図2】本発明を説明するうえで用いたメニューによる運行計画変更の入力操作の表示例を示すメニューによる運行計画変更操作図。
【図3】本発明を説明するうえで用いたマウスによる運行計画変更の入力操作の表示例を示すマウスによる運行計画変更操作図。
【図4】本発明を説明するうえで用いた運行計画変更の処理の流れ図。
【図5】各運転整理端末において、運転計画変更区間の指定操作の表示例を示す区間指定操作図。
【符号の説明】
1…運転整理端末1、2…運転整理端末2、3…進路制御装置、101…グラフィックス・ディスプレイ、102…キーボード、103…マウス、104…入力制御手段、105…変更案記憶手段、106…運行計画変更手段、107…ネットワーク制御手段、108…進路制御データ記憶手段、109…進路制御データ変更手段。

Claims (6)

  1. 運行計画データをダイヤ図として表示するディスプレイ,運行計画の変更を入力するデータ入力手段,前記運行計画データの変更案を記憶する変更案記憶手段、及び前記データ入力手段からの入力に従って前記変更案記憶手段に記憶されている前記運行計画データを変更する運行計画変更手段をそれぞれ有する第1および第2の運転整理端末と、
    前記運行計画データを記憶する進路制御データ記憶手段、及び前記第1および第2の運転整理端末からの運行計画変更データに従って前記進路制御データ記憶手段に記憶されている運行計画データを変更する進路制御データ変更手段を有する進路制御装置と、
    前記第1の運転整理端末,前記第2の運転整理端末、及び前記進路制御装置を相互に接続するネットワークと、を有する運転計画修正システムであって、
    前記第1の運転整理端末のデータ入力手段によって入力された変更入力が、前記第2の運転整理端末によって前記運行計画データが変更された駅に隣接する区間における変更入力であった場合は、当該変更入力が取り消される運転計画修正システム。
  2. 請求項1記載の運転計画修正システムであって、
    前記変更入力が取り消されなかった場合は、当該変更入力の内容を前記ネットワークを通じて第2の運転整理端末に送信する運転計画修正システム。
  3. 運行計画データをダイヤ図として表示するディスプレイ,運行計画の変更を入力するデータ入力手段,前記運行計画データの変更案を記憶する変更案記憶手段、及び前記データ入力手段からの入力に従って前記変更案記憶手段に記憶されている前記運行計画データを変更する運行計画変更手段をそれぞれ有する第1および第2の運転整理端末と、
    前記運行計画データを記憶する進路制御データ記憶手段、及び前記第1および第2の運転整理端末からの運行計画変更データに従って前記進路制御データ記憶手段に記憶されている運行計画データを変更する進路制御データ変更手段を有する進路制御装置と、
    前記第1の運転整理端末,前記第2の運転整理端末、及び前記進路制御装置を相互に接続するネットワークと、を有する運転計画修正システムであって、
    前記第1の運転整理端末のデータ入力手段によって入力された変更入力が、前記第2の運転整理端末によって変更入力が行われている区間と同一の区間内における変更入力であった場合は、当該変更入力を許可しない運転計画修正システム。
  4. 請求項1記載の運転計画修正システムであって、
    前記変更入力が許可された場合は、当該変更入力の内容を前記ネットワークを通じて第2の運転整理端末に送信する運転計画修正システム。
  5. 運行計画データをダイヤ図として表示するディスプレイ,運行計画の変更を入力するデータ入力手段,前記運行計画データの変更案を記憶する変更案記憶手段、及び前記データ入力手段からの入力に従って前記変更案記憶手段に記憶されている前記運行計画データを変更する運行計画変更手段を有する運転整理端末であって、
    他の運転整理端末による運行計画データの変更入力をネットワークを介して入力し、前記データ入力手段によって入力された変更入力が、前記他の運転整理端末によって運行計画データが変更された駅に隣接する区間における変更入力であった場合は、当該変更入力が取り消される運転整理端末。
  6. 運行計画データをダイヤ図として表示するディスプレイ,運行計画の変更を入力するデータ入力手段,前記運行計画データの変更案を記憶する変更案記憶手段、及び前記データ入力手段からの入力に従って前記変更案記憶手段に記憶されている前記運行計画データを変更する運行計画変更手段を有する運転整理端末であって、
    他の運転整理端末による運行計画データの変更入力をネットワークを介して入力し、前 記データ入力手段によって入力された変更入力が、前記他の運転整理端末によって変更入力が行われている区間と同一の区間内における変更入力であった場合は、当該変更入力を許可しない運転整理端末。
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