JPH11310132A - 乗務員運用計画作成方法及び乗務員運用計画作成システム - Google Patents

乗務員運用計画作成方法及び乗務員運用計画作成システム

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JPH11310132A
JPH11310132A JP10120693A JP12069398A JPH11310132A JP H11310132 A JPH11310132 A JP H11310132A JP 10120693 A JP10120693 A JP 10120693A JP 12069398 A JP12069398 A JP 12069398A JP H11310132 A JPH11310132 A JP H11310132A
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line
station
crew
connection pattern
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JP10120693A
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Hideaki Ishida
秀昭 石田
Setsuo Tsuruta
節夫 鶴田
Hiroya Sakuma
博也 佐久間
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、乗務員運用計画作成システム
の生産性を向上するとともに、運行形態の変更等に対し
ても既存システムの変更が容易な乗務員運用計画作成方
法及び乗務員運用計画作成システムを提供することにあ
る。 【解決手段】記憶装置100のつなぎパターン情報12
0には、乗務交替駅のタイプ毎に列車の運行同士の接続
形態をパターン化したつなぎパターンが記憶されてい
る。つなぎダイヤ生成部15は、このつなぎパターンを
用いて、対象となる路線や列車の運行形態および乗務員
が列車の乗り換えを行う乗務交替駅の情報に基づいて、
個々の列車の運行同士をつないだつなぎダイヤを生成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗務員の運用計画
を作成する乗務員運用計画作成方法及びシステムに係
り、特に、列車乗務員を個々の運行列車に割り付けるた
めのベースとして用いるための、乗務員の列車間の乗り
換えを前提として、仮想的に列車の運行同士をつないだ
ダイヤを生成する乗務員運用計画作成方法及びシステム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、列車運行のために必要な列車乗務
員の運用計画作成は、一般に、熟練した人手によって行
われていた。しかしながら、近年の知識情報処理装置の
発展に伴い、知識情報処理技術あるいは人工知能技術を
用いた推論処理による列車乗務員運用計画の自動化が進
められつつある。特に、最近は、異なった会社同士の相
互乗り入れや複雑な鉄道路線の分岐により、列車運行形
態は複雑化してきており、列車乗務員運用計画作成の自
動化は、益々重要視されてきている。
【0003】従来の知識情報処理装置を用いた乗務員運
用計画作成においては、最終目的である列車乗務員を個
々の列車に割り付けるためのベースとして、列車の運行
ダイヤを基に、乗務員の列車間の乗り換えを前提として
仮想的に列車の運行同士をつないだダイヤ(以下、「つ
なぎダイヤ」と称する)を生成し、このダイヤに基づい
て列車乗務員の運用計画を作成する方法が、一般的に用
いられている。
【0004】全ての列車が特定駅間のみを往復するだけ
のピストン運行の場合には、端末の駅に到着した列車は
折り返し運転となり、他の端末の駅に向かって発車する
こととなる。以下、これの繰り返しであるため、列車の
運行は連続的につながっている。従って、乗務員の運用
は、列車の運行に沿って行えるため容易である。
【0005】しかし、端末の駅や運行区間の中間の駅に
おいて、他社の路線と車両を相互に乗り入れている場合
には、列車のダイヤは会社間でまたがって連続的に運行
されるが、乗務員は通常、自社線内のみ乗車を行い、他
社と合流する駅においては、他社の乗務員と交替する必
要がある。従って、乗務員の乗車または降車する必要が
生じ、その結果、乗務員の運用は、列車の運行に沿って
は行えない。そこで、上述したように、乗務員の列車間
の乗り換えを前提として、仮想的に個々の列車の運行を
つないだ「つなぎダイヤ」を生成することによって、見
かけ上、ピストン運行の場合と同様な連続的な列車の運
行ダイヤに基づいて、乗務員の列車への割り付けを行う
ことが可能となる。
【0006】また、列車運行区間の端末または中間の駅
において車両基地への入出庫がある場合や、中間の駅に
おいて路線が分岐している場合においても、列車の運行
と切り離して乗務員の運用を考慮しなければならない場
合がある。この場合にも、つなぎダイヤを生成すること
により、本線だけでなく、入出庫や分岐線への運行も含
めた乗務員の列車への割り付けが可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、路線形
態や列車の運行形態は鉄道会社や路線によって多種多様
であり、また、乗務員運用に対する基準や運用方法も鉄
道会社や路線によって異なっているため、従来から用い
られている乗務員運用計画作成方法としては、各路線毎
に固有に開発された処理方法およびアルゴリズムによっ
て、つなぎダイヤの生成が行われている。このため、あ
る路線向けに開発された固有の処理方法やアルゴリズム
を、他の路線対応に流用または転用するのは困難であ
り、むしろ、先の開発に携わった経験をもとに新たに開
発し直した方が誤りが少ないという傾向があり、既存の
開発物の活用という観点からも生産効率が悪いという問
題があった。
【0008】また、路線の延伸や駅などの設備の変更、
および、折り返し駅の新設や他会社との相互乗り入れの
発生など列車の運行形態の変更が発生した場合において
も、部分的な修正や追加で対応できるわけではなく、そ
の都度、異なった環境に基づいた新たな開発を余儀なく
されることが多く、既存システムの変更が困難であると
いう問題もあった。
【0009】本発明の目的は、乗務員運用計画作成シス
テムの生産性を向上するとともに、運行形態の変更等に
対しても既存システムの変更が容易な乗務員運用計画作
成方法及び乗務員運用計画作成システムを提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明は、列車の運行ダイヤを基に列車乗務
員の運用計画を作成するために、個々の列車の運行同士
をつないだつなぎダイヤを生成する乗務員運用計画作成
方法において、対象となる路線や列車の運行形態および
乗務員が列車の乗り換えを行う乗務交替駅の情報に基づ
いて、上記乗務交替駅のタイプ毎に列車の運行同士の接
続形態をパターン化したつなぎパターンを用いて、個々
の列車の運行同士をつないだつなぎダイヤを生成するよ
うにしたものである。かかる方法により、乗務交替駅の
タイプ毎に列車の運行同士の接続形態は、つなぎパター
ンとしてパターン化されているため、対象となる路線や
列車の運行形態および乗務員が列車の乗り換えを行う乗
務交替駅毎に、このつなぎパターンを適合させることに
より、乗務員運用計画作成システムの生産性を向上する
とともに、運行形態の変更等に対しても既存システムの
変更が容易になり得るものである。
【0011】(2)上記(1)において、好ましくは、
上記各乗務交替駅において可能な列車の運行同士のつな
ぎパターンを複数提示し、これらの複数のつなぎパター
ンから任意のつなぎパターンを選択して、上記つないだ
ダイヤを生成するようにしたものである。かかる方法に
より、可能性のある複数のつなぎパターンから選択する
ため、つなぎダイヤの生成が容易にとなるものである。
【0012】(3)上記(2)において、好ましくは、
上記複数のつなぎパターンに対して優先順位をつけて設
定し、その優先順位に基づいて使用するつなぎパターン
を決定し、上記つなぎダイヤを生成するようにしたもの
である。かかる方法により、優先順位を用いて、優先順
位のの高いものから接続することにより、容易につなぎ
ダイヤを生成し得るものとなる。
【0013】(4)上記(1)において、好ましくは、
上記つなぎパターンに対する列車同士をつなぐための条
件を設定可能とし、この条件に基づいて、つなぐための
列車を決定して、上記つなぎダイヤを生成するようにし
たものである。かかる方法により、条件を変えることに
より、つなぎダイヤの生成条件を変えることができ、路
線等の変更にも容易に対処し得るものとなる。
【0014】(5)上記目的を達成するために、本発明
は、列車の運行ダイヤを基に列車乗務員の運用計画を作
成するために、個々の列車の運行同士をつないだつなぎ
ダイヤを生成する乗務員運用計画作成システムにおい
て、乗務交替駅のタイプ毎に列車の運行同士の接続形態
をパターン化したつなぎパターンを記憶するつなぎパタ
ーン情報記憶手段と、このつなぎパターン情報記憶手段
に記憶された上記つなぎパターンを用いて、対象となる
路線や列車の運行形態および乗務員が列車の乗り換えを
行う乗務交替駅の情報に基づいて、個々の列車の運行同
士をつないだつなぎダイヤを生成するつなぎダイヤ生成
手段を備えるようにしたものである。かかる構成によ
り、乗務交替駅のタイプ毎に列車の運行同士の接続形態
は、つなぎパターンとしてパターン化されて記憶されて
いるため、対象となる路線や列車の運行形態および乗務
員が列車の乗り換えを行う乗務交替駅毎に、このつなぎ
パターンを適合させることにより、乗務員運用計画作成
システムの生産性を向上するとともに、運行形態の変更
等に対しても既存システムの変更が容易になり得るもの
である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図40を用いて、本
発明の一実施形態による乗務員運用計画作成方法及びシ
ステムについて説明する。最初に、図1を用いて、本実
施形態による乗務員運用計画作成システムの全体構成に
ついて説明する。
【0016】本実施形態による乗務員運用計画作成シス
テムは、列車乗務員運用計画作成のベースとなる、つな
ぎダイヤ作成を行うものである。特に、本実施形態にお
いては、各々の乗務交替駅における列車同士の接続形態
をパターン化する点に特徴を有している。パターン化し
た列車同士の接続形態の内、接続可能な複数のつなぎパ
ターンを提示し、つなぎダイヤ生成処理のために、提示
されたつなぎパターンから任意のパターンを選択した
り、提示されたパターンに優先順位付けをしたり、つな
ぐ列車の選択を行うようにしている。
【0017】本実施形態による乗務員運用計画作成シス
テムは、処理装置10と、入力装置20と、表示装置3
0と、記憶装置100とから構成されている。処理装置
10は、乗務員運用計画作成システムの本体であり、そ
の主記憶装置には、指令受付部11と、表示部12と、
路線・運行形態設定部13と、つなぎパターン解析部1
4と、つなぎダイヤ生成部15、および、つなぎダイヤ
表示部16のプログラムが格納され、実行される。
【0018】記憶装置100は、処理装置10の主記憶
装置の一部又は処理装置10に接続される外部記憶装置
である。記憶装置100は、つなぎ処理に必要な情報で
ある路線・運行形態情報110,つなぎパターン情報1
20,列車運行ダイヤ情報130及びつなぎパターン解
析情報150と、つなぎ処理結果であるつなぎダイヤ情
報140が格納される。
【0019】路線・運行形態情報110は、路線形態や
列車運行形態に関して設定された情報であり、その詳細
については、図10を用いて後述する。つなぎパターン
情報120は、路線・運行形態情報110に基づいて解
析した結果得られたつなぎパターンや設定されたつなぎ
生成処理のための条件から成る情報であり、その詳細に
ついては、図14,26,27,28を用いて後述す
る。
【0020】列車運行ダイヤ情報130は、列車運行に
関するダイヤ情報であり、その詳細については、図30
を用いて後述する。つなぎダイヤ情報140は、列車乗
務員運用計画作成のベースとなる列車の運行同士を仮想
的につないだ情報であり、その詳細については、図31
を用いて後述する。
【0021】つなぎパターン解析情報150は、路線・
運行形態情報110に基づいてつなぎパターンを解析す
るために使用する情報であり、その詳細については、図
12,13,34,36を用いて後述する。なお、つな
ぎパターン解析情報150は、後述するように、つなぎ
パターン解析表160(図13),つなぎパターン表1
70(図12),つなぎパターン対応表180(図3
4),及びつなぎ判定条件表190(図36)から構成
されている。
【0022】入力装置20は、処理装置10に接続さ
れ、路線形態と列車運行形態を設定したり、各つなぎパ
ターンに対する選択や優先順位付け、条件を入力するキ
ーボードやポインティングデバイスなどの装置である。
表示装置30は、処理装置10に接続され、各駅対応に
パターン化されたつなぎパターンや条件、および、つな
ぎ生成結果であるつなぎダイヤを表示するものである。
【0023】次に、処理装置10の指令受付部11は、
入力装置20から入力された指示に応じて、路線・運行
形態設定部13,つなぎパターン解析部14,つなぎダ
イヤ生成部15,つなぎダイヤ表示部16に制御を渡す
処理部である。指令受付部11の処理内容については、
図4を用いて後述し、また、指令受付部11の表示内容
については、図5を用いて後述する。
【0024】路線・運行形態設定部13は、対象となる
路線について乗務交替駅と列車の運行形態を設定し、路
線・運行形態情報110を作成する処理部である。路線
・運行形態設定部13の処理内容については、図6を用
いて後述し、また、路線・運行形態設定部13の表示内
容については、図7,8,9を用いて後述する。
【0025】つなぎパターン解析部14は、路線・運行
形態情報110及びつなぎパターン解析情報150の中
のつなぎパターン解析表(図13)及びつなぎパターン
表(図12)に基づき、に基づき、各乗務交替駅対応に
列車の運行同士のつながりのパターンの提示と、つなぎ
パターンの選択や優先順位付け、条件設定を受け付けて
つなぎパターン情報120を作成する処理部である。つ
なぎパターン解析部14の処理内容については、図1
1,図20,図21,図25を用いて後述し、また、つ
なぎパターン解析部14の表示内容については、図1
5,図16,図17,図18,図19,図22,図2
3,図24を用いて後述する。
【0026】つなぎダイヤ生成部15は、つなぎパター
ン情報120,列車運行ダイヤ情報130及びつなぎパ
ターン解析情報150の中のつなぎパターン対応表(図
34)とつなぎ判定条件表(図36)とに基づいてつな
ぎ処理を行い、つなぎダイヤ情報140を生成する処理
部である。つなぎダイヤ生成部15の処理内容について
は、図29,図32,図35,図37を用いて後述す
る。
【0027】つなぎダイヤ表示部16は、つなぎダイヤ
情報140に基づいてつなぎダイヤを表示する処理部で
ある。つなぎダイヤ表示部16の処理内容については、
図38を用いて後述し、また、つなぎダイヤ表示部16
の表示内容については、図39,図40を用いて後述す
る。
【0028】表示部12は、路線・運行形態設定部1
3,つなぎパターン解析部14,つなぎダイヤ表示部1
5が各々生成した結果を、表示装置30上に表示する処
理部である。
【0029】なお、図1には、記憶装置100,入力装
置20,表示装置30と上記の各処理部11,12,1
3,14,15,16との間に介入するオペレーティン
グシステム(OS)やウィンドウシステムなど一般的な
ソフトウェアの図示を省略している。
【0030】ここで、図1に示した本実施形態による乗
務員運用計画作成システムの各部の詳細な処理内容及び
表示内容について説明する前に、図2を用いて、列車運
行ダイヤの具体的な一例について説明し、図3を用い
て、つなぎダイヤの具体的な一例について説明する。図
2は、本実施形態による乗務員運用計画作成システムに
おいて、つなぎダイヤ作成の対象とする鉄道路線におけ
る列車運行ダイヤの具体例を示している。
【0031】本例における路線形態としては、路線の両
端の駅である2つの端末駅であるA駅,D駅と、端末駅
の中間に位置する中間駅であるB駅,C駅がある。端末
駅A駅では、車両基地に対する入出庫がある。中間駅B
駅では、他社線との合流がある。中間駅C駅では、支線
への分岐となっている。また、中間駅C駅からは、図示
しない端末駅E駅に対して支線が進出している。
【0032】なお、以下の実施形態の説明においては、
端末駅A駅,D駅及び中間駅B駅,C駅は既設の駅と
し、E駅に至る支線が、新たに設置されたものとして説
明する。また、説明の便宜上、列車運行ダイヤでは、図
示するように、上から下方向を「下り」と称し、下から
上方向および支線から本線方向を「上り」と称し、ま
た、A駅を「上り端末駅」、D駅を「下り端末駅」と称
する。
【0033】図2において、斜めの線は、列車の運行を
示しており、1本の斜めの線が1つの列車の運行状態を
表わしており、以下「スジ」と称する。例えば、スジ1
は、時刻taにD駅を発車し、時刻tdにA駅へ到着
し、時刻teまでA駅に停車し、その後、折り返してス
ジ3となって、時刻tfにB駅へ到着することを表わし
ている。
【0034】また、本例では、A駅で車両基地への列車
の出入りがある場合を示しており、スジ6は、車両基地
から出庫して時刻tbにA駅を発車し、時刻tcにB駅
へ到着した後、他社線へ進出することを表わしている。
同様にして、スジ4は、出庫して時刻tiにA駅を発車
し、時刻tjにB駅へ到着した後、他社線へ進出するこ
とを表わしている。
【0035】さらに、入庫する例としては、スジ3は、
B駅で折り返して、時刻tgにB駅を発車し、時刻th
にA駅へ到着した後、車両基地に入庫することを表わし
ている。また、スジ7は、他社線から戻って時刻tmに
B駅を発車し、時刻tnにA駅へ到着した後、入庫する
ことを表わしている。また、スジ5では、他社線から戻
って、時刻tlにC駅へ到着後、本線から分岐した支線
へ向かうことを表わしている。なお、乗務員は、通常、
自社線内のみ乗車を行い、他社線と合流する駅では、他
社の乗務員と交替するため、他社線については、図示す
るように、破線で示している。
【0036】次に、図3を用いて、図2で示した列車運
行ダイヤに対して、本実施形態による乗務員運用計画作
成方法により生成されたつなぎダイヤの具体例について
説明する。つなぎダイヤは、列車乗務員を個々の列車に
割り付けるためのベースとして、図2に示した列車運行
ダイヤを基に、乗務員の列車間の乗り換えを前提として
仮想的に列車の運行同士をつないだダイヤである。列車
乗務員の運用計画は、このつなぎダイヤに基づいて作成
される。なお、列車乗務員の運用計画,即ち、つなぎダ
イヤにどのように列車乗務員を割り当てるかについて
は、任意の方法をとることができるものである。本実施
形態は、図2に示す列車ダイヤに基づいて、図3に示す
つなぎダイヤを作成する方法にポイントがある。
【0037】図3に示すつなぎダイヤの各スジ1,…,
7は、図2に示した列車ダイヤの各スジ1,…,7に対
応している。スジ1からスジ5まではつながっている状
態を示しており、スジ6とスジ7はつながっていない状
態を示している。スジがつながっている状態では、乗務
員がつながっているスジに従って列車に乗務することを
表わしている。例えば、スジ1に乗務している乗務員
は、スジ1〜スジ3まで駅間を折り返し乗務し、A駅で
は列車が入庫するため降車後、出庫してきたスジ4の列
車に乗車し、B駅到着後は列車が他社線に進入するため
再び降車後、他社線から戻ったスジ5の列車に乗車する
ことを表わしている。実際には、各乗務員は連続して乗
車する時間が決められており、また、休憩や勤務交替の
ため、いずれかの駅で他の乗務員との交替が行なわれ
る。乗務員運用計画作成では、最終的には、本発明のつ
なぎダイヤ作成方法の生成結果であるつなぎダイヤをベ
ースとして、個々の乗務員を各スジに割り付けることと
なる。
【0038】ここで、図4及び図5を用いて、図1に示
した処理装置10の指令受付部11の知識要素抽出処理
の内容について説明する。図4は、本発明の一実施形態
による乗務員運用計画作成システムの中の指令受付部の
知識要素抽出処理の流れを示すフローチャートであり、
図5は、本発明の一実施形態による乗務員運用計画作成
システムの中の指令受付部による表示例の説明図であ
る。
【0039】指令受付部11は、入力装置20から入力
された指示に応じて、路線・運行形態設定部13,つな
ぎパターン解析部14,つなぎダイヤ生成部15,つな
ぎダイヤ表示部16に制御を渡す処理部である。
【0040】入力装置20における操作により起動され
ると、指令受付部11が起動される。ステップS1にお
いて、指令受付部11は、図5に示す操作表示画面25
1を表示装置30に表示する。操作表示画面251に表
示される内容は、「路線名一覧」と「処理メニュー」で
ある。この表示内容の中で、上半分の「路線名一覧」に
対する「路線名の選択」待ちまたは「新規路線名の入
力」待ちとなる。
【0041】ステップS2において、指令受付部11
は、新規路線の入力か否かを判定し、新規路線名が入力
されると、ステップS4において、路線・運行形態設定
部13が起動され、路線・運行形態設定処理が開始され
る。路線・運行形態設定部13による路線・運行形態設
定処理の詳細については、図6を用いて後述する。
【0042】既存の路線名が選択されると、ステップS
3において、図5の表示画面の下半分の「処理メニュ
ー」の選択待ちとなる。例えば、図2において説明した
ように、端末駅A駅,D駅と中間駅B駅,C駅から構成
される路線形態に、新たに、C駅から支線が設置される
場合には、既存路線名である,例えば、図5の路線名一
覧から「ABC線」が選択され、「処理メニュー」の選
択待ちとなる。全く新しい路線形態についてつなぎダイ
ヤを作成する場合には、新規路線名を入力することによ
り、路線・運行形態設定処理を開始する。
【0043】操作者が「処理メニュー」のうち、「路線
・運行形態設定」を選択すると、ステップS4におい
て、路線・運行形態設定部13が起動され、路線・運行
形態設定処理が開始される。路線・運行形態設定部13
による路線・運行形態設定処理の詳細については、図6
を用いて、後述する。「処理メニュー」のうち、「つな
ぎパターン確認・設定」が選択されると、ステップS5
において、つなぎパターン解析部14が起動され、つな
ぎパターン解析処理が開始される。つなぎパターン解析
部14によるつなぎパターン解析処理の詳細について
は、図11,図20,図21,図25を用いて、後述す
る。「処理メニュー」のうち、「つなぎダイヤ生成・表
示」が選択されると、ステップS6において、つなぎダ
イヤ生成部15が起動され、つなぎダイヤ生成処理が開
始される。つなぎダイヤ生成部15によるつなぎダイヤ
生成処理の詳細については、図29,図32,図35,
図37を用いて、後述する。つなぎダイヤ生成処理が終
了すると、ステップS7において、つなぎダイヤ表示部
16が起動されて、つなぎダイヤ表示を行う。つなぎダ
イヤ表示の詳細については、図38を用いて後述する。
さらに、「処理メニュー」のうち、「つなぎダイヤ表
示」が選択されると、ステップS7において、つなぎダ
イヤ表示部16が起動され、つなぎダイヤ表示が行われ
る。
【0044】また、各々の処理の終了後は、再び、指令
受付部11が起動され、ステップS3へ戻って、図5に
示した操作表示画面251の「処理メニュー」の選択待
ちとなる。また、ステップS3で終了が選択されると、
ステップS1へ戻って、図5に示した操作表示画面25
1の「路線名一覧」の選択待ちとなる。ステップS1で
終了が選択されたならば、全体の処理の終了となる。
【0045】次に、図6〜図9を用いて、図1に示した
処理装置10の路線・運行形態設定部13の路線・運行
形態設定処理の内容について説明する。図6において、
図3のステップ2によって、指令受付部11から「対象
路線名」と「新規路線」か「既存線」かの区別を伴って
起動されると、ステップS101において、路線・運行
形態設定部13は、新規路線か否か判定する。新規なら
ば、ステップS101において、路線・運行形態の新規
設定画面を表示する。
【0046】ここで、図7を用いて、路線・運行形態の
新規設定画面について説明する。なお、図7に示す初期
画面211は、後述するステップS107〜S115の
処理がなされた状態を示している。図中、枠で囲まれた
設定エリアは、設定可能部分を示しており、初期状態に
おいては、これらの枠で囲まれた設定エリアの中は空欄
となっている。
【0047】初期画面211においては、路線・運行形
態設定に最小限必要な2駅分の乗務交替駅についての設
定エリアが表示されると共に、駅種別は、端末駅から始
まり端末駅で終わり、上から下り方向に路線を表示して
いることを示している。「路線名」の設定エリア及び2
つの端末駅に対する「駅名」,「入出庫」,「他社線合
流」の設定エリアは、任意に設定可能となっている。例
えば、「駅種別」のうち、枠で囲まれたエリア内をポイ
ンティングデバイスでクリックすると、駅種別のメニュ
ー213が表示される。このメニュー213の中から任
意の駅種別を選択することによって設定が可能となり、
駅種別以外の設定エリアに対する操作についても同様で
ある。他の設定エリアについても、「駅名」は乗務交替
駅の駅名称を入力し、「入出庫」,「他社線合流」,
「折返」については、各々の乗務交替駅において、車両
基地への入出庫運転の有無,他社線との相互乗り入れ運
転の有無,折り返し運転の有無を、メニュー選択により
設定が可能である。なお、これらの設定処理について
は、ステップS106以降を用いて後述する。
【0048】ステップS101の判定において、新規で
ないならば、ステップS103において、路線・運行形
態情報110を読込み済みか判定する。路線・運行形態
情報110を読込みが済んでいない場合には、ステップ
S104において、記憶装置100から路線・運行形態
情報110を読込み、ステップS105において、この
路線・運行形態情報110を使用して、路線・運行形態
の既存設定画面を表示する。路線・運行形態情報110
の構成については、図10を用いて後述する。
【0049】ここで、図8を用いて、路線・運行形態の
既存設定画面について説明する。なお、図8に示す設定
画面213は、路線設定の一例を示しており、乗務交替
駅4駅(A駅,B駅,C駅,D駅)で設定した場合であ
る。例えば、「端末駅」の「駅名」はA駅であり、車両
基地に対する「入出庫」が「あり」、「他社線合流」が
「なし」で、「折返」が「あり」であることを示してい
る。これらの設定は、図2に示した列車運行ダイヤに基
づいて設定されるものであり、それぞれの端末駅,中間
駅の「駅名」や、「入出庫」の有無、「他社線合流」の
有無、「折返」の有無が設定されている。なお、図2に
示したC駅からの支線は、新規路線として設定されるも
のとして、図8の状態は、支線が設定されていない状態
を示している。従って、C駅は、「中間駅」となってい
る。
【0050】端末駅で他社線との合流が無い場合は、必
ず折り返し運転となるため「折返あり」の固定表示とな
る。また、中間駅や分岐駅での折り返しは、「上りのみ
あり」「下りのみあり」「両方向あり」「(両方向)な
し」の4種類の設定が可能である。一方、端末駅におい
ては、「両方向」の折り返しはなく、上り方向の端末駅
では「上りから下りへの折り返し」のみ、下り方向の端
末駅では「下りから上りへの折り返し」のみ、若しくは
「なし」となることを示している。
【0051】次に、図6に戻って、ステップS106に
おいて、設定エリアへの選択待ちとなる。選択された設
定エリアが、「駅種別」ならば、ステップS107にお
いて、駅種別のメニューが表示され、駅種別の選択待ち
となる。例えば、図7に示した例では、「駅種別」の2
行目の「端末駅」をポインティングデバイスでクリック
すると、メニュー213が表示され、このメニュー21
3の中から任意の駅種別を選択可能となる。
【0052】駅種別が選択されると、ステップS108
において、その駅種別を表示する。次に、ステップS1
09において、選択された駅種別を判定する。駅種別が
端末駅以外ならば、ステップS110に進み、端末駅で
あるならば、ステップS106に戻って選択待ちとな
る。
【0053】選択された駅種別が端末駅以外ならば、ス
テップS110において、下り方向の端末駅の設定エリ
アの表示の有無を判定する。下り方向の端末駅の表示が
ない場合には、ステップS111において、操作中の駅
の設定エリアの次に下り端末駅の設定エリアを表示す
る。
【0054】更に、ステップS112において、ステッ
プS107で設定された駅種別が分岐駅であるか否かを
判定し、分岐駅である場合には、ステップS113にお
いて、その分岐駅の別表示があるか判定する。分岐駅の
別表示がない場合には、ステップS114において、下
り方向の端末駅の下に分岐駅名を別表示し、さらに、ス
テップS115において、その下に分岐先の支線の端末
駅のための設定エリアを表示する。例えば、図8の例に
おいて、C駅から新しい支線が設置される場合、C駅
は、「中間駅」から「分岐駅」に変更する必要がある。
そこで、C駅に対する駅種別である「中間駅」を選択し
て、表示されたメニューから「分岐駅」を選択すると、
例えば、図9の表示画面212のようになる。即ち、ス
テップS114の処理により、下り方向の端末駅である
「D駅」の下に分岐駅名である「C駅」が別表示され、
さらに、ステップS115の処理により、その下に分岐
先の支線の端末駅である「E駅」のための設定エリアが
表示される。
【0055】以上のようにして、図8に示したような既
存路線に対して、新たに支線を設けるような場合におい
ても、「駅種別」を「中間駅」から「分岐駅」に変更す
ることで、支線の分岐駅である「C駅」及び分岐された
支線の端末駅である「E駅」の表示を容易に行うことが
できる。
【0056】ステップS107で選択を取り消した場
合,ステップS109で駅種別が端末駅の場合,ステッ
プS112で駅種別が分岐駅以外の場合,及びS113
で分岐駅の別表示がある場合には、106へ戻り、設定
エリアの選択待ちとなる。
【0057】また、ステップS109で、「駅削除」が
選択された場合には、ステップS116において、削除
対象の駅種別を判定する。削除対象の駅種別が「端末
駅」の場合には、ステップS117において、その駅に
関する駅名などの他の設定エリアが全てクリア表示され
ることを操作者に確認し、OKならば、ステップS11
8において、当該駅の設定エリアを全てクリア表示す
る。ステップS116で「駅種別」が分岐駅の場合に
は、ステップS119において、その分岐駅に関連した
全ての駅の設定エリアが消去されることを操作者に確認
し、OKならば、ステップS120において、その分岐
駅の別表示と関連した全ての駅の設定エリアを消去す
る。ステップS116で「駅種別」が端末駅及び分岐駅
以外の場合には、ステップS121において、選択した
駅の設定エリアが消去されることを操作者に確認し、O
Kならば、ステップS122において、その選択した駅
の設定エリアを消去する。
【0058】さらに、ステップS106で選択された設
定エリアが「駅名」ならば、ステップS131におい
て、駅名の入力待ちとなり、入力されたならば、ステッ
プS106へ戻り、設定エリアの選択待ちとなる。ステ
ップS106で選択された設定エリアが「入出庫有
無」,「他社線合流有無」,「折返有無」のいずれかで
あれば、ステップS132において、有無のメニューの
表示・選択待ちとなり、選択されたならば、ステップS
133において、有無を表示し、ステップS106へ戻
り、設定エリアの選択待ちとなる。従って、車両基地が
新たに設置された場合には、「入出庫」を「なし」から
「あり」に変更することで容易に変更できる。さらに、
折返し駅の新設や変更に対しても、「折返」を、「な
し」から「上りのみあり」に変更したり、「上りのみあ
り」から「両方向あり」に変更することにより、容易に
変更することができる。
【0059】S106で「終了」が選択された場合に
は、ステップS141において、画面上に表示されてい
る駅のうち無効な駅がないか判定し、あれば、ステップ
S142において、該当する駅の設定エリアが消去され
ることを操作者に確認し、OKならば、ステップS14
3において、その無効な駅の設定エリアを全て消去す
る。なお、無効な駅の判定は、下り方向の端末駅と分岐
駅の再表示の間に表示されている駅や、下り方向の端末
駅の下に表示されている駅が該当する。その後、ステッ
プS144において、本設定操作のもとに路線・運行形
態情報110を保管することを操作者に確認し、OKな
らば、ステップS145において、路線・運行形態情報
110を保管し、ステップS146において、設定画面
表示を消去して、路線・運行形態設定部13を終了す
る。S106で「取消」が選択された場合には、情報を
保管せずに、ステップS146において、設定画面表示
を消去して、路線・運行形態設定部13を終了する。
【0060】以上説明したように、路線・運行形態設定
部13により、図7〜図9に示したような路線・運行形
態の設定画面を表示して、この設定内容の変更により、
路線形態の変更を容易に行うことができる。変更された
路線・運行形態は、路線・運行形態情報110として記
憶装置100に格納される。
【0061】ここで、図10を用いて、本実施形態によ
る路線・運行形態設定部13によって作成された路線・
運行形態情報110のデータ構成について説明する。路
線・運行形態情報110は、各駅毎の情報を格納したも
のであり、駅名111,駅種別112,入出庫有無11
3,他社線合流有無114,折返有無115から構成さ
れている。駅種別112は、上り端末駅/下り端末駅/
中間駅/分岐駅の区別を示し、入出庫有無113は、そ
の駅における列車の車両基地への出入りがあるか否かを
示している。他社線合流有無114は、その駅において
他社線との相互乗り入れがあるか否かを示し、折返有無
115は、その駅での折り返し運転があるか否かを示し
ている。端末駅以外における折り返し運転には、上りか
下りかの一方のみの場合と、両方向ある場合とがある。
【0062】図示する例は、図9に示した表示画面21
2に対応するものであり、駅名111については、A駅
〜E駅についての駅種別112等の情報が格納される。
例えば、駅名111が「A駅」については、駅種別11
2が「上り端末駅」であり、入出庫有無113が「あ
り」であり、他社線合流有無114が「なし」であり、
折返有無115が「あり」であるという情報が格納され
る。
【0063】従って、図6のステップS104におい
て、図10に示した路線・運行形態情報110を読込
み、さらに、ステップS105において、既存設定画面
を表示すると、図9に示した表示画面212を表示装置
30の画面に表示することができる。
【0064】次に、図11〜図28を用いて、図1に示
した処理装置10のつなぎパターン解析部14のつなぎ
パターン解析処理の内容について説明する。最初に、図
11を用いて、本実施形態のつなぎパターン解析部14
によるつなぎパターン解析処理の全体的な流れについて
説明する。
【0065】指令受付部11から対象路線名を伴ってつ
なぎパターン解析部14が起動されると、ステップS2
01において、つなぎパターン解析部14は、路線・運
行形態情報110を読込み済みか判定する。まだであれ
ば、ステップS202において、記憶装置100から路
線・運行形態情報110を読込む。次に、ステップS2
03において、つなぎパターン情報120を読込み済み
か判定する。まだであれば、ステップS204におい
て、記憶装置100からつなぎパターン情報120を読
込む。つなぎパターン情報120の読込み時に情報が見
つからなければ、ステップS205において、確認メッ
セージを表示して、新規に作成することを操作者に確認
する。OKならば、ステップS206において、つなぎ
パターン情報120を作成する。
【0066】つなぎパターン情報120の作成は、路線
・運行形態情報110の各駅毎の駅種別と入出庫有無,
他社線合流有無,折返有無などの条件に基づいて、つな
ぎパターン解析表150を参照して、可能なつなぎパタ
ーンNoを見つけ、つなぎパターン駅対応情報の該当す
る駅名のつなぎパターン毎のつなぎパターンNo使用状
態に「使用」を設定する。
【0067】本実施形態による乗務員運用計画作成シス
テムにおいては、列車乗務員運用計画作成のベースとな
る、つなぎダイヤ作成を行う際に、各々の乗務員交代駅
における列車の接続形態を「つなぎパターン」として、
パターン化する点に特徴を有している。
【0068】ここで、図12を用いて、本実施形態のつ
なぎパターン解析部14において用いるつなぎパターン
解析情報150の中のつなぎパターン表170の一例に
ついて説明する。本実施形態においては、例えば、図1
2のつなぎパターン表170に示すように、つなぎパタ
ーンNo1〜16の16種類の「つなぎパターン」を予
め用意してある。「つなぎパターン」は、乗務員交代駅
における列車の接続形態を現している。つなぎパターン
表170は、つなぎパターンNo171と、つなぎパタ
ーン172とから構成されている。
【0069】つなぎパターンNo1のつなぎパターン
は、自スジが上りの折り返しスジであり、相手スジが下
りスジの場合である。上り下りの区別は、図3に示した
つなぎダイヤの考え方に対応している。即ち、つなぎパ
ターンNo1のつなぎパターンにおける自スジは、下か
ら上に移動するスジであるため、「上りスジ」である。
また、つなぐ相手のスジは、上から下に移動するスジで
あるため、「下りスジ」である。さらに、自スジの上り
スジの列車は、駅において下りスジに折り返す列車であ
るため、「上り折返スジ」である。従って、つなぎパタ
ーンNo1のつなぎパターンは、自スジが上り折返スジ
であり、相手スジが下りスジの場合であるので、「つな
ぎパターン名」を「上り折返スジ下りつなぎ処理」と称
する。
【0070】つなぎパターンNo2のつなぎパターン
は、自スジが上り折返スジであり、つなぐ相手スジが上
りスジの場合であるので、「つなぎパターン名」を「上
り折返スジ上りつなぎ処理」と称する。つなぎパターン
No3のつなぎパターンは、自スジが下り折返スジであ
り、つなぐ相手スジが上りスジの場合であるので、「つ
なぎパターン名」を「下り折返スジ上りつなぎ処理」と
称する。つなぎパターンNo4のつなぎパターンは、自
スジが下り折返スジであり、つなぐ相手スジが下りスジ
の場合であるので、「つなぎパターン名」を「下り折返
スジ下りつなぎ処理」と称する。
【0071】つなぎパターンNo5のつなぎパターン
は、自スジが他社線に進出する上り他社線スジであり、
つなぐ相手スジが下りスジの場合であるので、「つなぎ
パターン名」を「上り他社線進出スジ下りつなぎ処理」
と称する。つなぎパターンNo6のつなぎパターンは、
自スジが他社線に進出する上り他社線スジであり、つな
ぐ相手スジが上りスジの場合であるので、「つなぎパタ
ーン名」を「上り他社線進出スジ上りつなぎ処理」と称
する。つなぎパターンNo7のつなぎパターンは、自ス
ジが他社線に進出する下り他社線スジであり、つなぐ相
手スジが上りスジの場合であるので、「つなぎパターン
名」を「下り他社線進出スジ上りつなぎ処理」と称す
る。つなぎパターンNo8のつなぎパターンは、自スジ
が他社線に進出する下り他社線スジであり、つなぐ相手
スジが下りスジの場合であるので、「つなぎパターン
名」を「下り他社線進出スジ下りつなぎ処理」と称す
る。
【0072】つなぎパターンNo9のつなぎパターン
は、自スジが車両基地に入庫する上りスジであり、つな
ぐ相手スジが下りスジの場合であるので、「つなぎパタ
ーン名」を「上り入庫スジ下りつなぎ処理」と称する。
つなぎパターンNo10のつなぎパターンは、自スジが
車両基地に入庫する上りスジであり、つなぐ相手スジが
上りスジの場合であるので、「つなぎパターン名」を
「上り入庫スジ上りつなぎ処理」と称する。つなぎパタ
ーンNo11のつなぎパターンは、自スジが車両基地に
入庫する下りスジであり、つなぐ相手スジが上りスジの
場合であるので、「つなぎパターン名」を「下り入庫ス
ジ上りつなぎ処理」と称する。つなぎパターンNo12
のつなぎパターンは、自スジが車両基地に入庫する下り
スジであり、つなぐ相手スジが下りスジの場合であるの
で、「つなぎパターン名」を「下り入庫スジ下りつなぎ
処理」と称する。
【0073】つなぎパターンNo13のつなぎパターン
は、自スジが直通する上りスジであり、つなぐ相手スジ
が上りスジの場合であるので、「つなぎパターン名」を
「上り直通スジ上りつなぎ処理」と称する。つなぎパタ
ーンNo14のつなぎパターンは、自スジが直通する上
りスジであり、つなぐ相手スジが下りスジの場合である
ので、「つなぎパターン名」を「上り直通スジ下りつな
ぎ処理」と称する。つなぎパターンNo15のつなぎパ
ターンは、自スジが直通する下りスジであり、つなぐ相
手スジが下りスジの場合であるので、「つなぎパターン
名」を「下り直通スジ下りつなぎ処理」と称する。つな
ぎパターンNo16のつなぎパターンは、自スジが直通
する下りスジであり、つなぐ相手スジが上りスジの場合
であるので、「つなぎパターン名」を「下り直通スジ上
りつなぎ処理」と称する。
【0074】次に、図13を用いて、本実施形態のつな
ぎパターン解析部14において用いるつなぎパターン解
析情報150の中のつなぎパターン解析表160のデー
タ構造の一例について説明する。上述したように、図1
2に示したつなぎパターン表170には、16種類のつ
なぎパターンが設定されているが、これらの16種類の
つなぎパターンは、「端末駅」,「中間駅」,及び「分
岐駅」の全ての「駅種別」に対して使用可能なものでは
ない。例えば、つなぎパターンNo1の「上り折返スジ
下りつなぎ処理」は、「上りスジ」で、しかも「折返」
がある場合にのみ使用可能である。また、つなぎパター
ンNo2の「上り折返スジ上りつなぎ処理」は、端末駅
では、使用できないものである。
【0075】図13に示すつなぎパターン解析表160
は、16種類のつなぎパターンの「駅種別」毎の使用可
能条件を示したものである。つなぎパターン解析表16
0は、つなぎパターンNo161,つなぎパターン名1
62,自スジ種別163,駅種別毎使用可能条件164
から構成されている。つなぎパターンNo161とつな
ぎパターン名162は、自スジを相手スジにつなげる処
理の種類を示す番号と名称であり、図12に示したつな
ぎパターンNo171の各番号と、つなぎパターン17
2の名称である。自スジ種別163は、各つなぎパター
ンの処理が可能となる自スジの種別を表しており、「上
り折返スジ」,「下り折返スジ」,「上り他社線進出ス
ジ」,「下り他社線進出スジ」,「上り入庫スジ」,
「下り入庫スジ」,「上り直通スジ],及び「下り直通
スジ」に分けられている。駅種別毎使用可能条件164
は、各つなぎパターンの処理が可能となる「端末駅」,
「中間駅」及び「分岐駅」の各駅種別毎の条件を示して
いる。
【0076】例えば、つなぎパターンNo161が
「1」であるつなぎパターン名162が「上り折返スジ
下りつなぎ処理」の処理においては、自スジ種別163
が「上り折返スジ」に対してのみ使用可能であり、さら
に、駅種別毎使用可能条件164としては、「端末駅」
に対しては、「折返あり」の場合に使用可能であり、
「中間駅」に対しては、「上り折返あり」の場合又は
「両方向折返あり」の場合に使用可能であり、「分岐
駅」に対しては、「上り折返あり」の場合又は「両方向
折返あり」の場合に使用可能であることを示している。
【0077】同様にして、例えば、つなぎパターンNo
161が「5」であるつなぎパターン名162が「上り
他社線進出スジ下りつなぎ処理」の処理においては、自
スジ種別163が「上り他社線スジ」に対してのみ使用
可能であり、さらに、駅種別毎使用可能条件164とし
ては、「端末駅」,「中間駅」及び「分岐駅」のいすれ
に対しても、「他社線合流あり」の場合に使用可能であ
ることを示している。他の各つなぎパターンに対して
も、同様なことを示している。
【0078】図11のステップS206においては、路
線・運行形態情報110の各駅毎の駅種別と入出庫有
無,他社線合流有無,折返有無などの条件に基づいて、
図13に示したつなぎパターン解析表150を参照し
て、つなぎパターン情報120の中のつなぎパターン駅
対応情報を作成する。
【0079】ここで、図14を用いて、本実施形態のつ
なぎパターン解析部14において作成されるつなぎパタ
ーン情報120の中のつなぎパターン駅対応情報121
0のデータ構造の一例について説明する。つなぎパター
ン駅対応情報1210は、路線・運行形態情報110の
各駅毎の駅種別と入出庫有無,他社線合流有無,折返有
無などの条件に基づいて、使用可能なつなぎパターンN
oを見つけ、つなぎパターン駅対応情報の該当する駅名
のつなぎパターン毎のつなぎパターンNo使用状態に
「使用」を設定するものである。
【0080】図14に示すように、つなぎパターン駅対
応情報1210は、各駅毎に可能なつなぎパターンとそ
の使用状態を格納したもので、駅名1211と、つなぎ
パターン毎のつなぎ使用状態1212から構成されてい
る。つなぎパターンNoは、つなぎの対象としているス
ジ(自スジ)とつなぎ相手となるスジ(相手スジ)の関
係をパターン化したもので、図12のつなぎパターンN
o1〜16に対応している。つなぎ使用状態1212
は、各駅における使用可/不可の区別と使用可の場合の
使用/未使用の区別を示しており、使用不可は「×」で
示している。
【0081】例えば、駅名1211の欄に記載されてい
る「A駅」は、図10に示した路線・運行形態情報11
0の駅種別112は「上り端末駅」であり、入出庫有無
113は「あり」で、他社線合流有無114は「なし」
であり、折返有無115は「あり」である。これらの条
件を、図13に示したつなぎパターン解析表160の使
用可能条件と合わせてみると、自スジ種別163が「上
り折返スジ」のみ(つなぎパターンの1,2,9,1
0)が該当する。また、駅種別毎使用可能条件164の
「端末駅」について見ると、「折返ありで可」という条
件を満たすことから、つなぎパターンNo1.9のみが
使用可能となる。
【0082】図14のつなぎパターン駅対応情報121
0は、このようにして、路線・運行形態情報110の各
駅毎の駅種別と入出庫有無,他社線合流有無,折返有無
などの条件に基づいて、使用可能なつなぎパターンNo
を見つけ、つなぎパターン駅対応情報の該当する駅名の
つなぎパターン毎のつなぎパターンNo使用状態に「使
用」を設定したものであり、例えば、駅名1211が
「A駅」に対しては、つなぎパターンNo1,9が「使
用」となり、その他は、「×(使用不可)」となってい
る。
【0083】他の各駅B駅〜E駅についても、同様であ
り、例えば、D駅は、つなぎパターンNo7が「使用」
可能であり、つなぎパターンNo1〜6,8〜16が
「×(使用不可)」であり、E駅は、つなぎパターンN
o3が「使用」可能であり、つなぎパターンNo1〜
2,4〜16が「×(使用不可)」である。なお、B
駅、C駅のつなぎパターンNo13,14,15,16
の「未使用」については、ステップS217を用いて後
述する。
【0084】次に、図11に戻って、ステップS207
において、パターン解析部14は、つなぎパターン情報
120がそろった後、路線・運行形態情報110を使用
して、路線状況画面を表示する。表示される路線状況画
面は、図9に示した路線・運行形態の設定画面と同じも
のである。但し、この画面においては、表示のみで設定
エリアの枠は表示されず、従って設定内容の変更は不可
である。そして、ステップS208において、駅の選択
待ちとなる。
【0085】駅のうちの1つが指定されると、ステップ
S209において、当該駅に関する運行情報を表示す
る。さらに、ステップS210において、指定された駅
の駅種別を判別し、ステップS211〜S213におい
て、つなぎパターン情報120を使用して、各駅毎に可
能なつなぎパターンを表示する。具体的には、指定した
駅の駅種別が「上り端末駅」ならば、ステップS211
において、図15に示すように、上りスジに対するつな
ぎパターンを表示する。駅種別が「下り端末駅」なら
ば、ステップS212において、図18,図19に示す
ように、下りスジに対するつなぎパターンを表示する。
駅種別が「端末駅以外」ならば、ステップS213にお
いて、図16,図17に示すように、上りスジと下りス
ジに対するつなぎパターンを表示する。
【0086】ここで、図15〜図19を用いて、本実施
形態のつなぎパターン解析部14において表示する各駅
毎に可能なつなぎパターンの表示例について説明する。
これらの表示画面は、操作者が各乗務交替駅毎のスジ同
士のつなぎパターンを確認するために使用される。図1
5〜図19は、本発明の一実施形態による乗務員運用計
画作成システムのパターン解析部において表示する各駅
毎に可能なつなぎパターンの表示例の説明図である。
【0087】図15は、指定した駅の駅種別が「上り端
末駅」であるA駅の場合に表示される上りスジに対する
つなぎパターンの一例であり、「入出庫あり」,「他社
線合流なし」,「折返あり(固定)」の場合の例であ
る。図示するように、上り端末駅であるA駅で可能なス
ジ同士のつなぎパターンを表示する。
【0088】即ち、図14に示したように、A駅に対し
ては、つなぎパターンNo使用状態1212は、つなぎ
パターンNo2〜8,10〜16が「×(使用不可)」
であり、つなぎパターンNo1,9が「使用」可能であ
る。従って、図15に示したように、つなぎパターンN
o1に対応する「(1)上り折返スジ下りつなぎ処理」
と、つなぎパターンNo9に対応する「(2)上り入庫
スジ下りつなぎ処理」が使用可能として表示される。
【0089】図16は、指定した駅の駅種別が「中間
駅」であるB駅の場合に表示される上りスジ及び下りス
ジに対するつなぎパターンの一例であり、「入出庫な
し」,「他社線合流あり」,「折返両方あり」の場合の
例である。図示するように、中間駅であるB駅で可能な
スジ同士のつなぎパターンを表示する。
【0090】即ち、図14に示したように、B駅に対し
ては、つなぎパターンNo使用状態1212は、つなぎ
パターンNo9〜12が「×(使用不可)」である。そ
れ以外のつなぎパターンNo1〜8,13〜16は、使
用可能である。従って、図16に示したように、上りス
ジに対しては、つなぎパターンNo1に対応する
「(1)上り折返スジ下りつなぎ処理」と、つなぎパタ
ーンNo2に対応する「(2)上り折返スジ上りつなぎ
処理」と、つなぎパターンNo5に対応する「(3)上
り他社進出スジ下りつなぎ処理」と、つなぎパターンN
o6に対応する「(4)上り他社進出スジ上りつなぎ処
理」と、つなぎパターンNo13に対応する「(5)上
り直通スジ上りつなぎ処理」と、つなぎパターンNo1
4に対応する「(6)上り直通スジ下りつなぎ処理」が
使用可能として表示される。また、下りスジに対して
は、つなぎパターンNo3に対応する「(1)下り折返
スジ上りつなぎ処理」と、つなぎパターンNo4に対応
する「(2)下り折返スジ下りつなぎ処理」と、つなぎ
パターンNo7に対応する「(3)下り他社進出スジ上
りつなぎ処理」と、つなぎパターンNo8に対応する
「(4)下り他社進出スジ下りつなぎ処理」と、つなぎ
パターンNo15に対応する「(5)下り直通スジ下り
つなぎ処理」と、つなぎパターンNo16に対応する
「(6)下り直通スジ上りつなぎ処理」が使用可能とし
て表示される。
【0091】なお、図16に示した状態では、「(5)
上り直通スジ上りつなぎ処理」と、「(6)上り直通ス
ジ下りつなぎ処理」と、「(5)下り直通スジ下りつな
ぎ処理」と、「(6)下り直通スジ上りつなぎ処理」の
右側のボックスが「未使用」となっているが、初期状態
では、ここは、「使用」となっている。「使用」から
「未使用」への変更は、ステップS217によって行わ
れるものであり、この点については、後述する。
【0092】図17は、指定した駅の駅種別が「分岐
駅」であるC駅の場合に表示される上りスジ及び下りス
ジに対するつなぎパターンの一例であり、「入出庫な
し」,「他社線合流なし」,「折返上りのみあり」の場
合の例である。図示するように、分岐駅であるC駅で可
能なスジ同士のつなぎパターンを表示する。即ち、図1
4に示したように、C駅に対しては、つなぎパターンN
o使用状態1212は、つなぎパターンNo3〜12が
「×(使用不可)」であり、それ以外のつなぎパターン
No1,2,13〜16は、使用可能である。
【0093】図9において説明したように、例えば、図
8の例において、C駅から新しい支線が設置される場
合、C駅が、「中間駅」から「分岐駅」に変更すること
で、支線の分岐駅である「C駅」及び分岐された支線の
端末駅である「E駅」の表示を行っている。C駅が「中
間駅」から「分岐駅」に変更された情報に基づいて、図
17に示すように、指定した駅の駅種別が「分岐駅」に
対するC駅の上りスジ及び下りスジに対するつなぎパタ
ーンが、「入出庫なし」,「他社線合流なし」,「折返
上りのみあり」の条件の基で表示される。従って、C駅
が「中間駅」から「分岐駅」に変更された場合にも、使
用可能なつなぎパターンを容易に把握することができ
る。
【0094】図18は、指定した駅の駅種別が「下り端
末駅」であるD駅の場合に表示される下りスジに対する
つなぎパターンの一例であり、「入出庫なし」,「他社
線合流あり」,「折返なし」の場合の例である。図示す
るように、下り端末駅であるD駅で可能なスジ同士のつ
なぎパターンを表示する。即ち、図14に示したよう
に、D駅に対しては、つなぎパターンNo使用状態12
12は、つなぎパターンNo1〜6,8〜16が「×
(使用不可)」であり、それ以外のつなぎパターンNo
7は、使用可能である。
【0095】図19は、指定した駅の駅種別が「下り端
末駅」であるE駅の場合に表示される下りスジに対する
つなぎパターンの一例であり、「入出庫なし」,「他社
線合流なし」,「折返あり」の場合の例である。図示す
るように、下り端末駅であるE駅で可能なスジ同士のつ
なぎパターンを表示する。
【0096】図9において説明したように、例えば、C
駅から新しい支線が設置され、その下り端末駅がE駅で
ある場合にも、E駅に対して、指定した駅の駅種別が
「下り端末駅」であり、「入出庫なし」,「他社線合流
なし」,「折返あり」という条件の基で使用可能つなぎ
パターンを容易に把握することができる。
【0097】ここで、図11に戻り、ステップS214
において、パターン解析部14は、各つなぎパターンに
対する設定エリアを表示する。「設定エリア」とは、図
15に示す例では、四角の枠で表示されている「使用」
や「詳細」のエリアである。そして、ステップS215
において、設定エリアの選択待ちとなる。
【0098】さらに、選択された設定エリアが使用/未
使用を指定する使用状態ならば、ステップS216にお
いて、そのメニューの表示・選択待ちとなる。即ち、例
えば、図15のつなぎパターン(上りスジ)の(1)上
り折返スジ下りつなぎ処理の右側の「使用」の枠内をポ
インティングデバイスによりクリックすると、図7のメ
ニュー213のようなメニューが表示される。メニュー
の内容は、「使用」と「未使用」である。即ち、使用可
能である各つなぎ処理を、「使用」から「未使用」に選
択することができる。また、一旦、「未使用」にしたも
のも、「未使用」から「使用」に選択を変更することが
できる。
【0099】メニューから選択されると、ステップS2
17において、選択内容表示し、ステップS215へ戻
り、設定エリアの選択待ちとなる。
【0100】ステップS215で選択された設定エリア
が「詳細」表示ならば、ステップS218において、詳
細な条件設定処理となり、その設定が終了したならば、
ステップS215へ戻り、設定エリアの選択待ちとな
る。条件設定処理の詳細については、図20を用いて説
明する。
【0101】ステップS215で「終了」が選択された
場合には、ステップS219において、本設定操作のも
とに、つなぎパターン情報120を保管することを操作
者に確認する。そして、OKならば、ステップS220
において、つなぎパターン情報120を保管する。例え
ば、図16に示す例において、つなぎパターン「(5)
上り直通スジ上りつなぎ処理」,「(6)上り直通スジ
下りつなぎ処理」や「(5)下り直通スジ下りつなぎ処
理」,「(6)下り直通スジ上りつなぎ処理」を使用し
ない場合には、これらを「未使用」と選択し、図14に
示したつなぎパターン情報120のつなぎパターン駅対
応情報1210の「B駅」のつなぎパターンNo13〜
16に「未使用」を保管する。そして、ステップS22
1において、設定画面表示を消去して、ステップS20
8の選択待ちへ戻る。
【0102】ステップS215で「取消」が選択された
場合には、ステップS221において、情報を保管せず
に設定画面表示を消去して、ステップS208へ戻る。
また、ステップS208で「終了」が選択された場合に
は、ステップS222において、画面表示を消去して、
つなぎパターン解析部14を終了する。
【0103】次に、図20を用いて、図11のステップ
S218に示した条件設定処理の詳細について説明す
る。ステップS231において、選択されたつなぎパタ
ーンについて、図14に示したつなぎパターン情報や図
12に示したつなぎパターン表を基に、条件設定画面を
表示し、ステップS232において、選択待ちとなる。
【0104】ここで、図21及び図22〜図24を用い
て、図20のステップS231における条件設定画面表
示の詳細について説明する。図22〜図24に示す表示
画面は、つなぎパターン解析部14によって表示される
とともに、操作者が、つなぎパターンの選択や優先順序
付け、つなぎのための条件を確認・変更するために使用
する。図22〜図24は、各つなぎパターンの詳細を表
示するものであり、各つなぎパターンに対応して、図1
2に示した2つのスジ同士の関係を示す図を表示し、ま
た、2つのスジをつなぐか否か判定する場合に必要な時
間間隔に関する時間値と、対象とする相手スジの種類と
優先順位設定のための操作画面の例を示している。な
お、以下の説明では、図5のつなぎパターン(上りス
ジ)の(1)上り折返スジ下りつなぎ処理の右側にある
「詳細」を選択した場合について説明する。
【0105】図21のステップS251において、つな
ぎパターン解析部14は、路線名と駅に関する情報を表
示する。即ち、図22に示す例では、「路線名」として
「路線名:ABC線」を表示し、「駅に関する情報」と
して、「駅名:A駅」,「駅種別:上り端末駅」,「入
出庫:あり」,「他社線合流:なし」,「折返:あり」
を表示する。図23,図24についても同様である。
【0106】次に、ステップS252において、つなぎ
パターン名を表示する。即ち、図22に示す例では、
「つなぎパターン(上りスジ):上り折返スジ下りつな
ぎ処理」を表示する。次に、ステップS253におい
て、図12に示したつなぎパターン表170に基づいた
つなぎパターン図を表示する。即ち、図22に示す例で
は、「つなぎパターン(上りスジ)の表示の下にある
「自スジ(折返)」,「相手スジ1」,「相手スジ2」
等のつなぎパターンを図式化して表示する。
【0107】さらに、ステップS254において、平日
/休日指定エリアを表示する。即ち、図22に示す例で
は、図式化して表示されているつなぎパターンの右側の
四角の枠内に表示されている「平日」を表示する。「平
日」が初期状態の表示であり、この枠をクリックするこ
とにより、「平日」と「休日」を選択できるメニューが
表示される。次に、ステップS255において、時間指
定種別を判定し、時間帯の場合には、ステップS258
において、時間帯毎の時間設定エリアを表示し、固定の
場合は、ステップS257において、固定時間の設定エ
リアを表示する。即ち時間帯毎の時間設定エリアとは、
例えば、図22に示す例のように、「始発〜終電」まで
の間のつなぎ時間(最小時間と最大時間)を、「始発〜
8:00」,「8:00〜9:30」のように時間帯毎
に設定するものである。固定時間エリアとは、図23や
図24に示すように、時間帯による区別を行わず、固定
とするものである。
【0108】次に、ステップS259において、対象と
する相手スジ指定のための設定エリアを表示する。即
ち、図22に示す例では、「対象とする相手スジ」とし
て、「1)自スジの折返スジ」,「2)他社線戻りス
ジ」等を表示する。
【0109】ここで、図25を用いて、対象相手スジの
設定エリア表示の詳細について説明する。ステップS2
70において、つなぎパターン解析部14は、図22に
示すように、タイトルを表示する。次に、ステップS2
71において、つなぎパターンNoを判定し、つなぎパ
ターンNoが1又は3の場合には、ステップS272に
おいて、「自スジの折返スジ」の設定エリアを表示し、
つなぎパターンNoが13又は15の場合には、ステッ
プS273において、「自スジの直通スジの設定エリ
ア」を表示し、その他の場合は表示しない。「自スジの
折返スジ」の設定エリアは、例えば、図22の「対象と
する相手スジ」の「1)自スジの折返スジ」の設定エリ
アである。
【0110】ステップS274において、図10に示し
た路線・運行形態情報110に基づき、他社線合流があ
るか判定する。あれば、ステップS275において、
「他社線戻りスジ」の設定エリアを表示し、無ければ、
ステップS276において、「他社線戻りスジなし」の
表示を行う。「他社線戻りスジ」の設定エリアは、例え
ば、図23のつなぎパターン(上りスジ)の「対象とす
る相手スジ」の「1)他社線戻りスジ」の設定エリアで
ある。「他社線戻りスジなし」は、例えば、図22の
「対象とする相手スジ」の「2)他社線戻りスジ」の
「なし」の表示である。次に、ステップS277におい
て、「つなぎ済みスジ」の設定エリアの表示を行う。
「つなぎ済みスジ」の設定エリアは、例えば、図22の
「対象とする相手スジ」の「3)つなぎ済みスジ」の設
定エリアである。
【0111】次に、ステップS278において、図10
の路線・運行形態情報110に基づき、入出庫があるか
判定する。あれば、ステップS279において、「出庫
スジ」の設定エリアを表示し、無ければ、ステップS2
80において、「出庫スジなし」の表示を行う。「出庫
スジ」の設定エリアは、例えば、図22の「対象とする
相手スジ」の「4)出庫スジ」の設定エリアである。
「出庫スジなし」は、例えば、図23のつなぎパターン
(上りスジ)の「対象とする相手スジ」の「3)出庫ス
ジ」の「なし」の表示である。
【0112】次に、ステップS281において、つなぎ
パターンNoを判定する。つなぎパターンNoが1,
2,5,6,9,10,13,14のいずれかの場合に
は、ステップS282において、上り折り返しがあるか
判定する。あれば、ステップS283において、「上り
折返スジ」の設定エリアを表示し、無ければ、ステップ
S284において、「折返スジなし」の表示を行う。ま
た、ステップS281で、つなぎパターンNoが上記以
外であれば、ステップS285において、下り折り返し
があるか判定する。あれば、ステップS286におい
て、「下り折返スジ」の設定エリアを表示し、無けれ
ば、ステップS284において、「折返スジなし」の表
示を行う。
【0113】さらに、ステップS287において、図1
0の路線・運行形態情報110に基づき、駅種別を判定
する。中間駅か分岐駅であれば、ステップS288にお
いて、直通スジの設定エリアを表示し、端末駅であれば
表示しないで、対象相手スジの設定エリアの表示を終了
する。
【0114】ここで、図21に戻り、ステップS260
において、第2つなぎパターンNoがあるか判定し、あ
れば、ステップS252へ戻り、第2つなぎパターンN
oについて上記と同様に表示する。第2のつなぎパター
ンNoとは、例えば、図15に示す例では、2つのつな
ぎパターンがあり、この2番目のつなぎパターンのこと
である。ステップS260で、第2つなぎパターンNo
が無いか、第2つなぎパターンNoの表示を終了してい
る場合には、条件設定画面の表示を終了する。
【0115】さらに、図20に戻り、ステップS232
で選択された設定エリアが平日/休日の指定エリアや固
定/時間帯の指定エリアならば、ステップS233にお
いて、そのメニューの表示・選択待ちとなる。そして、
選択されると、ステップS234において、それに対応
する条件値入力エリアを表示し、ステップS232へ戻
り、設定エリアの選択待ちとなる。ここで、「条件値入
力エリア」とは、例えば、図22の例では、「始発〜
8:00」の右側の「最小時間」に対する入力枠や、
「最大時間」に対する入力枠である。また、ステップS
232で選択された設定エリアが条件値ならば、ステッ
プS235において、入力待ちとなり、入力されたなら
ば、ステップS232へ戻り、設定エリアの選択待ちと
なる。また、ステップS232で選択された設定エリア
が対象とする相手スジの優先順位の設定エリアならば、
ステップS236において、そのメニューの表示・選択
待ちとなり、選択されたならば、ステップS237にお
いて、選択内容を表示し、ステップS232へ戻り、設
定エリアの選択待ちとなる。
【0116】ここで、図26を用いて、選択される情報
であるつなぎパターン情報120の中のつなぎパターン
判定情報1220について説明する。つなぎパターン判
定情報1220は、各駅で使用可能なつなぎパターン毎
に、スジ同士をつなげるか否かの判定を行う処理との対
応を格納したものである。つなぎパターン判定情報12
20は、駅名1221と、つなぎパターンNo1222
と、つなぎ判定処理No毎使用状態1223とから構成
されている。「つなぎ判定処理No」は、自スジを相手
スジにつなげるために判定する処理の種類であり、その
詳細については図36を用いて後述する。つなぎ判定処
理No毎使用状態1223は、各駅毎の各つなぎパター
ンにおける使用可/不可の区別と使用可の場合の使用/
未使用の区別を示しており、使用不可は「×」で示し、
使用可で使用の場合は優先順位を示す数字で示してい
る。優先順位は、つなぎ判定処理の結果、OKとなった
場合のつなぎの優先度を示し、数字の小さい程、優先度
が高いことを示している。
【0117】さらに、図20のステップS232で「終
了」が選択された場合には、ステップS238におい
て、条件情報を更新することを操作者に確認し、OKな
らば、ステップS239において、本設定操作のもとに
情報を更新し、ステップS240において、条件設定画
面表示を消去して、条件設定処理を終了する。なお、ス
テップS232で「取消」が選択された場合には、情報
を更新せずに終了する。
【0118】ここで、図27及び図28を用いて、更新
される情報であるつなぎパターン情報120の中のつな
ぎパターン条件情報1230及び時間帯テーブル124
0について説明する。図27に示すつなぎパターン条件
情報1230は、各駅で使用可能なつなぎパターン毎に
つなぎ条件を格納したものである。つなぎパターン条件
情報1230は、駅名1231と、つなぎパターンNo
1232と、平日/休日指定1233と、固定/時間帯
指定1234と、つなぎ条件1235〜1238とから
構成されている。つなぎ条件1235〜1238は、ス
ジ同士をつなぐか否かを判定するための条件を示してお
り、つなぎが可能か否かをスジの時間間隔で判定する例
で、そのために必要なスジ同士の時間間隔の最小と最大
時間値を示しており、各々、平日/休日用、また、時間
値が固定の場合と時間帯によって異なる場合の例を示し
ている。
【0119】例えば、図22に示したように、「A駅」
の「つなぎパターン(上りスジ):上り折返スジ下りつ
なぎ処理」に対して、「平日」で「時間帯毎」を設定し
た場合には、図26の駅名1231の「A駅」で、つな
ぎパターンNo1232が「1」に対しては、平日/休
日指定1233は「平日」と設定され、固定/時間帯指
定1234は「時間帯」と設定される。そして、つなぎ
条件1236には、「時間帯数」が「6」で、「テーブ
ルポインタ」が「T2」と設定される。なお、「テーブ
ルポインタ」は、図27の時間帯テーブル1240の位
置を示している。
【0120】また、つなぎパターン条件情報1230に
は、その他のつなぎ条件1235,1237,1238
が初期値として用意されている。図示の例は、いずれも
初期値を示しており、例えば、「A駅」の「つなぎパタ
ーンNo1」を「平日」で「固定」に設定すると、つな
ぎ条件1235に設定された条件が格納される。
【0121】次に、図28は、時間帯によって時間値が
異なる場合に使用する時間帯テーブル1240の構成例
を示している。時間帯テーブル1240は、時間帯上限
時刻1241と、最小時間1242と、最大時間124
3とから構成される。時間帯テーブル1240は、つな
ぎパターン条件情報1230のつなぎ条件1236,1
238のテーブルポインタ(例えば、T1,T2)によ
って引かれる。図22に示したように、時間帯毎の最小
時間/最大時間を「始発〜8:00」を「4.5」分/
「15」分とし、「8:00〜9:30」を「6.0」
分/「15」分とすると、これらの条件は、テーブルポ
インタT2で引かれて時間帯テーブル1240のテーブ
ルポインタT2に格納される。
【0122】以上のようにして、つなぎパターン解析部
14は、各々の駅で可能なスジ同士のつなぎパターンを
表示し、必要に応じて操作によりつなぎパターンの使用
/未使用の指定が可能である。各駅で可能なスジ同士の
つなぎパターンは、路線・運行形態設定部13で設定さ
れた路線・運行形態情報110を基に、つなぎパターン
解析部14が、図13に示すつなぎパターン解析表16
0に基づいて解析を行った結果によって得られ、図1
4,26,27に示すつなぎパターン情報120に保存
される。
【0123】次に、図29〜図37を用いて、つなぎダ
イヤ生成部15のつなぎダイヤ生成処理について説明す
る。最初に、図29を用いて、つなぎダイヤ生成部15
のつなぎダイヤ生成処理の全体的な流れについて説明す
る。つなぎダイヤ生成処理は、自スジのつなぎ相手のス
ジを見つける処理であり、ステップS309の繰り返し
により、相手スジの対象として、発時刻順に並べ替えた
つなぎダイヤ情報140に存在する全てのスジの数だけ
繰り返し処理を行うものである。但し、相手スジとし
て、つなぎパターン毎に上り方向のスジを対象とする
か、下り方向のスジを対象とするかが決まっているた
め、つなぎダイヤ情報140の上り方向か下り方向かの
一方の全てのスジだけ繰り返し処理を行うこととなる。
【0124】指令受付部11から対象路線名を伴って起
動されると、ステップS301において、つなぎダイヤ
生成部15は、路線・運行形態情報110を読込み済み
か判定する。まだであれば、ステップS302におい
て、記憶装置100から図10に示した路線・運行形態
情報110を読込む。
【0125】次に、ステップS303において、つなぎ
パターン情報120を読込み済みか判定する。まだであ
れば、ステップS304において、記憶装置100から
図14及び図26〜図28に示したつなぎパターン情報
120を読込む。
【0126】さらに、ステップS305において、列車
運行ダイヤ情報130を読込み済みか判定する。まだで
あれば、ステップS306において、記憶装置100か
ら図30に示す列車運行ダイヤ情報130を読込む。
【0127】ここで、図30を用いて、つなぎダイヤ作
成方法で使用する列車運行ダイヤ情報130の具体的な
データ構造の例について説明する。列車運行ダイヤ情報
130は、各スジ毎の列車運行情報からなり、下り方向
スジ用列車運行ダイヤ情報130Aと上り方向スジ用列
車運行ダイヤ情報130Bの2つから構成されている。
下り方向スジ用列車運行ダイヤ情報130Aと上り方向
スジ用列車運行ダイヤ情報130Bは、それぞれ、同一
構成である。列車運行ダイヤ情報130は、スジNo1
31と、列番132と、始発駅133と、行先駅134
と、前スジNo135と、後スジNo136と、発時刻
137と、着時刻138とから構成されている。
【0128】スジNo131は、各スジに対して連続し
て付した番号であり、本実施形態においては、便宜上、
下り方向スジには「10000〜10999」を用い、
上り方向スジには「11000〜11999」を用い、
これ以外の正整数は、他社線におけるスジに対して用い
ることとする。列番132は、各列車の名前であり、2
00T,201Hなどの文字列から成る。始発駅133
は、各スジの始発駅名であり、行先駅134は、各スジ
の行先駅名である。
【0129】前スジNo135は、列車が連続的に運行
される1つ前のスジNoであり、後スジNo136は、
列車が連続的に運行される1つ後のスジNoである。前
スジNo135または後スジNo136が「10000
〜10999」または「11000〜11999」であ
れば、自社線内の折り返し運行を表わし、それ以外の正
整数の場合には、他社線からの戻り列車または他社線へ
の進出列車を表わすこととなる。また、車両基地への入
出庫列車では、便宜上、スジNoとして負整数を用いて
いる。発時刻137は、始発駅からの発車時刻であり、
着時刻138は行先駅への到着時刻である。
【0130】図30に示した列車ダイヤ情報130の例
は、図2に示した列車運行ダイヤに対応しているもので
ある。即ち、下り方向スジ用列車運行ダイヤ情報130
Aにおいて、スジNo131が「10010」のスジ
は、図2における「スジ6」に対応するものである。従
って、「スジ6」の列番132は「200T」であり、
始発駅133は「A駅」であり、行先駅134は「B
駅」であり、前スジNo135は「出庫」であり、後ス
ジNo136は「10」であり、発時刻137は「t
b」であり、着時刻138は「tc」であることを表して
いる。また、例えば、図2における「スジ1」から「ス
ジ2」のような折返スジについては、図30のスジNo
131が「10020」の「スジ2」に対する前スジN
o135が「11010」となっており、これは、上り
方向スジ用列車運行ダイヤ情報130Bの「スジ1」の
スジNo131と同じものとなっており、「スジ1」か
ら「スジ2」へと折り返すことを示している。
【0131】次に、図29に戻り、ステップS307に
おいて、つなぎダイヤ生成部15は、つなぎダイヤ情報
140の初期設定を行う。ここで、図31を用いて、つ
なぎダイヤ作成方法で生成するつなぎダイヤ情報140
の具体的なデータ構造の例について説明する。つなぎダ
イヤ情報140は、各スジについてのスジ同士のつなぎ
に関する情報からなり、下り方向スジ用つなぎダイヤ情
報140Aと上り方向スジ用つなぎダイヤ情報140B
の2つから構成されている。下り方向スジ用つなぎダイ
ヤ情報140Aと上り方向スジ用つなぎダイヤ情報14
0Bとは、それぞれ、同一構成である。つなぎダイヤ情
報140は、スジNo141と、つなぎフラグ142
と、前つなぎスジNo143と、後つなぎスジNo14
4とから構成されている。
【0132】スジNo131は、各スジに対して連続し
て付した番号であり、列車運行ダイヤ情報130のスジ
No131の内容をそのまま複写したものである。つな
ぎフラグ142は、そのスジが他のスジとつながってい
る「済」か、つながっていない「未」かを示している。
前つなぎスジNo143は、つなぎ処理の結果つながれ
た1つ前のスジNoであり、後つなぎスジNo144
は、つなぎ処理の結果つながれた1つ後のスジNoであ
る。
【0133】図31に示す状態は、つなぎ処理が行われ
た結果を示しているが、図29のステップS307にお
けるつなぎダイヤ情報初期設定は次のように行われる。
即ち、図29のステップS307において、つなぎダイ
ヤ生成部15は、列車運行ダイヤ情報130からスジN
oをつなぎダイヤ情報140のスジNoへ複写し、列車
運行ダイヤ情報130の発時刻順につなぎダイヤ情報1
40を並べ替え、次いで、つなぎダイヤ情報140のつ
なぎフラグを全て「未」と設定し、前つなぎスジNoと
後つなぎスジNoを全て「なし」と設定して、初期設定
処理を終了する。なお、つなぎ処理を早い時刻のスジか
ら始める必要からつなぎダイヤ情報140を列車運行ダ
イヤ情報130の発時刻137の順にソーティングして
おく方が都合が良く、図31では発時刻順にソーティン
グされている状態を示している。また、つなぎ処理では
他社線のスジはつながれないため、前つなぎスジNo1
43と後つなぎスジNo144は、10000〜109
99または11000〜11999か、入出庫の場合に
は負整数となる。
【0134】図29のステップS309において、発時
刻順に並べ替えたつなぎダイヤ情報140に存在する全
てのスジの数だけ繰り返し処理を行う。全てのスジの数
に対する繰り返し処理は、便宜上、まず、全ての下り方
向のスジについて行い、次いで、全ての上り方向のスジ
について行っている。ところで、スジのつなぎを開始す
る先頭のスジは出庫スジである方が都合が良いため、ス
テップS308においては、ステップS309の繰り返
し処理を複数回(例えば、3回)実行するようにしてい
る。その1回目では、出庫スジを対象とし、2回目以降
は全てのスジについて行うようにしている。
【0135】ステップS309の繰り返し処理の中身の
処理の流れについては、まず、ステップS310におい
て、つなぎダイヤ情報140の先頭から順に取出したス
ジを自スジとして、そのスジがつなぎ済みかをつなぎフ
ラグを用いて判定する。未済の場合には、ステップS3
11において、実行1回目で出庫スジ又は実行2回目か
を判定する。そして、実行1回目で出庫スジ又は実行2
回目の場合には、ステップS312において、つなぎ処
理を実行する。つなぎ処理の詳細については、図32を
用いて後述する。
【0136】ステップS313において、全スジについ
て終了したならば、ステップS309の繰り返し処理の
2回目を行う。ステップS314において、実行回数分
終了したならば、生成されたつなぎダイヤ情報140を
保管して、つなぎパターン生成部15を終了する。
【0137】次に、図32を用いて、図31のステップ
S312におけるつなぎ処理の詳細な処理内容について
説明する。ステップS321において、つなぎダイヤ生
成部15は、つなぐスジNoを一時的に記憶しておくつ
なぎ情報記憶エリア300を初期設定する。つなぎ情報
記憶エリア300は、図1に示す処理装置10の中の記
憶エリアの中に作成されるここで、図33を用いて、つ
なぎ情報記憶エリア300の構成について説明する。つ
なぎ情報記憶エリア300は、自スジNo301と、行
先駅302と、第1つなぎパターンNo303と、第2
つなぎパターンNo304と、決定種別305と、登録
スジNo306と、優先順位307とから構成される。
これらの各部の詳細については、以下において説明する
が、ステップS321の初期設定においては、これらの
各部がクリアされる。
【0138】図32に戻り、ステップS322におい
て、つなぎダイヤ生成部15は、自スジに関する情報
を、図30に示した列車運行ダイヤ情報130から取出
して、図33に示したつなぎ情報記憶エリア300の自
スジNo301と行先駅302を設定する。
【0139】次に、ステップS323において、自スジ
の種別と行先駅の駅種別に基づき、図34に示すつなぎ
パターン対応表180を参照してつなぎパターンNoの
候補を決定し、図26に示したつなぎパターン判定情報
1220にその行先駅とつなぎパターンNoの組み合わ
せが存在するか調べ、存在した場合に実行つなぎパター
ンとして決定して、つなぎ情報記憶エリア300のつな
ぎパターンNo303と304へ設定する。
【0140】ここで、図34を用いて、つなぎパターン
対応表180の構成について説明する。つなぎパターン
対応表180は、図13に示したつなぎパターン解析表
160の各つなぎパターンNo161を、自スジ種別と
駅種別から対応できるように並べ替えた対応表である。
つなぎパターン対応表180は、自スジ種別181と、
駅種別毎つなぎパターンNo182とから構成されてい
る。
【0141】例えば、ステップS322及びS323に
おける処理を、図2に示した「スジ1」を用いて、具体
的に説明する。「スジ1」に関して、ステップS322
により、図33に示したつなぎ情報記憶エリア300の
自スジNo301には「11010」が設定され、行先
駅302には「A駅」が設定される。ステップS323
では、「スジ1」の自スジの種別は「上り折返スジ」で
あり、行先駅である「A駅」の駅種別は「上り端末駅」
であるため、図34に示すつなぎパターン対応表180
を参照してつなぎパターンNoの候補として、繋ぎパタ
ーン「1」を決定する。次に、図26に示したつなぎパ
ターン判定情報1220の行先駅である「A駅」とつな
ぎパターンNo「1」の組み合わせが存在するため、実
行つなぎパターンとして決定して、つなぎ情報記憶エリ
ア300のつなぎパターンNo303に設定する。な
お、図34のつなぎパターン対応表180から理解され
るように、例えば、自スジ種別181が「上り折返ス
ジ」で、駅種別182が「中間駅」の場合には、つなぎ
AパターンNoが「1」と「2」となるので、図33の
つなぎ情報記憶エリア300の第1つなぎパターンNo
303に「1」が設定され、第2つなぎパターンNo3
04に「2」が設定される。
【0142】次に、図32のステップS324におい
て、つなぎパターン数を判定する。つなぎパターン数が
存在しない場合には、何もしないで終了する。決定した
つなぎパターンは、1個の場合と2個の場合があり、1
個の場合には、ステップS324において、つなぎ情報
記憶エリア300の第1つなぎパターンNo303によ
り、相手スジの方向(上り/下り)を決定し、決定した
方向の全スジを対象に、ステップS326において、ス
テップS327以下の処理を繰り返す。なお、本実施形
態においては、図12に示したつなぎパターン表170
により、つなぎパターンNoが、1、4、5、8、9、
12、14、15のいずれかの場合に、下りとなり、そ
れ以外は上りとなる。
【0143】次に、ステップS327において、決定し
た方向のスジを相手スジとして情報を取出し、ステップ
S328において、それに基づくつなぎ判定処理を行
い、つなぎ決定となるか、最後のスジになるまで繰り返
す。「つなぎ判定処理」の詳細については、図35を用
いて後述する。
【0144】図33に示したつなぎ情報記憶エリア30
0の決定種別305に、「つなぎ決定」がセットされて
いる場合には、つなぎ決定となり、その場合には、ステ
ップS345において、つなぎ設定を行う。「つなぎ設
定」は、図31に示したつなぎダイヤ情報140におい
て、自スジをスジNo141として、つなぎフラグ14
2を「済」とし、相手スジを後つなぎスジNo144と
して設定する。その後、ステップS346において、相
手スジを次の自スジとして設定し、ステップS321へ
戻り、上記の処理を繰り返す。
【0145】ステップS326以下の繰り返し処理にお
いて、ステップS328でつなぎ決定が無く、ステップ
S330において、最後のスジに対する処理を終了した
場合には、ステップS343において、つなぎ情報記憶
エリア300につなぎ候補となるスジNoが登録されて
いるか否か判定する。あれば、ステップS344の決定
種別305に基づき、「つなぎ候補」であれば、ステッ
プS345において、つなぎ設定を行い、「つなぎ替え
候補」であれば、ステップS347において、つなぎ替
えを行う。
【0146】「つなぎ設定」は、上述した「つなぎ決
定」の場合と同様である。「つなぎ替え」は、図31に
示したつなぎダイヤ情報140において、自スジをスジ
No141として、つなぎフラグ142を「済」とし、
相手スジを後つなぎスジNo144として設定すると共
に、自スジNoを相手スジの前つなぎスジNo143と
して設定することと、相手スジの元の前つなぎスジの後
つなぎスジNoを「なし」とする。その後、ステップS
348において、相手スジの元の前つなぎスジを次の自
スジとして設定し、ステップS321へ戻り、上記の処
理を繰り返す。
【0147】ステップS343において、つなぎ情報記
憶エリア300につなぎ候補となるスジNoが登録され
ていなければ、終了して、図29のステップS313へ
戻り、次のスジに対する処理へ進む。
【0148】一方、ステップS324で決定したつなぎ
パターンが2個の場合について説明する。ステップS3
31において、つなぎ情報記憶エリア300の第1つな
ぎパターンNo303と第2つなぎパターンNo304
の2つの組み合わせにより、相手スジの方向(上り/下
り)を決定し、ステップS332において、決定した方
向の全スジを対象にステップS333以下の処理を繰り
返す。なお、本実施形態においては、図12に示したつ
なぎパターン表170により、つなぎパターンNoの組
み合わせが、1と2、5と6、9と10、15と16の
いずれかの場合に、下りとなり、それ以外は上りとな
る。
【0149】ステップ333において、決定した方向の
スジを相手スジとして情報を取出し、ステップS334
において、それに基づくつなぎ判定処理を行い、つなぎ
決定となるか、最後のスジになるまで繰り返す。つなぎ
情報記憶エリア300の決定種別305に「つなぎ決
定」がセットされている場合には、つなぎ決定となり、
その場合には、上述したのと同様に、ステップS345
において、つなぎ設定を行う。
【0150】ステップS332以下の繰り返し処理にお
いて、ステップS334でつなぎ決定が無く、ステップ
S336において、最後のスジに対する処理を終了した
場合には、ステップS337において、相手スジの方向
としてステップS331とは逆の方向を決定して、ステ
ップS338以下において、決定した方向の全スジを対
象に同様に処理繰り返す。
【0151】ステップS339において、決定した方向
のスジを相手スジとして情報を取出し、ステップS33
9において、それに基づくつなぎ判定処理を行い、つな
ぎ決定となるか、最後のスジになるまで繰り返す。つな
ぎ情報記憶エリア300の決定種別305に「つなぎ決
定」がセットされている場合には、つなぎ決定となり、
その場合には、ステップS345において、上述したの
と同様につなぎ設定を行う。
【0152】ステップS338以下の繰り返し処理にお
いて、ステップS340でつなぎ決定が無く、ステップ
S342において、最後のスジに対する処理を終了した
場合には、つなぎパターンが1個の場合と同様に、ステ
ップS343において、つなぎ情報記憶エリア300に
つなぎ候補となるスジNoが登録されているか否か判定
する。あれば、ステップS344の決定種別305に基
づき、「つなぎ候補」であれば、ステップS345にお
いてつなぎ設定を行い、「つなぎ替え候補」であれば、
ステップS347においてつなぎ替えを行う。その後、
ステップS321へ戻り、設定した次のスジに対して上
記の処理を繰り返す。
【0153】次に、図35を用いて、図32のステップ
S328,S334,S340におけるつなぎ判定処理
の詳細について説明する。ステップS350において、
相手スジが自スジ自身でないかを判定する。次に、相手
スジが自スジ自身でなければ、ステップS351におい
て、自スジの種別を判定する。次に、折返スジならば、
ステップS352において、自スジと相手スジの方向を
判定する。そして、異なるならば、ステップS354に
おいて、図26のつなぎパターン判定情報1220に基
づき、図33に示したつなぎ情報記憶エリア300の第
1つなぎパターンNo303(図32のステップS32
8とS334の場合)又は第2つなぎパターンNo30
4(図32のステップS340の場合)と、行先駅30
2と、つなぎ判定処理Noの「1」で決まる図26に示
したつなぎ判定処理No毎使用状態1223が、優先順
位を示す数字か否かでつなぎ判定処理No1の処理が必
要か否か判定する。つなぎ判定処理Noについては、図
36を用いて後述する。
【0154】そして、必要ならば、ステップS355に
おいて、つなぎ判定処理No1の自スジの折返か直通ス
ジに対するつなぎ判定を行う。つなぎ判定処理No1の
処理については、図36を用いて後述する。
【0155】また、ステップS351の判定で、自スジ
の種別が直通スジならば、ステップS353において、
自スジと相手スジの方向を判定する。そして、同じなら
ば、同様にしてステップS354,S355の処理を行
う。
【0156】ここで、図36に示すつなぎ判定表190
を用いて、つなぎ判定処理No及びつなぎ判定処理につ
いて説明する。つなぎ判定条件表190は、つなぎ判定
処理No191と、つなぎ判定処理名192と、つなぎ
判定条件No193と、つなぎ判定条件名194と、つ
なぎ判定必要条件195とから構成されている。
【0157】つなぎ判定処理No191とつなぎ判定処
理名192は、図13に示したつなぎパターン解析表1
60の各つなぎパターンの処理において、2つのスジ同
士のつなぎが成立するか否かを判定するための処理の種
類を示す番号と名称である。つなぎ判定処理No191
の「1」のつなぎ判定処理名192は、「折返・直通ス
ジつなぎ判定」である。つなぎ判定処理No191の
「2」のつなぎ判定処理名192は、「他社線戻りスジ
つなぎ判定」である。つなぎ判定処理No191の
「3」のつなぎ判定処理名192は、「つなぎ済みスジ
つなぎ判定」である。つなぎ判定処理No191の
「4」のつなぎ判定処理名192は、「出庫スジつなぎ
判定」である。つなぎ判定処理No191の「5」のつ
なぎ判定処理名192は、「他スジの折返スジつなぎ判
定」である。つなぎ判定処理No191の「6」のつな
ぎ判定処理名192は、「他スジの直通スジつなぎ判
定」である。
【0158】つなぎ判定条件No193とつなぎ判定条
件名194は、つなぎが成立するための条件の種類を示
す番号と名称である。つなぎ判定条件No193の
「1」のつなぎ判定条件名194は、「相手スジ未つな
ぎで、前つなぎスジ無し」である。つなぎ判定条件No
193の「2」のつなぎ判定条件名194は、「相手ス
ジNoと、自スジの後スジNoが等しい」である。つな
ぎ判定条件No193の「3」のつなぎ判定条件名19
4は、「相手スジの始発駅と自スジの行先駅が等しい」
である。つなぎ判定条件No193の「4」のつなぎ判
定条件名194は、「相手スジの発時刻が、自スジの着
時刻のtmin〜tmax後」である。つなぎ判定条件No1
93の「5」のつなぎ判定条件名194は、「相手スジ
つなぎ済みで、前つなぎスジ有り」である。つなぎ判定
条件No193の「6」のつなぎ判定条件名194は、
「相手スジの前つなぎスジと、自スジの方向が等しい」
である。
【0159】つなぎ判定必要条件195は、つなぎ判定
処理とつなぎ判定条件の関係を示している。つまり、つ
なぎ判定必要条件195が「要」の場合は、対応するつ
なぎ判定処理に対応するつなぎ判定条件が必要であるこ
とを示し、「不要」の場合は、対応するつなぎ判定処理
に対応するつなぎ判定条件が不要であることを示してい
る。
【0160】ここで、ステップS355のつなぎ判定処
理No1の処理の一例について説明する。例えば、図2
に示した「スジ1」に対して、「スジ2」のつなぎ判定
を例として説明する。この場合、「スジ1」は、図22
に示した「つなぎパターン(上りスジ)」の「上り折返
スジ下りつなぎ処理」に該当する。「スジ2」は、「対
象とする相手スジ」の中の「1)自スジの折返スジ(未
つなぎ)に該当する。
【0161】つなぎ判定処理No191の「1」のつな
ぎ判定処理名192が「折返・直通スジつなぎ判定」に
対しては、つなぎ判定必要条件195は、つなぎ判定条
件No193の「1」のつなぎ判定条件名194の「相
手スジ未つなぎで、前つなぎスジ無し」と、つなぎ判定
条件No193の「2」のつなぎ判定条件名194の
「相手スジNoと、自スジの後スジNoが等しい」と、
つなぎ判定条件No193の「4」のつなぎ判定条件名
194の「相手スジの発時刻が、自スジの着時刻のtmi
n〜tmax後」の判定が「要」であり、これらの判定が必
要となる。
【0162】第1の条件の「相手スジ未つなぎで、前つ
なぎスジ無し」に対しては、「スジ2」に対してまだつ
ながれていない「未つなぎ」であることと、「スジ2」
が他の前のスジにつながれていない「相手スジの前つな
ぎスジ無し」であることが判定される。また、第2の条
件の「相手スジNoと、自スジの後スジNoが等しい」
に対しては、図30に示した列車運行ダイヤ情報130
において、「スジ2」のスジNo131と、「スジ1」
の後スジNo136が等しいかどうかを判定する。第3
の条件の「相手スジの発時刻が、自スジの着時刻のtmi
n〜tmax後」に対しては、図2に示した「スジ2」の発
時刻teと、「スジ1」の着時刻tdの間隔が図22の時
間帯毎の「最小時間(tmin)」と「最大時間(tma
x)」の間にあるかどうかを判定する。これらの判定条
件を全て満たすとき、つなぎ判定処理No1が「OK」
となる。判定処理結果が、「OK」となると、ステップ
S366において、つなぎ情報記憶エリアにつなぎ処理
の結果を設定する。なお、ステップS366の詳細につ
いては、後述する。
【0163】ここで、図35に戻り、1)ステップS3
55の判定処理でNGの場合、2)ステップS354の
判定で不要の場合、3)ステップS352の判定で方向
が同じ場合、4)ステップS353の判定で方向が異な
る場合、5)ステップS351の判定で自スジが折返・
直通スジ以外の場合には、次のつなぎ判定処理No2へ
進む。
【0164】つなぎ判定処理No2については、上述し
たつなぎ判定処理No1と同様にして、ステップS35
6において、図26に示したつなぎパターン判定情報1
220に基づき、図33に示したつなぎ情報記憶エリア
300の第1つなぎパターンNo303(ステップS3
28とS334の場合)、又は第2つなぎパターンNo
304(ステップS340の場合)と、行先駅302
と、つなぎ判定処理Noの「2」で決まる図26に示し
たつなぎ判定処理No毎使用状態1223が、優先順位
を示す数字か否かでつなぎ判定処理No2の処理が必要
か否か判定する。
【0165】判定処理が必要ならば、ステップS357
において、つなぎ判定処理No2の他社線戻りスジに対
するつなぎ判定を行う。ステップS357の処理の結
果、「OK」の場合については後述する。また、ステッ
プS357でNGの場合、又はステップS356で不要
の場合には、次のつなぎ判定処理No3へ進む。
【0166】以下同様に、つなぎ判定処理No3の結果
がNGの場合、又は不要の場合には、つなぎ判定処理N
o4へ、つなぎ判定処理No4の結果がNGの場合、又
は不要の場合には、つなぎ判定処理No5へ、つなぎ判
定処理No5の結果がNGの場合、又は不要の場合に
は、つなぎ判定処理No6へと進み、つなぎ判定処理N
o6の結果がNGの場合、又は不要の場合には、図32
のの各々のつなぎ判定処理へ戻る。
【0167】次に、図37を用いて、図35のステップ
S366のつなぎ情報記憶エリア設定処理の詳細につい
て説明する。最初に、ステップS371において、図2
6に示したのつなぎパターン判定情報1220で、図3
3に示したつなぎ情報記憶エリア300の第1つなぎパ
ターンNo303(ステップS328とS334の場
合)、又は第2つなぎパターンNo304(ステップS
340の場合)と、行先駅302と、つなぎ判定処理N
oによって決まるつなぎ判定処理No毎使用状態122
3が、優先順位を示す数字の「1」で、他のつなぎ判定
処理Noに対応するつなぎ判定処理No毎使用状態12
23が全て「1」以外であるか否かを判定する。例え
ば、図26に示した駅名1221が「A駅」で、つなぎ
パターンNp1222が「1」のつなぎパターンは、つ
なぎ判定処理No毎使用状態1223の「1」に対して
優先順位が「1」であり、つなぎ判定処理No毎使用状
態1223の「3」に対して優先順位が「2」である。
従って、つなぎ判定処理No1に対してのみ優先順位
「1」が設定されているため、ステップS371の判定
では、「Yes」となる。
【0168】なお、優先順位「1」は、異なるつなぎ判
定処理Noに対してそれぞれ「1」が設定される場合も
ある。例えば、図26に示した駅名1221が「A駅」
で、つなぎパターンNp1222が「1」のつなぎパタ
ーンは、つなぎ判定処理No毎使用状態1223の
「1」に対して優先順位が「1」であり、つなぎ判定処
理No毎使用状態1223の「3」に対して優先順位が
「1」である場合には、ステップS371の判定は、
「No」となる。
【0169】判定結果が「Yes」の場合には、つなぎ
が決定されたこととなり、ステップS372において、
図33に示したつなぎ情報記憶エリア300の決定種別
305へ「つなぎ決定」をセットする。さらに、ステッ
プS373において、図33に示したつなぎ情報記憶エ
リア300の登録スジNo306へ相手スジの登録と優
先順位307へ優先順位を示す数字である「1」を設定
する。
【0170】ステップS371において、つなぎが決定
されなかった場合には、ステップS374において、登
録スジNo306が既に登録されているか判定する。登
録されている場合には、ステップS375において、上
記のつなぎ判定処理No毎使用状態1223の優先順位
とつなぎ情報記憶エリア300の優先順位307を比較
する。比較した結果が同じであれば、ステップS376
において、対象としている相手スジと登録スジ306の
発時刻を比較する。
【0171】登録スジ306の発時刻が後であれば、ス
テップS377において、つなぎ判定処理Noが「3」
か「3以外」かを判定する。つなぎ判定処理Noが「3
以外」の場合は、ステップS378において、図33に
示したつなぎ情報記憶エリア300の決定種別305へ
「つなぎ候補」をセットする。つなぎ判定処理Noが
「3」の場合は、ステップS379において、図33に
示したつなぎ情報記憶エリア300の決定種別305へ
「つなぎ替え候補」をセットする。そして、ステップS
380において、決定種別305のセットと、登録スジ
No306へ相手スジの登録と優先順位307へ優先順
位を示す数字を設定する。
【0172】なお、ステップS374で登録スジNo3
06が無い場合、及び、ステップS375で優先順位3
07の優先順位の方が低い場合には、ステップS377
以下の処理に基づいて、のつなぎ情報記憶エリア300
への登録を行う。また、ステップS375で優先順位3
07の優先順位の方が高い場合、及び、ステップS37
6で登録スジ306の発時刻が先であれば、登録しな
い。
【0173】次に、図38〜図40を用いて、つなぎダ
イヤ表示部16のつなぎダイヤ表示処理について説明す
る。最初に、図38を用いて、つなぎダイヤ表示部16
のつなぎダイヤ表示処理の流れについて説明する。
【0174】指令受付部11から対象路線名を伴って起
動されると、ステップS401において、図10に示し
た路線・運行形態情報110が読込み済みか否かを判定
する。読込みがまだであれば、ステップS403におい
て、記憶装置100から路線・運行形態情報110読込
む。次に、ステップS403において、図31に示した
つなぎダイヤ情報140が読込み済みか判定する。読込
みがまだであれば、ステップS404において、記憶装
置100からつなぎダイヤ情報140を読込む。
【0175】次に、ステップS405において、これら
の情報を使用して図39に示すようなスジのつながりを
一直線上に並べたつなぎダイヤ簡易表示を行い、ステッ
プS406において、選択待ちとなる。
【0176】ここで、図39を用いて、つなぎダイヤ生
成部15が処理結果に基づいて、つないだスジを一直線
上にならべて表示した概要表示画面241の例について
説明する。例えば、「つなぎ1」は、「D駅」発の列番
「202T」の列車から、「A駅」において列番「20
3T」につながれ、さらに、「B駅」において列番「2
04T」につながれ、さらに、「A駅」において列番
「206T」につながれるというつなぎダイヤを示して
いる。これらのつなぎダイヤは、「つなぎ1」,「つな
ぎ2」,…,「つなぎ20」と生成された全てのつなぎ
ダイヤについて表示される。
【0177】ここで、図38に戻り、ステップS406
において、「詳細表示」が選択されると、図40に示す
ようなスジのつながりを二次元的に表示したつなぎダイ
ヤ詳細表示が行なわれ、ステップS406において、再
び、選択待ちとなる。
【0178】ここで、図40を用いて、つなぎダイヤ生
成部15が処理結果に基づいて、つないだスジを列車の
運行に添って2次元的に表示した詳細表示画面242の
例について説明する。例えば、図40は、「つなぎ1」
について示しており、「D駅(端末駅」発の列番「20
2T」の列車から、「A駅」において折り返して列番
「203T」につながれ、さらに、「B駅」において折
り返して列番「204T」につながれ、さらに、「A
駅」において列番「204T」は入庫するとともに、出
庫列車である列番「206T」につながれるというつな
ぎダイヤを示している。
【0179】図38に戻り、ステップS406におい
て、「簡易表示」が選択されると、再び、つなぎダイヤ
簡易表示に戻る。また、ステップS406で「終了」が
選択された場合には、ステップS408において、画面
表示を消去して、つなぎダイヤ表示部16を終了する。
【0180】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、路線形態や列車運行形態の異なる様々な路線に対し
て、統一的な方法により路線形態や列車運行形態の設定
ができ、また、その路線を構成する乗務交替駅毎に列車
同士のつなぎ方法をパターン化して提供し、状況に応じ
て、つなぎ方法の選択や、実行時のつなぎ方法の優先順
位付け、つなぎ条件の設定が行えるため、路線の実状を
反映した、きめ細かな設定に基づいた、乗務員運用計画
作成のための基礎情報が効率よく得られるものである。
【0181】また、路線形態や列車の運行形態に変更が
生じた場合にも、上記と同様につなぎ方法の選択や、実
行時のつなぎ方法の優先順位付け、つなぎ条件を変更す
ることが行え、容易に路線形態や列車の運行形態の変更
に対応できるという効果もある。
【0182】さらに、得られた乗務員運用計画作成のた
めの基礎情報に対して、内容上の改善の必要性が生じた
場合にも、パターン化して提示されているつなぎ方法の
選択や、実行時のつなぎ方法の優先順位付け、つなぎ条
件を変更して実行することにより容易に結果が得られる
ため、効率よく改善効果の確認ができると共に、繰り返
して設定変更・実行・結果取得が行えるため、試行錯誤
による結果の向上がはかれるものである。
【0183】
【発明の効果】本発明によれば、乗務員運用計画作成シ
ステムの生産性を向上するとともに、運行形態の変更等
に対しても既存システムの変更が容易になるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による乗務員運用計画作成
システムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態による乗務員運用計画作成
システムにおいて、つなぎダイヤ作成の対象とする鉄道
路線における列車運行ダイヤの具体例の説明図である。
【図3】本発明の一実施形態による乗務員運用計画作成
システムにおいて、図2で示した列車運行ダイヤに対し
て、本実施形態による乗務員運用計画作成方法により生
成されたつなぎダイヤの具体例の説明図である。
【図4】本実施形態による指令受付部の知識要素抽出処
理の流れを示すフローチャートである。
【図5】本発明の一実施形態による乗務員運用計画作成
システムの中の指令受付部による表示例を示している。
【図6】本発明の一実施形態による乗務員運用計画作成
システムの中の路線・運行形態設定部の路線・運行形態
設定処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】本発明の一実施形態による乗務員運用計画作成
システムの中の指令受付部の表示例の説明図である。
【図8】本発明の一実施形態による乗務員運用計画作成
システムの中の指令受付部の表示例の説明図である。
【図9】本発明の一実施形態による乗務員運用計画作成
システムの中の指令受付部の表示例の説明図である。
【図10】本発明の一実施形態による乗務員運用計画作
成システムの中の路線・運行形態設定部で作成される路
線・運行形態情報110のデータ構成の説明図である。
【図11】本発明の一実施形態による乗務員運用計画作
成システムのつなぎパターン解析部のつなぎパターン解
析処理の流れを示すフローチャートである。
【図12】本発明の一実施形態による乗務員運用計画作
成システムのつなぎパターン解析部において用いるつな
ぎパターン表の一例の説明図である。
【図13】本発明の一実施形態による乗務員運用計画作
成システムのつなぎパターン解析部において用いるつな
ぎパターン解析表のデータ構造の一例の説明図である。
【図14】本発明の一実施形態による乗務員運用計画作
成システムのパターン解析部において作成されるつなぎ
パターン情報の中のつなぎパターン駅対応情報のデータ
構造の一例の説明図である。
【図15】本発明の一実施形態による乗務員運用計画作
成システムのパターン解析部において表示する各駅毎に
可能なつなぎパターンの表示例の説明図である。
【図16】本発明の一実施形態による乗務員運用計画作
成システムのパターン解析部において表示する各駅毎に
可能なつなぎパターンの表示例の説明図である。
【図17】本発明の一実施形態による乗務員運用計画作
成システムのパターン解析部において表示する各駅毎に
可能なつなぎパターンの表示例の説明図である。
【図18】本発明の一実施形態による乗務員運用計画作
成システムのパターン解析部において表示する各駅毎に
可能なつなぎパターンの表示例の説明図である。
【図19】本発明の一実施形態による乗務員運用計画作
成システムのパターン解析部において表示する各駅毎に
可能なつなぎパターンの表示例の説明図である。
【図20】本発明の一実施形態による乗務員運用計画作
成システムのパターン解析部における条件設定処理の流
れを示すフローチャートである。
【図21】本発明の一実施形態による乗務員運用計画作
成システムのパターン解析部における条件設定画面表示
処理の流れを示すフローチャートである。
【図22】本発明の一実施形態による乗務員運用計画作
成システムのパターン解析部における条件設定画面表示
処理による表示画面の説明図である。
【図23】本発明の一実施形態による乗務員運用計画作
成システムのパターン解析部における条件設定画面表示
処理による表示画面の説明図である。
【図24】本発明の一実施形態による乗務員運用計画作
成システムのパターン解析部における条件設定画面表示
処理による表示画面の説明図である。
【図25】本発明の一実施形態による乗務員運用計画作
成システムのつなぎパターン解析部における対象相手ス
ジの設定エリア表示処理の流れを示すフローチャートで
ある。
【図26】本発明の一実施形態による乗務員運用計画作
成システムのパターン解析部において更新されるつなぎ
パターン情報の中のつなぎパターン判定情報の説明図で
ある。
【図27】本発明の一実施形態による乗務員運用計画作
成システムのパターン解析部において更新されるつなぎ
パターン情報の中のつなぎパターン条件情報の説明図で
ある。
【図28】本発明の一実施形態による乗務員運用計画作
成システムのパターン解析部において更新されるつなぎ
パターン情報の中の時間帯テーブルの説明図である。
【図29】本発明の一実施形態による乗務員運用計画作
成システムのつなぎダイヤ生成部におけるつなぎダイヤ
生成処理の流れを示すフローチャートである。
【図30】本発明の一実施形態による乗務員運用計画作
成システムのつなぎダイヤ生成部において用いる列車運
行ダイヤ情報の一例を示す説明図である。
【図31】本発明の一実施形態による乗務員運用計画作
成システムのつなぎダイヤ生成部において用いるつなぎ
ダイヤ情報の一例を示す説明図である。
【図32】本発明の一実施形態による乗務員運用計画作
成システムのつなぎダイヤ生成部において用いるつなぎ
処理の流れを示すフローチャートである。
【図33】本発明の一実施形態による乗務員運用計画作
成システムのつなぎダイヤ生成部において用いられるつ
なぎ情報記憶エリアの構成の説明図である。
【図34】本発明の一実施形態による乗務員運用計画作
成システムのつなぎダイヤ生成部において用いるつなぎ
パターン対応表の構成の説明図である。
【図35】本発明の一実施形態による乗務員運用計画作
成システムのつなぎダイヤ生成部において用いるつなぎ
判定処理の詳細な流れを示すフローチャートである。
【図36】本発明の一実施形態による乗務員運用計画作
成システムのつなぎダイヤ生成部のつなぎ判定処理で用
いるつなぎ判定表の説明図である。
【図37】本発明の一実施形態による乗務員運用計画作
成システムのつなぎダイヤ生成部のつなぎ情報記憶エリ
ア設定処理の流れを示すフローチャートである。
【図38】本発明の一実施形態による乗務員運用計画作
成システムのつなぎダイヤ表示部のつなぎダイヤ表示処
理の流れを示すフローチャートである。
【図39】本発明の一実施形態による乗務員運用計画作
成システムのつなぎダイヤ表示部のつなぎダイヤ表示処
理によって表示される概要表示画面の説明図である。
【図40】本発明の一実施形態による乗務員運用計画作
成システムのつなぎダイヤ表示部のつなぎダイヤ表示処
理によって表示される詳細表示画面の説明図である。
【符号の説明】
10…処理装置 11…指令受付部 12…表示部 13…路線・運行形態設定部 14…つなぎパターン解析部 15…つなぎダイヤ生成部 16…つなぎダイヤ表示部 20…入力装置 30…表示装置 100…記憶装置 110…路線・運行形態情報 120…つなぎパターン情報 130…列車運行ダイヤ情報 140…つなぎダイヤ情報 150…つなぎパターン解析情報 160…つなぎパターン解析表 170…つなぎパターン表 180…つなぎパターン対応表 190…つなぎ判定条件表 300…つなぎ情報記憶エリア

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】列車の運行ダイヤを基に列車乗務員の運用
    計画を作成するために、個々の列車の運行同士をつない
    だつなぎダイヤを生成する乗務員運用計画作成方法にお
    いて、 対象となる路線や列車の運行形態および乗務員が列車の
    乗り換えを行う乗務交替駅の情報に基づいて、 上記乗務交替駅のタイプ毎に列車の運行同士の接続形態
    をパターン化したつなぎパターンを用いて、 個々の列車の運行同士をつないだつなぎダイヤを生成す
    ることを特徴とする乗務員運用計画作成方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の乗務員運用計画作成方法に
    おいて、 上記各乗務交替駅において可能な列車の運行同士のつな
    ぎパターンを複数提示し、これらの複数のつなぎパター
    ンから任意のつなぎパターンを選択して、上記つないだ
    ダイヤを生成することを特徴とする乗務員運用計画作成
    方法。
  3. 【請求項3】請求項2記載の乗務員運用計画作成方法に
    おいて、 上記複数のつなぎパターンに対して優先順位をつけて設
    定し、その優先順位に基づいて使用するつなぎパターン
    を決定し、上記つなぎダイヤを生成することを特徴とす
    る乗務員運用計画作成方法。
  4. 【請求項4】請求項1記載の乗務員運用計画作成方法に
    おいて、 上記つなぎパターンに対する列車同士をつなぐための条
    件を設定可能とし、 この条件に基づいて、つなぐための列車を決定して、上
    記つなぎダイヤを生成することを特徴とする乗務員運用
    計画作成方法。
  5. 【請求項5】列車の運行ダイヤを基に列車乗務員の運用
    計画を作成するために、個々の列車の運行同士をつない
    だつなぎダイヤを生成する乗務員運用計画作成システム
    において、 乗務交替駅のタイプ毎に列車の運行同士の接続形態をパ
    ターン化したつなぎパターンを記憶するつなぎパターン
    情報記憶手段と、 このつなぎパターン情報記憶手段に記憶された上記つな
    ぎパターンを用いて、対象となる路線や列車の運行形態
    および乗務員が列車の乗り換えを行う乗務交替駅の情報
    に基づいて、個々の列車の運行同士をつないだつなぎダ
    イヤを生成するつなぎダイヤ生成手段を備えたことを特
    徴とする乗務員運用計画作成システム。
JP10120693A 1998-04-30 1998-04-30 乗務員運用計画作成方法及び乗務員運用計画作成システム Pending JPH11310132A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012201153A (ja) * 2011-03-24 2012-10-22 Toshiba Corp ダイヤ作成装置およびダイヤ作成方法
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WO2014045313A1 (ja) * 2012-09-18 2014-03-27 株式会社 東芝 ダイヤ作成装置、ダイヤ作成方法およびダイヤ表示プログラム
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JP2020160729A (ja) * 2019-03-26 2020-10-01 日鉄ソリューションズ株式会社 情報処理装置、情報処理方法、プログラム及び記憶媒体

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